JPS61165979A - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷蔵庫等のコンプレッサのモータ起動に、無接
点スタータとして使用する正特性サーミスタ装置に関す
るもので、消費電力の増加をごく少なく抑えることを目
的の、一つとするものである。

第１図は一般的なコンデンサー起動型モータの等何回路
を示したもので、１はモータ主巻線で、２は始動巻線で
ある。３は正特性サーミスタ装置、４は起動用コンデン
サ（分相起動型モータにあっては省略される。）であり
、図中ム、Ｂ、にはモータＤの端子として、第２図に示
すようにモータケースＤの外部に導出される部分である
。本発明はこの人、Ｂ、ｃ端子の内、Ｗ、Ｃの端子に接
続する正特性サーミスタ装置３に係るものである。

まず、本発明の詳細な一実施例の説明を行うために、正
特性サーミスタ装置の構成例を図面とともに述べる。

第３〜６図において、５，５′はモータ端子に接続する
リン青銅板よりなるバネ端子であり、このバネＯＪ　子
６　、　ｓ　’はそれぞれ前記モータ端子Ｂ。

Ｃと嵌合するような嵌合部ｓａ、ｓ’ａ　　と、この嵌
合部の延長部を折曲げて形成した低導電部品との接合部
６ｂ、５／ｌ）を有する。

６．６′は黄銅板よりなる外部配線接続用ターミナルで
あり、外部配線コードのりセプタクルと結合するだめの
タブ部６４．６’ｌＬと、このタブ部の延長した他導電
部品との接合部ｅｂ、ｅ’ｂと、位置決め用折曲部６Ｃ
，６’Ｃｉ有する。

７．７′は正特性サーミスタ８を挾持する例えば５ＵＳ
４３０ステンレス鋼板よりなる電極板であり、正特性サ
ーミスタ素子８と当接する面のみ銀メッキを施している
８この電極板７．７′は前記正特性サーミスタ８を挾持
する弾性部７ａ、了ｌ！Ｌとこの弾性部の一部を延長し
た他導電部品との接合部７ｂ、了′ｂとからなる。

９は、絶縁ケースで、前記バネ端子５．５’。

ターミナル６．６’、電極板７．了／を挿入し位置決め
できる溝部９１Ｌ　、９ｂ　、９０と前記正特性サーミ
スタ素子８を収容する収容部９ｄと、絶縁カバー１０と
の嵌合固定用突起部ｓｅ、９ｒとからなる。ここで、バ
ネ端子の一方６と外部配線接続用ターミナルの一方６を
それぞれの接合部ｓｂ。

６ｂでスポット溶接等により接合固着した上で、絶縁ケ
ース９の溝部９ａに収納されている。また、バネ端子６
，６′の残る１個５′と電極板の内の１個７をそれぞれ
の接合部ｓ’ｂと７ｂの非メッキ面で、さらに外部配線
接続用のターミナル６．６′の残る１個６′を電極板子
、７′の残る１個７′はそれぞれの接合部ｅ’ｂと７′
ｂの非メッキ面で、それぞれスポット溶接等により接合
固着した上で電極板γ、７′の弾性部７１．７’ｉＬの
銀メツキ面を正特性サーミスタ８の各電極面に対向当接
するようにしてこれを挾持し、絶縁ケースの溝部９ｂ、
９０に収納されている。１０は絶縁カバーで、前記絶縁
ケース９と突起部ｇｃ、ｇａで結合して、前記のバネ端
子５．５’、ターミナルら。

６′　、電極板７．７’、正特性サーミスタ８を内部に
収納し固定する。然ればこのように構成されるバネ端子
付正特性サーミスタ装置をモータ端子に取り付けるにあ
たっては、そのバネ端子６，６′の嵌合部５２Ｌ、５’
＆　　をモータ端子Ｂ、Ｃに嵌合すればよいのである。

