JPS61172764A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明はプリンタに係り、さらに詳しくはインクリボン
を介して記録紙にハンマを用いてインパクトし記録を行
なうインパクトタイプのプリンタに関するものである。

［従来技術］ この種のプリンタの最大の欠点は記録時に発生する騒音
である。

この騒音を低減するために、従来よりプリンタケースの
内面にウレタンフオーム等の吸音材を貼ったり、基板な
どの各部材に制振材を貼ったりする種々の方法が知られ
ている。

中でも最も効果的な方法は、プリンタケースの開口部を
なくすか、あるいはできるだけ狭くすることである。

第１図に以上のような構造の従来のプリンタを示す。

すなわち、符号ｌで示す記録ヘッドはプラテン２に巻か
れた記録紙９に対して記録を行なう。

記録紙９は紙カバー６の下面を導かれてプラテン２に達
し、紙押えローラ４により浮き上がりを防止されるとと
もにピンチローラ３の回転によって送られ、前記紙カバ
ー６の上側を通って装置外に排出される。

符号５で示すものは上面カバーで、ケース本体７に対し
て開閉自在である。

この上面カバー５の先端にはカッタ部５ａが一体的に形
成されており、記録紙９は記録が終了した後、所定量送
られ、カッタ部５ａにより切断される。

このような構造のプリンタにおいては、記録紙９の出入
口が後方を向くようにプリンタを配置し、また開口部を
極力狭くすれば、騒音はかなり減少させることができる
。

しかし、記録紙９の出口部分に上面カバー５と一体のカ
ッタ部５ａが配置されているため、記録位置とカッタ部
５ａとの間の距離が大きくなってしまう。

この結果、記録済の記録紙を切断しようとする場合記録
終了位置まで記録紙を引出さなければならず、このため
余分な空白部分を含んで記録紙が引出されてしまう。

このままの状態で次の記録を行なえば、この空白部分が
無駄になる。

このような不都合はロールペーパとなっている記録紙を
用いる場合ばかりではなく、ファンホールド紙を用いた
場合にも生じる。

すなわち、ファンホールド紙は一定の大きさに折畳まれ
ており、１ペ一ジ分の長さがあらかじめ定められており
、さらに１ページ毎にミシン目が形成されているため、
上述したようにして引出して切断するとページ長が合わ
ず１ペ一ジ分が無駄になってしまう。

このような不都合を解消するにはプラテンノブを回して
記録紙を正規の位置に戻せば良いが、余分な操作が必要
となり繁雑である。

また、この記録紙の戻し操作時においては必ずしも正確
に位置決めして戻すことができず、ページのトップ位置
がずれてしまうため、ミシン目スキップなどのページ単
位の機能が意味のないものとなってしまう。

そこで、記録紙の逆送り用のスイッチを設は自動的に正
規の位置に記録紙を戻す構造を採用するものが提案され
たが、送り量検出手段や制御回路あるいはスイッチや配
線、コネクタなどが必要で、大幅なコストアップとなっ
てしまう。

一方、騒音の問題を無視して、記録紙の無駄を省こうと
する構造のものが提案された。

このような従来構造を第２図に示す。

＄２図中第１図と同一部分または相当する部分には同一
符号を付しその説明は省略する。

第２図に示す例にあっては上面カバー５と一体のカッタ
部５ｂを内側に屈曲させ記録部近傍に臨ませた構造を採
用している。

このような構造を採用するとカッタ部５ｂが記録位置に
接近しているため、前述したような記録紙の無駄や戻し
操作などが不要となるが、力１り部５ｂを屈曲させた結
果、記録紙９の出口部分の開口部が大きくなり、騒音が
大きくなるという欠点がある。

［目　的］ 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、低騒音で、かつ記録紙の無駄が生じないよ
うに構成したプリンタを提供することを目的としている
。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第３図および第４図は本発明の一実施例を説明するもの
で、各図中第１図および第２図と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。

本実施例にあっては第４図に示すように紙カバー６と一
体に第１のカッタ６ａを設けた。

この第１のカー７タ６ａは紙カバー６の左右から腕６ｂ
、６ｂを突出させ、その先端間に横架された状態で取付
けである。

従って、紙カバー６の先端と第１のカッタ６＆との間に
は記録紙９が導かれる空間６Ｃが形成される。

また、第１のカッタ６ａの上面には印字桁数目盛８が固
定されている。

印字桁数目盛８は第１のカッタ６ａと一体であっても良
い。

一方、上面カバー５はその一端にヒンジ５Ｃを設け、開
閉自在としてあり、かつその自由端側には紙カバー６に
近接して第２のカッタ５ｄが設けられている。

従って、記録紙９の出口部分は上面カバー５が閉じられ
ている記録状態にあっては極めて小さく、騒音が外に出
ないように封じられる。

次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。

記録紙がどのような種類のものであっても、記録時には
上面カバー５が閉じられ、記録紙は第１のカッタ６ａと
紙カバー６との間の空間６Ｃを通り、第２のカッタ５ｄ
と紙カバー６との間の隙間から外方に導かれる。

この状態で記録が行なわれるがファンホールド紙などの
ように記録位置近傍、例えばページの端部から１インチ
以内でカットしたい場合には上面カバー５を開き第３図
中矢印Ａで示すように回動させ、第１のカッタ６ａを露
出させ、第１のカッタ６ａを用いて切断すれば良い。

第１のカッタ６ａは第３図に示すように記録位置に極め
て接近した状態にあるため、無駄なくカットすることが
できる。

カバー５は閉じたままで第２のカッタ５ｄを利用して切
断すれば良い。

もちろんカット紙の場合には切断の必要はない。

また、印字桁数目盛８が第１のカッタ６ａと一体に設け
られているため、紙押えローラ４に彫刻２色入れ、印刷
などを行なわなくても良く、かえって安価になる。

なお、上述した実施例にあっては第１のカッタ６ａは紙
カバー６と一体に設けたものとして例示したが、第１の
カッタ６ａは記録位置の近傍にあればその目的は達成で
きるため１本体の側板間のステーを兼ねて設けても良く
、あるいは紙押えローラ４と一体に設けても良い。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、上面
カバーを開閉自在に設け、記録位置の近傍に第１のカッ
タを配置し１紙カバーの先端部を第２のカッタとすると
ともに記録紙の出口近傍に臨ませた構造を採用している
ため、記録位置近傍で記録紙をカットしたい場合および
カット位置が問題でない場合のそれぞれの要望に対処す
ることができる。

また、構造は極めて簡単であるため安価に製作すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ異なった従来構造を説明
する縦断側面図、第３図および第４図は本発明の一実施
例を説明するもので第３図は縦断側面図、第４図は第１
のカッタの斜視図である。 １・・・記録ヘッド　　　２・・・プラテン４・・・紙
押えローラ　　５・・・上面カバー６・・・紙カバー　
　　　８・・・印字桁数目盛第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）記録紙に対して記録ヘッドに設けられた記録手段を
   衝撃的に押圧して記録を行なうプリンタにおいて、記録
   位置近傍に第１のカッタを配置し、開閉自在な上面カバ
   ーの先端に第２のカッタを設け、第２のカッタを記録紙
   の出口近傍に臨ませせたことを特徴とするプリンタ。 ２）第１のカッタは紙カバーと一体に設けたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のプリンタ。 ３）第１のカッタには印字桁数目盛を設けたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のプリンタ。