JPS61164683A - 塗装アルミニウム帯板のワツクス連続塗布方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １産業上の利用分野１ 本発明は塗装アルミニウム帯板のワックス連続塗布方法
に関し、さらに詳しくは、プレス、ドローイング、ベン
ディング等の成形加工を行なう塗装アルミニウム帯板ま
たはアルミニウム合金帯板の片面或いは両面にワックス
を連続的に塗布する方法に関する。

［従来技術］ アルミニウム帯板またはアルミニウム合金帯板／　Ｉ”
ｌ？ｙ　１１．：　　−ｈ　　ｐ　ｊＥ絋鉱　ｌ　１Ｑ
　　　Ｓ　ｈｍＭｔｈｈ＋−１１ｂ’ａすることは、建
材、キャン材等の製品を製造するためには不可欠である
が、特に、塗装後に成形加工を必要とする、例えば、キ
ャン材においては塗装後さらに潤滑剤を塗布して、後工
程の加工性を向上させる方法が一般に採用されている。

この潤滑剤の塗布方法としては、シートに切断されたア
ルミニウム帯板に塗装後に潤滑剤を塗布する方法、また
は、連続的に塗装されたアルミニウム帯板を一定の長さ
に切断して、シートワクサーにより片面或いは両面にワ
ックスを塗布する方法が一般的である。

これらの方法によれば、こまわりがきくので少量多品種
の潤滑剤の塗布には適しているが、大量小品種には生産
性が悪く、潤滑剤塗布量のばらつきや付着性が悪いので
脱落することが屡々起り、そのため、成形加工時に焼付
きや塗膜が剥離するという問題があった。

［発明が解決しようとする問題点１ 本発明は上記に説明した従来における塗装アルミニウム
帯板を切断してからワックスを塗布することによる種々
の問題点を解消したものであって、本発明者はアルミニ
ウム帯板の連続塗装に際して、同じように連続的に潤滑
剤を塗布することについて研究を重ねた結果、連続的に
塗装が施されるアルミニウム帯板に対して、塗装後に引
続いて潤滑剤としてワックスを微粒状に噴射することに
より均一に塗布することができる塗装アルミニウム帯板
のワックス連続塗布方法を開発したのである。

［問題点を解決するための手段１ 本発明に係る塗装アルミニウム帯板のワックス連続塗布
方法の特徴とするところは、塗装されているアルミニウ
ム帯板またはアルミニウム合金帯板の片面或いは両面に
、溶融ワックスを微粒状に噴射し、かつ、高電圧に帯電
させて連続均一に塗布することにある。

本発明に係る塗装アルミニウム帯板のワックス連続塗布
方法について、以下詳細に説明する。

即ち、塗装されたアルミニウム帯板に塗布されるワック
スは、常温では固型であるのでこのままでは塗布できな
いため加熱して溶融し、この溶融ワックスを固型化しな
い温度、例えば、１００’Ｃの温度に保持しながらポン
プ等により吐出装置、例えば、ノズルに送られ、このノ
ズルに送られた溶融ワックスは高圧エアート共にノズル
から噴射されて微粒子となってアルミニウム帯板上に塗
布されるが、この時、ワックス微粒子を高電圧に帯電さ
せて電位±Ｏのアルミニウム帯板との間に電位差をもた
せることにより、付着性をより良くすると共に均一、が
っ、最適な量で塗布することができる。なお、溶融ワッ
クスを噴射した時の微粒子の大きさは、粒径力弓ＯＯμ
以下とするのがよく、溶融ワックスの粒径が１００μを
越えると幅方向および長さ方向に不均一に分布し、また
、微粒子の大きさにもばらつきが多くなり、安定した品
質とすることができず、商品価値を失なうようになる。

なお、ワックスを溶融状態で塗布せずに、固型状態で塗
布するとアルミニウム帯板との密着性が非常に悪く、付
着してもすぐに剥離して脱落するので塗布することの意
味がなくなる。従って、ワックスは１００″Ｃの温度に
保持して溶融状態において微粒状に噴射することが重要
なことである。

また、高圧エアーにより噴射するのでエアーら１００〜
１２０℃の温度に加熱しておくことが必要であり、そし
て、エアー圧力はワックスの粒径ニ応シて０．５〜０．
８ｋｇ／ａｍ２の範囲内で調整するのがよい。

次に、本発明に係る塗装アルミニウム帯板のワックス連
続塗布方法について、第１図および第２図、に示す例に
より具体的に説明する。

第１図はアルミニウム帯板の連続塗装装置にワックスの
連続塗布装置を結合したものであり、巻枠からのアルミ
ニウム帯板１は塗装装置２で塗装されてから、ベーキン
グ炉３で加熱されてから冷却装置４で冷却され、続いて
、ワックス塗布装置５でワックスを塗布されたアルミニ
ウム帯板１は巻枠に巻取られるのである。

