JPS61175406A - ボイラ再熱蒸気温度制御装置 - Google Patents

ボイラ再熱蒸気温度制御装置

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JPS61175406A
JPS61175406A JP1622385A JP1622385A JPS61175406A JP S61175406 A JPS61175406 A JP S61175406A JP 1622385 A JP1622385 A JP 1622385A JP 1622385 A JP1622385 A JP 1622385A JP S61175406 A JPS61175406 A JP S61175406A
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fuel
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reheat steam
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飯村 嘉朗
彰 菅野
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はボイラの再熱蒸気温度制御装置に係り、特に、
再循環ガスファンを持たないボイラにおいて、上●下段
のバーナ段毎に燃料及び空気の配分を変えることにより
、再熱蒸気温度を制御するようにしたボイラ再熱蒸気温
度制御装置に関する0〔発明の背景〕 火力発電所用ボイラにおいて,その蒸気温度は、タービ
ンや蒸気配管の保護などの面より、負荷帯の広い範囲に
亘って、規定温度に保持されていることが望ましい0そ
のため、従来より、過熱器、再熱器への伝熱量を加減し
たり、あるいは、減温器を利用して蒸気温度の制御を行
なりたリしている0 第5図は、従来の再循環ガスファン付きのボイラの概略
構成図である0燃料一節弁15を介して供給される燃料
は、押し込み送風517によりて供給され、空気予熱器
1Gに詔いて予熱され、さらに空気ダンパ14を介して
バーナへ供給された空気と混合されて燃焼される◎燃焼
′ガスは煙道1を通して排出される。
一方、給水ポンプ2によりてボイラ内に供給される給水
は、煙道1に設けられた節炭器3を通過するときに予熱
された後、ドラム4にはいる。ドラム4で発生した蒸気
は、一次過熱器5及び二次過熱器7において過熱蒸気と
なり、高圧タービン8に送られる。
また、プラント効率向上のため、高圧タービンの排汽蒸
気を再びボイラ再熱器10に送って再加熱17た後、中
圧タービン111こ償姶11τいA。
ところで、これら過熱rtr5,7、および再熱器10
の出口における蒸気温度は、無制御状態においては、負
荷の変動に応じて、第3図(、)の実線で示す範囲内に
おいて大きく変化する〇 この場合,ドラム4にて発生した蒸気は、一次過熱器5
と二次過熱器7の間に設置された減mG6への注水量(
スプレ流量)を増減させることにより、高圧タービン8
の入口での蒸気温度(主蒸気温度)が定格値になるよう
に、制御される。
一方、再熱蒸気は、再熱器lOを通過する燃焼ガス量を
調整することにより、中圧タービン11の入口蒸気温度
(再熱蒸気温度)が規定値になるように制御される0こ
のために、煙道1内の燃焼排ガスの一部を、再循環ガス
ファン(以下GRFと略す)13を介して火炉内に再循
環させるようにしている。
すなわち、前記の再循環ガス量を増やすことにより、再
熱器lOの熱吸収量を増大させて再熱籍温度を上昇させ
る。また逆に、再循環ガス量を減少させることにより、
再熱蒸気温度を降下させるように制御している。
一般に、負荷変動に対して、スプレ流量及び再循環ガス
流量は、第3図(b) 、 (a)の様に制御され、こ
れによって主蒸気温度、再、熱蒸気温度が規定値に制御
されている〇 ところで、再熱蒸気温度を規定値に制御するために、前
述のように、再循環ガス量を変化させると、−次過熱i
S5や二次過熱器7の通過ガス量も変化するので、これ
らの過熱器5.7の熱吸収量が変化し、その結果、主蒸
気温度も変化してしまうことになる。
以上の通り、従来の再熱蒸気温度制御方式では、燃焼排
ガスの再循環およびその制御が不可欠であり、このため
、プラントの建設費用が増大するだけでなく、GRFの
