JPS6116286B2 - - Google Patents

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JPS6116286B2
JPS6116286B2 JP19189781A JP19189781A JPS6116286B2 JP S6116286 B2 JPS6116286 B2 JP S6116286B2 JP 19189781 A JP19189781 A JP 19189781A JP 19189781 A JP19189781 A JP 19189781A JP S6116286 B2 JPS6116286 B2 JP S6116286B2
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JP
Japan
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organo
poly
bonded
sic
siloxane
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JP19189781A
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English (en)
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JPS5893727A (ja
Inventor
Fuubaa Peetaa
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Wacker Chemie AG
Original Assignee
Wacker Chemie AG
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  • Silicon Polymers (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 米国特許第4046795号明細書(E.R.Martin、
SWS Silicones Corporation、1977年9月6日発
行、例18で酸活性粘土の存在においてシクロテト
ラシロキサンとメルカプトアルキルトリアルコキ
シシランとの反応が起らないことが記載されてい
る。しかしこの刊行物により、シクロトリシロキ
サンとメルカプトアルキルトリアルコキシシラン
とを酸活性粘土の存在において反応させることが
できかつその際にSiC−結合のヒドロキシル基を
含有するオルガノ(ポリ)シランを一緒に使用し
得ることが記載されている。しかしシクロトリシ
ロキサンは純粋な形では比較的入手し難い。とこ
ろで、Si−結合のヒドロキシル基を含有するオル
ガノ(ポリ)シロキサンがシクロトリシロキサン
の不存在においても例えばγ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシランと酸活性粘土の不存在にお
いて反応し得ることが判明した。
それ故、本発明の目的は、オルガノ(ポリ)シ
ロキサンを、唯1個の珪素原子価だけを飽和して
いる有機残基に結合しているチオール基を有する
シランと、酸活性酸性白土の存在において反応さ
せることによるSiC−結合のチオール基を有する
オルガノ(ポリ)シロキサンの製造であり、これ
はこの反応で使用するチオール基を含まないオル
ガノ珪素化合物がSi−結合のヒドロキシル基を有
するオルガノ(ポリ)シロキサン及び場合によ
り、トリオルガノシロキサン単位と場合により、
ジオルガノシロキサン単位とから構成されている
オルガノ(ポリ)シロキサンであることを特徴と
する。
唯1個の珪素原子価だけを飽和する有機残基に
結合しているチオール基を有するシランとしては
一般式: HSRSiR′X(OR″)3-X を有するもの又はそのようなシランからの混合物
が優れている。この式中、Rはエーテル酸素原
子、チオエーテル窒素原子、−COO−基又は−
CSS−基により遮断されていてよい炭素原子1〜
18個を有する2価の炭化水素基であり、R′は場
合によりハロゲン化されている1価の炭化水素基
であり、R″は水素又は炭素原子1〜8個を有す
る炭化水素基でありかつXは0又は1である。基
R,R′及びR″は直鎖か又は分枝鎖であつてよ
い。Rの例は式: −CH2− −CH2CH2− −(CH23− −CH2C(CH32CH2− −CH2CH2SCH2CH2− −CH2CH2OCH2CH2− −CH2COOCH2− −CH2CSSCH2− を有するものである。
有利にはR′はメチル基である。R′基の他の例
はビニル基及びクロルフエニル基である。
炭化水素基R″の優れている例はメチル基、エ
チル基及びイソプロピル基である。
本発明方法で使用可能なシランの詳細な例は、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、β−
