JPS61176297A - フイ−ルドメモリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、ビデオテープレコーダＣ以下ＶＴＲと称す
）に付加して、ノイズレス特殊再生を行なうのに好適な
フィールドメモリ装置に関する。

〔発明の技術的背景〕

磁気テープに、その走行方向に対して斜めにビテオトラ
ックが形成されるヘリカルスキャン型のＶＴＲにおいて
、テープを記録時と異なる速度で走行させてスロー再生
、倍速再生を行なった郵、あるいはテープを停止させて
静止画再生を行なう場合には、ビデオヘッドがテープの
ビデオトラックを正しくトレースせず、複数のビデオト
ラックに跨ってトレースするため画面にノイズが発生す
ることがある。

すなわち、例えば家庭用ＶＴＲにおいては、回転ディス
クに互いにアジマス角の異なる２つのビデオヘッドを１
８０°対向して取付け、所定速度で走行する磁気テープ
に前記ビデオヘッドによって交互に斜めにビデオトラッ
クを形成するように１トラツク１フイールドの映像信号
が記録される。

２つのビデオヘッドをＡ、Ｂとした場合、第５図に示す
ように磁気テープ１に、ビデオヘッドＡによってビデオ
トラックＡ　（ｎ−２、ｎ−１−）が、またビデオヘッ
ドＢによってビデオトラックＢ（ｎ−２゜ｒｌ−１１１
，）が形成される。図中矢印Ｔは記録時のテープ１の走
行方向、矢印ＨはビデオヘッドＡ、Ｈのトレース方向を
示す。また２は音声トラック、３はビデオトラックの位
置を示すコントロール信号が記録されるコントロールト
ラック〒、コントロール信号は、記録映像信号から分離
された垂直゛同期信号に基づく信号である。

第５図の磁気テープパターンにおいて、テープ１の走行
速度を記録時の１／４にした場合、ビデオヘッドのトレ
ース状態は例えばａｌ、２，３．ｂｌ、２の矢印で示す
ようになる。ａｌ、２．３はヘッドＡによるトレース、
ｂｌ、２はヘッドＢによるトレースを示すもので、それ
ぞれヘッドの中心の軌跡である。

そのときの再生信号のエンベロープを第６図（ａ）の期
間ａ１〜３．ｂｌ、２に示す。図示のようにアジマスの
異なるビデオトラックを広範囲にトレースするｂｌ、８
Ｂにおいて再生信号レベルが低Ｆし、この部分で画面上
ノイズを発生する。

従来このノイズの発生を防ぐために、種々の提案がなさ
れているが、その１つにフィールドメモリを使用したも
のがある。

すなわち、１／４スロー再生の場合、再生信号のエンベ
ロープは、例えば前述のように第６図（ａ）に示すもの
となシ、略完全に再生出力が得られるフィールドが８フ
イールドおきに存在するため、その再生出力をメモリに
記憶しておき、他のノイズが現われたり画質が低下する
フィールドの再生時に、メモリの信号を読出して、それ
を再生出力と入れ換えて、第６図（Ｃ）に示すように出
力することによりノイズの発生しない特殊再生画像を得
るようにし差ものである。　゛ 完全な再生出力が得られるタイミングは、テープの走行
速度、トラッキングの状態によって変ってくるが、第６
図（ｄ）に示すディスクの回転位相を検出するパルスか
ら形成されるヘッド切換パルスと、第６図（ｅ）に示す
再生コントロール信号の位相が所定のものになるように
、ディスクの回転とテープの走行の位相を制御しておけ
ば、再生コントロール信号が得られた時点から何フィー
ルド後に略完全な゛再生出力が得られるかということが
、テープの走行速度に応じてあらかじめ判明するのでそ
のタイミングでメモリしてやればよい。なお第６図（ｂ
）はメモリの書込み信号である。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら例えば、家庭用ＶＴＲでは、隣接ビデオト
ラック間にαＨと呼ばれる水平同期信号位置のずれが発
生するように映像信号が記録されるが、ビデオヘッドが
、第５図のようにビデオトラックを斜めにトレースした
場合、ディスク回転半周期、すなわち１方のビデオヘッ
ドによる再生信号中の水平走査線数が正規の値からずれ
、例えばＮＴ８ｃ信号１フィールドの水平走査線数が２
６２．５本でなくなる。そうすると、フィールドメモリ
から読出したとき、フィールドとフィールドのつなぎ目
で水平周期が連続でなくなり、大きなスキー−が発生す
る。あるいはまた通常再生によって得た１フイールドの
信号をメモリに書込んでおき、それを連続的に再生して
静止画を得る場合にも同一フィールドの信号を繰返して
読出すことになるので、同様にスキー−が発生する。

