JPS61181396A - 精製蛋白質の製造法 - Google Patents

精製蛋白質の製造法

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JPS61181396A
JPS61181396A JP2263085A JP2263085A JPS61181396A JP S61181396 A JPS61181396 A JP S61181396A JP 2263085 A JP2263085 A JP 2263085A JP 2263085 A JP2263085 A JP 2263085A JP S61181396 A JPS61181396 A JP S61181396A
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JP
Japan
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protein
gene
fraction
microorganism
bacterium
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JP2263085A
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English (en)
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Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Shuji Kawada
川田 修二
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Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、遺伝子工学的手法によりて造成される蛋白質
を精製されたものとして得る方法に関する。さらに具体
的には、本発明は、組換えDNA技術によりて所望外来
性蛋白質を産生ずるように形質転換されたダラム廃性微
生物を培養したのち、この微生物から所望外来性蛋白質
を回収・#製する方法に関するものである。
先行技術 現在までに1天然のあるーは人工的に合成された蛋白質
やペプチドを精製する方法は種々開発されてbる。例え
ばイオン交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマ
トグラフィー、電気泳動法、高速液体クロマトグラフィ
ーある込はこれらを種々組合せた方法等〔放置「生化学
実験横座/タン生 バク質の化学工」日本踊学会編、東京化学同人刊(/9
12 )参照〕があり、精製する蛋白質ある偽はペプチ
ドの性質にあわせて適宜選択され使用されている。
一方、ここ数年来、遺伝子工学の発展はめざましく、こ
の手法を利用して有用蛋白質あるいはペプチドを製造す
る方法が確立されつつぁシ、既に多数の提案がなされて
いる(特開昭511−/7≠3%、同Sg−/1040
0.同5r−itii7yt、同1g−/7079L同
5♂−/ 74L3りt1同Elf−2/9/タタ号各
公報等)。
このような遺伝子工学的手法による蛋白質あるいはペプ
チドの製造方法は、一般に、微生物(大腸菌、枯草菌ま
たは酵母菌等)に所望外来性蛋白質あるいはペプチドを
コードする遺伝子を組込んで形質転換体を造成し、これ
を培養したのち、所望蛋白質を回収することよシなるも
のである。ここで形質転換体を培養すると−うことは、
宿主微生物体内(以下微生物を単に「菌」と記すことも
ある)で所望蛋白質あるいはペプチドを宿主菌本来の蛋
白質と融合した形で発現させるか(例えば特開昭j4L
−タコ6りぶ号公報参照。以下この方法を「雑種蛋白法
」という)、あるいは所望蛋白質のみを発現させる(以
下、この方法を「直接発現法」という) (Natur
e、 ml j4’4! (/り7り)〕ということで
ある。
ところで、このような遺伝子工学的手法によって産生さ
れた蛋白質あるいはペプチドを精製する場合は、従来の
天然のある込は人工的に合成された蛋白質やペプチドの
精製方決をこのまま適用することができない。何故なら
ば、雑種蛋白法によれば、産生された所望蛋白質には余
分な蛋白質ないしアミノ酸が付着しているので、このま
までは等電点、分子量、各種溶媒に対する溶解度、立体
構造等の化学的性質の相違や、菌体内生体内条件の違い
による夾雑蛋白やペプチド成分の相違があるからである
。なお、従来の+[法を応用すべく臭化シアン処理(5
aisnas 、ヱq、 tozg (iり77)〕や
トリプシン消化法(Nature 、 21!!、弘r
t<1yro)〕るが、bずれの処理方法も特定のアミ
ノ酸部分で切断(臭化シアン処理はメチオニンのC端側
で、トリプシン消化はリジンやアルギニンのC端側で、
各り切れる)されるので所望蛋白質にこれらのアミノ酸
が含まれる場合には応用できなり0一方、直接発現法に
よれば、上記雑種蛋白法と異なりで天然と同様の蛋白質
を得ることができるものの、物質によってはN末端に余
分なアミノ酸(メチオニン)が付着してAる場合(例え
ば5v4tot抗原(Nuclela  Ac1da 
 R@a、、 L 弘037(/り10))、β−グロ
ビン(Proa、 Natl、 Acad−Set、 
USA、 76 。
!タタA(/り7り)〕等)もあって、前記と同様の問
題点があるからである。
さらにまた、前記遺伝子工学的手法によシ製造した蛋白
質のI/fI製は、通常、宿主菌(形質転換体)を培養
し、ついで適当な時期に宿主菌を破壊したのち、菌体が
本来産生じている雑多な物質の中から所望蛋白質を抽出
精製していたため、多大な労力が必要であるうえ、精製
困難な物質もあった。
その上、菌体内で産生された所望蛋白質は菌にとっては
異種蛋白質であるから、このような蛋白質は菌自体のペ
プチダーゼ(プロテアーゼ)ニよって水解される可能性
もあi) (Proc、 Natl、 Acad−8a
i、 USA、  79、trso−/e33(/yr
2) ’l 、その蛋白質の迅速な回収方法の確立が望
まれていた。
一つの解決策 ごく最近になって、これらの諸問題に対処すべく、本発
明者らの共同研究者らによりて「蛋白質の製造法」(特
願昭!ターl!り703号)(以下、先願発明■とい5
)が提案された。
この先願発明■による蛋白質の製造法は、下記の工程か
らなるものである。
(1)所望の外来性蛋白質の構造遺伝子を含む遺伝子を
用意すること。
(2)  シグナルペプチドをコードする遺伝子であり
て、その遺伝子の下流側末端直後に所望の外来性蛋白質
の構造遺伝子を結合させ得るもの、を含み、かつ予定し
た宿主細胞内で増殖可能なベクターを用意すること。
(3)所望の外来性蛋白質の構造遺伝子を含む遺伝子と
上記ベクターとを用いて、予定した宿主細胞内で増殖可
能な組換体DNAをi!14製すること。
(4)この組換体DNAを用いて宿主細胞の形質転換を
行なりて、形質転換体を調製すること。
(5)  この形質転換体を培養して、産生された所望
の外来性蛋白質を回収すること。