メルカプトエチルトリエトキシシラン及びω−メ
ルカプトアミルトリメトキシシランである。
本発明方法で使用し得るSi−結合のヒドロキシ
ル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンとして
は一般式: の単位からなるものが優れている。この式中
R′は同じか又は異なる1価の場合より置換され
ている炭化水素基であり、aは0,1,2又は3
であり、平均0.9〜2でありかつbは基本的にす
べてのこの単位においてaが数値2である場合Si
−結合のヒドロキシル基を含有するオルガノ(ポ
リ)シロキサン中にSi−結合のヒドロキシル基少
なくとも0.2重量%、殊に1〜8重量%が存在す
るような数値であり、かつbは前記単位の少なく
とも1.0%においてaが0又は1である場合Si−
結合のヒドロキシル基を含有するオルガノ(ポ
リ)シロキサン中にSi−結合のヒドロキシル基少
なくとも0.5重量%が存在するような数値を表わ
す。
炭化水素基R′の例はアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基及びsec−ブチル基、オクチル
基及びドデシル基;シクロアルキル基、例えばシ
クロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロヘ
プチル基;アルケニル基、例えばビニル基及びア
リル基;アリール基、例えばフエニル基;アルカ
リール基、例えばトリル基;アルアルキル基、例
えばベンジル基である。置換されている炭化水素
基R′の例は特にハロゲン化炭化水素基、例えば
1,1,1−トリフルオルプロピル基、α,α,
α−トリフルオルトリル基、クロルフエニル基、
ジクロルフエニル基である。特に取得が容易であ
るので殊にR′の少なくとも80%がメチル基であ
る。場合により存在する他の基R′は殊にフエニ
ル基である。
トリオルガノシロキサン単位及び場合によりジ
オルガノシロキサン単位から構成されておりかつ
本発明方法で一緒に使用することのできるオルガ
ノ(ポリ)シロキサンの最も重要な例は一般式: (CH33SiO〔Si(CH32O〕oSi(CH33 〔式中nは0又は整数1〜20である〕を有する
ものである。
本発明方法で、トリオルガノシロキサン単位及
び場合によりジトリオルガノシロキサン単位から
構成されているオルガノ(ポリ)シロキサンを一
緒に使用する場合、そのようなオルガノ(ポリ)
シロキサンをSi−結合のヒドロキシル基を有する
オルガノ(ポリ)シロキサンとの混合物でチオー
ル基を含有するシランとの反応に使用するか又は
後からこの反応で形成されたSiC−結合のチオー
ル基を含有するオルガノ(ポリ)シロキサン中に
平衡導入することができる。後者の方法を適用す
る場合、チオール基及び炭化水素基もしくはシラ
ノール基を含有するシランとSi−結合のヒドロキ
シル基を含有するオルガノ(ポリ)シロキサンと
の反応で副生成物として形成するアルコール及び
水をSiC−結合のチオール基を含有するオルガノ
(ポリ)シロキサンから予め例えば蒸留により除
去すると有利である。
酸活性酸性白土の優れている例は市販されてお
り、次の特性値を有する: 特性値 嵩重量: 450g/ 振動嵩重量(Ruttelgewicht) 670g/ 密度: 2.4Kg/ 湿度(2時間、110℃): 最高7重量% 強熱減量(1000℃): 〃 〃 1.0重量%水性懸濁液中のPH: 2.9。
この酸性白土は二酸化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化鉄()、酸化マグネシウム、酸化ナト
リウム及び酸化カリウムから成つている。この酸
性白土の97重量%は150μmの粗いメツシユ幅の
篩を通過する。
他の多数の酸性白土は名称“テラナ
(Terrana:登録商標)L80”、“トンシル
(Tonsil:登録商標)AC”、‘クラリツト
(Clarit:登録商標)スタンダード(Standard)
A”“ノルダール(Nordal:登録商標)”、“フイ
ルトロール(Filtrol:登録商標)ウルトラ
(ultra)”及び“ルムシル(Rumsil:登録商標)”
で市販されており、同様に本発明方法に好適であ
る。
1種の酸活性酸性白土を使用することができる
が、種々の酸活性酸性白土の混合物を使用するこ
ともできる。
酸活性酸性白土をその都度反応成分の全重量に
対して0.1〜1.0重量%、特に0.5〜3重量%の量で
使用すると有利である。
本発明方法を溶剤、例えば脂肪族炭化水素、例
えばヘプタン、もしくはベンゼン、トルエン又は
キシレンのような芳香族炭化水素中で実施するこ
とができる。種々の溶剤の混合物を本発明方法に
使用できることは勿論である。
本発明方法を温度範囲25〜200℃で実施すると
有利である。この範囲は最低の経費を必要とする