この第１図のワックス塗布装置５の詳細について第２図
に示す。ワックス塗布装置５には、塗装きれたアルミニ
ウム帯板１の上面と下面とに夫々ノズル７を設け、この
ノズル７には溶融ワックスタンク６から配管６′により
溶融ワックスが送られてきており、エアー源８から配管
８′により高圧ニア−がノズル７に送られ、ノズル７か
ら溶融ワックスが点線矢印のように、図示していない電
源によりノズル７本体或いはノズル７下に配線したピア
ノ線に５０〜１００ＫＶの高電圧をかけ、高電圧に帯電
している微粒子状となって噴射され、アルミニウム帯板
１にワックスが連続的に均一、かつ、最適量が塗布され
るのである。この場合、アルミニウム帯板１の速度とワ
ックスを送り込むポンプＰの回転数を同調させることが
必要である。

なおノズル７先蝙をラッパ状にして回転し、遠心力を付
与ｔでノズル７先端で溶融ワックスをより微細化して拡
散噴霧してもよい。

そして、アルミニウム帯板１の塗装速度は４０〜２００
ＩＩｌ／）ｉｎ程度であるが、塗装されるアルミニウム
帯板２の始めと終りの部分は塗装速度が遅くなる。従っ
て、塗装速度とワックスの送り込みポンプＰの回転数を
同調させておかないと、塗装速度が遅く、ポンプＰの回
転数が一定であるため、ワックスの付着量は多くなり、
長さ方向のワックス付着量が不均一となる。

なお、ワックスの付着量は５〜２００ｍｇ／ｌｏ２に調
整すしなければならず、勿論均一な付着量となるように
調整するのは当然である。このワックスの付着量が少な
過ぎると潤滑効果は期待できないので、少なくとも５ｒ
Ｏｇ／ｌ１１２以上は必要であり、また、ワックス付着
量が多過ぎると垂れたり、盛り上ったりして不均一とな
り、特に、アルミニウム帯板１の裏面にワックスを塗布
する際にはこの傾向が着しく、かつ、成形加工において
は逆に潤滑効果を阻害するので、多くても２００＋ｎｇ
／ｍ”が限度である。以上は、アルミニウム帯板１の両
面にワックスを塗布する場合を説明したが、上、下何れ
かのノズルを閉ぢることにより、上、下何れか片面にワ
ックスを塗布することも可能である。

［実　施　例］ 本発明に係る塗装アルミニウム帯板のワックス連続塗布
方法の実施例を説明する。

実施例 溶融温度に保持されて、約７０ＫＶの高電圧に帯電して
いる溶融ワックスをノズルから微粒子状でアルミニウム
帯板に次の条件により噴射して塗布した。

条件 ラインスピード　３０ｍ／ｍｉｎ 溶融ワックス保持温度　６５℃ ワックス粒径　２０〜２５μ 目標ワックス付着量　３０ＩＩ１ｇ／ｍ２アルミニウム
帯板寸法 ０．３ａ＋ｍＸ７００ＩＩ１ｍＸ７０００Ｍこの結果は
第３図に示すように、第３図（ａ）のアルミニウム帯板
の幅方向のワックスの分布は、３０ｍｇ／ｍ２の目標に
対して略±１０％以内のばらつきであって、ワックス分
布は良好であり、また、第３図（ｂ）のアルミニウム帯
板の長さ方向のワックス分布は、３０ｍｇ／ｍ２の目標
に対して±１５％のばらつきであるのでワックス分布は
良好であるといえる。

因に、従来のワックス塗布法で行なうと目標に対して５
０〜７０％のばらつきがあり、付着性も悪く、ワックス
の脱落が生じることになり、特に、裏面塗布は困難にな
る。なお、ワックスを高電位に帯電させないと付着性が
低下することは勿論、ワックス付着量の分布も悪くなり
、２０〜４０％のばらつぎを生じる。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明に係る塗装アルミニウム帯
板のワックス連続塗布装置は上記の構成を有しているも
のであるか呟連続的に塗装されるアルミニウム帯板を引
続いて成形加工のためのワックスを連続してアルミニウ
ム帯板の片面または両面に効果的に、ばらつきの少ない
均一、かつ、最適量において塗布することができ、付着
性が良好で脱落がないという優れた効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る塗装アルミニウム帯板のワックス
連続塗布方法を説明するための図、第２隔１士瀉勘ワ１
．．り又除若［郭（Ｆｆ！ｔｒｒＭｓ匁Ｍ　　范ｆｆＦ
１１＋フルミニウム帯板に付着したワックスの分布状態
を示す図である。 １・・アルミニウム帯板、２・・塗装装置、３・・ベー
キング炉、４・・冷却装置、５・・ワックス塗布装置、
６・・ワックスタンク、７・・ノズル、８・・エアー源
、６’　、８’　　・・配管。 才１　Ｒ 才２図 ぺ ？３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塗装されているアルミニウム帯板またはアルミニウム合
   金帯板の片面或いは両面に、溶融ワックスを微粒状に噴
   射し、かつ、高電圧に帯電させて連続均一に塗布するこ
   とを特徴とする塗装アルミニウム帯板のワックス連続塗
   布方法。