JPS6115913A - 焼入油濃厚液 - Google Patents

焼入油濃厚液

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JPS6115913A
JPS6115913A JP13504784A JP13504784A JPS6115913A JP S6115913 A JPS6115913 A JP S6115913A JP 13504784 A JP13504784 A JP 13504784A JP 13504784 A JP13504784 A JP 13504784A JP S6115913 A JPS6115913 A JP S6115913A
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earth metal
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amine
quenching oil
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アラン ジヨン ミルズ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鋼の性質はマルテンテイト倣細構造のような所望の倣細
構aを得るための熱処理によって変動可能である。焼入
れ2よび焼もどしはかかる該層構造を得るために通常使
用されている熱処理である。
これは鋼を800℃のようなオーステナイト化猛度に加
熱し、それからマルテンサイト範囲より高い温度に於け
る転移を最小にするに足る速い速度でマルテンサイト転
移温度範囲を通って冷却することを包含する。これは加
熱された鋼を焼入れすることによって達成される。従っ
て、焼入媒体の第一条件は所望の結果を得るのに十分な
冷却速度である。焼入れ操作によって起る温度勾配は比
較的高い熱応力および転移応力を生せしめ、その応力は
過度になると割れやひずみを引き起こす。これ等問題を
防止するため、最大焼入速度は熱処理されるべき成分の
固有の特性によって制限される。
通常使用される焼入媒体は水、油および食塩水である。
食塩水焼入れは最も苛酷である。水は苛酷に近い。油焼
入れはあまり激烈でない。焼入油として使用する種々の
鉱油にアルケニルコノ1り酸イミドのような無灰分散剤
を添加することが提案されている。例えば米国特許明細
書第3866603号参照。
しかしながら、改善された化学安定性を有しそ(−てそ
の中で焼入れされる加工物上への物質の沈着傾向が小さ
い焼入油は依然必要とされている。
本発明によれば、主要量の鉱油から構成されそして有効
量の無灰分散剤、アルカリ王金員またはアルカリ金属洗
浄剤、および無灰酸化防止剤を含有する焼入油が提供さ
れる。
本発明の好ましい態様は主要量の鉱油と、((転)約0
.3〜7.5重量%の無灰分散剤:該無灰分散剤は (リ アルキレンポリアミンのポリイソブテニルコハク
酸イミド、 (1)  炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜
6個を有するアルコールのポリイソブテニルコハク酸エ
ステル、 (IN) (幻 炭素原子2〜10個訃よびアミン窒素
原子2〜10個を有するアミンと (y)  炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜
6個および任意にアミン窒素原子1〜4個を有するアル
コール との混合物のポリインゾテニルコハク酸エステル=アミ
ド、または GV)  ポリイソブチルフェノールとホルムアルデヒ
げと炭素原子1〜20個およびアミン基1〜10個(但
し、その少な(とも111!は第1アミン基である)を
有するアミンとのマンニッヒ縮合体、 ルカリ金属洗浄剤: 該洗浄剤は アルカリ士金属アリールスルホネート、アルカリ金桟ア
リールスルホネート、 アルカリ土金禰アルキルフエナート、 アルカリ士金属硫化アルキルフェナート、または アルカリ土金橘ホスホネートフエナート、01種以上で
ある;および (C)  0.01〜2.0重量%の無灰酸化防止剤;
該無灰酸化防止剤は (1)  ヒンダードフェノール、 (II)  アルキル化芳香族アミン、または(+li
)  硫化アルキルフェノール0181以上である; からなる、鉄金稿熱処理用焼入油である。
ベース鉱油は水素化分解や水素化処理等も含めて普通の
石油精製法によって得られる液体炭化水素が適する。有
効粘度範囲は100℃に於いて約1.5〜20 cst
 、より好ましくは100℃に於いて4〜12cstで
ある。
無灰分散剤 好ましい無灰分散剤はアきド基を生成できる第1アミン
基を少な(とも1個有するアミンのアルケニルコハク酸
イミrである。代表例は米国特許第3,172,892
号;第5.202,678号:第5.219,666号
;第3.272,746号;第3,254.025号お
よび第5.216.936号に示されている。
アルケニルコハク酸イミドは普通の方法、例えば、アル