〔発明の目的〕

この発明は以上の点に対処してなされたもので種々の特
殊再生モードで、出力映像信号の水平周期が連続するよ
うに、メモリの書込み、読出しのタイミングをコントロ
ールし、さらにテレビジョン受像機画面上で垂直ガタが
発生しないように適当なタイミングで疑似垂直同期信号
を重畳するようにしたフィールドメモリ装置を提供する
ことを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明は、テレビジョン信号をメモリに書込む際、そ
の水平走査線数が整数となるように、書込み終了のタイ
ミングを遅らせ、読出し時に水平走査線数が整数となる
ようにフィールド単位で読出すとともにその数を適宜具
ならせて、書込み時にずらせたタイミングが所定のフレ
ーム単位周期で修正されるようにすると共に１読出した
信号の垂直同期信号の位置をずらせて、テレビジ四ン受
像機に映出したときに垂直ガタが発生しないようにした
ものである。

〔発明の実施例〕

家庭用ＶＴＲで、ディスクの回転速度をそのままにして
おいてテープ走行速度を通常速度（記録時と同じ）から
ｎ倍速に変えた場合、再生信号の１フイールド（ディス
ク半回転）に入る水平走査線数Ｈ／Ｖは、隣接ビデオト
ラック間水平同期信号の位置ずれ量をαＨとすると、Ｎ
ＴＳＣの場合、Ｈ／Ｖ　＝２６２．５−　Ｃｎ　−１）
　・”Ｈとなる。ｎは記録時のテープ走行速度に対する
再生時のテープ走行速度の比である。

これを図示したのが第７図である。第７図は縦軸にＨ／
Ｖを、横軸にｎをとったもので、線Ａ’ｌがＶＨ８方式
の標準（８ｐ）モードとβ方式の標準（β■）モードを
示し、点線１！２がβ方式のβｌモードを示し、線１３
がＶＨ８方式の長時間（３倍＝　Ｅｐ）モードとβ方式
のβｌモードを示す。図で明らかなように例えば、ＶＨ
８方式のｓｐモード（αＨ＝１．５）でｎ＝１／３とす
るとＨ／Ｖ　＝　２６３．５となる。

出力映像信号の水平周期が連続となるには、各フィール
ドの水平走査線数すなわち■しＮが整数であればよい。

前述の１／３スローの場合には２６４Ｈと２６３Ｈの繰
返しにすればよいが、その値は再生時のテープ走行速度
に応じて変ってくる。。

出力映像信号のＨ／Ｖを整数にする九にπ体的回路構成
を第１図に示す。

入力端子１１に供給されるＶＴＲ再生信号はＡ／Ｄコン
バータ１２によってデジタル信号に変換され、メモリ１
３に書込まれる。またメモリ１３から読出された信号は
Ｄ／Ａコンバータ１４によってアナログ信号に変換され
疑似垂直同期信号挿入回路１５を介して出力端子１６に
導かれる メモリ１３へ書込みを開始させるタイミングパルスとし
て、例えばベシド奏換パルスが用いられ、これが入力端
子１７に供給される。タイミングパルスは他にサーボの
基準信号から作成してもよい。

書込み設定信号が入力端子１８に加えられているとすれ
ば、タイミングパルスの立上シでＤフリップフロップ１
９のＱ出力が１１１となりフリップフロップ加がセット
されメモリ１３のνＷ端子に書込み信号が印加される。

同時にＤフリップフロップ１９の出力がオアゲート２１
を介してクリア信号としてアドレスカウンタ２２に印加
される。これによシアドレスカウンタｎはクリアされ、
初期値からクロックＣｋをカウントする０クロツクＣｋ
は、例えばテレビジ目ン色副搬送周波数ｆｓｃの３倍の
周波数を有する。アドレスカウンタ乙のカウントに応じ
てメモリ１３の所定のアドレスに順次デジタルテレビジ
目ン信号がメモリされる。またアドレスカウンタｎのカ
ウント値はデコーダおでデコードされ１フイールドの時
間に対して書込まれる信号のＨ／ＶＫ応じてあらかじめ
定められた所定時間の進みあるいは遅れを有する複数の
時間補正信号がデコーダおから出力され、マルチプレク
サＵに供給される。

