JPS61178206A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPS61178206A JPS61178206A JP60019674A JP1967485A JPS61178206A JP S61178206 A JPS61178206 A JP S61178206A JP 60019674 A JP60019674 A JP 60019674A JP 1967485 A JP1967485 A JP 1967485A JP S61178206 A JPS61178206 A JP S61178206A
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- Japan
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- rubber
- tire
- organic
- tire side
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C13/00—Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は空気入りタイヤに係り、特にタイヤのビード部
上方からサイドウオール部を介してショルダー部下方に
至るタイヤサイド部の外観が良好で、しかも、耐オゾン
性、耐候性、耐熱性に優れた空気入りタイヤに関するも
のである。
上方からサイドウオール部を介してショルダー部下方に
至るタイヤサイド部の外観が良好で、しかも、耐オゾン
性、耐候性、耐熱性に優れた空気入りタイヤに関するも
のである。
[従来の技術]
最近、空気入りタイヤ、特に乗用車用タイヤは、操縦安
定性、高速耐久性、乗心地等のタイヤ本来の性能に加え
て、その外観も重視されるようになり、タイヤとしての
諸性能が優れていても、その外観が悪いと商品価値が低
下する傾向がある。
定性、高速耐久性、乗心地等のタイヤ本来の性能に加え
て、その外観も重視されるようになり、タイヤとしての
諸性能が優れていても、その外観が悪いと商品価値が低
下する傾向がある。
一般に、乗用車用タイヤは、第1図にその断面を示すよ
うに構成されている。しかして、このようなタイヤは、
通常、そのビード部2の上方からサイドウオール部3を
介してショルダー部4下方に至るタイヤサイド部Sの耐
候性、耐オゾン性、耐熱性等を改善するために、この部
分を構成するゴム組成物として、ゴム表面にブルームし
て薄い膜を形成し、ゴム表面を空気中のオゾンの攻撃か
ら遮断してクラックの発生を防止する、ワックスや、走
行中の屈曲によるクラックの発生を防止するための老化
防止剤を多量に配合したゴム組成物が使用されている。
うに構成されている。しかして、このようなタイヤは、
通常、そのビード部2の上方からサイドウオール部3を
介してショルダー部4下方に至るタイヤサイド部Sの耐
候性、耐オゾン性、耐熱性等を改善するために、この部
分を構成するゴム組成物として、ゴム表面にブルームし
て薄い膜を形成し、ゴム表面を空気中のオゾンの攻撃か
ら遮断してクラックの発生を防止する、ワックスや、走
行中の屈曲によるクラックの発生を防止するための老化
防止剤を多量に配合したゴム組成物が使用されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、これらのゴム組成物に配合されるワック
スや老化防止剤は、時間の経過と共にタイヤサイド部S
の表面に析出し、タイヤの外観を著しく悪化せしめてい
るのが現状である。
スや老化防止剤は、時間の経過と共にタイヤサイド部S
の表面に析出し、タイヤの外観を著しく悪化せしめてい
るのが現状である。
このため、タイヤの外観を損なうことなく、タイヤの特
性を良好に維持することができるタイヤの開発が強く望
まれている。
性を良好に維持することができるタイヤの開発が強く望
まれている。
[問題点を解決するための手段]
本発明は上記実情に鑑み、タイヤサイド部の少なくとも
外面層を構成するゴム組成物を改良することにより、タ
イヤサイド部の外観を良好なものとし、かつ耐オゾン性
、耐候性、耐熱性を良好に維持することができる、優れ
た空気入りタイヤを提供するべくなされたものであり、 左右一対のビード部と、このビード部に連なる左右一対
のサイドウオール部と、この両サイドウオール部間にシ
ョルダー部を介して配置したトレッド部と、からなる空
気入りタイヤにおいて、前記ビード部上方からサイドウ
オール部を介してショルダー部下方に至るタイヤサイド
部の少なくとも外面層が、 (A) 壱機ゴムと (B)ポリオルガノシロキサンと
を含み、その組成比が(p、)/ (B) =80/2
0〜5/95であるゴム組成物であっぞ、 (B)該ポリオルガノシロキサンが、 ■ ケイ素原子に結合する1価の置換および非置□換の
炭化水素基から選ばれる有機基の全数のうち少なくとも
2個は、5個以上の炭素原子をもち、かつケイ素原子か
