JPS6117806Y2 - - Google Patents

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JPS6117806Y2
JPS6117806Y2 JP8352282U JP8352282U JPS6117806Y2 JP S6117806 Y2 JPS6117806 Y2 JP S6117806Y2 JP 8352282 U JP8352282 U JP 8352282U JP 8352282 U JP8352282 U JP 8352282U JP S6117806 Y2 JPS6117806 Y2 JP S6117806Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鋳型製作法に於けるフルモールド
法に使用される発泡ポリスチレン樹脂を用いた模
型を製作する三充元切削機の接触ヘツドに関す
る。
三次元切削機に於いては、マスターモデルの表
面形状は多様な凹凸形状を具有している場合が存
在するので、接触子を水平方向に回転させたり、
また傾斜させたりして、マスターモデル表面をト
レースしなければならない。
そこで本考案は三次元切削機に於てマスターモ
デルの表面形状をトレースするに適した接触ヘツ
ドを提供することを目的とする。
この考案の実施例につき図面に基づいて説明す
る。まず最初に第1図及び第2図は実施例に係る
三次元切削機の全体図を表わすもので、三次元切
削機は、水平に配置される固定ベース1と、この
固定ベース1上に沿つて水平方向に摺動可能に配
設される移動ベース10と、この移動ベース10
上に垂直に立設されるコラム20と、このコラム
20の前面に沿つて垂直方向に摺動可能に配設さ
れるヘツド本体30と、固定ベース1及びコラム
20と夫々直交してヘツド本体30に水平方向に
摺動可能に配設され、先端部に接触子42が設け
られる接触アーム40と、固定ベース1及びコラ
ム20と夫々直交し、かつ接触アーム40と先端
部が反対方向に配置されるとともに平行に並べて
上記ヘツド本体30に水平方向に摺動可能に配設
され、先端部に切削カツター52が設けられた切
削アーム50とを備えるものである。以下、詳述
すると、固定ベース1の上面には長手方向に固定
レール2,3が隔設され、また固定ベース1の左
側部(第1図)にはラツク4が固設されている。
この固定ベース1の上面には移動ベース10が配
設されたレール受部11,12が固定レール2,
3と摺動自在に嵌合され、移動ベース10を固定
ベース1に対して摺動可能に配設する。この移動
ベース10を移動させる方法についてのみ第3図
に基づいて述べると、移動ベース10の側部に駆
動モータ13が配設され、この駆動モータ13の
出力軸にギヤー14が固設され、このギヤー14
に噛合つて回転軸15の上部に固設されたギヤー
16が配設され、この回転軸15の下部にはギヤ
ー17が固設され、このギヤー17が固定ベース
1のラツク4と噛合つて、駆動モータ13の回転
力にて移動ベース10を移動させる。この移動量
を制御及び計量する為に回転軸15の上端にはエ
ンコーダ18が連結されて、移動ベース10の移
動量を計測する。この実施例では移動ベース10
を1ステツプ10mm、20mm、30mm、40mm、50mmの単
位及び連続移動に移動量を切換えることが可能に
構成されている。
次に移動ベース10の中央には断面四角形の中
空のコラム20が立設される。このコラム20の
中空内部にはウエイト21が配設され、このウエ
イト21にはチエーン22が接続され、このチエ
ーン22はコラム20の頂部に配設されたスプロ
ケツト23を介してコラム20の前面に配設され
たヘツド本体30を架設する。このコラム20の
前面には隔設してレール24,25が配設され、
このレール24,25にはヘツド本体30の裏面
に配設されたレール受部31,32が摺動自在に
嵌合されて、ヘツド本体30をコラム20に対し
て垂直方向に摺動可能に配設している。そしてコ
ラム20の垂直度を維持する為にコラム20の左
右に側部テンシヨンロツド26,27及びコラム
20の後部に背部テンシヨンロツド28が配設さ
れ、これらロツド26,27,28の長さを微調
整することによつて、コラム20の垂直度を調整
する。ヘツド本体30の垂直方向の移動は、ヘツ
ド本体30の重さとウエイト21の重さでバラン
スを取つているので、ヘツド本体30の前面に配
設されたノブ33にて操作者が垂直方向の移動を
させるものである。しかし、操作者の操作では、
接触子42によるモデル表面の接触圧を一定に保
持するのは困難であるので、チエーン22を巻装
したスプロケツト23にはモータ29を連結し、
接触子42がマスターモデル表面を上方より押圧
して接触してトレースする場合には、ヘツド本体
30を下方に押下げる一定トルクを印加し、接触