ケニルコノ−り酸無水物、酸、酸−エステルまたは低級
アルキルエステルを、第1アミン基少なくとも1個を有
するアミンと共に加熱することによって製造できる。ア
ルケニルコノ〜り酸無水物はオレフィンと無水マレイン
酸の゛混合物を約180°〜220℃に加熱することン
よって容易に合成できる◇オレフィンは好ましくは、低
級モノオレフィン例えばエチレン、プロピレン、イソゾ
チレン等の重合体または共重合体である。より好ましい
アルケニル基源は10.000以上までの分子量を有す
るポリイソブチレンである。さらにより好ましい態様に
於いては、アルケニルは分子量約700〜5,000、
最も好まシ(ハ約900〜2.000を有するポリイソ
ゾチレン基である。
使用できるアミンはイミド基を生成するように反応可能
な第1アミン基を少なくとも1個有する任意のアミン等
である。いくつかの代表例はメチルアミン 2−エチルヘキシルアミン n−ドデシルアミン ステアリルアミン N、N−ジメチル−プロパンジアミン N−(3−アミノゾロビル)モルホリンN−ドデシルプ
ロパンジアミン N−アミノプロピルピペラジンエタノールアミンN−エ
タノールエチレンジアミン 好ましいアミンはアルキレンポリアミン例えばプロピレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、ジー(1,2−ゾ
チレ/)−トリアはン、テトラ−(1,2−ゾロピレン
)ペンタアミンである。
最も好ましいアミンは構造H2N4CH2CH2NH坩
1(但し、nは1〜約10の整数である)を有するエチ
レンポリアミンである。これ等は エチレンジアミン ジエチレントリアミン トリエチレンテトラアきン テトラエチレンペンタアミン ペンタエチレンへキテアミン 等であり、それ等の混合物であってもよ(、その場合%
nは混合物の平均値である。これ等エチレンポリアミン
は各末端に第1アミン基を有するので七ノーアルケニル
コハク酸イミドおよびビス−アルケニルコハク酸イミド
を生成することができる。ビス−アルケニルコハク酸イ
ミドは本発明に使用するために最も好ましい。
別糧の有効な無灰分散剤は炭素原子1〜20個およびヒ
Pロキシル基1〜6個を有するアルコールノアルケニル
コハク酸エステルj? 、J: ヒ9 x スフニル等
である。代表例は米国特許第3.331,776号;第
3,381.022号および第3.522,179号に
記載されている。これ等エステルのアルケニルコハク酸
部分は上記のコハク酸イミドのアルケニルコハク酸部分
に対応し、同じように好ましい亜属および最も好ましい
亜属例えばポリイソブテニル基が平均分子量900〜2
000を有する場合めボリイソゾテニルコハク酸を包含
する。
、 エステル製造に有効なアルコールはメタノール、エ
タノール、インシタノール、オクタデカノール、エイコ
テノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール
、ナト2エチレングリコール、ジエチレングリコール七
ノエチルエーテル、ゾロピレングリ出−ル、トリプロピ
レングリコール、グリセロール、ソルビトール、i 、
 1.t i −トリメチロールエタン、1+1tl−
)’Jメチはビルプロパン、i 、1.i−zメチロー
ルブタン、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリト
ール等である。
コハク酸エステルはアルケニルコバpe、am水物、ま
たは低級アルキル(例えばC1〜C4)エステルとアル
プールとの混合物を単に加熱し、その間に水または低級
アルカノールを溜除することによって容易に製造される
酸−エステルの場合にはもつと少量のチルコールが使用
される。事実、アルケニルコノ−りal[i水物から生
成される酸−エステルは水を発生しない。
別の方法では、アルケニルコハクeIlまたは酸無水物
をエチレンオキシドやプロピレンオキシド等(それ等混
合物であってもよい)のような適切なアルケニルオキシ
ドと単に反応させることかできるO 別の態様では、無灰分散剤はアルケニルコノ)り酸エス
テル−アミド混合物である。これは上記のアルケニルコ
ハク酸、酸無水物またはアルコールとの低級アルキルエ
ステル、およジアミンを順にまたは混合物状で加熱する
ことによって製造できる。上記のアルコールとアミンは
この態様でも有効である。代りに、アミノアルコールを
単独で又はアルコールおよび/またはアミンと共に使用
してエステル−アミド混合物を製造してもよい。アミノ
アルコールは炭素原子1〜20個、ヒドロキシ基1〜6
個、およびアミン窒素原子1〜4個を有することができ
る。具体例はエタノールアミン、ジェタノールアミン、
N−エタノール−ジエチレントリアミン、トリメチロー
ルアミノメタンである。
適切なエステル−アミ)、+1混合物の代表例は米国特
許第3.184.474号;第3,576.743号;
第3.632.511号;第3.804,766号;第
3,836,471号;第3,862.981号;第3
.936.480号;第3.948.800号:第3.
