JPS61180973A

JPS61180973A - 磁気データテープ用カートリッジ

Info

Publication number: JPS61180973A
Application number: JP60272351A
Authority: JP
Inventors: ハロルド・ヘンリー・ジヨージンズ; デイーン・レスター・クリステンセン
Original assignee: DATA EREKUTORONITSUKUSU CORP
Current assignee: DATA EREKUTORONITSUKUSU CORP
Priority date: 1984-12-03
Filing date: 1985-12-03
Publication date: 1986-08-13
Anticipated expiration: 2010-05-17
Also published as: JPH0746489B2; US4642721A; EP0184139A3; EP0184139A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ベルト駆動型磁気テープカートリッジ、即ち
、リールのテープに接触する駆動ベルトを声諭させるこ
とにより、テープをリール間にて搬送させることのでき
る２リ一ル式カートリッジに関する。より具体的には、
本発明の１実施態様は、１４インチ幅のテープを使用す
ることのできるカートリッジハウジングに関する。この
ハウジングは、より狭小幅のテープを使用する標準寸法
のベルト；」動域データカートリッジにも適用可能であ
って、標準型のデータカートリッジと比較して、データ
・トラック実装密度を増進させることができるものであ
る。本発明の別の実施態様は、標準型のし４インチテー
プカートリッジと比べて、データ・トラック実装密度を
増進させることのできる、−インチ幅以上のテープを使
用可能なカートリッジハウジングに関する。

（従来の技術）３Ｍ社製造りスコッチ（５ｃｏｔｃｈ　）ＤＣ３００Ｘ
Ｌといった磁気テープカートリッジが、テープカートリ
ッジ駆動機構におけるデータ格納の目的で長年使用され
てきた。簡単に言えば、この標準型式のテープカートリ
ッジは、ｈインチ幅の磁気テープをハウジング内に収納
したものである。テープは、可撓弾性無端ベルトによっ
て駆動される。

この無端ベルトは、供給側リールおよび巻取り側リール
のテープに引張力を作用させ、磁気読取り／書込みヘッ
ドを経て、テープを１方のリールから他方のリールに搬
送するものである。この無端ベルトは、テープ駆動機構
内の駆動モータによって駆動されるキャプスタンが係合
し、カートリッジ内で露出されたベル）ＫＭクローラよ
って駆動される。このベルトＩＷ動ローラが回転すると
、無端ベルトが、テープリールを駆動し、テープに引張
力を作用させ、リール間でテープ搬送を行なう。

カー）　ＩＪッジ開閉扉は、通常開じた位置に、バネ偏
倚されており、保管時、テープを保護する。

テープ駆動機構内に、カートリッジを挿入すると、上記
開閉扉はバネ偏倚力が解放されて、開き、テープの一部
を露出させて、テープ駆動機構内の磁気読取り／書込み
ヘッドと係合させる。テープの異なる垂直位置に沿った
、多数のデータトラックに、デジタル式にデータの記録
が行われる。このカー）　ＩＪッジ駆ｖＩＪＪ機構は、
単一の可逆モータによって、テープを任意の１方向に向
けて、急速に増進および減速させることができる。

３Ｍ社製造の別のデータカー）　ＩＪッジは、スコッチ
（５ｃｏｔｃｈ　）　ＤＣ１００ＡおよびＤＣ’１００
０と称するいわゆるミニカートリッジで、０．１５０イ
ンチ幅のテープを使用するものである。このデータカー
トリッジは、内部ベルト駆Ｓ機構を備えた２方向カート
リツジであるが、５ｃｏｔｃｈ　ＤＣ３００×Ｌと比べ
て、全体の寸法は小さい。