ら少なくとも1個の炭素原子を介してC−C二重結合を
もつ1価の炭化水素基を含有し、重合度が20以上のポ
リオルガノシロキサン5〜100重量%、 及び ■ ケイ素原子に結合した1価の置換および非置換の炭
化水素基から選ばれる有機基として上記5個以上の炭素
原子をもち、かつケイ素から少なくとも1個の炭素原子
を介してC=C二重結谷をもつ1価の炭化水素基を実質
的に含まず、他の架橋基を含む重合度が20以上のポリ
オルガノシロキサン95〜0重量% からなるゴム組成物より形成されてなることを特徴とす
る空気入りタイヤ、 を要旨とするものである。
外面層を構成するゴム組成物を改良することにより、タ
イヤサイド部の外観を良好なものとし、かつ耐オゾン性
、耐候性、耐熱性を良好に維持することができる、優れ
た空気入りタイヤを提供するべくなされたものであり、 左右一対のビード部と、このビード部に連なる左右一対
のサイドウオール部と、この両サイドウオール部間にシ
ョルダー部を介して配置したトレッド部と、からなる空
気入りタイヤにおいて、前記ビード部上方からサイドウ
オール部を介してショルダー部下方に至るタイヤサイド
部の少なくとも外面層が、 (A) 壱機ゴムと (B)ポリオルガノシロキサンと
を含み、その組成比が(p、)/ (B) =80/2
0〜5/95であるゴム組成物であっぞ、 (B)該ポリオルガノシロキサンが、 ■ ケイ素原子に結合する1価の置換および非置□換の
炭化水素基から選ばれる有機基の全数のうち少なくとも
2個は、5個以上の炭素原子をもち、かつケイ素原子か
ら少なくとも1個の炭素原子を介してC−C二重結合を
もつ1価の炭化水素基を含有し、重合度が20以上のポ
リオルガノシロキサン5〜100重量%、 及び ■ ケイ素原子に結合した1価の置換および非置換の炭
化水素基から選ばれる有機基として上記5個以上の炭素
原子をもち、かつケイ素から少なくとも1個の炭素原子
を介してC=C二重結谷をもつ1価の炭化水素基を実質
的に含まず、他の架橋基を含む重合度が20以上のポリ
オルガノシロキサン95〜0重量% からなるゴム組成物より形成されてなることを特徴とす
る空気入りタイヤ、 を要旨とするものである。
即ち、本発明者らは、タイヤのタイヤサイド部の素材と
して好適な、有機ゴム及びシリコーン化合物よりなるゴ
ム組成物について種々検討を重ねた結果、従来、有機パ
ーオキシド以外の架橋剤では十分な物性を持つ加熱硬化
ゴム組成物が得られなかったポリオルガノシロキサンの
置換基を工夫することにより、有機パーオキシド以外の
架橋剤で共架橋ができ、しかもこれにより得られる共架
橋ゴム組成物がシリコーンゴムの有する優れた耐候性、
耐オゾン性、耐熱□性を有し、かつ、有機ゴムの有する
高い破壊強度を兼ね備えていることを見い出し、本発明
を完成させた。
して好適な、有機ゴム及びシリコーン化合物よりなるゴ
ム組成物について種々検討を重ねた結果、従来、有機パ
ーオキシド以外の架橋剤では十分な物性を持つ加熱硬化
ゴム組成物が得られなかったポリオルガノシロキサンの
置換基を工夫することにより、有機パーオキシド以外の
架橋剤で共架橋ができ、しかもこれにより得られる共架
橋ゴム組成物がシリコーンゴムの有する優れた耐候性、
耐オゾン性、耐熱□性を有し、かつ、有機ゴムの有する
高い破壊強度を兼ね備えていることを見い出し、本発明
を完成させた。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
なお、図においては5本発明を乗用車用ラジアルタイヤ
に実施したものを示すが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例に限定されるものではない。
に実施したものを示すが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例に限定されるものではない。
第1図は本発明の実施例に係る乗用車用ラジアルタイヤ
の断面図であり、第2図は異なる実施態様を示すタイヤ
サイド部の部分断面図である。
の断面図であり、第2図は異なる実施態様を示すタイヤ
サイド部の部分断面図である。
第1図に示す如く、本発明の実施例からなる乗用車用ラ
ジアルタイヤlは、左右一対のビード部2と、このビー
ド部2に連なる左右一対のサイドウオール部3と、この
サイドウオール部3間にショルダー部4を介して配置さ
れたトレッド部5を備えており、前記各ビード部2に設
けられたビードワイヤ6間には、タイヤ周方向に対する
角度が70〜906である補強コードからなるカーカス
層7が装架され、更に前記トレッド部5におけるカーカ
ス層7上には、タイヤ周方向に対する角度がlO〜30
°の傾斜角で互いに交差する補強コードからなる2層に
より構成されたベルト層8が配置されている。なお、9
はビードフィラー、10はリムクッションゴム、11は
インナーライナーである。
ジアルタイヤlは、左右一対のビード部2と、このビー
ド部2に連なる左右一対のサイドウオール部3と、この
サイドウオール部3間にショルダー部4を介して配置さ