この先願発明■の方法を一興体例によって説明すれば以
下の通シになる。まず、プラスミドとして、アルカリ性
ホスファターゼ由来のプロモーターをコードする遺伝子
およびシグナルペプチドをコードする遺伝子(以下、シ
グナル配列ということがある)をJi4V=t、、かつ
、このシグナル自己タリの直後に所望外来性蛋白質をコ
ードする遺伝子の結合が可能なプラスミドpTA/ju
りを造成する。
ついで、pTA/jλりに外来性蛋白質をコードする遺
伝子〔例えばヒト上皮細胞成長因子(hUG/EGF、
以下単にhUGと記す)〕を組込んでキメラプラスミド
(hUGの構造遺伝子を組込んだものpTA/九t〕を
造成し、このプラスミドを用いて微生物の形質転換を行
う。そして、このようなプラスミドによって形質転換さ
れた微生物を培養すれば、まず、宿主細胞内で外来性蛋
白質が発現され、ついで、この蛋白質はシグナル配列の
作用で菌体外に分泌される。ここで「菌体外に分泌され
る」というのは、宿主菌が大腸菌のようなダラム陰性菌
においては、蛋白質が菌体内からペリプラズム(細胞膜
と外膜との空間)に移行することを意味する。そして、
上記先願発明■では蛋白質が菌体外に分泌されるときに
シグナル配列は膜酵素シグナル・ペプチダーゼによりて
氷解されるので、シグナル配列の直後に結合していた蛋
白質が余分なアミノ酸を伴うことなく完全な成熟蛋白質
として菌体外に分泌されるのである。
したがって、このような先願発明■によれば、形質転換
された微生物は所望蛋白質を効率よく菌体外へ分泌する
ことができるので、上記諸問題を解決することができた
。しかしながら、先願発明■では、菌体の工業レベルの
大量培養およびその大−瞼培養された雌体よシ所望蛋白
質の抽出・精製方法は確立されていなかりた。
その後、この二つの問題のうち菌体の工業レベルの大量
培養方法が、先願発明■とは別の本発明者らの共同研究
者らによって二つ提案された(特願昭jターλ7りjr
tおよび同!ター27りsr’y号)このうち、後者が
時間およびコストの点で前者より好ましい(以下、後者
を先願発明■とする)。
この先願発明■による微生物の培養法は、アルカリ性ホ
スファターゼ由来のプロモーターを具備するプラスミド
の咳プロモーターの制御下に外来性蛋白質をコードする
遺伝子を組込んで造成したキメラプラスミドによって形
質転換した微生物を、微生物の増殖過程において対数増
殖期の後期から停止期前期にかけて蛋白質合成能の誘導
がおこるに必要な量の無機燐な含有する培地での培養に
付すことからなるものである。
このような先願発明■および先願発明■を組合せること
によって、所望蛋白質を産生ずるように形質転換された
微生物に効率よくかつ大:itK蛋白質を産生させる方
法が確立された。しかしながら、前記の二つの問題の他
方、すなわちこのように量産化させた蛋白質を回収し、
さらに精製すること、Kついては適当な方法が確立され
ていなりのが現状である。従って、先願発明■および■
と組合せるべく、量産化された蛋白質の回収・精製方法
の確立が望まれていた。
発明の概要 要旨 本発明は、上記の点に解決を与えることを目的とし、組
換えDNA技術によシ形質転換された菌体に所望蛋白質
を効率よくかつ大量に産生される方法(先願発明■と先
願発明■とを組合せた方法)に、従来から知られている
クロマトグラフィー法を巧みに組合せた系を導入するこ
とにより所望蛋白質を効率よく回収・精製するという方
法を完成して上記問題点を解決するに至った。
従って、本発明による精製蛋白質の装造法は、下記の工
程よシなること、を特徴とするものである。
A、  (()シグナルペプチドをコードする遺伝子で
あってその遺伝子の下流側末端直後に所望の外来性蛋白
質の構造遺伝子を結合させ得るもの、を含み、かつ予定
した宿主細胞内で増殖可能なベクターに、所望外来性蛋
白質をコードする遺伝子を組込み、(ロ)この組換体に
よってダラム陰性微生物を形質転換させ、0→得られる
形質転換された微生物を、微生物の増殖過程において対
数増殖期の後期から停止期前期にかけて蛋白質合成能の
誘導がおこるに必要な量の無機燐を含有する培地での培
養に付したのち、これを集め、(ニ)ついでこの微生物
をオスモティック・ショック法によって処理することに
より所望外来性蛋白質を含む画分な回収すること。
B1回収された所望蛋白質を含む画分をイオン交換クロ
マトグラフィーに付したのち、所望外来性蛋白質画分を
回収すること。
C9上記で回収された所望外来性蛋白質を含む画分をさ
らに高速液体クロマトグラフィーに付したのち、所望外
来性蛋白質画分を回収すること。
効果 このように、本発明は、先願発明■と先願発明■とを組
合せた方法のうち、シグナル配列〔蛋白質・核酸・酵素
、鼾、Jft〜39μ(/り?l)〕 の機能を巧みに
利用して所望蛋白質をペリプラズムに分泌するように形
質転換されたダラム陰性菌(先頭発明■)を大量培養(
先願発明■)したのちの、所望蛋白質を回収・fllf
[する方法に関するものである。
従って、本発明の蛋白質の精製法によれば、前記問題点
を回避して先願発明■および■に生得の利点を含めて下
記の利点を享受することができる。
(イ)所望蛋白質の精製が簡単である。
従来の遺伝子工学的手法によって産生させた蛋白質の精
製法によれば、形質転換された宿主菌の生育を行い、適
当な時期に宿主菌を破壊したのち、菌が本来持っている
雑多の物質中から所望蛋白質の回収・精製を行っていた
ので、多大な労力が必要であり、また精製困難な物質も
あった。
これに対して本兄明は、先願発明■を利用してペリプラ
ズムに余分なアミノ酸が付着していたA型で所望蛋白質
が蓄積するように形質転換された微生物を造成し、つい
でこの形質転換体を先願発明■に係る方法で大証培養す
ることによって菌体中のペリプラズムに所望蛋白質を効
率よく分泌蓄積させたのち、所望蛋白質をオスモティッ
ク・ショック法(J、 Blol、 Chem、、  
2410.3611(/りAs) )によって容易KM
体外に放出させて所望外来性蛋白質を含む画分(以下「
オスモティック上清)として得、この画分をイオン交換
クロマトグラフィーおよび高速液クロマトグラフイーに
付すことによ)精製された所望蛋白質を得るものである
。。
従って、先願発明■と■との組合せによって効率よくか
つ大量にペリプラズムに分泌された天然製蛋白質であっ
て、容易に菌体外に放出されオスモティック上清として
回収されたものは、上清の構成成分が判りているうえ、
この画分には他の余分な夾雑蛋白も少ない等の点から、
これにつづくクロマトグラフィーによって容易に所望蛋
白質として精製することができる。
(ロ)精製コストを低減することができる。
従来からの遺伝子工学的手法により産生された蛋白質を
fllstする場合は、一般に前処理(すなわち上記し
たように菌体を破壊する操作と、これにつぐ所望蛋白質
の回収操作を含む工程)が必要であシ、特に菌体な破壊
後の雑多な物質の中から所望物質を得るには、予めクロ
マトグラフィー等によって所望画分を部分子#製する必
要があった。これに対し本発明は、上記したように菌体
を破壊することなく所望蛋白質を含む画分(オスモティ
ック上清)を得ることができるので前処理を必要とせず