運転動力などを必要とするため、プラントの効率低下を
招いていた。
変動するという欠点があった。
ところで、再熱蒸気温度(TRH)は、再熱器10の通
過ガスt (QG)、再熱器10の入口ガス温度(T、
)、再熱器lG内を流れる蒸気量(Q8)の関数であり
、次の(1)式で表わされる。
Tin−に’Qe’To”f(Qg)   ・・・町・
・(1)但し、Kは比例定数 前記(1)式から分るように、過熱器通過ガス流量、(
QG )を変える代りに、再熱器1Gの入口ガス温度(
To)を変えることができれば、再熱蒸気温度を制御す
ることが出来る@この点に着眼したのが、特開昭59−
9412号公報の発明である◎これは、ボイラ本体の構
造面では、第2図に示すように、ガス再循環ラインを無
くシ、その代りに、上・中骨下段の各バーナに供給する
燃料及び空気を、各段ごとに制御するようにしたもので
あるO 第2図において、18.19.20は各バーナ段の燃料
調節弁であり、21,22.23はそれぞれ各バーナ段
の空気ダンパである。
図示の様なバーナ構成においては、上・中−下段の各バ
ーナに対する燃料配分比を変え、その結果、炉内での熱
吸収分布を変化させて再熱器入口ガス温度を調節するこ
とにより、各過熱1TF5 、7及び再熱器lOの熱吸
収量を調整する。このようにして、再熱蒸気温度を規定
値に保つことができる。
上記第2図のバーナ構成においての、再熱蒸気温度制御
を、以下第4図を参照して説明する〇負荷デマンド40
0は関数発生器410において必要蒸気量信号に変換さ
れる。前記必要蒸気量信号は減算器416において蒸気
量検出器412の出力(すなわ′t−%7傘めの茨ダ薔
)ふ中帥六ガその偏差が演算される。
前記偏差に基づき、PI演算器418において、ボイラ
デマンド補正量が演算される0前記ボイラデマンドは、
加算器420に詔いて、負荷デマンド400から得られ
たボイラデマンドに加算され、ボイラデマンド指令29
となる〇 すなわち、ボイラデマンド指令29は、負荷デマンドに
応じて定まる所定の蒸気量に対する、実際の蒸気量の偏
差を補正した。現在必要とする蒸気量を得るための燃料
量信号であり、これにより必要蒸、気量を確保する〇 一方、再熱蒸気温度補正信号512は、ボイラデマンド
指令29を入力とする関数発生器36の出力−すなわち
、再熱蒸気温度の目標値36人と、実際の再熱蒸気温[
501との温度差を減算器3)により求め、その偏差を
比例積分器38において補正演算することによって求め
られる。
前述のようにして求めらr′Ltg鶏菖り属廖補正信号
512は加算器433,435に供給され、上段及び下
段バーナに対する燃料指令バイアスとして用いられる0
即ち再熱蒸気温度501が目標値36人より高い場合に
は、上段バーナの燃料配分を少なくすると共に、下段バ
ーナの燃料配分を増加させ、逆に目標gL36人より低
い場合には、上段バーナの燃料配分を多くすると共に、
下段ノ(−すの燃料配分を減少させるO 前述のように、第2図および第4図に示した従来列は、
炉内の熱吸収分布を変えることによりて再熱蒸気温度の
制御を行なうと共に、主蒸気gA度の変化は最少限に抑
制することができるものであるO しかし1、この方式では、炉内での熱吸収分布を変えた
後、再熱蒸気温度に変化が現われるまでには、ボイラの
動特注遅れ(約8分)があるため、再熱蒸気温度501
によるフィードバック制御では、制御遅れが大きく、良
好な制御が難しいことが判明した〇 〔発明の目的〕 本発明の目的は、GRFを持たないボイラの再熱蒸気温
度制御を、上O中・下段バーナの燃料配分比を変えるこ
とによって行なう制御装置において、ボイラ動特性に起
因する応答遅れを改善する手段として、負荷指令に見合
って求められる、上・中・下段の各バーナに対する基本
燃料流量を、再熱器入ロガス@度の、目標値に対する偏
差に基づいて修正する先行制御機能を付加したボイラの
再熱蒸気温度制御装置を提供することにある0〔発明の
概要〕 この発明は、ボイラの負荷デマンドに応じて、前記ボイ
ラの全バーナに供給すべき燃料総量に相当するボイラデ
マンド指令を発生する手段と、前記ボイラデマンド指令
に基づいて、前記ボイラの上段詔よび下段バーナに対す
る基本燃料指令を演算する手段とを有するボイラ再熱蒸
気温度制御装置において、ボイラの火炉内ガス温度を計
測する手段と、前記火炉内ガス温度の目標値を、前記ボ
イラデマンド指令の関数として演算する手段と、前記火