950,341号;第3.957.854号;第3.9
57.855号;第3.991,098号;第4,07
1,548号および第4.173,5.40号に記載さ
れている。
別種の有効な無灰分散剤はヒドロカルビル置換フェノー
ルとホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒド前駆体(
例えばバラホルムアルデヒ1′)と第1アミン基少な(
とも1個を有しそしてアミン基1〜10個および炭素原
子1〜10個を有するアミンとのマンニッヒ縮合体であ
る。本発明に有効なマンニッヒ縮合体は米国特許第3.
442.808号;第3,448.047号;第3,5
39.633号;第3.591,598号;第3.60
0,372号;第3,634,515号;第3.697
,574号;第3,703,536号;第3,704.
!108号;第3.725,480号;第3.726.
882号;第3.73 +5.357号;第3,751
,365号;第3,756.953号;第3,793.
202号;第5.798.165号;第3.798.2
47号;第3,803.039号および第3,413,
347号に記載されている。
よす好ましいマンニッヒ縮合体はポリイソジチル基が平
均分子量約800〜3.000を有するポリイソブチル
フェノールを、ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒ
ド前駆体および式 Hs+N+CH2CHaN的iH(但し、nは1〜10
の整数である)のエチレンポリアミンまたはその混合物
(特にnが平均値3〜5であるもの)と縮合することに
よって製造されたものである。
焼入油中の無灰分散剤の量は広範囲に変動可能である。
有効な濃度範囲は約0.3〜7.5重量係である。より
好ましい濃度は約0.7〜4重量係である。
より好ましいアルカリ土金属またはアルカリ金属洗浄剤
はアルカリ土金属またはアルカリ金桐アリールスルホネ
ートである。これ等は合成アルキルベンゼンをスルホン
化することによって生成された合成スルホネートのみな
らず、石油のスル7リツク抽出によって誘導された天然
スルホネートであってもよい。アルカリ土金属スルホネ
ートは中性および過塩基性スルホネートのどちらであっ
てもよい。ここで使用されている用語「アルカリ土金属
」はカルシウム、バリウムおよび、マグネシウム等であ
る。ここで使用されている用語「アルカリ金属」はナト
リウム等である。
最も好ましいアルカリ土金属アリールスルホネートはア
ルキルベンゼンが平均分子量約600〜700を有する
アルキルベンゼンスルホン酸のカルシウム塩である。
別種の有効なアルカリ土金属洗浄剤はアルカリ土金稿ア
ルキルフエナート(例えば米国特許第2.228,67
1号;第2,252,663号;第2,280.419
号;第2,412.903号;第2.610.982号
;第3.779.920号;第3,691,076号)
およびアルカリ土金楕硫化アルキルフエナート(例えば
米国特許第2.249,626号;第2.331.44
8号;第2.336,074号;第2,342.887
号;第2.346.828号;第2,362.292号
;第2,366.874号;第2,406.564号)
等である。これ等はアルカリ土金属水酸化物または酸化
