JPS61174042A - 複写機の給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、給紙部に多段に配設された複数の用紙カセ
ット装着部に装着された用紙カセットのいずれかから用
紙を給紙する複写機の給紙機構に関する。

〈従来技術とその欠点〉 一般に複写機では用紙の給紙作業の簡略化を目的として
、単一サイズの用紙を複数枚収納し、複写機の給紙部の
用紙カセット装着部に着脱自在にされた用紙カセットが
用いられる。上記用紙カセットを複写可能な各用紙サイ
ズ毎に準備し、複写用紙サイズ変更時には給紙部に装着
した用紙カセットを変更するようにしている。近来、複
写機の汎用性の向上から複写可能な用紙サイズは増加し
ており、特に大型機ではこの傾向が著しく多数の用紙カ
セットを準備する必要があり、給紙部に装着する用紙カ
セットを変更する際の作業性が低下する。このため従来
は、給紙部に複数の用紙カセット装着部を多段に配設し
た給紙機構を有する複写機が商品化されている。上記給
紙機構は、複数の用紙カセット装着部のそれぞれに用紙
カセント検知手段を有し、装着された用紙カセットのサ
イズを操作部に表示するとともに装着された用紙カセッ
トのうちのいずれかを選択する手段を備え、この手段に
より選択された用紙カセットから用紙を給紙するように
していた。上記用紙力セント選択手段は、操作部に配設
された選択キーの操作により用紙カセット装着部の上段
から下段に順次選択位置を変更するようにしたものであ
る。

しかしながら上記従来の複写機の給紙機構では、複数の
用紙カセット装着部のうちの単一または複数の段に用紙
カセットが装着されていない場合または装着された用紙
カセットに用紙が収納されていない場合にも前記選択キ
ーの操作による用紙カセット選択動作は通常と同様に行
われてしまう。たとえば３段に配設された用紙カセット
装着部の２段目に用紙力セントが装着されていない場合
に、１度目の選択キーの操作により給紙不可能な２段目
の用紙カセット装着部が選択され、選択キーの２回目の
操作により３段目の用紙カセット装着部が選択される。

上記のように用紙カセット選択時に給紙不可能な段の用
紙カセット装着部が選択されるため不必要な選択キーの
操作が必要で用紙カセット選択動作が煩雑になり、無駄
な選択操作による時間のロスから複写機の稼働効率が著
しく低下する欠点があった。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、複数の用紙力
セント装着部のうちで用紙カセットが装着されていない
段または装着された用紙カセットに用紙が収納されてい
ない段がある場合に、用紙カセット選択時に上記給紙不
可能な段の選択を不能にし、給紙可能な段の用紙カセッ
ト装着部に装着された用紙カセットのみを選択可能にす
ることにより用紙カセット選択作業を簡略化し、以て稼
働効率を向上し得る複写機の給紙機構を提供することで
ある。

〈発明の構成および効果〉 この発明は、それぞれに用紙カセット検知手段を有する
複数の用紙カセット装着部を給紙部に多段に設けるとと
もに、該用紙カセット装着部に装着された用紙カセ、フ
トのうちのいずれかを選択する用紙力セント選択手段を
備えてなる複写機の給紙機構において、用紙カセット検
知手段が用紙カセットを検出しなかった際または、装着
された用紙カセットに用紙が収納されていないことを検
出した際に、その位置の次段の用紙カセット装着部に装
着された用紙力セントを選択する選択位置変更手段を前
記用紙カセット選択手段に備えたことを特徴とする。

上述のように構成することによりこの発明によれば、複
数の用紙カセット装着部のうちで用紙カセットが装着さ
れていない段または装着された用紙カセットに用紙が収
納されていない段がある場合に、用紙カセット選択動作
時に上記給紙不可能な段は選択されず、次段の用紙カセ
ット装着部に装着された用紙カセットが選択されるため
、選択キーの操作の無駄を解消することができ、用紙カ
セット選択動作を短時間化することにより複写機の稼働
効率を向上することができる。

〈実施例〉 第２図は、この発明の実施例である複写機の給紙機構が
用いられる複写機の概略構造を示す正面断面図である。

複写機本体１の略中央部には、感光体ドラム２およびそ
の外周部に配設された帯電チャージャ３、現像装置４．
転写・剥離チャージャ５．クリーナ６、除電ランプ７に
より複写プロセス部が構成されている。上記複写プロセ
ス部の右側には３段に配設された用紙カセット装着部６
〜８および給紙ローラ９〜１１により給紙部が構成され
ている。上記用紙カセット装着部６〜８のそれぞれには
用紙カセット検知手段１６〜１８が配設されている。上
記用紙カセット検知手段１６〜１８は用紙カセット装着
部６〜８に装着された用紙カセットのサイズ表示部材と
係合し、その用紙カセットが収納した用紙のサイズを検
出するとともに、その用紙カセット内の収納用紙の有無
を検出するものである。複写動作時には、上記用紙カセ
ット装着部６〜８に装着された用紙カセットのいずれか
から給紙ローラ９〜１１の回動により用紙がＰＴ口−ラ
１９まで導かれ、感光体ドラム２の回動に同期Ｌ　タＰ
　Ｔローラ１９の動作により前記複写プロセス部に搬送
される。複写プロセス部を通過し、現像剤画像を転写し
た用紙は用紙搬送路１２を経て定着ローラ１３に搬送さ
れ、前記現像剤画像が定着された後排紙ローラ１４によ
りトレー１５に排紙される。

