JPS61176320A - 便座の昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、洋式の便器の便器本体の開口に載置される便
座の昇降装置に関する。

「従来の技術」 洋式の便器は、便座に座って用を足せるので、しゃがん
で用を足す和式と異なり楽に利用できることが知られて
いる。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このように楽な洋式の便器であっても、
名人、病弱者、身体傷害者等にとっては、和式はどでは
なくても、やはり体の重心を移動しながら姿勢を変えて
便座に座り込みあるいは立上がることが必要であり、身
体に問題のある前記の゛人々にとり、用便は決して容易
にできるものではなく、苦痛であったり、介助者を必要
としたり、そそうをしたりすることがあるという問題点
があった・ 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、老人、病弱者、身体傷害者等が楽に用を足せる
ようにして上記問題点を解決する便座の昇降装置を提供
することを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、洋式の便器の便器本体の開口に載置される便座を昇
降させるものであって、前記便座を昇降可能に支持し、
前記便座が上昇した位置では、該便座を前部を低く後部
を高くした姿勢に保持するようにしたことを特徴とする
便座の昇降装置に存する。

「作用」 しかして、便器の座部に着座するときは、昇降装置によ
り座部を高くするとともに前を低くした姿勢にしておき
、座部の前の方に身体をもたせかけてから、昇降装置に
より座部を降下させるとともに水平な姿勢にし、座部が
便器本体の開口に水平に載置されたときに丁度、座部に
着座でき、立−ヒがるときは、昇降装置により座部を上
昇させるとともに上Ａ端では座部の前部を下げた状態に
して体が自然に座部から離れるようにし、積極的に身体
を動かさなくても用便者が便座に着座しあるいは立つこ
とができるようにしたものである。

「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。

図は本発明の一実施例を示している。

便器には、便器本体１０の開口１１の外周に沿って載置
されて人Ａが着座可能な下降位置と、高い位設にあって
前部２１が下がった状態に保持される上昇位１でとの間
で昇降可能な便座２０が設けられている。

便座２０には蓋２２が後端を枢着して開閉可能に設けら
れており、便座２０を昇降可能に支持する昇降装置３０
が便器本体ｌＯに装着されている。

昇降装置３０は便器本体１０に固着されるベース部材４
０に便座支持板５０が昇降可能に支持されて成る。

便座支持板５０にはポルト２３により便座２０が固定さ
れている。

ベース部材４０は、便器本体１０の後部の上面１２に載
置される取付基板４１の両側に支柱４２．４２が立設さ
れ、取付基板４１はポル）　４１ａ、ナラ）　４１ｂに
より便器本体ｌＯに締結されるとともに、便器本体ｌＯ
に嵌合する補助アーム４１ｃ、４１ｃにより直立姿勢に
保たれている。

両支社４２．４２の内面にはガイドレール部材°４３が
対向して対称的に固設されている。ガイドレール部材４
３は、支柱４２の下端部から上方に延びる前案内フラン
ジ４４および後案内フランジ４５とが形成されている。

後案内フランジ４５は、略垂直に延びる前案内フランジ
４４に平行な平行部４５ａと、その上端に連なり前方へ
傾斜する傾斜部４５ｂと、傾斜部４５ｂの上端に連なっ
て形成されたストッパ部４５ｃとを有している。

両側の支柱４２．４２のガイドレール部材４３にはそれ
ぞれ、便座支持板５０を昇降させる移動プレート５１が
摺動可能に嵌合されている。

すなわち、ガイドレール部材４３の後案内７ランジ４５
の後に転勤可能に摺接する後ローラ５１ａ、前案内フラ
ンジ４４の前に転勤可能に摺接する前ローラ５１ｂ、移
動プレート５１の上下に配置されガイドレール部材４３
の内面に摺接する内ローラ５１ｃ、５１ｄを介して移動
プレート５１はガイドレール部材４３に摺動可能に嵌合
されている。

両側の移動プレート５１．５１の間には便座支持バー５
２が架設されており、便座支持バー５２に便座支持板５
０の後端部５３が固結されている９便座支持板５０には
ポルト２３により便座２０が固定されている。

両側の支柱４２．４２には梁４０ａが架設されるととも
に、その中を貫通して駆動軸４６が回転可能に架設され
、駆動軸４６の端にはピン４ｅａが植設され、ビン４６
ａがその溝４７ａに嵌合するコネクタ４７ｂを介して駆
動モータ４７が連結されている。