物〔例えばCaO5Ca(OH)2、BaO1Ba(O
H)2、Mg01Mg(OH)2)をアルキルフェノー
ルまたは硫化アルキルフェノールと反応させることによ
って製造される。
アルキル置換基は好ましくはイソブチルフェノール、2
−エチルヘキシルフェノール、ノニルフェノール、1−
エチルデシルフェノール等K1ffるように炭素原子約
4〜20個を有する。対応する硫化洗浄剤は周知の方法
、例えば、アルキルフェノールと硫黄の混合物を加熱し
、それから、この硫化フェノールをアルカリ土金属ベー
スと反応させることによってM4される。
アルカリ土金稿ホスホネートフエナートは一般K、燐硫
化ポリオレフィンとアルキルフェノールまたはアルキル
フェノールスルフィげとの混合物の共中和によって製造
される。共中和は英国特許第1303048号に記載さ
れているように例えば酸化バリウム、水酸化バリウム、
酸化カルシウム、水酸化カルシウム、マグネシウムのア
ルコキシドまたはマグネシウムのカーポネーテッドアル
コキシケヲアルカノール中で使用することによって行っ
てもよい。
アルキルフェノールスルフィドc4pち、a黄原子1個
以上によつ℃結合されたアルキルフェノール残基2個以
上を有する化合物)またはアルキルフェノールは好まし
くは、炭素原子5〜20個特に7〜12個のアルキル基
によって置換された芳香族核を有するものである。炭素
原子9個を有するアルキル基は特に満足することが多い
アルキルフェノール自体よリモアルキルフェノールスル
フイドを使用することはしばしば好ましい。スルフィド
はモノスルフィPであってもよいが、ジスルフィド、ト
リスルフィド、テトラスルフィド、ペンタスルフィドお
よびその他ポリスルフィドも非常に有効である。適する
アルキルフェノールスルフィドは実際に二塩化硫黄との
反応によって適切なアルキルフェノールから生成でき、
その生成物の組成はアルキルフェノール/二the化硫
黄の使用モル比に依存し、そのアルキルフェノール残基
は一般にモノスルフィド結合によって結合されている。
適切なアルキルフェノールスルフィにおよびアルキルフ
ェノール出発材料の具体91はノニルフェノール、ドデ
シルフェノール、および、アルキル基が炭素原子7〜1
1個を有するアルキルフェノール3〜5モルと二塩化硫
黄2〜4モルを反応させた生成物である。特に好ましい
例はノニルフェノール4モルと二塩化硫黄3モルの反応
生成物である。
燐硫化形態で使用されるポリオレフィンは好ましくは比
較的低分子量のものである;例えば、ポリプロピレン、
ボリゾデンまたはポリプロピレン、例えば平均分子量5
00〜2500、例えば1100を有するものである。
それは例えば、それを硫化燐例えばP4S3、P4S7
、または好ましくはP2S5と反応させることによって
燐硫化されていてもよい。燐硫化ポリオレフィンは云わ
ば燐硫化によって生成された形態のものとして使用でき
る。
アルキルフェノールスルフィドまたはアルキルフェノー
ルと燐硫化ポリオレフィンとは任意の所望の相対比率で
使用できるが、重量比%2〜%特に14〜4/l、より
好ましくは%〜%で使用することが好ましい。
アルカリ出金4洗浄剤の量は約0.022重量%ら約2
.5重量%まで変動可能である。好ましい範囲は約0.
05〜2.0重量%であり、最も好ましい範囲は約0.
