JPH03790Y2 - - Google Patents
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- JPH03790Y2 JPH03790Y2 JP1302484U JP1302484U JPH03790Y2 JP H03790 Y2 JPH03790 Y2 JP H03790Y2 JP 1302484 U JP1302484 U JP 1302484U JP 1302484 U JP1302484 U JP 1302484U JP H03790 Y2 JPH03790 Y2 JP H03790Y2
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Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は映像信号処理装置に係り、特に任意の
タイミングで高品質の静止画像を得ることのでき
る映像信号処理装置に関する。 従来技術とその問題点 ヘルカルスキヤンニング方式VTRにおいて、
記録済磁気テープを記録時とは異なるテープ走行
速度で走行(又は停止)せしめてその既記録映像
信号を再生する変速再生時には、テープ・ヘツド
間相対速度が記録時と異なるために、ヘツド走査
軌跡は記録トラツク跡とは異なる傾斜で描かれる
ことは周知の通りである。このため、相隣るトラ
ツクが互いにアジマス角度の異なるギヤツプを有
する回転ヘツドにより夫々記録形成されており、
トラツク間にはガードバンドが無く又は極めて小
なるガードバンドしか形成されていないトラツク
パターンの磁気テープの変速再生時には、再生回
転ヘツドが1トラツク走査期間当り、自己と同一
のアジマス角度のギヤップを有する廻転ヘツドで
記録されたトラツクと、異なるアジマス角度のギ
ヤップを有する回転ヘツドで記録されたトラツク
(逆トラツク)とを夫々交互に横切つて走査する
こととなり、このため逆トラツク走査時にはアジ
マス損失効果により再生信号レベルが極めて小と
なりS/N比が悪化することとなる。同様に、相
隣るトラツク間に充分な一定幅のガードバンドが
形成されているトラツクパターンの磁気テープの
変速再生時にも1トラツク走査期間当りガードバ
ンドを1回以上横切るため、そのガードバンド走
査時に再生信号レベルが極めて小となりS/N比
が悪化する。 ここで、上記の変速再生がテープ走行を停止し
て既記録複合映像信号を再生して静止画を得るス
チルモーション再生であるものとすると、上記の
再生信号のS/N比の悪化の他に、相隣る2本の
トラツクの既記録複合映像信号が交互に再生され
るために生ずる再生静止画像の若干のがたつきの
問題と、長時間スチルモーシヨン再生を継続した
場合に生ずる回転ヘツドのギヤップの目詰りや磁
気テープの磁性面の損傷などの問題が更にある。 再生静止画像の若干のがたつきの問題に関して
は従来はアジマス記録再生方式のVTRの場合は、
互いに異なるアジマス角度の例えば2個の記録再
生用回転ヘツドの一方と、この一方の回転ヘツド
のアジマス角度と同一のアジマス角度に選定され
た特殊再生専用の1個の回転ヘツドとにより交互
に同一のトラツクを再生することにより、完全に
静止した静止画を得るようにしていた。しかし、
このためには新たに1個の回転ヘツドが必要で、
またそれに伴つてロータリートランスや前置増幅
器なども更に1個ずつ追加する必要があり、装置
を高価なものとしていた。 また前記の長時間スチルモーシヨン再生を継続
した場合に生ずる問題に関しては、従来は一定時
間以上スチルモーシヨンを継続するときには、
一定時間後に直ちにストップモードとしたり、
一定時間経過した時点でテープテンションを落と
し、テープを微小量送つて回転ヘツドからテープ
を浮かせたり、上記一定時間経過した時点より
スローモーション再生モードに切換えていた。し
かし、上記の方法はいずれも予め設定した一定時
間以上はスチルモーシヨン再生を継続することが
できず、またの方法ではテープテンションが落
ちた状態からいきなり高速再生などを行なうと、
リールの回転が追いつかず、テープのたるみやリ
ールテンションのハンチングなどを起こすという
問題点もあつた。 そこで、本考案はスチルモーシヨン再生時に再
生複合映像信号をフイールドメモリに書き込むと
共に、再生FM信号レベルが極めて小となつた区
間は、1トラツク走査期間前の略同等区間の再生
複合映像信号を上記フイールドメモリに書き込
み、このフイールドメモリから読み出した信号に
基づいて再生複合映像信号を得ることにより、上
記の再生複合映像信号のS/N比の悪化及び再生
静止画像の若干のがたつきの問題点を、更には長
時間のスチルモーシヨン再生時の問題点をも解決
した映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 本考案は記録媒体からFM波を少なくとも有す
る信号形態で再生された後復調された複合映像信
号をデイジタルビデオ信号に変換するAD変換器
と、フイールドメモリと、AD変換器の出力信号
及びフイールドメモリの読み出し出力信号のいず
れか一方をを選択出力するスイッチ手段と、任意
のタイミングでスチルモーシヨン再生継続期間を
示すモード信号を発生出力手段と、モード信号が
発生出力されない期間中は前記再生複合映像信号
のFM波のレベルが一定値よりも小なる期間とそ
の周辺の予め定めた一定期間又はそれよりも短い
期間とでは夫々AD変換器の出力信号に代えてフ
イールドメモリから読み出した1トラツク走査期
間前の対応する区間のデイジタルビデオ信号をス
イッチ手段をして選択出力させると共に、上記一
定期間内においてスイッチ手段及びAD変換器の
両出力信号中の同期信号間の相対的な位相差を検
出し、位相差が略零となるように前記フイールド
メモリの読み出しタイミングを制御し、位相差が
略零となつたときは上記一定期間内であつても前
記フイールドメモリの読み出し動作を終了させ、
上記読み出し期間以外は前記スイッチ手段をして
AD変換器の出力信号を選択出力させると共にフ
イールドメモリにAD変換器の出力信号を書き込
ませる第1の制御手段と、前記モード信号発生出
力中の最初の前記再生複合映像信号中の垂直同期
パルスの入来を検出し、該検出時点から該モード
信号が消失するまでの期間、前記フイールドメモ
リをしてその読み出し動作を継続して行なわせる
と共に前記スイッチ手段をして前記フイールドメ
モリの読み出し出力信号を選択出力せしめる第2
の制御手段と、前記スイッチ手段の出力信号から
再生複合映像信号出力を得る出力手段とより構成
したものであり、以下その一実施例について図面
と共に説明する。 実施例 第1図は本考案装置の一実施例のブロツク系統
図を示す同図中、入力端子1に再生複合カラー映
像信号が入来する。この再生複合カラー映像信号
は、例えば輝度信号は周波数変調(FM)され、
搬送色信号は低域に周波数変換され、これら両信
号が周波数分割多重されて回転ヘツドにより1本
のトラツク宛1フイールドの割合で順次のトラツ
クに記録された磁気テープを変速再生し、その再
生信号中のFM輝度信号はFM復調し、低域変換
搬送色信号はもとの帯域へ周波数変換してこれら
の両信号を多重して得た標準方式に略準拠した再
生複合カラー映線信号である。また、上記の変速
再生は、アジマス記録再生方式のVTRに適用し
た場合は、1トラツク走査期間(1フイールド)
当り偶数トラツクピツチ分磁気テープが移動する
ような速度で磁気テープを走行して(又は走行を
停止して)行なわれ、これにより少なくとも或る
回転ヘツドが逆トラツクを走査する区間の1トラ
ツク走査期間前の対応する区間では別の回転ヘツ
ドにより再生信号が正常に得られていた関係にな
る。 入力端子1に入来した上記の再生複合カラー映
像信号は、増幅器2を経てAD変換器3に供給さ
れ、ここでアナログ−デイジタル変換されてデイ
ジタルビデオ信号とされた後バスラインコントロ
ーラ4及び第1のタイミング制御回路5に夫々供
給される。タイミング制御回路5は後述する如く
バスラインコントローラ4の入力側と出力側の両
方のデイジタルビデオ信号と共に入力端子6より
の制御信号と入力端子14よりの後述するスチル
モード信号とが夫々供給される。この制御信号は
磁気テープを走査中の回転ヘツドから再生された
FM輝度信号の振幅が逆トラツク走査により一定
