JP3612160B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題への意識の高まりにより、従来にも増して省エネルギー化が求められるようになってきている。限りあると思われる石油資源の有効利用のためにも、自動車の低燃費化は必須課題であり、タイヤに関しても転がり抵抗の小さいものや軽量のものが開発されている。
【0003】
なかでも、タイヤの軽量化の方法としては、タイヤを構成するプライ数を減らすこと(レスプライ化)、プライの打ち込み本数を減らすこと(レスエンズ化)およびコードを細糸化してプライを薄肉化すること(レスデニール化)などが行なわれているが、これらの方法だけではタイヤの軽量化に限界がある。
【0004】
そこで、タイヤを構成する多くの要素のうち、タイヤの重量の比較的大きな部分を占めるチューブおよびインナーライナーを除去し、耐空気透過性のブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムにカーカスを埋設することにより、カーカスに耐空気透過性をもたせて内圧を保持する技術が、特開平7−329507号公報に提案されている。
【0005】
しかし、ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムはタイヤの他の部材を構成するジエン系ゴムとの接着性が低く、このようなタイヤを用いて走行すると、カーカスとジエン系ゴムからなる他のタイヤ部材とのあいだに分離が発生し、タイヤとして充分な性能を発揮できないという問題があり、たとえば特願平8−230714号公報ではカーカスと他のタイヤ部材とのあいだにポリエチレングリコールを含有するゴム組成物からなる接着層を設けることが提案されている。さらに、本発明者らは、より熱的に安定な接着層をうるべく種々検討した結果、ポリエチレングリコールの代わりに液状ゴムを用いることができることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムでトッピングしたカーカスとジエン系ゴムからなる他のタイヤ部材とのあいだの接着性および熱的安定性にすぐれた空気入りタイヤをうることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分からなるゴム組成物でトッピングしたカーカスとジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材とのあいだに、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分およびシリカを含むゴム組成物からなる接着層を有する空気入りタイヤであって、該接着層を構成するゴム組成物が前記ジエン系ゴムに親和性を有するゴム成分100重量部に対して4.5〜36重量部の液状ゴムを含んでなる空気入りタイヤに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分からなるゴム組成物(以下、「ゴム組成物A」という)でトッピングしたカーカスとジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材とのあいだに、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分およびシリカを含むゴム組成物(以下、「ゴム組成物B」という)からなる接着層を有することを特徴とする空気入りタイヤに関する。
【0009】
本発明のタイヤに用いるカーカスを構成するタイヤコードとしてはナイロン、ポリエステル、レーヨン、アラミドなどからなる従来のものでよいが、より軽量化するという点から撚数を減らしたものを用いるのが好ましく、さらにプライについてはレスプライ化、レスエンズ化およびレスデニール化したものを用いるのが好ましい。
【0010】
カーカスを構成するタイヤコードをトッピングするためのゴム組成物Aは、耐空気透過性をカーカスに付与するためにブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含んでなる。
【0011】
ブチルゴムとしては、高ムーニー品(たとえばエクソン社製のエクソンブチル268など)、低ムーニー品(たとえばエクソン社製のエクソンブチル165など)などがあげられ、ハロゲン化ブチルゴムとしては前記ブチルゴムをハロゲン化したもの、イソブチレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物、クロロブチルおよびブロモブチルなどがあげられるが、加硫性に優れ、他のジエン系ゴムとの相溶性が良い、さらに、コードとの接着性が良好であるという点からイソブチレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物を用いるのが好ましい。
【0012】