、上清をイオン交換クロマトグラフィーに付すだけで所
望蛋白質を含む画分の濃縮および所望蛋白質の部分子#
製が可能となシ、さらにつづく高速液体りロマトグラフ
ィー忙よって短時間で完全に所望蛋白質を精製すること
ができる。
従って、前処理工程を要せず、また操作が容易なイオン
交換クロマトグラフィーおよび試料を迅速に処理できる
扁速液体クロマトグラフィーに付すだけで所望蛋白質が
精製されるので、労力を省くことができ、かつfR製期
間を短縮することも可能なので、所望蛋白質の精製コス
トを低減することができる。
発明の詳細な説明 本発明による蛋白質の#I製法は、前記の工程A〜Cの
結合からなるものである。
工程A−オスモティック上清の調製 この工程は、形質転換体の造成および培養ならびに所望
外来性蛋白質の取得に係るものである。
具体的には、先願発明■に係るベクターであってこれに
所望外米性蛋白質をコードする遺伝子を組込んだものに
よυグラム陰性菌を形質転換して形質転換体を得、つい
でこれを培養(先願発明■)したのち、雌体をオスモテ
ィック・ショック法による処理に付すことによシ、所望
外来性蛋白質を含む画分(オスモティック上清)を得る
/、形質転換体の造成 本発明に用いる形質転換体の造成は、組換えDNA技術
の分野における公知の常法に従って行うことができる。
すなわち、所望外来性蛋白質をコードする遺伝子を組込
んだベクター(先願発明■に開示されたもの)を造成し
、このベクターを用いて公知の常法(例えばクシュナー
法(GonstlcEngineering 、  /
27g、/7(/り7g)〕  に従って微生物を形質
転換したのち、所望形質転換体を取得〔通常は形質転換
体に移入されたプラスミドのマーカー(アンピシリン耐
性、テトラサイクリン耐性等)を利用して所望形質転換
体を選択する〕する、という方法によって行うことがで
きる。
(1)ベクター 先願発明■のベクター、すなわち「シグナルペプチドを
コードする遺伝子であってその遺伝子の下流側末端直後
に所望の外来性蛋白質の構造遺伝子を結合させ得るもの
、を含み、かつ予足した宿主細胞内で増殖可能なベクタ
ーJとは、例えばpTA /j2タ (先願発明■)で
ある。ここでpTAl!2りは、pTAjiλり(p¥
に2rJ (E−colt  K/2C600(pYK
213 )として倣工研に寄託(微工研条薔第jj4号
)〕をもとにしてこれを特願昭5ざ一/≠07弘♂号の
明細書に記載の方法に従って造成したもの)とpH8/
(このプラスミドは、pBRJuj [:E、aoll
に/2C400(pBRjuu)として微工研に寄託(
微工研条を第23!号)〕を匍」限酵素1coRIおよ
びHlndmで消化し、このEc oRI −Hlnd
 III部分を下記の合成リンカ−(1)と置換したも
の(特開昭!ターフ/z9コ号公報参照))とから造成
したものである。このプラストの造成繰作は慣用のもの
であって、その詳細は先願発明■の明細書を参照された
込。
E aoRI    Hpal     Smal  
   H1ndmここで破線は制限酵素切断部位を示し
、EaoRI等はその切断を行5制限酵素の名称を示す
このpTA/jλりは下記の塩基配列(n)からなるD
NA部分を含むので、シグナルペプチド遺伝子ドする遺
伝子(以下、シグナルペプチド遺伝子ということがある
)の直後に外来蛋白質をコードする遺伝子の結合が可能
である。
配列(II)はシグナル・ペプチド遺伝子DNA部分(
1)とその下流側に結合されたDNA部分(2ンとから
なってbるが、本発明でいう「シグナルペプチドをコー
ドする遺伝子であってその遺伝子の下流側末端直後に所
望の外来性蛋白質の構造遺伝子を結合させ得るもの」と
は、このようなりNA部分を含むものである。なお、本
発明においてDNAに関して[下流側Jとい5ときは、
!′→3′鎖(e鎖)を上に3′←j′鎖(e鎖)を下
に表示したとき伝子の一部を示すものであって、A%G
1CおよびTはそれぞれアデニン、グアニン、シトシン
およびチミンを示し、(前記のIも同様)Lya、Al
aおよびTrpはそれぞれリジン、アラニ/およびトリ
プトファンを示す。この二本鎖DNAの区域(1)はシ
グナル・ペプチド遺伝子DNA部分であシ、区域(3)
は制限酵素H1nd IIIの認識部位であシ、破線は
Hlnd III切断部位である。区域(2)は、シグ
ナル・ペプチド遺伝子DNAの下流側の直後に結合され
たDNA部分である。
本発明の好ましい具体例は、シグナル・ペプチド遺伝子
DNAがアルカリ性フォスファターゼ由来であるもので
ある。このDNAは、下流側末端のアラニンのコドンが
GCCである。
一方、上記塩基配列(II)は、アルカリ性フォスファ
ターゼ由来の遺伝子DNAの部分(1)の下流側末端の
アラニンのコドンGCCをGCTに、さらに続く塩基C
をTに改変したものに相当する。アラニンのコドンには
縮重があるから、改変後のGCTもアラニンのコドンで
あシ、従って上記(n)のDNA部分(1)は依然とし
てアルカリ性フォスファターゼ由来のシグナル・ペプチ
ドをコードする遺伝子に対応するDNAである。
ところで、アルカリ性フォスファターゼ由来のシグナル
・ペプチド遺伝子DNAは、その下流側末端のアラニン
のコドンの上流側にリジンのコドンAAAおよび下流側
にアルギニンのコドンCGGを有する。
従って、アルカリ性フォスファターゼ由来のシグナル・
ペプチド遺伝子DNAが本来有していた下流末端のアラ
ごlのコドンGCCをGCTに改変し、さらにアラニン
に続く塩基CをTK改変したことによりそ、この末端の
塩基対と、上流側のび塩基対および下流側のl塩基対と
で制限酵素H1nd mの認識部位(3)AAGCTT
が現出して騒る。すなわち、シグナル・ペプチド遺伝子
DNAには、少なくとも該末端の塩基対を構成員の少な
くとも一部とする制限酵1g認識部位が創出されている
訳である。
pTA/jコタの上記(II)の具体例では、H1nd
■の認識部位(3)内の切断部位は破線で示した通シで
あって、その位置はシグナル・ペプチド遺伝子DNAと
その下流側直後に結合されていることあるべきDNA部
分(上記pTAjコタに係る塩基配列(n)では、既に
結合されている区域(2))との間に存在している(切
断部位の位置は、二本鎖DNAの下流側のそれを意味す
る)。制限e#素切断部位がこのような位置に存在する
ことは、本発明において最も好ましいことである。何故
ならば、この切断部位はそれを利用して外来遺伝子(に
対応するDNA)をこのシグナル・ペプチドをコードす
る遺伝子(に対応するDNA)K直結するためのもので
あシ、一方この雑積遺伝子が発現して生じる雑褌ないし
融合蛋白はシグナル・ペプチドとそれに続く蛋白との間
でシグナル・ペプチダーゼによって切断されるのである
から、制限酵素切断部位とシグナル・ペプチダーゼ切断
位置とがこのように一致していれば、上記pTA/jλ
りの例でいえば外来遺伝子(この例では、Trpのコド
ンTGGで始まっている)のe鎖のよ′−側にAGCT
を補なりておくだけで、Hlnd m消化後のシグナル
・ペプチド遺伝子の釉層末端との間の結合が可能だから
である。なお、外来性遺伝子のe鎖の3′−側にも塩基
