JPH06279033A - 溶融硝子切断装置 - Google Patents

溶融硝子切断装置

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JPH06279033A
JPH06279033A JP5071758A JP7175893A JPH06279033A JP H06279033 A JPH06279033 A JP H06279033A JP 5071758 A JP5071758 A JP 5071758A JP 7175893 A JP7175893 A JP 7175893A JP H06279033 A JPH06279033 A JP H06279033A
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両側部の回動中心軸32を中心として一対の開
閉アーム36を常に一定の開閉角度で正確に開閉し、一対
の開閉アーム36の開閉角度に誤差が生じることを防止
し、一対の開閉アーム36の切断刃41の正確な重なりで溶
融硝子を正確に切断する。一対の開閉アーム36の切断刃
41の設定位置を溶融硝子の落下位置に応じて可変調節設
定する。 【構成】 固定ベース2の両側部に回動中心軸32を立設
する。両側部の回動中心軸32に一対の開閉アーム36をそ
れぞれ水平方向に開閉自在に取着する。一対の開閉アー
ム36の基端部に設けた作動片43間に一対の開閉アーム36
をそれぞれの回動中心軸32を中心として開閉動作させる
油圧シリンダー装置52を配設する。固定ベース2の上部
に左右方向に進退調節自在の第1の可動ベース5を設け
る。第1の可動ベース5の上部に前後方向に進退調節自
在の第2の可動ベース28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融硝子切断装置に係
り、溶融硝子を上型と下型とにより所望の製品をプレス
成形する硝子成形装置において前記下型に供給する溶融
硝子を所定位置で切断するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の溶融硝子切断装置として
は、例えば、ベース体の両側部に軸受体を相対して垂直
状に立設固定し、この両側の軸受体に上下方向の回動中
心軸をそれぞれ軸回り方向に回動自在に軸架し、この両
側の回動中心軸に互いに噛合したピニオンをそれぞれ固
着するとともに、この両側のピニオン及び前記両側の回
動中心軸に一対の開閉アームの基端部をそれぞれ固着
し、この一対の開閉アームの先端部に互いに重合して溶
融硝子を切断する切断刃を取着し、前記ベース体上に前
記一方の回動中心軸のピニオンに噛合したラックを進退
自在に設けた構成が知られている。そして、ラックにて
一方のピニオンを回動するとともに、この一方のピニオ
ンにて他方のピニオンを連動回動し、この両側のピニオ
ンに固着した回動中心軸にて一対の開閉アームを開閉す
るとともに、この一対の開閉アームの先端部の切断刃を
重合して溶融硝子を切断するようになっているものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成では、ラック
にて開閉アームを有する一方の回動中心軸のピニオンを
強制的に回動するとともに、この一方のピニオンにて開
閉アームを有する他方の回動中心軸のピニオンを強制的
に連動回動するため、ラックとピニオンの相互間及びピ
ニオン相互間には開閉アームを有する回動中心軸を回動
する荷重が集中し、これらのラック及びピニオンの歯が
摩耗し易く、これらの摩耗によって一対の開閉アームの
開閉角度の相互間に誤差が生じるとともに、この一対の
開閉アームの切断刃の重なり具合が不正確となり、この
一対の開閉アームの切断刃にて溶融硝子を所定の位置か
ら正確に切断する確実性に欠け、この一対の開閉アーム
を設定位置に保持することができないことがある、とい
う問題がある。また、このような場合には、ピニオンを
交換する必要があるが、このピニオンは互いに噛合した
状態でそれぞれの回動中心軸に固着されているため、ピ
ニオンの交換には多くの手数を要する、という問題があ