ゴム組成物Aのゴム成分のブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴム含有量としては、ゴム成分全体に対して、タイヤ内圧保持のために低空気透過性が必要であるという点から60〜100重量%であり、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴム単独であってもよいが、対屈曲性を低下させないという点から60〜85重量%であるのが好ましく、さらに、タイヤ内圧保持を考慮し、空気透過性をより低く設定するという点から70〜85重量%であるのがとくに好ましい。
【0013】
また、ゴム組成物Aは、前記ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴム以外のゴム成分として、本発明におけるカーカスの耐空気透過性を損なわない程度に、通常のタイヤにおいて材料として用いられる天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)および/もしくはイソプレンゴム(IR)などのジエン系ゴム、ゴム成分以外の成分としてカーボンブラックなどの充填剤、ミネラルオイルなどのプロセスオイル、ステアリン酸および/もしくは亜鉛華などの硬化剤、イオウなどの加硫剤、ならびに/またはN−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(NS)などの加硫促進剤などを含んでよい。
【0014】
前記ジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材としては、たとえばサイドウォール部、トレッド部、ベルトおよびビードなどがあげられる。
【0015】
本発明において、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分およびシリカを含むゴム組成物Bは、従来から問題となっていたブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分からなるゴム組成物でトッピングしたカーカスとジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材とのあいだの接着性を高める接着層としての役割を果たす。
【0016】
該ゴム組成物Bは、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分を含むことによりジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材との接着性にすぐれ、かつシリカを含むことにより前記カーカスをトッピングするゴム組成物Aとの接着性にすぐれる。これは、シリカ表面に存在する多数の官能基がブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムと化学的に結合するためであると考えられる。
【0017】
ゴム組成物Bに含まれる、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分としては、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)およびエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などのジエン系ゴムがあり、これらを単独で、または任意に組合わせて用いてもよいが、機械的強度が高いという点からNRを用いるのが好ましく、さらに、他のタイヤ部材との親和性が良くなるという点から、NRと前記合成ゴムとのブレンド物を用いるのがとくに好ましい。
【0018】
ゴム組成物Bに含まれるシリカとしては、通常タイヤの分野で用いられるものであればよいが、たとえば無水ケイ酸、含水ケイ酸、合成ケイ酸塩などがあげられるが、無水ケイ酸は補強性は良いが加工性に劣り、合成ケイ酸塩は加工性が良いが補強性に劣るという点から、使用するシリカは含水ケイ酸であるのが好ましい。
【0019】
また本発明においては、ゴム組成物Bは、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムとの接着性をより向上させるために、液状ゴムを含む。これは、液状ゴム分子中の官能基がブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムと反応して化学的に結合するからであると考えられる。
【0020】
該液状ゴムとしては、通常のものであればよいが、たとえば液状NR、液状IR、液状BR、液状SBR、液状NBR、液状CR、液状ポリサルファイド、液状ポリイソブチレンなどがあげられ、Tgが低く低温特性にすぐれるという点から液状NR、液状BR、液状IRを用いるのが好ましい。
【0021】
また、液状ゴムの数平均分子量としては、ゴム強度がよいという点から1000〜10万であればよいが、加工性がよいという点から1000〜5万であるのが好ましい。
【0022】
さらに、該液状ゴムは反応性がよいという点で分子鎖の側鎖および/または末端に官能基を有しているのが好ましく、なかでもとくに反応性のよい水酸基、アミノ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、エポキシ基、イソシアネート基を有するのが好ましい。また、マレイン酸変性物の形で用いてもよい。
