JPS61175324A - クラツチ軸受装置 - Google Patents

クラツチ軸受装置

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JPS61175324A
JPS61175324A JP61015567A JP1556786A JPS61175324A JP S61175324 A JPS61175324 A JP S61175324A JP 61015567 A JP61015567 A JP 61015567A JP 1556786 A JP1556786 A JP 1556786A JP S61175324 A JPS61175324 A JP S61175324A
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axial
ball cage
ball
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thrust bearing
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フアブリス カロン
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    • F16D23/143Arrangements or details for the connection between the release bearing and the diaphragm
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    • F16D23/145Arrangements for the connection between the thrust-ring and the diaphragm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
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    • F16D23/144With a disengaging thrust-ring distinct from the release bearing, and secured to the diaphragm
    • F16D23/146Arrangements for the connection between the thrust-ring and the release bearing

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用の引張型クラッチ軸受装置に関す石
、この種の軸受は引張力によって作動し、係合片と呼ば
れる環状片により解放装置のダイアフラムの後面と永久
的に接触している。
クラッチの動作期間以外における永久接触は、わずかな
軸方向のプレストレス(preatress)によって
確保される。
(従来の技術) 仏特許出願第2.545.172号は、この種のクラッ
チ軸受装置であって、係合片またはスラスト軸受の回転
する内軌道輪に形成された溝と係合する保持リングを備
えた軸受装置を開示している。このスラスト軸受は、保
持リングをスナップ嵌めするだけで簡単に解放機構に取
りつけられる。またスラスト軸受は、それに押圧力を加
え、係合片と一体状のスタンドを通り越したところで、
保持リングを引き抜くことによって取り外せる。これと
類僚の装置が、独特許出願公開第3.113.463号
にも開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これら従来の装置はいくつかの欠点を有する。
つまり、保持リングをその目的のために設けられた傾斜
面上に沿って拡張するのに必要な軸方向力が比較的強く
、制御するのが困難である。これは、軸方向に不適切な
作用が加わった場合に、外れてもとに戻らなくなるとい
う虞れをもたらす、さらに、保持リングがその動作のあ
る段階で鋭いエツジにぶつかると、これらのエツジと他
方の接触面との間に保持リングが引っ掛って動かなくな
ろため、装置の動作上の安全性にとって極めて危険であ
る。
上記のような従来の装置に、付設のクサビ(仏特許出願
第2,545.172号)あるいはスリーブシステムま
たはスライドシステム(独特許出願第3.113.46
3 ’号)によって、不用意な外れを防止する手段も設
けられている。しかしこのようにすると、取り外し前に
そのような防止手段を非動作状態としなければならない
ため、事前にクラッチの軸受装置自体にアクセスせず取
り外すことはできない、従って中間の作業を経ずに、取
り外しを直接“ブラインドタッチ”で容易に行なうこと
ができない。
(問題点を解決する手段) 本発明の目的はスラスト軸受をその操作部材によって軸
方向に動作するだけで、クラッチの軸受とダイアフラム
に結合され係合片とを簡単に接続または分離可能とする