れたトレッド部5を備えており、前記各ビード部2に設
けられたビードワイヤ6間には、タイヤ周方向に対する
角度が70〜906である補強コードからなるカーカス
層7が装架され、更に前記トレッド部5におけるカーカ
ス層7上には、タイヤ周方向に対する角度がlO〜30
°の傾斜角で互いに交差する補強コードからなる2層に
より構成されたベルト層8が配置されている。なお、9
はビードフィラー、10はリムクッションゴム、11は
インナーライナーである。
本発明においては、ビード部2の上方からサイドウオー
ル部3を介してショルダー部4の下方に至るタイヤサイ
ド部Sの全層、あるいは、第2図に示す如く、タイヤサ
イド部Sを外面層S1と内部層S2の2層構造とし、肉
厚0.3〜1.5mm程度の外面層S+のみを、 (A)有機ゴムと (B)ポリオルガノシロキサンとを
含み、その組成比が(A)/ (B)=80/20〜5
/95であるゴム組成物であって、(B)該ポリオルガ
ノシロキサンが、前記の■及び■からなるゴム組成物に
より形成する。
ル部3を介してショルダー部4の下方に至るタイヤサイ
ド部Sの全層、あるいは、第2図に示す如く、タイヤサ
イド部Sを外面層S1と内部層S2の2層構造とし、肉
厚0.3〜1.5mm程度の外面層S+のみを、 (A)有機ゴムと (B)ポリオルガノシロキサンとを
含み、その組成比が(A)/ (B)=80/20〜5
/95であるゴム組成物であって、(B)該ポリオルガ
ノシロキサンが、前記の■及び■からなるゴム組成物に
より形成する。
第1図におけるタイヤサイド部Sあるいは第2図におけ
るタイヤサイド部外面層S1を形成するゴム組成物の(
A)有機ゴムとしては、天然ゴム、イソプレゴム、スチ
レンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、アクリロニトリ
ルブタジェンゴム等のエチレン−αオレフイン系ゴム、
その他、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、フッ素ゴ
ム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレートゴム、ウ
レタンゴム等及びこれらの程合物が挙げられる。これら
のうち天然ゴム、ブタジェンゴム、もしくは天然ゴムと
ブタジェンゴムの混合物が特に好ましい。
るタイヤサイド部外面層S1を形成するゴム組成物の(
A)有機ゴムとしては、天然ゴム、イソプレゴム、スチ
レンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、アクリロニトリ
ルブタジェンゴム等のエチレン−αオレフイン系ゴム、
その他、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、フッ素ゴ
ム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレートゴム、ウ
レタンゴム等及びこれらの程合物が挙げられる。これら
のうち天然ゴム、ブタジェンゴム、もしくは天然ゴムと
ブタジェンゴムの混合物が特に好ましい。
また(B)ポリオルガノシロキサンは、■ ケイ素原子
に結合する1価の置換および非置換の炭化水素基から選
ばれる有機基の全数のうち少なくとも2個は、5個以上
の炭素原子をもち、かつケイ素原子から少なくとも1個
の炭素原子を介してC=C二重結合をもつ1価の炭化水
素基を含有し、重合度が20以上のポリオルガノシロキ
サン5〜100重量%、 及び ■ ケイ素原子に結合した1価の置換および非置換の炭
化水素基から選ばれる有機基として上記5個以上の炭素
原子をもち、かつケイ素から少なくとも1個の炭素原子
を介してC=C二重結合をもつ1価の炭化水素基を実質
的に含まず、他の架橋基を含む重合度が20以上のポリ
オルガノシロキサン95〜O重量%、 からなる。このポリオルガノシロキサンのケイ素原子に
結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基
、デシル基等のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基
;フェニル基等のアリール基;β−フェニルエチル基、
β−フェニルプロピル基等のアラルキル基;クロロメチ
ル基、クロロフェニル基、3,3.3−1リフルオロプ
ロピル基等のハロゲン化炭化水素基が挙げられる。有機
基は、合成のし易さ及びシリコーンとしての耐熱性、耐
候性等の諸性質を具備させるために、90モル%以上が
メチル基であることが好ましい。
に結合する1価の置換および非置換の炭化水素基から選
ばれる有機基の全数のうち少なくとも2個は、5個以上
の炭素原子をもち、かつケイ素原子から少なくとも1個
の炭素原子を介してC=C二重結合をもつ1価の炭化水
素基を含有し、重合度が20以上のポリオルガノシロキ
サン5〜100重量%、 及び ■ ケイ素原子に結合した1価の置換および非置換の炭