子42がマスターモデル表面を下方より押圧して
接触してトレースする場合には、ヘツド本体30
を上方に持上げる一定トルクを印加して接触子4
2の接触圧を一定にする。
次に第1図及び第4図に基づいて接触アーム4
0と切削アーム50について述べると、ヘツド本
体30には接触アーム40と切削アーム50が水
平で平行に摺動可能に配設されている。この接触
アーム40の左端下部には接触ヘツド41が配設
され、この接触ヘツド41には接触子42が配設
されている。この接触ヘツド41は垂直軸心を中
心として等分割角度にて回転させることができ、
また接触子42は等分割傾斜角度にて傾斜させる
ことができる。この接触子42を必要に応じて回
転及び/または傾斜させることによつてマスター
モデル表面の複雑な凹凸形状をも円滑にトレース
することができる。
また切削アーム50の右端下部には切削ヘツド
51が配設され、この切削ヘツド51にはエアー
モータにて駆動される切削カツター52が配設さ
れている。この切削カツター52は垂直軸心を中
心として等分割角度に回転させることができ、ま
た切削カツター52は等分割傾斜角度に傾斜させ
ることができる。この切削カツター52の回転及
び/または傾斜は接触子42の回転及び/または
傾斜に対応して変化させる。
次に接触アーム40と切削アーム50との関係
について第4図及び第5図に基づいて述べると、
接触アーム40の両端前面にはストツパー43,
44が配設され、また切削アーム50の両端裏面
にもストツパー53,54が配設されて、接触ア
ーム40と切削アーム50の最大移動量を規制す
る。そして接触アーム40と切削アーム50を同
一方向に移動させるときは、ヘツド本体30内の
切換機構で切換えて駆動する。接触アーム40と
切削アーム50との連結位置はモデルの大きさに
対応して変化させる。反対にマスターモデルと模
型を逆形状で製作する場合には、ヘツド本体30
内に配設された切換機構を切換えて、接触アーム
40と切削アーム50を逆方向に移動させる。
次に接触ヘツド及び接触子の構造に関して第6
図及び第7図に基づいて述べると、接触アーム4
0の左端には取付座101が配設され、この取付
座101の下面には垂直に固定円筒部102が配
設され、この固定円筒部102の下端外周にはフ
ランジ部103が配設され、このフランジ部10
3には45゜の角度毎に垂直に透孔104が穿設さ
れ、この透孔104内には鋼球105が上下に2
個配設され、そして固定円筒部102の外周下部
には雄ネジ部106が配設され、この雄ネジ部1
06には締付リング107の雌ネジ部109が螺
着され、この締付リング107には取手108が
配設されている。
そして固定円筒部102の軸心には水平回転部
120が水平方向に回転自在に配設され、この水
平回転部120の下端にはフランジ部121が配
設され、このフランジ部121には直径位置に相
対向して鋼球105の係合する凹部122,12
3が配設されている。その為に締付リング107
をゆるめると、鋼球105が水平回転部120の
凹部122,123により係脱可能となるので水
平回転部120が水平方向に回転可能となる。ま
た締付リング107を締めると鋼球105が締付
リング107の下面で押圧され、水平回転部12
0のフランジ部121の凹部122,123が鋼
球105と係合した位置で、水平回転部120が
位置決めされる。
次に垂直回転機構について述べると、水平回転
部120の下面には字形のフレーム130が固
設され、このフレーム130内には垂直回転部1
40が垂直方向に回転可能に配設され、この垂直
回転部140の左軸部141はフレーム130の
左立壁部131に回転自在に支持され、垂直回転
部140の右軸部142はフレーム130の右立
壁部132に回転自在に支持され、また右軸部1
42はフレーム130の右立壁部132より突設
されて配設され、この突設部分には雄ネジ部14
3が配設されている。そしてフレーム130の右
立壁部132には22.5゜の角度毎に水平に透孔1
33が配設され、この透孔133には2個の鋼球
134が配設されている。また垂直回転部140
の右側部144には透孔133の位置で対称に一
対の凹部145,146が配設されている。さら
に垂直回転部140の右軸部142の雄ネジ部1
43には締付リング147の雌ネジ部148が螺
着され、締付リング147には取手152が配設
され、この締付リング147をゆるめると鋼球1
34がフレーム130の凹部145,146より
係脱可能となるので垂直回転部140が垂直方向
に回転可能となる。また締付リング147を締付
けると鋼球134が締付リング147の左面で押
圧され、垂直回転部140の右側部144の凹部
144,145が鋼球134と係合した位置で、
垂直回転部140が位置決めされる。
次に接触子160の構造について述べると、垂
直回転部140の下部に垂直に円筒部149が配
