JPS6117398B2

JPS6117398B2 -

Info

Publication number: JPS6117398B2
Application number: JP7694978A
Authority: JP
Inventors: Juichi Takashima
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1978-06-27
Filing date: 1978-06-27
Publication date: 1986-05-07
Also published as: JPS554140A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、テレビジヨン信号の垂直帰線期間を
文字、図形等の静止画像等の伝送に利用する所謂
静止画像受信回路に係り、特に前記静止画像信号
の番組選択機能を通常のテレビジヨン信号の番組
を選択する選局回路を兼用し得る静止画像番組選
択回路に関する。

静止画像放送とな、テレビジヨン放送信号の垂
直帰線期間に、静止画像信号等を挿入し、本来の
放送番組の他に別内容の番組（情報）を伝送する
方式であり、本来の番組放送の為のテレビ信号に
おける時間的、周波数的間隙を有用に利用したも
のである。つまり、静止画像放送は、静止画像の
本質に着目して送信側から本来の番組放送信号に
静止画信号を挿入して送信し、受信側でこの静止
画像信号をビデオメモリに蓄積すると共にこのビ
デオメモリを再生装置として静止画像信号を連続
した映像信号に変換して受像画面上に表示する通
信形態で、前記静止画像放送の為の信号は例えば
垂直帰線期間の20H目に第１図に示す様な形態で
挿入される。

即ち、垂直帰線期間の20H目のカラーバースト
信号の後に、文字信号（静止画像信号）の再生開
始時刻を規定し、その位相を合わせるSTX
（Start of Text）信号と番組の種類を表わす番組
コード信号及び文字を画面上のどの位置に表示す
るかを規定するラインコード信号等からなる制御
信号が位置し、更にこの制御信号の後方に伝送す
べき情報である文字信号が位置する。前記制御信
号中の番組コード信号は、多重伝送される複数の
番組に対し各々に２進符号のコードを対応させ現
在伝送されている信号がどの番組かを判別する機
能を有する。従つて、静止画像放送の番組を受信
者が選択するには、希望番組に対する番組コード
を指定する必要があり、この番組コードと一致す
るコードを静止画像放送信号より判別して所定の
静止画情報のみを記憶して静止画放送の所定番組
情報を選択する。

従来、前述の様に受信者が希望する静止画放送
番組に対応する番組コードを選択する為の番組選
択回路を必要としており、このため、静止画像放
送の番組選択に供する多数のスイツチ回路を必要
とし、これに伴ない故障率が増大する結果とな
り、かつスイツチ回路が多数設けられることによ
り受信機の外観が損われる等に問題点を有する。

本発明はこの様な点に鑑み、上述の不都合を解
消し、通常のテレビジヨン放送の番組選択機能と
静止画像放送に関する番組選局機能を兼ね備えた
静止画像番組選局回路を提供するものである。

以下、図面を参照して本発明の代表的実施例に
ついて説明する。

第２図は本発明に係る静止画像番組選択回路の
一実施例であり、第２図中、１は通常のテレビジ
ヨン放送番組の番組選局機能と静止画像放送番組
の選択機能とを兼ね備えるスイツチ回路で、この
スイツチ回路１の出力はラツチ群２の入力端子群
に各々接続しており、前記ラツチ群２の出力端子
群はエンコーダ３の入力端子群に接続してある。
又、前記エンコーダ３の出力端子群は静止画像放
送の番組を判別するに供する２進符号を静止画像
受信回路４に供給すべく接続してある。前記エン
コーダ３の出力端群は更に選局レジスタ５の入力
端群に接続されており、選局レジスタ５の出力端
子群はデコーダ６の入力端子群に接続してありそ
の出力はチユーナ回路（図示せず）に至る。又、
前記ラツチ群２の出力端子群この出力端子群は排
他論理回路７の入力端子群にも接続してある。前
記排他論理回路７は前記ラツチ群２のラツチ内容
を変えることを指令する信号を発生する。この
信号は単安定マルチバイブレータ８にも供給さ
れており、この単安定マルチバイブレータ８の出
力端は、出力を前記選局レジスタ５のリセツト端
子に接続したアンド回路９の一方入力端子に接続
してある。１０はその端子Ａ，Ｂの電位を高低に
切換え、通常のテレビジヨン放送を再生するか静
止画像放送を再生するかの選択に供する切換スイ
ツチで、前記端子Ａは前記アンド回路９の他方端
に接続してあり、また端子Ｂは前記静止画像受信
回４の例えば電源スイツチに接続されており、ス
イツチをＢ側に倒した際は前記静止画像受信回路
の機能は停止する様構成されている。

上記の様な回路構成である本発明に係る静止画
像番組選局回路のその回路動作につき説明する
に、先づ、切換スイツチ１０を端子Ｂ側に切換え
通常のテレビジヨン放送を受信する場合について
考える。前記切換スイツチ１０を端子Ｂ側に切換
えると端子Ｂの電位は基準電位となり、静止画像
受信回路４の電源スイツチ（図示せず）が遮断さ
れ静止画像受信回路４は休止状態にあり、このと
き前記端子Ａの電位は高レベルにある。

いま、受信者が最初にスイツチ回路１の選局ス
イツチ１を押釦して或る番組局を選局すると、こ
れに対応するラツチ群２の出力端子は第８図１で
示す様に次の局が選局されるまで「１」の状態に
あり、このラツチ群２の出力に呼応してエンコー
ダ３の出力には選局スイツチ１に対応する２進符
号が得られる。この２進符号は選局レジスタ５に
書き込まれて、前記選局スイツチ１以外が押釦さ
れ他の局が選局されて前記選局レジスタ５にリセ
ツトパルスが供給されるまで保持される。このレ
ジスタ５に保持された２進符号の選局信号はデコ
ーダ６により10進符号に変換された後、チユーナ
回路（図示せず）へ至り所定の局が選局される。