ととにも、取り付は及び取り外しの作業を、スラスト軸
受がハウジング内に収容されたままの状態で、何らの工
具も用いず、間違った作用が生じる虞れもなく、しかも
ダイアフラムまたはその他どんな要素も事前に取り外す
必要なく、”ブラインドタッチ”で容易に行えるような
引張型のクラッチ軸受装置を提供することにある。
本発明による引張型クラッチ軸受装置は、弾性手段によ
ってクラッチのダイアフラムと永久接触する状態に保た
れる係合片、制御部材の作用に基づき案内管上を軸方向
摺動可能なスラスト軸受、及び係合片またはスラスト軸
受の一部材のいずれかに形成された保持溝と相互作用し
、スラスト軸受と係合片をスナップ嵌めによって相互に
結合可能とすると同時に、そらせ移動によって取り外し
を可能とする軸方向の結合手段とから成る0本発明によ
れば、上記結合手段が複数のボールを有するボールケー
ジから成り、これらのボールが係合片とスラスト軸受の
間に装着され、結合位置においてクサビ止め領域と上記
の保持溝と相互作用可能で、軸方向及び回転方向の係止
を保証する。取り外し時には、ボールケージのボールが
解放領域と相互作用可能である。クサビ止め領域と解放
領域は、スラスト軸受の上記部材かまたは係合片に形成
される。
プラスチックから成るのが好ましいボールケージは、あ
る程度の弾性を有する。またボールケージはそれぞれの
ボール用の複数の収容部を有し、各収容部はボールの直
径より大きい軸方向寸法を有するのが好ましい、これに
よって、着脱作業の際ボールはボールケージに対して軸
方向に移動可能である。
ボールケージの各収容部は対応するボール用の2つの弾
性保持突片を有し、ボールの原直径が全体として結合位
置、すなわちクラッチ軸受装置の動作位置に対応するよ
うに、弾性保持突片が各ボールを位置決めする。
取り外し時にボールケージの軸方向移動を阻止する手段
も設けられ、その時ボールは上記の解放領域と相互作用
する。
ボールケージは、取付時にボールケージの前心合せを可
能とするように、面取り外周領域を有するのが好ましい
ボール用の各クサビ止め領域は、チップ除去しない機械
加工によって得られ、半径方向平面内においてボールケ
ージのボールより大きい曲率半径を有するのが好ましい
第一の小室から成り、所望のクサビ止めと結合を保証す
る。一方各解放領域は、同じくチップを除去しない機械
加工によって得られ、第一の小室と開口するのが好まし
い第二の小室から成る。第二小室は第一小室より大きい
空所を有し、ボール用の解放領域を与える。
組立時、スラスト軸受と係合片の相対的な軸方向移動を
一時的に制限する弾性軸方向ストッパ手段も設けられ、
ボールケージのボールがスナップ嵌め後有効な結合を行
なうことを保証する硬い手応え点を与える。
本発明のクラッチ軸受装置の第1の好ましい実施例によ
れば、クサビ止め及び解放領域がスラスト軸受の内軌道
輪の一部の内周に形成される。一方、保持溝が係合片の
外周に形成される。
係合片も外周は、取り外し作業時にボールをそらせ移動
させるための解放溝も有する。
この形態では、ボールケージが、取り外し作業時係合片
の保持溝と相互作用しボールケージの軸方向移動を阻止
する機能を果たす1つ以上の外周と一部を有する。また
ボールケージは、スラスト軸受の内軌道輪の端部と相互
作用する軸方向の当接リムを有するのが望ましい。
第2の形態では上記と反対に、クサビ止め及び解放領域
が係合片の内周に形成され、この場合には保持溝がスラ
スト軸受の内軌道輪の一部の外周に形成される。
この実施例では、ボールケージは単に、係合片の端部と
相互作用する軸方向の当接リムを有する。
またこの形態においては、係合片の端部に係止され、ボ
ールケージの軸方向移動を阻止するための係止片が設け
られている。この係止片は2つの軸方向位置を取り得る
。第1の位置では、ボールケージがその結合位置まで移
動可能である。第2の位置では、ボールケージのボール
がそれぞれの解放領域と相互作用可能である。ボールケ
ージの軸方向移動を阻止する係止片は、弾性的なスナッ
プ嵌めによって係合片に係止されるのが望ましくスラス
ト軸受に軸方向の押圧力を加えるだけで上記第1位置か
ら第2位置へ移行可能である。
好ましい形態においては、ボールケージの軸方向移動を
係止する係止片が係合片を保持する弾性手段の一体状化
した一部で、軸方向係止片を構成する複数の突片を備え
た弯曲ワッシャーから成る。
本発明の目的は、対応する合致片に取り付けられた後、
クラッチ軸受装置を作製可能とするスラスト軸受/ボー
ルケージ組体または係合片/ボールケージ組体を提供す
ることにもある。
本発明の別の目的は、クラッチ軸受装置を“ブラインド
タッチ”で取り付は及び取り外しする方法を提供するこ
とにある。
以下、本発明の添付の図面に示した制限を意図しない例
としての2つの特定の実施例に基づいて詳しく説明する
(実施例) 第1図に示すごとく、本発明によるクラッチ装置は係合
片1. スラスト軸受2.及び係合片1とスラスト軸受
2の間に位置したボールケージ3から成る。
