JPS61155285A - 電気炉 - Google Patents

電気炉

Info

Publication number
JPS61155285A
JPS61155285A JP27731284A JP27731284A JPS61155285A JP S61155285 A JPS61155285 A JP S61155285A JP 27731284 A JP27731284 A JP 27731284A JP 27731284 A JP27731284 A JP 27731284A JP S61155285 A JPS61155285 A JP S61155285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
electric furnace
temp
temperature
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27731284A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Fujino
芳男 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP27731284A priority Critical patent/JPS61155285A/ja
Publication of JPS61155285A publication Critical patent/JPS61155285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はブリッジマン法等で結晶材料を単結晶化する
際に用いる電気炉に関するものである。
〔従来の技術〕
ブリッジマン法によって単結晶を育成する場合は一般に
次のような手順で行われる。すカわち、まず、第2図の
(&)に示すような二つの独立したヒーターlとヒータ
ー1′とが炉芯管2に配置されてなる電気炉8に、単結
晶化すべき結晶材料9を収容したアンプル10を吊下す
る。次にヒーター1とヒーター1′とに電源電力を供給
して第2図の(b)に示すようにヒーター1によって高
温側温度TAを、ヒーター1′によって低温側温度TB
をそれぞれ生ぜしめることによって両者の間に直線温度
傾斜部7′を形成する。直線温度傾斜部7はアンプル1
0の最も温度の低い個所す彦わちその先端11でも結晶
材料の融点以上の温度となるように設定されなければな
らない。このよ5々温度設定によって完全に結晶材料9
を融解したならば、宗められた直線温度傾斜を保った壕
ま供給電力を少しづつ減少させることによって電気炉8
の温度を徐々に降下させながら融解している材料9の先
端11から固化(結晶化)させ始め、最後には材料全体
を鵬結晶化させる。
このブリッジマン法で重要々ことの一つは温度傾斜部7
′のうち融解材料9の位置する部分は直線になりてい々
けれげ々らないことである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこの部分はしばしば充分な直線性が得られ
ないので問題となる。すなわち高温側温度TAと温度傾
斜部7先は第2図(b)の点線円内の点線直線12なら
びに点線直線13にて示されているように直線によって
接続しているのが望捷しいが、実際には実線14で示さ
れているような曲線となる。
図から明らか々ようにこの曲線が直線温度傾斜部7′に
充分彦長さを与えることを妨げている。直線温度傾斜部
7′が充分々長さをもっておらず、点線円内の実線14
で示されるよう表温度傾斜の小さい非直線部に結晶材料
9の一部(普通fd最後に固化する末端15)が入って
いると、降温による結晶成長過程においてこの部分だけ
が固化が早くなってしまう。そのため多結晶化、セル構
造化、9孔の発生かどが起きてしまい、単結晶を得よう
とする目的とは裏腹の悪い結果となる。
これを具体的彦−例として化合物半導体Hgo、5Cd
o、2Teについて説明する。この物質の融点は800
℃である。この物質をブリッジマン法で単結晶育成する
にはその熱伝導率が小さいことから炉の温度傾斜は40
℃ム以上の大きさで力ければ力らない。
又、内径1crrL、長さ12crlLの石英製アンプ
ルにこの結晶材料309 f収容すると材料の占める長
さ、す彦わち直線温度傾斜部7′の必要々長さは少くと
も6(1mとなる。材料を完全にとかすには先端11の
最も温度の低い部分でも820℃に必要であり、従って
末端15の最も温度の高い部分は1060°で々ければ
ならない。このため高温側ヒーター1による温度は約1
200℃に設定する必要があるが、ヒーターの保護の見
地からその温度をヒーター線の常用温度1100℃に抑
えなければ庁らず、これらの栄件下での直線温度傾斜部
の長さけ4.5CrfL強にしかなら力かった。また、
最高温度をできるだけ低くしたいもう一つの理由は、こ
の材料が蒸気圧の高い水銀を成分の一つとしていること
にある。すなわち材料の融解状態では第2図(a)のア
ンプル上部の空間16に水銀蒸気が充満しているのでこ
の部分を必要以上に高温にすると水銀蒸気の高圧のため
にアンプルの強度が限界を越えて爆発するおそれが生ず
るのである。
高温側ヒーターの最高温度を必要以上にあげずに直線温
度傾斜部を延長する手段は従来も考えられている。それ
は第3図のように高温側ヒーター1の一端にヒーター線
の巻き数を増加させた高密度巻線部17を設けてより而
い温度領域を形成し、これによって高温側温度TAを点
線直線12に沿うようにして直線性をよくし、その結果
直線温度傾斜部7′を点紛直aJ13に沿うようにして
その充分彦長さを得ようとする試みがよく行われている
。しかしどの程度ヒーター線の巻き数を増加させるかに
ついては俗に言う「適当な」巻き数であって理想重々温
度分布を考慮した定量的表ものではない。
その結果巻き数が不足のため十分な効果が得られていな
い例や過度となって温度ピークが形成され、かえって悪
い結果と橙っている例が多い。
本発明の目的は上に述べた従来の欠点を除き、充分な長
さの直線温度傾斜部をもつブリッジマン法用の電気炉を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電気炉は分離独立して設置された2つのヒータ
