JPS61165821A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁性薄膜層を有する磁気記録媒体に関し特に走
行性、耐摩耗性、電磁変換特性に優れ念磁気記録媒体に
関する。

〔従来の技術］ 強磁性金属薄膜を磁気記鎌層とする金属薄膜型磁気記録
媒体は真空蒸着、スパッタリング、イオンブレーティン
グ等のペーパーデポジション法らるいは電気メッキ等の
メッキ法等により形成される。そして磁性粉末を結合剤
中に分散させてなる磁性層をもつ従来の磁気記録媒体と
比較し、出力が非常に大きくかつ高密度記鋒が可能なた
め注目を集めている。

しかしながら金属薄膜型磁気記録媒体の大きな問題点は
信号の記録再生および消去の過程において磁気ヘッド、
がイドポール等の部材との摩擦係数が大きく耐摩耗性が
よくないことである。

この問題を解決する為に、金属薄膜型磁気記録媒体の表
面に走行性付与の為に潤滑剤を被着させ、或いは特開昭
５８−７３０１８、特開昭５８−７７０３２に示される
ような７７−系化合物を設けることが提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらかかる磁気記録媒体は初期性能は優れてい
るものの、記録、再生を繰り返した場合に前記潤滑剤や
フッ素化合物が磁気ヘッドに付着し、走行性が低下した
プ磁性層が損傷を受け、再生出力が低下する欠点がめる
。特に低湿条件においてこのような欠点が著しい。

本発明の目的は走行性、耐摩耗性、電磁変換特性に優れ
た磁気記録媒体を提供することにある。

ｃ問題を解決するための手段〕 本発明者等は、上記目的を達成すべく金属薄膜型磁気記
録媒体について鋭意検討した結果、強磁性金属薄膜の表
面に、側鎖に少なくともリン酸エステルとパーフルオロ
アルキル基を含むフッ素系ポリマーを単独又は潤滑剤と
共に含む保護層を設は念金属薄膜型磁気記録媒体（おい
ては磁性層表面の摩擦係数が極めて低く、記録・再生装
置中で安定して走行すること、さらに磁気記録媒体をく
り返し使用した場合でもその走行性が持続し、かつ磁気
ヘッドへの付着物もなく、磁性層の受ける損傷も極めて
少なく再生出力の低下も見られないことを見い出し本発
明ヲナすく至ったものである。

〔発明の構成〕

本発明の上記の目的は非磁性支持体上に設けられた強磁
性金属薄膜の表面に側鎖に少なくともリン酸エステルと
パーフルオロアルキル基を含ムフッ素系ポリマーを単独
又は潤滑剤と共に含む保護層として設けることによシ達
成される。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明に使用される側鎖に少なくともシん酸エステルと
パーフルオロアルキル基ヲ含むポリマーの例としては大
日本インキ化学製のメガファクＹ１ｏ３、Ｙ２Ｏ２、Ｙ
ｌｌｏ、Ｙ１２４、Ｙ１１６Ｂ、などがめる。分子量に
特に制限は無いが、２０００〜２００００、とくに３０
００〜１００００がとくに好ましい。

ま走潤滑剤（飽和脂肪酸を用いる場合は炭素数が０７〜
Ｇ２１１　　が好ましくより好ましくはＣｔＳ〜Ｃａｔ
の物である。

本発明で７７素系ポリマーと潤滑剤を併用する場合用い
られる潤滑剤としては、例えば脂肪酸、脂肪酸の金属石
鹸、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、鉱油、各種動植物
油、高級アルコール、シリコ／オイル、パーフルオロア
ルキルポリエーテル、グラファイト等の導伝性微粉末、
ポリエチレン・ポリプロピレン・エチレン−塩化ビニル
共重合体・ポリテトラプルオロエチレンなどのプラスチ
ック微粉末、常温で液体の不飽和脂肪族炭化水素、およ
びこれらの混合物などがあげられるがこの中で脂肪酸、
脂肪酸の金属石けん、脂肪酸アミド、パーフルオロアル
キルポリエーテル、高級アルコール、脂肪酸エステルが
より好ましく、特に飽和脂肪酸を用いた場合圧すぐ九九
巷性を与える。