（発明が解決しようとする問題点）近年、磁気デジタル記録技術は、上述した型式のテープ
カートリッジに記録されたデータ・トラックの実装密度
を増進させることに力が注がれている。標準寸法のテー
プ幅では、テープに記録することのできるデータ・トラ
ックの数が制約される。読取り／書込みヘッドを改良し
、垂直方向に可動なヘッドまたは複数のヘッドとし、標
準テープ幅の制約の範囲内で、物理的に可能な、できる
限り多数のデータ・トラックを記録しようとする試みも
為されている。

テープ幅の異なる幾つかのテープカートリッジを単一の
テープ躯動機構によって、駆動することができるならば
、コスト節減につながることから、データカートリッジ
は互換性を備えることが重要である。

（問題点を解決するための手段）本発明の１実施態様は、ミニ・カートリッジの寸法とす
ることができる一方、標準の０．１５０インチテープよ
りも幅広のテープを使用することのできるハウジングを
備えた、ベルト駆動式、２リール磁気デジタル記録テー
プカートリツジを提供するものである。テープは、ハウ
ジング内の１対のテープリールに巻付けられ、ハウジン
グの一部に沿って、露出され、磁気読取り／書込みヘッ
ドと係合する。ハウジングの無端ベルトが、テープリー
ルのテープと接触し、ハウジング内のベルト１μ動ロー
ラは、無端ベルトが係合し、テープ駆動機構の駆動キャ
プスタンによって、駆動される。

ベルト駆動ローラが回転すると、ベルトによって、テー
プリールが駆動され、テープに引張力が作用し、テープ
は、両リール間の任意の方向に搬送可能となる。ハウジ
ングは、テープリールを支持する底板を備え、この底板
にカバーを締結して、テープリールをハウジング内に収
納する。１対の側部フランジが、カバーの上端と底板の
下端間の中間の位置で、ハウジングの両側に沿って、伸
長している。この側部フランジは、ハウジング上部付近
に対向させて設けたカートリッジ案内用長穴と底部の段
差下部を形成する対向状態の溝穴付き下方側壁間を一定
の高さで伸長している。この案内用長穴は、テープ駆動
機構の側壁と協働し、テープカートリッジをテープ駆動
機構のロック位置に案内する。カートリッジハウジング
内に収納したテープリールには、０．１５０インチ、以
上、好ましくは４インチの幅寸法のテープが巻付けられ
る。底板の段差下部によって、ハウジングの内部スペー
スは、より幅広のテープを収容するための奥行きが得ら
れる。ハウジング内に収容されるテープの幅は、標準の
０．１５０インチ磁気データテープよりも幅広であるた
め、この幅広のテープに記録されるデータ・トラックの
実装密度は増進となる。さらに、側部フランジが案内用
長穴下方のカートリッジハウジング両側に沿った高さに
位置しているため、標準的なｈインチテープカートリッ
ジばかりでなく、本発明のｂインチテープカートリッジ
も、テープ駆動機構の挿入部に挿入することができる。

本発明の上記および他の特徴は、次の詳細な実施例の説
明および添付図面から、より明らかになるであろう。

（実施例）第１図は、本発明による磁気デジタル記録用テープカー
トリッジを示している。テープに作用するテープ駆動機
構部分は、仮想線で示しである。

このテープカー）　ＩＪッジは、供給ハブ１２および巻
取りハブ１４の形態による１対のテープリールを収納す
るハウジング１０を備えている。磁気記録テープ１６が
、両ハブに巻付き、１方のハブから、他方のハブに搬送
される。テープは、テープ・カートリッジのハウジング
の端縁に形成したくほみ部１８を通る。開閉扉銀が、ハ
ウジング隅部の枢着ピン２２を中心として、旋回する。

この開閉扉２０は、戻りバネ（第１図に図示せず）を備
えている。この戻りバネによって開閉扉銀は、通常、く
ぼみ部１８内に露出されるテープ部分１６αの上方に閉
じられている。テープカートリッジは、この他、１対の
テープ案内用主ローラ２４および２６と、テープ案内用
中間ローラ２８と、および１対のテープ案内用ピン３０
および３２とを備えている。このテープ案内用ピン３０
．３２に代えて、テープ案内用ローラを設けてもよい。