【0023】
このような官能基含有液状ゴムについて、市販のものとしては、たとえば出光石油化学(株)製のR−15HT(水酸基末端液状ポリブタジエン)、(株)クラレ製のLIR−30、LIR−410(カルボキシル基含有液状ポリイソプレン)、LIR−506(水酸基含有ポリイソプレン)、出光石油化学(株)製のCS−15(水酸基末端液状SBR)、宇部興産(株)製のATBN1300×16(アミノ基含有液状NBR)などを好ましく用いることができる。
【0024】
ゴム組成物Bのシリカの含有量としては、ジエン系ゴムとブチルゴムとの接着効果があり、かつゴム硬度が増大しすぎないという点から前記ゴム成分100重量部に対してシリカ10〜70重量部であるが、充分な補強性がえられゴム物性が低下しないという点から45〜70重量部であるのが好ましい。
【0025】
また、ゴム組成物Bの液状ゴム含有量としては、ゴム成分100重量部に対して、接着性とゴム物性の両方の観点から4.5〜36重量部であるが、接着性という点から9〜36重量部であるのが好ましく、さらに、引張強度などのゴム物性という点から9〜18重量部であるのがとくに好ましい。
【0026】
ゴム組成物Bもまた、ゴム組成物Aでトッピングされたカーカスとジエン系ゴムを主成分とする他のタイヤ部材とのあいだの接着性を損なわない程度に、カーボンブラックなどの充填剤、ミネラルオイルなどのプロセスオイル、ステアリン酸および/もしくは亜鉛華などの硬化剤、イオウなどの加硫剤、ならびに/またはNSなどの加硫促進剤などを含んでよい。
【0027】
ゴム組成物Aによりカーカスをトッピングするには、接着処理を行なったタイヤコードからなるスダレ状の織物を、厚さ0.4mmで押し出したシートでトッピングするという方法で行なうのが好ましい。
【0028】
また、ゴム組成物Bからなる接着層を、ゴム組成物Aでトッピングしたカーカスとジエン系ゴムを主成分とする他のタイヤ部材とのあいだに設けるには、厚さ0.2mmに押し出したゴム組成物Bからなるシートを裁断し、タイヤ成形時にトップ反に貼り合わせるという方法で行なうのが好ましいが、他は従来のタイヤ製造における条件および方法により、本発明の空気入りタイヤをうることができる。
【0029】
なお、本発明の空気入りタイヤはインナーライナー、チューブを有していてもよいが、タイヤを軽量化するという点からインナーライナーを備えたチューブレスタイヤの構造をもってもよく、また前記ゴム組成物Aでトッピングされたカーカスは充分な耐空気透過性を有するため、さらにタイヤを軽量化するという点からインナーライナーのないチューブレスタイヤの構造をもつこともできる。また本発明の空気入りタイヤはラジアルタイヤの構造をもってもよい。
【0030】
【実施例】
以下、実施例にもとづいて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0031】
製造例1
表1に示す配合で、1分間ゴムを素練後、イオウおよびNS以外のものを投入して3分間B型バンバリーミキサーを用いて混練りし、さらにイオウおよびNSをロール練りにて混入するという条件および方法で、本発明においてカーカスをトッピングするためのゴム組成物A−1〜6をえた。なお、ハロゲン化ブチルゴムとしてエクソン化学社製のEXXPRO90−10(イソブチレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物)、SBRとして日本合成ゴム(株)製のSBR1500、カーボンブラックとして昭和キャボット(株)製のN330(ヨウ素吸着量80mg/g、吸油量101ml/100g)、加硫促進剤として大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)を用いた。
【0032】
えられたゴム組成物A−1〜6を用いて、厚さ0.5mmのスラブモールドにて160℃で30分間の加硫を行ない、加硫ゴム組成物A−1〜6をえた。これらの空気透過性をASTM D−1434−75M法にしたがって測定した。結果を指数にして表1に示す。なお、ゴム組成物A−6の空気透過性を100とした。指数が小さいほど空気透過性が低く好ましい。
【0033】
また、加硫ゴム組成物A−1〜6について、クラックの成長度合いを調べるためにJIS K6260にしたがって屈曲亀裂(耐屈曲性)試験を行なった。クラックが10mmになるまでに要した時間を、ゴム組成物A−6のばあいを100として、指数で示した。結果を表1に示す。指数が大きいほど耐屈曲性にすぐれており好ましい。
【0034】
【表1】
Figure 0003612160
【0035】
表1より、ブチルゴムがゴム成分中85重量%以上であると耐屈曲性が低下する。
【0036】
製造例2
表2に示す配合で、1分間ゴムを素練後、イオウおよびNS以外のものを投入して3分間B型バンバリーミキサーを用いて混練りし、さらにイオウおよびNS成分をロール練りにて混入するという条件および方法で本発明の接着層用のゴム組成物B−1〜7をえた。なお、シリカとしては日本シリカ工業(株)製のNIPSIL VN3、液状ゴムとしては出光石油化学(株)製のR−15HT(水酸基末端液状ポリブタジエン、数平均分子量1200)を用いた。なお、SBRおよびNSについては製造例1と同じものを用いた。