を補なうことを厭わなければ、制限酵素切断部位が上流
側に存在してもよいことは込うまでもなく、そのような
切断部位の存在するベクターもまた本発明に用いられる
ベクターの範囲内である。
「シグナル・ペプチドをコードする遺伝子」は、一般に
シグナル・ペプチドの咳類に応じて各種の塩基配列のも
のがある。シグナル・配列の具体例をいくつか挙げれば
、β◆ラクタマーゼのもの(Proa、 Natl、 
Ac1d、 Sal、 U、 S、 A、 、7!、 
J7J7 (lyyr ) :l、リボ蛋白のもの(:
 tbtd%ya、/ 0041(/り77))、アル
カリ性フォスファターゼのもの(Eur、  J、 B
locha、 、IL%uり(lり7り)〕等がある。
シグナル・ペプチドについては、「蛋白質・核酸・酵素
」臨時増刊号(「遺伝子操作」)、第−巻、第弘号、第
3rぶ一32弘頁、を参照することができる。しかしな
がら、本発明で使用する好まし込シグナル配列は、アル
カリ性フォスファターゼの塩基配列のもの、特にアルカ
リ性フォスファターゼ由来のもの、である。このよ5な
シグナル配列全具備する上記プラスミドであれば、先願
発明■(後記)の培養方法を利用することにより前記し
たような利点が得られるからである。
上記(n) K示した本発明に用いるプラスミド(ベク
ター)が具備するDNA遺伝子の一具体例は、アルカリ
性フォスファターゼ由来のDNAを改変してつくったも
のであるから、シグナル・ペプチド遺伝子DNAの部分
(1)の下流側末端直後にアルカリ性フォスファターゼ
由来のDNA部分(2)が結合している。本発明による
DNA遺伝子の他の具体例は、このDNA部分(2)が
外来蛋白をコードする遺伝子に対応するDNA部分であ
るものである。
制限酵素切断部位を等大した目的からいって、DNA部
分(2)が外来性遺伝子出来のものである具体例の方が
本発明の趣旨に泊りた具体例であるということができる
この後者の具体例の範鴫に属する本発明に用いるプラス
ミドが具備するDNA遺伝子の一例は、シグナル・ペプ
チド遺伝子DNA部分が天然物由来の部分と合成された
部分とからなるものであめ。
すなわち、制限酵素切断部位よシ上流側が天然物由来の
部分であシ、下流側が合成されたものである。この場合
の下流側の合成された部分は上記(IOしたような切断
部位の位置の場合にはe鎖の≠塩基(AGCT)である
が、切断位置がこれよシ上流側に存在すれば○鎖にも合
成部分が必要となることは−うまでもない。
(2)外来性蛋白質をコードする遺伝子上記プラスミド
に組込む所望外来性蛋白質をコードする遺伝子としては
、ホルモン、免疫関連物質、神経ペプチドおよび酵素等
のものが考えられる。これらの構造遺伝子の調製方法と
しては、天然の染色体DNAよシ取得する方法や、ある
いは人工的に合成する方法等が考えられ、実際の構造遺
伝子の調製方法については種々の放蓄や文献を参照する
ことができる(前記先願発明■等)。
(3)形質転換 このようなプラスミド(ベクター)に所望外来性蛋白質
をコードする遺伝子を組込んだのち、このキメラプラス
ミドによって形質転換しうる微生物は、その菌体内で上
記プラスミドが増殖し得るものであればよく、具体的に
は大腸菌がある。なかでも大腸菌に12株が比較的よく
利用されておシ、本発明の実施例においてその変異株E
、aoli K/λYK!37(微工研菌寄第7り4c
/号)を使用している。
本発明において使用したこのような形質転換体の好まし
論具体例は、プラスミドpTA/jコタ(前記)K人工
的に合成したhUGの構造遺伝子を組込んでキメラプラ
スミドpTA/jコ一を造成し、aoli K/JYK
jJ7(pTA/jJJ)、)。
形質転換体造成についての詳細は後記実施例を参照され
たい。
2、微生物の培養 本発明において、上記のようKして形質転換された微生
物の培養法は、公知の常法に従って行うこともできるが
、前記pTA/jJりのようなプラスミドを用いて込る
本発明の場合は、先願発明■を利用するのが好まし論。
とb5のは、前記したような利点を得ることができるか
らである。ここテ、先頭発明■とは、アルカリ性ホスフ
ァターゼ由来のプロモーターを具備するプラスミド(例
えばpTA/rJP)に所望蛋白質をコードする遺伝子
を組込んでなるキメラプラスミド(例えばhUG構造遺
伝子が組込まれたpTA/よλ、2)Kよりて形質転換
されたような微生物を対象とするものであシ、そしてこ
こでの培養方法の特徴は、形質転換された微生物が保持
してbるプラスミドの性質(無機燐量に依存して蛋白質
合成能に誘導がかかったシ、かからなかったシする〔前
記Bloch@mBlophya 、 Aata、、 
Nature ) )を巧みに利用して、単−の培養系
において微生物の増殖とそれに続く微生物による蛋白質
の誘導とをおこなわせるということである。すなわち、
先願発明■による微生物の培養方法は、上記形質転換さ
れた微生物の培養を「微生物の増殖過程において対数増
殖期の後期から停止期前期にかけて蛋白質合成能の誘導
がおこるに必要な量の無機燐を含有する培地で行う」も
の、である。
このような培養方法は、下記の通シである。
/)培養法 微生物の培養法は、形質転換された微生物を単細胞純粋
分離培養し、ついで前培養に付したのち(以上は微生物
を培養する場合の公知の常法であシ、多数の文献や放香
を参照することができる。
例えば、放香「微生物学実験法」(講談社刊)、「微生
物実験法」(共立出版刊)、「細菌学実習提要」(丸善
刊)等がある。)、単一の培養系においてその培養を行
うことからなるものである。
この単一の培養系は通気攪拌培養の範鴫に属するもので
あって、具体的には、培養系において菌を接種したのち
培地に無菌空気(必要に応じて純酸素を混入したもの)
を導入し、これを物理的に攪拌しつつ、pH1温度、溶
存酸素濃度等を、培養する微生物の生育条件に適合させ
て好適な条件下に維持しながら培養を行うことからなる
このような培養は通常はジャーファーメンタ−を用いて
行われ、そして適当なスケールアップが可能であること
はいうまでもない〔放置「生物化学工学」(上)、(下
)巻(東京大学出版会)参照〕 コ)培地 培地組成は、LB培地(トリプトン、酵母エキス、Na
C1)  を基本培地とし、必要に応じて他の成分(例
えばMg5o11・7H20、抗生物質等)を添加した
ものでありて、さらに形質転換された微生物の増殖過程
の対数増殖期後期から停止期前期にかけて蛋白質合成能
の誘導を起すに必要充分量の無機燐を含有するものよシ
構成される。また、必要に応じて添加する抗生物質とし
て、本発明の具体例ではE、 colI K /2 Y
 Kよ37(pTA/J−,1)を培養する場合はアン
ピシリンを添加している。
この本発明の具体例において形質転換体が保持している
プラスミドは、アンピシリン耐性遺伝子を具備していて
、形質転換体はアンピシリン耐性となっているから、培
養中で各々プラスミドが脱落した菌(耐性がない)は培
地中のアンピシリンによって成育が抑制されるので、プ
ラスミドを保持している宿主園のみが成育することKな
る。このように、培地への抗生物質の添加は、宿主菌の
生育上の便宜を図るための一手段である。