本発明で使用されるフッ素系ポリマや飽和脂肪酸ｔ−は
じめとする潤滑剤などは、有機溶媒に溶解して使用され
る場合が多く、通常（１０５〜５％の濃度の溶液を強磁
性金属薄膜の表面に塗布して乾燥する方法や、Ｑｌ〜５
ｔｓの濃度の溶液に強磁性金属薄膜を浸漬したのち溶媒
で洗い流す。方法等により被着される。

塗布による強磁性金属薄膜表面への塗布量はＣＬ５〜２
０ｑ／−が好ましく、特ＶＣ１〜１０　ｗｇ／、Ｒが好
ましい。

本発明でフッ素系ポリマーと潤滑剤を併用する場合は、
この２つを順次塗布して保護層を形成する方法、あらか
じめ塗布液の段階でこの両者を混合しておいて一度の塗
布によシ保護層を形成する方法などがある。

また本発明−でフッ素系ポリマーと潤滑剤を併用する場
合はその混在比はフッ素系ポリマ：潤滑剤の比で１０二
〇〜１：９の範囲が好ましく特に好ましくは５：５〜１
：９である。

本発明に使用される高分子支持体としては、酢酸セルロ
ー’ｘ：　硝酸セルローズ：エチルセルローズ；メチル
セルローズ；ポリアミド；ポリメチルメタクリレート：
ポリテトラフルオルエチレン；ポリトリフルオルエチレ
ン：エチレン、フロピレンのようなα−オレフィンの重
合体めるいは共重合体；塩化ビニルの重合体あるいは共
重合体：ボリ塩化ビニリデン：ポリカーボネート；ポリ
イミド；ポリエチレンテレフタレートのようなポリエス
テル類等である。

本発明における強磁性金属薄膜は、ペーパーデポジショ
ンあるいはメッキ法により形成される。

ペーパーデポジション法とは、不活性ガスある贋は酸素
等の気体あるいは真空空間中において、膜として形成せ
しめようという物質又はその化合物を蒸気るるいはイオ
ン化した蒸気として発生もしくは導入させて所望の支持
体上に膜として析出させる方法で、真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンプレーテング法、イオンビームデポ
ジション法、化学気相メッキ法等がこれに相当する。ｆ
走メッキ法とは電気メッキあるいけ無電解メッキ法等の
液相より支持体上に物質を膜として形成させる方法を言
り。強磁性金属薄膜の材料としては。

Ｆｅ、Ｃｏ、Ｎ１　その他の強磁性金属あるいはこれら
の合金、さらにＰｅ−８１、ｒｅ−Ｒｈ　、　Ｆｅ−７
％Ｆｅ−Ｔ１、０ｏ−Ｐ％　Ｃｏ−Ｅ、、Ｃｏ−８１、
Ｃｏ−７％　Ｃｏ−Ｙ％　Ｃ。

−ａｍ　、　Ｃｏ−Ｍｎ　、　Ｃｏ−Ｎ１−Ｐ　、　Ｃ
ｏ−Ｎ１−Ｂ　％Ｃｏ−０ｒ　。

Ｃｏ−Ｎ１−Ｃｊｒ　、　Ｃｏ−Ｎｉ−Ａｇ、　Ｃｏ−
Ｎｉ−Ｐａ　％Ｃｏ−Ｎｉ−Ｚｎ　。

Ｃｏ−Ｃ！ｕ　％Ｃｏ−Ｎｉ−０ｕ　％Ｃｏ−Ｗ　、Ｃ
ｏ−Ｎ１−Ｗ　％Ｃｏ−１ｉ１ｎ−Ｐ　。

Ｃｏ−８ｍ−０ｕ　、　Ｃｏ−Ｎ１−Ｚｎ−Ｐ　％Ｇｏ
−Ｖ−Ｏｒ　、等が用いられる。

本発明による磁気記録媒体の強磁性薄膜の膜厚は一般に
［［ＬＯ２μｍ　〜５ｐｍ、好ましくハｌ１ｌＬ０５μ
ｍ〜２μｍの範囲である。高分子支持体の厚さは４μｍ
〜５０鱗の範囲が好ましい。強磁性薄膜の密着向上、磁
気特性の改良の九めに高分子支持体上に下塗層を設けて
もよい。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について説明するが本発明は下記の
実施例に制限されるものでｒｉない。