1〜1.0重量%である。
無灰酸化防止剤 無灰酸化防止剤の非常に有効なa類はヒンダードフェノ
ール等である。これはフェノールヒドロキシル基・に対
して核のオルト位に置換されているtart−アルキル
基を少なくとも1個有するフェノール化合物である。そ
の代表例は 2.6−ゾーtart−ジチル−4−メチルフェノール 2.6−シーtert−ジチル−4−ニチルフエノール 2.6−シーtert−ブチルフェノール4.4′−メ
チレンビス(2,6−ジーtert −ブチルフェノー
ル) 4.4′−ビス(2,6−シーtsrt−ブチルフェノ
ール) 2.6−シーtert−ジチル−α−(ジメチルアミン
)p−クレゾール 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tθrtI
−ブチルフェノール) 2.2′−エチリデンビス(4,6−シーtert−ブ
チルフェノール) 1 .3 + 5− )す(6,5−シーterz−ゾ
チルー4−ヒドロキシベンジル)−2゜ 4、t6−ドリメチルベンゼン オクタデシルー3−(3,5−ジーt、ertr−ブチ
ルー4−ヒドロキシフェニル)プロ ピオネート テトラ−[:3−(3,5−ジーt、ert−ブチルー
4−ヒドロキシフェニル)プロピオ ネ−トコ−ペンタエリトリトール 0.0−ジ−オクタデシル−3j5−シーtert−プ
チルー4−ヒドロキシベンジル− ホスホネート 等である。
別種の有効な無灰酸化防止剤は芳香族アミンである。そ
の具体例はN、N’−ジ−オクチルフェニレンジアミン
、N−イソゾロピルフェニレンジアミン等である。
それ等のうち最も好ましいものはアルキル化ジフェニル
アミン、例えば シー(オクチルフェニル)アミン ジ−(pデシルフェニル)アミン オクチルフェニルドデシルフェニルアミン等である。こ
の亜属の最も好ましいものはジー(ノニルフェニル)ア
ミンテする。
硫化アルキルフェノールもまた無灰酸化防止剤として使
用できる。それはアルキルフェノールを元素状硫陶と高
温で反応させることによって製造できる。これはアルキ
ルフェノール間に硫黄ブリッジング基を形成している。
このフェノールは好ましくはp−アルキル化されている
。有効な硫化生成物を生成するアルキルフェノールの具
体例はp−ドデシルフェノール p−オクタデシルフェノール p−エイコシルフェノール p−イソブチルフェノール 等である。硫化p−ノニルフェノールが最モ好ましい。
焼入油中の無灰酸化防止剤の量は必要程度の安定化を付
与する量であるべきである。有効な範囲は約0.01〜
2重量係、より好ましくは約0.05〜1.0重量%で
ある。
商業上、焼入油の調製に都合のよい方法は鉱油ベースに
焼入油濃厚液を添加することである。この濃厚液は鉱油
ベースにブレンドしたときに得られる焼入油が適量の谷
添加剤を含有するように各奈加剤を適量含有している。
濃厚液における、各種添加剤の有効な濃度範囲は無灰分
散剤25〜60重it%、アルカリ土金属洗浄剤2〜1
5重量係、および無灰酸化防止剤1〜20重i%である
次に実施例によって本発明を説明する。
実施例 まず、本発明の焼入油の冷却速度をベース油の冷却速度
と比較するために試験を行った。使用した方法はウオル
フソン熱処理センター試験方法であった。この試験では
、熱電対を含有する6 011I!、12.51m半径
の特殊なステンレス鋼プローブを炉内で850℃で均熱
させ冬から、40℃に保たれた焼入油テンプル2g中に
速やかに移す0熱電対で測定された温度一時間および温
度変化速度一温度を記録する。
この試験方法はウオルフソン熱処理センター(アストン
大学、バーミンガム、ゴムタグリーン、バーミンガムB
47r、英国)から入手できる「工業用焼入媒体の冷却
特性を評価するための実験室試験(Laborator
y Te5t for Assessingt、he 
Coo11ngCharact+eristics o
f IndustrialQuenching Med
ia ) J  l5BN O950776825に詳
細に記述されている。
まず、本発明による焼入油濃厚液「A」は次のものを含
有して製造された: 66重量% 鉱油 48重量% ボリインゾテニルコ・・り酸イミド1)6
 重!i% Caホスホネートフェナート2)10重量
% シー(ノニルフェニル)アミン1)平均組成テトラ