スラスト軸受2は従来通り、ケージ5によって保持され
、回転する内軌道輪6と固定の外軌道輪7のそれぞれの
転勤トラック上を転勤可能な複数のボール4を有し、両
軌道輪はここではプレス加工によって製造されている。
外軌道輪7は結合片8と摩擦接触する半径方向のカラー
78を有し、結合片8はその端部8aで、案内管10を
取り囲む案内スリーブ9と一体的に形成されている。ま
た結合片8は、2つの直径方向に対向したブラケット8
bを有する。11で概略的に示したクラッチ軸受の制御
部材が、外軌道輪7の環状部7aとブラケット8bの屈
曲部8cとの間に挿入されている。
環状部7aと保持片8の摩擦係数は、弾性リング12と
保持片8に一体の屈曲突片8dによって保証される。ス
ラスト軸受2の半径方向における移動がある程度許容さ
れることで、スラスト軸受の自己心合せを通常通り可能
としている。
クラッチ軸受のこの実施例においては、スラスト軸受2
と係合片1の間に、第1図中矢印F1の方向に沿った永
久的な軸方向プレストレスが加わっている。このプレス
トレスは、制御部材11によって発生される。
係合片1は初め、例えば自動車の変速機の一部を形成す
る解放機構のダイアフラム13に固着される。つまり係
合片1は、環状膨出部15及びダイアフラム13の片側
と接触する複数の当接突片16を備えた弾性部材14に
よって固着される。
係合片1自体は、凸状面でダイアフラム13の反対面と
接触するほぼ半径方向のカラー17を有する。また係合
片lは、弾性部材14と一体のスナップ嵌め突片20を
受は入れる外側スロット19を持った環状スリーブ18
も有する。従って、係合片1は弾性部材14による弾性
締め付けによって固着され、ダイアフラム13のフィン
ガーが係合片1の担持カラー17と弾性係合部材14の
間に把持される。係合片1の軸はダイアフラム13の回
転軸に対し一方におけるダイアフラム13のフィンガー
の孔と係合片1のスリーブ18の直径間、及び他方にお
けるダイアフラム13のフィンガーの孔と弾性部材14
の円筒状部21間における適切な遊びを含む相互の嵌合
により、前心合せされている。
係合片1とスラスト軸受2の回転内軌道輪6との間の軸
方向結合手段を形成するボールケージ3は、ある程度の
弾性を有するプラスチックから成るのが好ましい、ボー
ルケージ3は、ボール23用の複数の収容部22を有す
る。動作位置において各ボール23は、一方で係合片1
のスリーブ18の外周に形成された保持溝24と相互作
用し、他方で回転内軌道輪6の軸方向延出部の内周に形
成されたクサビ止め小室25と相互作用する。係合片1
のスリーブ18は、図示のごとくその外周面上に取り外
し時ボール23が外れて動けるようにする解放機構26
も有する。
第2〜4図を参照すれば、ボールケージ3の収容部22
がボール23の直径より大きい軸方向寸法を有すること
で、ボール23をケージ3内で軸方向に移動可能として
いることが理解されよう。
ボールケージ3の各収容部22は2つの弾性保持突片2
6を有し、これら保持突片26がボール23をその各側
から収容部22の軸方向全長にわたって把持することで
、ボール23がクサビ止めによって確実に保持される。
ただし、保持突片26が弾性を有するため、ボールはそ
れぞれの収容部22内で半径方向に移動可能である。第
2.3図に示したボール23の平常位置において、ケー
ジ3のボール23が成すリングの原車径は、第1図に示
した保合後の軸方向のプレストレス下にあるボールリン
グの原動作直径と一致するように計算されている。
組立をより容易とし、組立作業中におけるボールケージ
3の前心合せを保証するため、弾性突片26は面取り領
域27を有する。
またボールケージ3は、取り外し時に係合片lの保持溝
24と相互作用し、ケージの軸方向移動を阻止する機能
を果たす幾つかの周辺ビード28も有する。ビード28
と反対側に位置した担持リム29が、スラスト軸受2の
内軌道輪6の一部と相互作用する。
なお組立前に、支持片を形成する内軌道輪6内にボール
ケージ3が装着されることに注意されたい、このように
して支持片内に装着されたボールケージは支持片と一体
状をなすと同時に、一方では軸方向の担持リム29によ
り、また他方ではボール23と小室25間における接触
の結果として、軸方向の限定された移動が可能な状態に
ある。
ボール23の1つを概略的に示し、説明を解り易くする
ためボールケージ3を省いた第5〜7図を参照すれば、
チップを除去しない機械加工によって内軌道輪6に形成
されたクサビ止め小室25により、ボール23がクサビ
止めされていることが理解されよう、第6図から明らか
なように、クサビ止め小室25はその半径方向の面内に
おいて、ボール23の曲率半径より大きい曲率半径をも
つた円筒状の輪郭を有する。こうした条件に基づき、ク
サビ止め小室25と相互作用するボール23が同じく、
係合片1と回転内軌道輪6の間における回転方向に沿っ
た、例えば第6図中の矢印F2の方向に沿った結合を保
証している。第5図に示すように軸方向の面内において
