JPS61181321A - 花芽分化の促進方法 - Google Patents
花芽分化の促進方法Info
- Publication number
- JPS61181321A JPS61181321A JP60020881A JP2088185A JPS61181321A JP S61181321 A JPS61181321 A JP S61181321A JP 60020881 A JP60020881 A JP 60020881A JP 2088185 A JP2088185 A JP 2088185A JP S61181321 A JPS61181321 A JP S61181321A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bud differentiation
- seedling
- flower bud
- nitrogen
- seedlings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、促成栽培等における花芽分化の促進方法に間
し、特に栽培植物の株への窒素分又は水分の供給を抑制
することによって、株の花芽分化を促進する方法に関す
る。
し、特に栽培植物の株への窒素分又は水分の供給を抑制
することによって、株の花芽分化を促進する方法に関す
る。
〈従来技術〉
栽培植物の花芽分化を促進させる手段として、栽培植物
の株を低温に保つことによって株の花芽分化を促進させ
ることが知られている。
の株を低温に保つことによって株の花芽分化を促進させ
ることが知られている。
そこで従来、例えばいちごの花芽分化を促進させようと
する場合には、夏季に高冷地にいちごの子株を運搬(山
上げ)し、冷涼な気候下に置くことにより花芽分化を促
進し、秋季に再び平地に戻す(山下げ)方法が行われて
いた。又は冷蔵庫内にいちごの子株を保存して低温に保
つことにより花芽分化を促進する方法も上記の山上げに
代わる便法として行われていた。
する場合には、夏季に高冷地にいちごの子株を運搬(山
上げ)し、冷涼な気候下に置くことにより花芽分化を促
進し、秋季に再び平地に戻す(山下げ)方法が行われて
いた。又は冷蔵庫内にいちごの子株を保存して低温に保
つことにより花芽分化を促進する方法も上記の山上げに
代わる便法として行われていた。
しかし、山上げ、山下げは運搬労力が多くかかり、山上
げの期間中、高冷地に通っていちごの子株を管理する労
力が多大であった。また高冷地では必要面積の育苗適地
が得られなかったりする欠点があった。
げの期間中、高冷地に通っていちごの子株を管理する労
力が多大であった。また高冷地では必要面積の育苗適地
が得られなかったりする欠点があった。
一方、冷蔵庫内にいちごの子株を保存する方法は、′7
rL力を要し、またいちごの子株を収納できる冷蔵庫の
スペースにも限度がある等の欠点があった。
rL力を要し、またいちごの子株を収納できる冷蔵庫の
スペースにも限度がある等の欠点があった。
く目的〉
本発明の目的は、上記の欠点に鑑み、温度管理と関係な
い方法として、株に供給する窒素分、水分を抑制するこ
とによって、株の花芽分化を促進させる方法を提供する
ことにある。
い方法として、株に供給する窒素分、水分を抑制するこ
とによって、株の花芽分化を促進させる方法を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、育苗中のまま保
存、運搬、移動が容易な、構造の簡単な部材を使用する
ことにより株の育苗、花芽分化の促進を行い得るととも
に、その後の結実用の本栽培において、該部材がそのま
ま培地として使用し得るようにしてなる花芽分化の促進
方法を提供することにある。
ことにより株の育苗、花芽分化の促進を行い得るととも
に、その後の結実用の本栽培において、該部材がそのま
ま培地として使用し得るようにしてなる花芽分化の促進
方法を提供することにある。
く構成〉
本発明は、「任意の大きさ、厚みを有
し、窒素分および/又は水分を含有しない育苗部材を培
地として使用して栽培植物の株を育苗し、株への窒素分
および/又は水分の供給を抑制することにより株の花芽
分化を促進することを特徴とする花芽分化の促進方法」
である。
地として使用して栽培植物の株を育苗し、株への窒素分
および/又は水分の供給を抑制することにより株の花芽
分化を促進することを特徴とする花芽分化の促進方法」
である。
〈実施例〉
次に図面により、本発明の詳細な説明
することとする。
第1図にはいちごの花芽分化を促進させる方法が示され
ている。
ている。
(1)はランナーから分割したいちごの子株であり、(
2)は育苗部材たる育苗ブロックである。
2)は育苗部材たる育苗ブロックである。
該育苗ブロック(2)は例えば無機繊維素材たる吸水性
ロックウール(SiOl 、CaO,A1103等)に
より形成され、任意の大きさ、厚みを有する直方体の形
状をなしている。尚、該育苗ブロック(2)の−面に、
根部を挿入するためのスリットを適宜の長さ、深さで形
成してもよい。
ロックウール(SiOl 、CaO,A1103等)に
より形成され、任意の大きさ、厚みを有する直方体の形
状をなしている。尚、該育苗ブロック(2)の−面に、
根部を挿入するためのスリットを適宜の長さ、深さで形
成してもよい。
而して図のようにいちごの子株(2)を育苗ブロー、り
(2)上に載置し、又は根部をスリット内に挿入してお
くと、子株(1)の根(11)が育苗ブロック(2)内
に伸長し、子株(1)が育苗される。而して給液手段(
3)から育苗ブロック(2)に培養液を供給すると・ロ
ックウールにより形成された育苗ブロック(2)は保水
性を有するから供給された培養液を保水し、子株(1)
