JPS61214119A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS61214119A JPS61214119A JP5491285A JP5491285A JPS61214119A JP S61214119 A JPS61214119 A JP S61214119A JP 5491285 A JP5491285 A JP 5491285A JP 5491285 A JP5491285 A JP 5491285A JP S61214119 A JPS61214119 A JP S61214119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyphosphazene
- thin film
- magnetic recording
- protective film
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、情報産業分野等で利用される高記録密度の磁
気記録媒体に関する。
気記録媒体に関する。
従来の技術
情報の高密度記録の要求にともない有機バインダーにγ
−F 6203等強磁性粉末を分散させた塗布型磁気記
録媒体に代って、プラスチ・ツク等の非磁性基板に真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンブレーティング法等
で直接強磁性金属薄膜を設けた磁気記録媒体が研究開発
され一部実用化に供されている。
−F 6203等強磁性粉末を分散させた塗布型磁気記
録媒体に代って、プラスチ・ツク等の非磁性基板に真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンブレーティング法等
で直接強磁性金属薄膜を設けた磁気記録媒体が研究開発
され一部実用化に供されている。
発明が解決しようとする問題点
強磁性金属薄膜の媒体は、記録再生時において、ヘッド
との接触走査で薄膜層が容易に剥離、摩耗。
との接触走査で薄膜層が容易に剥離、摩耗。
損傷等を起こす。上記欠陥を改善するため媒体の表面上
に保護膜を設けることが提案されている。
に保護膜を設けることが提案されている。
例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオロ
クロロエチレン等の弗素樹脂層を設けたり、弗素系りん
酸エステルの単分子層を設ける試み(特開昭J)9−1
54647 )が提案されている。
クロロエチレン等の弗素樹脂層を設けたり、弗素系りん
酸エステルの単分子層を設ける試み(特開昭J)9−1
54647 )が提案されている。
しかし、前者は、媒体表面との結合力が小さいため使用
中に離脱しやすく、後者は分子内及び分子間の結合力が
小さいため使用中に分解や離脱が生じやすく、長期の耐
久性に対して効果が少ない。
中に離脱しやすく、後者は分子内及び分子間の結合力が
小さいため使用中に分解や離脱が生じやすく、長期の耐
久性に対して効果が少ない。
問題点を解決するための手段
非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜上に、ポリホスフ
ァゼン含有層を形成して保護膜とする。
ァゼン含有層を形成して保護膜とする。
作 用
本発明は、上記構成により強磁性金属薄膜表面との結合
力を高めると同時に、保護膜自身の耐熱性、耐酸化性に
より離脱及び分解が抑制されるため、摩耗等に対する耐
久性が向上し、かつ潤滑性にも優れた高記録密度の磁気
記録媒体を得ることが出来る。
力を高めると同時に、保護膜自身の耐熱性、耐酸化性に
より離脱及び分解が抑制されるため、摩耗等に対する耐
久性が向上し、かつ潤滑性にも優れた高記録密度の磁気
記録媒体を得ることが出来る。
実施例
第1図は、本発明の磁気記録媒体の断面図である。第1
図において、1は非磁性基板、2は強磁性金属薄膜、3
はポリホスファゼン保護膜からなる0 本発明による磁気記録媒体に使用しうる非磁性基板1と
しては、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース。
図において、1は非磁性基板、2は強磁性金属薄膜、3
はポリホスファゼン保護膜からなる0 本発明による磁気記録媒体に使用しうる非磁性基板1と
しては、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース。
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネート、ポリイミド。
ピレン、ポリカーボネート、ポリイミド。
ポリアミド等の高分子材料、非磁性金属材料、ガラス、
磁器等のセラミック材料等周知の材料からなるフィルム
、板状等が挙げられる。
磁器等のセラミック材料等周知の材料からなるフィルム
、板状等が挙げられる。
また本発明の磁気記録媒体に使用しうる強磁性金属薄膜
2としては、鉄、コバルト、ニッケルの1種以上の合金
またはこれらと、マンガン、クロム、チタン、リン、イ
ツトリウム、サマリウム。
2としては、鉄、コバルト、ニッケルの1種以上の合金
またはこれらと、マンガン、クロム、チタン、リン、イ
ツトリウム、サマリウム。
ビスマス等とを組合せた合金があり、その他上記金属の
酸化物等も利用しうる。
酸化物等も利用しうる。