値よりも小になつた期間は例えばハイレベルとな
り、この一定値以上の期間はローレベルとなるよ
うに生成された2値信号である。タイミング制御
回路5は上記制御信号に位相同期したパルスを出
力端子7aより第2のタイミング制御回路8に出
力する。 またタイミング制御回路5は出力端子7bより
等化パルス及び垂直同期パルスを除去した水平同
期パルスを出力してタイミング制御回路8へ供給
する一方、出力端子7cより垂直同期パルスを波形
整形して得たパルスを出力してアドレス信号発生
回路10へ供給する。タイミング制御回路8は上
記端子7aよりの信号に基づいて色副搬送波周波
数に管理されている信号を発生してバスラインコ
ントローラ4に供給してその切換制御をを行うと
共に、更にこの信号に基づいてメモリ9の読しみ
出し及び書き込みに必要な、CAS(カラムアドレ
スストローブ)信号、RAS(ロウアドレストロー
ブ)信号、WE(リード/ライトコントロール)
信号等を発生してメモリ9に供給し、かつ、アド
レス信号発生回路10にも信号を出力する。アド
レス信号発生回路10はアドレス信号を発生して
メモリ9に供給する。メモリ9は例えばランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)で、1フイール
ド分のデイジタルビデオ信号を蓄積できる記憶容
量を持つフイールドメモリであり、その読み出し
出力信号(デイジタルビデオ信号)はバスライン
コントローラ4に供給され、またバスラインコン
トローラ4より取り出されたデイジタルビデオ信
号を書き込む。 バスラインコントローラ4より選択出力された
デイジタルビデオ信号はタイミング制御回路5、
メモリ9及びDA変換器11に夫々供給される。
DA変換器11は入力デイジタルビデオ信号をデ
イジタル−アナログ変換してアナログ信号である
複合カラー映像信号に戻してそれを増幅器12通
して出力端子13へ出力する。ここで、メモリ9
は通常はバスラインコントローラ4を介して供給
されるAD変換器3の出力デイジタルビデオ信号
を書き込んでいるが、変速再生を行なつている回
転ヘツドが逆トラツクを走査したときには前記し
た如く少なくともその走査区間を含む期間はメモ
リ9が読み出し制御に切換えられると共に、バス
ラインコントローラ4がメモリ9より読み出され
た、1トラツク走査期間前の同等区間の再生デイ
ジタルビデオ信号を選択出力するから出力端子1
3の再生複合カラー映像信号は通常は現在磁気テ
ープを走査中の回転ヘツドにより再生された現フ
イールドの再生複合カラー映像信号であるが、そ
の逆トラツク走査期間は1トラツク走査期間前に
再生された異なるフイールド(現フイールドが奇
数フイールドのときは偶数フイールド、偶数フイ
ールドのときは奇数フイールド)の対応する区間
の再生複合カラー映像信号にすげ替えられること
となる。これにより、逆トラツク走査時のS/N
比の悪化を防止することができる。 ここで、メモリ9から読み出されたデイジタル
ビデオ信号中の同期信号とAD変換器3から取り
出された再生中のデイジタルビデオ信号の同期信
号との相対的な位相差が大であると、上記のすげ
替え時に水平同期信号間隔が変化し画面が乱れて
しまう。そこで、上記のすげ替え時の信号接続が
安定に行なえるようにするためと、スチルモーシ
ヨン再生時に高品質の静止画像を得ることができ
るようにするために、本考案ではタイミング制御
回路5を所定の構成にした点に特徴を有するもの
であり、次にタイミング制御回路5の構成及び動
作について説明する。 第2図はタイミング制御回路5の一実施例の回
路系統図を示す。同図中、第1図と同一構成部分
には同一符号を付してある。第2図において、入
力端子6に入来した第3図Aに示す如く、ハイレ
ベル期間が逆トラツク走査期間に対応せしめられ
た制御信号aは単安定マルチバイブレータ15,
2入力OR回路16の一方の入力端子及びインバ
ータ17に夫々供給される。ここで、単安定マルチ
バイブレータ15は、制御信号aの立下りエツジ
でトリガーされ、抵抗R1及びコンデンサC1の各
値の積で定まる時定数に応じた一定幅Tのパルス
を出力する。従つて、第3図Aに示す如く制御信
号aが時刻t0〜t1とt5〜t6の夫々の期間ハイレベ
ルである場合は、単安定マルチバイブレータ15
のQ出力端子からは時刻t1,t6の夫々の時点から
一定期間T(t1〜t4,t6〜t7)ハイレベルのパルス
が取り出されOR回路16の他方の入力端子に供
給される。これにより、OR回路16からは第3
図Bに示す如く時刻t0〜t4,t5〜t7の夫々の期間
ハイレベルのパルスbが取り出されて後述の2入
力AND回路18の一方の入力端子に印加される。
また、単安定マルチバイブレータ15のQ出力端
子からは時刻t1〜t4,t6〜t7の夫々の期間でロー
レベルとなる、第3図Fに示す如きパルスfが取
り出されて2入力OR回路19の一方の入力端子
に印加される。 またインバータ17により極性反転されて取り
出された信号aはJ−Kフリツプフロツプ(J−
KF.F)20のクリア端子CLRに印加され、これ
をそのローレベル期間クリア状態とする。J−
KF.F20はJ端子に正の直流電圧Vccが印加さ
れ、K端子に出力端子Qの出力信号が印加され、
またそのクロツク端子CKには後述のD型フリツ
プフロツプ26のQ出力信号が供給される。 他方、入力端子22にはAD変換器3よりデイ
ジタルビデオ信号が入来し、入力端子23にはバ
スラインコントローラ4より選択出力されたデイ
ジタルビデオ信号が入来する。入力端子22より
のデイジタルビデオ信号は水平同期パルス抽出回
路24に供給され、ここで1H(Hは水平走査期
間)周期の水平同期パルスが抽出されて単安定マ
ルチバイブレータ25に供給され、その立上りエ
ツジでこれをトリガーする。ここで、単安定マル
チバイブレータ25の時定数は抵抗R2とコンデ
ンサC2にて形成され、1Hの約半分の期間(約
31μsec)に設定されている。これにより、単安定
マルチバイブレータ25はそのQ出力端子より
1H周期の略対称方形波を出力し、D型フリツプ
フロツプ26のデータ入力端子Dに印加する。 一方、入力端子23に入来したデイジタルビデ
オ信号は水平同期パルス抽出回路27及び後述の
垂直同期パルス抽出回路35に夫々供給される。
水平同期パルス抽出回路27より取り出された水
平同期パルスは波形整形回路28に供給され、こ
こでその立上りエツジ部分を抽出された後、前記
のD型フリツプフロツプ26にクロツクパルスと
して印加される一方、シフトレジスタ29に供給
される。シフトレジスタ29は入力端子30より
のクロツクパルス(シフトパルス)により、入力
端子に入来したパルスを順次シフトし、出力端子
QA,QB,QCより順次に出力してマルチプレクサ
31の入力端子313,312,311に供給する。
フリツプフロツプ26は波形整形回路28よりの
パルス入来時におけるデータ入力端子Dの入力パ
ルスをサンプリングホールドして得た信号をその
Q,Q出力端子より出力するが、後述の第3図E
に示すパルスeのハイレベル期間に略対応する期
間には入力端子23にはメモリ9の読み出し出力
デイジタルビデオ信号が入力されるので、この期
間では磁気テープを走査中の回転ヘツドから取り
出される現フイールドの再生水平同期パルスの位
相とメモリ9から読み出された1トラツク走査期
間前の再生水平同期パルスの位相との進み遅れに
対応した極性の信号がフリツプフロツプ26のQ
出力端子より取り出されることになる。このフリ
ツプフロツプ26のQ出力端子の出力信号は第3
図Cに示す如きcとなり、Q出力端子からの信号
CはJ−KF.F20のクロツク入力端子CKに印加
される。 ここで、J−KF.F20のクリア端子CLRにロ
ーレベルの信号が印加されている期間t0〜t1とt5
〜t6では、J−KF.F20はクリア状態とされて
おり、そのQ出力端子からはハイレベルの信号が
出力されるので、K端子もJ端子と同様に入力レ
ベルはハイレベルとなり、よつてこの状態では時
刻t1以降あるいはt5以降ではクロツクパルスCが
入来するまでそのQ出力信号はハイレベルに保持
される。よつて、クロツクパルスCが時刻t2で入
来したときにはJ−KF.FのQ出力信号は時刻t2
でローレベルとなり、時刻t3で入来したときには
t3でローレベルとなり、時刻t3で入来したときに
はt3でローレベルとなる。これにより、J−KF.