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、両側部の回動中心軸を中心として一対の開閉ア
ームを常に一定の開閉角度で正確に開閉することがで
き、この一対の開閉アームの開閉角度に誤差が生じるこ
とがないとともに、この一対の開閉アームの先端部に設
けた切断刃の重なり具合が正確で、溶融硝子を所定の位
置から正確に切断することができ、この一対の開閉アー
ムの開閉にラック及びピニオンを採用するもののよう
に、これらが摩耗して一対の開閉アームの開閉角度の相
互間に誤差が生じたり、切断刃の相互間の重なり具合が
不正確となる余地がなく、また、一対の開閉アームを設
定位置に確実に保持することができ、さらに、一対の開
閉アームの切断刃の設定位置を溶融硝子の落下位置に応
じて可変調節設定することができる溶融硝子切断装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の溶融硝
子切断装置は、両側部に回動中心軸を相対して垂直状に
立設した固定ベースと、この固定ベースの前記両側の回
動中心軸にそれぞれ水平方向に開閉自在に取着されそれ
ぞれの先端部に互いに重合して溶融硝子を切断する切断
刃を有する一対の開閉アームと、この一対の開閉アーム
の基端部にそれぞれ固着され互いに噛合して前記両側の
回動中心軸を中心として同速で回動する一対の歯車と、
前記一対の開閉アームをそれぞれの回動中心軸を中心と
して開閉動作させるシリンダー装置と、を具備したもの
である。
【0006】請求項2の発明の溶融硝子切断装置は、請
求項1の装置において、その固定ベースは、前後方向及
び左右方向に進退調節自在の可動ベースを有し、この可
動ベースの両側部に回動中心軸を相対して垂直状に立設
したものである。
【0007】
【作用】請求項1に記載の溶融硝子切断装置では、シリ
ンダー装置を作動してピストンロッドを伸縮すると、こ
のピストンロッドにて一対の開閉アームはそれぞれの回
動中心軸を中心として相互に同じ開閉角度で水平方向に
開閉回動されるとともに、この一対の開閉アームの先端
部の切断刃が水平方向に開閉回動される。
【0008】そして、溶融硝子を切断する場合には、ピ
ストンロッドを伸長することにより、一対の開閉アーム
はそれぞれの回動中心軸を中心として同じ閉角度で互い
に近接する方向に向かって水平回動されるとともに、こ
の一対の開閉アームの先端部の切断刃も同じ閉角度で互
いに近接する方向に向かって閉回動される。そうして、
この一対の切断刃の相互は、一対の開閉アームの設定さ
れた閉位置で適性な関係位置にて正確に重なり合い、か
つ、この一対の切断刃にて溶融硝子が所定の位置から正
確に切断される。
【0009】また、一対の開閉アームが同じ開閉角度で
水平方向に開閉回動されるとともに、この一対の開閉ア
ームに固着した一対の歯車は互いに歯合したまま一対の
開閉アームの開閉回動に連動されて回動される。そし
て、互いに歯合した一対の歯車にて一対の開閉アームは
設定された開位置及び閉位置に確実に保持される。
【0010】前記一対の開閉アームを開閉する際には、
シリンダー装置にて一対の開閉アームが開閉回動され、
一対の歯車は一対の開閉アームの回動に連動されて回動
されるものであって、この一対の歯車にて一対の開閉ア
ームを強制的に開閉回動するものではないため、一対の
歯車の歯が簡単に摩耗するようなことがない。
【0011】請求項2に記載の溶融硝子切断装置では、
固定ベースに対して可動ベースを前後方向または左右方
向に進退調節することにより、この可動ベースの両側部
に相対して垂直状に立設した回動中心軸の設定位置が簡
単に可変調節して設定され、この両側部の回動中心軸に
設けた水平方向に回動自在の一対の開閉アームの切断刃
の位置が溶融硝子の切断位置に合わせて簡単に調節設定
される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0013】図1及び図2において、1は成形機構部の
所定の位置に垂直状に立設固定された支柱で、この支柱
1の上端部には固定ベース2が水平状に固着され、この
