JPS61162950A - カプセル用抜取りリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はカプセルピン用抜取りリングに関する。

（従来の技術） 多くの薬剤用カプセルは互いに嵌合する２つの部分（キ
ャンプと本体）ををし、調剤のため閉鎮した容器を形成
するためキャップは一部分本体に重なる。

カプセルとカプセルの部分の製造には溶融ゼラチンの中
に浸漬される金属製ピンが使用される。

ピンは乾燥炉を通され、ゼラチンが乾燥し硬化するよう
に乾燥を調整して行ない、その後、カプセルのキャップ
もしくは本体がピンから取り除かれる。ピンはステンレ
ス鋼のような材料よりつくられ、カプセルキャップもし
くはカプセル本体がピンから簡単に抜き取れるようにそ
の全長に渡って少し先細りした形を成している。カプセ
ルのキャップと本体部分は通常これらの部分が互いに嵌
め合わされたときに軸方向に分離してしまわないように
協働するような構造に成形される。

従来の装置においては抜取りは抜取りあごを使用して行
なわれる。まずピンを締めつけるように作動しその後カ
プセル部分をピンから抜取るため軸方向に移動する抜取
りあごによりピンが取り囲まれる。このような方法では
各ピンがある間はあごが必ず動作されて継続して作動さ
れるため、かなりの摩耗を受けやすい、また、あごが−
直線に並ばないこともありカプセルの裂けもしくはカプ
セルが詰められたときカプセルからの濡れを引き起こす
カプセル部分の微小な孔である“あと孔”を発生させる
ことになる。

抜取りあごを使用する抜取り装置に固有な問題点を解決
するため、例えば米国特許第４２６０３５７号明細書に
は、各ピンがカプセル形成ピンを取り囲む抜取りリング
であって通常カプセルピンの上端に位置される抜取りリ
ングを有する一つの構成が開示されている。このリング
はプラスチック材で作られ、カプセル部分を挟みピンか
ら抜き取るため、リングの中空部分に設けた金属製の挿
入部材が使用される。ピンが先細り形状を採るため、リ
ングがカプセル部分を抜くようにピン上を移動するとき
リングの内径が変化できるということは重要である。こ
のように、ピンの全長に沿って移動する間中少し偏倚し
た状態でいられるようリングは軸方向に分離している。

プラスチック材を通して適切な偏倚を伝達するため実際
は強力なばね挟みが必要とされる。ばね挟みにはある程
度の弾性があるが、しかし同時に比較的固い、このばね
挟みのためリングを反対方向に動かそうとするとかなり
の程度の摩擦抵抗が発生する。更に、最大の偏倚力を得
るため、ばね挟みの両端間の間隙が分割されたリング及
び挿入部材にある軸方向のスロットと半径方向に位置合
わせされる。ばね挟みがリング上のスロットと位置合わ
せされた状態より移動すると、偏倚力は消失することに
なる。

（発明の目的） 本発明は上記を考慮してなされたものである。

本発明の一つの局面により、カプセル形成ピン用抜取り
リングは、外部部材に対する内部部材の軸方向の一方向
の移動により内部部材が半径方向の内側方向に移動する
ような形状にした互いに協働する表面を有する内部部材
と外部部材と、半径方向の内側方向に内部部材を偏倚す
るばね手段とを有し、内部部材はピン上を湧動可簡な内
表面を形成し、またリングがピン上を軸方向の他方向に
移動するときピン上のカプセル部分に係合するための端
面を有する。

協働する表面は上記他方向に延在するとき外方向に傾斜
してもよい。

内部部材は角度をもって隔置される複数個の別々の要素
であってそれぞれがピンに係合する内表面を有する要素
により構成されてもよい。

ばね手段は外部部材に係合し、内部部材の前記端面と係
合するようにされる環状板状部材より構成されてもよい
。

板状部材は外部部材上の内側に向けられた溝に係合され
る周縁部を有してもよい。

板状部材は外部部材を取り囲み、かつ外部部材の一端面
であって内部部材の前記端面からより隔った軸方向端面
に係合する周縁を設ける形状にしてもよい。

ばね部材は内部部材を取り囲むばね挟みを有し、内部部
材はその一端面より延びる複数個のスロットであって角
度をつけて隔置され軸方向に延びるスロットを有し、ば
ね挟みは外部部材の一端面で内部部材の前記端面よりよ
り隔った端面と係合可能であり、前記軸方向スロットは
ばね挾みを超えて延在する。