F20のQ出力信号は第3図Dに示す如き信号d
となる。なお、第3図Cに示す如く、信号cはt5
〜t8の期間ハイレベル又はローレベルのままであ
るものとすると、第3図Dに示す如く信号dは
t6F〜t7の期間に信号Cが入来しないから、ハイ
レベルの状態が保持される。 上記の出力信号dは2入力AND回路18に供
給され、ここで前記パルスbと論理積をとられた
第3図Eに示す如きパルスeに変換されて後述す
る2入力OR回路37の一方の入力端子に印加さ
れる。ここで、OR回路37の他方の入力端子に
は前記スチルモード信号が入来していないときは
ローレベルの信号が供給されるから、スチールモ
ード以外のときはパルスeはOR回路37をその
まま通過して出力端子7aへ出力される。パルス
eはクロツクパルスCが時刻t2で入来したときは
t0〜t2の期間ハイレベルとなり、t3で入来したと
きにはt0〜t3の期間ハイレベルとなり、またt5〜
t7の期間もハイレベルとなり、このハイレベル期
間に略対応する期間にメモリ9が読み出し制御さ
れると共にバスラインコントローラ4がメモリ9
の出力を選択出力するように切換えられ、パルス
eがローレベルである期間に略対応する期間はメ
モリ9が同図EにRで示す如く書き込み制御され
ると共に、バスラインコントローラ4がAD変換
器3の出力を選択出力するように切換えられる。
なお、後述する如く上記のバスラインコントロー
ラ4の制御とメモリ9の書き込み及び読み出し制
御はタイミング制御回路8の出力信号kによつて
行なわれるが、第4図A,Cに夫々示す如くパル
スeとkとは略対応している。 また上記の出力信号dはNAND回路21にイ
ンバータ17の出力信号aと共に供給され、これ
により第3図Gに示す如き信号gに変換された後
OR回路19に供給され、ここで前記パルスfと
論理和をとられて同図Hに示す如きパルスhとさ
れる。このパルスhはOR回路32,33の各一
方の入力端子に印加される。マルチプレクサ31
は2ビツトの制御入力端子A,Bの入力信号に応
じて入力端子311〜313の入力信号のいずれか
一の入力信号を出力端子より選択出力する回路
で、制御入力端子A,Bに供給される信号レベル
と、マルチプレクサ31より選択出力される入力
信号の入力端子との関係をまとめると次表に示す
如くなる。 【表】 ただし、上記表中、Lはローレベル、Hはハイ
レベルを示す。 ここで、マルチプレクサ31の制御入力端子A
に供給されるパルスは前記パルスcとhとを夫々
OR回路32を通して得たパルスであり、前記パ
ルスhは通常ハイレベルであるから制御入力端子
Aもも通常はハイレベルであるが、第3図Hに示
した時刻t1からt2又はt1からt3又はt6〜t7の期間ま
でのパルスhのローレベル期間はフリツプフロツ
プ26の出力パルスcの極性によつて決定され不
定である。例えば、上記パルスhのローレベル期
間において、回路25の出力パルスが回路28の
出力パルスより時間遅れを生じたときには、フリ
ツプフロツプ26の出力信号cはローレベルとな
るから制御入力端子Aもローレベルとなる。一
方、マルチプレクサ31の制御入力端子Bに供給
されるパルスはパルスhとローレベルの信号との
論理和をとるOR回路33の出力端から取り出さ
れるパルスであるから、パルスhと同一のパルス
となる。 従つて、変速再生時に回転ヘツドが逆トラツク
を走査した後に引続いて隣接する同一アジマス角
度のギヤツプを有する回転ヘツドにより記録され
たトラツクの走査を略開始した時刻から或る期間
(t1〜t2,t1〜t3,t6〜t7)以外は制御入力端子A
及びBが共にハイレベルとなるから、マルチプレ
クサ31からは入力端子312の入力パルスが出
力される。他方、上記の期間は、制御入力端子B
はローレベルであり、制御入力端子Aはパルスc
がローレベルのときはローレベルとなるからマル
チプレクサ31からは入力端子311の入力パル
スが取り出され、パルスcがハイレベルのときは
制御入力端子Aもハイレベルとなるからマルチプ
レクサ31からは入力端子313の入力パルスが
取り出される。ここで、入力端子311の入力パ
ルスは入力端子312の入力パルスに対してシフ
トレジスタ29によりそのシフトクロツクの1周
期分位相が遅れており、入力端子313の入力パ
ルスは入力端子312の入力パルスに対して上記
シフトクロツクの1周期分位相が進んでいる。 従つて、入力端子30に入来するクロツクパル
ス(シフトパルス)を例えば発振器(図示せず)
よりの色副搬送波周波数Sに等しい繰り返し周波
数のパルスに選定することにより、上記のパルス
hのローレベル期間は現在再生中の複合映像信号
中の水平同期パルスとメモリ9から読み出された
1トラツク走査期間前の再生信号中の水平同期パ
ルスとの相対的な位相差が小となるように、マル
チプレクサ31の出力信号(第3図Iに示す)i
はSの1周期分ずつ漸次位相を進められ又は遅ら
される。 ここで本実施例によれば、タイミング調整時間
は単安定マルチバイブレータ15の時定数により
定まる時間Tに設定されているが、その調整時間
内であつてもメモリ9から読み出された信号中の
水平同期パルスと回転ヘツドにより現に再生中で
ある映像信号中の水平同期パルスとの位相差が極
めて小となつたとき(第3図ではt2又はt3)に
は、フリツプフロツプ26の出力パルスcがハイ
レベルとなり、J−KF.F20のQ出力信号dを
ローレベルにするので、第3図IにP1,P2,P3
のいずれかのタイミング調整のみで調整動作が終
了せしめれると共に、メモリ9の読み出し動作が
終了せしめられ、書き込み動作に切換えられる。 また、t6〜t7の期間のように設定時間T一杯ま
で第3図IにP1′,…,P4′に示す如くタイミング
調整が行なわれても、なお切換えするにふさわし
くない状態であれば、フリツプフロツプ26の出
力パルスcはローレベルのままであるから、J−
KF.F20のQ出力信号dは設定された時刻t7ま
でハイレベルに保持されたままとなり、よつて設
定時間T一杯はメモリ9の読み出しが行なわれて
時刻t7で読み出しが終了し、かつ、回転ヘツドか
ら現在再生出力されている再生複合映像信号のデ
イジタル信号がバスラインコントローラ4から切
換出力される。 なお、本考案によれば、設定時間Tを充分長く
とれば、この期間にタイミング調整動作が継続さ
れるので、殆どの場合、メモリから読み出された
信号と現在再生中の各水平同期パルスとの位相差
が極めて小となり、タイミングが一致するので、
その一致した時点で現在再生中の複合映像信号を
切換出力することができる。 なお、上記の期間Tの期間の時間設定(タイミ
ング調整時間)は、例えばVTR等の機種によつ
て1トラツク走査期間前後の再生水平同期パルス
間に時間ずれ(1フイールド間隔時間)を生じて
いる場合、予めそれに従つた時間ずれ分に対応し
て設定すればよい。 マルチプレクサ31の出力パルスiは垂直帰線
消去期間内では0.5H間隔の等化パルスや垂直同
期パルスにも同期している。そこで、このパルス
iは等化パルス・垂直同期パルス抜取回路28に
供給され、ここで垂直同期パルス及び等化パルス
を除去されて1H間隔のパルスに変換された後出
力端子7bへ出力される。他方、垂直同期パルス
抽出回路35より取り出された垂直同期パルスは
波形整形回路36により立上りエツジが検出され
て第5図Eに示す如きパルスnに変換された後出
力端子7cへ出力される。なお、第3図Iは同図
A〜Hの各波形に対して時間軸を拡大して図示し
てある。また抜取回路34は水平同期パルス抽出
回路24,27でその機能を持たせるようにした
場合は不要となる。 出力端子7bより取り出されたタイミング信号
は出力端子7aより取り出された前記パルスと共
に第1図に示したタイミング制御回路8に供給さ
れる。タイミング制御回路8は入力端子30の入
力クロツクパルスを波形整形して得た繰り返し周
波数Sに等しいクロツクパルスと、端子7bより
の前記タイミング信号とに基づいて、第4図Bに
示す如く上記クロツクパルスの例えば立上りエツ
ジに位相同期して立上るような波形の信号jを生
成する。ここで、端子7bよりのタイミング信号
は1H(=227.5/S)毎に入来するが、色副搬送波
周波数Sは水平走査周波数Hの227.5倍の周波数で
あるため、1H毎に位相が反転するが、上記の如
く、繰返し周波数Sのクロツクパルスの立上りに
のみ位相同期して立上るような第4図Bに示す信
号jを生成すると、色副搬送波の位相と信号jの
立上りエツジの位相とは常に同一の関係となる。
これにより、信号jの任意の或る立上りエツジか
ら次の立上りエツジまでの時間間隔は227/S又
は228/Sとなるが、前記タイミング調整が行な
われると、226/S又は229/Sになるように修正
される。 タイミング制御回路8は上記の信号jを生成し
て回路8の内部のD型フリツプフロツプのクロツ
ク入力端子に供給すると共に、第4図Aに示した
端子7aよりの端子パルスo(第3図Eに示した
パルスeと略同一であり、後述の第5図Eに示す
信号と同一)を上記D型フリツプフロツプのデー
タ入力端子に印加する構成とされており、このフ
リツプフロツプから第4図Cに示す如き信号kを
出力する。この信号kは第1図に示したメモリ9
及びバスラインコントローラ4の制御信号として
発生出力され、信号kのローレベル期間はメモリ
9を書き込み動作させると共にバスラインコント