固定ベース2は、平面視矩形状に形成され、その左右方
向の一側下部にはボルト支持部3が一体に突設され、こ
のボルト支持部3には水平状に配設された左右方向に長
いボルト4の一端部が一体に固着され、このボルト4は
外方に向かって水平状に突出されている。
【0014】また、前記固定ベース2上には第1の可動
ベース5が左右方向に摺動自在に嵌合されている。この
第1の可動ベース5は、平面視矩形状に形成され、その
前後方向の両端下部には側壁6が相対して下方に向かっ
て平行に一体に突出され、この前後の側壁6の下端部に
はガイド7がそれぞれ左右方向に形成されている。そし
て、前記第1の可動ベース5の下面部と前記前後の側壁
6とにより前記固定ベース2に対して摺動自在に嵌合し
た嵌合凹部8が形成され、かつ、前後の側壁6の下端部
のガイド7が固定ベース2の前後縁部の下面に沿って摺
動されるようになっている。また、前記前後のガイド7
にて第1の可動ベース5が前記固定ベース2の上方に抜
け止め防止されている。
【0015】また、前記第1の可動ベース5は、その左
右方向の両端上部には前後方向に長い突条9が相対して
平行に一体に突設され、この左右の突条9の上端部には
ガイド板10が平行に一体の固着され、この左右のガイド
板10の相対する内端部はそれぞれの突条9の内壁面より
内側に向かって突出されている。そして、前記第1の可
動ベース5の上面部の左右方向の両端部と前記左右の突
条9及びガイド板10にて案内溝11が平行に形成されてい
る。
【0016】また、前記第1の可動ベース5は、その左
右方向の一端部には側面視略逆L字形状に形成された連
動フレーム12が一体に固着され、この連動フレーム12の
下方に向かって突出した垂直状部13には前記固定ベース
2のボルト4を回動自在に挿通した挿通孔14が左右方向
に貫通して形成され、この挿通孔14には前記ボルト4に
螺合したナット体15が回動自在に嵌合支持されている。
このナット体15は、前記挿通孔14内に回動自在に嵌合し
た嵌合筒部16を有し、この嵌合筒部16の外端部には嵌合
筒部16より大径の摘み部17が一体に形成されているとと
もに、嵌合筒部16の内端部には挿通孔14より大径の抜け
止め用のストップリング(図示せず)が嵌着されてい
る。
【0017】さらに、前記嵌合筒部16及び摘み部17には
前記ボルト4に螺合したねじ18が形成されている。ま
た、前記第1の可動ベース5の略中間部にはねじ孔19が
上下方向に形成されている。そして、前記ナット体15を
回動操作することにより、前記ボルト4を介して前記固
定ベース2に対して前記第1の可動ベース5が左右方向
に進退されて設定位置が調節されるようになっている。
【0018】また、前記第1の可動ベース5は、その前
後方向の一端部には側面視略L字形状に形成された連動
フレーム20が一体に固着され、この連動フレーム20の上
方に向かって突出した垂直状部21には挿通孔22が前後方
向に貫通して形成され、この挿通孔22にはナット体23が
回動自在に嵌合支持されている。このナット体23は、前
記挿通孔22内に回動自在に嵌合した嵌合筒部24を有し、
この嵌合筒部24の外端部には嵌合筒部24より大径の摘み
部25が一体に形成されているいるとともに、嵌合筒部24
の内端部には挿通孔22より大径の抜け止め用のストップ
リング26が嵌着され、前記嵌合筒部24及び摘み部25には
ねじ27が形成されている。
【0019】つぎに、前記第1の可動ベース5上には第
2の可動ベース28が前後方向に摺動自在に設けられてい
る。この第2の可動ベース28は、前記第1の可動ベース
5の左右の案内溝11に沿って摺動する大きさで平面視矩
形状に形成され、その前後方向の一端部にはブロック状
のボルト支持部29が一体に突設され、このボルト支持部
29には水平状に配設された前後方向に長いボルト30の一
端部が一体に固着され、このボルト30は前方に向かって
水平状に突出されている。また、前記ボルト30の他端部
には前記連動フレーム20の挿通孔22内に嵌合されたナッ
ト体23が螺着されている。そして、前記ナット体23を回
動操作することにより、前記ボルト30を介して前記第1