炉内ガス温度の目標値に対する前記火炉内ガス温度の偏
差を演算する手段と、前記偏差に基づいて%前記上段お
よび下段バーナの少なくとも一方に対する燃料の補正量
を演算する手段と、前記のようにして求められた補正量
にしたがって、上段および下段バーナに対する基本燃料
指令を補正する手段とを具備し、これによって、負荷す
なわちボイラデマンド指令の変化に応じて、各段バーナ
に対する燃料指令を先行制御し、再熱蒸気温度の制御特
性を改善するようにした点に、特徴がある。
rmFMirr>m自−鎗11 以下、本発明の実施例を図に従りて説明する。
第1図は燃料が単味(一種類)の場合における制御装置
の概要を示すブロック図である。
第1図において、関数発生器31は、ボイラデマンド指
令29に基づいて中段バーナの燃料指令514を決定す
るもので、その関係は、ボイラデマンド指令29(横軸
)に対して第6図(、)の如く設定されている0 また、関数発生533は、上段バーナの基本燃料投入量
511を決定するもので、その関係は、ボイラデマンド
指令29(横軸)に対して、第6図(b)の実線の如く
設定されている0なお、この実施例においては、負荷す
なわちボイラデマンド指令29の増加に対応して、ボイ
ラに対する合計燃料投入量は、第6図(a)の実線の如
く増加している・ したがって、下段バーナに対する基本燃料指令は、第6
図(a)に点線で、また同図(d)に実線で、それぞれ
に示したようになる0また、容易に分るように、第6図
(、)において、点線と一点鎖線で区切られた部分Mは
、第6図(c)の中段ボイラに対する燃料指令514に
等しく、また一点鎖線と実線で区切られた部分Uは、第
6図(b)に実線で示した上段ボイラに対する基本燃料
指令値 りでいる。
この場合、前記上段バーナに対しては、ボイラの靜4?
性、即ちボイラデマンド指令29を入力とする関数発生
器39の出力を、加算器40において、従来の(第4図
に関して前述した)再熱器蒸気温度の補正量512と加
算して再熱器式ロガス昌度目標値502Bを求める0 そして、この実施例にしたがりて新しく再熱器10の入
口に追設した、ガス6度検出@502からの温度信号5
02人の、前記設定値からの偏差を減算器41により求
める。
つぎlこ、この偏差に基づいて、比例積分器42バーナ
燃料投入量511に乗算することにより、最終的な上段
バーナ燃料指令513を求める◇また一方、下段バーナ
燃料指令515は、合計燃料投入量、すなわちボイラデ
マンド指令29より、減算器32および35において、
中段バーナ燃料指令514と上段バーナ燃料指令513
を、それぞれ差し引くことによりて求められる。
なお、前記加算器40は、再熱蒸気温度501の目標値
に対する偏差から求めた補正量512を、関数発生53
9の出力lこ加算して再熱滲入ロガス温度目標値の補正
を実行するものである0以上の説明から分るように、再
熱器10の入口ガス温度補正のために、上段ボイラに対
する燃料指令が、例えば、第6図(b)に点線513で
示したように増加すると、下段ボイラに対する燃料指令
は、これと連動して第6図(d)に点線515で示した
ように等量だけ減少する0 したがって、ボイラ全体としてみた供給熱量(入熱量:
ヒートインプット)は一定に保持されるO この実施例によれば、負荷デマンドまたはボイラデマン
ド指令29の関数として、上e中−下段の基本燃料指令
値を決定しておき、再熱器入口ガス温度に応じてこれを
適正に修正し、ボイラのヒートインプット量を常に最適
となるよう制御しているために次のような効果が期待で
きる。
(1)負荷変化と同時に、ボイラ入力指令に即応して、
再熱器入口ガス温度が負荷に見合りた規定温度となるよ
うに、上・中−下段バーナの燃料配分を先行的に最適値
に制御しているため、再熱蒸気温度の変動中を最少限に
抑えることができる@即ち、従来方式では、バーナ燃料
比の配分が変りてボイラ内の温度分布が変化したり、あ
るいは負荷が変化したりして、その結果ボイラ特注が変
に基づいて、バーナ燃料比の配分を制御していたのに対
し、この実施例ではこの特性変化を再熱器入口ガス温度
の変化として早期に検出できる。
その結果、再熱蒸気温度の変化を待たずに先行的に上−
中・下段のバーナ燃料配分を修正できるので、再熱蒸気
itの目標値からの偏差に基づく基本燃料指令値の修正
幅を最少に抑え、制御特性を改善することができる。