ローラ4をAD変換器3の出力選択出力状態に切
換え、他方、信号kのハイレベル期間はメモリ9
を読み出し動作させると共にバスラインコントロ
ーラ4をメモリ9の出力の選択出力状態に切換え
る。 本実施例によれば、このようにタイミング調整
区間において、水平走査周期が226S又は229/S
になり、正規の227.5Sの値と異なることとなる
が、その誤差は充分に小でああり、実用上問題と
ならない。これにより、読み出し信号と現在再生
中の信号の一方から他方へ切換わつた際の接続
は、色副搬送波周波数の同一位相上で接続され、
極めて安定に接続できる。 次にスチルモーシヨン再生モード時の動作につ
いて説明する。スチルモーシヨン再生以外の任意
の再生モードにおいて、前記入力端子1の入力再
生複合カラー映像信号は第5図Aに模式的に示す
如く、第1、第2、第3、……第n、……の各フ
イールドが順次に入来するものとする。なお、第
5図A中、v1,v2及びv3は垂直同期パルスを模式
的に示す。この再生モードにおいて、再生FM信
号レベルが一定値よりも小なる期間とその周辺の
予め定めた一定期間又はそれよりも短い期間(第
5図ではta〜tb)とでは夫々前記した如くAND
回路18の出力信号eが第5図Bに示す如くハイ
レベルとなり、これがそのままOR回路37を通
過して出力端子7aへ出力され、これにより前記
した如く、メモリ9はその1トラツク走差期間前
の第1フイールドの対応する区間のデイジタルビ
デオ信号#1を読み出し、バスラインコントロー
ラ4を介してDA変換器11へ出力し、S/N比
の悪化している第2フイールド再生期間ta〜tbの
画像をS/N比の悪化のない第1フイールドの再
生画像にすげ替える。 いま、第2フイールド再生中の任意の時刻tcで
使用者がスチルモーシヨン再生の指示操操作をし
たものとすると、図示を省略した信号発生回路か
ら第5図Cに示す如く、時刻tcよりハイレベルの
スチルモード信号lが発生出力され、第2図に示
す入力端子14を介して3入力NAND回路39
及び2入力NAND回路40の各一方の入力端子
に夫々供給される。ここで、NAND回路40の
出力端はNAND回路39,41の各−の入力端
に夫々接続されている。また、NAND回路39
の出力端は2入力NAND回路41の他方の入力
端に接続され、NAND回路41の出力端は
NAND回路40及びOR回路37の各−の入力端
に夫々接続されている。更にNAND回路39の
残りの−の入力端は、インバータ38の出力端に
接続されている。 かかる構成のNAND回路39に上記のハイレ
ベルの信号lが時刻tcより入来しても、NAND
回路39の他の−の入力端に入来するインバータ
38を介して波形整形回路36の出力信号nの位
相反転信号がローレベルであるときには、
NAND回路41の出力信号は第5図Dにmで示
す如くローレベルのままである。これにより、前
記パルスeがそのままOR回路37を通過して出
力端子7aへ出力される。時刻tb以降の第2フイ
ールド再生期間中は再生FM信号レベルが一定値
よりも大で正常に得られているから、パルスeは
ローレベルであり、これにより前記した如くメモ
リ9は時刻tb以降のAD変換器3よりの第2フイ
ールドのデイジタルビデオ信号#22を書き込んで
いる。第5図Gはメモリ9の書き込み動作時の情
報を模式的に示している。またこのメモリ9には
第2フイールド再生開始時から時刻taまでの再生
デイジタルビデオ信号#21が第5図Gに示す如く
既に書き込まれている。また時刻ta〜tbまでの期
間はメモリ9は読み出し動作を行なつたので、そ
の期間は本来書き込まれるべきメモリ9のアドレ
ス領域には、ta〜tbの期間よりも1トラツク走査
期間前の同等区間の第1フイールドのデイジタル
ビデオ信号#1が書き込まれたままの状態が保持
されている。 スチルモード信号lがハイレベルとなつた状態
において、最初に再生複合映像信号中の垂直同期
パルスv2が時刻tdで検出されたものとすると、イ
ンバータ38を介してNAND回路39へハイレ
ベルの信号が印加され、これによりNAND回
路39〜41よりなる回路の演算処理に基づき
NAND回路41の出力信号mは第5図Dに示す
如く時刻tdでハイレベルとなり、この状態はスチ
ルモード信号lが消失する(ローレベルとなる)
時刻teまで保持される。これにより、OR回路3
7より出力端子7aへ出力される信号oも第5図
Fに示す如く、時刻tdからteまで期間ハイレベル
の状態を保持される。 これにより、メモリ9は時刻tdからteまでの期
間はメモリ9に記憶されている計1フイールド分
のデイジタルビデオ信号#21、#1、#22を第5
図Hに模式的に示す如く繰り返して読み出すよう
に制御され、かつ、バスラインコントローラ4が
メモリ9の読み出し出力を選択出力するように制
御されるので、静止画像が時刻tdからteまでの期
間再生されることになる。この静止画像が時刻td
からteまでの期間再生されることになる。この静
止画像は主として第2フイールド再生の再生複合
映像信号に基づくものであるから、略完全に静止
した画像であり、しかも逆トラツク走査による
S/N比の劣化部分は1トラツク走査期間前の対
応する第1フイールドの再生複合映像信号部分に
すげ替えられているので、静止画像はS/Nの劣
化が殆どなく高品質で再生される。また、このス
チルモーシヨン再生時にはメモリ9の1フイール
ド分のデイジタルビデオ信号を繰り返し読み出す
ものであり、磁気テープの走行の有無に関係なく
(第5図の例では磁気テープをスチルモーシヨン
再生期間中も走行させている)静止画像を任意の
期間得ることができる。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、一回転宛2フイールド以上の複合映像
信号が記録されているビデオデイスクを再生針の
電極を用いて静電容量の変化として既記録信号を
読み取り再生するような再生装置をスチルモーシ
ヨン再生に適用することもできる。 効 果 上述の如く、本考案によれば、変速再生時に現
在再生中の複合映像信号のFMレベルが一定値よ
りも小になつた期間を含むその周辺の期間は、そ
れよりも1トラツク走査期間前の対応する区間の
再生複合映像信号のデイジタル信号をメモリから
読み出して再生中の再生複合映像信号にすげ替え
るようにしたので、再生複合映像信号のS/N比
の劣化のない良好な画質の再生複合映像信号出力
を得ることができ、また上記メモリの読み出し終
了間近で読み出し出力信号と再生中の複合映像信
号の各水平同期パルス間の相対的な位相の進み遅
れを検出し、それが小になるように読み出し出力
タイミングを制御しているので、メモリに書き込
まれたデイジタルビデオ信号を忠実に再現するこ
とができると共に、現在再生中の複合映像信号と
水平同期信号位相のタイミングが略一致する時点
で読み出しを終了でき、またスチルモーシヨン再
生時にはスチルモード信号が発生出力されている
期間中の最初の再生垂直同期パルスの入来を検出
し、この検出時点から上記モード信号が消失する
までの期間、フイールドメモリをしてその読み出
し出力信号を継続して出力するようにしたので、
略完全に静止した静止画像を得ることができると
共に、S/N比が劣化した映像信号部分は1トラ
ツク走査期間前の対応する区間の映像信号部分に
すげ替えられているのでS/N比の劣化なく高品
質な静止画像を得ることができ、また回転ヘツド
を新たに1個追加する必要がないので機構を複雑
にすることなく安価に構成することができ、更に
静止画像はフイールドメモリに記憶されている1
フイールド分のデイジタルビデオ信号を繰り返し
て読み出すことにより得ているから、記録媒体上
の同一トラツクを繰り返し再生する必要がなく、
よつて記録媒体の損傷や回転ヘツドのギヤツプの
目詰りなどを生ずることがないので、所望の任意
の期間スチルモーシヨン再生を継続することがで
きる等の数々の特長を有するものである。
タイミングで高品質の静止画像を得ることのでき
る映像信号処理装置に関する。 従来技術とその問題点 ヘルカルスキヤンニング方式VTRにおいて、
記録済磁気テープを記録時とは異なるテープ走行
速度で走行(又は停止)せしめてその既記録映像
信号を再生する変速再生時には、テープ・ヘツド
間相対速度が記録時と異なるために、ヘツド走査
軌跡は記録トラツク跡とは異なる傾斜で描かれる
ことは周知の通りである。このため、相隣るトラ
ツクが互いにアジマス角度の異なるギヤツプを有
する回転ヘツドにより夫々記録形成されており、
トラツク間にはガードバンドが無く又は極めて小
なるガードバンドしか形成されていないトラツク
パターンの磁気テープの変速再生時には、再生回
転ヘツドが1トラツク走査期間当り、自己と同一
のアジマス角度のギヤップを有する廻転ヘツドで
記録されたトラツクと、異なるアジマス角度のギ
ヤップを有する回転ヘツドで記録されたトラツク
(逆トラツク)とを夫々交互に横切つて走査する
こととなり、このため逆トラツク走査時にはアジ
マス損失効果により再生信号レベルが極めて小と
なりS/N比が悪化することとなる。同様に、相
隣るトラツク間に充分な一定幅のガードバンドが
形成されているトラツクパターンの磁気テープの
変速再生時にも1トラツク走査期間当りガードバ
ンドを1回以上横切るため、そのガードバンド走
査時に再生信号レベルが極めて小となりS/N比