エチレンペンタミンを有スる工チレンボリアミン混合物
の窒素含量2.7憾のビス−ポリイソブテニルコハク酸
イミド 2)カルシウム含量3.3%、燐含量2.2%、@黄含
量6.0%、および全塩基1dfi(IP法276 >
 92を有するカルシウムホスホネートフエナート試験
結果は次の通りであった: 第  1  表 ベース油    14秒   21秒  45℃/秒こ
の試験結果は本麻加剤パッケージが焼入速度を十分に増
大せしめることを表わしている。
焼入油の熱安定性を測定するために別の試験を行った。
このパネルコーカー試験では、油サンプルを加熱された
(615℃)アルミニウム板に間欠的にはねかけて(4
5秒はねかけ一15秒停止)、その間試験容器内の空気
を2.311 /’hrの速度で循還させた。試験時間
は14.75時間であった。
・試験の判定基準は加熱されたアルミニウム板上に形成
された沈着物の量であった。結果は次の通りであった: 第  2  表 沈着物重量(In9) ベース油        −−−−−−−−−355ベ
ース油十濃厚液rAJ 2.5重量慢−−−−−−−−
−82この結果は焼入速度が改善されたばかりでなく沈
着傾向が大巾に減少されたことを示している。
酸化安定度試験は150℃の試験油に空気をiog/h
rで72時間吹込むことによって行われた。酸化を促進
するために試験油にアセチルアセトン酸鉄を少量(40
ppm )添加した。試験の判定基準は全酸価(TAN
 )の増加、不浴分係、および40℃で測定したときの
粘度上昇係であった。
結果は次の通りであった: 第  3  表 TAN増加 不溶分係 粘度上昇チ ペース油     6.1  5.62  77この結
果は本添加剤組合わせを含有する焼入油が優れた酸化安
定性を有することを豆証する。
一連の焼入油を次のように配合した: 第4表の焼入油は焼入特性に関してパネルコーカー試験
を受け、そしてウオルソン試験法によっても試験された
第  5  表 B   74 76t3/sec、  610°′CC
44675590 D288 79  610 g163 80  650 F   135 83  640 G   121 78  610 I   67 85  605 、r   82 81  585 K   35 86  580 L   50 85  560 M   194 85  590 上記結釆は本組成物が低い沈着傾向と良好な酸化安定性
を有する有効な焼入油であることを示している。
焼入油「M」はジーノニルフェニルアミン無シで安定で
あると云うことで独特である。このように、本発明の別
の態様は主要量の鉱油と、エチレンポリアミンのポリイ
ンブテニル(分子量700〜5000)コハク酸イミド
約0.3〜7.5重量俤および硫化アルキルフェノール
0.05〜2.5重量係からなる焼入油である。
上記の改善された油は過度の応力を誘発すること無(、
必要な硬度を達成するに足る速い冷却速度を可能にする
。また、それ等は加工片を汚さず、しかも油状態や焼入
特性の望ましくない変動無しで長時間にわたる使用を可
能にする予想外の安定性を有している。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大部分の鉱油と、有効量の(a)無灰分散剤、(
    b)アルカリ土金属またはアルカリ金属洗浄剤、および
    (c)無灰酸化防止剤からなる焼入油。
  2. (2)主要量の鉱油と、 (a)約0.3〜7.5重量%の無灰分散剤:該無灰分
    散剤は (i)アルキレンポリアミンのポリイソブテニルコハク
    酸イミド、 (ii)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6
    個を有するアルコールのポリイソブテニルコハク酸エス
    テル、 (iii)(x)炭素原子2〜10個およびアミン窒素
    原子2〜10個を有するアミンと (y)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6個
    および任意にアミン窒素原子1〜 4個を有するアルコール との混合物のポリイソブテニルコハク酸エステル−アミ
    ド、または (iv)ポリイソブチルフェノールとホルムアルデヒド
    と炭素原子1〜20個およびアミン基1〜10個(但し
