JPS61158205A - スピ−カの増幅回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばアンプ内蔵のスピーカシステムに適用
して好適なスピーカの増幅回路に関する。

〔従来の技術〕

人間の耳は音の大きさのレベルによって各周波数に対す
る感度が異なシ、音量が小さくなるほど低音と高音が聞
こえにくくなる。このことは、フレツチャーマンソン曲
線（第８図参照）として知ｒ　１　） られている。そこで、従来のアンプでは、特に小音量時
の低音、高音の不足感を補うために、音量に合った適当
な量だけ低音と高音を補正することが行なわれる。これ
がいわゆるラウドネスコントロールである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来のラウドネスコントロールは、アンプのが
リウム位置によシ補正が決定されるものであシ、例えば
入力に接続される機器で音量コントロールされる場合は
、スピーカの出力音量に関係がなく補正されることとな
シ、目的とする補正効果が得られないばかシか、出力音
量が大きくても補正されることがあυ、アンプの出力飽
和によシ歪が発生することもあった。

本発明は斯る点に鑑み、スピーカの出力音量に対応した
良好な補正がなされるようにするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、第１図に示すように、入力端子（１）からの
音声信号ＳＡがフィルタ回路（２）及びアンプ（３）の
直列回路を介してスピーカ（４）に供給されると共に、
このスピーカ（４）の入力信号がレベル検出回路（５）
に供給され、この検出出力Ｓｄによ如、フィルタ回路（
２）が制御される。そして、フィルタ回路（２）は、ス
ピーカ（４）の入力信号レベルが大なるほど平坦な周波
数特性となると共に小なるほど低域、高域が補正された
周波数特性となるように制御されるものである。

〔作　用〕

以上の構成において、フィルタ回路（２）の周波数特性
が、スピーカ（４）の入力信号レベル、つまシ、出力音
量に応じて自動的に制御さ゛れ、ダイナミックなラウド
ネスコントロールがなされる。

〔実施例〕

以下、第２図を参照しながら本発明の一実施例について
説明しよう。この第２図において第１図と対応する部分
には同一符号を付して示す。

同図において、（１）は入力端子であシ、音声信号ＳＡ
が供給される。この音声信号ＳＡはフィルタ回路（２）
ヲ介してアンプ（３）の入力側に供給される。即ち、端
子（１）は抵抗器Ｒ１を介してアンプ（３）の入力側に
接続される。また、抵抗器Ｒ１と並列にコンデンサＣ１
及び抵抗器Ｒ２の直列回路が接続される。これらコンデ
ンサＣ４及び抵抗器Ｒ２の接続点はｎｐｎ形トランジス
タＱ１のコレクタに接続され、このトランジスタＱ１の
エミッタは抵抗器Ｒ５を介して接地される。

ここで、抵抗器Ｒ１，Ｒ２，Ｒ，、コンデンサＣ１、ト
ランジスタＱ１により高域ブースト回路（２Ｈ）が構成
される。尚、抵抗器Ｒ５は直線性改善のためのものであ
る。

また、アンプ（３）の入力側は抵抗器Ｒ４及びコンデン
サＣ２の直列回路を介して接地され、これら抵抗器Ｒ及
びコンデンサＣ２の接続点はｎｐｎ形トランジスタＱ２
のコレクタに接続され、このトランジスタＱ２のエミッ
タは抵抗器Ｒ５を介して接地される。ここで、抵抗器Ｒ
１，Ｒ４，Ｒ５，コンデンサＣ２、トランジスタＱ２に
よシ低域ブースト回路（２Ｌ）が構成される。尚、抵抗
器Ｒ５は直線性改善のためのものである。

また、アンプ（３）の出力信号はコンデンサＣ５を介し
てスピーカ（４）に供給される。

また、アンプ（３）の出力信号即ち、スピーカ（４）の
入力信号はレベル検出回路（５）に供給される。即ち、
アンプ（３）の出力側はコンデンサＣ４及びダイオード
Ｄ２の直列回路を介して接地され、これらコンデンサＣ
４及びダイオードＤ２の接続点はダイオードＤ１及びコ
ンデンサＣ３の直列回路を介して接地される。

この場合、コンデンサＣ３，Ｃ４，ダイオードＤ１゜Ｄ
２により、倍電圧整流回路構成のレベル検出回路（５）
が構成され、ダイオードＤ、及びコンデンサＣ３の接続
点にスピーカ（４）の入力信号レベルに応じたレベルの
検出出力Ｓｄが得られる。

レベル検出回路（５）よシ得られる検出出力Ｓｄは抵抗
器Ｒ７を介して高域ブースト回路（２Ｈ）を構成するト
ランジスタＱ１のペースに供給される。また、この検出
出力Ｓｄは抵抗器Ｒ６を介して低域ブースト回路（２Ｌ
）を構成するトランジスタＱ２のベースに供給される。