ハウジング１０の正面には、ベルト駆動ローラ３４が露
出し、このローラ３４に沿って、平坦な可撓性無端ベル
ト３６が巻付けである、無端ベルト３６し諷ベルト駆動
ローラ３４、カートリッジの後方隅部に設けた１対のベ
ルト案内用ローラ３８．４０およびハブ１２．１４のテ
ープ部分に巻付く。

テープ駆動機構の挿入部に、テープカートリッジを挿入
すると、開閉Ｊ！加はバネ偏倚力が解放されて開き、そ
の開いた位置に保持されて、くぼみ部１８内でテープ部
分１６αを露出させる。このテープ露出部分は、テープ
駆動機構の磁気読取り／書込みヘッド４２と係合する。

開閉扉銀は、第１図で、完全に開いた状態が示しである
。テープカートリッジが、テープ駆動機構の所定位置に
ロックされると、テープ駆動モータ４６の駆動キャプス
タン４４カ、ベルト駆動ローラ３４と係合し、テープ１
６を第１図に矢印４７で示した方向に駆動する。無端ベ
ルト３６の長さは、ベルト案内経路の長さより短かいた
め、ベルトを案内経路に沿った所定位置に延伸させると
、ベルトには、引張力または子側張力が作用する。各ノ
・ブにおけるベルトの巻付は角度は、少なくとも６０°
　となるようにしであるため、無端ベルトとハブに巻付
けたテープ間では、必要な接触が為される。このため、
テープの良好な摩擦駆動およびベルトによるハブの可動
を実現することができる。ベルトの子側張力によって、
ベルト案内用ローラと、それぞれの支持軸間には、摩擦
接触力が得られる。さらに、この引張力によって、ベル
トとテープ間の摩擦係合力が得られ、また、テープの巻
付は層全体がリールに押圧され、テープの巻付は層間の
滑りを防止することができる。このベルト予引張力は、
滑りを生じさせることなく、テープを１方に向けて急速
に、増速および減速させ得るのに十分である。

テープカートリッジの詳細な構造は、第２図から最も良
く知ることができる。このカートリッジは、全体として
長方形の剛性プラスチックカバー４８を備えている。カ
バーの各側壁に沿って伸長するくぼみ部分５０が形成し
である。各くぼみ部分５０とも、カバーの各側壁の略全
長に亘って伸長している。側部フランジ５２がくぼみ部
分の上方にて、カバーの上端から外方に突出している。

カバーの正面側端縁は、カバーの上面に対し、垂直下方
に伸長する正面壁６２を備えている。この正面壁６２は
、ベルト駆動ローラ３４の上方フランジ６４を嵌入させ
るための開口部６３を備えている。

カバーの正面側端縁はまた、テープが読取り／書込みヘ
ッドを通過するときに、通るテープヘッドくぼみ１８α
および開口ｓ６６を備えている。カバー４８の正面側隅
部には、記録選択スライド棒６８が取付けである。底板
のミラー用空所６９によって、この空所の上に取付けた
ミラー（図示せず）に、光を照射することができる。取
付は穴７３を利用して、ミラーブロック（図示せず）を
取付ける。

カートリッジハウジングは、また、カバーの底部に固着
した長方形の底板７２を備えている。この底版は、底板
の四隅付近に設けた穴７４を通る締結具（図示せず）に
よって、カバーに固着される。締結具は、カバーの裏側
の〆ねじ嵌入部（図示せず）内にねじ込まれる。底板の
底壁または床７５は、平坦な底面７６を備え、この底面
７６は、底板の両側部に涜って伸長する１対の側部フラ
ンジ７８の下側にくぼみ部が形成しである。側部フラン
ジ７８は、底板の上端に沿って伸長しており、カバーを
底板に固着すると、側部フランジは、カバーの上端と底
板の床７５間の中間の位置にて伸長する。くぼみ部８０
は、底板の各側部に沿って、側部アラ／シフ８の下側で
伸長している。くぼみ部８０は、底板の各側部の略全長
に亘って伸長し、底板の正面側隅部に対し、開口してい
る。底板の正面側端縁は、開閉扉用くぼみ部１８ｂを備
えている。

