JPS61153352A - 吸収式冷温水機の冷媒量調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は多重効用吸収式冷温水ユニットに係り。

特に安全で広範囲な運転範囲を可能にする冷媒量調整装
置に関する。

〔発明の背景〕

凝縮器と蒸発器との間に冷媒のタンクを配置するという
点では例えば実開昭５７−２５９８４号には、いわゆる
オクチルトラップがあるが、これはオクチルアルコール
を分離有効利用するのが目的で有効冷媒量の調整には有
効でなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、冷温水機内の有効な冷媒量を調整可能
とすることにより、より広い安定した運転範囲を提供す
ることにある。

暖房サイクルでは、平均溶液が稀い程（有効冷媒量が太
い程）高温再生温圧力が低く安全な運転が可能であり、
又冷房サイクルでは冷媒量が多すぎると起動時の立上げ
時間が長くなること、稀釈時を考慮し大形の溶液タンク
が必要で結果として、シェル全体が大形化する等の弊害
があり、運転条件に合う様冷媒量がｌｉ整できることが
望ましかった。

〔発明の概要〕

従来機内の有効な冷媒量を増やす為には冷媒タンクを大
形化するかもしくは冷媒ポンプを利用し冷媒を溜込むタ
ンクを設置していたが、前者には冷媒タンクの大形化に
合わせ溶液タンクも大形化する必要があり結果的にシェ
ル全体が大形化するという問題点がありまた後者には複
数のバルブが必要であり切替操作がわずられしいという
欠点があった０本発明では、凝縮器から蒸発器への冷媒
の通路にタンクを設は切替弁１ケを追加することにより
問題を解決した。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を１図面により説明する。

まず二重効用吸収式冷温水機の構成および冷媒と溶液の
循環サイクルを第１図によって説明する。

冷媒である水は、低圧に保たれた蒸発器１のシェル側に
あって、冷水管２内を流れる冷水から熱をうばい蒸発し
て冷凍の目的を達する。蒸発した冷媒ガスは吸収器３へ
向って流れる。吸収器３のシェル内には管４内を流れる
冷却水により一定温度に保たれた臭化リチウムの水溶液
があり、蒸発した冷媒ガスは、この溶液中に吸収され、
希溶液となって溶液循環ポンプ５により低温熱交換器６
に送られる。ここを出た希溶液は二重され、そのうち一
方は直接低温再生器７に送られ、他方はさらに高温熱交
換器８を経て、高温再生器９に送られる。高温再生器内
で加熱されることにより希溶液から冷媒蒸気が分離され
濃溶液と冷媒蒸気とに分離される。冷媒蒸気は低温再生
器７の管側に供給されシェル側に送られてきた希溶液を
加熱して濃溶液と冷媒蒸気とに分離する。このようにし
て高温再生器９および低温再生器７で溶液から分離され
た冷媒ガスは共に凝縮器１０に至り、冷却水管４内を通
る冷却水により冷却されて液冷媒にもどり管１１を経て
蒸発器１に戻り、冷媒サイクルを一巡する。また高温再
生器９で冷媒を蒸発したあとの濃溶液は高温熱交換器８
を経て、低温再生器７から来た濃溶液と合流したのち低
温熱交換器６を経て吸収器３にもどって再び蒸発器１か
らの冷媒蒸気を吸収して希溶液となり溶液サイクルを一
巡する。１２は冷媒ポンプで、蒸発器１内の冷媒を循環
させるためのものである０以上が冷房サイクルの概要で
あるが、暖房サイクルについては。

凝縮器１０や吸収器３の冷却水配管４に温水を通し温水
を得る様にしている。このとき冷水配管２内の冷水は行
なわれていない。

次に本発明の実施例の要部を第２図に示す。凝縮器と蒸
発器とを結ぶ配管途中にタンク１３を設けその中の堰１
４をオーバーフローした冷媒のみが蒸発器１へ流れ込む
、タンク１３内の堰１４により貯められた冷媒は弁１５
を開けることにより蒸発器１側へ流れサイクル内の有効
冷媒量を増すことができる。

この様にバルブ１５の開閉により有効冷媒量を１１！！
可能とした。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、運転条件に合わせサイク
ル内の有効冷媒量を増減することによりサイクル平均濃
度を変化させることができるので、安全に運転可能な範
囲を大巾に拡大することができ、従来の運転制約を緩和
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は二重効用吸収式冷温水機の冷凍サイクル図、第
２図は本発明の一実施例のサイクル図である。 １・・・蒸発器、２・・・蒸発器管、３・・・吸収器、
４・・・吸収器管、５・・・溶液ポンプ、６・・・低温
熱交換器、７・・・低温再生器、８・・・高温熱交換器
、９・・・高温再生器、１０・・・凝縮器、１１・・・
凝縮器蒸発器連結管、１２・・・冷媒ポンプ、１３・・
・冷媒タンク、１４・・・堰、１５・・・バルブ。 冨　１　　因

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蒸発器、吸収器、低温再生器、高温再生器、凝縮器、熱
   交換器およびポンプを作動的に連結した多重効用吸収式
   冷温水機において、凝縮器内又は凝縮器と蒸発器とを連
   結する冷媒の配管途中に堰を設けることにより冷媒溜り
   を形成し、その下部と弁を介し蒸発器又は吸収器とを連
   結する配管を有することを特徴とする吸収式冷温水機の
   冷媒量調整装置。