が悪化する。 ここで、上記の変速再生がテープ走行を停止し
て既記録複合映像信号を再生して静止画を得るス
チルモーション再生であるものとすると、上記の
再生信号のS/N比の悪化の他に、相隣る2本の
トラツクの既記録複合映像信号が交互に再生され
るために生ずる再生静止画像の若干のがたつきの
問題と、長時間スチルモーシヨン再生を継続した
場合に生ずる回転ヘツドのギヤップの目詰りや磁
気テープの磁性面の損傷などの問題が更にある。 再生静止画像の若干のがたつきの問題に関して
は従来はアジマス記録再生方式のVTRの場合は、
互いに異なるアジマス角度の例えば2個の記録再
生用回転ヘツドの一方と、この一方の回転ヘツド
のアジマス角度と同一のアジマス角度に選定され
た特殊再生専用の1個の回転ヘツドとにより交互
に同一のトラツクを再生することにより、完全に
静止した静止画を得るようにしていた。しかし、
このためには新たに1個の回転ヘツドが必要で、
またそれに伴つてロータリートランスや前置増幅
器なども更に1個ずつ追加する必要があり、装置
を高価なものとしていた。 また前記の長時間スチルモーシヨン再生を継続
した場合に生ずる問題に関しては、従来は一定時
間以上スチルモーシヨンを継続するときには、
一定時間後に直ちにストップモードとしたり、
一定時間経過した時点でテープテンションを落と
し、テープを微小量送つて回転ヘツドからテープ
を浮かせたり、上記一定時間経過した時点より
スローモーション再生モードに切換えていた。し
かし、上記の方法はいずれも予め設定した一定時
間以上はスチルモーシヨン再生を継続することが
できず、またの方法ではテープテンションが落
ちた状態からいきなり高速再生などを行なうと、
リールの回転が追いつかず、テープのたるみやリ
ールテンションのハンチングなどを起こすという
問題点もあつた。 そこで、本考案はスチルモーシヨン再生時に再
生複合映像信号をフイールドメモリに書き込むと
共に、再生FM信号レベルが極めて小となつた区
間は、1トラツク走査期間前の略同等区間の再生
複合映像信号を上記フイールドメモリに書き込
み、このフイールドメモリから読み出した信号に
基づいて再生複合映像信号を得ることにより、上
記の再生複合映像信号のS/N比の悪化及び再生
静止画像の若干のがたつきの問題点を、更には長
時間のスチルモーシヨン再生時の問題点をも解決
した映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 本考案は記録媒体からFM波を少なくとも有す
る信号形態で再生された後復調された複合映像信
号をデイジタルビデオ信号に変換するAD変換器
と、フイールドメモリと、AD変換器の出力信号
及びフイールドメモリの読み出し出力信号のいず
れか一方をを選択出力するスイッチ手段と、任意
のタイミングでスチルモーシヨン再生継続期間を
示すモード信号を発生出力手段と、モード信号が
発生出力されない期間中は前記再生複合映像信号
のFM波のレベルが一定値よりも小なる期間とそ
の周辺の予め定めた一定期間又はそれよりも短い
期間とでは夫々AD変換器の出力信号に代えてフ
イールドメモリから読み出した1トラツク走査期
間前の対応する区間のデイジタルビデオ信号をス
イッチ手段をして選択出力させると共に、上記一
定期間内においてスイッチ手段及びAD変換器の
両出力信号中の同期信号間の相対的な位相差を検
出し、位相差が略零となるように前記フイールド
メモリの読み出しタイミングを制御し、位相差が
略零となつたときは上記一定期間内であつても前
記フイールドメモリの読み出し動作を終了させ、
上記読み出し期間以外は前記スイッチ手段をして
AD変換器の出力信号を選択出力させると共にフ
イールドメモリにAD変換器の出力信号を書き込
ませる第1の制御手段と、前記モード信号発生出
力中の最初の前記再生複合映像信号中の垂直同期
パルスの入来を検出し、該検出時点から該モード
信号が消失するまでの期間、前記フイールドメモ
リをしてその読み出し動作を継続して行なわせる
と共に前記スイッチ手段をして前記フイールドメ
モリの読み出し出力信号を選択出力せしめる第2
の制御手段と、前記スイッチ手段の出力信号から
再生複合映像信号出力を得る出力手段とより構成
したものであり、以下その一実施例について図面
と共に説明する。 実施例 第1図は本考案装置の一実施例のブロツク系統
図を示す同図中、入力端子1に再生複合カラー映
像信号が入来する。この再生複合カラー映像信号
は、例えば輝度信号は周波数変調(FM)され、
搬送色信号は低域に周波数変換され、これら両信
号が周波数分割多重されて回転ヘツドにより1本
のトラツク宛1フイールドの割合で順次のトラツ
クに記録された磁気テープを変速再生し、その再
生信号中のFM輝度信号はFM復調し、低域変換
搬送色信号はもとの帯域へ周波数変換してこれら
の両信号を多重して得た標準方式に略準拠した再
生複合カラー映線信号である。また、上記の変速
再生は、アジマス記録再生方式のVTRに適用し
た場合は、1トラツク走査期間(1フイールド)
当り偶数トラツクピツチ分磁気テープが移動する
ような速度で磁気テープを走行して(又は走行を
停止して)行なわれ、これにより少なくとも或る
回転ヘツドが逆トラツクを走査する区間の1トラ
ツク走査期間前の対応する区間では別の回転ヘツ
ドにより再生信号が正常に得られていた関係にな
る。 入力端子1に入来した上記の再生複合カラー映
像信号は、増幅器2を経てAD変換器3に供給さ
れ、ここでアナログ−デイジタル変換されてデイ
ジタルビデオ信号とされた後バスラインコントロ
ーラ4及び第1のタイミング制御回路5に夫々供
給される。タイミング制御回路5は後述する如く
バスラインコントローラ4の入力側と出力側の両
方のデイジタルビデオ信号と共に入力端子6より
の制御信号と入力端子14よりの後述するスチル
モード信号とが夫々供給される。この制御信号は
磁気テープを走査中の回転ヘツドから再生された
FM輝度信号の振幅が逆トラツク走査により一定
値よりも小になつた期間は例えばハイレベルとな
り、この一定値以上の期間はローレベルとなるよ
うに生成された2値信号である。タイミング制御
回路5は上記制御信号に位相同期したパルスを出
力端子7aより第2のタイミング制御回路8に出
力する。 またタイミング制御回路5は出力端子7bより
等化パルス及び垂直同期パルスを除去した水平同
期パルスを出力してタイミング制御回路8へ供給
する一方、出力端子7cより垂直同期パルスを波形
整形して得たパルスを出力してアドレス信号発生
回路10へ供給する。タイミング制御回路8は上
記端子7aよりの信号に基づいて色副搬送波周波
数に管理されている信号を発生してバスラインコ
ントローラ4に供給してその切換制御をを行うと
共に、更にこの信号に基づいてメモリ9の読しみ
出し及び書き込みに必要な、CAS(カラムアドレ
スストローブ)信号、RAS(ロウアドレストロー
ブ)信号、WE(リード/ライトコントロール)
信号等を発生してメモリ9に供給し、かつ、アド
レス信号発生回路10にも信号を出力する。アド
レス信号発生回路10はアドレス信号を発生して
メモリ9に供給する。メモリ9は例えばランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)で、1フイール
ド分のデイジタルビデオ信号を蓄積できる記憶容
量を持つフイールドメモリであり、その読み出し
出力信号(デイジタルビデオ信号)はバスライン
コントローラ4に供給され、またバスラインコン
トローラ4より取り出されたデイジタルビデオ信
号を書き込む。 バスラインコントローラ4より選択出力された
デイジタルビデオ信号はタイミング制御回路5、
メモリ9及びDA変換器11に夫々供給される。
DA変換器11は入力デイジタルビデオ信号をデ
イジタル−アナログ変換してアナログ信号である
複合カラー映像信号に戻してそれを増幅器12通
して出力端子13へ出力する。ここで、メモリ9
は通常はバスラインコントローラ4を介して供給
されるAD変換器3の出力デイジタルビデオ信号
を書き込んでいるが、変速再生を行なつている回
転ヘツドが逆トラツクを走査したときには前記し
た如く少なくともその走査区間を含む期間はメモ
リ9が読み出し制御に切換えられると共に、バス
ラインコントローラ4がメモリ9より読み出され
た、1トラツク走査期間前の同等区間の再生デイ
ジタルビデオ信号を選択出力するから出力端子1
3の再生複合カラー映像信号は通常は現在磁気テ
ープを走査中の回転ヘツドにより再生された現フ
イールドの再生複合カラー映像信号であるが、そ
の逆トラツク走査期間は1トラツク走査期間前に
再生された異なるフイールド(現フイールドが奇
数フイールドのときは偶数フイールド、偶数フイ
ールドのときは奇数フイールド)の対応する区間
の再生複合カラー映像信号にすげ替えられること
となる。これにより、逆トラツク走査時のS/N
比の悪化を防止することができる。 ここで、メモリ9から読み出されたデイジタル
ビデオ信号中の同期信号とAD変換器3から取り
出された再生中のデイジタルビデオ信号の同期信
号との相対的な位相差が大であると、上記のすげ
替え時に水平同期信号間隔が変化し画面が乱れて
しまう。そこで、上記のすげ替え時の信号接続が
安定に行なえるようにするためと、スチルモーシ
ヨン再生時に高品質の静止画像を得ることができ