は、□クサビ止め小室25がボール23の直径とほぼ同
じ直径を有し、その球状端部25aによって、該球状端
部25aと環状の保持溝24との間にボール23が確実
にクサビ止めされる。
この結果全体として、ボールケージ3のボール23はク
サビ止め小室25によって、係合片1とスラスト軸受2
間における軸方向と回転方向における結合を保証し得る
例えばプレス加工等チップを除去しない機械加工によっ
て得られる第二の解放小室30が内軌道輪6の内周にさ
らに形成されている。この小室30は半径方向において
小室25の直径より大きい直径を有するので、小室30
内に入り込んだボール23は保持溝24から解放可能と
なる。第7図から明らかなように、小室30は小室25
に解放している。
次に、第1図に示されたようなりラッチ軸受装置を“ブ
ラインドタッチ”で取りつける動作を、第8a〜8d図
に従って説明する。これらの概略図において、同一の部
品には先の図面中とおなし参照番号が付しである。第8
a図から明らかなように、ボールケージ3は当初におい
てスラスト軸受2の内軌道輪6の孔内に装着されており
、スラスト軸受2は図面を簡単にするため全体的に示し
てない、この初期状態において、係合片1は弾性部材1
4によって把持されたダイアフラム13と一体状である
。スラスト軸受2とボールケージ3から成る組体の軸方
向移動は、第1図に示した制御部材11の動作の結果と
して、スラスト軸受2をダイアフラム13の方へ操作す
ることによって得られる0弾性束片26の面取り領域2
7が係合片1のスリーブ18の同じく面取りされた端部
31と接触するとき、両面取り部によって前心合せが確
実になされる。
第8b図に示した次の状態では、面取り斜面31と接触
したボール23が自らを解放小室30内に位置決めする
ことによって半径方向に移動し、ボール23のこの移動
はボール23を保持し続けている突片26の弾性によっ
て可能となる。この状態においては、ボール23が係止
ビード28と接触し、係止ビード28がボールケージ3
の収容部22内におけるボールの移動を制限しているこ
とが明らかであろう、ボールケージ3は軸方向の当接リ
ム29の存在により、内軌道輪6によって軸方、向に駆
動されている。
スラスト軸受2の軸方向に沿ったシフト移動は、第8図
に示した状態に達するまで継続され、その状態において
作業員は硬い手応えの点を感じ取る。つまりこの状態で
、スラスト軸受2の外軌道輪7の半径方向屈曲部7bが
、弾性部材14の膨出部15と接触する。上記の硬い手
応え点に達したら、作業員が制御部材11をダイアフラ
ム13から離れる方向に移動して、軸方向の引張力をス
ラスト軸受に加える。第8C図に示した最極端の状態で
は、ボール23がクサビ状小室25内にまだ入り込んで
いす、解放溝26内にも入り込めないで、スリーブ18
の外周面と接触したままであることが明らかであろう。
軸方向の引張力をさらに加え続けると、装置は最終的に
全体として第8d図に示した状態に至り、これは第1図
に示した最終状態でもあり、ボール23がクサビ止め小
めつ25と保持溝24の間にクサビ止めされている。従
って、クラッチの解放方向、すなわち第1図中の矢印F
1の方向に軸方向の予荷重を加えることによって、ボー
ル23はその最終的な動作状態に保持される。
第9a〜9d図は、クラッチ軸受装置を取り外し可能と
する作業を示しており、この取り外しは上記した取りつ
けの場合と同じく“ブラインドタッチ”で行われる。
作業員はまず、制御部材11を操作することによって軸
方向の押圧力をスラスト軸受2に加え、外軌道輪7の屈
曲部7bと弾性部材14の膨出部15間での接触に対応
する硬い手応え点が感じ取れるまで、スラスト軸受2を
ダイアフラム13に接近させる。第9a図に示したこの
状態は第8C図の状態と対応している。
上記の硬い手応え点を通り越して作業員が操作を続ける
と、第9b図に示すように弾性部材14が弾性変形する
。この移動中に、ケージ3が持つ弾性特性の結果として
、ボールケージ3の係止ビード28が保持溝24の最端
縁を乗り越える。
そして、係止ビード28が保持溝24と相互作用する。
ボール23は保持溝24を離れ、解放溝26内へと移動
可能である。さらに、ボールは解放小室30と対向して
位置している。
次に作業員は、第9c図に示すように軸方向の引張力を
スラスト軸受2に加える。ボールケージ3は、保持溝2
4と相互作用する軸方向係止と一部28の作用の結果、
係合片1上に保持され続ける。ボール23が解放溝26
内に移動することによって、内軌道輪6の端部はクサビ
止め小室25を通り越すことができる。
引張力がさらに加えられ続けると、第9b図に示すごと
く、スラスト軸受2は最終的に、ダイアフラム13に固
着された係合片1のスリーブ18の周囲に着座されたま
まであるボールケージ3から完全に分離される。
第10図に示した実施例は、第1図に示した実施例と比
べ、ボールケージが当初係合片の孔内に、ボールケージ
の軸方向係止によって収容されている点で異なる。第1
0図中、第1図と同一の部品には同じ参照番号が付しで