の根(11)に必要な養分および水分が供給され子株(
1)が生育し育苗される。
(2)上に載置し、又は根部をスリット内に挿入してお
くと、子株(1)の根(11)が育苗ブロック(2)内
に伸長し、子株(1)が育苗される。而して給液手段(
3)から育苗ブロック(2)に培養液を供給すると・ロ
ックウールにより形成された育苗ブロック(2)は保水
性を有するから供給された培養液を保水し、子株(1)
の根(11)に必要な養分および水分が供給され子株(
1)が生育し育苗される。
而して花芽分化を促進する場合には培養液の供給を停止
することにより行うものである。すなわち、育苗ブロッ
ク(2)を形成するロックウール自身は上記のような素
材からなるから、窒素分を含んでいない、したがって培
養液の供給を停止すると、子株(1)の根(11)には
窒素分が供給されないから、子株(1)が飢餓状態とな
り、子株(1)は栄養生長が抑制され、生殖生長への転
換を余儀なくされて、花芽分化が促進されるものである
。
することにより行うものである。すなわち、育苗ブロッ
ク(2)を形成するロックウール自身は上記のような素
材からなるから、窒素分を含んでいない、したがって培
養液の供給を停止すると、子株(1)の根(11)には
窒素分が供給されないから、子株(1)が飢餓状態とな
り、子株(1)は栄養生長が抑制され、生殖生長への転
換を余儀なくされて、花芽分化が促進されるものである
。
また、培養液から供給され、育苗プロツり(2)を形成
するロックウール内に保持されている窒素分は、育苗ブ
ロック(2)を純水により洗炸すれば容易に流失するか
ら。
するロックウール内に保持されている窒素分は、育苗ブ
ロック(2)を純水により洗炸すれば容易に流失するか
ら。
ロックウールの育苗ブロック(2)を使用することによ
り、土壌に比較して、子株の根(11)に供給される窒
素分のカットは容易である。
り、土壌に比較して、子株の根(11)に供給される窒
素分のカットは容易である。
また他の手段として水分カットによることも可能である
。すなわち、育苗ブロック(2)を形成するロックウー
ルには本来水分が含まれていないから、給液手段(3)
から育苗ブロック(2)への水分の供給を停止するとロ
ックウールからなる育苗ブロック(2)は速やかに乾燥
し、子株(1)の根(11)への水分の供給をカットす
ることができる。したがって、子株(1)には水分が供
給されず、窒素分の供給をカットした場合と同様に子株
(1)の栄養生長を抑制し、生殖生長への転換を図るこ
とにより、花芽分化を促進することができる。
。すなわち、育苗ブロック(2)を形成するロックウー
ルには本来水分が含まれていないから、給液手段(3)
から育苗ブロック(2)への水分の供給を停止するとロ
ックウールからなる育苗ブロック(2)は速やかに乾燥
し、子株(1)の根(11)への水分の供給をカットす
ることができる。したがって、子株(1)には水分が供
給されず、窒素分の供給をカットした場合と同様に子株
(1)の栄養生長を抑制し、生殖生長への転換を図るこ
とにより、花芽分化を促進することができる。
子株(1)の根への窒素分の供給をカットすること、並
びに子株(1)の根への水分の供給をカットすることは
、その一手段のみを単独で行ってもよいし1両方の手段
を同時に行ってもよい。窒素分の供給のカットおよび水
分の供給のカットを合わせて行えば、さらに短時間で花
芽分化が促進される。
びに子株(1)の根への水分の供給をカットすることは
、その一手段のみを単独で行ってもよいし1両方の手段
を同時に行ってもよい。窒素分の供給のカットおよび水
分の供給のカットを合わせて行えば、さらに短時間で花
芽分化が促進される。
また、育苗ブロック(2)上で子株(1)を育苗するか
ら、畑の作土等の土壌に子株(1)を育苗する場合と異
なり、花芽分化した状態で倉庫等に保存し易く、根部を
痛めることがない。また、育苗中の子株(1)を容易に
運搬して任意の在地、温室等に配置することができ、更
に、そのまま培養液を供給して培地として用いることが
できる利点があり、土壌病害の回避ができる。
ら、畑の作土等の土壌に子株(1)を育苗する場合と異
なり、花芽分化した状態で倉庫等に保存し易く、根部を
痛めることがない。また、育苗中の子株(1)を容易に
運搬して任意の在地、温室等に配置することができ、更
に、そのまま培養液を供給して培地として用いることが
できる利点があり、土壌病害の回避ができる。
なお育苗ブロック(2)は、上記吸水性ロックウールの
他、無機繊維素材としてグラスウール、有機繊維素材と
して繊維系素材、発泡性合成樹脂として吸水性ウレタン
フオーム、およびくん炭、砂等の窒素分および/または
水分を含まない素材により形成され、図示のようなブロ
ック状のものの他マット状のものでもよい。
他、無機繊維素材としてグラスウール、有機繊維素材と
して繊維系素材、発泡性合成樹脂として吸水性ウレタン
フオーム、およびくん炭、砂等の窒素分および/または
水分を含まない素材により形成され、図示のようなブロ
ック状のものの他マット状のものでもよい。
また、くん炭、砂等により形成する場合には保形材が必
要である。
要である。
なお、上記実施例はいちごの花芽分化の促進方法につい
て説明したが本発明の方法はいちご以外の作物の花芽分
化を促進する場合にも適用できるものである。
4・く効果〉 本発明によれば、次のような効果を有する。
て説明したが本発明の方法はいちご以外の作物の花芽分
化を促進する場合にも適用できるものである。
4・く効果〉 本発明によれば、次のような効果を有する。
育苗部材は、窒素分および水分を含まないから、該育苗
部材を用いて花芽分化を促進すべき栽培植物を育苗し、
栽培植物に供給する窒素分および/または水分をカット