その後、時刻t₀で受信者が他のテレビジヨン放
送番組の受信を希望し、スイツチ回路１の選局ス
イツチを時間Ｔの間（第３図２）押釦すると、
前記切換スイツチに対応するラツチ群２の出力
が高レベル「１」に保持される（第３図３）。従
つて排他論理回路７の入力群には時刻t₀からt₁の
間に「１」の状態の２入力が到来し、時刻t₁にお
いて第３図４に示すパルスが排他論理回路７に発
生する。このパルスにより入力ラツチ群２の切換
スイツチに対応するラツチ群２の入力信号のみ
がラツチされる。

このことを詳述するに、スイツチ回路１の切換
スイツチを押釦すると、押釦した当該切換スイツ
チに対応する出力は低レベル「０」になり、かつ
対応するラツチ群２の出力は高レベル「１」にラ
ツチされる。従つて、受信者が以前選局していた
局から他の局を選局すると時刻t₀〜t₁の間ラツチ
群２の出力は、選局スイツチ，に対応するも
のが共に「１」になり、排他論理回路７の入力は
２つの入力が同時に高レベル状態になり、前記排
他論理回路７の出力には低レベルのパルス（第３
図４）を発生する。また、前記排他論理回路７の
出力（第３図４）は前記ラツチ群２の各々のリセ
ツト端子に共通に接続されているので、ラツチ群
２の各出力は受信者が時間Ｔの間押釦している新
たな受信希望局の選局スイツチに対応するラツ
チ群２の出力「１」以外は低レベル「０」となる
（第３図１）。この為受信者が新たに押釦した局に
対するラツチ群２の出力のみが高レベル「１」の
状態に保持されることになる。

前記排他論理回路７の出力は更に単安定マルチ
８に供給されており、この単安定マルチ８は第８
図５に示すパルス「１」を発生する。このパルス
「１」は１方端が高レベル「１」の状態にあるア
ンド回路９の他方入力端に供給されるのでアンド
回路９はゲートを開いた状態にある。このことよ
り前記単安定マルチ８の出力パルス「１」（第３
図５）は、選局レジスタ５にリセツトパルスとし
て供給され、このパルス「１」により選局レジス
タ５には新たな選局データが書き込まれ、この時
のデコーダ６の出力により所望のテレビジヨン放
送の選局がなされる。

次に静止画像放送の番組を選択する場合の回路
動作につき説明する。

静止画像放送を受信する際には、切換スイツチ
１０を端子Ａ側切換える。この切換えにより静止
画受信回路４の電源が投入され静止画受信回路４
は動作状態にある。前述の様に切換スイツチ１０
を端子Ａ側に切換えると、端子Ａは低レベル
「０」となる。この為、前記単安定マルチ８に第
３図５のパルス「１」に相当する出力が発生して
も、アンド回路９は閉じられたままであり前記選
局レジスタの保持内容を書き換える為のパルスは
前記選局レジスタ５には供給されない。この結果
選局レジスタ５の内容を書き換えるに供する前記
単安定マルチ８の出力パルス「１」が発生しても
前記アンド回路９によつて阻止され切換スイツチ
を端子Ａに接続する以前の選局レジスタ５の内容
が切換スイツチを端子Ａに接続した間継続して保
持される。帰線期間に挿入された静止画像信号中
の番組コードと、切換スイツチを端子Ａ側に接続
する以前のエンコーダ３との出力信号とは一致す
ることになるので該当局の静止画像番組の再生が
静止画像受信回路４によつて行われる。

即ち、静止画像放送の番組（局）を選定するに
は、切換スイツチ１０をＢ端子に接続した状態で
希望する番組（局）をスイツチ回路１の所望の局
に対応する選局スイツチを押釦した後、前記切換
スイツチ１０をＡ端子に接続すればよい。

以上の様に本実施例によれば静止画像信号の番
組選択を通常のテレビジヨン放送を選択するスイ
ツチ回路１で兼用することができる。

上記の記載から明らかな様に本発明によれば、
静止画像信号の選択をするに従前の如く通常のテ
レビジヨン放送信号の選択の為の選局スイツチ回
路を別個に設ける必要がないのでその分故障率が
軽減され、且つ受像機の外観を損わない等の効果
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は静止画像信号を説明するに供する説明
図、第２図は本発明に係る静止画像番組選択回路
の一実施例を示すブロツク線図、第３図は第２図
に示した回路の動作を説明するに供する波形図で
ある。１，２，３，４……２入力一致検出回路、５…
…選局レジスタ、８，９，１０……選局レジスタ
記憶内容保持手段。

Claims

【特許請求の範囲】

１選局した局に対応する符号を保持する選局回
路と、この選局回路で所定の局を選局した後に他
の局を選局した際これを検知する２入力一致検出
回路と、この２入力一致検出回路出力に応じて記
憶内容を変え所定の局を指定する選局レジスタ
と、この選局レジスタの記憶内容を静止画像受信
時に、前記２入力一致検出回路出力の状態に拘ら
ず保持する手段とを具備し前記選局回路を通常の
テレビジヨン放送番組の選局と静止画像番組の選
局とに兼用したことを特徴とする静止画像番組選
択回路。