実施例１ １２μｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの表
面に、斜め蒸着によってＣｏ−Ｎｉ　（Ｎｉ　２０ｗｔ
係）磁性膜（膜厚α１５ｐｍ）ｔ−設け、その表面にフ
ッ素系ポリマー、メガ７アクＹ１０３（大日本インキ化
学製）のイノプロピルアルコール溶液を塗布し、フッ素
系ポリマーの塗布量が５ｘｓｙ／ｍ”となるようにして
サンプルＡ’に得た。

実施例２ １０ｐｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの表
面に、斜め蒸着によってＧｏ−Ｎｉの磁性膜（Ｍ量比Ｃ
ｏ　：　Ｎ１＝８　［１：　２０％膜厚［１１５μｍｌ
を設けその表面にフッ素系ポリマ、メガ７アクＹ１２４
のイソゾロビルアルコール溶液を、塗布量が８　ｍｙ／
ｍ”となろように塗布してサンプルＢｆ：得た。

実施例３ 実施例１で示したと同じ基体上に実施例１で示し九同じ
蒸着膜を設け、その表面にフッ素系ポリｆｆ　−、メガ
７アクＹ１０３とミリスチン酸を（等重量ン溶したイソ
プロピルアルコール溶液を塗布量が１０　ｗｑ／ｍ”と
なるように塗布してサンプルＣを得た。

得られたサンプルｔＶ吋幅にスリットしＶＨＢ型ＶＴＲ
（検子電器（株）製造［Ｎ’７８２００Ｊ）にて走行耐
久性およびスチル耐久性を測定した結果を第１表に示す
。

ただし、走行耐久性及びスチルライフの測定条件として
は２３０−７０％の条件にて下記に示す測定にて評価し
念。

゛　走行耐久性としては前述ＶＴＲにて１０分長のテー
プに画像を記録したのち、くシ返し再生し。

ヘッドからの出力１ＭＳ電圧が第１回目の再生の際にく
らべて一３ｄＢ以下になる（走行がなんらかの理由で停
止することによって出力電圧が低下する場合を含む）ま
フの回数を測定した。

またステルライフは上記ＶＴＲにて１分間画像を記録し
た後、再生中ポーズボタンを押し、ヘッドからの出力Ｒ
ＭＳｔ圧がポーズゼタン操作直恢にくらべて−ＢｄＢ以
下になるま〒の時間を示した。

実施例４ 実施例１〒示したと同じ基体上に実施例１で示した同じ
蒸着膜を設け、その表面にメガファクＹ１０３とミリス
チンＭ（Ｘ量比６：４）を浴したアセトン浴液を塗布量
が１０ａｐ、ｚ讐となるようにしてサンプルＤを得た。

実施例５ 実施例１で示したと同じ基体上に実施例１で示した同じ
蒸着膜を設け、その表面にメガファクＹ１０６とベヘン
酸（Ｘ量比３ニア）を溶したイソゾロビルアルコール溶
液を塗布量が７９／　ｍ’となるようにしてサンプルＥ
を得た。

比較例１ 実施例１で示したと同じ基体上に実施例１′ｔ％示した
と同じ蒸漸膜を設けその表面にミリスチン酸のインプロ
ピルアルコール浴液を塗布量が８即／イとなるようにし
てサンプルＸを得た。

比較例２ 実施例１−ｔ’示した同じ基体上に実施例１フ示したと
同じ蒸着膜を設けてその表面にステアリン酸ブチルを塗
布量が５ｓｙ／イとなるようにアセトン溶液に溶解して
塗布しサンプルＹを得た。

比較例６ 実施例１フ示した同じ基体上に実施例１フ示した同じ蒸
着膜を設けたサンプル２を得た。

表　　　１ 骨　比較例 〔発明の効果〕 上記の結果からも明かなように、本発明によるときは（
サンプルＡ−Ｅりは比較例のものと較べて、走行耐久性
及びスチルライフ共に優れている（ほか３名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）非磁性支持体上に設けられた強磁性金属薄膜表面上
   に側鎖に少なくともリン酸エステルとパーフルオロアル
   キル基を有するフッ素系ポリマーを単独又は潤滑剤と共
   に含む保護層を設けたことを特徴とする磁気記録媒体。 ２）潤滑剤が飽和脂肪酸である特許請求の範囲第１）項
   に記載の磁気記録媒体。