化水素基から選ばれる有機基として上記5個以上の炭素
原子をもち、かつケイ素から少なくとも1個の炭素原子
を介してC=C二重結合をもつ1価の炭化水素基を実質
的に含まず、他の架橋基を含む重合度が20以上のポリ
オルガノシロキサン95〜O重量%、 からなる。このポリオルガノシロキサンのケイ素原子に
結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基
、デシル基等のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基
;フェニル基等のアリール基;β−フェニルエチル基、
β−フェニルプロピル基等のアラルキル基;クロロメチ
ル基、クロロフェニル基、3,3.3−1リフルオロプ
ロピル基等のハロゲン化炭化水素基が挙げられる。有機
基は、合成のし易さ及びシリコーンとしての耐熱性、耐
候性等の諸性質を具備させるために、90モル%以上が
メチル基であることが好ましい。
なお、本発明において、前記■のポリオルガノシロキサ
ン(以下、「ポリオルガノシロキサン■Jと称する。)
の分子中の有機基のうち、少なくとも2個の有機基は、
5個以上の炭素原子をもち、かつケイ素原子から少なく
とも1個の炭素原子を介してC=C二重結合をもつ1価
の炭化水素基(以下、「二重結合性炭化水素基」と称す
る。)を含有する。
ン(以下、「ポリオルガノシロキサン■Jと称する。)
の分子中の有機基のうち、少なくとも2個の有機基は、
5個以上の炭素原子をもち、かつケイ素原子から少なく
とも1個の炭素原子を介してC=C二重結合をもつ1価
の炭化水素基(以下、「二重結合性炭化水素基」と称す
る。)を含有する。
ポリオルガノシロキサン0分子中に、このような二重結
合性炭化水素基を有することにより、各種の加硫剤によ
る有機ゴムとポリオルガノシロキサンとの共架橋が可能
となる。ポリオルガ/シロキサン0分子中の二重結合性
炭化水素基の数が2個未満では、ポリオルガノシロキサ
ンを架橋主調として含有するゴム組成物が得られないの
で、十分な耐熱性を共架橋ゴム組成物に与えることがで
きない。二重結合性炭化水素基は、全有機基の0.05
〜lOモル%の範囲が好ましい。0.05モル%未満で
は共架橋が十分でなく得られるゴム組成物の引裂強さが
低下し、10モル%を越えた場合にも引張強さが低下す
る傾向がある。
合性炭化水素基を有することにより、各種の加硫剤によ
る有機ゴムとポリオルガノシロキサンとの共架橋が可能
となる。ポリオルガ/シロキサン0分子中の二重結合性
炭化水素基の数が2個未満では、ポリオルガノシロキサ
ンを架橋主調として含有するゴム組成物が得られないの
で、十分な耐熱性を共架橋ゴム組成物に与えることがで
きない。二重結合性炭化水素基は、全有機基の0.05
〜lOモル%の範囲が好ましい。0.05モル%未満で
は共架橋が十分でなく得られるゴム組成物の引裂強さが
低下し、10モル%を越えた場合にも引張強さが低下す
る傾向がある。
ポリオルガノシロキサン■に含まれる二重結合性炭化水
素基としては、エチリデンノルボルニル基やメチレンノ
ルボルニル基等のアルキリデンノルボルニル基のほか、
ジシクロペンテニル基、4−ペンテニル基、4−へキセ
ニル基、シクロオクテニル基等が挙げられる。これらの
うち、有機ゴムとの共架橋のし易さからアルキリデンノ
ルボルニル基が最も好ましい。
素基としては、エチリデンノルボルニル基やメチレンノ
ルボルニル基等のアルキリデンノルボルニル基のほか、
ジシクロペンテニル基、4−ペンテニル基、4−へキセ
ニル基、シクロオクテニル基等が挙げられる。これらの
うち、有機ゴムとの共架橋のし易さからアルキリデンノ
ルボルニル基が最も好ましい。
なお、上述の二重結合性炭化水素基の量が全有機基の1
0モル%以内であれば、ポリオルガノシロキサン■中に
ビニル基等の他の脂肪族不飽和基が少量存在していても
何らさしつかえない。
0モル%以内であれば、ポリオルガノシロキサン■中に
ビニル基等の他の脂肪族不飽和基が少量存在していても
何らさしつかえない。
ポリオルガノシロキサン■の重合度は20以上、好まし
くはt 、ooo以上である。重合度が20未満では十
分な耐熱性を付与するために添加するポリオルガノシロ
キサン■中にかなりの量の二重結合性炭化水素基を必要
とし、有機ゴムに配合しにくいうえ、共架橋ゴムの物性
が低下するため好ましくない。
くはt 、ooo以上である。重合度が20未満では十
分な耐熱性を付与するために添加するポリオルガノシロ
キサン■中にかなりの量の二重結合性炭化水素基を必要
とし、有機ゴムに配合しにくいうえ、共架橋ゴムの物性
が低下するため好ましくない。
なお、ポリオルガノシロキサン■のケイ素原子に対する
有機基の割合は、ケイ素原子1個に対して1.9〜2.
1個の範囲、特に1.98〜2.002個の範囲が好ま
しい。有機基がケイ素原子1個に対して1.9未満では
、樹脂化し易く、2.1を超えると希望する重合度のも
のが得難い。
有機基の割合は、ケイ素原子1個に対して1.9〜2.