マルチプレクサ冴は入力端子５より供給されるモード設
定信・号に応じてタイミング発生回路がで作られる制御
信号によって切換えられ、目的のタイミングの信号を選
択して出力する。その出力信号は、フリップフロップ加
をリセットし、それによりメモリ１３への書込み動作が
停止し、メモリ１３は読出し状態となる。同時にマルチ
プレクサ冴の出力はオアゲー）　２１を介してアドレス
カウンタｎに加わり、これをクリアする。アドレスカウ
ンタ々は再び初期値からクロックＣｋをカウントしメモ
リ１３から信号が続出される。このときには、マルチプ
レクサ冴は時間補正信号を出力しないように制御され、
次の読出し開始はタイミングパルスによって制御される
。次のタイミングパルスが加えられるとそれが遅延回路
２７、オアゲー）　２１を介してクリアパルスとしてア
ドレスカウンタ乙に加わり再び読出しが行なわれる。次
の読出しの開始は、再びマルチプレクサＵの出力によっ
てなされる。

以後その繰返しである。なお遅延回路ｎは、タイミング
パルスによる読出し開始のタイミングを遅延させるため
のもので、タイミング発生回路脚から加えられる信号に
よって制御され、遅延量を切換える。

今、通常再生によって得られる信号をメモリに記憶させ
、それを繰返し読出して静止画再生を行なう場合を考え
ると、第２図に示すようになる。

すなわち第２図（ａ）に示す再生信号が第１図の入力端
子１１に加えられ、第２図（ｂ）に示す書込み／読出し
信号がメモリ１３のＲβ端子に印加されたとする。書込
み信号Ｗは第２図（ψに示すタイミングパルスと同期し
て発生し、同時にメモリ１３への書込みが開始される。

この静止画の場合、出力映像信号のＨ／Ｖが２６２と２
６３の繰返しとなればよいのでメモリ１３への書込みは
２６３Ｈ／Ｖで行なう。すなわち入力再生信号の２６２
．５Ｈ／Ｖに対して１／２Ｈ遅らせたタイミングで書込
みを停止させる。すなわち第１図におけるデコーダ乙の
出力として＋１／２Ｈのものが選択され、これが第２図
（ｅ）に示すクリアパルスとなる。マルチプレクサ冴の
出力によって、今度は読出し信号Ｒがメモリ１３の■し
Ｗ端子に加わり読出し状態となり、次のタイミングパル
スまでそのフィールド期間の読出しを読ける。タイミン
グパルスが印加されると再びフィールドの始めから読出
しが行なわれるが、最初に読出された信号のＨ／Ｖは第
２図（Ｃ）に示すように２６２Ｈ／Ｖとなっている。次
のクリアパルスとして＋１／２Ｈのものが選択され、以
後その繰返しである。第２図（Ｃ）は出力映像信号の内
容とＨ／Ｖを示すものである。なお書込み時には、その
期間入力再生信号がそのまま出力されるもので、Ｉ■／
ｖは２６３となる。

第３図はＶＨ８Ｈ８方式Ｓ−モード／２スロー再生の場
合を示す。この場合、ｎ　＝　１／２、αＨ＝１．５と
して、　Ｈ／Ｖ二２６３．２５となシ、１／４Ｈのスキ
ューが発生する。したがって４フイールドを周期としテ
Ｈ／Ｖヲ２６４，２６３，２６３，２６３　（ｆり繰返
ｔ、　Ｋ−ＩＬハヨイ。

すなわち、まず書込み時にクリアパルスのシフト量が＋
３／４Ｈになるようにマルチプレクサを制御して２６４
Ｈ／Ｖの信号をメモリする。次のタイミングパルスをそ
のままクリアパルスとして使用すると、その゛時点まで
に読出される信号のＨ／Ｖが２６２．５となってしまう
ため、タイミングパルスを遅延回路ｎにより１／２Ｈ遅
らせる。同じ要領で次のクリアパルスを一１／４Ｈすな
わち１／４Ｈ早いタイミングで発生させてそのフィール
ドを２６３　Ｈ／Ｖとする。

