JPS61162630A - 杭打工法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、橋台、石油掘削用足場等の構造物の基礎を杭
打工法で構築する杭打工法及びその装置に関する。

［従来の技術］ 構造物の基礎を構築する際にパイルを打込む作業は、従
来第１０図、第１１図に示す如く行われていた。

第１０図に示すものは杭打船１による工法であり、傾動
可能なりグラ２゛が搭載され、このヤグラ２に沿って打
込得る様バイル３を保持し、又ヤグラ２にガイドされた
ハンマ４によってパイル３を殴打打込むものである。

又、第１１図に示すものは所謂ジャケット工法であり、
ハンマ４をロープ５で吊下げ、バイ″ル３の保持は構築
すべき構造物６の脚柱１にパイル３を挿通せしめ、脚柱
７をガイドとしてパイル３を打込むものである。

然し乍ら、ｔｉＪ＆ｌ！シた２の従来技術のうち、前者
は大規模なりグラを必要とし、設備費が高価となる。ヤ
グラは船の前後方向にのみしか傾動し得ないので、斜杭
打作業に制限が生じる。

又、後者は脚柱にパイルを挿通する為の作業が面倒であ
り、芯合せの際パイルの先端を水平分力により潰すこと
がある。又、構造物の脚柱等が利用できない場合は、案
内装置を別途用意しなければならず、工事が大掛かりと
なる。

更に、両者ともバイルの位置決め、バイルとハンマとの
芯合せ等は全て操船によるもので、極めて非能率的であ
ると共に熟練を要する。又、杭打船等の浮体物に支持さ
れたハンマにより杭打作業を行うので、天候、海洋条件
に左右され、危険であると共に稼働率が低い。

〔発明が解決しようとする問題点Ｊ 本発明は、上記実情に鑑みバイルを如何なる方向にも容
易に傾動保持し得ると共にバイルの打設位置への位置決
めが迅速容易に行え更に天候、海洋条件に左右されるこ
となく杭打作業を行える様にしたものである。

［問題点を解決するための手段１ 本発明は、既打設バイルｊに走行装置を介して乗置され
たプラットホームの前端に横行台車を横行且前慢動可能
に設け、該横行台車に°バイルを傾斜可能に保持するバ
イルホルダを支承せしめ、プラットホームに走行可能な
クレーンを配置し、該クレーンによりバイルハンマを吊
下支持し得る様にした杭打装置に係り、杭打装置を既打
設パイルを介して直接地盤に支持し得る様にし杭打作業
を安全容易に且天候、海洋条件に左右されることなく行
い得装置の稼働率を向上するものである。

［実　施　例］ 以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。

図中３８は打設を完了した既打設パイルであり、該既打
設バイル３ａに走行装置８を取外し可能に設置し、走行
装置８を介してプラットホーム９を既打設バイル３ａに
支承せしめる。プラットホーム９の上面にレール１０を
敷設し、該レール１０にクレーン１１を走行可能に軌乗
させる。該クレーン１１はバイル３の吊上下げ、運搬を
行うと共にパイルハンマ４を吊下げ支持する。プラット
ホーム９の前面に出入可能に支持梁１２を設け、該支持
梁１２に横行梁１３を掛渡して横行台車１４を横行自在
に支承せしめる。又、横行台車１４にはパイルホルダ１
５が捻転且回動自在に支持され、該パイルホルダ１５に
よってバイル３が鉛直線に対し自在な方向に傾斜されて
保持される様になっている。

更にプラットホーム９の後部には雑役用のクレーン１６
が設けられ、又上面にはハンマ格納台１１が設置されて
異径のバイルを打込際に使用されるパイルハンマ４が格
納され、該格納台１１外側には所要本のバイル３を載置
し得る。

以下上記構成の杭打装置の作動を説明する。

クレーン１１によりプラットホーム９上のバイル３を吊
上げ、クレーン１１を適宜走行させバイル３をバイルホ
ルダ１５上方に吊下げ、更にクレーン操作によってパイ
ルホルダ１５に支持させる。

支持梁１２の出入、横行台車１４の横行、更にパイルホ
ルダ１５の傾斜を行って、バイル３の打込位置、姿勢を
決定する。

次に、ハンマ４を格納台１１より吊上げバイル３の上端
上方迄移動させる。ハンマ４は補助ロープ［１，１９に
よって吊下げられる様になっており、該２本の補助ロー
１１８，１９の長さを適宜選択することによりハンマ４
の軸心の角度を自由に決定できる。而してハンマ４の傾
斜角はバイル３の傾斜角と一致する様事前に補助ロープ
１８゜１９の長さが調整されており、ハンマ４をバイル
３にセットする作業は容易に行い得る。

ハンマ３のセットが終るとハンマ４を駆動してバイル３
を打込む。

バイル３の打込みが完了し杭打装置を移動させるには次
の如く行う。

図示しないもう１組の走行装置を打込みが完了したバイ
ルのｍ部に設置し、既設の走行装置８．８とのレベル出
しを行う。走行装置８．８を駆動し、プラットホーム９
を前進させる。プラットホーム９が完全に新に設置した
走行装置（図示せず）及び前側の駆動装置８に乗置ると
後側の駆動装置８を既打設バイル３ａから取外し、次工
程の前進に備える。

尚、前記したクレーンはクローラクレーン、トラックク
レーン等であってもよい。

上記した作動を繰返えせば、所要範囲の杭打作業を行う
ことができる。

次に、前記したパイルホルダ１５について第３図〜第４
図に於いて説明する。

前記横行台車１４は横行梁１３に横行自在に軌乗してお
り、横行梁１３側に敷設したラック２０、横行台車１４
側に設けた走行モータ２１及び該モータによって駆動さ
れるビニオン２２によって走行し得る様になっている。