ある。スラスト軸受32は上記のスラスト軸受2と比べ
、その回転する内軌道輪33が軸方向に延びたスリーブ
の形の延出部34を有し、その外周部が第1図に示した
実施例の保持溝24と同じ機構を果たす保持溝35を有
する点で異なる。
係合片36は上記の係合片1と比べ、その内周にクサビ
止め小室37と、チップを取除かない機械加工によって
係合片36の当接カラー40から延びた軸方向のスリー
ブ39に形成された解放小室38を有する点で異なる0
両小室37.38は、上記実施例の各小室25.30と
同じ構造及び機能を有する。
ボールケージ41は、ボールケージ3と同様の構造を有
する。つまりボールケージ41ば前例と同じく、ボール
43の直径よりやや大きい軸寸法をもつと共に第11図
、第12図に示しである弾性保持突片42aを備えたボ
ール43用の収容部42を有し、これらの保持突片42
aがボール43を把持して、前例と同じように、ボール
43のそれぞれの収容部42に対する弾性的な半径方向
の移動を可能としている。またボールケージ41は、軸
方向スリーブ39の端部で係合片36の孔内に形成され
た環状溝45と相互作用可能な軸方向の当接リム44も
有する。尚この実施例においては、当接リム44と反対
側に位置したボールケージ41の端面46は係止ビード
を有していない。
第10図において、カップ状を成し、半径方向のエツジ
48と複数の突片から成る軸方向エツジ49を備えた軸
方向係止片47が、掛は鉤50によって係合片36の端
部に固着され、各掛は鉤50は軸方向部7ジ49の各突
片が延びて形成されている。
軸方向係止片47は割れワッシャーとして形成すること
もでき、この場合には半径方向のエツジ48が複数の半
径方向突片によって代えられる。
カラー47の掛は鉤50は第1のスナップ嵌め溝51ま
たは第2の溝52と相互作用可能で、どちらの溝も係合
片36のスリーブ39の外周に形成されている。クラッ
チ軸受装置の平常動作状態に対応する第10図に図示Φ
a′態において、掛は鉤50がスリーブ39の端部近(
で第1溝51内に収容されている。この状態ではカラー
47の軸方向エツジ49の軸方向寸法により、半径方向
エツジ48がスリーブ39の最前面から離れているので
、ボールケージ41の軸方向に沿った移動が可能である
第2溝52の位置は、カップ状カラー47の掛は鉤50
が第2溝52内にスナップ嵌めされているとき、半径方
向エツジ48が上記と反対にスリーブ39の最前面と接
触するように決められている。この状態では、カップ状
カラー47の半径方向エツジ48がボールケージ41の
外周面と接触してこれを押圧し、当接リム44が係合片
36の溝45に収容されるまでシフトさせる。
断面り字状のストッパ片53が、スラスト軸受32の内
軌道輪33のスリーブ34外周に取りつけられている。
ストッパ片53は、スリーブ34の外周への取り付は可
能とする軸方向部54と、係止カップ47の半径方向エ
ツジ48と接触して組立て時に硬い点を形成可能な半径
方向部55とから成る。
第10図に示したクラッチ軸受装置は、一方においてダ
イアフラム13の片側と当接し、他方において係合片3
6の担持カップ40の端縁と当接する弾性部材56によ
って完成される。つまり弾性部材56は、係゛合片36
が上記の把持によって弾性的にダイアフラム13と接触
して固定されることを保証する。
次に、第10図に示したクラッチ軸受装置を“ブライン
ドタッチ”で取りつける作業を示す第11a〜llb図
を参照して説明する。
第11a図から明らかなように、ボールケージ41は初
め、弾性部材56によってダイアフラム13と一体状の
係合片36の孔内に装着される。第1O図に示した制御
部材11の作用に基づくスラスト軸受2のダイアフラム
13の方へ向かう軸方向移動が、第11a図に示しであ
る。前例と同じく、ボール43を保持している弾性突片
42aの面取り領域42bが、内軌道輪33のスリーブ
34の同様に面取りされた端部と接触するときに、前心
合せを保証する。ボール43もスリーブ34の面取り端
部と接触するが、解小室38方向へと半径方向外方に移
動可能である。
スラスト軸受32に対する上記の押圧動を継続した状態
が第11b図に示してあり、ボール43が小室38内に
とどまりながら、スリーブ34の端部上を転勤すること
が同図から明らかであろう。
また、これらの作業中、ボールケージ41は、溝45内
に位置した当接エツジ44によって係合片36に対し軸
方向に係止されたままであることに注意されたい、軸方
向の係止片47は、その掛は鉤50が第1溝51と相互
作用する第1の位置にあることによってボールケージ4
1の軸方向の移動を許容している。
第11c図は次の状態を示しており、この状態では弾性
保持突片42aの作用で、ボール43が保持溝35内に
入り込んでいる。そして、カラー47とストッパ片53
が衝突する結果として、作業員は硬い手応えの点を怒じ
取る。つまり作業員は、クラッチ軸受装置の組立が完成
されたことを認識する0次いで作業員がスラスト軸受3