このくぼみｍｔ８ｂは、カートリッジカバーの開閉扉用
くぼみ部１８αと正合し、テープの露出部分１６αの上
方で開閉する開閉扉Ｉを収納する。底板７２について、
さらに、以下、詳細に説明する。

底板のくぼみを設けた底面７６は、テープ供給リールお
よび巻取りリールのハブを支持する。供給リールのハブ
１２は糸巻状の形状を備えている。即ち、ハブ１２の上
端および下端には、フランジが設けである。供給リール
の両フランジ間の間隔は、７４インチ幅の磁気テープを
巻付けることができるようにしである。　し４インチ幅
のテープが望ましいが、０．１５０インチ乃至４インチ
幅の他のテープを使用することもできる。供給リールは
、底板の底面７６に取付けた％インチ径のステンレス型
金釘軸８２を中心として、回転可能なように取付けであ
る。供給リールの両フランジ各側には、金釘軸８２を通
すための減摩材楔座金８４が取付けられる。巻取りリー
ル１４は、同様の減摩材楔座金８８を備え、金釘軸８６
に取付ゆられた同様のフランジ付きハブである。

カートリッジの後側隅部のベルト案内用ローラ３８およ
び４０は底板のくぼみ部を設けた底面７６に取付げた几
インチ径のステンレス型合釘軸９０撃び９２に取付けら
れる。ベルト案内用ローラは、冠状の低摩擦プラスチッ
ク製ローラとし、底板の隅部にローラを取付ける黄銅製
の減摩止め座金９４を備えることが望ましい。ベルト案
内用ローラのベルト張力調節装置（図示せず）について
、以下、説明する。

３つのテープ案内用ローラ２４．２６および２８は、底
板の正面側端縁付近に取付けたフランジ付きのステンレ
ス製案内手段である。テープ用案内手段は、カートリッ
ジの正面側端縁に溢って搬送されるテープの調心を行な
う。第１図に示したテープ案内用ピンに代えて、合釘軸
３２αおよび３２ｈに取付けたフランジ付きのテープ案
内用ローラ３２ｂを用いることもできる。

開閉扉枢着ピン２２が、底板の正面側隅部でフランジ７
Ｂに取付けである。この枢着ピン２２は、ねじりバネ９
６の偏倚力により、またはこれに抗して、回転可能なよ
うに、開閉圧加を奴付ける。

ベルト駆動ローラ３４は、底板の正面側端縁の内側にて
、合釘軸９８に取付けたフランジ付きの冠状ローラであ
る。１対の減摩材喫座金１００によって、ベルト駆動ロ
ーラは、カバーと底板の間に取付けられる。ベルト駆動
ローラ３４／）上方端縁のフランジ６４は、カバーの正
面側端縁の開口部６３を通って突出するため、このフラ
ンジ６４は、組立てたカー）　ＩＪッジの正面側に露出
する。

底板のさらに詳細な構造については、第２図と共に、第
３図乃至第６図を参照することによって理解できる。第
３図は、底板７２の内面７６をのぞいた状態の平面図で
ある。狭小幅の側壁１０４が、底板の両側部に沿って伸
長し、狭小幅の側壁１０６は、底板の後側端縁に沿って
伸長する。両側壁共、底板の底壁７５の上面７６の上方
に伸長しているため、底壁７５は、側壁１０４に沿って
伸長する側部フランジの上面に対して、段差がつけられ
ている。