することにより、栽培植物の花芽分化を促進することが
できる。
部材を用いて花芽分化を促進すべき栽培植物を育苗し、
栽培植物に供給する窒素分および/または水分をカット
することにより、栽培植物の花芽分化を促進することが
できる。
また、育苗部材上で株を育苗するので、株の保存、運搬
が容易である。
が容易である。
さらに、育苗状態のまま、該育苗部材を次の本栽培にお
ける培地として用いることができるので、株の根部を痛
めることなく良好な生長を促し、歩留まりの良い収穫が
得られる。
ける培地として用いることができるので、株の根部を痛
めることなく良好な生長を促し、歩留まりの良い収穫が
得られる。
図面は、本発明の一実施例を示す断面図である。
(1)・・・・・・子株、 (2)・・・・・・育苗ブ
ロック、(3)・・・・・・給液手段。
ロック、(3)・・・・・・給液手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、任意の大きさ、厚みを有し、窒素分および/又は水
分を含有しない育苗部材を培地 として使用して栽培植物の株を育苗し、株 への窒素分および/又は水分の供給を抑制 することにより株の花芽分化を促進するこ とを特徴とする花芽分化の促進方法。 2、育苗部材が、ロックウールである前記特許請求の範
囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60020881A JPS61181321A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 花芽分化の促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60020881A JPS61181321A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 花芽分化の促進方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61181321A true JPS61181321A (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=12039533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60020881A Pending JPS61181321A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 花芽分化の促進方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61181321A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5633062A (en) * | 1993-09-01 | 1997-05-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of manufacturing rotation sensor and structure of rotation sensor |
JP2008048664A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Utsunomiya Univ | 種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木 |
JP2012139154A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | National Agriculture & Food Research Organization | イチゴの花芽分化促進方法 |
JP2015533183A (ja) * | 2012-07-27 | 2015-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | ポリシロキサンコポリマー |
-
1985
- 1985-02-07 JP JP60020881A patent/JPS61181321A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5633062A (en) * | 1993-09-01 | 1997-05-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of manufacturing rotation sensor and structure of rotation sensor |
JP2008048664A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Utsunomiya Univ | 種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木 |
JP2012139154A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | National Agriculture & Food Research Organization | イチゴの花芽分化促進方法 |
JP2015533183A (ja) * | 2012-07-27 | 2015-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | ポリシロキサンコポリマー |
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