2に引張力を加え、それをプレストレスの状態に置くこ
とによって、組体全体が第1id図に示した構成となり
、これは第10図のものと等しい。スラスト軸受32は
に加わる上記の引張り移動は、ボール43を保持溝35
内に保持したまま、ボールケージをシフトさせる。スラ
スト軸受32と一緒に移動する途中で、ボール43はク
サビ止め小室37と相互作用する。ボールケージ41は
軸方向に移動して、リム44が溝45から離れる。
第12a =12d図は、クラッチ軸受装置を“ブライ
ンドタッチ”で取り外し可能とする作業を示している。
まずオペレータが、制御部材11を操作することによっ
てスラスト軸受32に軸方向の押圧力を加え、ストッパ
片53とカラー47間の接触に対応する硬い手応え点に
達するまで、スラスト軸受32をダイアフラム13に接
近させる0作業員が上記の硬い手応え点を越えて作用を
続けると、カラー47の軸方向エツジ49の突片が弾性
変形し、その掛は鉤50が溝51から離れて第2溝52
にスナップ嵌めされる。第1溝51から第2溝52への
移行過程が、第12a図に示しである。また同図から1
.スラスト軸受32に加わる押圧力が保持溝35を介し
てボール43とボールケージ41を駆動し、当接リム4
4が溝45内へ徐々に進入しつつあることが明らかであ
ろう。
押圧作用の最終状態が第12b図に示してあり、この状
態では掛は鉤50が第2溝52内に進入する一方、リム
44が溝45内へ完全に挿入されている。
ただし、ボール43はまだ保持溝35内に保持されてお
り、従って解放小室38と対向して位置する。
それ以上押圧移動を続けるのが不可能なことを感じ取っ
た作業員は、第12c図に示すように、押圧力を越える
引張力をスラスト軸受32に加える。これによって、ボ
ール43はスリーブ34の外周上を転動しながら解放小
室38内へと半径方向外側に移動する一方、突片42a
内に弾性的に保持されたままである。ボールケージ41
はカップ状カラー47によって、係合片36に対し軸方
向に係止され続ける。
第12d図は最終状況を示しており、ここではスラスト
軸受32が完全に取り外されている。ボールケージ41
はダイアフラム13に固着された係合片36の孔内に着
座したままである。
第13図に示した実施例は第10図に示した実施例と比
べ、係合片36の弾性係止部材の構造においてのみ異な
る。第13図において、同一の部品はこれまでの図面中
と同じ参照番号で示す、この実施例では、弾性保持部材
57が弾性波状部を備えた弯曲ワッシャから成り、係合
片36を把持するためにダイアフラム13のフィンガー
間を通過する取りつけ突片58を有する。ワッシャ57
はスナップ嵌め突片59も有し、これが第10図の実施
例におけるカップ状カラー47の場合と同じく、第1溝
51または第2溝52と相互作用可能である。
ワッシャ57は複数の突片から成る部材60として延出
しており、各部材は半径方向部分61と軸方向部分62
を備え、その半径方向部分61によって、第10図に示
したカラー47と同じボールケージを軸方向に係止する
機能を果たす。
(発明の効果) 以上明らかなように、本発明によるクラッチ軸受装置は
、スラスト軸受の取りつけと取り外しを簡単に1ブライ
ンドタツチ”で行なうことを可能とする。また、本発明
の装置はボールによるスナップ嵌め機構であるため、非
常に高い動作上の安全性を有する。かかる装置は、極め
てわずかな軸方向のスナップ嵌め力を必要とするだけで
ある。取りつけ中硬い手応え点が現れることで、係合作
業の停止が正確に指示される。
さらに、ボールによるスナップ嵌め装置の構造であるた
め、着脱作業中に引っ掛かって動かなくなる虞れが除去
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるクラッチ装置の第1の実施例の断
面図、第2図は第1図に示した装置のボールケージの部
分側面図、第3図及び第4図は第2図のm−m、 ■−
rv線に沿った部分断面図、第5図はボールケージ中の
1つのボールと各小室の形状を概略的に示す拡大部分断
面図、第6図は第5図のVI−VI線に沿った断面図、
第7図は第5図の矢印F方向から見た平面図で各小室の
形状も示す、第8a〜8d図は第1図に示したクラッチ
軸受装置の設置時における取付作業を概略的に示す部分
断面図、第9a〜9d図は第1図に示したクラッチ軸受
装置の取り外し時におけるそれぞれ異なった状態を示す
概略断面図、第10図は本発明によるクラッチ軸受装置
の第2実施例の断面図、第11a〜lid図は第10図
に示したようなりラッチ軸受装置の取付時における異な
った状態を概略的に示す、第12a〜12d図は同クラ
ッチ軸受装置の取り外し時における異なった状態を同じ
ように示す、及び第13図は本発明によるクラッチ軸受
装置の第3図実施例の断面図である。 1.36・・・・・・・・・係合片 2.32・・・・・・・・・スラスト軸受3.41・・
・・・・・・・ボールケージ6.33・・・・・・・・
・内軌道輪 10・・・・・・・・・案内管 13・・・・・・・・・ダイアフラム 14、56.57・・・・・・・・・弾性手段(14,