ーの温度差によって得られる直線温度傾斜部をもつ電気
炉において、高温側となるヒータrcs ) −の、電気炉の中央寄りの一端に重ねて別の補助ヒータ
ーを設けたことを特徴とする電気炉である。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。第1図は本発明の実施例の電気炉を説明するため
の図であり、(a)は電気炉の模式曲想面図、(b)は
その温度分布図である。第1図(a)において高温側ヒ
ーター1ならびに低温側ヒーター1′は直径0.8朋の
ニクロムIWを外径30mmの石英製炉芯管2に2n間
隔で数十同各々−重に両者の間隔数儒で巻いた。このヒ
ーター1に対し、電気炉8の中央寄シの一端に同じ種類
のニクロム線をヒーター1とは絶縁して数回重ねて巻い
て補助ヒーター3を設けた。補助ヒーター3のみの温度
分布4は第1図(b)の一点鎖線で示したとうりである
が、ヒーター1と1′ならびに補助ヒーター3とを同時
に作動させた時、すなわち、本発明にもとづく温度分布
曲線5は同図中二点鎖線で示したとう夛となる。、これ
はいう迄もな〈従来法におけるヒーターのみKよる温度
分布曲線6と補助ヒーター3の温度分布曲線4とを重畳
させたものである。図から明らかなように直線温度傾斜
部7Fi従来法におけるそれ7′よりも長くなっている
補助ヒーター3に供給される電源電力は結晶育成の度に
新しく設定し力くても一度決定すれば以後は同じ設定で
よいことが分った。実際の条件設定は次のように行たっ
た。まず、ヒーター1およびヒーター1′に電力を供給
して高温側温度TAおよび低温側温度TBiそれぞれ確
保して電気炉全体の温度分布特性を測定した。これは従
来法と同じであって第1図(b)の実線と点線の曲線6
との組合せからなる曲線と々っだ。次にこれらのヒータ
ー1゜1′に電力を供給したまま補助ヒーター3にも電
力を加えたが、これは少しづつ電力を増やしながらその
都度温度分布特性を測定していった。そして第1図(b
)の温度分布曲線5よりも少し温度が高く、ややピーク
性を示すように々る迄続けた。ここ迄測定して初めて直
線温度傾斜部7が最も長く々る電力条件が把握できた。
この最良の条件はヒーター1.1’に対する電力条件が
一定ならばいつでも一定であることが数回の測定で確認
された。
このようにして得られた最良の温度分布のもとにHg 
Q、8 Cd o、2Teの単結晶育成を行々うた。試
料の構成は先にのべたのと同様、30gの結晶材料を内
径1歯、長さ12crrLの肉厚の石英製アンプルに真
空封入したものである。これを材料の先端の温度820
℃、1α当りの温度土層が40℃の濁度傾斜の中に吊下
した。材料末端の温度は言う迄もなく 1060℃であ
った。この温度条件で3時間放置して結晶材料を充分に
融解させた後、1時間当たり1.2℃の速さで降温させ
た。そして通常行われるように材料末端の温度が完全固
化温度700℃よV低い650℃に到達する迄約15日
間の徐冷を行なった(この材料はHgTeとCdTeと
の全率固溶体なので、完全融解温度すガわち液相温度と
完全固化温度す々わち固相温度とには差がある)。次に
育成した結晶を縦切りにし、鏡面研磨を施したのち金属
顕微鏡によって断面を観察したところ結晶体の末端にお
いても多結晶、七ル構造、空孔などの発生は認められず
一様な組織の単結晶となっていることが判明した。
〔発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば高温側ヒーターを必
要以上に高くすること々〈直線温度傾斜部の充分に長い
電気炉を得ることができ、これによって先端から末端寸
で一様力組識の単結晶を育成することができる。さらに
本発明によればヒーターの寿命を短かくすることかく、
また蒸気圧の高い成分を含む材料においても爆発の心配
を極めて小力くすることができる効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(&)は本発明の一実施例の電気炉の模式的断面
図、(b)は温度分布曲線をらられす図、第2図(a)
 Fi従来の電気炉の模式的断面図、(b)は温度分布
曲線をあられす図、第3図は従来のヒーターを巻く方法
の一例の模式的断面図である。 1.1′・・・ヒーター、2・・・炉芯管、3・・・補
助ヒーター、4・・・温度分布(補助ヒーター)、5・
・・温度分布(本発明にもとづ〈)、6・・・温度分布
(従来法による)、7・・・直線温度傾斜部、8・・・
電気炉、9・・・結晶材料、10・・・アンプル、11
・・・結晶材料の先端、15・・・結晶材料の末端、1
6・・・アンプルの空間、17・・・高密度巻線。 特許出願人  日本電気株式会社  −゛ゝ代理人弁理
士   内  Ffi     1第 1 (a) 図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分離・独立して配置された2つのヒーターの温度
    差によって得られる直線温度傾斜部をもつ電気炉におい
    て、高温側となるヒーターの電気炉の中央寄りの一端に
    重ねて別の補助ヒーターを設けたことを特徴とする電気
    炉。
JP27731284A 1984-12-26 1984-12-26 電気炉 Pending JPS61155285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27731284A JPS61155285A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 電気炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27731284A JPS61155285A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 電気炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61155285A true JPS61155285A (ja) 1986-07-14