底板の両側部の側部フランジは、その上面１０８が、底
板の後部壁１０６の上面と連続している。底板のくぼみ
を設けた段差部分に隣接して、底板の両側壁１０４に沿
って伸長するくぼみ部８０の長さは、カー）　ＩＪッジ
カバー４８の両側部に溢って伸長するくぼみ部５０の長
さと等しい。側壁１０４は、部分１０９にて、外方に角
度が付けであるため、側壁１０４は、底板のくぼみ側部
に角状端部を形成する。

底板の側部フランジには、フランジの正面側端縁から中
力に、若干伸長する溝穴が形成しである。

正面壁１１４は、底板の正前側端縁に沿って、テープ案
内用ローラ２６の最寄り隅部から、開閉扉用くぼみ部１
８ｂまで伸長している。正面壁１１６ｈおよび１１８の
上面は、側壁および後部壁の上面１０８と同一高さであ
る。カバーを底板に接続する締結具（図示せず）が、底
板の底部側壁の穴７４を通って、伸長している。カバー
の底部側壁は、カバーを底板に接続したとき、底板の後
部壁および側壁、および正面壁１１４．１１６．１１８
の上面に支承される。

好適実施態様において、底板の長さく寸法Ａ）は約３．
２インチ、幅（寸法Ｂ）は約２．４インチにしである。

底板の側部フランジの溝穴１１０の長さく寸法Ｃ）は、
０．３１２インチ、および溝穴の深さく寸法Ｄ）は０．
１４インチである。側壁１０４に隣接するくぼみ部８０
の最大長さく寸法Ｅ）は、約１．８インチである。後部
壁および側壁の幅（寸法Ｆ）は、０．０６２インチ、フ
ランジの奥行き（寸法Ｇ）は０．１４インチ、および各
フランジの厚み（寸法Ｈ）は０．０８インチである。底
板の最大厚み（寸法工）は０．１８インチ、底板の底面
７６上方の厚み（寸法Ｊ）は、０．０８インチである。

第３図は、また、底板に支持されたカートリッジの他の
要素の取付穴を示す。かかる要素としては、供給ハブ、
巻取りハブ、ベルト案内用ローラ、ベルト駆動キャプス
タン等がある。

第５図は、上部カバーを底板に接続して組立てたテープ
カートリッジの正面図である。この図は、カバーの上端
と底板の底部間の中間の位置にて、外方に突出する側部
フランジ７８を示している。

カバー上端のフランジ５２および底板のフランジ７８は
、くぼみ部５０と協働し、カートリッジハウジングの両
側部に沿って、カートリッジ案内用長穴を形成する。第
５図は、また、底板の段差部分が幅広の４インチ磁気テ
ープ、およびその幅広なハブ、テープ案内用ローラおよ
びテープ案内用ピンを収容する様子も示している。ベル
ト駆動ローラの上方フランジ６４は、テープカートリッ
ジの正面側にて、テープ上方でテープ駆動モータと接触
し得るように露出した状態が示しである。開閉ｆｉ２０
は、テープ上方にて、閉じた状態が示しである。テープ
３６ば、くぼみ部の壁１１６の正面、および底板の正面
壁１１４．１１８の後側を通る。

テープカートリッジは、隆インチ幅のテープのデータの
読取り／書込みを為し得るテープ駆動機槍内に挿入して
使用される。カートリッジは、前方に滑動して、テープ
駆動機構の挿入部に入り、ロックされる。このロック位
置にて、挿入部の両側部のバネ荷重、ローラ式掛止具（
図示せず）が、底板の側部フランジ７８の溝穴１１０に
係合する。

テープ駆動機構の挿入部の両側部に沿った案内用レール
（図示せず）が、底板の側部フランジ７８の上方にて、
くぼみ部５０によって形成されたカートリッジ案内用長
大内に挿入する。この案内用長穴によって、カートリッ
ジは、テープ駆ａ機構の挿入部に出入りする際に、案内
される。上記挿入部に、カートリッジが挿入されると、
開閉扉の掛シナタトしアーム１２０は、引張バネ９６の
偏寄力に抗して、開閉扉を開き、テープを露出させて、
読□取り／書込みヘッドと接触させる。