    、その少なくとも1個は第1アミン基である)を有する
    アミンとのマンニッヒ縮合体、 の1種以上である; (b)0.02〜2.5重量%のアルカリ土金属または
    アルカリ金属洗浄剤: 該洗浄剤は アルカリ土金属アリールスルホネート、 アルカリ金属アリールスルホネート、 アルカリ土金属アルキルフェナート、 アルカリ土金属硫化アルキルフェナート、 または アルカリ土金属ホスホネートフェナート、 の1種以上である;および (c)0.01〜2.0重量%の無灰酸化防止剤:該無
    灰酸化防止剤は (i)ヒンダードフェノール、 (ii)アルキル化芳香族アミン、または (iii)硫化アルキルフェノール の1種以上である; からなる、鉄金属熱処理用の特許請求の範囲第1項の焼
    入油。
  3. (3)該無灰分散剤が式H_2N−(CH_2CH_2
    NH)−_nH(式中、nは1〜10の整数である)を
    有するエチレンポリアミンまたはその混合物のポリイソ
    ブテニルコハク酸イミドであり、そして該ポリイソブテ
    ニルが分子量700〜5,000を有する、特許請求の
    範囲第2項の焼入油。
  4. (4)該酸化防止剤がアルキル化ジフェニルアミンであ
    る、特許請求の範囲第2項または第3項の焼入油。
  5. (5)該アルキル化ジフェニルアミンがジ(ノニルフェ
    ニル)アミンである、特許請求の範囲第4項の焼入油。
  6. (6)該アルカリ土金属洗浄剤がカルシウムアリールス
    ルホネートである、特許請求の範囲第2項〜第5項のい
    ずれか一項の焼入油。
  7. (7)該アルカリ土金属洗浄剤がカルシウムホスホネー
    トフェナートである、特許請求の範囲第2項〜第5項の
    いずれか一項の焼入油。
  8. (8)(a)約25〜60重量%の無灰分散剤:該無灰
    分散剤は (i)アルキレンポリアミンのポリイソブテニルコハク
    酸イミド、 (ii)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6
    個を有するアルコールのポリイソブテニルコハク酸エス
    テル、 (iii)(x)炭素原子2〜10個およびアミン窒素
    原子2〜10個を有するアミン1種以上と (y)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6個
    および任意にアミン窒素原子1〜 4個を有するアルコール1種以上 との混合物のポリイソブテニルコハク酸エステル−アミ
    ド、および (iv)ポリイソブチルフェノールとホルムアルデヒド
    と炭素原子1〜20個およびアミン基1〜10個(但し
    、その少なくとも1個は第1アミン基である)を有する
    アミンとのマンニッヒ縮合体、 の1種以上である; (b)2〜15重量%のアルカリ土金属またはアルカリ
    金属洗浄剤: 該洗浄剤は アルカリ土金属アリールスルホネート、 アルカリ金属アリールスルホネート、 アルカリ土金属アルキルフェナート、 アルカリ士金属硫化アルキルフェナート、 または アルカリ土金属ホスホネートフェナート、 の1種以上である;および (c)約1〜20重量%の無灰酸化防止剤:該無灰酸化
    防止剤は (i)ヒンダードフェノール、 (ii)アルキル化芳香族アミン、または (iii)硫化アルキルフェノール の1種以上である; を含有する鉱油溶剤からなる焼入油濃厚液。
  9. (9)該無灰分散剤が構造H_2N−(CH_2CH_
    2NH)−_nH(式中、nは1〜10の整数である)
    を有するエチレンポリアミンまたはその混合物のポリイ
    ソブテニルコハク酸イミドであり、そして該ポリイソブ
    テニルが分子量700〜5,000を有し、そして該無
    灰酸化防止剤がアルキル化ジフェニルアミンである、特
    許請求の範囲第8項の濃厚液。
  10. (10)該アルキル化ジフェニルアミンがジ(ノニルフ
    ェニル)アミンである、特許請求の範囲第9項の濃厚液
  11. (11)該アルカリ土金属洗浄剤がカルシウムホスホネ
    ートフェナートである、特許請求の範囲第8項〜第10
    項のいずれか一項の濃厚液。