1個の範囲、特に1.98〜2.002個の範囲が好ま
しい。有機基がケイ素原子1個に対して1.9未満では
、樹脂化し易く、2.1を超えると希望する重合度のも
のが得難い。
本発明においては、(B)のポリオルガノシロキンサン
は、上記二重結合性炭化水素基を含有するポリオルガノ
シロキサン■の他に、二重結合性炭化水素基を実質的に
含まずに、他の架橋基を、含む、重合度20以上のポリ
オルガノシロキサン(以下、[ポリオルガノシロキサン
■]と称する。)を有していても良い。このようなポリ
オルガノシロキサン■としては、ビニル基含有ポリシロ
キサン、メルカプト基含有ポリシロキサン、(メタ)ア
クリロイル基含有ポリシロキサン等が挙げられる。
は、上記二重結合性炭化水素基を含有するポリオルガノ
シロキサン■の他に、二重結合性炭化水素基を実質的に
含まずに、他の架橋基を、含む、重合度20以上のポリ
オルガノシロキサン(以下、[ポリオルガノシロキサン
■]と称する。)を有していても良い。このようなポリ
オルガノシロキサン■としては、ビニル基含有ポリシロ
キサン、メルカプト基含有ポリシロキサン、(メタ)ア
クリロイル基含有ポリシロキサン等が挙げられる。
□本発明において、(B)ポリオルガノシロキサン中の
ポリオルガノシロキサン■の含有量は5〜100重量%
である。ポリオルガノシロキサン■の含有量が5重量%
未満では共加硫性が十分ではなく、十分な引張強度が得
られず、好ましくない。
ポリオルガノシロキサン■の含有量は5〜100重量%
である。ポリオルガノシロキサン■の含有量が5重量%
未満では共加硫性が十分ではなく、十分な引張強度が得
られず、好ましくない。
なお、(B)ポリオルガノシロキサンは実質的に直鎖状
のポリオルガノシロキサンが好ましいが、部分的に分岐
や網状構造を有していても良い。
のポリオルガノシロキサンが好ましいが、部分的に分岐
や網状構造を有していても良い。
本発明における空気入りタイヤを形成するゴム組成物に
使用される(A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキ
サンとの配合比は(A)/ (B)= 80/20〜5
/95、好ましくは75/25〜10/90、更に好ま
しくは70/30〜30/70である。ゴム組成物中の
(B)ポリオルガノシロキサンが20重量%未満では耐
熱性及び耐候性、耐オゾン性が劣り、また95重量%を
超えると破壊強度が小さくなり、強度的に劣ると共に隣
接するゴムとの接着性が悪くなる。
使用される(A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキ
サンとの配合比は(A)/ (B)= 80/20〜5
/95、好ましくは75/25〜10/90、更に好ま
しくは70/30〜30/70である。ゴム組成物中の
(B)ポリオルガノシロキサンが20重量%未満では耐
熱性及び耐候性、耐オゾン性が劣り、また95重量%を
超えると破壊強度が小さくなり、強度的に劣ると共に隣
接するゴムとの接着性が悪くなる。
本発明で用いるゴム組成物は、(A)有機ゴムと(B)
ポリオルガノシロキサンとを加硫剤により共加硫して容
易に硬化される。加硫剤としては、有機過酸化物、イオ
ウ系、イオウドナー系、アルキルフェノール樹lh系、
キノイド系等の広範囲の加硫剤を用いることが可能であ
るが、特にイオウ系、イオウドナー系のものを用いるの
が好ましい。
ポリオルガノシロキサンとを加硫剤により共加硫して容
易に硬化される。加硫剤としては、有機過酸化物、イオ
ウ系、イオウドナー系、アルキルフェノール樹lh系、
キノイド系等の広範囲の加硫剤を用いることが可能であ
るが、特にイオウ系、イオウドナー系のものを用いるの
が好ましい。
本発明の組成物には、必要に応じて補強性ないし非補強
性の充填剤を配合することができる。これらの充填剤と
しては、煙霧質シリカ、沈殿シリカ、シリカエアロゲル
、粉砕石英、ケイ藻土、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マ
グネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、マイカ、アスベスト、ガラス粉末、カーボン
ブラックなどが例示される。これらの充填剤の表面を、
有機ケイ素化合物、ポリジオルガノシロキサンなどで処
理して疎水化してもよい。また、このほか、公知の耐熱
性向上剤、加硫助剤、加工助剤、受耐剤及び/又は受塩
基剤等を配合してもさしつかえない。
性の充填剤を配合することができる。これらの充填剤と
しては、煙霧質シリカ、沈殿シリカ、シリカエアロゲル
、粉砕石英、ケイ藻土、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マ
グネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、マイカ、アスベスト、ガラス粉末、カーボン
ブラックなどが例示される。これらの充填剤の表面を、
有機ケイ素化合物、ポリジオルガノシロキサンなどで処
理して疎水化してもよい。また、このほか、公知の耐熱
性向上剤、加硫助剤、加工助剤、受耐剤及び/又は受塩
基剤等を配合してもさしつかえない。
なお、本発明において、第2図の如く、タイヤサイド部
の外面層S■のみを」二連の如き本発明に係るゴム組成
物で形成した場合において、内部層S2を形成するゴム
組成物は、特に制限はなく、従来よりタイヤサイド部に
用いられているもの、あるいは、本発明に係るゴム組成
物にワックス、老化防止剤等を配合したものとするのが
好ましい。
の外面層S■のみを」二連の如き本発明に係るゴム組成
物で形成した場合において、内部層S2を形成するゴム