本例は以上のように構成され、フィルタ回路（２）の高
域ブースト回路（２Ｈ）及び低域ブースト回路（２Ｌ）
は、第３図に示すような等価回路で示すことができる。

この場合、トランジスタＱ１及びＱ２のインピーダンス
は検出出力Ｓｄが大なるほど小さくなシ、このフィルタ
回路（２）の周波数特性は、第４図に示すように検出出
力Ｓｄに応じたものとなる。即ち、この検出出力Ｓｄが
大なるほど平坦な特性となると共に、検出出力ａｄが小
なるほど低域、高域が補正された特性となる。尚、第４
図において、周波数ｆ、は抵抗器Ｒ１及びコンデンサＣ
２で決定され、周波数ｆ２は抵抗器Ｒ４及びコンデンサ
Ｃ２で決定され、周波数ｆ５は抵抗器Ｒ１及びコンデン
サＣ１で決定され、周波数１４は抵抗器Ｒ２及びコンデ
ンサＣ４で決定される。フィルタ回路（２）の各素子の
値１１例えば図示のように選定される。

このように、本例によれば検出出力Ｓｄ、つまりスピー
カ（４）の入力信号レベルに応じて、フィルタ回路（２
）の周波数特性が第４図に示すように制御されるもので
あシ、スピーカ（４）の出力音量が小音量時には、音量
に合った適当な量だけ低音、高音が自動的に補正される
。即ち、ダイナミックなラウドネスコントロールがなさ
れる。

第５図はスピーカ（４）の駆動電力（入力信号レベルに
対応）を２Ｗ　、　０．５Ｗ　、　１２５ｍＷ　、　３
０ｍＷ　、　７．５ｍＷと変化させたときの特性を求め
たものである。この図から明らかなように、本例によれ
ばスピーカ（４）の出力音量が小音量時には、音量に合
った適尚な量だけ低音、高音が補正されることがわかる
。

また、第６図は、実際に入力端子（１）に音声信号ＳＡ
を供給したときの音圧の測定結果を示すものであるが、
スピーカ（４）の出力音量が小さいほど、低音。

高音が強調されていることがわかる。

従って、本例によれば、スピーカ（４）の入力信号レベ
ル、つまり出力音量に応じたダイナミックなラウドネス
コントロールがなされるので、出力音量の大小にかかわ
らず、自然な音場が得られる。

しかも、本例によればスピーカ（４）の入力信号レベル
に応じてフィルタ回路（２）の制御がなされるものであ
υ、例えば入力端子（１）に供給される音声信号ＳＡの
レベルが変っても良好な補正がなされる。

尚、フィルタ回路（２）は上述実施例の他に、例えば第
７図に示すように、抵抗器Ｒ８１Ｒ９１Ｒ１０＃インダ
クタＬ、コンデンサＣ，）ランジスタＱで構成すること
もできる。上述実施例の場合には、低域と高域の特性を
独立に制御できるが、この例の場合には、低域と高域の
特性を別々に制御することはできない。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によれば、スピーカの入力信号レベル
、つｔ、６、出力音量に応じて自動的に制御され、ダイ
ナミックなラウドネスコントロールがなされるものであ
シ、出力音量の大小にかかわらず、自然な音場が得られ
る。また、スピーカの入力信号レベルに応じて制御され
るものであるから、入力端子に供給される音声信号のレ
ベルが変っても、良好な補正がなされる。従って、本発
明はアンプ内蔵のスピーカシステムに適用して好適であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を示す構成図、第２図は本発明の一実施
例を示す構成図、第３図は第２図例のフィルタ回路の等
価回路図、第４図は第２図列のフィルタ回路の特性図、
第５図及び第６図は第２図例の説明のための図、第７図
はフィルタ回路の他の例を示す構成図、第８図はフレッ
チャーマンソン曲線を示す図である。 （１）は入力端子、（２）はフィルタ回路、（３）はア
ンプ、（４）はスピーカ、（５）はレベル検出回路であ
る。 区 トー 派 τ−コレ。 −榊ｄ 特開口ｆｆＧ１−１５８２（１５（５）手続補正書 昭和６０年　２月　１４日 昭和５９年　特　許　願　第２７６８２１号３、補正を
する者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　東京部品用区北品用６丁目７番３５号名称（２
１Ｂ）ソニー株式会社 代表取締役　大　賀　典　雄 ４、代理人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力端子からの音声信号がフイルタ回路及び増幅器の直
   列回路を介してスピーカに供給されると共にこのスピー
   カの入力信号がレベル検出回路に供給され、上記フイル
   タ回路は、この検出出力により、上記スピーカの入力信
   号レベルが大なるほど平坦な周波数特性となると共に、
   小なるほど低域、高域が補正された周波数特性となるよ
   うに制御されることを特徴とするスピーカの増幅回路。