以上のような構成の正特性サーミスタ装置において、従
来は正特性サーミスタ８を挾持する電極板７，７′とし
て銅系の例えばぺ１７１Ｊウム銅やリン青銅が用いられ
てきだが、これらの銅系材料はモータの起動時、補助巻
線２に電流が流れて正特性サーミスタ８が発熱し、この
熱の伝導度が高いために正特性サーミスタ８から電極板
７，７′を介して外部へ逃げる熱量が多く、従って正特
性サーミスタ８での自己発熱量が多くなって消費電力が
嘉〈なっていた。

しかるに発明は上記欠点を改善するためになされたもの
で、銅系材料の代わりに熱伝導度の小さい例えばステン
レス材で電極板７，７′を形成し、かつ正特性サーミス
タ８と接する弾性部７Ｊ７１Ｌ’に接触抵抗の低い、例
えば銀をメッキしたものである。したがうて、正特性サ
ーミスタが高抵抗となっているときの正特性サーミスタ
８から電極板７．７′を通ってバネ端子５．６′あるい
はターミナル６、ｅ′に伝熱し外部へ逃げる熱量を極力
抑え、かつ正特性サーミスタ８との接点での接触抵抗を
小さくすることにより正特性サーミスタ８における消費
電力を低くすることが可能となった。

（実験値で従来の銅系材料に比べ３０％〜３５％の消費
電力節減が可能となった。） さらに電極板７，７′は正特性サーミスタ８と当接する
面だけを銀メッキして接触抵抗を抑えるとともに、その
裏面は素材のままとすることにより、バネ端子５′およ
びターミナル６′との固定のためのスポット溶接性を良
好にしている。

また、絶縁ケース及び絶縁カバー等の温度が高くなるの
を防止できる。

さらに、バネ端子、電極板、ターミナルとを溶接するこ
とにより同じ収容スペース内で組合せが可能となるとと
もに、夫々必要な材質、形状で形成しておけばよく、複
雑な形の導電端子板を一体に形成する必要がなく、組立
性が向上するものである。

以上の説明から明らかなように本発明による正特性サー
ミスタ装置は、正特性サーミスタを保持する電極板とし
て銅系材料よりも熱伝導度の小さい金属材料を使用して
いるので、従来の銅系材料を電極板に使ったものに比べ
正特性サーミスタから外部へ逃げる熱量が小さくなり、
正特性サーミスタでの消費電力が大幅に減少し、従って
正特性サーミスタ装置を冷蔵庫におけるコンプレッサの
モータ等の無接点スタータとして使用する場合の最大の
欠点であった消費電力の増大をと〈少なく抑えることが
できるもので、その実施効果は非常に大きい。

また、電極板として銅系材料よりも熱伝導度の小さい金
属材料を用いるので、絶縁ケース及び絶縁カバー等の温
度が高くなるのを防止できる０さらに、バネ端子、電極
板、ターミナルとを電気的に接続することにより同じ収
容スペース内で組合せが可能となるとともに、夫々必要
な材質、形状で形成しておけばよく、複雑な形の導電端
子板を一体に形成する必要がなく、組立性が向上するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図はモータ起動の等価回路図、第２図はモータの端
子の位置状態を示す側面図、第３図から第６図は本発明
によるバネ端子付正特性サーミスタ装置の一実施例を示
すもので、第３図は分解斜視図、第４図は横断面図、第
５図は端子配置図、第６図は外観図である。 ７．７′・・・・・・電極板、８・・・・・・正特性サ
ーミスタ○代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほ
か１名第１図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 正特性サーミスタを収容する絶縁性を有する絶縁ケース
   及び絶縁カバーと、２個の銅系材料よりも熱伝導度の小
   さい金属材料で形成した電極板と、モータ端子に接続す
   るバネ端子と、外部配線接続用のターミナルとを含み、
   前記電極板とバネ端子、ターミナルとを電気的に接続し
   てモータの無接点スタータ回路を形成し、前記２個の電
   極板間に前記正特性サーミスタを挾持させてこの電極板
   と正特性サーミスタを前記絶縁ケースと絶縁カバーによ
   り形成される内部に収容し、前記バネ端子と前記ターミ
   ナルは前記絶縁ケースおよび絶縁カバーにより形成され
   る壁面上の異なる位置に配置した正特性サーミスタ装置
   。