組成物は、特に制限はなく、従来よりタイヤサイド部に
用いられているもの、あるいは、本発明に係るゴム組成
物にワックス、老化防止剤等を配合したものとするのが
好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤサイド部を、(A)
有機ゴム、(B)ポリオルガノシロキサン及びその他の
添加剤からなるゴム組成物を、加硫剤により硬化・成型
して形成し、その他、製造条件等は通常採用されている
条件で容易に製造される。
有機ゴム、(B)ポリオルガノシロキサン及びその他の
添加剤からなるゴム組成物を、加硫剤により硬化・成型
して形成し、その他、製造条件等は通常採用されている
条件で容易に製造される。
[作用]
本発明に係る(A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロ
キサンとを含むゴム組成物により形成されるタイヤサイ
ド部は、耐候性、耐オゾン性、耐熱性等の物理的性質に
極めて優れる。
キサンとを含むゴム組成物により形成されるタイヤサイ
ド部は、耐候性、耐オゾン性、耐熱性等の物理的性質に
極めて優れる。
従って、ワックスや老化防止剤を用いることなく、良好
な特性のタイヤサイド部を得ることができるので、これ
らワックスや老化防止剤がタイヤサイド部表面にブルー
ムしてタイヤの外観を悪化させることがない。
な特性のタイヤサイド部を得ることができるので、これ
らワックスや老化防止剤がタイヤサイド部表面にブルー
ムしてタイヤの外観を悪化させることがない。
[実施例]
以下に実施的及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
説明する。
実施例1,2、比較例1〜3
第1表に示す配合成分をB型バンバリーミキサ−(容i
1.7J1)で混練し、得られたゴム組成物を、各々、
160°Cで20分間プレス加硫して、サンプルを作成
し、引張試験、静的オゾン試験を行ない、また隣接ゴム
との接着性を調べた。
1.7J1)で混練し、得られたゴム組成物を、各々、
160°Cで20分間プレス加硫して、サンプルを作成
し、引張試験、静的オゾン試験を行ない、また隣接ゴム
との接着性を調べた。
結果を第1表に示す。
なお、引張試験は引張速度300m/min、DINS
号で行ない、また、硬度はJISA(JISK6301
)で測定した。耐熱性は、オーブン中、160℃で48
時間加熱後、同様にして求めた引張強度(T b)
(K g/ crn”)及び伸び(Eb)(%)の変化
率で表した。
号で行ない、また、硬度はJISA(JISK6301
)で測定した。耐熱性は、オーブン中、160℃で48
時間加熱後、同様にして求めた引張強度(T b)
(K g/ crn”)及び伸び(Eb)(%)の変化
率で表した。
また、オゾンクラック性は静的オゾン100p p h
mX50’CX48時間における40%ストレッチによ
り静的オゾン試験をすることにより求めた。しかして、
その判定基準として、発生クラック数をアルファベット
で示し、Aは少数、Bは多数、Cは無数にクラックが発
生したことを表し、また、発生したクラックの大きさを
数字で示し、1は10倍のルーパで確認可能、2は肉眼
で確認可能、3は亀裂1mm未満、4は1〜3 m m
の亀裂、5は3mm以上の亀裂をそれぞれ表すようにし
た。
mX50’CX48時間における40%ストレッチによ
り静的オゾン試験をすることにより求めた。しかして、
その判定基準として、発生クラック数をアルファベット
で示し、Aは少数、Bは多数、Cは無数にクラックが発
生したことを表し、また、発生したクラックの大きさを
数字で示し、1は10倍のルーパで確認可能、2は肉眼
で確認可能、3は亀裂1mm未満、4は1〜3 m m
の亀裂、5は3mm以上の亀裂をそれぞれ表すようにし
た。
また、隣接ゴムとの接着性は、後掲の第2表のゴム組成
物すとの接着性で評価した。
物すとの接着性で評価した。
なお、第1表中※l〜※10は次の通りである。
※l:重合度6000、エチリデンノルボルニル基4.
0mo 1%、他の置換基はメチル基であるポリオルガ
ノシロキサン ※2:重合度6000、ビニル基0.5mo1%、他の
置換基はメチル基であるポリオルガノシロキサン ※3:R3S No、1 ※4:日木合成ゴム(株)製 BRO1※5:東海カー
ボン(株)製 l5AF※6:日本アエロジル(株)製 アエロジルR−972 ※7:富士興産C′株)製 アロマックス1000 ※8:大内新興(株)製 ツクセラーMSA※9:大内
新興(株)製 ツクセラーDM※10:大内新興(株)
製 ツクセラーTT第 1 表 第1表より次のことが認められる。
0mo 1%、他の置換基はメチル基であるポリオルガ
ノシロキサン ※2:重合度6000、ビニル基0.5mo1%、他の
置換基はメチル基であるポリオルガノシロキサン ※3:R3S No、1 ※4:日木合成ゴム(株)製 BRO1※5:東海カー
ボン(株)製 l5AF※6:日本アエロジル(株)製 アエロジルR−972 ※7:富士興産C′株)製 アロマックス1000 ※8:大内新興(株)製 ツクセラーMSA※9:大内
新興(株)製 ツクセラーDM※10:大内新興(株)
製 ツクセラーTT第 1 表 第1表より次のことが認められる。
即ち、実施例1.2では、有機ゴムとポリオルガノシロ
キサンとの組成比が、有機ゴム/ポリオルガノシロキサ
ン= 70730と適量であるため、その耐オゾン性、
耐熱性が優れ、かつ隣接するゴムとの接着性も問題がな
い。これに対し、比較例1では、有機ゴムを含まず、ポ
リオルガノシロキサンのみのゴム組成物であるため、耐
オゾン性、耐熱性には優れるものの、隣接するゴムと接
着しない。また、比較例2では、ポリオルガノシロキサ
