JPS61175135A

JPS61175135A - 自動車の灯火装置

Info

Publication number: JPS61175135A
Application number: JP60017768A
Authority: JP
Inventors: Yukio Kawakami; 川上　祐紀雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-01-30
Filing date: 1985-01-30
Publication date: 1986-08-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、自動車の灯火装置に関するものである。

〔従来の技術〕

前部バンパに向けて下り勾配をもって傾斜させたボンネ
ットの前部両側に開口を設け、その開口を閉鎖するカバ
ーの後部を回動可能に支持し、上記カバーをその下方に
配置した昇降可能な前照灯の支持部材で支持し、上記前
照灯の上昇動によってカバーを同時に上方向に回動して
ボンネットの上面から前照灯を突出させるようにした灯
火装置は従来から存在する。

上記のような灯火装置においては、前照灯の下降状態に
おいて、ボンネットの開口がカバーで閉鎖され、その閉
鎖状態のカバーはボンネットの上面に延長するため、走
行時における空気抵抗が小さく、空力的に有利であり、
しかも優れたデザインを得ることができるという利点を
有する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記のような灯火装置においては、前照
灯の点灯時において、その前照灯の全体をボンネット上
に突出させる必要があるため、前照灯の昇降量が大きく
、パッシングのタイミングが遅れるなどの不都合がある
。

そこで、この発明は上記の不都合を解消し、前照灯の昇
降量を小さくすることを技術的課題としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、この発明は、ボンネット
の両側前部に開口を設け、その開口を覆うカバーを前後
に分割し、前部カバーの前部および後部カバーの後部を
それぞれ回動可能に支持し、上記後部カバーをその下方
に配置した昇降可能な前照灯の支持部材で支持し、前記
前部カバーを下方向に回動させる回動装置を設けた構成
としたものである。

〔作　用〕

上記の構成から成る灯火装置において、前方照射する場
合には、前照灯を上昇して後部カバーを上方向に回動し
、逆に前部カバーを下方向に回動して前照灯の前部を開
放するものであり、上記前部カバーを下降させることに
よって、前照灯の上昇量を小さくすることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、自動車のボンネット１は、前部バンパ２
に向けて下り勾配をもって傾斜しており、その前部両側
に開口３が形成され、その開口３がカバー４で覆われて
いる。

上記カバー４は、前部カバー４ａと後部カバー４ｂとに
分割され、その前部カバー４ａの前部は、バンパ２の上
部に設けた支持片５にピン６で回動可能に支持され、一
方、後部カバー４ｂの後部は、その下方に配置した支持
部材７の上部にピン８を介して回動可能に支持されてい
る。

上記支持部材７の上下部には、平行に配置した上部アー
ム９および下部アーム１０の一端部がそれぞれ連結され
、その平行なアーム９，１０の他端部を連結する垂直な
灯具支持アーム１１に前照灯１２が支持されている。ま
た、上記灯具支持アーム１１と上部アーム９の連結部に
前記後部カバー４ｂの前部が連結されている。

前記上部アーム９の一端部はリンク連結片１３が設けら
れ、そのリンク連結片１３の端部にリンク１４が連結さ
れ、そのリンク１４の端部がモータ１５の回転軸に取付
けたクランクアーム１６の端部に連結されている。この
ため、モータ１５を駆動すると、常に照射方向を前方と
して前照灯１２が上下動し、同時に後部カバー４ｂがピ
ン８を中心に回動する。

また、下部アーム１ｏと灯具支持アーム１１の連結ピン
１７は、連動リンク１８の一端部に設けた長孔１９に嵌
り、その連動リンク１８は固定ピン２０によって中央部
が支持されている。また、連動リンク１８の曲端部に設
けたピン２１はリンク２２の一端部に形成した長孔２３
に嵌り、そのリンク２２の他端部が前記前部カバー４ａ
の後部に連結されている。

実施例で示す灯火装置に上記の構造から成り、前照灯１
２を用いない走行においては、ボンネット１の開口３を
カバー４で閉鎖し、上記前照灯１２（こよって前方照射
する場合には、前部カバー４ａを下げ、後部カバー４ｂ
を上げて前照灯１２の前部を開放する。

いま、モータ１５を駆動すると、上部アーム９が、支持
部材７に対する連結部を中心にして上方向に回動するた
め、灯具支持アーム１１は垂直の状態を保って上昇し、
同時に下部アーム１ｏが支持部材７に対する連結部を中
心に上方向に回動する。また、灯具支持アーム１１の上
昇によって、連動リンク１８は固定ピン２０を中心に回
動するため、その連動リンク１日の他端部に連結された
リンク２２が引き下げられ、前部カバー４ａがピン６を
中心に下方向に回動し、第３図に示すように、前照灯１
２の前部を開放状態とすることができる。

なお、実施例の場合に、後部カバー４ｂと前部カバー４
ａとを連動し、後部カバー４　ｂ’を上方向に回動させ
たとき、前部カバー４ａが下方向に回動するようにした
が、前部カバー４ａを別の駆動装置によって単独に回動
させるようにしてもよい。

〔効　果〕

以上のように、この発明においては、前照灯の点灯時に
おいて、その前照灯と共に後部カバーを上昇し、逆に前
部カバーを下げるようにしたので、前照灯の昇降量を前
述従来のものに比較して小さくすることができ、パッシ
ングのタイミングを早めることができる。

また、前照灯をボンネットの下方に引き込めた状態にお
いて、そのボンネットの開口部は、前部カバーと後部カ
バーとで閉鎖されるため、走行時における空気抵抗が小
さく、空力的に有利であり、デザイン的に優れた自動車
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る装置を組み込んだ自動車の正
面図、第２図は第１図の■−■線に沿った断面図、第３
図は第２図の作動状態を示す断面図である。１・・・ボンネット、２・・・バンパ、３・・・開口、
４・・・カバー、４ａ・・・前部カバー、４ｂ・・・後
部カバー、１１・・・灯具支持アーム、１２・・・前照
灯。

Claims

【特許請求の範囲】

前部バンパに向けて下り勾配をもって傾斜するボンネツ
トの両側前部に開口を形成し、その開口を覆うカバーを
前後に二分割し、その前部カバーの前部および後部カバ
ーの後部をそれぞれ回動可能に支持し、上記後部カバー
をその下方に配置した昇降可能な前照灯の支持体に連結
し、前記前部カバーを下方向に回動させる回動装置を設
けた自動車の灯火装置。