第３図は、上記実施例が用いられる複写機の操作部の平
面図である。

操作部２１の略中央部に構成された表示部２２には用紙
カセット表示部２４〜２６が配設されており、それぞれ
前記用紙カセット装着部６〜８に対応する。即ち、用紙
カセット検知センサ１６〜１８が検出した用紙サイズが
上記用紙カセット表示部２４〜２６に表示される。上記
用紙カセット表示部２４〜２６の下方には用紙カセット
選択キー２３が配設されている。この用紙カセット選択
キー２３の操作により選択された段の用紙カセット表示
部の外周部が点灯し、選択された用紙カセット装着部お
よび用紙サイズを表示する。上記用紙カセット選択キー
２３を操作する毎に外周部が点灯する用紙カセット表示
部２４〜２６のうち外周部に点灯する位置が下方に移動
し、最下段の用紙力セント表示部２６が点灯した後さら
に用紙カセット選択キー２３が操作された際には再び最
上段の用紙カセット表示部２４が点灯する。

第１図は、上記実施例の複写機の給紙機構の動作を示す
フローチャートである。

複写作業時において原稿の載置が終了した後ステップｎ
ｌ（以下ステップｎｉを単にｎｉという。）において用
紙カセット選択キー２３が操作されたか否かを判別する
。操作されなかった場合にはｎ２で複写動作待機状態に
し、ｎ３に進む。ｎ３においてプリントスイッチがオン
されたか否かを判別し、プリントスイッチがオンされた
場合にはｎ４に進み、複写プロセスを行う。ｎ３におい
てプリントスイッチが操作されなかった場合にはｎｌに
戻る。上記ｎ１−ｎ２→ｎ３の動作によりオペレータに
よる用紙カセットの選択を待機するとともに、プリント
スイッチが操作された場合には現在設定されているデー
タをもとに複写プロセスが行われる。

ｎｌにおいて用紙カセット選択キー２３が操作された場
合にはｎ５に進み、現在何段目の用紙カセット装着部が
選択されているかを検出する。ＣＰＵに接続されたＲＡ
Ｍはバッテリによりバックアンプされており、このＲＡ
Ｍには現在選択されている用紙カセット装着部の位置を
指定するカセット位置ポインタが割り当てられている。

上記ｎ５ではこのカセット位置ポインタが何れの位置を
指定しているかを検出する。次いでｎ６において次段の
用紙カセット装着部に用紙カセットが装着されているか
否かまたは装着されたカセット内に用紙が収納されてい
るか否かを判別するとともに、前記カセット位置ポイン
タを次段に移動する。

ｎ６において次段の用紙カセット装着部に用紙力セント
が装着されていない場合または装着された用紙カセット
に用紙が収納されていない場合には更に次段の用紙カセ
ット装着部に用紙カセットおよび用紙があるか否かを判
別し、カセット位置ポインタを次段に移動する。

上記ｎ６の動作を繰り返すことにより、用紙カセットが
装着されていない段または装着された用紙カセットに用
紙が収納されていない段を選択せず、給紙可能な段のみ
を選択可能にすることができる。このｎ６が本発明の選
択位置変更手段に対応する。なお、カセット位置ポイン
タは前回の選択動作時の最終位置に停止しており、上段
から下方に移動して最下段に達した後最上段に復帰する
。ｎ６において次段の用紙カセット装着部に用紙を収納
した用紙カセットが装着されている場合にはｎｌに進み
、表示部２２の用紙カセット表示部２４〜２６のうち力
セント位置ポインタが指定する段の用紙カセット装着部
の外周部を点灯する。

この後ｎ１に戻り、用紙カセットの選択または複写動作
の開始を待機する。

例えば、第３図に示すように中段の用紙カセット装着部
７に用紙カセットが装着されておらず、現在最上段の用
紙カセット装着部６が選択され用紙カセット表示部２４
の外周部が点灯している場合に用紙カセット選択キー２
３が操作されると、ｎ５で現在のカセット位置ポインタ
の指定位置を検出した後、ｎ６で中段の用紙カセット装
着部７に用紙カセットが装着されているか否かを判別す
る。中段の用紙カセット装着部７には用紙カセットが装
着されていないため上記ｎ６の動作を繰り返し、最下段
の用紙カセット装着部８に用紙カセットが装着されてい
るか否かを判別する。最下段の用紙カセット装着部８に
は用紙カセットが装着されているためｎ７に進んで最下
段の用紙カセット表示部２６の外周部を点灯する。さら
に用紙カセット選択キー２３が操作された場合には最上
段の用紙カセット装着部６に用紙カセットが装着されて
いるか否かを判別する。

上記のようにこの発明によれば複数配設された用紙カセ
ット装着部のうちに給紙不可能な段がある場合にこの段
を除外して用紙カセット選択動作を行うため上記動作時
の作業性が向上し、特に多数の用紙カセット装着部を有
する場合に複数段において用紙の給紙が不、可能である
際には上記作業を極めて短時間化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である複写機の給紙機構の動
作を示すフローチャート、第２図は上記複写機の給紙機
構が用いられる複写機の概略構造を示す正面断面図、第
３図は上記複写機の給紙機構が用いられる複写機の操作
部の一部を示す平面図である。 ６〜８−用紙カセット装着部、 １６〜１８−用紙力セント検知センサ、２３−用紙カセ
ット選択キー、 ２４〜２６−用紙カセット表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）それぞれに用紙カセット検知手段を有する複数の
   用紙カセット装着部を給紙部に多段に設けるとともに、
   該用紙カセット装着部に装着された用紙カセットのうち
   の何れかを選択する用紙カセット選択手段を備えてなる
   複写機の給紙機構において、 前記用紙カセット検知手段が用紙カセットを検出しなか
   った際または、装着された用紙カセットに用紙が収納さ
   れていないことを検出した際に、その位置の次段の用紙
   カセット装着部に装着された用紙カセットを選択する選
   択位置変更手段を前記用紙カセット選択手段に備えたこ
   とを特徴とする複写機の給紙機構。