ンが硫黄により有機ゴムと共加硫されないため、有機ゴ
ムとの分離が起り、初期物性、耐熱性が悪くなり、しか
もポリオルガノシロキサンがブルームするため、隣接す
るゴムと接着しない。
キサンとの組成比が、有機ゴム/ポリオルガノシロキサ
ン= 70730と適量であるため、その耐オゾン性、
耐熱性が優れ、かつ隣接するゴムとの接着性も問題がな
い。これに対し、比較例1では、有機ゴムを含まず、ポ
リオルガノシロキサンのみのゴム組成物であるため、耐
オゾン性、耐熱性には優れるものの、隣接するゴムと接
着しない。また、比較例2では、ポリオルガノシロキサ
ンが硫黄により有機ゴムと共加硫されないため、有機ゴ
ムとの分離が起り、初期物性、耐熱性が悪くなり、しか
もポリオルガノシロキサンがブルームするため、隣接す
るゴムと接着しない。
比較例3では、ポリオルガノシロキサンの量が少ないた
め、耐オゾン性、耐熱性が十分に得られない。
め、耐オゾン性、耐熱性が十分に得られない。
実施例3
実施例1で用いた配合処法のゴム組成物により、タイヤ
サイド部Sを形成して、第1図に示す構造のタイヤを製
造した。なお、タイヤサイド部Sの肉厚は3.5mmで
、タイヤサイズは165SR13とした。
サイド部Sを形成して、第1図に示す構造のタイヤを製
造した。なお、タイヤサイド部Sの肉厚は3.5mmで
、タイヤサイズは165SR13とした。
得られたタイヤのタイヤサイド部の外観及びオゾンクラ
ック性を調べた結果を第3表に示す。
ック性を調べた結果を第3表に示す。
なお、タイヤサイド部の外観はタイヤ製造6ケ月後の光
沢状況を観察することにより調べた。また、オゾンクラ
ック性は、タイヤの空気圧2Kg/ c m’で、実施
例1と同様の静的オゾン試験を行ない、同じ基準で評価
した。
沢状況を観察することにより調べた。また、オゾンクラ
ック性は、タイヤの空気圧2Kg/ c m’で、実施
例1と同様の静的オゾン試験を行ない、同じ基準で評価
した。
実施例4
タイヤサイド部の外面層S+を実施例1で用いた配合処
法のゴム組成物により形成し、また、内部層S2を第2
表のゴム組成物すで形成して、第2図に示すタイヤサイ
ド部が2層構造のタイヤを製造した。なお、タイヤサイ
ド部の外面層S+の肉厚は1mm、内部層の肉厚は2.
5mmとし、タイヤサイズは165SR13とし、た。
法のゴム組成物により形成し、また、内部層S2を第2
表のゴム組成物すで形成して、第2図に示すタイヤサイ
ド部が2層構造のタイヤを製造した。なお、タイヤサイ
ド部の外面層S+の肉厚は1mm、内部層の肉厚は2.
5mmとし、タイヤサイズは165SR13とし、た。
得られたタイヤのタイヤサイド部の外観及びオゾンクラ
ック性を調べた結果を第3表に示す。
ック性を調べた結果を第3表に示す。
比較例4
第2表のゴム組成物a、即ち、従来のサイドウオール用
ゴム組成物であり、ジエン系ゴムを主体とし、耐オゾン
性を保持するために老化防止剤、ワックスを配合してな
るゴム組成物、を用いてタイヤサイド部を形成したこと
以外は実施例3と同様にしてタイヤを製造し、そのタイ
ヤサイド部の外観及びオゾンクラック性を調べた。結果
を第3表に示す。
ゴム組成物であり、ジエン系ゴムを主体とし、耐オゾン
性を保持するために老化防止剤、ワックスを配合してな
るゴム組成物、を用いてタイヤサイド部を形成したこと
以外は実施例3と同様にしてタイヤを製造し、そのタイ
ヤサイド部の外観及びオゾンクラック性を調べた。結果
を第3表に示す。
第2表中、1〜承9は次の通りである。
*1:R3S No、1
木2:日本合成ゴム(株)製 BROI*3:東海カー
ボン(株)製 I SAF本4:バラフィンワックス *5:大向新興(株)製 ツクラック81ONA*6:
富士興産(株)製 アロマックスtoo。
ボン(株)製 I SAF本4:バラフィンワックス *5:大向新興(株)製 ツクラック81ONA*6:
富士興産(株)製 アロマックスtoo。
攻7:大内新興(株)製 ツクセラーMSA−G*8:
大内新興(株)製 ツクセラーDM求8:いずれも第1
表における物性と同様にして測定又は判定した。
大内新興(株)製 ツクセラーDM求8:いずれも第1
表における物性と同様にして測定又は判定した。
第2表
第 3 表
※工:ブルーム物質がなく表面光沢がある。
※IIニブルーム物質(主としてワックス、老化防止剤
)があり表面光沢がない。
)があり表面光沢がない。
第3表から、タイヤサイド部の外観は、タイヤ製造後6
ケ月間で明らかに差がみられ、本発明のタイヤは光沢が
あり、従来タイヤに比べてその外観が明らかに優れてい
ることが認められる。
ケ月間で明らかに差がみられ、本発明のタイヤは光沢が
あり、従来タイヤに比べてその外観が明らかに優れてい
ることが認められる。
また、ホイールタイヤにおける静的オゾン試験において
も、本発明タイヤは極めて優れた耐オゾン性を示し、し
かも外面サイドがある範囲の引張強度を有しているため
、耐外傷性においても十分実用に供せるものであった。
も、本発明タイヤは極めて優れた耐オゾン性を示し、し
かも外面サイドがある範囲の引張強度を有しているため
、耐外傷性においても十分実用に供せるものであった。
[効果]
以上詳述した通り、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ
サイド部が有機ゴムと特定のポリオルガノシロキサンと
を含むゴム組成物で形成されたものであり、機械的強度
、耐熱性、耐オゾン性、耐候性、耐フレックスクラツク
性、耐外傷性等の物理的性質に極めて優れたタイヤサイ
ド部が形成される。
サイド部が有機ゴムと特定のポリオルガノシロキサンと
を含むゴム組成物で形成されたものであり、機械的強度
、耐熱性、耐オゾン性、耐候性、耐フレックスクラツク