57・・・・・・・・・弯曲ワッシャー)22、42・
・・・・・・・・ボール収容部23、43・・・・・・
・・・ボール 24、35・・・・・・・・・保持溝 25、37・・・・・・・・・クサビ止め領域(小室)
26、30.38−・・・・・・・・解放領域(26・
・・・・・解放溝、30.38・・・・・・小室)26
、42a・・・・・・・・・弾性保持突片29、44・
・・・・・・・・・・・軸方向当接リム34・・・・・
・・・・・・・・・・・・・内軌道輪の一部材47・・
・・・・・・・・・・・・・・・・軸方向係止片60・
・・・・・・・・・・・・・・・・・突片特許出願人 
  ニスケイエフ カンパニーダブリカシオン メカニ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弾性手段によってクラッチのダイアフラムと永久
    接触する状態に保たれる係合片、制御部材の作用に基づ
    き案内管上を軸方向摺動可能なスラスト軸受、及び係合
    片またはスラスト軸受の一部材のいずれかに形成された
    保持溝と相互作用し、スラスト軸受と係合片をスナップ
    嵌めによって相互に結合可能とすると同時に、そらせ移
    動によって取り外しを可能とする軸方向の結合手段とか
    ら成る引張型クラッチ軸受装置において、 上記結合手段がボールケージ、及び係合片 とスラスト軸受の間に装着され、結合位置においてクサ
    ビ止め領域と上記保持溝と相互作用可能で軸方向の係止
    を保証すると共に、取り外し時には解放領域と相互作用
    可能な複数のボールから成り、上記クサビ止め領域と解
    放領域がスラスト軸受の上記部材かまたは係合片に形成
    されたことを特徴とするクラッチ軸受装置。
  2. (2)ボールケージがそれぞれのボール用の複数の収容
    部を有し、各収容部がボールの直径より大きい軸方向寸
    法を有することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載のクラッチ軸受装置。
  3. (3)ボールケージの各収容部が対応するボール用の2
    つの弾性保持突片を有し、ボールの原直径が全体として
    結合位置に対応するように、上記の弾性保持突片が各ボ
    ールを位置決めすることを特徴とする特許請求の範囲第
    (2)項記載のクラッチ軸受装置。
  4. (4)取り外し時にボールケージの軸方向移動を阻止す
    る手段を有し、ボールが前記解放領域と相互作用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(3
    )項のいずれか1つに記載のクラッチ軸受装置。
  5. (5)ボールケージが組立時に自ら前心合せ可能とする
    面取り外周領域を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項ないし第(4)項のいずれか1つに記載の
    クラッチ軸受装置。
  6. (6)各クサビ止めの領域が、チップを除去しない機械
    加工によって得られかつ半径方向平面内においてボール
    ケージのボールより大きい曲率半径を有する第一のクサ
    ビ止め小室から成り、各解放領域が、チップを除去しな
    い機械加工によって得られ、上記第一のクサビ止め小室
    に解放しており、さらに第一のクサビ止め小室より大き
    い空所を有する第二の解放小室から成ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項ないし第(5)項のいずれ
    か1つに記載のクラッチ軸受装置。
  7. (7)スナップ嵌め後ボールが有効な結合を与えること
    を保証しながら、組立時におけるスラスト軸受と係合片
    の相対的な軸方向移動を制限する軸方向のストッパ手段
    を備えた特許請求の範囲第(1)項ないし第(6)項の
    いずれか1つに記載のクラッチ軸受装置。
  8. (8)クサビ止め及び解放領域25、30がスラスト軸
    受2の内軌道輪6の一部の内周に形成され、保持溝24
    が係合片1の外周に形成されたことを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項ないし第(7)項のいずれか1つに
    記載のクラッチ軸受装置。
  9. (9)係合片1の外周が取り外し時にボール23をそら
    せ移動させるための解放溝26も有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第(8)項記載のクラッチ軸受装置。
  10. (10)ボールケージ3が、取り外し時に、ボールケー
    ジ3の軸方向移動を阻止する機能を果たし、係合片の保
    持溝24と相互作用可能な1つ以上の外周ビード28を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第(8)項また