(2)再熱器入口ガス温度を一定にできるため、1次、
2次過熱器の熱吸収量も一様に保つことができ、主蒸気
温度の制御性も改善される。
第7図は、本発明を混焼焚ボイラにおける再熱蒸気轟度
制御に適用した場合のブロック図である0油焚とガス焚
では、ボイラ内での熱吸収分布が異なるためボイラデマ
ンド指令(横軸)に対する各バーナへの燃料供給量が、
第10図、(a) t (b) @ (e)に、それぞ
れ実線および点線で示す様に相違して1.1スーしたす
(っτ 予9め中基櫃燻廖セ上rK耳執蒸気温度を得る
ためには、混焼率に応じて上・中・下段バーナの燃料配
分を変えることが必要になる〇また同様に、再熱滲入ロ
ガスfi度も混焼率により変ることlどなるので、混焼
率iこ合りた各段バーナへの燃料指令値を作成する必要
がある。
第7図において、符号700,701,702で示され
た部分は、混焼率に応じた燃料指令値を作成する補正回
路である0前記補正回路700゜701.702の構成
および動作は同じであるので、ここでは補正回路701
ζこ関してのみ詳細lζ説明する〇 関数発生器31は、油専焼の場合の、中段バーナに対す
る燃料投入量(指令)ベースを与えるもので、ボイラデ
マンド指令29に対して、例えば、第8図(呻の実線の
様に設定されている◎第8図(b)の点線は、前述のよ
うに、ガス焚の場合の燃料量ベースを与えるものである
油焚とガス焚とではカロリー値が違うため、ガス燃料が
混入された場合には、油専焼時にボイラデマンド指令に
よって決まる油焼料量81と同一の熱量を発生するため
に、ガス燃料混入比率に見あった分の燃料投入指令を、
新たに補正算出しなければならない0 このために、油燃料とガス燃料とにおける各負荷(ボイ
ラデマンド指令)に対する燃料投入量補正量を、関数発
生器52にて与える0即ち、関数発生器52は、第8図
(1)において、各ボイラデマンド指令に対する、油焚
時の燃料指令とガス焚時の燃料指令の差(同図のDの部
分)をプロットしたもので、混焼比に対する燃料投入量
補正量82(第8図すの実線)である0 従って、混焼比84すなわち(ガス流量/合計燃料流量
)が@O″ (油専焼)であるならば、混焼比に対する
燃料投入量補正3182のいかんにかかわらず、乗算器
54の出力83はゼロであり、関数発生@31の出力8
1がそのまま、減算器53の出力−すなわち、中段バー
ナに対する燃料指令514となる。
また一方、混焼比84が“1″ 、すなわちガス専焼で
あれば、°関数発生器52の出力82がそのまま乗算1
1iiF54の出力83となる。そして、前記混焼比に
対する燃料投入量補正量83を、油焚の燃料投入量81
から、減算器53にて減算することにより、第8図(、
)に示した点線の値(すなわち、ガス専焼の場合の中段
バーナ焼料指令)を与えることができる。
以上の説明から容易に分るように、混焼比84が@1”
に近づくに従りて1乗算器54の出力83は、第8図(
b)の混焼比に対する燃料投入補正量82(実線5に近
づき、また反対に、混焼比が“θ″に近づくに従りて、
乗算554の出力は@0”に近づく。
第7図において、補正回路700は、ボイラデ料投入量
を決定する関数発生器33に対して、混焼比84による
燃料投入量を補正する機能を有するものであり、前述の
中段バーナに対する補正回路701と同様の動作をする
ものである◎また。補正回路702は、ボイラデマンド
指令29に対する、油焚時の再熱器入口ガス温度設定値
を決める関数発生器39に対して、混燃比による再熱器
入口ガス温度設定値を補正するものである。
な招、この場合、関数発生器61は、油焚時とガス焚時
の再熱器入口温度の差を、ボイラデマンド指令29の関
数としてプロットしたものであり、ガス焚時と油焚時と
では、火炉内の燃焼ガス量が変化するために、火炉内゛
のトータル熱量を一定番こするように、再熱器入口ガス
温度設定値を混焼比に応じて補正するものである〇 本発明の制御装置のさらに他の実施例を、第9M Ir
 −/ m  +I  々1閂マ唱−P ント−同図に
おいて、900は、ボイラデマンド指令29に対する下
段バーナの油焚時の燃料投入量を決定する関数発生器9
3の出力に対して、混焼比84による燃料投入量を補正
する回路であり、他の補正回路700.702などと同
様の考えに基づいて構成されている。
また関数発生@94は、油焚時とガス焚時の燃料指令の