本発明の他の局面によれば、互いに協働する表面を有す
る２つの部材を備え、この２つの部材のうち１つの部材
はピン受容孔を形成しかつピンからカプセルを取り除く
ようにピン上を摺動可能であり、協働表面は前記１つの
部′材がカプセル部材に係合するとき前記１つの部材の
半径方向外側への動きに抵抗するような形状になってお
り、更に前記１つの部材を内側に付勢するばね挟み手段
とを備えるカプセル形成ピン用抜取りリングが提供され
る。この１つの部材は角度をもって隔置される複数個の
部分で構成されてもよい。

本発明は種々の方法で実施されてよい、以下可能な変形
例を伴なったいくつかの特定の実施例を添付の図面を参
照して説明する。

（実　施　例） 第１図ないし第８図の抜取りリングは、例えば燐青銅で
作られそれぞれが環の一部を成す４つの同じ型のくさび
部品１４の半径方向外側表面１３であって均一に先細り
した表面１３に摺動可能に係合する均一に先細りする内
表面１２を有する例えば軟鋼層の環状外リング１１で構
成される。４つの部品１４はそれぞれ内表面１５を有す
る０表面１５の前方縁１５ａは鋭くなっている。内表面
１５は実質的に平行である。

たとえばばね鋼でできた環状ハウジング１９は分割され
た部品１４をリング１１と係合状態に保持し、内側に向
けられた環状フランジ２１であって組立てた状！！！（
第１図）でリング１１の後面２２に係合するフランジ２
１を一端に、また内側に向けられた環状フランジ２３で
あって半径方向で表面１５より外側の内縁２４を形成す
るフランジ２３を他端に有する周縁２０により構成され
る。

角度をもって隔置された半径方向に延びる一連のスロッ
ト２５がフランジ２３に形成され、軸方向に延びる一連
のスロット２６であってフランジ２１上の半径方向スロ
ット２７より延びてきてスロット２５間の中間点に位置
されるスロット２６が縁２０に形成される。フランジ２
３は内側に曲がり、部品１４の表面平坦面２９に係合す
る平坦な内側横表面２８を有する。ハウジング１９はセ
グメント１４に軸方向の偏倚力を与え、それにより表面
１２．１３の係合関係のため半径方向内側にセグメント
を付勢する。

隣り合ったセグメント間の半径方向間隙３０により組立
リングが直径が変化する先細り型のピン１７を収容する
ことができる。カプセル本体部分を形成するピンはキャ
ップ部分を形成するピンよりも少しばかり小さな直径を
持ち、セグメントは異なる大きさのピンに合わせて適切
な大きさになる。

ピンからカプセル部分を抜き取るため第８図に示す方向
に抜取りリン、グが前進する間、セグメント１４はハウ
ジング１９により後方及び内側に偏倚され、環状リング
１１と協働することによりピン表面１６に継続して接触
される。セグメントがカプセル部分３２の端３１に来る
と、セグメントの外方向動きは偏倚されているくさびに
より抵抗を受け、セグメントはピンに噛みつきカプセル
部分の端部を曲げる。リングを軸方向に更に移動するこ
とによりカプセル部分がピンより抜き取られる。カプセ
ル部分が抜かれたとき、セグメントはピンを係合するた
め内側に動き、抜き取りリングは反対方向に移動するこ
とによりその引退位置に簡単に動かすことができる。引
退移動の間半径方向の力はリングの移動にほとんどすな
わち実質的に全熱摩擦抵抗がなくなるように実質的に解
放される。カプセル部分３２はその後例えば第　１６図
中のＡ点できれいな端を残して切断されるン第９図ない
し第１３図では、抜き取りリング　４０が環状外リング
４１であって、例えば青銅で作られる環状内リング４４
上の先細りした形状の外表面４３に係合する先細り形状
の内表面４２を有する例えば軟鋼もしくはプラスチック
材で作られる環状外リング４１を有する別の実施例を示
す、リング４１．４４は、リング４４の外周溝４６に表
面４３の後部で嵌まる弾性止め座金もしくはクランプ４
５で一体に保持される。リング４４はその正面４７から
クランプ４５の後部を越えて軸方向に延び、角度をもっ
て隔置される溝４６を有する。