るようにするために、本考案ではタイミング制御
回路5を所定の構成にした点に特徴を有するもの
であり、次にタイミング制御回路5の構成及び動
作について説明する。 第2図はタイミング制御回路5の一実施例の回
路系統図を示す。同図中、第1図と同一構成部分
には同一符号を付してある。第2図において、入
力端子6に入来した第3図Aに示す如く、ハイレ
ベル期間が逆トラツク走査期間に対応せしめられ
た制御信号aは単安定マルチバイブレータ15,
2入力OR回路16の一方の入力端子及びインバ
ータ17に夫々供給される。ここで、単安定マルチ
バイブレータ15は、制御信号aの立下りエツジ
でトリガーされ、抵抗R1及びコンデンサC1の各
値の積で定まる時定数に応じた一定幅Tのパルス
を出力する。従つて、第3図Aに示す如く制御信
号aが時刻t0〜t1とt5〜t6の夫々の期間ハイレベ
ルである場合は、単安定マルチバイブレータ15
のQ出力端子からは時刻t1,t6の夫々の時点から
一定期間T(t1〜t4,t6〜t7)ハイレベルのパルス
が取り出されOR回路16の他方の入力端子に供
給される。これにより、OR回路16からは第3
図Bに示す如く時刻t0〜t4,t5〜t7の夫々の期間
ハイレベルのパルスbが取り出されて後述の2入
力AND回路18の一方の入力端子に印加される。
また、単安定マルチバイブレータ15のQ出力端
子からは時刻t1〜t4,t6〜t7の夫々の期間でロー
レベルとなる、第3図Fに示す如きパルスfが取
り出されて2入力OR回路19の一方の入力端子
に印加される。 またインバータ17により極性反転されて取り
出された信号aはJ−Kフリツプフロツプ(J−
KF.F)20のクリア端子CLRに印加され、これ
をそのローレベル期間クリア状態とする。J−
KF.F20はJ端子に正の直流電圧Vccが印加さ
れ、K端子に出力端子Qの出力信号が印加され、
またそのクロツク端子CKには後述のD型フリツ
プフロツプ26のQ出力信号が供給される。 他方、入力端子22にはAD変換器3よりデイ
ジタルビデオ信号が入来し、入力端子23にはバ
スラインコントローラ4より選択出力されたデイ
ジタルビデオ信号が入来する。入力端子22より
のデイジタルビデオ信号は水平同期パルス抽出回
路24に供給され、ここで1H(Hは水平走査期
間)周期の水平同期パルスが抽出されて単安定マ
ルチバイブレータ25に供給され、その立上りエ
ツジでこれをトリガーする。ここで、単安定マル
チバイブレータ25の時定数は抵抗R2とコンデ
ンサC2にて形成され、1Hの約半分の期間(約
31μsec)に設定されている。これにより、単安定
マルチバイブレータ25はそのQ出力端子より
1H周期の略対称方形波を出力し、D型フリツプ
フロツプ26のデータ入力端子Dに印加する。 一方、入力端子23に入来したデイジタルビデ
オ信号は水平同期パルス抽出回路27及び後述の
垂直同期パルス抽出回路35に夫々供給される。
水平同期パルス抽出回路27より取り出された水
平同期パルスは波形整形回路28に供給され、こ
こでその立上りエツジ部分を抽出された後、前記
のD型フリツプフロツプ26にクロツクパルスと
して印加される一方、シフトレジスタ29に供給
される。シフトレジスタ29は入力端子30より
のクロツクパルス(シフトパルス)により、入力
端子に入来したパルスを順次シフトし、出力端子
QA,QB,QCより順次に出力してマルチプレクサ
31の入力端子313,312,311に供給する。
フリツプフロツプ26は波形整形回路28よりの
パルス入来時におけるデータ入力端子Dの入力パ
ルスをサンプリングホールドして得た信号をその
Q,Q出力端子より出力するが、後述の第3図E
に示すパルスeのハイレベル期間に略対応する期
間には入力端子23にはメモリ9の読み出し出力
デイジタルビデオ信号が入力されるので、この期
間では磁気テープを走査中の回転ヘツドから取り
出される現フイールドの再生水平同期パルスの位
相とメモリ9から読み出された1トラツク走査期
間前の再生水平同期パルスの位相との進み遅れに
対応した極性の信号がフリツプフロツプ26のQ
出力端子より取り出されることになる。このフリ
ツプフロツプ26のQ出力端子の出力信号は第3
図Cに示す如きcとなり、Q出力端子からの信号
CはJ−KF.F20のクロツク入力端子CKに印加
される。 ここで、J−KF.F20のクリア端子CLRにロ
ーレベルの信号が印加されている期間t0〜t1とt5
〜t6では、J−KF.F20はクリア状態とされて
おり、そのQ出力端子からはハイレベルの信号が
出力されるので、K端子もJ端子と同様に入力レ
ベルはハイレベルとなり、よつてこの状態では時
刻t1以降あるいはt5以降ではクロツクパルスCが
入来するまでそのQ出力信号はハイレベルに保持
される。よつて、クロツクパルスCが時刻t2で入
来したときにはJ−KF.FのQ出力信号は時刻t2
でローレベルとなり、時刻t3で入来したときには
t3でローレベルとなり、時刻t3で入来したときに
はt3でローレベルとなる。これにより、J−KF.
F20のQ出力信号は第3図Dに示す如き信号d
となる。なお、第3図Cに示す如く、信号cはt5
〜t8の期間ハイレベル又はローレベルのままであ
るものとすると、第3図Dに示す如く信号dは
t6F〜t7の期間に信号Cが入来しないから、ハイ
レベルの状態が保持される。 上記の出力信号dは2入力AND回路18に供
給され、ここで前記パルスbと論理積をとられた
第3図Eに示す如きパルスeに変換されて後述す
る2入力OR回路37の一方の入力端子に印加さ
れる。ここで、OR回路37の他方の入力端子に
は前記スチルモード信号が入来していないときは
ローレベルの信号が供給されるから、スチールモ
ード以外のときはパルスeはOR回路37をその
まま通過して出力端子7aへ出力される。パルス
eはクロツクパルスCが時刻t2で入来したときは
t0〜t2の期間ハイレベルとなり、t3で入来したと
きにはt0〜t3の期間ハイレベルとなり、またt5〜
t7の期間もハイレベルとなり、このハイレベル期
間に略対応する期間にメモリ9が読み出し制御さ
れると共にバスラインコントローラ4がメモリ9
の出力を選択出力するように切換えられ、パルス
eがローレベルである期間に略対応する期間はメ
モリ9が同図EにRで示す如く書き込み制御され
ると共に、バスラインコントローラ4がAD変換
器3の出力を選択出力するように切換えられる。
なお、後述する如く上記のバスラインコントロー
ラ4の制御とメモリ9の書き込み及び読み出し制
御はタイミング制御回路8の出力信号kによつて
行なわれるが、第4図A,Cに夫々示す如くパル
スeとkとは略対応している。 また上記の出力信号dはNAND回路21にイ
ンバータ17の出力信号aと共に供給され、これ
により第3図Gに示す如き信号gに変換された後
OR回路19に供給され、ここで前記パルスfと
論理和をとられて同図Hに示す如きパルスhとさ
れる。このパルスhはOR回路32,33の各一
方の入力端子に印加される。マルチプレクサ31
は2ビツトの制御入力端子A,Bの入力信号に応
じて入力端子311〜313の入力信号のいずれか
一の入力信号を出力端子より選択出力する回路
で、制御入力端子A,Bに供給される信号レベル
と、マルチプレクサ31より選択出力される入力
信号の入力端子との関係をまとめると次表に示す
如くなる。 【表】 ただし、上記表中、Lはローレベル、Hはハイ
レベルを示す。 ここで、マルチプレクサ31の制御入力端子A
に供給されるパルスは前記パルスcとhとを夫々
OR回路32を通して得たパルスであり、前記パ
ルスhは通常ハイレベルであるから制御入力端子
Aもも通常はハイレベルであるが、第3図Hに示
した時刻t1からt2又はt1からt3又はt6〜t7の期間ま
でのパルスhのローレベル期間はフリツプフロツ
プ26の出力パルスcの極性によつて決定され不
定である。例えば、上記パルスhのローレベル期
間において、回路25の出力パルスが回路28の
出力パルスより時間遅れを生じたときには、フリ
ツプフロツプ26の出力信号cはローレベルとな
るから制御入力端子Aもローレベルとなる。一
方、マルチプレクサ31の制御入力端子Bに供給
されるパルスはパルスhとローレベルの信号との
論理和をとるOR回路33の出力端から取り出さ
れるパルスであるから、パルスhと同一のパルス
となる。 従つて、変速再生時に回転ヘツドが逆トラツク
を走査した後に引続いて隣接する同一アジマス角
度のギヤツプを有する回転ヘツドにより記録され
たトラツクの走査を略開始した時刻から或る期間
(t1〜t2,t1〜t3,t6〜t7)以外は制御入力端子A
及びBが共にハイレベルとなるから、マルチプレ
クサ31からは入力端子312の入力パルスが出
力される。他方、上記の期間は、制御入力端子B
はローレベルであり、制御入力端子Aはパルスc
がローレベルのときはローレベルとなるからマル
チプレクサ31からは入力端子311の入力パル
スが取り出され、パルスcがハイレベルのときは
制御入力端子Aもハイレベルとなるからマルチプ
レクサ31からは入力端子313の入力パルスが
取り出される。ここで、入力端子311の入力パ
ルスは入力端子312の入力パルスに対してシフ
トレジスタ29によりそのシフトクロツクの1周
期分位相が遅れており、入力端子313の入力パ