の可動ベース5に対して前記第2の可動ベース28が前後
方向に進退されて設定位置が調節されるようになってい
る。
【0020】また、前記第2の可動ベース28は、その前
後方向の他端部には盤状の支持体31が一体に固着され、
この支持体31の左右方向の両側部には上下方向に長い回
動中心軸32が相対してそれぞれ平行かつ垂直状に一体に
立設固定され、この左右の回動中心軸32の下端部には軸
受体33を介して互いに噛合した歯車34がそれぞれ回転自
在に軸架されている。そして、前記左右の歯車34は、そ
れぞれ同じ歯数を有して形成され、かつ、それぞれの回
動中心軸32を中心として同速で回動されるようになって
いる。
【0021】また、前記左右の回動中心軸32には前記歯
車34の上方部に位置して軸受体35を介して一対の開閉ア
ーム36の基端部がそれぞれ水平方向に開閉自在に軸架さ
れている。この一対の開閉アーム36は、基端部側の傾斜
状部37と先端部側の直伸状部38とを有して平面視略く字
状に形成され、前記傾斜状部37の基端部には前記軸受体
35を介して前記回動中心軸32に回動自在に嵌合した嵌合
孔39が形成されているとともに、前記直伸状部38の先端
部には刃取付具40が位置調節自在に取着されている。ま
た、前記刃取付具40には溶融硝子を切断する切断刃41が
着脱自在に取着され、この切断刃41の先端部には互いに
上下に重合して溶融硝子を切断する凹弧状の刃部42が形
成されている。
【0022】そして、前記一対の開閉アーム36は、互い
に閉じた場合にはそれぞれの直伸状部38が略平行で、か
つ、それぞれの切断刃41が上下に重合する状態で前記左
右の回動中心軸32に基端部がそれぞれ水平方向に開閉自
在に軸架されている。
【0023】また、前記一対の開閉アーム36の基端部に
は、その上下部に作動片43がそれぞれ平行に突設されて
いる。すなわち、前記左右下部の作動片43は、その基端
部を前記歯車34と前記一対の開閉アーム36の基端部との
間に介在して前記傾斜状部37の傾斜方向とは反対方向に
所定の傾斜角度で傾斜した状態で前記軸受体35を介して
配設され、かつ、この左右下部の作動片43の基端部が前
記歯車34及び前記一対の開閉アーム36の基端部に対して
ボルト等にて一体に固着されている。
【0024】また、前記左右上部の作動片43は、その基
端部を前記一対の開閉アーム36の基端部の上部に位置し
て前記傾斜状部37の傾斜方向とは反対方向で下部の作動
片43と同じ傾斜角度で傾斜した状態で前記回動中心軸32
に嵌合した軸受体44を介して配設され、かつ、この左右
上部の作動片43の基端部が前記一対の開閉アーム36の基
端部に対してボルト等にて一体に固着されている。そし
て、前記上下に平行に配設固定された左右の作動片43
は、それぞれ同じ傾斜角度で前方に向かって拡開傾斜し
た状態で前記一対の開閉アーム36の基端部にそれぞれ一
体に連結されている。また、前記左右上下の作動片43の
前端部には上下方向に貫通した嵌合孔45がそれぞれ上下
に相対して連通形成されている。
【0025】さらに、前記左右上下の作動片43の基端部
の上部に位置して前記左右の回動中心軸32には前記軸受
体44を介して左右の回動中心軸32の間隔を保持する連結
プレート46が嵌合され、この連結プレート46を介して前
記左右の回動中心軸32にはロックナット47が螺着されて
いる。また、前記第2の可動ベース28には、その左右方
向の中間部に位置して案内長溝48が前後方向に形成さ
れ、この案内長溝48には前記第1の可動ベース5のねじ
孔19に螺合したボルト49が移動自在に貫通され、このボ
ルト49の上端部にはワッシャ50を介してハンドル51が一
体に固着されている。そして、前記ハンドル51の回動操
作により前記第1の可動ベース5に対して前記第2の可
動ベース28を設定された位置において固定するようにな
っている。
【0026】また、52は前記一対の開閉アーム36をそれ
ぞれの回動中心軸32を中心として開閉動作させるシリン
ダー装置としての油圧シリンダー装置で、この油圧シリ
ンダー装置52は、シリンダー本体53を有し、このシリン
ダー本体53の左右両端部にはシリンダーヘッド54がそれ
