JP3026767B2 - 流木等の回収装置 - Google Patents

流木等の回収装置

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JP3026767B2
JP3026767B2 JP9034403A JP3440397A JP3026767B2 JP 3026767 B2 JP3026767 B2 JP 3026767B2 JP 9034403 A JP9034403 A JP 9034403A JP 3440397 A JP3440397 A JP 3440397A JP 3026767 B2 JP3026767 B2 JP 3026767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水面に浮かんでい
る流木等を回収するために昇降可能な台車を有する回収
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばダム湖に流木その他の浮遊物が散
在していると、排水上支障を生じる。そのため上記浮遊
物を除去する必要がある。しかし従来はボートで流木を
寄せ集め、人力によってワイヤーを掛け、クレーンによ
って1本ずつ引き上げる作業によって処理されていた。
このような作業は危険が大きく、また人件費も嵩むとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は、流木その他の
浮遊物を安全にかつ低コストで回収できるようにするこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、水面下から水面上の荷揚げ位置へ伸びた
ガイドレールと、流木等を載せる積載部を有し、水面下
から荷揚げ位置までガイドレールに沿って昇降可能な少
なくとも一対の転輪を有する回収用の台車と、荷揚げ位
置に回収用台車が来たときに一方の転輪を下方に、また
他方の転輪を上方に誘導して当該台車を傾斜させ、流木
等を同台車上から排出するためガイドレールに関連して
設けた傾斜排出機構とによって流木等の回収装置を構成
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る装置は、水面に浮か
んでいる流木その他の浮遊物を回収するために昇降可能
な台車10を有する。
【0006】この回収装置Aでは、水面付近の回収位置
P1から水面上の荷揚げ位置P2へ伸びるガイドレール
11を使用する。このガイドレール11は台車10の荷
重を負担し、また台車10を前記回収位置P1と荷揚げ
位置P2間にて誘導することができる。
【0007】例示されたガイドレール11はダム湖岸の
傾斜面に設置可能なもので、下端は水面WLの下にあ
り、上端は収荷場等が設置される地上部へ伸びており、
上下両端部がほぼ前記の各位置P1、P2となる。例示
のガイドレール11は、2条の軌道11a、11bから
成る。それらは、後述する台車傾斜方向を前後方向とす
るために上下に配置されている。その場合台車10の姿
勢変更のために荷揚げ位置P2には下向き及び上向きの
軌道変更部11u、11vを設ける。4輪台車10を使
用する場合、ガイドレール11は左右一対使用する。し
かし台車10を支える別の装置がある場合ガイドレール
11は1組で良い。
【0008】台車10の構造、形態およびその昇降のた
めの機構は任意である。流木等を積載して、安定に搬送
する必要上、水平な部分か或いは流木等が勝手に動き出
さない手段、構造を持った積載部12を設ける。例示の
台車10は基台13にバケット型の積載部12を取り付
けてこの部分を構成しており、積載部12は斜面で囲ま
れた浅い皿状を有し、排水性も良好である。
【0009】この台車10は少なくとも一対の転輪1
4、15を有し、それによってガイドレール11に沿っ
て昇降可能となる。この転輪14、15は前後一対で構
成することができる。図3参照。積載部12をほぼ水平
にするため、前部転輪14は短い軸受16で支え、後部
転輪15は長い軸受17で支えられる。基台13を介さ
ず積載部12へ直かに転輪を設けても良い。
【0010】例示の場合、前部転輪14を下部軌道11
aに、後部転輪16は上部軌道11bに分けて配置し、
前記下向き及び上向きの軌道変更部11u、11vへ各
転輪14、16が自然に誘導される構成をとる。軌道変
更部11u、11vは長短の脚状の軸受と共に、傾斜排
出機構を形成する。
【0011】図示の実施例では後部転輪15を支える長
い軸受17を上端にて基台13に軸支し、同軸受17の
前部をストッパーで18で支える構成をとる。長い軸受
17がストッパー18で支えられるとき直立し、積載部
12は水平となる。19は支軸を示す。なお、脚状の軸
受17も短い軸受同様左右2組設け、故に前部転輪14
及び後部転輪15共少なくとも左右2個で構成される。
【0012】このような台車10を昇降させるために、
ロープ20の巻き取り巻き戻しによる駆動方法を取るこ
とができる。この場合ロープ20の先端は、上昇方向で
ある前方から台車10へ接近し、長い軸受17の前側に
取り付けたプーリ21に掛回しその後、前方へ曲げ返し
て台車10の中央部等適当な箇所に取り付けることがで
