JPS61165621A - 磁気式エンコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気式エンコーダの出力検出素子である強磁
性体磁気抵抗素子（以下ＭＲ素子と称す）の取付構造に
関するものである。

従来の技術 磁気式エンコーダは、磁気ドラムと、ＭＲ素子により主
構成がなされている°。磁気ドラムに対するＭＲ素子は
、微少空隙にて配置する必要がらり、その配置構成が１
位置セフすとしての高精度化。

低価格化に大きな影響を及ぼす。

以下、第３図、第４図、第６図を参照して従来例の構成
を説明する。

第３図はＭ　Ｒ’素子２１を示すものであり、セラミッ
ク及びガラス基板２２に印刷されたＭＲ素子膜２３と出
力を引き出す為のリード線もしくは、フレキシブルプリ
ント基板２４によシ構成されているものである。このＭ
Ｒ素子２１は、第４図に示すＭＲホルダーなるものに接
着もしくは圧入して、第５図に示す様に取り付けられて
いる。

ここで、第４図において、２５はＭＲホルダー本体で１
７、ホルダー本体中に構成した凹部２６にＭＲ素子２１
を接着及び圧入する、ＭＲホルダー本体２６の両サイド
には、長穴２７が構成されている。

以上のように構成されるＭＲホルダー本体２６に取り付
けられたＭＲ素子２１は、第５図に示す様に、モータ本
体２８よシ突出した回転軸２９に取り付けた磁気ドラム
３０に対し、微少空隙ｇの間隔を持って、ＭＲホルダー
本体２６に設けられた長穴２７を貫通するネジ３１で取
り付けられる。

微少空隙Ｃの大きさは、ネジ３１に対し、長大２７の長
手方向にＭＲホルダー本体２５を移動させることにより
矢印Ｃ方向へ、ＭＲ素子２１が移動することで行なわれ
る。そして、適正空隙ｇの位置によってネジ２１で固定
される。

発明が解決しようとする問題点 しかし、この時の適正空隙Ｃは、ＭＲ素子２１より得ら
れる出力を判断基準に行なわれるのが一般的であり、ネ
ジ３１の締め付は位置及び締め付は具合は、熟練者によ
シ慎重に行う必要があシ、高精度化の為に、非常な労力
を用いるため、低価格化のさまたげとなっていた。

そこで、本発明は、磁気式コンコーダの高精度化。

低価格化を行うため、磁気ドラムとＭＦｔ素子の空隙ｇ
を、簡単かつ高粕°度に調整できるホルダーを得ること
を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するため本発明は、ＭＲ素子が取り付け
られる可動ホルダーと、この可動ホルダーの移動を案内
するホルダー本体とを備え、ホルダー本体を貫通して可
動ホルダーにネジ結合されるギャップ調整ネジにてホル
ダー本体と可動ホルダーとを一体化し、かつ、ホルダー
本体と可動ホルダーとの間に可動ホルダーを磁気ドラム
方向に常時付勢するバネを設けたものである。

作用 上記構成によれば、バネの作用により、調整ネジを回転
させるだけで、可動ホルダーがスムースに移動すること
になり、磁気ドラムとＭＲ素子間の微少空隙の調整を容
易に行なうことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図、第２図を参照して説
明する。

第１図において、１は合成樹脂製のホルダー本体で、後
述の可動ホルダーの移動を案内する案内部２と取付穴３
が設けられている。４はＭＲ素子５が取り付けられる可
動ホルダーで、前面に設けたＭＲ素子取り付は部６とホ
ルダー本体１に設けた溝に嵌合するスライド案内片部７
を有し、ＭＲ素子６は接着及び圧入によりＭＲ素子取り
付は部６に取り付けられる。この可動ホルダー４の中央
部にはネジ穴８が施してあり、このネジ穴８に、ホルダ
ー本体１を貫通したギャップ調整ネジ９が、バネ１０を
通して差し込まれている。このバネ１０の両端は、ホル
ダー本体１に設けたバネ受は部１１と、可動ホルダー４
の後端面に轟接し、適量なバネ圧で押し付けて構成され
る。なお、１２はリード線の通し溝である。

この構成であれば、可動ホルダー４はバネ１゜により常
に一定の圧力で矢印Ａ′力方向付勢され、ネジ９とネジ
穴８の保合によるガタ付きを吸収することになり、調整
時の誤差を零とすることができる。

そして、ネジ９をム方向回表させれば、ＭＲ素子６を取
り付けた可動ホルダー４は、Ｂ′方向に動作し、Ｂ方向
に回転させた場合、可動ホルダー４は、ム′方向に動作
する。この時、入方向のネジ回転は、ネジ穴８に対し挿
入方向となり、Ｂ方向のネジ回転は引き出す方向となる
。

この様な構造のホルダーを第２図に示す如くモータ本体
１３に、ネジ、リベットの様な締結具１４を用いて固定
する。

以上の様にして、ＭＲ素子６は、モータ回転ｌ１ｉｌｌ
１１５に取り付けられた磁気ドラム１６の外周表面に対
し、適当な空隙で取り付けられた事になる。なお、第２
図において、１７はリード線である。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば、ギャッ
プ調整ネジを回転させることにより、ＭＲ素子をスライ
ドさせることができ、ＭＲ素子と磁気ドラム間の出力に
応じた微少空隙ｇに簡単に調整することができる。この
結果、磁気式１／コ−ダは、高精度な出力を安定して取
り出すことが可能となり、その調整作業性も従来に比し
て大幅に向上し、低価格化にも大きな貢献をすることに
なる。

また、磁気式エンコーダとしての組み立て完成最終時で
、最も重要な出力調整（微少空隙ｇの調整）が出来るた
め、特性の修正等が容易にできるなどすぐれた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂｌ　、　（ｃｌは本発明のＭＲ
素子取り付は構造を示す平面図、正面図および縦断面図
、第２図は本発明の磁気式エンコーダを示す断面図、第
３図はＭＲ素子の構成を示す斜視図、第４図は従来のＭ
Ｒ素子保持用のホルダーの斜視図、第６図は従来の磁気
式エンコーダの断面図である。 １・・・・・・ホルダー本体、４・・・・−・可動ホル
ダー、５・・・・・・ＭＲ素子（磁気抵抗素子）、８・
・・・・・ネジ穴、９・・・・・・ギャップ調整ネジ、
１ｏ・・・・・・バネ、１ｅ・・・・・・磁気ドラム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第４
図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表面に多極着磁を施してなる磁気ドラムと、この磁気ド
   ラムと所定のギャップを介して対向配置される磁気抵抗
   素子と、この磁気抵抗素子が取り付けられる可動ホルダ
   ーと、この可動ホルダーの前記磁気ドラム方向への移動
   を案内するホルダー本体と、このホルダー本体を貫通し
   て前記可動ホルダーに設けたネジ穴にネジ結合されたギ
   ャップ調整ネジと、前記ホルダー本体と可動ホルダーと
   の間に介在され、前記可動ホルダーを前記磁気ドラム方
   向に常時付勢するバネとを備え、前記ギャップ調整ネジ
   の回転により前記可動ホルダーを移動させ、前記磁気ド
   ラムと磁気抵抗素子間のギャップを調整してなる磁気式
   エンコーダ。