ルスは入力端子312の入力パルスに対して上記
シフトクロツクの1周期分位相が進んでいる。 従つて、入力端子30に入来するクロツクパル
ス(シフトパルス)を例えば発振器(図示せず)
よりの色副搬送波周波数Sに等しい繰り返し周波
数のパルスに選定することにより、上記のパルス
hのローレベル期間は現在再生中の複合映像信号
中の水平同期パルスとメモリ9から読み出された
1トラツク走査期間前の再生信号中の水平同期パ
ルスとの相対的な位相差が小となるように、マル
チプレクサ31の出力信号(第3図Iに示す)i
はSの1周期分ずつ漸次位相を進められ又は遅ら
される。 ここで本実施例によれば、タイミング調整時間
は単安定マルチバイブレータ15の時定数により
定まる時間Tに設定されているが、その調整時間
内であつてもメモリ9から読み出された信号中の
水平同期パルスと回転ヘツドにより現に再生中で
ある映像信号中の水平同期パルスとの位相差が極
めて小となつたとき(第3図ではt2又はt3)に
は、フリツプフロツプ26の出力パルスcがハイ
レベルとなり、J−KF.F20のQ出力信号dを
ローレベルにするので、第3図IにP1,P2,P3
のいずれかのタイミング調整のみで調整動作が終
了せしめれると共に、メモリ9の読み出し動作が
終了せしめられ、書き込み動作に切換えられる。 また、t6〜t7の期間のように設定時間T一杯ま
で第3図IにP1′,…,P4′に示す如くタイミング
調整が行なわれても、なお切換えするにふさわし
くない状態であれば、フリツプフロツプ26の出
力パルスcはローレベルのままであるから、J−
KF.F20のQ出力信号dは設定された時刻t7ま
でハイレベルに保持されたままとなり、よつて設
定時間T一杯はメモリ9の読み出しが行なわれて
時刻t7で読み出しが終了し、かつ、回転ヘツドか
ら現在再生出力されている再生複合映像信号のデ
イジタル信号がバスラインコントローラ4から切
換出力される。 なお、本考案によれば、設定時間Tを充分長く
とれば、この期間にタイミング調整動作が継続さ
れるので、殆どの場合、メモリから読み出された
信号と現在再生中の各水平同期パルスとの位相差
が極めて小となり、タイミングが一致するので、
その一致した時点で現在再生中の複合映像信号を
切換出力することができる。 なお、上記の期間Tの期間の時間設定(タイミ
ング調整時間)は、例えばVTR等の機種によつ
て1トラツク走査期間前後の再生水平同期パルス
間に時間ずれ(1フイールド間隔時間)を生じて
いる場合、予めそれに従つた時間ずれ分に対応し
て設定すればよい。 マルチプレクサ31の出力パルスiは垂直帰線
消去期間内では0.5H間隔の等化パルスや垂直同
期パルスにも同期している。そこで、このパルス
iは等化パルス・垂直同期パルス抜取回路28に
供給され、ここで垂直同期パルス及び等化パルス
を除去されて1H間隔のパルスに変換された後出
力端子7bへ出力される。他方、垂直同期パルス
抽出回路35より取り出された垂直同期パルスは
波形整形回路36により立上りエツジが検出され
て第5図Eに示す如きパルスnに変換された後出
力端子7cへ出力される。なお、第3図Iは同図
A〜Hの各波形に対して時間軸を拡大して図示し
てある。また抜取回路34は水平同期パルス抽出
回路24,27でその機能を持たせるようにした
場合は不要となる。 出力端子7bより取り出されたタイミング信号
は出力端子7aより取り出された前記パルスと共
に第1図に示したタイミング制御回路8に供給さ
れる。タイミング制御回路8は入力端子30の入
力クロツクパルスを波形整形して得た繰り返し周
波数Sに等しいクロツクパルスと、端子7bより
の前記タイミング信号とに基づいて、第4図Bに
示す如く上記クロツクパルスの例えば立上りエツ
ジに位相同期して立上るような波形の信号jを生
成する。ここで、端子7bよりのタイミング信号
は1H(=227.5/S)毎に入来するが、色副搬送波
周波数Sは水平走査周波数Hの227.5倍の周波数で
あるため、1H毎に位相が反転するが、上記の如
く、繰返し周波数Sのクロツクパルスの立上りに
のみ位相同期して立上るような第4図Bに示す信
号jを生成すると、色副搬送波の位相と信号jの
立上りエツジの位相とは常に同一の関係となる。
これにより、信号jの任意の或る立上りエツジか
ら次の立上りエツジまでの時間間隔は227/S又
は228/Sとなるが、前記タイミング調整が行な
われると、226/S又は229/Sになるように修正
される。 タイミング制御回路8は上記の信号jを生成し
て回路8の内部のD型フリツプフロツプのクロツ
ク入力端子に供給すると共に、第4図Aに示した
端子7aよりの端子パルスo(第3図Eに示した
パルスeと略同一であり、後述の第5図Eに示す
信号と同一)を上記D型フリツプフロツプのデー
タ入力端子に印加する構成とされており、このフ
リツプフロツプから第4図Cに示す如き信号kを
出力する。この信号kは第1図に示したメモリ9
及びバスラインコントローラ4の制御信号として
発生出力され、信号kのローレベル期間はメモリ
9を書き込み動作させると共にバスラインコント
ローラ4をAD変換器3の出力選択出力状態に切
換え、他方、信号kのハイレベル期間はメモリ9
を読み出し動作させると共にバスラインコントロ
ーラ4をメモリ9の出力の選択出力状態に切換え
る。 本実施例によれば、このようにタイミング調整
区間において、水平走査周期が226S又は229/S
になり、正規の227.5Sの値と異なることとなる
が、その誤差は充分に小でああり、実用上問題と
ならない。これにより、読み出し信号と現在再生
中の信号の一方から他方へ切換わつた際の接続
は、色副搬送波周波数の同一位相上で接続され、
極めて安定に接続できる。 次にスチルモーシヨン再生モード時の動作につ
いて説明する。スチルモーシヨン再生以外の任意
の再生モードにおいて、前記入力端子1の入力再
生複合カラー映像信号は第5図Aに模式的に示す
如く、第1、第2、第3、……第n、……の各フ
イールドが順次に入来するものとする。なお、第
5図A中、v1,v2及びv3は垂直同期パルスを模式
的に示す。この再生モードにおいて、再生FM信
号レベルが一定値よりも小なる期間とその周辺の
予め定めた一定期間又はそれよりも短い期間(第
5図ではta〜tb)とでは夫々前記した如くAND
回路18の出力信号eが第5図Bに示す如くハイ
レベルとなり、これがそのままOR回路37を通
過して出力端子7aへ出力され、これにより前記
した如く、メモリ9はその1トラツク走差期間前
の第1フイールドの対応する区間のデイジタルビ
デオ信号#1を読み出し、バスラインコントロー
ラ4を介してDA変換器11へ出力し、S/N比
の悪化している第2フイールド再生期間ta〜tbの
画像をS/N比の悪化のない第1フイールドの再
生画像にすげ替える。 いま、第2フイールド再生中の任意の時刻tcで
使用者がスチルモーシヨン再生の指示操操作をし
たものとすると、図示を省略した信号発生回路か
ら第5図Cに示す如く、時刻tcよりハイレベルの
スチルモード信号lが発生出力され、第2図に示
す入力端子14を介して3入力NAND回路39
及び2入力NAND回路40の各一方の入力端子
に夫々供給される。ここで、NAND回路40の
出力端はNAND回路39,41の各−の入力端
に夫々接続されている。また、NAND回路39
の出力端は2入力NAND回路41の他方の入力
端に接続され、NAND回路41の出力端は
NAND回路40及びOR回路37の各−の入力端
に夫々接続されている。更にNAND回路39の
残りの−の入力端は、インバータ38の出力端に
接続されている。 かかる構成のNAND回路39に上記のハイレ
ベルの信号lが時刻tcより入来しても、NAND
回路39の他の−の入力端に入来するインバータ
38を介して波形整形回路36の出力信号nの位
相反転信号がローレベルであるときには、
NAND回路41の出力信号は第5図Dにmで示
す如くローレベルのままである。これにより、前
記パルスeがそのままOR回路37を通過して出
力端子7aへ出力される。時刻tb以降の第2フイ
ールド再生期間中は再生FM信号レベルが一定値
よりも大で正常に得られているから、パルスeは
ローレベルであり、これにより前記した如くメモ
リ9は時刻tb以降のAD変換器3よりの第2フイ
ールドのデイジタルビデオ信号#22を書き込んで
いる。第5図Gはメモリ9の書き込み動作時の情
報を模式的に示している。またこのメモリ9には
第2フイールド再生開始時から時刻taまでの再生
デイジタルビデオ信号#21が第5図Gに示す如く
既に書き込まれている。また時刻ta〜tbまでの期
間はメモリ9は読み出し動作を行なつたので、そ
の期間は本来書き込まれるべきメモリ9のアドレ
ス領域には、ta〜tbの期間よりも1トラツク走査
期間前の同等区間の第1フイールドのデイジタル
ビデオ信号#1が書き込まれたままの状態が保持
されている。 スチルモード信号lがハイレベルとなつた状態
において、最初に再生複合映像信号中の垂直同期
パルスv2が時刻tdで検出されたものとすると、イ
ンバータ38を介してNAND回路39へハイレ
ベルの信号が印加され、これによりNAND回
路39〜41よりなる回路の演算処理に基づき
NAND回路41の出力信号mは第5図Dに示す
如く時刻tdでハイレベルとなり、この状態はスチ
ルモード信号lが消失する(ローレベルとなる)