ぞれ液密に嵌合固定されているとともに、この両端部の
シリンダーヘッド54間には支持体55が前記シリンダー本
体53の外周中間部に嵌合され、この支持体55の上下には
トラニオン56がそれぞれ上下方向に向かって一体に突出
されている。また、前記支持体55及び前記両端部のシリ
ンダーヘッド54は複数の連結ロッド57にて連結支持され
ている。
【0027】また、前記シリンダー本体53内に設けたピ
ストン(図示せず)に連結されたピストンロッド58の両
側部が前記両端部のシリンダーヘッド54に対してそれぞ
れ液密に軸方向に進退自在に挿通され、この両端部のシ
リンダーヘッド54から外方に突出した前記ピストンロッ
ド58の両側部の突出軸部59にはねじ60がそれぞれ形成さ
れている。また、前記右側のシリンダーヘッド54から外
方に突出したピストンロッド58の突出軸部59のねじ60に
は調節ナット61が進退調節自在に螺着されている。そし
て、前記調節ナット61の回動による調節操作によって前
記一対の開閉アーム36の開閉角度が調節されるようにな
っている。
【0028】また、左側のシリンダーヘッド54から外方
に突出したピストンロッド58の突出軸部59には連動体62
が貫通孔63を介して挿通支持され、この連動体62の上下
部には連動ピン64がそれぞれ上下方向に向かって一体に
突出され、この連動体62から外方に突出した突出軸部59
には調節ナット65が進退調節自在に螺着されている。そ
して、前記調節ナット65の回動による調節操作によって
前記一対の開閉アーム36の切断刃41の重合度合を微調節
されるようになっている。
【0029】そうして、前記一対の開閉アーム36の基端
部の作動片43間に位置して前記油圧シリンダー装置52が
配設され、前記一対の開閉アーム36の中で、その右側の
開閉アーム36の上下の作動片43の嵌合孔45内には前記油
圧シリンダー装置52の支持体55の上下のトラニオン56が
それぞれ回動自在に嵌合され、前記一対の開閉アーム36
の中で、その左側の開閉アーム36の上下の作動片43の嵌
合孔45内には前記油圧シリンダー装置52の連動体62の上
下の連動ピン64がそれぞれ回動自在に嵌合されている。
【0030】そして、前記油圧シリンダー装置52のピス
トンロッド58の伸縮動作によって前記一対の開閉アーム
36がそれぞれの回動中心軸32を中心として水平方向に開
閉されるようになっているが、この際、ピストンロッド
58の直線運動に対して一対の開閉アーム36の上下の作動
片43はそれぞれの回動中心軸32を中心とした円弧運動で
あるため、右側の上下の作動片43の嵌合孔45と支持体55
の上下のトラニオン56及び左側の上下の作動片43の嵌合
孔45と連動体62の上下の連動ピン64とは、それぞれ回動
自在に嵌合され、かつ、上下のトラニオン56及び上下の
連動ピン64の直線運動によって左右上下の作動片43が円
滑に円弧運動に変換される嵌合状態にて連結されてい
る。
【0031】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0032】油圧シリンダー装置52を作動してピストン
ロッド58を伸縮すると、このピストンロッド58にて一対
の開閉アーム36はそれぞれの回動中心軸32を中心として
相互に同じ開閉角度で水平方向に開閉回動されるととも
に、この一対の開閉アーム36の先端部の切断刃41がそれ
ぞれ水平方向に開閉回動される。
【0033】そして、溶融硝子を切断する場合には、ピ
ストンロッド58を伸長することにより、左右に配設され
た右側の支持体55の上下のトラニオン56にて右側の開閉
アーム36の上下の作動片43が、左側の連動体62の上下の
連動ピン64にて左側の開閉アーム36の上下の作動片43
が、それぞれ同時に拡開する方向に連動され、この左右
上下の作動片43の拡開回動にて一対の開閉アーム36は、
それぞれの回動中心軸32を中心として同じ閉角度で互い
に近接する方向に向かって水平回動されるとともに、こ
の一対の開閉アーム36の先端部の切断刃41も同じ閉角度
で互いに近接する方向に向かって閉回動される。そうし