性、耐外傷性等の物理的性質に極めて優れたタイヤサイ
ド部が形成される。
従って、タイヤサイド部を構成するゴム組成物にワック
スや老化防止剤を含有させる必要がないため、これらが
析出してタイヤの外観を態化せしめるという問題がない
。
スや老化防止剤を含有させる必要がないため、これらが
析出してタイヤの外観を態化せしめるという問題がない
。
このため、タイヤの外観を長期間著しく良好に保つこと
ができ、その商品価値を向上することができる。
ができ、その商品価値を向上することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る乗用車用タイヤの断面
図、第2図は他の実施例に係るタイヤサイド部の拡大断
面図である。 2・・・・・・ビード部、 3・・・・・・サイドウ
オール部、4・・・・・・シゴルタ一部、 5・・・・
・・トレッド部、6・・・・・・ビードワイヤ、 7
・・・・・・カーカス層、8・・・・・・ベルト層、
9・・・・・・ビードフィラー、lO・・・・・・リ
ムクッションゴム、11・・・・・・インナーライナー
、 S・・・・・・タイヤサイド部、S+・・・・・・外面
層、S2・・・・・・内部層。 代理人 弁理士 重 野 剛 絶2図
図、第2図は他の実施例に係るタイヤサイド部の拡大断
面図である。 2・・・・・・ビード部、 3・・・・・・サイドウ
オール部、4・・・・・・シゴルタ一部、 5・・・・
・・トレッド部、6・・・・・・ビードワイヤ、 7
・・・・・・カーカス層、8・・・・・・ベルト層、
9・・・・・・ビードフィラー、lO・・・・・・リ
ムクッションゴム、11・・・・・・インナーライナー
、 S・・・・・・タイヤサイド部、S+・・・・・・外面
層、S2・・・・・・内部層。 代理人 弁理士 重 野 剛 絶2図
Claims (1)
- (1)左右一対のビード部と、このビード部に連なる左
右一対のサイドウォール部と、この両サイドウォール部
間にショルダー部を介して配置したトレッド部と、から
なる空気入りタイヤにおいて、前記ビード部上方からサ
イドウォール部を介してショルダー部下方に至るタイヤ
サイド部の少なくとも外面層が、 (A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキサンとを含
み、その組成比が(A)/(B)=80/20〜5/9
5であるゴム組成物であって、 (B)該ポリオルガノシロキサンが、 [1]ケイ素原子に結合する1価の置換および非置換の
炭化水素基から選ばれる有機基の全数のうち少なくとも
2個は、5個以上の炭素原子をもち、かつケイ素原子か
ら少なくとも1個の炭素原子を介してC=C二重結合を
もつ1価の炭化水素基を含有し、重合度が20以上のポ
リオルガノシロキサン5〜100重量%、 及び [2]ケイ素原子に結合した1価の置換および非置換の
炭化水素基から選ばれる有機基として上記5個以上の炭
素原子をもち、かつケイ素から少なくとも1個の炭素原
子を介してC=C二重結合をもつ1価の炭化水素基を実
質的に含まず、他の架橋基を含む重合度が20以上のポ
リオルガノシロキサン95〜0重量%、 からなるゴム組成物より形成されてなることを特徴とす
る空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60019674A JPS61178206A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60019674A JPS61178206A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178206A true JPS61178206A (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=12005780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60019674A Pending JPS61178206A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61178206A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002037931A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | トレッド用ゴム組成物 |
US7838583B2 (en) | 2006-06-30 | 2010-11-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition for cap tread and pneumatic tire having cap tread using same |
-
1985
- 1985-02-04 JP JP60019674A patent/JPS61178206A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002037931A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | トレッド用ゴム組成物 |
US7838583B2 (en) | 2006-06-30 | 2010-11-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition for cap tread and pneumatic tire having cap tread using same |
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