  12. (12)鉄金属を高温に加熱し、それからその加熱され
    た金属を焼入油に焼入れすることを包含する鉄金属の熱
    処理方法であって、 該焼入油が主要量の鉱油と、 (a)約0.3〜7.5重量%の無灰分散剤該無灰分散
    剤は (i)アルキレンポリアミンのポリイソブテニルコハク
    酸イミド、 (ii)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6
    個を有するアルコールのポリイソブテニルコハク酸エス
    テル、 (iii)(x)炭素原子2〜10個およびアミン窒素
    原子2〜10個を有するアミンと (y)炭素原子1〜20個およびヒドロキシ基1〜6個
    および任意にアミン窒素原子1〜 4個を有するアルコール との混合物のポリイソブテニルコハク酸エステル−アミ
    ド、および (iv)ポリイソブチルフェノールとホルムアルデヒド
    と炭素原子1〜20個およびアミン基1〜10個(但し
    、その少なくとも1個は第1アミン基である)を有する
    アミンとのマンニッヒ縮合体、 の1種以上である; (b)0.02〜2.5重量%のアルカリ土金属または
    アルカリ金属洗浄剤: 該洗浄剤は アルカリ土金属アリールスルホネート、 アルカリ金属アリールスルホネート、 アルカリ土金属アルキルフェナート、 アルカリ土金属硫化アルキルフェナート、 または アルカリ土金属ホスホネートフェナート、 の1種以上である;および (c)0.01〜2.0重量%の無灰酸化防止剤:該無
    灰酸化防止剤は (i)ヒンダードフェノール、 (ii)アルキル化芳香族アミン、または (iii)硫化アルキルフェノール の1種以上である; からなることを特徴とする方法。
  13. (13)該無灰分散剤が構造H_2N−(CH_2CH
    _2NH)−_nH(式中、nは1〜10の整数である
    )を有するエチレンポリアミンまたはその混合物のポリ
    イソブテニルコハク酸イミドであり、そして該ポリイソ
    ブテニルが分子量約700〜5,000を有する、特許
    請求の範囲第12項の方法。
  14. (14)該酸化防止剤がアルキル化ジフェニルアミンで
    ある、特許請求の範囲第12項または第13項の方法。
  15. (15)該アルキル化ジフェニルアミンがジ(ノニルフ
    ェニル)アミンである、特許請求の範囲第14項の方法
  16. (16)該アルカリ土金属洗浄剤がカルシウムアリール
    スルホネートである、特許請求の範囲第12項〜第15
    項のいずれか一項の方法。
  17. (17)該アルカリ土金属洗浄剤がカルシウムホスホネ
    ートフェナートである、特許請求の範囲第12項〜第1
    5項のいずれか一項の方法。
  18. (18)(a)式H_2N−(CH_2CH_2NH)
    −_nH(式中、nは1〜10の整数である)を有する
    エチレンポリアミンまたはその混合物のポリイソブテニ
    ルコハク酸イミド(但し、該ポリイソブテニル基は分子
    量700〜5,000を有する)約0.3〜7.5重量
    %および(b)硫化アルキルフェノール約0.05〜2
    .5重量%を含有している主要量の鉱油からなる焼入油
    組成物。
  19. (19)(a)式H_2N−(CH_2CH_2NH)
    −_nH(式中、nは1〜10の整数である)を有する
    エチレンポリアミンまたはその混合物のポリイソブテニ
    ルコハク酸イミド(但し、該ポリイソブテニル基は分子
    量700〜5,000を有する)15〜60重量%およ
    び(b)硫化アルキルフェノール5〜25重量%を含有
    している鉱油溶剤からなる焼入油濃厚液。
  20. (20)該硫化アルキルフェノールが硫化ノニルフェノ
    ールである、特許請求の範囲第19項の焼入油濃厚液。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08157857A (ja) * 1994-12-09 1996-06-18 Idemitsu Kosan Co Ltd 熱処理油組成物

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