JPS61155211A - ドデカモリブドリン酸の製造方法 - Google Patents

ドデカモリブドリン酸の製造方法

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JPS61155211A
JPS61155211A JP27390684A JP27390684A JPS61155211A JP S61155211 A JPS61155211 A JP S61155211A JP 27390684 A JP27390684 A JP 27390684A JP 27390684 A JP27390684 A JP 27390684A JP S61155211 A JPS61155211 A JP S61155211A
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JP
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acid
org
molybdenum trioxide
solvent
dative
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Tatsuo Yamaguchi
辰男 山口
Atsushi Aoshima
青島 淳
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、代表的へテロポリ酸として知られるドデカモ
リブドリン酸の効率的製造方法、さらに詳しくは、モリ
ブデン酸および/または三酸化モリブデンとリン酸の反
応によって、ドデカモリブドリン酸を製造するに際し、
高純度に、かつ迅速に製造するための改良法に係るもの
である。
(従来の技術) ドデカモリブドリン酸は一般弐〇3PMo+□040で
表わされるヘテロポリ酸であり、水fI液液中ら製造し
た場合、3〜35個の結晶水を有するのが通常である。
これらは、酸触媒として、また、酸化触媒あるいは導電
体として、−[業的に多く利用されているものである。
その製造法は、古くから、モリブデン酸ソーダ等の水可
溶性塩にリン酸またはその塩を加え′C後、酸を添加し
てp Hを下げ、ドデカモリブドリン酸ソーダとし、イ
オン交換樹脂により脱ナトリウムを行なった後、濃縮や
エーテル抽出により精製していたため、工程が煩雑であ
り、ナトリウム除去等の費用がかかっていた。
この欠点解消法として、三酸化モリブデンにリン酸を化
学量論比に加えて還流し、直接モリブドリン酸を合成す
る方法が提宰された。
CG、八、Tsigdinos+  Ind、  En
g、  Chem、、  Prod、  Res。
Develop、、 ]:j(4)、 267(197
4))。
(発明が解決しようとする問題点) −ヒ記の方法は、不溶物の濾過や濃縮後、結晶を析出さ
せることによって、ドデカモリブドリン酸を製造してい
るが、本発明者らの研究では、反応液に多くの異性体、
特にナノモリブドリン酸、18−モリブド−2−リン酸
等を含み、この水溶液そのままをドデカモリブドリン酸
水溶液として使用することばできず、高純度ドデカモリ
ブドリン酸を得るために、再結晶等によって精製が必要
であった。また、その収率も低いという欠点を有してい
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、モリブデン酸および/または三酸化モリ
ブデンとリン酸の直接合成法を改良し、副反応なく、ド
デカモリブドリン酸を高収率で得る簡潔な方法を鋭意検
討の結果、反応中にドナー性有m?6媒を存在さゼろこ
とによって、驚くほど効果的に」1記目的が達ゼられる
ことを発見した。
すなわち、本発明は、モリブデン酸および/または三酸
化モリブデンをリン酸と水溶液中で反応させるに際し、
ドナー外性a溶媒を存在させることを特徴とするドデカ
モリブドリン酸の製造方法である。
本発明は、使用されるドナー性有機溶媒が原料から得ら
れる中間生成物を直ちにドデカモリブドリン酸へ誘う〃
シ、その中間生成物を副反応生成物へと変化させること
をIrl害する作用を有するという事実の発見にノ、(
ついているものであり、対象となるトーナー性有機溶媒
とは、非共有電子対を有するものであり、したがって、
酸素、窒素またはイオウ等の原子を少なくとも一個有す
るものであり、例えば、L−ブタノール、イソプロパツ
ール、エタノール、エチレングリコールなどの一価また
は多価アルコール類、テトラヒl−ロフラン、ジエチル
エーテル、ジメトキシエタン、ジオキサンなどのエーテ
ル類、酢酸エチルなどのエステル類、プロピレンカーボ
ネー1−などのカーボネート、MIEK。
アセトンなどのケトン類、アセ1−ニトリルなどのニト
リル類、テ1〜ラヒドロチオフェンなどのチオエーテル
類、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コールなどが挙げられ、特に水に少なくとも一部は可溶
なもである。ドデカモリブドリン酸と不溶性の塩を形成
するものは、in tJIの酸を合成するには好都合で
ない。有a溶媒の沸点が室温から100℃以下であれば
、留去して濃縮水溶液とするに好都合であり、100℃
以上の沸点のものは、反応液からの除去の点では不利で
ある。
使用する有機溶媒の量は、その種類、三酸化モリブデン
(またはモリブデン酸)の濃度、反応温度などによって
適宜決定するうく、濃度10重量%、多くは15重量%
以上が効果的である。
水は生成するドデカモリブドリン酸の10倍モル以−h
で、好ましくは30倍モル以上である。多い方が生成速
度は大である。
Mo源としては、三酸化モリブデンまたはモリブデン酸
のいずれか、あるいはこの混合物でもよい。
リン酸は水溶液中でオルトリン酸を生成するものであれ
ばよ< 、H3PO4の他、五酸化リン、ピロリン酸な
ども使用できる。
リンとモリブデンの原子比(P/Mo)は、広い範囲で
選択できるが、通常0.5/12〜3/12であり、1