3)培養条件 (1)培養温度 培養温度は、使用する微生物の増殖または生育が可能で
、かつ、産生物が安定である温度であればよい。通常用
いる大B!kmおよび本発明に使用した大腸菌の場合は
、37℃が好ましい。
(2)  培養時間 培養時間は、所望物質の産生量が最大となる時間が好ま
しい。本発明の一具体例では、約70〜11時間を採用
している。このような培養時間の検討は、培地中のグル
コースおよび無機燐の定量。
0DG66の測定、生菌数の測定、産生物質の定量を指
標として行うことができる。グルコースの定量ハクルコ
ースオキシダーゼ法にューグルコスメット「フジサワ」
のキットを利用。)により、生菌数はE、colt K
/2Y K 137 (pTA 1!22 )の場合に
ついていえばアンピシリンを含むL−培地(14バクト
ドリプトン、o、r<酵母エキス、0.!4NaCI 
、 0.14グルコース)の寒天上に生育するコロニー
数を測定することにより、無機燐の定量はモリブデンブ
ルー法(工場排水試験方法:JIs  K  0102
)に従りて行い、また、産物hUGの定量は菌体をオス
モティック・シ璽ツク法〔前記J、 Biol、Che
m]によって処理後、この溶液を遠心して上清をラジオ
レセプターアッセイ(RRA)法(J、Biol’、 
Chem、、コ!7.3ot3(lりr2)〕によ°っ
て分析することにより行った(hUG定量の詳細は先願
発明■の明細書参照)。
(3)培地のpH pHは微生物の生育可能な範囲であればよく、用いられ
る微生物によって適宜好ましいpHを設定すればよい。
大腸菌を用いる場合には、大腸菌の生育可能なpHは通
常a、t−r、rであシ、このうちp H7,0−r、
0の間が特に好ましい。
(4)消泡剤 培養中発泡の著しいときは、消泡剤(高級アルの存在量
によって微生物の蛋白質合成能を制御するのであるから
、無機燐を含有しないものであることが肝要である。そ
のよ5な消泡剤の具体例とシテハ、アンチホーム−AF
−エマルジ1ン(半片化学)がある。
(5)溶存酸素(DO) 溶存酸素とは、液相中に溶解している分子状酸素のこと
をいう。
一般に通気攪拌培養に際しては、DOが過多の場合は微
生物の増殖は阻害され、一方DOがlppm以下になっ
ても同様に増殖が阻害されるということが知られている
。従って、DO量を微生物生育の阻害因子とならないよ
うに制御することが好ましい。本発明の一具体例の場合
はDOコントロール装置(オリエンタル電気■FC−μ
型)によ#)DO量をμppmに保持している。
このよ5な培養の具体例については、後記の実験例を参
照されたい。
3、オスモティック上清の調製 オスモティック上清の調製は、上記のようにして微生物
のペリプラズムに蓄積させた蛋白質をオスモティックー
クコツク法〔前記J、 Biol、 Chsm 〕によ
って蛋白質を含む画分として得ることからなるものであ
る。すなわち、まず、上記方法で培養された形質転換体
を集菌したのち、この菌体なオスモティック・ショック
法による高濃度シ冒糖液〔20噛シユークロース、3o
mMトリス塩酸緩衝液(pHr、O)、1mMエチレン
ジアミン四酢酸〕に懸濁させたのち、集菌し、さらにこ
の菌体を冷水に懸濁後、水溶中で放置することによって
所望蛋白質を含む画分を菌体外に放出させ、さらに遠心
して上清回収(オスモティック上清)する(詳細は、後
記実施例を参照されたい)。
工程B/C−クロマトグラフイ一 工程BおよびCは1本発明に係る工程のうち、上記で得
られた上清画分より所望物質を精製する過程である。す
なわち、上清をまずイオン交換りaマドグラフィー(工
程B)に付して所望の蛋白質画分をある程度精製して濃
縮された画分を得て。
ついでこの画分を高速液体クロマトグラフィーに付すこ
とにより精製された所望蛋白質画分を得る(工程C)。
ここで、イオン交換クロマトグラフィーは、大量に得ら
れた上清を濃縮しかつ所望蛋白質を粗精製するという工
程であり、精製手段として高速液体クロマトグラフィー
を行う上では前処理(前記)がふつ5は必要であるとこ
ろから、この工程Bは高速液体クロマトグラフィーの前
処理にも相当する工程である。従って、本発明では、工
程Bでイオン交換クロマトグラフィーに付し。
つづく工程Cで高速液体クロマトグラフィーに付さなけ
ればならないのである。
l、 イオン交換クロマトグラフィー この工程は、上記所望蛋白質を含む画分(上清〕から所
望蛋白質画分を分離・濃縮することを目的とするもので
ある。すなわち、上記工程Aで調製されたオスモティッ
ク上清をイオン交換カラムに付して所望蛋白質画分をカ
ラムに吸着〔所望蛋白質画分は、溶媒のpHに応じてカ
チオン、アニオンあるいは両性イオンに解離し、この溶
液(試料)は、イオン交換カラムに付されると樹脂(カ
ラムの充てん剤)の表面にあるイオン交換基に結合する
〕させ、ついで所望蛋白質を溶出〔所望画分と他の画分
とのカラム中でのイオン交換基との結合の強さの差によ
る移動速度を利用する。各成分の分離能をよくするため
に勾配溶離法(gradient  elutton 
)を用いるのが通例である。〕させることによシ所望蛋
白質画分を回収する。
このようなイオン交換クロマトグラフィーな用いた蛋白
質の分離・精製方法は公知であシ、種々の放香や文献等
を参照することができる(例えば前記[生化学実験講座
lタンパク質の化学IJ)。
すなわち、ここで用いるイオン交換樹脂は、精製しよう
とする蛋白質の安定性や溶解性(蛋白質が失活や沈殿を
起すことのないpHやイオン強度等)、また1等電点等
によって適宜選択する必要がある。例えば、生理活性を
有する蛋白質(hUG、インターフェロン、成長ホルモ
ン等〕を精製する場合のイオン交換樹脂としては、解離
基としてジエチルアミノエチル(DEAE)を有する基
材(粗縁維性セルロース、繊維性セルロース、微顆粒性
セルロース、セファデックス〕が考えられる。そして、
これら樹脂は種々市販されておシ、精製する物質に合っ
たものを容易に人手することができる。このような樹脂
の市販品の具体例としてhUGを精製する場合は、DE
AE−セルロース■DE−jコ(ワットマン)やDgA
E −TOYOPEARL■(東洋1達)がある。また
、カラムサイズ、カラム温度や溶出液、溶出速度等の溶
出条件は、精製する物質によって適宜変更するのが好ま
しい。なお、目的とする所望蛋白質の画分は、溶出した
各画分の吸光度および生理活性を測定しこれらのピーク
が重った画分を回収することにより得ることができる。
本発明の一具体例としてhUGのイオン交換クロマトグ
ラフィーは、試料をイオン交換カラム(樹脂はDEAE
 TOYOPEARL■)に付したのち。
カラムを酢酸系の溶媒で洗浄し、ついで酢酸系の溶媒で
溶出を行うことによシ所望蛋白画分を分取することから
なるものである。なお、このよ5な所望蛋白画分は、各
溶出画分の210 nmにおける吸光度、および活性(
ラジオリセプターアッセイ法(J、Biol、Chem
、、2!7.301!  (/PIコ) 〕に従って行
った〕を測定することによ多眼光度のピークと活性のピ
ークとが一致した画分を分取したものである(操作の詳
細は後記実施例を参照されたい)。