    は第(9)項記載のクラッチ軸受装置。
  11. (11)ボールケージ3がスラスト軸受2の内軌道輪6
    の端部と相互作用する軸方向当接リム29を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第(8)項ないし第(10
    )項のいずれか1つに記載のクラッチ軸受装置。
  12. (12)係合片の弾性保持手段が、組立時にスラスト軸
    受2の軸方向移動を制限する軸方向ストッパの機能も果
    たす弯曲ワッシャー14から成り、該弯曲ワッシャー1
    4が軸方向に圧縮可能で、ボール23が係合片1の解放
    溝26内へ移動することによって取り外しを可能とする
    こと特徴とする特許請求の範囲第(8)項ないし第(1
    1)項のいずれか1つに記載のクラッチ軸受装置。
  13. (13)クサビ止め及び解放領域37、38が係合片3
    6の内周に形成され、保持器35がスラスト軸受32の
    内軌道輪33の一部34の外周に形成されたことを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)ないし第(7)項のいず
    れか1つに記載のクラッチ軸受装置。
  14. (14)ボールケージ41が係合片の端部と相互作用す
    る軸方向当接リム44を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第(13)項記載のクラッチ軸受装置。
  15. (15)ボールケージ41用の軸方向係止片47を有し
    、該係止片が係合片36の端部に係止され、2つの軸方
    向位置、つまりボールケージ41が結合状態まで移動可
    能となる第一の位置とボールケージ41のボール43が
    それぞれの解放領域38と相互作用する第二の位置を取
    り得ることを特徴とする特許請求の範囲第(13)項ま
    たは第(14)項記載のクラッチ軸受装置。
  16. (16)ボールケージ41の軸方向係止片47が弾性的
    にスナップ嵌めされることによって係合片36に係止さ
    れ、軸方向の押圧力を加えると上記第一位置から第二位
    置へ移行可能なことを特徴とする特許請求の範囲第(1
    5)項記載のクラッチ軸受装置。
  17. (17)係合片36の弾性保持手段57が、ボールケー
    ジ41の前記軸方向係止片を形成する複数の突片60を
    備えた弯曲ワッシャー57からなることを特徴とする特
    許請求の範囲第(15)項または(16)項記載のクラ
    ッチ軸受装置。
  18. (18)孔中にクサビ止めの領域と解放領域を有する内
    軌道輪を備えたスラスト軸受及び該スラスト軸受の内軌
    道輪の孔内に収容されたボールケージから成ることを特
    徴とした特許請求の範囲第(8)項ないし第(12)項
    記載のいずれか1つに記載のクラッチ軸受装置を作成可
    能とする組体。
  19. (19)孔中にクサビ止めの領域と解放領域を有する係
    合片、及び該係合片の孔内に収容されたボールケージか
    ら成ることを特徴とした特許請求の範囲第(13)項な
    いし第(17)項のいずれか1つに記載のクラッチ軸受
    装置を作製可能とする組体。
  20. (20)係合片とスラスト軸受が相互に接近する方向に
    相対的に軸方向シフトし、これら両部材の一方がボール
    ケージを支持しており、ボールケージのボールが保持溝
    内に入り込んだ後、弾性軸方向ストッパ手段との接触に
    対応する硬い手応え点が感知されるまで軸方向の移動を
    継続し、硬い手応え点に達したらスラスト軸受に軸方向
    の引張力を加え、ボールをそれぞれのクサビ止め領域の
    結合位置へ至らしめることを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項ないし第(17)項のいずれか1つに記載の
    クラッチ軸受装置を取り付ける方法。
  21. (21)弾性軸方向ストッパ手段が弾性シフトされるま
    でスラスト軸受に軸方向の押圧力を加えて、ボールケー
    ジのボールがそれぞれの解放領域内へ移動するのを可能
    とし、その後軸方向の引張力をスラスト軸受に加え、ス
    ラスト軸受の内軌道輪をボールケージから解放すること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第17項
    のいずれか1つに記載のクラッチ軸受装置を取り外す方
    法。
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FR8501138 1985-01-28

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