/12付近が未反応物が少なく有利である。
特に遊離のリン酸を少なくし、また、副生成物の発生を
抑えるには1/6以下がよい。
本発明を実施するには、三酸化モリブデン、リン酸、水
および有機溶媒を攪拌しつつ室温から100℃の範囲に
保持する。加圧して高温での反応を行なうこともできる
が、120℃以上の加温での利点は特にない。
反応に要する時間は、1時間から数十時間である。反応
条件によっては未溶解分が残ることもあるので、この場
合、これを濾別するが、これらがない場合は、溶媒や水
を留出させて濃縮し、ドデカモリブドリン酸の水溶液を
得る。さらに、濃縮後、冷去すし、結晶として取得する
こともできる。
(発明の効果) 本発明によれば、塩類の除去による莫大な費用負担はな
く、18−モリブド−2−リン酸のごとき副生成が無視
できるため、そのまま、あるいは有機溶媒のみ、あるい
は水も一部蒸発させて、ドデカモリブドリン酸水溶液が
直接得られる。勿論、濃縮後、結晶として析出させるこ
とも可能であり、その製造法は容易かつ高純度品も供し
うるちのである。また、加えた原料を完全に溶解させる
こともでき、濾過工程の省略および収率向」−の面で極
めで利点が多いことになる。
(実施例) 実施例1 ガラス製反応容器にリン酸0.88 g、二酸化モリブ
デン18.26g (M o / P −14/ l 
) 、t−ブタノール20.Og 、 H2O60,9
gを仕込み、温度60℃で攪拌し、24時間反応を行っ
た。反応後、未溶解の三酸化モリブデンを濾別し、濾液
を”P−NMR(JEOL  GX−400)により、
l(zPMotJ4o  3.5ppm(H3PO4を
Oppmとしたケミカルシフト)が100%生成してい
ることを611 LEした。三酸化モリブデンの反応率
86%、リン酸の反応率100%であった。
比較例1 ガラス製反応容器にリン酸0.F18g、三酸化モリブ
デン18.26 g 、 II□080.86 gを仕
込み、温度60℃で攪拌し、24時間反応を行った。未
反応の三酸化モリブデンは7.70gであり、三酸化モ
リブデンの反応率64%、濾液の”P−NMRでは、−
3,5ppmの113PMO12040の他、t13P
On  Oppm 、、、H6+”Mo、034(1,
5ppm)、116P2MO+8062  (2,8p
pm)の生成が確認され、それぞれのPatm比率は9
:9:40:42で、リン酸の反応率は90%であった
実施例2〜5 実施例1と同様の操作で、各種ドナー性溶媒を用いて反
応を行い、その結果を表に示した。
実施例6 実施例1と同様の操作で、リン酸2.43g、三酸化モ
リブデン42.F16g、 t−ブタノール40.0 
gを40時間反応させて得られた濾液を、40℃減圧下
でt−ブタノールを留去し、冷却、晶析後、59gのH
3PMo+□04゜・30+1□0結晶を得た。三酸化
モリブデンの反応率は100%、リン酸の反応率は10
0%であった。
比較例2 比較例1と同様の操作でリン酸1.03g、三酸化モリ
ブデンIF1.26 gを反応させ、濾液を40℃で減
圧下で濃縮、冷却、晶析後、20gの結晶を得た。
+13PMO12Q40 ・301(20およびH6P
Jo+eO6z  ・33)1z。
の混合物であった。
手続補正書 昭和60年2月19日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モリブデン酸および/または三酸化モリブデンをリン酸
    と水溶液中で反応させるに際し、ドナー性有機溶媒を存
    在させることを特徴とするドデカモリブドリン酸の製造
    方法。
JP27390684A 1984-12-27 1984-12-27 ドデカモリブドリン酸の製造方法 Granted JPS61155211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290727A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kimoto & Co Ltd ヘテロポリ酸、ヘテロポリ酸からなる酸触媒、及びヘテロポリ酸の製造方法
JP2006290726A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kimoto & Co Ltd ヘテロポリ酸、ヘテロポリ酸からなる酸触媒、及びヘテロポリ酸の製造方法
RU2685207C1 (ru) * 2018-06-26 2019-04-16 Публичное акционерное общество "Нефтяная компания "Роснефть" (ПАО "НК "Роснефть") Способ получения фосфорномолибденовых кислот

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JP2006290727A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kimoto & Co Ltd ヘテロポリ酸、ヘテロポリ酸からなる酸触媒、及びヘテロポリ酸の製造方法
JP2006290726A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kimoto & Co Ltd ヘテロポリ酸、ヘテロポリ酸からなる酸触媒、及びヘテロポリ酸の製造方法
RU2685207C1 (ru) * 2018-06-26 2019-04-16 Публичное акционерное общество "Нефтяная компания "Роснефть" (ПАО "НК "Роснефть") Способ получения фосфорномолибденовых кислот

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