λ、高速液体クロマトグラフィー(工程C)本工程は、
前工程Bで分取された所望蛋白画分を完全に精製するた
めのものである。このクロマトグラフィーは、疎水性充
てん剤と水系の溶離液を用いる逆相高速液体クロマトグ
ラフィーであることが望ましい。
このような高速液体クロマトグラフィー自体は公知であ
って1種々の放香や文献、例えば(り化学増刊iox 
「タンパク軍・ペプチドの高速液体クロマトグラフィー
J (/9rlA) 、東京化学同人刊。
(11)放置「りaマドグラフィー分離システム」(1
9t/)丸善刊等を参照することができる。また。
このようにして得られた所望蛋白質の精製度の確認は、
高速液体クロマトグラフィーや電気泳動等の手段によっ
て行う(後記参考例参照)のが一般的である。そして、
さらにここで得られた蛋白質の物理化学的性質(アミノ
酸組成、−次構造、二次構造等)を調べればなおさらよ
い(後記参考例参照)。
本発明の場合は、このようなりロマトグラフイーの一具
体例として、まず工程Bで得られた粗精製hUG画分を
凍結乾燥し、ついでこれを溶媒(アセトニトリル、酢酸
を含む水溶液)に溶解したのち逆相系の高速液体クロマ
)/ラフ(HLCro3o)に付すことKよシ精製され
たhUG画分を、常法によシ凍結乾燥したのち、酢酸塩
として得ている(詳細は後記実施例を参照されたい)。
実施例 °工程A:オスモティック上清の調製 1、形質転換体の造成 下記の方法に従って、形質転換体IE、 colt K
/2Y K !37 (pTA / 122 )  を
造成した。
pTA  /jコタ(造成の詳細は特願昭39−/J−
2703号の明細書参照)!μIを、SOμjの緩衝液
〔10mMトリス−塩酸緩衝液(以下Trim −HC
I )(pH7,! ) 、10mM MgCl2.3
0rnM NaC1)中でμ単位の制限酵素atnam
[:タカラフ(以下Bind m )を用いて37℃で
1時間加水分解した。
ついで、エタノール沈殿を行い、得られた沈殿物を、3
0plの反応液(47,mM Tris −HCl 、
(pH13)、#jmM  硫酸アンモニウム〔以下(
NHll)280% ) 、乙、7mMエチレンジアミ
ン四酢酸酢酸塩下EDTA) 、 0.AtrnMずつ
のdATP、dCTP。
dcrp 、TTP )中でl単位の’l’4(−DN
Aポリメラーゼを用いて1.77℃で73分間処理した
。ついで、エタノール沈殿によって得られた沈殿物を、
SOμjの反応液(6mM Tris−HCI (pH
r、0 )、 6mM NaCl2 、 ljOmM 
NaCl )中でl単位の制限酵素Sal I Cタカ
ラフ(以下、Sal Iと記す)を用いて37℃で1時
間加水分解した。反応終了後、アガロースゲル電気泳動
によって、3り0ObpのDNA断片(第1図中■)を
得た。
プラスミドpBR322−hUG (pBR32コ(E
calf  K/ココ 600 < pBRJココ〉と
して寄託済みく微工研条寄第23!号>)をEcoRI
および5alIで消化したものに人工的に合成したhU
G構造遺伝子をEcoRIおよび3al Iで消化した
断片を組みこんだもの〕jμIを、 SOμjの反応液
C100mM Tris−HCI (pH7,! ) 
、50mM NaCl 、!;OmM MgCl2 ]
中でl単位の制限酵素EcoRI  (タカラ〕を用い
て、77℃で1時間加水分解したのち。
上記と同様にT4Z  DNAポリメラーゼ処理を行い
、さらKSalI処理を行ったのち、アガロースゲル電
気泳動によって160bpのDNA断片(第1図中■)
を得た。
上記で調製した二つのDNA断片(第1図中■および■
)を、 30μjの反応液(21)mM Trim −
HCl (pH7、j ) 、/(7mM MgCl2
.10rnM D T T、OJmMATP)中で30
0単位のT4’DNAリガーゼ〔タカラ〕を用いて/<
4”Cで/A時間反応させた。
反応終了後、これで大腸菌に/2YK!37を形質転換
(クシュナーの方法(Gen@tic Eingine
ering 。
/971./7 (1971r〕))  させ、目的の
プラスミド〔以下、PTA 112コ〕 (第7図中■
)を含有する形質転換株(E、 call K/!YK
rJ7 (pTA112コ)〕を得た。
2、形質転換体の培養 上記形質転換された微生物E、 colt K/コYK
!37 (pTA 1122 )を以下のよりにして培
養した。単細胞純粋分離したE、 coil K12Y
 K 137 (pTA /122 )−白金耳をリッ
トル当りトリプトン1011.酵母エキス11.Ne、
C1jl、アンピシリン3ダからなる培地100 tn
lに接種し、200−容の坂ロコルベンで37℃で一夜
振盪培養を行った。
次K、この培養液全量(1aced )をとり、リット
ル当シダルコース30.9、トリプトンJI、酵母エキ
ス101 、Mg5OII・7H20/、0.9 、 
 およびアンピシリン:w19よシなる培地Jリットル
に接種し、30リツトル容のジャーファーメンタ−で培
養した。
培養温度は37℃1通気量は0.! vvm (777
mはlvolume −volume−minutsの
ことで、1分間あたシ培養液lす゛ットルに対して7リ
ツトルの空気が導入されることを意味するものである。
)、pHは≠N NaOHおよび参N MCIで乙コに
調整しておき、溶存酸素(Do)濃度はDoコントロー
ル装置によシ攪拌速度を変化させて4’ ppm付近に
保持した。培養は、グルコースおよび無機燐の定量。
生菌数の測定、hUGの産生量の測定を経時的に行うこ
とによi、htraの産生量が最大となるまで行りた。
3、オスモティック上清の調製 まず、上記培養液(にリットル)を連続遠心機5CRa
B(日立)Kよりテ遠心(ta、too p )して菌
体(湿重量≦72./ # )を得た。ついで、この菌
体なオスモティック−シ嘗ツク法に付すため反応液io
リットルの高濃度シ1糖液(J4シ、−クロース、JO
rnM T rim −HCI (pH1,0)、1m
M EDTA)  に懸濁させた。室温でio分間放置
したのち、上記と同様に遠心して菌体を回収した。
ついで、この菌体な2Kgの氷が入った4t’Cの水(
rリットル)に懸濁させ、そして10分間放置後。
上記と同様の遠心操作を行い、上清を回収して、イオン
交換りαマドに付する試料(オスモティック上清)とし
た。
工程B:イオン交換クロマトグラフィー上記オスモティ
ック上清を上記と同様の連続遠心操作に付して上清りJ
4AOtxlを得て、これを試料としてイオン交換クロ
マトグラフィーを以下のよ5にして行った。
1、 イオン交換カラムの調整 カラム(直径3.2cm×長さ40りK樹脂(DEAE
−TOYOPEARL■610 M )を充てんし、J
mM酢酸アンモニウム緩衝液(pH6,0)で平衡化し
た。
2、 イオン交換カラムクロマトjラフイー上記試料を
イオン交換カラム(カラム温度参℃)k付すことkより
カラムKhUGを吸着させ、ついで20mM酢酸アンモ
ニウム緩衝m (pHt、。
)2300mlでカラムを洗浄した。吸着されたhUG
の溶出は−21)mM酢酸アンモニウム緩衝液(pH6
,0) /!00tnlと2rOmM酢酸アンモニウム