非磁性基板1上に強磁性金属薄膜2fr、形成させるに
当っては、真空蒸着法、スパッタリング法。
当っては、真空蒸着法、スパッタリング法。
イオンブレーティング法、メッキ法等任意の周知の方法
で形成させることが出来る。本発明によれば、上述した
ような強磁性金属薄膜2の上にポリホスファゼン含有層
を設けるものである。本発明で使用しうるボリホスフ1
ゼンは、つぎの一般式:%式%(1) (式中R、R’は弗素化炭化水素基、nは整数である。
で形成させることが出来る。本発明によれば、上述した
ような強磁性金属薄膜2の上にポリホスファゼン含有層
を設けるものである。本発明で使用しうるボリホスフ1
ゼンは、つぎの一般式:%式%(1) (式中R、R’は弗素化炭化水素基、nは整数である。
)で表わされる弗素系ポリホスファゼンが、望ましく弗
素化炭化水素として弗素化アルキル基、弗素化フェニル
基等が挙げられる。
素化炭化水素として弗素化アルキル基、弗素化フェニル
基等が挙げられる。
さらに弗素系ポリホスファゼンにおいても、つぎの一般
式; %式%(2) で表わされるもので、m 、 m’がO〜7の範囲、n
が4〜30の範囲の時、良好な結果が得られた。
式; %式%(2) で表わされるもので、m 、 m’がO〜7の範囲、n
が4〜30の範囲の時、良好な結果が得られた。
側鎖分子のm 、 m’が7以上の場合は、潤滑性と耐
久性が低下をきたした。主鎖のnが4未満の場合は、分
子の耐熱性の低下をきたし耐久性の低下をきたし、31
以上の場合は、媒体表面での均一な薄膜形成が困難とな
り保護膜の機能を発揮できなかった。ポリホスファゼン
含有保護膜の形成法は、エタノール、メチルインブチル
ケトン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ア
セトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォオキ
シドの溶媒に一般式(1) 、 (2)のポリホスファ
ゼンを溶解し塗布工程で薄膜を形成した。その厚みは、
60〜SOO人が好適であった。501Å以上になると
信号再生時にスペーシングロスにより出力低下が生じ、
5o人未満の時は、島状の薄膜になり耐摩耗性、潤滑性
のある保護膜としての機能を発揮できなかった。
久性が低下をきたした。主鎖のnが4未満の場合は、分
子の耐熱性の低下をきたし耐久性の低下をきたし、31
以上の場合は、媒体表面での均一な薄膜形成が困難とな
り保護膜の機能を発揮できなかった。ポリホスファゼン
含有保護膜の形成法は、エタノール、メチルインブチル
ケトン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ア
セトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォオキ
シドの溶媒に一般式(1) 、 (2)のポリホスファ
ゼンを溶解し塗布工程で薄膜を形成した。その厚みは、
60〜SOO人が好適であった。501Å以上になると
信号再生時にスペーシングロスにより出力低下が生じ、
5o人未満の時は、島状の薄膜になり耐摩耗性、潤滑性
のある保護膜としての機能を発揮できなかった。
以下に実施例をもって説明する。
実施例1
厚さ12μmのポリイミドフィルム基板上に、真空蒸着
法によりコパル)(sowt%)−クロム(10Wtチ
)からなる膜厚1600人の強磁性金属薄膜を作った。
法によりコパル)(sowt%)−クロム(10Wtチ
)からなる膜厚1600人の強磁性金属薄膜を作った。
この媒体の表面にポリシトリフ怜ロエトキシホスファゼ
ン(一般式(2)m = O、n≠4)が0.10重量
%のエタノール溶液を塗布し、厚みが296人の保護薄
膜を形成した。膜厚測定は、エリプソメーターで測定し
た。試料はテープ状のものを作製した。
ン(一般式(2)m = O、n≠4)が0.10重量
%のエタノール溶液を塗布し、厚みが296人の保護薄
膜を形成した。膜厚測定は、エリプソメーターで測定し
た。試料はテープ状のものを作製した。
実施例2
実施例1と同構成の強磁性金属薄膜表面に一般式(2)
のm = 4、n=10の弗素化ポリホスファゼン0.
06重量%のテトラヒドロフラン溶液を塗布乾燥し、3
10人の保護膜を形成し、さらに切断してテープ状の試
料を作製した0 実施例3 実施例1と同構成の強磁性金属薄膜表面に一般式(2)
のm=7.n=30の弗素化ポリホスファゼンの0.0
1重量%のジメチルスルホアミド溶液を塗布乾燥し、2
80人の保護膜を形成し、さらに切断してテープ状の試
料を作製した。
のm = 4、n=10の弗素化ポリホスファゼン0.
06重量%のテトラヒドロフラン溶液を塗布乾燥し、3
10人の保護膜を形成し、さらに切断してテープ状の試
料を作製した0 実施例3 実施例1と同構成の強磁性金属薄膜表面に一般式(2)
のm=7.n=30の弗素化ポリホスファゼンの0.0
1重量%のジメチルスルホアミド溶液を塗布乾燥し、2
80人の保護膜を形成し、さらに切断してテープ状の試
料を作製した。
比較例1
実施例1と同構成の強磁性金属薄膜表面にポリフロロエ
ーテル(クライトシクス143、デイユポン製)の0.
01重量−弗素系炭化水素物(商品名ダイフロン、ダイ
キン製)溶液を塗布乾燥し、320人の保護膜を形成し
、実施例と同様にテープ状の試料を作製した。
ーテル(クライトシクス143、デイユポン製)の0.
