JPS61176904A - 光フアイバケ−ブルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の背景と目的］ 本発明は、光ファイバケーブルの製造方法の改良に関す
るものである。

光ファイバケーブルには、使用用途に応じ各種の構造を
有するものが提案されている。これらのうち、主なもの
°（よ、テンションメンバの周囲に螺旋溝を形成し、こ
の溝部に光ファイバを収納するスベーザ型、めるいはテ
ンションメンバの周囲に撚り合せる撚り合せ型、または
光ファイバをテープ状に形成しこれをユニットとしてケ
ーブルを構成するテープ型等がおる。しかし、数心ない
し数十心程度の通常使用しているケーブルとしては、撚
り合わせ型が最も経済性が高く製造も容易であるので一
般に広く使用されている。

これらの製造方法は、被覆されたファイバを比較的小さ
なボビンに巻き取り、このボビンを、ケージに収納して
テンションメンバの周囲に回転させると共にボビン自身
も回転、光ファイバにねじれを入れずに撚り合せていく
のが一般的である。しかし、これらの方法は、光フアイ
バ全体をテンションメンバの周りに回転させる必要がお
るため、作業速度の高速化、必るいはケーブルの長尺化
と云った点に大ぎな問題があった。

この対策として、光ファイバをテンションメンバに対し
平行に送り出し、撚り合せる部分のみ順次撚り方向を反
転させるＳ−Ｚ撚りを検討した結果、次のような二つの
問題が発生した。その一つは、光ファイバは金属線と異
なり塑性変形をしないので、何らかの「押え」構造をと
らないとＳ−７撚りができないこと。２つ目は、Ｓ−Ｚ
撚りに撚り合せた上から、テープや糸状物で光ファイバ
を固定した場合、ケーブル化工程で伝送ロスが悪化する
こと等である。

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、製造速
度を大幅に向上できると共にケーブルの長尺化が可能な
光ファイバケーブルの製造方法を提供することを目的と
したものである。

し発明の概要］ 本発明の光ファイバケーブルの製造方法は、テンション
メンバの外周に複数心の光ファイバが撚り合され、該撚
り合されて該光ファイバの外周にクッション材を介在し
外被用シースが被覆されてなる光ファイバケーブルを製
造する場合に、上記光ファイバを、Ｓ−Ｚ撚りに撚り方
向を交互に反転させると共に該反転部分以外の位置の内
周側の上記テンションメンバと上記光ファイバとの間の
接触面に接着剤を介し接着固定させる方法である。

即ち、テンションメンバ周囲に複数心の光ファイバを撚
り合わせる場合に、光ファイバをＳ−Ｚ撚りに撚り方向
を交互に反転させると共に反転部分以外の部分を中心の
テンションメンバに対しそれぞれの光ファイバを接着剤
を介し接着固定させる方法である。

［実施例］ 以下本発明の光ファイバケーブルの製造方法を実施例を
用いて第１図、第２図により脱甲する。

第１図はテンションメンバに対する光ファイバの撚合わ
せ説明図、第２図は横断面図である。図において、１は
光ファイバ、２はテンションメンバで鋼線２ａ、ポリエ
チレン被覆２ｂからなっている。３はシリコーンゴムの
接着剤、４は接着部、５はポリプロヤーンのクッション
材、６はアルミニウムとポリエチレンが重ね合された外
被用のＬＡＰシースでめる。光ファイバ１はコツ４５０
μｍ１外径１２５μｍ、比屈折率差１％で線引と同時に
プリコートを施こした後ナイロンを押出被覆し、外径を
約０．９ｍとしたものを６心用意し、テンションメンバ
２は、外径１．２Ｍの鋼線２ａにポリエチレン被ｆｆ１
２ｂを押出被覆し外径を約２．１＃７１とした。

光ファイバ１の集合撚合わせでは、テンションメンバ２
と光ファイバ１の６心とを平行に送り出し目板（図示せ
ず）を介しテンションメンバ２の周りに光ファイバ１の
６心が配回ざぜるようにし、テンションメンバ２、光フ
アイバ１等を一定速度で引き取ると同時に、これと同期
して目板を交互に回転し撚りピッチ約２５０ｍ、１ピツ
チ毎に撚り方向が交互に反転するＳ−７撚りを試みた。