緩衝液(p H6,0) 110011とのリニアグラ
ジェント(流速2yd1分)で行った。そのときのイオ
ン交換カラムクロマトダラムは、第2図に示す通りであ
る。同図中○は、各画分の吸光度(210nm )を示
し、・は、各画分のラジオリセプターアッセイ(RRA
)法による活性の強さ〔結合阻害率(憾)として表示し
たもの〕を示す。
hUG画分として、各画分の吸光度のピークとRRA法
により測定された活性ピークとが重なっている部分を二
つ回収した。一つは分画数3/〜AO番目までの画分(
第2図中hUG−I。以下、「hUG−IJという)で
あり、他の一つは分画数り7〜lOt番目までの画分(
第2図中hUG −II。
以下−「hUG−mlとい5〕である。
ここで、RRA法は以下のよ5kして行ったものである
すなわち、hUGのRRAはヒト鼻咽腔上皮癌細胞由来
のKB細胞(ATCC隘CCL/7)を用い、A、キン
グ(King )らの方法CJ、 Biol 。
Cham、、 2!7 、30!J (/りr2)〕を
参考にして行った。すなわち、まず100 mlの7ラ
スコを用いDME培地中で単層培養した。次に培地を除
き0,0!鴫のKDTAを含むリン酸平衡化塩溶液(P
BS)を用いて細胞をはがし細胞懸濁液を調製した。
その後、20mM Hop@s (pH7,4’ )を
含むHanks平衡塩類溶液()IBSS)で2回細胞
を洗浄した。
細胞をBinding 5olution (D M 
E培地・2omMHap@s (pH7,4’ ) ・
0.!! 11/l NaHCo、5 ・100μI/
rttl  ストレプトマイシン)に懸濁後、細胞数を
計算して30万〜侵万/ 0,2 mlBinding
 5olutionとなる様調製し、チューブに0.2
−ずつ分注した。
種々の濃度のhUGおよび”I−mEGF  (マウス
EGF)を含む試料液0.2−をチーープに加えて、3
7℃で1時間インキュベートした。ついで。
細胞を氷冷したHBSSでコ回洗浄後、ガンマーカウン
メー〔アロ力A RC300(アロカ株式会社〕〕で細
胞に結合している125I−mEGFの放射活性を計測
した。これを結合阻害率(嗟)に換算したものは第2図
に示した通りである。
なお、ここで得られたhUG−nは、hUG−■が上皮
細胞成長因子を構成している53個のアミノ酸からなる
(後記)に対し、C末端から二つのアミノ酸(ロイシン
およびアルギニン)が欠落したものであったので、以下
の工程には使用しなかった。
工程C:高速液体クロマトグラフィー 上記工程Bで得られた画分hUG−Iを下記の操作に付
すことによシ、これらの画分を精製した。
すなわち1画分hUG−Iを凍結乾燥したのち、これを
io<アセトニトリルおよび2幅酢酸を含有する溶液A
Omlに溶解した。ついでこの溶液を遠心し、上清約A
Omlを得て、これを高速液体クロマトグラフィーに付
した。ここで高速液体クロマトグラフィーの諸条件は以
下の通シである。
高速液体クロマトグラフ: HCL 103 Dシステ
ム(東洋i達) カラムサイズ:直径7.rtm×長さ30α力ラム温度
1j’c 流速:コd/分 溶離液および溶離条件: A液(IO4アセトニトリル、24酢酸)B液(104
アセトニトリル、24酢酸〕溶離は、下表のようなA液
とB液濃度によるグラジェントで行りた。
検出波長:吸光度21rOnm そのときのhUG−Iの溶出パターンは、第3図に示す
通シである。なお、同図中保持時間17.23分が精製
されたhUG−Iのピークである。
以上の本発明の工程により精製されたhUG量。
蛋白量、比活性および収率は、第1表に示す通シである
第1表 k RRA法(特願昭59− / J−2703の明細
書に記載の方法)によって計算した。
**色素結合法(B1.O・RADプaティノ・アクセ
イキットを用いて行う)により行った。
参考例 純度の検定 精製したhUGの純度の検定は、常法であるポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動および逆相高速液体クロマトグラ
フィーで行った。これらの結果より、純度はタタ憾以上
であることがわかった。七のときの電気泳動の結果は第
≠図に、高速液体クロマトグラフィーの結果は第!図に
示す通シであった。なお、第≠図中(イ)は電気泳動の
ゲルを模写したものであシ、矢印(φ〕がhUGのバン
ドを示し、また(口)はデンシトメトリーである。
アミノ酸組成の分析 上記hUGのアミノ酸組成の分析は、前記実施例で得ら
れた画分の一部をとり、この画分を公知の常法に従って
処理したのち、アミノ酸分析機〔HLC−J’t2jA
A(東洋曹達)〕で行った。得られた結果は、第2表に
示す通りであった。この結第λ表 ☆シスチンとして定量した。
一次構造および二次構造の決定 一次構造の決定は、J、 Biol−Chem、、 2
j& 。
7タタ0−7タタ7(/りr/)  に従って行った。
すなわち、気相プdティンシークエンサー(アプライド
・パイオシステムズ社)を用い、試料(hUG60μI
 (10n mol )を水(100μl)に溶かした
もの〕をエドマン分解することにより、アミノ末端側か
ら逐次アミノ酸残基なアニリノチアゾリノン誘導体とし
て遊離させ、ついでこれを7工ニルチオヒダントイン誘
導体(PTHアミノ酸)に変換した。そして、このPT
Hアミノ酸を逆相の高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)により同定した。ここまでの操作で半シスチンに
相当するt個所を除いて(シスチンを含むペプタイドを
そのままシークエンサーKかけると半シスチンのところ
はブランクになる:第を図参照)N末端からj3番目ま
で固定した。
次に半シスチンを同定するために、試料(上記)をブロ
モシアン処理後、還元カルボキシメチル化(CM化)し
て、二つのフラグメント(CMIおよびCMn)を得た
〔前記生化学実験講座参照〕。ついで、この二つのフラ
グメントのアミノ酸配列を各々HPLCで分析すると、
半シスチンはすべてS−カルボキシメチルシスティンと
して検出された。以上の結果は、第6図に示す通シであ
る。同図中、Asn、Set等は各々アスパラギン、セ
リン等のアミノ酸を示す当該分野で通常用いられている
略記法である。略記されたアミノ酸配列上のi、r、i
o等の数字はhUGのN末端からC末端までのアミノ酸
の配列番号を示すものである。
また、右向きの矢印(7)は直接分析されたPTI’1
アミノ酸を示し、もう一つの矢印(7)はCM化処理を
した後のPTI(アミノ酸の同定結果を示すものである
。また、図中、CMIおよびCMnはブロモシアン処理
後、CM化して得られた画分な示すものである。なお、
同図中C末端から4番目までの左向きの矢印(\−)は
、カルボキシペプチダーゼW(CPW)を用いて試料を
加水分解し。
遊離したアミノ酸を経時的に分析分析した結果を示すも
のである(C末端分析:CPW/に対しhUG&の割合
で反応させ、経時的にアミノ酸分析をくり返して、遊離
したアミノ酸を同定するもの)。
以上よシ、hUGの一次構造は、第を図で示されるもの
であると確認された。
次に二次構造は、まず、試料(h U G 17参μI
