JPS61153215A - 高炉の炉頂ガス発生量の制御方法 - Google Patents
高炉の炉頂ガス発生量の制御方法Info
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- JPS61153215A JPS61153215A JP28136184A JP28136184A JPS61153215A JP S61153215 A JPS61153215 A JP S61153215A JP 28136184 A JP28136184 A JP 28136184A JP 28136184 A JP28136184 A JP 28136184A JP S61153215 A JPS61153215 A JP S61153215A
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- Japan
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- gas
- blast furnace
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は、高炉の炉頂ガス発生量の制御方法に関するも
のであり、炉内の反応系とくにソリューションロス反応
を正確に把握することで、炉頂発生の可燃性ガス量をよ
シ正確に制御し、もって製鉄所内でのガス需給バランス
を好適に維持するの1に有効な技術について提案する。
のであり、炉内の反応系とくにソリューションロス反応
を正確に把握することで、炉頂発生の可燃性ガス量をよ
シ正確に制御し、もって製鉄所内でのガス需給バランス
を好適に維持するの1に有効な技術について提案する。
高炉の炉頂から発生する可燃性ガスは、熱風炉や加熱炉
、均熱炉、焼鈍炉等で燃料として用いられる。そのため
に高炉からの発生したガスは、−5旦ガスホルダーに蓄
えられ、そこからそれぞれの使用先へ送られるのが普通
である。
、均熱炉、焼鈍炉等で燃料として用いられる。そのため
に高炉からの発生したガスは、−5旦ガスホルダーに蓄
えられ、そこからそれぞれの使用先へ送られるのが普通
である。
(従来の技術)
高炉で発生する可燃性ガスの発生量、およびその組成は
、一般に炉内における還元反応や溶融状+1・態により
常に変動しており、そして還元反応および溶融状態は、
炉内に装入される原料の化学成分、その物理性状(強度
、粒度〕、固体−ガス間の伝熱状況、羽目での複合送風
条件(送風強度、送風湿分、送風量)の他、炉内壁面の
原料付着物発生15に伴うガス流変化などの測定不可能
な要素により変動する。
、一般に炉内における還元反応や溶融状+1・態により
常に変動しており、そして還元反応および溶融状態は、
炉内に装入される原料の化学成分、その物理性状(強度
、粒度〕、固体−ガス間の伝熱状況、羽目での複合送風
条件(送風強度、送風湿分、送風量)の他、炉内壁面の
原料付着物発生15に伴うガス流変化などの測定不可能
な要素により変動する。
この点、従来技術はかような現状にもかかわらず、通常
の操作方法、すなわち原料切出し制御あるいは複合送風
条件の制御だけで対処しており14.。
の操作方法、すなわち原料切出し制御あるいは複合送風
条件の制御だけで対処しており14.。
そのために炉頂発生ガス量の制御はほとんど不可1能で
あった。その結果、従来工場内でのガス需給バランスが
崩れ、例えば発生ガスの使用側では使用先毎のガスの最
適分配計画の策定に支障をきたしていたのが実情である
。
あった。その結果、従来工場内でのガス需給バランスが
崩れ、例えば発生ガスの使用側では使用先毎のガスの最
適分配計画の策定に支障をきたしていたのが実情である
。
(発明が解決しようとする問題点)
要するに本発明の目的は、通常の高炉操業の下で原料の
切出し制御や送風条件の制御を行う方式では、正確な炉
頂ガス発生量の制御ができないという問題点を克服する
こと、すなわち主としてソト・リュージョンロス反応が
正確に予測できないことによる不正確なガス発生量の把
握が起ることを克服する点にある。
切出し制御や送風条件の制御を行う方式では、正確な炉
頂ガス発生量の制御ができないという問題点を克服する
こと、すなわち主としてソト・リュージョンロス反応が
正確に予測できないことによる不正確なガス発生量の把
握が起ることを克服する点にある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記問題点克服のために、高炉内に鉄18鉱石