01重量−弗素系炭化水素物(商品名ダイフロン、ダイ
キン製)溶液を塗布乾燥し、320人の保護膜を形成し
、実施例と同様にテープ状の試料を作製した。
比較例2
実施例1と同構成の強磁性金属薄膜表面にパーフルオロ
アルキルリン酸エステル(サーフロンS−112旭硝子
製)の0.1重量%イソプロパツール溶液を塗布乾燥し
、336人の保護膜を形成し、テープ状試料を作製した
。
アルキルリン酸エステル(サーフロンS−112旭硝子
製)の0.1重量%イソプロパツール溶液を塗布乾燥し
、336人の保護膜を形成し、テープ状試料を作製した
。
上記実施例および比較例で得られた各磁気テープについ
て媒体表面の摩擦係数、耐久性を調べた結果は、後記の
表に示されるとおりであった。
て媒体表面の摩擦係数、耐久性を調べた結果は、後記の
表に示されるとおりであった。
(摩擦試験条件)
測定機・・・動摩擦係数自動測定機(協和科学製)ヘッ
ド材料、形状・・・鋼球(SUJ)直径3 m/mヘッ
ド荷重・・・20 gr ヘッド走行速度・・・101S 測定雰囲気・・・26℃ 60 %RH(耐久試験条件
) 測定機・・・磁気記録測定機 ヘッド荷重・・・1oq ヘッド走行速度・・・0.1m/S 測定雰囲気・・・26℃ 60チRH 出力が初期値より3dB低下するまでの走行回数を測定 上表の結果から明らかなように、本発明品は、潤滑性に
優れ、かつ耐久性に共に優れているものであることがわ
かる。
ド材料、形状・・・鋼球(SUJ)直径3 m/mヘッ
ド荷重・・・20 gr ヘッド走行速度・・・101S 測定雰囲気・・・26℃ 60 %RH(耐久試験条件
) 測定機・・・磁気記録測定機 ヘッド荷重・・・1oq ヘッド走行速度・・・0.1m/S 測定雰囲気・・・26℃ 60チRH 出力が初期値より3dB低下するまでの走行回数を測定 上表の結果から明らかなように、本発明品は、潤滑性に
優れ、かつ耐久性に共に優れているものであることがわ
かる。
発明の効果
本発明の磁気記録媒体は、潤滑性、耐久性に優れ、実用
上きわめて有益なものである。
上きわめて有益なものである。
図は本発明の実施例における磁気記録媒体の断、1
−41$AIJ+−IlI−< h−−
−−−kmMhl>W”Mmr Q・・・・・・
保護膜。
−41$AIJ+−IlI−< h−−
−−−kmMhl>W”Mmr Q・・・・・・
保護膜。
Claims (3)
- (1)非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜面上にポリ
ホスファゼン含有層を形成して成る磁気記録媒体。 - (2)ポリホスファゼンがつぎの一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R、R′は弗素化炭化水素基、nは整数である)
で表わされる弗素系ポリホスファゼンから成る特許請求
の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 - (3)ポリホスファゼンがつぎの一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中m、m′は0〜7の整数、nは4〜30である)
で表わされる弗素系ポリホスファゼンから成る特許請求
の範囲第1項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5491285A JPS61214119A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5491285A JPS61214119A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61214119A true JPS61214119A (ja) | 1986-09-24 |
JPH0465447B2 JPH0465447B2 (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=12983810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5491285A Granted JPS61214119A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61214119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5273830A (en) * | 1988-12-16 | 1993-12-28 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Magnetic recording medium comprising a syndiotactic styrene-based polymer substrate, a magnetic layer and a backcoat lubricating layer each layer containing a curable phosphazine compound |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP5491285A patent/JPS61214119A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5273830A (en) * | 1988-12-16 | 1993-12-28 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Magnetic recording medium comprising a syndiotactic styrene-based polymer substrate, a magnetic layer and a backcoat lubricating layer each layer containing a curable phosphazine compound |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0465447B2 (ja) | 1992-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920006634B1 (ko) | 자기 기록 매체 | |
US5082714A (en) | Magnetic recording media | |
JPS61214119A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0130225B2 (ja) | ||
JPH03252921A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH01207263A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0130224B2 (ja) | ||
JPS6050728A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2747695B2 (ja) | 金属薄膜型磁気記録媒体の表面潤滑膜構造 | |
JPS61250825A (ja) | 磁気記録媒体 | |
US5326641A (en) | Magnetic recording medium comprising a ferromagnetic thin film and a protective layer of fluorine based resin | |
JPS6145412A (ja) | 磁気記録媒体製造法 | |
JPS63183607A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS63102038A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
JPS59167849A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3627298B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH03141017A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH01112527A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0278016A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH02281413A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS62236118A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS62102418A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS63113926A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS6134730A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS6180522A (ja) | 磁気記録媒体 |