使用時、ベルト駆動ローラが時計方向（第１図で見て）
に回転すると、ベルトは、その案内経路に沿って、時計
方向に移動し、テープは、供給ノ１ブから、巻取りノ・
プに巻取られていく。ベルト案内用ローラおよびその各
支持軸間の摩擦結合に上って、ベルトが案内用ローラを
通るときに、ベルトに所定の抵抗が作用し、よって、ベ
ルトが各案内ローラに沿って移動するときのベルトの張
力が増大する。このベルト張力の増大によって、ベルト
の弾性に応じて、ベルトの長さが伸びる。よって、ベル
トが巻取りリールに巻取られる速度は、供給リールの繰
出し速度よりも早くなる。この増速によって、テープは
、緊張状態となり両リール間のテープの緩みを取ること
ができる。

案内用ローラは、米国特許第４，１０３，５１６号に開
示されたのと同様の緊張手段を備えることができる。こ
の場合、カー）　ＩＪッジ後側隅部のベルト案内用ロー
ラ３８および４０は、案内用ローラに抗力を作用させ、
ベルトの張力を増大させる抗力座金（図示せず）を備え
ている。この米国特許第４．１０３，５１６号に開示さ
れた緊張手段は、１例として、ここに引用したものであ
る。ローラ３４は、第１図に矢印１２２で示した方向に
回転するため、ベルトは、第１図に矢印１２４で示した
方向に移動すると考えることにより、ベルト３６の抗力
によって、テープが緊張状態となる様子を理解すること
ができる。ベルトに抗力が作用すると、ベルト駆動ロー
ラ３４に巻付くベルト部分３６αは、ローラ′　を離れ
ていくベルト部分３６ｂと比べ、より緊張している。ベ
ルトは、弾性材料にて製造されているため、ベルト部分
３６αはベルト部分３６ｂと比べ、若干延伸程度が大き
くなる。ベルト部分３６αの延伸される程度が若干、太
きいため、巻取りロールの周縁部は、供給テープロール
の周縁部より若干早い速度で回転し、よって、テープは
緊張状態となる。

ｈインチテープの質量は、標準の０．１５０インチテー
プの質量より太きいため、テープ１６は、標準の０．１
５０インチテープよりも、緊張し、不規則運動およびテ
ープの緩み（質量の増加による）洩δた問題、テープ制
御、鮮明度に対する影響を回避することができる。所望
ならば、ベルト案内用ローラ３８．４０の緊張程度を調
節して、ベルトの張りを増加させることによって、テー
プは、像型の０．１５０インチテープと比べ、より緊張
した状態にて操作することができる。テープ駆動ベルト
自体の特性によっても、テープの張りを調節することが
できる。

このように、カートリッジハウジングは、カートリッジ
案内用長穴の下方に、段差下部を形成した底板を備えて
いる。この段差部分によって、ハウジングの内部奥行き
が深（なり、幅広のｈインチテープな収納することがで
きる。使用時、テープの張りを調節して、幅広の暑イン
チテープを制御することができる。底板の段差部分上方
の側部フランジは、カバーの側部に沿ったくぼみ部およ
びカバー上端のフランジと協働し、カートリッジ案内用
長穴を提供し、カートリッジをテープ駆動機構内に案内
する。テープ駆ｗＪ機構の掛止ローラが、底板の側部フ
ランジの溝穴と係合し、カートリッジをテープ駆動機構
内にロックする。カートリッジ両側のフランジの間隔、
ロック用溝穴の位置、およびカー）　リッジ案内用長穴
の長さは、０．１５０インチテープカートリッジの標準
的な寸法と等しい。このため、本発明の＆インチテープ
カートリッジは、標準の０．１５０インチミニカートリ
ッジと互換性があり、テープ駆動機構は、単一で済む。