Family

ID=17581782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27731284A Pending JPS61155285A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 電気炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61155285A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217199A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Daiichi Kiden:Kk 単結晶の製造方法および単結晶製造装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016043U (ja) * 1973-06-08 1975-02-20
JPS5938183A (ja) * 1982-08-24 1984-03-01 山口 和一郎 自転車

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016043U (ja) * 1973-06-08 1975-02-20
JPS5938183A (ja) * 1982-08-24 1984-03-01 山口 和一郎 自転車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217199A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Daiichi Kiden:Kk 単結晶の製造方法および単結晶製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6046998A (ja) 単結晶引上方法及びそのための装置
JPS61155285A (ja) 電気炉
JP2828118B2 (ja) 単結晶の製造方法および単結晶引上げ装置
JPS61261288A (ja) シリコン単結晶引上装置
JPH0648889A (ja) 単結晶の製造方法
JPS5815472B2 (ja) 結晶育成装置
JPS59102891A (ja) シリコン単結晶の製造方法
JPH0449185Y2 (ja)
JPS60255690A (ja) 半導体結晶の製造方法
JP5698171B2 (ja) 単結晶製造方法及び単結晶製造装置
JP2809363B2 (ja) 四ほう酸リチウム単結晶の製造方法
JPS60260491A (ja) 多元半導体単結晶の育成方法及びこれに使用する電気炉
JPS63185885A (ja) 横型結晶成長装置
JPH06128075A (ja) 単結晶育成方法
JP3651855B2 (ja) CdTe結晶の製造方法
JPH02212395A (ja) 化合物半導体結晶の製造方法および製造装置
JPS5997591A (ja) 単結晶育成法および装置
JP2535773B2 (ja) 酸化物単結晶の製造方法とその装置
JPH05262596A (ja) 四ホウ酸リチウム単結晶の製造方法
JPH0725533B2 (ja) シリコン多結晶インゴツトの製造方法
JPH06263581A (ja) 単結晶の製造方法
JPS61227989A (ja) 単結晶の製造方法及びその装置
JPH09208359A (ja) 固相再結晶炉及び固相再結晶法による半導体結晶の製造方法
JPH04295100A (ja) 単結晶の製造方法
JPH07206598A (ja) Cd1−x−yMnxHgyTe系単結晶の製造装置