設され、この円筒部149にはロツド150が回
転自在に配設され、このロツド150の回転は円
筒部149に配設されたロツクボルト151を締
付けることによつて規制する。またロツド150
の下端には透孔152が穿設されている。また接
触子160の接触ローラ161は支持枠162に
架設されたピン163に回転自在に配設され、こ
の支持枠162の上面に突設された突起棒164
がロツド150の透孔152に挿入され、ロツク
ボルト165で固定されて配設される。
次に接触子160の他の実施例について第8図
に基づいて述べると、円板部170の上面中央に
は突起棒171が配設され、この突起棒171は
接触ヘツドの下端に固設され、また円板部170
の裏面中央には円形状の凹溝172が配設され、
この凹溝172内には小径の鋼球173が整列し
て配設され、さらに円板部170の外周部分には
円筒部174の上縁が固設され、この円筒部17
4の内部には回転自在に大径の接触鋼球175が
配設され、この接触鋼球175を支持する為に円
筒部174の下端内周には係止部176が折曲げ
られて配設されている。この実施例の接触子は接
触鋼球175がいずれの方向にも回転可能である
ので、マスターモデルを三次元的にトレースする
場合に使用される。
この考案は以上に述べた実施例に基づいて実用
新案登録請求の範囲に構成したので、三次元切削
機の接触子をマスターモデルの表面形状の凹凸形
状に対応してトレースさせる場合に、接触子をト
レースしやすいように回転させたり、または傾斜
させたりすることが可能となつたので、複雑な表
面形状を具有したマスターモデルからも模型を製
作することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は三次元切削機の正面図、第2図は三次
元切削機の側面図、第3図は移動ベースの移動機
構の側面図、第4図は接触アームと切削アームの
平面図、第5図は接触アームと切削アームの正面
図、第6図は接触ヘツドの縦断面図、第7図は接
触ヘツドの側面図、第8図は接触子の他の実施例
の断面図を表わす。 40……接触アーム、102……固定円筒部、
120……水平回転部、130……フレーム、1
40……垂直回転部、150……ロツド、160
……接触子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平に配置される固定ベース1と、この固定ベ
    ース1上に沿つて水平方向に摺動可能に配設され
    る移動ベース10と、この移動ベース10上に垂
    直に立設されるコラム20と、このコラム20の
    前面に沿つて垂直方向に摺動可能に配設されるヘ
    ツド本体30と、上記固定ベース1及びコラム2
    0と夫々直交して上記ヘツド本体30に水平方向
    に摺動可能に配設され、先端部に接触子42を備
    える接触アーム40と、上記固定ベース1及びコ
    ラム20と夫々直交し、かつ、上記接触アーム4
    0と先端部が反対方向に配置されるとともに平行
    に並べて上記ヘツド本体30に水平方向に摺動可
    能に配設され、先端部に切削カツター52を備え
    る切削アーム50とからなる三次元切削機に於
    て、上記接触アーム40の先端に固定円筒部10
    2を垂直に配設し、この固定円筒部102の軸心
    に水平方向に回転可能にして水平回転部120を
    配設し、この水平回転部120の下面にフレーム
    130を配設し、このフレーム130に垂直方向
    に回転可能にして垂直回転部140を配設し、こ
    の垂直回転部140にロツド150を連設し、こ
    のロツド150の先端に接触子160を配設した
    ことを特徴とする三次元切削機の接触ヘツド。
JP8352282U 1982-06-07 1982-06-07 三次元切削機の接触ヘツド Granted JPS58188148U (ja)

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JP8352282U JPS58188148U (ja) 1982-06-07 1982-06-07 三次元切削機の接触ヘツド

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Publications (2)

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JPS58188148U JPS58188148U (ja) 1983-12-14
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ID=30092529

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