に過ぎないからである。本発明方法を周囲の大気
圧で、従つて1バール又は約1バールで実施する
と有利である。所望の場合には、高い圧力又は低
い圧力を適用することもできる。
本発明により製造したSiC−結合のチオール基
を有するオルガノ(ポリ)シロキサンは、従来
SiC−結合のチオール基を有するオルガノ(ポ
リ)シロキサンを使用することのできたすべての
用途、例えば金属用保護膜として使用することが
できる。
次に本発明を実施例について詳説するが、特に
記載のない限り「部」は「重量部」を表わす。
例 1 撹拌機、温度計、水分離器と連結している還流
冷却器及びガス導入管を具備している2−三首
フラスコ中で末端単位にそれぞれ1個のSi−結合
のヒドロキシル基を有していて、Si−結合のヒド
ロキシル基3.7重量%を含有するジメチルポリシ
ロキサン1500g、ヘキサメチルジシクロサン
30g、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン60g、前記の特性を有する酸性白土25g及びト
ルエン60gから成る混合物を撹拌下に約80℃に加
熱し、次に80℃〜110℃に2時間保持する。同時
に反応混合物中に窒素を通して反応の際に形成さ
れるメタノール及び水を除去する。
その後、フラスコ内部温度160℃までで周囲の
大気圧で沸騰する物質を留去させる。その際に残
留するSiC−結合のチオール基を有するオルガノ
ポリシロキサンは25℃で粘度47mm2・S-1を有しか
つ核磁気共鳴測定によりメトキシ基とジメチルシ
ロキサン単位との比は0.6:97.7でありかつメル
カプトプロピル基とジメチルシロキサン単位との
比は1.7:97.7である。
例 2 撹拌機、温度計、水分離器と連結している還流
冷却器及びガス導入管を備えている2−三首フ
ラスコ中で、メチルトリクロルシラン1.250部、
ジメチルジクロルシラン1.25部及びトリメチルク
ロルシラン1150部をトルエン中の水で混合加水分
解することにより製造した、Si−結合のヒドロキ
シル基2.7重量%及び粘度63mm2・s-1(25℃で)を
有するオルガノポリシロキサン樹脂750g、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン80g;前
記の特性を有する酸性白土8g及び1バール(絶
対)で沸騰範囲80〜110℃を有するアルカン混合
物100gからなる混合物を撹拌下に約80℃に加熱
し、次に80℃〜110℃に2時間保持する。同時に
反応混合物中に窒素を通して反応の際に形成した
メタノール及び水を除去する。その後、フラスコ
内部温度160℃までで周囲の大気圧で沸騰する物
質を留去させる。その際に残留するSi−結合のチ
オール基を有するオルガノポリシロキサンは25℃
で粘度120mm2・S-1を有しかつ核磁気共鳴測定によ
りメルカプトプロピル基0.37モル%を含有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オルガノ(ポリ)シロキサンと、唯1個の珪
    素原子価だけを飽和している有機残基に結合して
    いるチオール基を有するシランとを酸活性酸性白
    土の存在において反応させることによりSiC−結
    合のチオール基を有するオルガノ(ポリ)シロキ
    サンを製造する方法において、この反応に使用す
    るチオール基を含まないオルガノ珪素化合物が
    SiC−結合のヒドロキシル基を有するオルガノ
    (ポリ)シロキサン及び場合により、トリオルガ
    ノシロキサン単位と場合により、ジオルガノシロ
    キサン単位とから構成されているオルガノ(ポ
    リ)シロキサンであることを特徴とするSiC−結
    合のチオール基を有するオルガノ(ポリ)シロキ
    サンの製法。 2 オルガノ(ポリ)シロキサンとして末端単位
    中にそれぞれ1個のSiC−結合のヒドロキシル基
    を有する、Si−結合のヒドロキシル基1〜8重量
    %を含有するジメチルポリシロキサンを使用する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP19189781A 1981-12-01 1981-12-01 SiC−結合のチオ−ル基を有するオルガノ(ポリ)シロキサンの製法 Granted JPS5893727A (ja)

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DE10132941A1 (de) * 2001-07-06 2003-01-23 Degussa Oligomere Organosilane, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung

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