差を、ボイラデマンド指令29の関数としてプロットし
たもので、混焼比に対する燃料投入量補正量を出力する
ものである。したがって、前記補正回路90Gの出力9
9は、下段バーナに対する燃料指令となる0 ところで、一般に、火炉出ロガス函度TBGと燃料流量
の関係は、つぎの(2)式で求められる。
・・・・・・・・・(2) 但し F7は上段バーナ燃料量 FMは中段バーナ燃料量 PLは下段バーナ燃料量 に1  およびKt は係数 前記の(2)式から、火炉ガス編度TjlGは上段およ
び下段バーナの燃料流量比にも依存することが分る0こ
の特性に着目し、第9図では、再熱蒸気温度501及び
再熱器入ロガス@度502から、第7図の場合と同様の
手法で求めた燃料配分の補正量(比例積分器42の出力
)を、上・下段バーナ燃料指令に対し、バイアス量とし
て加・減算する〇すなわち、再熱蒸気温度501及び再
熱器入口ガス温度502が、それぞれの設定値(関数発
生器36の出力及び加算器40の出力)に比較して高い
場合には、比例積分器42の出力である補正量は負であ
るので、上段バーナの燃料指令値(補正回路700の出
力)に対しては、加算器91により負バイアスを加え、
前記上段バーナ燃料指令値を低減させる。
これと同時に1前記補正量を減算器92にも供給し、下
段バーナの燃料指令値(補正回路900の出力)99を
、増加させる。
また逆に、再熱蒸気温度501及び再熱器入口ガス温度
502が、それぞれの設定値に比較して低い場合には、
前記比例積分器42の出力である補正量は正になるので
、上段バーナの燃料指令に対しては高い方向に、また下
段バーナの燃料指令値に対しては低い方向く、それぞれ
加算器91および減算器92においてバイアスが加えら
れる。
前述のようにして求められた上段および下段バーナの燃
料指令値を、減算器90に供給し、合計燃料量であるボ
イラデマンド信号29から、これらを減算するととによ
って、中段バーナに対する燃料指令が得られる。
したがって、最終的に上・中・下段のバーナより投入さ
れスを計憎料普は一ボイラデマンド指令291C見合っ
た量となる。
第9図に示した本発明の実施例は、混焼ボイラの上・中
・下段バーナの最適燃料配分比を、ボイラデマンド指令
および混焼率から自動的に計算できるようkして制(転
)性の向上を図りたことVc%微がある。
なお、以上においては、再熱器入口ガス温度を監視し、
て先行制御を行なりたが、再熱器入口ガス温度の代りに
、ボイラ出口ガス温度や、2次過熱器ガス温度などの、
火炉内の適所のガス温度を用いても、ガス温度の熱伝達
遅れが小さいため、前記各実施例と同等の効果が期待で
きることは明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ボイラデマンド指令の変化に応じて、
先行的に、上・中・下段のバーナ燃料配分比を制御でき
るため、従来の再熱蒸気温度の偏差信号に基づくフィー
ドバック制御に比べて、負荷および前記ボイラデマンド
指令変化時の応答性が大巾に改善でき、再熱蒸気温度特
性が格段に改善される。
【図面の簡単な説明】
ta1図は本発明の一実施例のブロック図である。 第2図はGRFを持たないボイラの概略構成図である。 第3図(a)は蒸気温度の推移を示す図、同図(b) 
(c)はそれぞれ、ボイラ負荷とスプレ流量および再循
環ガス流量との関係を示す図である。 !4図は従来のボイラ再熱蒸気温度制御装置の一例を示
すブロック図である。 !5図はGRF’を備えた従来のボイラの概略構成図で
ある。 第6図(a)〜(d)は、第1図の実施例におけるボイ
ラデマンド指令とバーナへの燃料投入量との関係を示す
図である0 第7図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。 第8図(、)(b)は油およびガス混焼時の、ボイラデ
マンド指令とバーナへの燃料投入量との関係を示す図で
ある。 第9図は本発明のさらに他の実施例のブロック図である
。 第10図(1)〜(、)は油およびガス混燃時の、ボイ
ラデマンド指令とバーナへの燃料投入量との関係を示す
図である。 3・・・節炭器、5・・・1次過熱器、6・・・減gI
A器、7・・・2次過熱器、8・・・高圧タービン、1
0・・・再熱器、13・・・再循環ガスファン、15・
・・燃料調節弁、18〜20・・・燃料調節弁、21〜
23・・・空気ダンパ、29・・・ボイラデマント指令