尚、図中２３は横行台車１４の微動及び固定を行う為の
シリンダであり、横行梁１３に固定解除可能となってい
る。

横行台車１４には横行方向と直角且水平に延びる支持軸
２４を回転（捻転）自在に設け、該支持軸２４にパイル
ホルダ１５を傾動自在に設けである。

而して、パイルホルダ１５は支持軸２４に取付けた傾動
シリンダ２５により、又横行台車１４に取付けた捻転シ
リンダ２６によって、傾動且捻転し得る様になっている
。パイルホルダ１５の上端下端にはそれぞれパイルチャ
ック２７．２７が設けられ鼓状のローラ２８を介してパ
イル３を保持し得る。

而して、パイル３はパイルホルダ１５に円滑に保持され
、位Ｉ決め、姿勢の決定を容易且迅速に行い得る。

第５図〜第９図は走行装置８を示しており、該走行装置
１８．８は相対峙する２組の既打設バイル３ａ　、　３
ａにそれぞれ掛渡している。

既打設バイル３ａ、３ａに支持ビーム２９を掛渡し、該
支持ビーム２９に左右一対の駆動ユニット３０゜３０、
ガイドユニット３１．３１を設ける。図中３２はプラッ
トホーム９の主ビームを示す。

支持ビーム２９の駆動ユニット３０の直下にスラスト受
軸３３を植設し、該スラスト受軸３３に上下方向に摺動
自在なリング３４を嵌合し、該リング３４にはフレーム
３５をビン３６を介して傾動自在に取付ける。該ビン３
Ｂの両側に油圧ジヤツキ３１、楔装置１３８を設ける。

フレーム３５の中心位置に駆動軸３９を回転自在に設け
、該駆動軸３９の前後に対称的に軸４０．４０を取付け
る。軸４０．４０にはギア４１を固着した車輪４２をそ
れぞれ２粗回転自在に取付け、車輪４２は主ビーム３２
の下面に敷設したレール４３に当接可能とする。前記駆
動軸３９にはギア４１に噛合するビニオン４４を２個嵌
着し、駆動軸３９の突出せる外端には被動スプロケット
４５を嵌着する。フレーム３５の前面にブレーキ、減速
機が１体となったモータ４６を取付け、該モー９４６の
主力軸に嵌着した駆動スプロケット４１と前記被動スプ
ロケット４５とをチェーン４８により連結する。

次にガイドユニット３１を説明する。

固定架台４９の上面は２段となっており、上段面に垂直
に取付けた支持軸５０にサイドローラ５１を回転自在に
取付け、下段面には対峙する２組の楔装置５２．５２を
設ける。前記サイドロー５５１は主ビーム３２の側面に
転勤可能に当接し、楔装置５２．５２は主ビーム３２の
下面に当接し得る様になっている。

走行装置Ｉ８の作動を説明する。

プラットホーム９を移動する場合、ジヤツキ３７を伸長
させ車輪４２をレール４３に当接させＨ８駆動ユニット
３０のレベル出しを行う。各駆動ユニット３０のレベル
出しが完了すると、楔装置１３８を調整しプラッートホ
ーム９が車輪４２、フレーム３５、積装Ｗ１３８を介し
て既打設バイル３ａに支持される様にする。又、ガイド
ユニット３１を操作してプラットホーム９とガイドユニ
ット３１とを切離す。

斯かる状態でモータ２１を駆動すると、駆動スプロケッ
ト４１、ビニオン４４を介してギア４１と車輪４２が１
体に回転し、プラットホーム９を移動させ得る。プラッ
トホーム９の移動中サイドローラ５１を介してガイドユ
ニット３１により横移動が規制される。

プラットホーム９を所要量移動させ終ると、モータ４６
を停止して車輪４２を拘束する。次に、楔装置ｆ５１を
操作し、プラットホーム９をガイドユニット３１を介し
て支持する様にする。

即ち、杭打作業時には、荷重が楔装置５２を介して既打
設パイルに支持され、杭打時の過大な荷重が車輪等に作
用することがなく車輪、軸受等を損傷することがない。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、 （Ｄ　　杭打装置が既打設パイルによって直接地盤で、
支持されるので天候、海洋条件に左右されることがない
、 Ｇ）　安全確実にパイル打込みが可能となる、（ロ）パ
イルの位置決めが迅速容易にできる、υ　稼動率が向上
する、 等の優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る杭打装置の側面図、第２図は同前
平面図、第３図はパイルホルダの平面図、第４図は同前
側面図、第５図は走行装置の平面図、第６図は第５図の
Ａ部拡大図、第７図は第６図の８矢Ｍ図、第・８図は第
６図のＣ矢視図、第９図は第８図のＤ矢視図、第１０図
は従来技術の説明図、第１１図は他の従来技術の説明図
である。 ３．３ａはパイル、４はパイルハンマ、８は走行装置、
１１はクレーン、１４は横行台車、１５はパイルホルダ
を示す。 特　　許　　出　　願　　人 川崎製鉄株式会社 特　　許　　出　　願　　人 石川島播磨重工業株式会社 第５図 ｉ！８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）既打設パイルに杭打装置を乗置し、杭打装置による
   パイル打設の進行に伴い、新に打設されたパイルに杭打
   装置を移変えることを特徴とする杭打工法。 ２）既打設パイルに走行装置を介して装置されたプラッ
   トホームの前端に横行台車を横行且前後動可能に設け、
   該横行台車にパイルを傾斜可能に保持するパイルホルダ
   を支承せしめ、プラットホームに走行可能なクレーンを
   配置し、該クレーンによりパイルハンマを吊下支持し得
   る様にした杭打装置。