時刻teまで保持される。これにより、OR回路3
7より出力端子7aへ出力される信号oも第5図
Fに示す如く、時刻tdからteまで期間ハイレベル
の状態を保持される。 これにより、メモリ9は時刻tdからteまでの期
間はメモリ9に記憶されている計1フイールド分
のデイジタルビデオ信号#21、#1、#22を第5
図Hに模式的に示す如く繰り返して読み出すよう
に制御され、かつ、バスラインコントローラ4が
メモリ9の読み出し出力を選択出力するように制
御されるので、静止画像が時刻tdからteまでの期
間再生されることになる。この静止画像が時刻td
からteまでの期間再生されることになる。この静
止画像は主として第2フイールド再生の再生複合
映像信号に基づくものであるから、略完全に静止
した画像であり、しかも逆トラツク走査による
S/N比の劣化部分は1トラツク走査期間前の対
応する第1フイールドの再生複合映像信号部分に
すげ替えられているので、静止画像はS/Nの劣
化が殆どなく高品質で再生される。また、このス
チルモーシヨン再生時にはメモリ9の1フイール
ド分のデイジタルビデオ信号を繰り返し読み出す
ものであり、磁気テープの走行の有無に関係なく
(第5図の例では磁気テープをスチルモーシヨン
再生期間中も走行させている)静止画像を任意の
期間得ることができる。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、一回転宛2フイールド以上の複合映像
信号が記録されているビデオデイスクを再生針の
電極を用いて静電容量の変化として既記録信号を
読み取り再生するような再生装置をスチルモーシ
ヨン再生に適用することもできる。 効 果 上述の如く、本考案によれば、変速再生時に現
在再生中の複合映像信号のFMレベルが一定値よ
りも小になつた期間を含むその周辺の期間は、そ
れよりも1トラツク走査期間前の対応する区間の
再生複合映像信号のデイジタル信号をメモリから
読み出して再生中の再生複合映像信号にすげ替え
るようにしたので、再生複合映像信号のS/N比
の劣化のない良好な画質の再生複合映像信号出力
を得ることができ、また上記メモリの読み出し終
了間近で読み出し出力信号と再生中の複合映像信
号の各水平同期パルス間の相対的な位相の進み遅
れを検出し、それが小になるように読み出し出力
タイミングを制御しているので、メモリに書き込
まれたデイジタルビデオ信号を忠実に再現するこ
とができると共に、現在再生中の複合映像信号と
水平同期信号位相のタイミングが略一致する時点
で読み出しを終了でき、またスチルモーシヨン再
生時にはスチルモード信号が発生出力されている
期間中の最初の再生垂直同期パルスの入来を検出
し、この検出時点から上記モード信号が消失する
までの期間、フイールドメモリをしてその読み出
し出力信号を継続して出力するようにしたので、
略完全に静止した静止画像を得ることができると
共に、S/N比が劣化した映像信号部分は1トラ
ツク走査期間前の対応する区間の映像信号部分に
すげ替えられているのでS/N比の劣化なく高品
質な静止画像を得ることができ、また回転ヘツド
を新たに1個追加する必要がないので機構を複雑
にすることなく安価に構成することができ、更に
静止画像はフイールドメモリに記憶されている1
フイールド分のデイジタルビデオ信号を繰り返し
て読み出すことにより得ているから、記録媒体上
の同一トラツクを繰り返し再生する必要がなく、
よつて記録媒体の損傷や回転ヘツドのギヤツプの
目詰りなどを生ずることがないので、所望の任意
の期間スチルモーシヨン再生を継続することがで
きる等の数々の特長を有するものである。
第1図は本考案装置の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統中の要
部の一実施例を示す回路系統図、第3図A〜Iは
夫々第2図の動作説明用信号波形図、第4図A〜
Cは夫々本考案装置の他の要部の動作説明用信号
波形図、第5図A〜Hは夫々第2図の動作説明用
の信号波形及び情報内容を示す図である。 1……再生複合カラー映像信号入力端子、3…
…AD変換器、4……バスラインコントローラ、
5,8……タイミング制御回路、6……制御信号
入力端子、7a〜7c……出力端子、9……メモ
リ、10……アドレス信号発生回路、11……
DA変換器、13……再生複合カラー映像信号出
力端子、14……スチルモード信号入力端子、1
5,25……単安定マルチバイブレータ、20…
…J−Kフリツプフロツプ(J−KF.F)、21,
39〜41……NAND回路、22,23……デ
イジタルビデオ信号入力端子、24,27……水
平同期パルス抽出回路、26……D型フリツプフ
ロツプ、29……シフトレジスタ、30……クロ
ツクパルス入力端子、31……マルチプレクサ、
35……垂直同期パルス抽出回路。
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統中の要
部の一実施例を示す回路系統図、第3図A〜Iは
夫々第2図の動作説明用信号波形図、第4図A〜
Cは夫々本考案装置の他の要部の動作説明用信号
波形図、第5図A〜Hは夫々第2図の動作説明用
の信号波形及び情報内容を示す図である。 1……再生複合カラー映像信号入力端子、3…
…AD変換器、4……バスラインコントローラ、
5,8……タイミング制御回路、6……制御信号
入力端子、7a〜7c……出力端子、9……メモ
リ、10……アドレス信号発生回路、11……
DA変換器、13……再生複合カラー映像信号出
力端子、14……スチルモード信号入力端子、1
5,25……単安定マルチバイブレータ、20…
…J−Kフリツプフロツプ(J−KF.F)、21,
39〜41……NAND回路、22,23……デ
イジタルビデオ信号入力端子、24,27……水
平同期パルス抽出回路、26……D型フリツプフ
ロツプ、29……シフトレジスタ、30……クロ
ツクパルス入力端子、31……マルチプレクサ、
35……垂直同期パルス抽出回路。
Claims (1)
- 記録媒体からFM波を少なくとも有する信号形
態で再生された後復調された複合映像信号をデイ
ジタルビデオ信号に変換するAD変換器と、フイ
ールドメモリと、該AD変換器及びフイールドメ
モリの両出力信号のいずれか一方を選択出力する
スイッチ手段と、任意のタイミングでスチルモー
ション再生継続期間を示すモード信号を発生出力
する手段と、該モード信号が発生出力されない期
間中は前記再生複合映像信号のFM波のレベルが
一定値よりも小なる期間とその周辺の予め定めた
一定期間又はそれよりも短い期間とでは夫々該
AD変換器の出力信号に代えて該フイールドメモ
リから読み出した1トラツク走査期間前の対応す
る区間のデイジタルビデオ信号を該スイッチ手段
をして選択出力されると共に、上記一定期間内に
おいて該スイッチ手段及び該AD変換器の両出力
信号中の同期信号間の相対的な位相差を検出し、
該位相差が略零となるように該フイールドメモリ
の読み出しタイミングを制御し、該位相差が略零
となつたときは上記一定期間内であつても該フイ
ールドメモリの読み出し動作を終了させ、上記読
み出し期間以外は該スイッチ手段として該AD変
換器の出力信号を選択出力させると共に該フイー
ルドメモリに該AD変換器の出力信号を書き込ま
せる第1の制御手段と、該モード信号発生出力中
の最初の前記再生複合映像信号中の垂直同期パル
スの入来を検出し、該検出時点から該モード信号
が消失するまでの期間、該フイールドメモリをし
てその読み出し動作を継続して行なわせると共に
該スイッチ手段をして該フイールドメモリの読み
出し出力信号を選択出力せしめる第2の制御手段
と、該スイッチ手段の出力信号から再生複合映像
信号出力を得る出力手段とより構成した映像信号
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302484U JPS60127079U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302484U JPS60127079U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127079U JPS60127079U (ja) | 1985-08-27 |
JPH03790Y2 true JPH03790Y2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=30496640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1302484U Granted JPS60127079U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127079U (ja) |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1302484U patent/JPS60127079U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60127079U (ja) | 1985-08-27 |
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