を100μlのピリジン/アセテート緩衝液(pHj、
j)に溶解したもの)をサーモライシンで消化しく J
、Bioch@m、、 7Q、 6り7(/り73)〕
たのち、逆相HPLCでフラグメントを分取した。つい
で常法によりアミノ酸分析をした結果、シスチンを含む
フラグメントを三つ得た。ついで、これら各々の7ラグ
メントを過ギ酸酸化することによってS−8架橋を切断
した。そして、逆相HPLCによシシステイン酸を含む
フラグメントを分取し、それぞれについて常法によジア
ミノ酸分析およびアミノ酸配列分析を行った(結果は第
7図参照)。
その結果、S−S架橋の位置はN末端側から4番目とJ
番目(同7図中(1))、l仏番目と3j番目(第7図
中(II))、および33番目とQ番目(第7図中〔■
〕〕であることがわかった。以上の一次構造および二次
構造の同定結果は、lり7j年にグレゴリ−が提唱(N
ature 、 217 、321 (/り7j)〕シ
たhUGの構造と一致するものである。
関連微生物の菌学的性質および受託番号本発明において
開示された微生物の菌学的性質および受託番号は下記の
通りである。
受託年月日 (1)昭和st年を月2日 (2)昭和str年参月30日 (3)昭和34年を月2日 (4)  昭和59年17月74A日 * 通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所の受託
番号 菌学的性質 (1)  B、coHK/2C600 この菌は、ダラム陰性桿菌で、胞子を作らず。
通性嫌気性等の大腸菌属の一般属性を有する他、F因子
を含まず、サプレッサー遺伝子Eの機能を欠き、遺伝子
組替えに関与するヌクレアーゼをコードするr@eBc
遺伝子に欠陥を有するものである。栄養要求性としては
、トレオニンとロイシンをその最小培地上での増殖に必
要とする。また。
分類学上、腸内細菌科、大腸菌属に属するものである。
なお、本菌に関する文献は以下の通りである。
(イ) G@n@t1cm 、 79 、  ullO
(/り!4A)(ロ)   Nature、  2/7
 、1110  (19ぶr〕(2)   E、col
I K/ココ  600  (pYK 213 )この
菌は、ダラム陰性桿菌で、胞子を作らず、通性嫌気性等
の大腸菌属の一般属性を有する他、F因子を含まず、サ
プレッサー遺伝子Eの機能を欠き、遺伝子組替えに関与
するヌクレアーゼをコードするr@cBc遺伝子に欠陥
を有するものである。栄養要求性としては、トレオニン
とロイシンをその最小培地上での増殖に必要とする。p
ho A遺伝子のプロモーター−オペレーメー領域pA
CY C177由来の複製開始領域およびp B R3
22のb1m遺伝子から構成されたプラスミドp Y 
K 2!13を含み、アンピシリンに対して耐性を示す
。また、分類学上、腸内細菌科、大腸菌属に属するもの
である。
なお、プラスミドpYKコ!r3由来の形質を除けば、
この菌株の菌学的性質はその親株E、 call K1
2c tooのそれと同じである。
(3)  K、collK/jcJOQ(pBRJココ
)この菌は、ダラム陰性桿菌で、胞子を作らず、通性嫌
気性等の大腸菌属の一般属性を有する他。
E因子を含まず、サプレッサー遺伝子Eの機能を欠き、
遺伝子組替えに関与するヌクレアーゼをコードするr@
cB C遺伝子に欠陥を有するものである。栄養要求性
としては、トレオニンとロイシンをその最小培地上での
増殖に必要とする。また。
薬剤耐性プラスミドp B R32コを含む。なお、プ
ラスミドp B R3,lJtに関してはG@n・、シ
、り!(lり77)、大腸菌KI2C600)Ic関し
ては上記Natur・を参照することができる。p B
 R322由来の形質を除けば、E、 eoli K/
ココ 600 (pBRJ22)の菌学的性質は親株の
それと同じである。
(4)   E、eoli K /2 Y K  !3
7大腸菌に/ユY K に’!7は、公知法であるとこ
ろの大腸菌に71株(Mierobiological
 Revi@ws 、芒、l〜sa (HID ) )
の誘導体大腸菌Klxnu/CGone、J、  タr
(lり77)、 BLoch@m、Biophys。
Acts 、、 Jjj−12113(/ PI / 
) )なさらに改変したものであり、下記の性質を示し
、他の性質についてはに/コRR/のそれと異なるとこ
ろのない菌株である。
(r*a A/、 PhoAr、pro”)
【図面の簡単な説明】
第1図は、プラスミドpTA/ju!造成の70−チャ
ートである。 第2図は、イオン交換カラムクロマトグラフィーのクロ
マトグラムおよびRRA法の結果を示すグラフである。 第3図は、高速液体クロマトグラフィーのクロマトグラ
ムを模写した図である。 第弘図はポリアクリルアミドゲル−ディスク電気泳動の
結果を示すものでありて、第μ図(イ)は電気泳動のゲ
ルを模写した説明図であり、第μ図(ロ)はデンジメト
リーの図である。 第を図は、分析用高速液体クロマトグラフィーのクロマ
トグラムを模写した因のである。 第を図は、hUGの一次構造を決定したときのアミノ酸
配列の決定手順および決定されたアミノ酸配列を示す説
明図である。 第7図は、hUGの二次構造を決定したときのS−S結
合の位置およびその付近のアミノ酸配列を示す説明図で
ある。 出願人代理人  猪 股    清 jHInd [[j%化            ↓E
co RI消化第7図 〔■〕〔旧     [1[] 手続補正書動刻 昭和60年6月27日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の工程A〜Cよりなることを特徴とする、精製
    蛋白質の製造法。 A、(イ)シグナルペプチドをコードする遺伝子であっ
    てその遺伝子の下流側末端直後に所望の外来性蛋白質の
    構造遺伝子を結合させ得るもの、を含み、かつ予定した
    宿主細胞内で増殖可能なベクターに、所望外来性蛋白質
    をコードする遺伝子を組込み、(ロ)この組換体によっ
    てグラム陰性微生物を形質転換させ、(ハ)得られる形
    質転換された微生物を、微生物の増殖過程において対数
    増殖期の後期から停止期前期にかけて蛋白質合成能の誘
    導がおこるに必要な量の無機燐を含有する培地での培養
    に付したのち、これを集め、(ニ)ついでこの微生物を
    オスモティック・ショック法によって処理することによ
    り所望外来性蛋白質を含む画分を回収すること。 B、回収された所望蛋白質を含む画分をイオン交換クロ
    マトグラフィーに付したのち、所望外来性蛋白質画分を
    回収すること。 C、上記で回収された所望外来性蛋白質を含む画分をさ
    らに高速液体クロマトグラフィーに付したのち、所望外
    来性蛋白質画分を回収すること。 2、所望外来性蛋白質がヒト上皮細胞成長因子である、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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