この場合、テープ駆動機構の挿入部は、カートリッジ案
内用レールの下方に、底板の段差下部を収容するくぼみ
開放スペースを備える。

本発明のカートリッジの段差付き底部は、また、平坦な
底板を備えたカートリッジと比べた場合、仕上げカート
リッジの構造上の一体性を向上させる効果もある。

本発明の別の実施態様においては、テープ幅が、ｋ　イ
アｆ−以上、好ましくは１４インチのテープを使用する
同様の構造のテープカートリッジが提供される。この実
施態様の場合、底板の長さく寸法大）は６．０インチ、
および底板の幅（寸法Ｂ）は４．０インチである。底板
の側部フランジにおける溝穴の長さく寸法Ｃ）は、０．
５０インチ、溝穴の深さく寸法Ｄ）は０．１８　フイン
チである。側壁１０４に隣接するくぼみ部８０の最大長
さく寸法Ｅ）は３．２０６インチである。後部壁および
側壁の幅（寸法Ｆ）は０．１０インチ、フランジの奥行
き（寸法Ｇ）は０．２５インチ、および各フランジの厚
み（寸法Ｈ）は０．１０インチである。底板の最大厚み
（寸法Ｉ）は０．３８インチ、および底板の底面７６上
部までの厚み（寸法Ｊ）は０．２５０インチである。

ンインチテーブの質量は、標準の４インチテープの質量
より太きいため、この幅広のテープは、標準の４インチ
テープよりも、張りが大きく、不規則運動およびテープ
の緩み（質量の増加による）といった問題、テープ制御
、鮮明度に対する影響を回避することができる。ベルト
案内用ロー２３８．４０の緊張程度を調節して、ベルト
の張りを増加させることによって、テープは標準のｈ　
インチテープと比べ、より緊張した状態で操作すること
ができる。テープ駆動ベルト自体の特性によっても、テ
ープの張りを調節することができる。本発明によるし。

インチテープカートリッジを用いた幾多の実験では、長
期のサイクル試験の点で、テープまたはベルトが破損す
ることなく、良好な結果が得られた。実験用の％インチ
テープカートリッジに使用したテープは、３Ｍ社の厚さ
１．１ミルのテープ（Ａ７０３）、およびベルトは１７
．２５インチに延伸させたとき、３２オンスの張力のタ
フテン（Ｔｕｆｔａｎｅ　）フィルム（厚さ０．００６
インチ）とした。その結果、ｂインチテープカートリッ
ジでは３０ｉｐｓの前進速度で試験した時、２．２乃至
４．０オンスのテープ張力が得られた。

