JPS6116164B2 - - Google Patents

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JPS6116164B2
JPS6116164B2 JP5949083A JP5949083A JPS6116164B2 JP S6116164 B2 JPS6116164 B2 JP S6116164B2 JP 5949083 A JP5949083 A JP 5949083A JP 5949083 A JP5949083 A JP 5949083A JP S6116164 B2 JPS6116164 B2 JP S6116164B2
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JP
Japan
Prior art keywords
welding
container
mouth
stainless steel
inner container
Prior art date
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Application number
JP5949083A
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English (en)
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JPS59183718A (ja
Inventor
Genbee Kawaguchi
Akiichi Murata
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Individual
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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般家庭等に於いて使用するステン
レス鋼板製魔法瓶の製造方法の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 近年、魔法瓶にあつてはその耐久性の向上とい
う観点から、内容器及び外容器をステンレス鋼板
製としたものが開発され、広く利用されている。
而して、従前のこの種のステンレス鋼板製魔法
瓶の一般的な製造方法は、第7図に示す如く、ス
テンレス鋼製薄板を筒状に折り曲げ、その突き合
せ部分を溶接Wして胴部1aを形成し、該胴部1
aの上下端にプレス加工により形成した椀状の口
部1b及び底部1cを夫々溶接Wして内容器1を
形成し、更に胴部2a、口部2b及び底部2cを
溶接して成る外容器2内へ内容器1を挿入し、
内・外両容器1,2の口部1b,2b先端を夫々
溶接Wする方法が採用されている。
然し乍ら、従前の製造方法にあつては、胴部を
溶接によつて形成すると共に、これに口部と底部
を溶接しなければならず、溶接個所が4個所と多
い為、内・外容器1,2に溶接ひずみが生じて真
空断熱空間3の幅が均一にならなかつたり、或は
溶接個所から真空漏れを起し易いという難点があ
る。
又、溶接工程が、胴部1aを形成するための直
線上の溶接と、口部1b並びに底部1cを胴部1
aへ固着するための円周方向の溶接と、内・外筒
の口部先端同志を溶接する円周方向の溶接の四工
程を必要とするため、溶接工程が複雑になつて製
造コストの低域が難かしいという問題もある。
更に、胴部1aと口部1b又は底部1cとの形
成加工法が異なるうえ、必要とする組立部材の総
数が6部材となるため、必然的に多種類の製造設
備等が必要となり、製造コストの引下が困難とな
る。
そのうえ、内・外両容器1,2間にスペーサを
挿着しない場合には、強度、特に外容器2の耐圧
強度の関係から、形状が円筒形に限定されると共
に、板厚さを0.4mm以下にすることが困難であ
り、軽量化を図り難い等の問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来のステンレス鋼板製魔法瓶に於
ける上述の如き問題、即ち(イ)製造工程に於ける溶
接歪みが大きくなり易いこと、(ロ)製造コストの低
減が困難なこと、(ハ)軽量化が困難なこと等の問題
を解決せんとするものであり、保温性能の向上と
製造工程の簡素化及び軽量化を可能としたステン
レス鋼板製魔法瓶の製造方法の提供を目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、厚さ0.5mm以下のステンレス鋼製薄
板をプレス加工して形成した口部と胴部と底部と
から成る略左右対称状の内半割体を対向状に突き
合せ、該突き合せ部分を溶接することにより内容
器を形成すると共に、厚さ0.5mm以下のステンレ
ス鋼製薄板をプレス加工して形成した口部と壁面
に凹凸を設けた胴部と底部とから成る略左右対称
状の外半割体を、前記内容器を囲繞し且つその口
部先端にのみ両口部を当合せしめて対向状に突き
合せ、該突き合せ部分を溶接して外容器を形成す
ると共に、前記内容器と外容器の口部先端当合部
を溶接して両容器間に真空断熱空間を形成するよ
うにしたことを発明の基本構成とするものであ
る。
(作用・効果) 本発明に於いては、内・外容器を形成するため
の溶接が連続した直線状の溶接となるため、溶接
歪の発生や溶接不良箇所の発生が比較的少なくな
り、且つ作業能率も向上する。
又、半割体のプレス加工時に、その胴部壁面に
所望の形態の凹凸を自由に形成することができ、
しかも、形成した凹凸が外圧に対する補強材とし
て機能するため、板厚の削減が可能となる。
更に、本発明に於いては、プレス加工のみによ
つて必要な部材が形成できると共に所要部材数が
4個に減少するため、製造コストの大幅な引下げ
が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図はステンレス鋼板製魔法瓶4の縦断面図
である。5は内容器。6は外容器、7はキヤツプ
である。
内容器5は、厚さ0.5mmのステンレス鋼板(例
えばSUS304)を用いて四角筒形に形成されたも
のであり、左右対称の内半割体5′,5′から成
る。左右の内半割体5′,5′は夫々口部5a、胴
部5b及び底部5cを有し、これらは平板状のス
テンレス鋼板をプレス加工することにより一体成
形される。尚、本実施例では、内容器5の容量は
約150c.c.〜250c.c.になるように設定されている。
又、左右の内半割体5′,5′をプレスにより作