て、この一対の切断刃41の相互は、一対の開閉アーム36
の設定された閉位置で適性な関係位置にて左右方向から
上下に正確に重なり合い、かつ、この一対の切断刃41の
凹弧状の刃部42にて溶融硝子が所定の位置から正確に切
断される。
【0034】また、溶融硝子を切断して一対の切断刃41
を相互に離間する場合には、ピストンロッド58を収縮す
ることにより、右側の支持体55の上下のトラニオン56に
て右側の開閉アーム36の上下の作動片43が、左側の連動
体62の上下の連動ピン64にて左側の開閉アーム36の上下
の作動片43が、それぞれ同時に接近する方向に連動さ
れ、この左右上下の作動片43の接近回動にて一対の開閉
アーム36は、それぞれの回動中心軸32を中心として同じ
開角度で互いに離間する方向に向かって水平回動される
とともに、この一対の開閉アーム36の先端部の切断刃41
も同じ開角度で互いに離間する方向に向かって開回動さ
れる。そうして、この一対の切断刃41の相互は、一対の
開閉アーム36の設定された開位置の適性な関係位置にて
左右方向に離間され、つぎの溶融硝子の切断に備える。
【0035】また、一対の開閉アーム36が同じ開閉角度
で水平方向に開閉回動されるとともに、この一対の開閉
アーム36の基端部に固着された一対の歯車34は互いに歯
合したまま一対の開閉アーム36の開閉回動に連動されて
回動される。そして、互いに歯合した一対の歯車34にて
一対の開閉アーム36は設定された開位置及び閉位置に確
実に保持される。
【0036】前記一対の開閉アーム36を開閉する際に
は、油圧シリンダー装置52にて一対の開閉アーム36が開
閉回動され、一対の歯車34は一対の開閉アーム36の回動
に連動されて回動されるものであって、この一対の歯車
34にて一対の開閉アーム36を強制的に開閉回動するもの
ではないため、一対の歯車34の歯が簡単に摩耗するよう
なことがない。
【0037】つぎに、切断刃41を有する一対の開閉アー
ム36を左右方向に移動調節する必要がある場合には、第
1の可動ベース5のナット体15を回動操作すると、この
ナット体15が固定ベース2に固着されたボルト4に沿っ
て進退動されるとともに、このナット体15にてボルト4
を介してナット体15を有する第1の可動ベース5が嵌合
凹部8及び前後のガイド7を介して固定ベース2に沿っ
て左右方向に進退動される。そして、この第1の可動ベ
ース5上に位置固定した第2の可動ベース28を介して左
右の回動中心軸32に取着した一対の開閉アーム36が左右
方向の適性位置に移動設定され、この一対の開閉アーム
36の切断刃41の位置が溶融硝子を切断する左右方向の適
性な切断位置に調節設定される。
【0038】また、切断刃41を有する一対の開閉アーム
36を前後方向に移動調節する必要がある場合には、第1
の可動ベース5のナット体23を回動操作すると、このナ
ット体23が第2の可動ベース28に固着されたボルト30に
沿って進退動されるとともに、このナット体23にてボル
ト30を介して第1の可動ベース5の左右の案内溝11に沿
って第2の可動ベース28が前後方向に進退動される。そ
して、この第2の可動ベース28上の左右の回動中心軸32
に取着した一対の開閉アーム36が前後方向の適性位置に
移動設定され、この一対の開閉アーム36の切断刃41の位
置が溶融硝子を切断する前後方向の適性な切断位置に調
節設定される。そうして、ハンドル51にてボルト49を締
め付け回動することにより、このボルト49にて第1の可
動ベース5上に第2の可動ベース28が設定位置で固着さ
れる。
【0039】さらに、一対の開閉アーム36の切断刃41の
重なり具合を微調節する必要がある場合には、油圧シリ
ンダー装置52におけるピストンロッド58の一方の突出軸
部59の調節ナット65を回動操作すると、この調節ナット
65が一方の突出軸部59に沿って僅かに進退動されるとと
もに、この調節ナット65にて連動体62が軸方向に僅かに
移動され、この連動体62の上下の連動ピン64と支持体55
の上下のトラニオン56との間の間隔が簡単に微調節され
る。そして、一対の開閉アーム36の開閉角度が調節され
るとともに、この一対の開閉アーム36を閉位置に閉回動