＄−２撚りでは、撚られた部分を何らかの方法で固定、
する必要があるが、当初は紐、あるいはテープ状物で横
巻きしてこれを固定しこの上にポリプロヤーンのクッシ
ョン層を介し被覆したところロスが異常に増加し問題の
あることが判明した。

これは光ファイバ１の固定方法に問題がおるとの見地か
ら、Ｓ−７撚りに際し中心のテンションメンバ２に接着
剤を塗布し撚合せた光ファイバ１を順次接着固定する方
法を検討した。この結果、撚り方向が反転する部分付近
だけを除く他の部分全体を、ゴム弾性を有する物質のシ
リコーンゴム接着剤３によって固定した場合、初期特性
は勿論、引張り、曲げ、わん回の芸械的特性においても
、撚り方向を反転しない通常の撚り合せ型ケーブルと同
等おるいはそれ以上に特性が出ることが判明した。そし
て、特に、上記のように反転部分で接着しないことによ
り、より大きなケーブルを歪に対してもロスの変動幅を
小さくできるこ、とが判明した。即ち、反転部分付近を
テンションメンバ心と光ファイバ１とを接着させないこ
とにより、全部接着固定したものに比べより大きなケー
ブル歪に対してもロスの変動幅を小さくできる。

接着剤３としてはシリコーンゴム歪の紫外線硬化型を用
い、これを第１図の如く、反転部分と反転部分との中間
付近に半ピツチ毎に約２０ｓ幅で塗布し接着剤塗布部３
ａを形成した。そして、光ファイバ１をテンションメン
バ２に撚り合せると共にポリプロピレン紐（図示せず）
を横巻きして固定しこの状態で紫外線を照射してテンシ
ョンメンバ２と光ファイバ１との接着を完了させた。こ
の後、横巻きした押え用ポリプロピレン紐を取り除き巻
取ると共に、新たに５０００デニールのポリプロヤーン
８本をクッション材５としてピッチ約２５０ｍで横巻き
し、かつ、ポリエステルテープ２枚をその上からさらに
巻き付はポリプロヤーンの固定を行なう。このあと、Ｌ
ＡＰシースを施こし外径約９履のケーブルを完成した。

上記のようにして製造された光ファイバケーブルは、上
記にもある如く初期伝送特性は勿論のこと、各種の融械
的試験の結果、従来の同一方向に撚った同種、ケーブル
と同等以上の特性を有していることが確認された。そし
て、ケーブル端末処理においても、接着剤に用いるシリ
コーンゴムの強度が弱いため、容易にテンションメンバ
２から光ファイバ１を剥離できる。

このように本実施例の光ファイバケーブルの製造方法に
よれば、の製造時に光ファイバをテンションメンバの周
りに回転する必要がないので製造速度を大幅に向上でき
る。また、押出作業などの他の工程とタンデム化するす
ることができ、ざらに撚合わせゲージに取り付けるボビ
ン寸法の制約がないためケーブルの長尺化が可能である
。

［発明の効果］ 以上記述した如く本発明の光ファイバケーブルの製造方
法によれば、製造速度を大幅に向上できると共にケーブ
ルの長尺化が可能である効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ファイバケーブルの製造方法により
ｉ＝されたケーブルのテンションメンバに対する光ファ
イバの撚合わせ接着剤説明図、第２図は第１図のケーブ
ルの横断面図である。 １・・・・・・光ファイバ、 ２・・・・・・テンションメンバ、 ３・・・・・・接着剤、 ４・・・・・・接着部、 ５・・・・・・クッション材、 ６・・・・・・ＬＡＰシース。 第　１　巳 第　２　口

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）テンションメンバの外周に複数心の光ファイバが
   撚り合わされ、該撚り合わされた該光ファイバの外周に
   クッション材を介在し外被用シースが被覆されてなる光
   ファイバケーブルの製造方法において、上記光ファイバ
   を、Ｓ−Ｚ撚りに撚り方向を交互に反転させると共に該
   反転部分以外の位置の内周側の上記テンションメンバと
   上記光ファイバとの間の接触面に接着剤を介し接着固定
   させることを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法
   。
2. （２）上記接着剤に、ゴム弾性を有する材料が用いられ
   ている特許請求の範囲第１項記載の光ファイバケーブル
   の製造方法。
3. （３）上記接着剤に、紫外線硬化型材料が用いられてい
   る特許請求の範囲第１項記載の光ファイバケーブルの製
   造方法。