クランプは軸方向の溝を有し、またリング４４の面４９
であってピン軸に対し実質的に平行な環状表面４９をピ
ン表面１６と係合状態に保つので、面４９の前方側端５
０がカプセル部の端に合うとリング４４がカプセル部に
より外方向に付勢されるが、これは表面４２．４３間の
くさびの作用により抵抗を受け、カプセル部が上記のよ
うに排出される。

さらに別の好適な実施例が第１４図及び第１５図で示さ
れる。これは第１図ないし第８図に類似しているが、こ
の場合外ハウジング１９に、は環状のばね板６０であっ
て、例えばプラスチック製でありリング１１の前一方に
延びる内表面上に設けられる環状溝６２に受容される周
辺部６１を有するばね板６０が代用する。

第１６図により動作を図示すると、ピン１７は周期のは
じめにリング４４もしくはセグメント１４が係合する後
部フランジ１７ａを有する。ピン幹１７ｂには環状溝６
５が示されるので、カプセル部３２はキャンプ部である
。

くさび表面１２．１３及び４２．４３は軸線に対して例
えば３０°の角度をもっことができる。

しかし、リング４４もしくはセグメント１４の内表面の
正面部がよりしっかりピン表面と接触するように第１６
図に誇張して示されるように小さな角度、例えば１＠の
差が表面に与えられる。

変形例では、表面１５は実質的に平行ではなく対応する
ピン１７の先細り形状に合わせて先細り形状に形成され
る。

カプセル部の主な部分は均一な厚み、例えば０．００４
インチ（０，００９４センチ）の厚みがあり、ピンの先
細る割合は例えば１インチにつき０．００１インチ（２
，５４センチにつき０．００２５センチ）である。

第１７図にはリング移動の１つの方法が図示される。カ
プセル形成機においてはピンは長方形配列に配置されて
もよく、同じ列のピンが一度に抜き取゛られる。

リング移動要素８０は一列のくぼみを形成するよう配置
された中間板状部材８３と共に平行な２つの平坦な板状
部材！ｊ１．８２により構成されてもよい。その結果要
素８０は列になったピン１列のリングをくぼみ８４に受
は取るため上昇され、その後カプセル部３２を取り除く
ため前方へ移動され、リングを示された位置に持ってく
るため後方に移動され、その後でリングを解放するため
下降されることができる。このピン列はこの後火のピン
列に置き換えられ、これが繰り返される。。