きる(図3)。ロープ20の他端は荷揚げ位置近辺に設
けた回転動力源22に、減速機やクラッチ等中間制御機
材を介して接続される。該動力源22には減速器付きシ
ンクロモーターが使用できる。23は後方傾斜用ロープ
であって、長い軸受17に接続し、それを後方(下方)
へ引いたとき積載部12を後方へ傾斜可能とする。
【0013】上記のガイドレール11に沿って流木等の
集積作業のための作業台24を設けることができる。台
車10を水面下におろしたとき、流木等をかき集めるた
めに作業者がその上に乗ることができ、水面下から水面
(上)まで昇降可能である。この作業台24も、台車昇
降機構の側方に設けられた昇降レール25に沿って移動
する。26は同レール25を走行するための走行輪を示
す。図4、図参照。27は作業台昇降用の巻き取り用
ウインチ、28は前記ロープ20の巻き取り器を示す。
【0014】荷揚げ位置P2の下方には設備の構造体3
0を利用してトラックへの積み込み部31を設けること
ができる。32は積み込み口を囲むホッパ状部、33は
操作盤を示す。また34は脚柱、35は露台を示す。
台35はガイドレール11に沿った階段状の部分(図
2、図7)、同部分の上部から荷上げ位置へ渡された水
平な部分(図1)、そしてトラックへの積み込み部31
の周囲の部分(図2)に夫々設けられる。
【0015】このように構成された本発明に係る装置で
は、予め岸辺の設置場所に流木等を集め、水面WLの下
から台車10を上昇させるときに積載部12に流木等を
かき入れ、ロープ20を巻き上げて荷揚げ位置へそのま
ま上昇させる。荷揚げ位置P2へ到達するとき、前部転
輪14は下向き軌道変更部11uを進んで低くなり後部
転輪15は上向き軌道変更部11vを進んで高くなるの
で台車10が前傾し、集積した流木等を排出する。
【0016】ロープ20を巻き戻すと台車10は容易に
後退、下降することができる。台車が水面WLへ進入す
るときに、傾斜用ロープ23を引いて後傾させておくと
抵抗なく沈水する。以上の作業はほぼ全部遠隔的に操作
することができる。なお、作業台24は巻き取りウイン
チ27を手動操作して予め水面付近の適当な位置におろ
しておく。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、流木その他の浮遊物を僅かな人手で
水面上から回収することができ、人員を要する作業は台
車上へ流木等を集めることだけであるから危険性が大幅
に減少し、安全かつ低コストでの回収が実現するという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流木等の回収装置の1実施例を示
す側面説明図。
【図2】図1のものの平面説明図。
【図3】台車の側面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】荷揚げ位置における台車の動作説明図。
【図6】回収位置付近における台車の動作説明図。
【図7】作業台部分を示す側面説明図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に浮かんでいる流木等を回収するた
    めに昇降可能な台車を有する回収装置であって、水面下
    から水面上の荷揚げ位置へ伸びたガイドレールと、流木
    等を載せる積載部を有し、水面下から荷揚げ位置までガ
    イドレールに沿って昇降可能な少なくとも一対の転輪を
    有する回収用の台車と、荷揚げ位置に回収用台車が来た
    ときに一方の転輪を下方に、また他方の転輪を上方に誘
    導して当該台車を傾斜させ、流木等を同台車上から排出
    するためガイドレールに関連して設けた傾斜排出機構と
    から成ることを特徴とする流木等の回収装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールは2条の軌道から成り、そ
    れらは上下に配置され、一方の転輪を一方の軌道に、他
    方の転輪は他方の軌道に分けて配置し、両軌道を末端に
    て上下に離すことによって台車の姿勢を傾斜させる請求
    項1記載の流木等の回収装置。
  3. 【請求項3】 台車は、流木等を積むための積載部とそ
    れに直接または部材を介して取り付けた前後一対の転輪
    とからなり、前部転輪は短い軸受により、後部転輪は長
    い軸受により夫々積載部側に取り付け、積載部がほぼ水
    平となるようにした請求項1記載の流木等の回収装置。
  4. 【請求項4】 長い軸受は後方へのみ回転して積載部を
    後方へ傾斜可能であり、台車を昇降させるためのロープ
    が上記長い軸受を前方へ引っ張る状態で台車側に接続さ
    れている請求項3記載の流木等の回収装置。
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CN102666736B (zh) * 2009-10-28 2014-10-22 东洋油墨Sc控股株式会社 二酮吡咯并吡咯颜料分散剂、使用该分散剂的颜料组合物、着色组合物和滤色器

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