このように、ｂ　インチテープ用カートリッジハウジン
グは、カートリッジ案内用長穴の下方に段差下部を設け
た底板を備える。この段差部によって、・・ウジング内
部の奥行きが増し、幅広の匙インチテープを収納するこ
とができる。使用時、テープの張りを増大させ、幅広の
ｒインチテープを制御することができる。底板の段差部
上方の側部フランジは、カバーの両側に潜ったくぼみ部
およびカバー頂部のフランジと協働し、カートリッジ案
内用長穴を提供して、カートリッジをテープ枢拗機摘内
に案内する。テープ駆動機構の掛止ローラが底板の側部
フランジの溝穴と係合し、カートリッジをテープ駆ｖｌ
′＠構内にロックする。カートリッジ両側のフランジ間
の間隔、ロック用溝穴の位置およびカートリッジ案内用
長穴の長さは、ｈインチテープカートリッジのＡＮＳＩ
標準寸法と等しい。このため、本発明の寡インチテープ
カートリッジは標準の１／４インチカートリッジと互換
性がありテープ駆動機構は１つで済む。この場合、テー
プ駆動機構の挿入部は、カートリッジ案内用レールの下
方に、底板の段差下部を収納するくぼみ付き開放スペー
スを備えている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるテープカートリッジの特徴を示
す図解図、第２図は、第１図に示したテープカートリッジの構成要
素の配設状態の詳細を示す、分解斜視図、第３図は、テ
ープカートリッジの底板の平面図、第４図は、第３図の
線４−４に関する正面図、第５図は、底板に接続したカ
ートリッジの上端を示す、一部切欠は正面図、および第６図は、第３図の線６−６に関する断面図である。１０・・・ハウジング　　　１２・・・供給ハブ１４・
・−巻取ハブ　　　　１６・・・磁気テープ１８・・・
くぼみ部　　　　加・・・開閉扉２２・・・枢着ビン２４．２６・・・・・テープ案内用ローラ２８・・・テ
ープ案内用中間ローラ３０．３２・・・テープ案内用ビン３４・・・ベルトＦ＜９’ｌ用ローラ３６・・・無端ベルト３８．４０・・・ベルト案内用ローラ４２・・・磁気読取り／書込みヘッド４４・・・駆動キャプスタン４６・・・テープ可動モータ４８・・・プラスチックカバー５０・・・くぼみ部５２・・・側部フランジ（外５名）手続補正書昭和ｂ／年上月７Δ日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カートリッジハウジングと、１対の磁気テープ保
持リールと、前記リールに担持されたテープ部分に沿っ
て伸長する無端ベルトと、テープ駆動機構の駆動キャプ
スタンと係合し、ベルトを駆動してカートリッジハウジ
ング内のテープ部分と接触する状態にて、テープを磁気
読取り／書込みヘッドを経て搬送するベルト駆動ローラ
とを備える型式のベルト駆動テープカートリッジのデー
タ記録トラック実装密度を増進させる装置において、カ
ートリッジハウジングが、フランジの上方で伸長する両
上方溝穴と、ハウジングの底板に隣接して、フランジの
下方で伸長する両下方くぼみ部間の中間位置にて、ハウ
ジングの両側部に沿って伸長する両側部フランジと、底
板の段差くぼみ壁部分の両側に沿って伸長し、ハウジン
グの側部フランジ下方にて、ハウジングの内部空間に奥
行きを提供する下方くぼみ部とを備え、カートリッジハ
ウジング内部の奥行きの増加により１／４インチまでの
幅のテープを使用することができ、カートリッジハウジ
ング内にてリールにテープを巻付け、テープの幅を収納
するようにしたことを特徴とするデータトラック実装密
度増進装置。
（２）カートリッジハウジングと、１対の磁気テープ保
持リールと、前記リールに担持されたテープ部分に沿っ
て伸長する無端ベルトと、テープ駆動機構の駆動キャプ
スタンと係合し、ベルトを駆動して、カートリッジハウ
ジング内のテープ部分と接触する状態にて、テープを磁
気読取り／書込みヘッドを経て搬送するベルト駆動ロー
ラとを備える型式のベルト駆動テープカートリッジ内に
て、データ記録トラック実装密度を増進させる装置にお
いて、カートリッジハウジングが、フランジの上方で伸
長する両上方溝穴と、ハウジングの底板に隣接して、フ
ランジの下方で伸長する両下方くぼみ部間の中間位置に
て、ハウジングの両側部に沿って伸長する両側部フラン
ジと、底板の段差くぼみ壁部分の両側に沿って伸長し、
ハウジングの側部フランジ下方にて、ハウジングの内部
空間に奥行きを提供する下方くぼみ部とを備え、カート
リッジハウジング内部の奥行きの増加により、１／４イ
ンチ以上の幅のテープを使用することができ、カートリ
ッジハウジング内にて、リールにテープを巻付け、テー
プの幅を収納するようにしたことを特徴とするデータト
ラック実装密度増進装置。