製する際に、その胴部5bの全体若しくは一部分
に種々の凹凸や模様、例えば第1図に示すような
波形を打ち出し、該内半割体5′,5′の強度を向
上させたり或はデザイン等を施すようにしてもよ
い。
一方、外容器6は厚さ0.5mmのステンレス鋼板
(例えばSUS304)を用いて、内容器5よりも若干
大きい四角筒形に形成されたものであり、略左右
対称の外半割体6′,6′から成る。左右の外半割
体6′,6′は夫々口部6a、胴部6b及び底部6
cを有し、これらは平板状のステンレス鋼板をプ
レス加工することにより一体成形されており、大
きさは内容器5を囲繞しうると共にその口部6a
先端のみが内容器5の口部5a先端と当合するよ
うに設定されている。尚、本実施例では、内容器
5と外容器6の間隙は2.5mmに設定されている。
又、外容器6の幅Lは、35mmに設定されている。
更に、外容器6の胴部6bの一部分は波形になつ
て居り、その口部6cには雄螺子6dが形成され
ている。この雄螺子6dもプレスにより形成され
る。
次に、当該魔法瓶の製法について説明する。
先ず、プレス成形した内容器5となる左右の内
半割体5′,5′を突き合せ、その突き合せ部分を
TIG、プラズマ、レーザー及びビーム等の溶接方
法によつて溶接Wする。
そして、適宜の構造の真空炉(図示省略)内に
於いて、内容器5と外容器6を組み合せる。即
ち、真空炉内に配設した適宜の構造の可動しうる
チヤツク(図示省略)により内容器5を所定位置
で保持する。次に、外容器6となる左右の外半割
体6′,6′を真空炉内に配設した適宜の構造の可
動しうるチヤツク(図示省略)により保持し、該
チヤツクを移動させて外半割体6′,6′を、前記
内容器5を囲繞すると共にその口部6a先端のみ
が内容器5の口部5a先端と当合すべく突き合せ
る。この場合、内容器5と外容器6との間隙が均
一になるように前記チヤツクを可動させることは
勿論である。
その後、外半割体6′,6′の突き合せ部分及び
内・外容器5,6の口部5a,6a先端をTIG、
プラズマ、レーザー及びビーム等の溶接方法によ
つて溶接する。これにより、内容器5と外容器6
の間には真空断熱空間が形成される。又、内容器
5は外容器6の口部先端で固定保持されている。
上記実施例に於いては、内・外容器5,6の胴
部5b,6bに波形の凹凸を設けて強度の向上等
を図つているが、他の実施例に於いては、第5図
及び第6図に示す如く、胴部5b,6bに唐草状
の凹凸模様をプレスにより打ち出して強度を向上
させている。
尚、前記実施例では、内・外容器の両方に凹凸
を形成しているが、外容器の胴部のみに凹凸を形
成するようにしてもよい。
又、上記実施例に於いては、内・外容器5,6
を四角筒形に形成したが、他の実施例に於いて
は、これらを五角筒形・六角筒形等の任意の角筒
形や丸筒形及び楕円筒形に形成しても良い。
更に、内・外容器5,6の大きさ等や溶接線の
位置も上記実施例に限定されるものではない。
(発明の効果) 上述の通り、本発明は内・外容器を略左右対称
の半割体で夫々構成し、内・外容器の間に真空断
熱空間を形成すべく各半割体を突き合せ、その部
分を溶接して魔法瓶を作製している。
その結果、溶接を連続する直線状の溶接にする
ことができ、従来の製法に比較して溶接個所が著
しく減少し、内・外容器に溶接ひずみが生じて真
空断熱空間が不均一になつたり、或は溶接部分か
ら真空漏れを起すということが皆無となり、溶接
作業能率も著しく向上する。
又、内・外容器を構成する必要部材は全てプレ
ス加工によつて形成できるため製造コストの大幅
な引下げが可能となる。
更に、補強用の凹凸を半割体のプレス加工時に
極めて簡単に形成することができ、その結果より
薄いステンレス鋼板の使用が可能となつて製品の
軽量化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法によつて製造した魔
法瓶の一例を示す縦断面図、第2図はキヤツプを
外した魔法瓶の平面図、第3図は第1図の−
線断面図、第4図は魔法瓶の分解側面図、第5図
は本発明の製造方法によつて製造した魔法瓶の他
の例を示す正面図、第6図は第5図の−線断
面図、第7図は従来の製造方法によつて製造した
金属製魔法瓶の縦断面図である。 4はステンレス鋼板製魔法瓶、5は内容器、
5′は内半割体、6は外容器、6′は外半割体、5
a,6aは口部、5b,6bは胴部、5c,6c
は底部、8は真空断熱空間、Wは溶接。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚さ0.5mm以下のステンレス鋼製薄板をプレ
    ス加工して形成した口部5aと胴部5bと底部5
    cとから成る略左右対称状の内半割体5′,5′を
    対向状に突き合せ、該突き合せ部分を溶接するこ
    とにより内容器5を形成すると共に、厚さ0.5mm
    以下のステンレス鋼製薄板をプレス加工して形成
    した口部6aと壁面に凹凸を設けた胴部6bと底
    部6cとから成る略左右対称状の外半割体6′,
    6′を、前記内容器5を囲繞し且つその口部5
    a,5b先端にのみ両口部6a,6aを当合せし
    めて対向状に突き合せ、該突き合せ部分を溶接し
    て外容器6を形成すると共に、前記内容器5と外
    容器6の口部先端当合部を溶接して両容器5,6
    間に真空断熱空間8を形成するようにしたステン
    レス鋼板製魔法瓶の製造方法。
JP5949083A 1983-04-04 1983-04-04 ステンレス鋼板製魔法瓶の製造方法 Granted JPS59183718A (ja)

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JPS59183718A JPS59183718A (ja) 1984-10-18
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JPS6355945U (ja) * 1986-09-30 1988-04-14
JPH0188295U (ja) * 1987-11-27 1989-06-12
JP5266781B2 (ja) * 2008-02-15 2013-08-21 タイガー魔法瓶株式会社 断熱容器
JP2020078492A (ja) * 2018-11-14 2020-05-28 三恵技研工業株式会社 携帯用魔法瓶

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