駆動軸４８にはスプロケット４８がキー４８ａにより回
動伝達可能に固定されている。スプロケット４８にはチ
ェーン４９が巻掛けられ、チェーン４８の一端４９ａは
移動プレート５１に固結され、他端は自由状態になって
いる。スプロケット４８の上部外周に沿ってチェーン４
８の外れ防止部材４２ａが支柱４２に固設されている。

便座支持板５０の片側には操作スイッチ５４が設けられ
、操作スイッチ５４に電線５４ａを介して駆動モータ４
７が接続され、操作スイッチ５４から電源線５４ｂが延
ばされている。

次に作用を説明する。

第２図および第７図に実線で示すように、便座２０が下
降位置にあって、人Ａが着座している状態から説明する
。

人Ａが立つときは、操作スイッチ５４を操作して駆動モ
ータ４７が駆動軸４８を第２図において時計方向に回動
させるように操作する。

するとスプロケット４日も一体的に回動し、チェーン４
９の一端４Ｓａ側が巻込まれて引上げられ、一端４９ａ
に引かれて移動プレート５１が上昇し、それにより便座
支持バー５２および便座支持板５ｏの後端部５３が上昇
する。

移動プレー）５１がガイドレール部材４３の後案内フラ
ンジ４５の平行部４５ａにある間は、後ローラ５１ａ、
前ローラ５１ｂ、内ローラ５１ｃ、５１ｄにより移動プ
レー）５１は略直立姿勢に保持されたまま上昇し、便座
支持板５０は略水平であって、それに固定された便座２
０も略水平である。

したがって人Ａは便座２０に着座したまま持ち上げられ
、そのとき足を床につけたままであるようにすると、人
Ａは次第に立上がった姿勢に誘導される。

人Ａがほとんど立上がった姿勢になるとき、後ロー　ラ
５１ａが後案内フランジ４５の傾斜部４５ｂニサしかか
り、−ｈ昇に従い移動プレート５°ｌの後上部が前に移
動するので、第２図および第７図で想像線に示すように
、便座支持板５０および便座２０の後部は上昇するが便
座２０の前部２１は後部に比べて低くなり、便座２０は
前方に傾斜した状態の上昇位置になる。

人Ａは傾斜した便座２０により押出される感じになって
そのまま足をふんばれば容易に立つことができる。

移動プレート５１の上昇は図示省略したリミットスイッ
チにより自動的に停止するが、故障や慣性により行き過
ぎたとしても後ローラ５１ａがストッパ部４５ｃに当っ
て停止させられる。また、外れ防止部材４２ａを設けで
あるのでチェーン４９が外れることはない。

着座するときは、便座２０を上昇位置にしておき、便座
２０の前部に体をもたせかけてから、操作スイッチ５４
を操作して便座２０が下降するよう駆動モータ４７を起
動させる。

便座２０が下降するに従い便座２ｏは略水平になるから
、便座２０が下降位置になったとき人Ａは自然に着座す
ることができる。

なお、前記昇降装置３０は実施例に過ぎず、他の公知の
手段により便座２０を上昇位置と下降位置とに昇降させ
るようにしてもよいことはいうまでもない。

「発明の効果」 本発明に係る便座の昇降装置によれば、便座を昇降させ
るとともに、上昇位置では便座を前に傾斜させるように
したから、用便の際、足の弱い老人、病弱者、身体傷害
者等であっても、容易に着座し、あるいは立つことがで
き、それらの人々の苦痛を和らげ、また単独で用便でき
る人を増加させ介助者の苦労を少なくすることができる
。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示しており、第１図は昇降装置
および便器の分解斜視図、第２図は昇降装置の垂直縦断
面図、第３図は第２図ｍ−■線断面図、第４図は第２図
ＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は第２図Ｖ−ｖ線断面図、
第６図は第２図Ｖｌ−ＶＩ線断面図、第７図は便器の使
用状態を示す説明図である。 １０・・・便器本体　　　　　１１・・・開口２０・・
・便座　　　　　　　２１・・・前部３０・・・昇降装
置　　　　　４０・・・ベース部材４２・・・支柱　　
　　　　　４３・・・ガイドレール部材第　ｌ　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洋式の便器の便器本体の開口に載置される便座を昇降さ
   せるものであって、前記便座を昇降可能に支持し、前記
   便座が上昇した位置では、該便座を前部を低く後部を高
   くした姿勢に保持するようにしたことを特徴とする便座
   の昇降装置。