実施例においては動作時のリングの掴み効果は内部及び
外部部材の互いに協働するくさび表面であって内部部材
（セグメントもしくはリング４４）の内表面の全長に渡
って分布され、かつ内側方向に作用し実質的に半径方向
に向かう力を作り出すくさび表面により与え、られる、
カプセルを抜き取るのに必要な押力はリングの角度とば
ねの張力を変えることにより変えることがモきる。その
角度は軸線に対し１５°ないし３５°であるのが好まし
い。本発明はどのように表現されようと記載されるいず
れの新規な特徴もしくはこれらの特徴の組合せをも含む
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はキャンプに取り囲まれかつ環状リング内に設け
られる４つのセグメントにより構成される抜取りリング
組立体の第一の実施例を示す直径断面図； 第２図は縮小されたキャンプの直径断面図；第３図はキ
ャップの正面図； 第４図はリング組立体の４つのセグメントの正面図； 第５図は２つのセグメントの側面図； 第６図はリング組立体の環状リングの正面図；第７図は
リングの側面図； 第８図はカプセル形成ピンと接触状態のリング組立体の
一部を示す一部断面図；矢印はカプセル部をピン端から
排出するためピン上を移動するリング組立体の移動方向
を示す；　　　　　□第９図は外部リングを示す抜取り
リングの第２の実施例の断面図； 第１０図は内部リングの管状部材を示す断面図；第１１
図は管状部材の正面図； 第１２図はリングの正面図； 第１３図は第２の実施例の外部リングを示す断面図； 第１４図は第１５図より観て左側よりみた軸方向の図； 第１５、図は第３の抜取りリング組立体の直径上の一部
断面図； 第１６図はピンと抜取りリングを示す軸方向の一部断面
図；及び 第１７図はピン及びピン移動体構成を示す斜視図である
。 １１・・・環状外リング。 １２・・・内表面。 １４・・・（さび部品。 １５・・・表　面。 ２１・・・フランジ。 ２４・・・内　縁。 ２５・・・スロット。 ３２・・・カプセル部分。 ４１・・・環状外リング。 ４４・・・環状内リング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カプセル形成ピン用抜取りリングにおいて、前記リ
   ングが外部部材に対する内部部材の軸方向の一方向移動
   により内部部材が半径方向内側に動くような形状をした
   互いに協働する表面を有する内部及び外部部材と、前記
   内部部材を半径方向内側に付勢するばね手段とを有し、
   前記内部部材がピン上を摺動可能な内表面を形成し、か
   つピン上をリングが他方向に移動するときピン上のカプ
   セル部と係合する端面を有することを特徴とする抜取り
   リング。 ２、協働する前記表面が前記他方向に延在するとき外側
   に傾斜することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の抜取りリング。 ３、前記内部部材が角度をもって隔置される複数個の別
   々の要素であってそれぞれがピンに係合する内表面を有
   する要素により構成されることを特徴とする特許請求の
   範囲第１頃または第２項に記載の抜取りリング。 ４、前記ばね部材が前記外部部材に係合しかつ前記内部
   部材の前記端面を係合するようにされる環状板状部材で
   構成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至
   第３項に記載の抜取りリング。 ５、前記板状部材が前記外部部材上の内側に向けられた
   溝に係合される周縁部を有することを特徴とする特許請
   求の範囲第４項に記載の抜取りリング。 ６、前記板状部材が、前記外部部材を取り囲み、かつ前
   記外部部材の軸方向一端であって前記内部部材の前記端
   面からより隔った端面を係合する周縁を形成する形状を
   有することを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の
   抜取りリング。 ７、特許請求の範囲第１項もしくは第２項に記載の抜取
   りリングにおいて、前記ばね手段が前記内部部材を取り
   囲むばね挟みを有し、前記内部部材が角度をもって隔置
   される軸方向スロットであって前記内部部材の一端面か
   ら延びる複数個のスロットを有し、前記ばね挟みが前記
   内部部材の前記端面からより隔った前記外部部材端面に
   係合可能であり、前記軸方向スロットが前記ばね挟みを
   超えて延在することを特徴とする抜取りリング。 ８、カプセル形成ピン用抜取りリングにおいて、前記リ
   ングが互いに協働する表面を有する２つの部材を備え、
   前記２つの部材の１つはピン受容孔を形成しかつピンか
   らカプセル部を取り除くようにピン上を滑動可能であり
   、前記協働面は前記１つの部材がカプセル部に係合する
   とき前記１つの部材の半径方向外側への動きに抵抗する
   ような形状になっており、更に前記１つの部材を内側に
   付勢するばね手段を備えることを特徴とする抜取りリン
   グ。 ９、前記１つの部材がピン角度をもって隔置された複数
   個の部分より構成されることを特徴とする特許請求の範
   囲第８項に記載の抜取りリング。