【0037】
ついでゴム組成物B−1〜7から、厚さ2mmのスラブモールドにて150℃で30分間の加硫を行ない、加硫ゴム組成物B−1〜7をえた。これら加硫ゴム組成物B−1〜7について、JIS K6301にしたがい、引張り強さ(TB)および硬さ(Hd)を測定した。
【0038】
また、加硫ゴム組成物B−1〜7について、動的粘弾性スペクトルを測定し、Eが室温から120℃位までなだらかな減少を示すものが○、屈曲点を示すものが×として熱的安定性を評価した。
【0039】
結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
Figure 0003612160
【0041】
表2より、液状ゴムの量がゴム成分100重量部に対して36重量部を超えると硬さが大きくなりすぎると考えられる。また、シリカの量がゴム成分100重量部に対して45重量部に満たないと充分な引張り強さおよび硬さがえられない。さらに、シリカ量が70重量部を超えると引張り強さは低く、硬さは増大してしまう。
【0042】
実験例1−1〜13
製造例2でえた本発明の接着層用ゴム組成物B−1〜7からロールにてシート出しするという方法で厚さ0.5mm、長さ160mm、幅25mmの接着層用ゴムシート1〜7をえた。また、同様にして、製造例1でえたトッピング用ゴム組成物A−1〜6それぞれと天然ゴム40重量%およびブタンジエンゴム60重量%からなるジエンゴムとから、厚さ2mm、長さ160mm、幅25mmのトッピング用ゴムシートとジエンゴムシートとをえた。
【0043】
ついで表3に示す組合せで、接着層用ゴムシートをトッピング用ゴムシートおよびジエンゴムシートのあいだに挿入して貼り合わせ、さらに表と裏に厚織(厚さ1mm、長さ160mm、幅25mmのナイロンキャンバスからなるもの)を貼り、剥離テスト用サンプルを作製した。
【0044】
これらサンプルを、160℃で30分間の加硫をしたのち、25mm幅に切断し、JIS K6256にしたがって接着層を境目に180°剥離テストを行ない、接着力を測定した。結果を表3に示す。
【0045】
また、剥離後の状態について、接着層用ゴムシートが破壊しているばあいをA、トッピング用ゴムシートと接着層用ゴムシートの界面で剥離しているばあいをB、ジエンゴムシートと接着用ゴムシートの界面で剥離しているばあいをCとして評価した。結果を表3に示す。
【0046】
さらに、剥離テスト用サンプルそれぞれについて製造例1のばあいと同様にして空気透過性を、また製造例2のばあいと同様にして熱的安定性を測定した。結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
Figure 0003612160
【0048】
表3より、ゴム組成物Bの液状ゴムの量が9重量部に満たないばあい(実験例1−1)、およびシリカの量が45重量部に満たないばあい(実験例1−6)、充分な接着性がえられない。
【0049】
実験例2−1〜3
カーカスをトッピングするために前記ゴム組成物A−3を用い、かつ接着層用のゴム組成物として前記ゴム組成物B−3を用い、その他は従来の方法でTL 185/70 R14のサイズの本発明のタイヤ1を作製した。
【0050】
また、カーカスをトッピングするために前記ゴム組成物A−3を用い、接着層を設けずに、タイヤ1のばあいと同様にして同じサイズのタイヤ2をえた。
【0051】
さらに、タイヤ1と同様のサイズを有し、カーカス部がジエン系ゴムで構成され、その内側にインナーライナーをもつ構造を有する現行のタイヤをタイヤ3とした。
【0052】
ついでタイヤ1〜3の重量を測定した後、タイヤをリムに装着して走行速度80km/h、内圧190kPa、加重646kgという条件で室内でのドラム耐久テストを行なった。結果を表4に示す。
【0053】
【表4】
Figure 0003612160
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、カーカスとジエン系ゴムからなるタイヤ部材とのあいだの接着性および熱的安定性にすぐれた空気入りタイヤをうることができる。

Claims (1)

  1. ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分からなるゴム組成物でトッピングしたカーカスとジエン系ゴムを主成分とするタイヤ部材とのあいだに、ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分およびシリカを含むゴム組成物からなる接着層を有する空気入りタイヤであって、該接着層を構成するゴム組成物が前記ジエン系ゴムと親和性を有するゴム成分100重量部に対して4.5〜36重量部の液状ゴムを含んでなる空気入りタイヤ。
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