、31゜33.36.39,52.61・・・関数発生
器、84・・・混焼比% 501・・・再熱蒸気温度、
502・・・ガス温度検出器、513・・・上段バーナ
燃料指令、512・・・再熱蒸気温度補正信号、514
・・・中段バーナ燃料指令、51ト・・下段バーナ燃料
指令 代理人 弁理士  平  木  道  人第1図 上段バーナ 中段バーナ 下段バーナ 燃料指令  燃料指令  燃料指令 第2図 第3図 (a) (b)      (c) 負荷             負荷 電 4m 燃料指令 燃料指令 燃料指令 第 5  図 第6図 ボイラデマンド指令 第  7 図 燃料指令  燃料指令  燃料指令 第8図 第9図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボイラの負荷デマンドに応じて、前記ボイラの全
    バーナに供給すべき燃料総量に相当するボイラデマンド
    指令を発生する手段と、前記ボイラデマンド指令に基づ
    いて、前記ボイラの上段および下段バーナに対する基本
    燃料指令を演算する手段とを有するボイラの再熱蒸気温
    度制御装置において、 ボイラの火炉内ガス温度を計測する手段と、前記火炉内
    ガス温度の目標値を、前記ボイラデマンド指令の関数と
    して演算する手段と、 前記火炉内ガス温度の目標値に対する、前記火炉内ガス
    温度の偏差を演算する手段と、 前記偏差に基づいて、前記上段および下段バーナの少な
    くとも一方に対する燃料の補正量を演算する手段と、 前記のようにして求められた補正量にしたがって、上段
    および下段バーナに対する基本燃料指令を補正する手段
    とを具備したことを特徴とするボイラ再熱蒸気温度制御
    装置。
  2. (2)前記ボイラの上段および下段バーナに対する基本
    燃料指令を演算する手段は、前記ボイラデマンド指令の
    各値に対する基本燃料指令を、各段バーナ毎に記憶して
    いる関数発生器またはメモリであることを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項記載のボイラ再熱蒸気温度制御
    装置。
  3. (3)前記火炉内ガス温度の目標値を、前記ボイラデマ
    ンド指令の関数として演算する手段は、前記ボイラデマ
    ンド指令に基づいて火炉内ガス温度の目標値を演算する
    手段と、 前記再熱蒸気温度の目標値を、前記ボイラデマンド指令
    の関数として演算する手段と、 前記再熱蒸気温度の目標値に対する、再熱蒸気温度の偏
    差を演算する手段と、 前記再熱蒸気温度の偏差に基づいて火炉内ガス温度目標
    値の補正値を演算する手段と、 前記補正値によって火炉内ガス温度の目標値を補正する
    手段とよりなることを特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項または第2項記載のボイラ再熱蒸気温度制御装置。
  4. (4)火炉内ガス温度は、再熱器入口のガス温度である
    ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載のボイラ再熱蒸気温度制御装置。
  5. (5)ボイラは、単一種の燃料を専焼するものであるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかに記載のボイラ再熱蒸気温度制御装置。
  6. (6)ボイラは、複数種の燃料を混焼するものであるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかに記載のボイラ再熱蒸気温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05264005A (ja) * 1992-01-21 1993-10-12 Babcock Hitachi Kk ボイラ装置の演算装置
TWI457189B (zh) * 2011-04-26 2014-10-21 Meinan Machinery Works The trench forming method of the end of the plate

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