次のタイミングパルス′はちょうど２６３Ｈ後に発生じ
、これを再び書込みのだめの信号として使う。

以後その繰返しである。第３図（Φに示すように、第１
フイールドから第４フイニルドまでは水平周期が連続で
かつ垂直周期も一定になるが、書込が行なわれる第１フ
イールドは１水平走査線数多くなシ、垂直周期が長くな
る。このような信号をテレビジョン受像機に加えると、
垂直同期でトリガが力りけられ、垂直偏向電流は１５Ｈ
ｚの周期で平均値が変わるため垂直ガタを起す。これを
防止するために第５図（０に示すように垂直同期信号の
位置を調整した疑似垂直同期信号をタイミング発生回路
脚で作り、疑似垂直同期信号挿入回路で出力映像信号に
重畳する。

第４図は、ＶＨ８方式Ｅｐモードでの１／３スロー再生
の場合を示すもので、ｎ＝１／３．　αＨ＝０．５とし
て Ｈ／′ｖ二２６２音＝２６３−１／６ で１／６Ｈのスキー−が発生する。したがワてこの場合
は６フイールドを周期としてＨ／Ｖを２６３　、２６３
　。

２６３　、２６３　、２６３　、２６２の繰返しにすれ
ばよい。マルチプレクサ冴、遅延回路ｎを、タイミング
発生回路かからの信号によって制御してクリアパルスに
第４図（ｅ）に示す遅延を与えればその目的が達成され
る。この場合においても水平周期が連続でかつ垂′直周
期も一定になるが、書込みから６番目の第６フイールド
で１水平走査線数少なくなり、垂直周期が短くなる。こ
のような信号をテレビジ冒ン受像機に加えると、垂直同
期でトリガがかけられ、垂直偏向電流は１ＱＨｚの周期
で平均値が変わるだめ垂直ガタを起す。これを防止する
ために第６図（ｆ）に示すように垂直同期信号の位置を
調整した疑似垂直同期信号をタイミング発生回路がで作
シ、疑似垂直同期信号挿入回路で出力映像信号に重畳す
る０ なお、第１図の実織例においては、クリアパルスとして
マルチプレクサ冴の出力とタイミングパルスを交互に使
用しているが、マルチプレクサ冴の出力のみを使用する
こともできる。しかしながら、その場合、次の書込みま
でに再生信号とのタイミングがずれてし−１＋、−ｔス
キュが発生する恐れがある。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、単一クロックで働く１
フイールドメモリだけで、ノイズレス特殊再生が可能と
なり、さらにタイムベース補正をつ することなく各フィールドの水平同期が連続なりまた垂
直ガタの少ない安定な特殊再生の得られるフィールドメ
モリ装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

の波形構成図、第５図はＶＴＲに使用される磁気テープ
のビデオトラックパターンと、特殊再生時のビデオヘッ
ドのトレース状態を説明するだめの構成図、第６図は従
来のフィールドメモリ装置の動作を説明するだめの波形
構成図、第７図は家庭用ＶＴＲにおける特殊再生時の１
フイールドあたシの水平走査線数を示す特性図である。 ハ・・・デコーダ、 冴・・・マルチプレクサ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）１フィールド時間あたりの水平走査線数が整数で
   ないテレビジョン信号を第１の信号に同期してメモリへ
   書込みを開始させる手段と、 その書込み開始から１フィールド時間経過後さらに前記
   水平走査線数が整数となる時間だけ遅れたタイミングで
   第２の信号を発生させこの信号により前記メモリへの書
   込みを停止させる手段と、前記メモリから前記テレビジ
   ョン信号を読出す手段であって、水平走査線数が整数と
   なるようにフィールド単位で連続して読出すと共に、所
   定フィールドでその水平走査線数を異ならせて読出し、
   書込み時にずらせたタイミングが所定フレーム単位周期
   で修正されるようにしたことを特徴とするフィールドメ
   モリ装置。
2. （２）前記第１の信号がフレーム周期の整数倍の周期を
   有し、その周期で前記メモリに前記テレビジョン信号が
   書込まれ、その書込み時間以外の期間に水平走査線数が
   整数となるようにフィールド単位で前記テレビジョン信
   号が読出されると共に、所定フィールドでその水平走査
   線数を異ならせ、次の書込みまでに前記書込み時にずら
   せたタイミングが修正されるようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のフィールドメモリ装置。
3. （３）前記読出されたテレビジョン信号の垂直同期信号
   の位置をずらす手段を備えテレビジョン受像機画面上垂
   直ガタが発生しないようにしたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項第２項に記載されたフィールドメモリ装
   置。