した際にはそれぞれの切断刃41の相互の重なり具合が微
調節される。
【0040】前記実施例では一対の開閉アーム36は油圧
シリンダー装置52にて開閉動作させる場合について説明
したが、これに限らず、一対の開閉アーム36はエアシリ
ンダー装置にてそれぞれの回動中心軸32を中心として開
閉動作させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、固定ベースの
両側部に立設した回動中心軸に一対の開閉アームをそれ
ぞれ水平方向に開閉自在に取着し、この一対の開閉アー
ムをそれぞれの回動中心軸を中心として開閉動作させる
シリンダー装置を配設したので、このシリンダー装置に
て両側部の回動中心軸を中心として一対の開閉アームを
常に一定の開閉角度で正確に開閉することができ、この
一対の開閉アームの開閉角度に誤差が生じることがない
とともに、この一対の開閉アームの先端部に設けた切断
刃の重なり具合が正確で、溶融硝子を所定の位置から正
確に切断することができ、この一対の開閉アームの開閉
にラック及びピニオンを採用するもののように、これら
が摩耗して一対の開閉アームの開閉角度の相互間に誤差
が生じたり、切断刃の相互間の重なり具合が不正確とな
る余地がなく、また、一対の開閉アームの基端部に互い
に噛合して回動中心軸を中心として同速で回動する一対
の歯車を固着したので、この一対の歯車にて一対の開閉
アームを設定位置に確実に保持することができ、したが
って、簡単な構成により溶融硝子を所定の位置から常に
正確に切断することができる溶融硝子切断装置を提供す
ることができる。
【0042】請求項2の発明によれば、固定ベースに可
動ベースを前後方向及び左右方向に進退調節自在に設
け、この可動ベースの両側部に一対の開閉アームを有す
る回動中心軸を相対して垂直状に立設したので、この可
動ベースを可動調節することにより、一対の開閉アーム
の切断刃の設定位置を溶融硝子の落下位置に応じて簡単
に可変調節設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す溶融硝子切断装置の平
面図である。
【図2】同上ベース機構の分解斜視図である。
【図3】同上溶融硝子切断装置の側面図である。
【図4】同上縦断面図である。
【図5】同上一対の開閉アームの開閉機構の斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 固定ベース 5 第1の可動ベース 28 第2の可動ベース 32 回動中心軸 34 歯車 36 一対の開閉アーム 41 切断刃 52 シリンダー装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部に回動中心軸を相対して垂直状に
    立設した固定ベースと、この固定ベースの前記両側の回
    動中心軸にそれぞれ水平方向に開閉自在に取着されそれ
    ぞれの先端部に互いに重合して溶融硝子を切断する切断
    刃を有する一対の開閉アームと、この一対の開閉アーム
    の基端部にそれぞれ固着され互いに噛合して前記両側の
    回動中心軸を中心として同速で回動する一対の歯車と、
    前記一対の開閉アームをそれぞれの回動中心軸を中心と
    して開閉動作させるシリンダー装置と、を具備したこと
    を特徴とする溶融硝子切断装置。
  2. 【請求項2】 固定ベースは、前後方向及び左右方向に
    進退調節自在の可動ベースを有し、この可動ベースの両
    側部に回動中心軸を相対して垂直状に立設したことを特
    徴とする請求項1記載の溶融硝子切断装置。
JP5071758A 1993-03-30 1993-03-30 溶融硝子切断装置 Expired - Lifetime JPH0788223B2 (ja)

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KR950003197A (ko) 1995-02-16
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