とともにコークス他の炭材を装入し炉内で還元を起させ
て溶銑を製造すると同時に炉頂よりは可燃性ガスを発生
させて回収する際に、高炉内に装入すべきコークスの熱
間強度O3Rを予め測定し、この熱間強度値にもとすき
炉内におけるカー、1゜ボンソリューション反応を正確
に予測することに1より、所望の高炉炉頂ガス発生量を
得るだめの高炉操業条件設定を行うことを特徴とする高
炉の炉頂ガス発生量の制御方法、を採用する。
とともにコークス他の炭材を装入し炉内で還元を起させ
て溶銑を製造すると同時に炉頂よりは可燃性ガスを発生
させて回収する際に、高炉内に装入すべきコークスの熱
間強度O3Rを予め測定し、この熱間強度値にもとすき
炉内におけるカー、1゜ボンソリューション反応を正確
に予測することに1より、所望の高炉炉頂ガス発生量を
得るだめの高炉操業条件設定を行うことを特徴とする高
炉の炉頂ガス発生量の制御方法、を採用する。
(作用)
本発明者らの研究によれば、高炉内ガス発生に大きな影
響を及ばず炉下部でのカーボンソリューションロス反応
量< c + co2→200)は、コークス熱間強度
(CSR)とよく対応し、また燃料比も該コークス熱間
強度(CSR)とよく対応している1、)ことが明らか
になった。以下にこの点について詳しく述べる。
響を及ばず炉下部でのカーボンソリューションロス反応
量< c + co2→200)は、コークス熱間強度
(CSR)とよく対応し、また燃料比も該コークス熱間
強度(CSR)とよく対応している1、)ことが明らか
になった。以下にこの点について詳しく述べる。
さて、可燃性ガス発生に寄与する高炉内に装入されるカ
ーボン(コークス、重油、微粉炭として装入される。)
の炉外への排出についてみると、li通常次のように区
分される。
ーボン(コークス、重油、微粉炭として装入される。)
の炉外への排出についてみると、li通常次のように区
分される。
(1) ダストとして炉頂ガスとともに排出されるカ
ーボン・・・ON (懸−p) (2)溶銑成分となって排出されるカーボン・・・02
(kgA−1) )
、、。
ーボン・・・ON (懸−p) (2)溶銑成分となって排出されるカーボン・・・02
(kgA−1) )
、、。
(8)炉内でガス化して排出されるカーボン・・・
108 (シーp〕 8−1 羽口からの高温送風に接して燃焼し、あるい
は蒸気に接してガス化するカーボン・・・081 (”
/1−1) ) 8−2 ソリューションロス反応に費やされてガス化
するカーボン・・・082(髪1−p)8−8 溶銑
成分中に還元されることによシガス化するカーボン・・
・088(シーp) 上記区分のうち本発明の発生ガス量に関係があ10るの
は、炉内でガス化して排出されるカーボンであり、その
変動は発生ガス量に大きく影響を与える。その中でも特
に、8−2で示したカーボンソリューション反応に費さ
れるカーボンの量の把握が難しく、従来はそのためにガ
ス発生量の予測を16著しく困難にしていた。このカー
ボンソリューション反応こそ熱的にも高炉操業にも大き
な影響を及ぼし炉況を不安定にする一大要因である。
108 (シーp〕 8−1 羽口からの高温送風に接して燃焼し、あるい
は蒸気に接してガス化するカーボン・・・081 (”
/1−1) ) 8−2 ソリューションロス反応に費やされてガス化
するカーボン・・・082(髪1−p)8−8 溶銑
成分中に還元されることによシガス化するカーボン・・
・088(シーp) 上記区分のうち本発明の発生ガス量に関係があ10るの
は、炉内でガス化して排出されるカーボンであり、その
変動は発生ガス量に大きく影響を与える。その中でも特
に、8−2で示したカーボンソリューション反応に費さ
れるカーボンの量の把握が難しく、従来はそのためにガ
ス発生量の予測を16著しく困難にしていた。このカー
ボンソリューション反応こそ熱的にも高炉操業にも大き
な影響を及ぼし炉況を不安定にする一大要因である。
ところが、本発明者らの研究によれば、上記カーボンソ
リューション反応はコークス熱間強度 2.。
リューション反応はコークス熱間強度 2.。
CSRとよい対応を示すことは上記したが、それ1は次
のような理由によるものと考えられる。
のような理由によるものと考えられる。
すなわち、炉内下部で発生した00.ガスは、700〜
800℃の温度帯でコークスと次のように反応し、 a 十CO,→200 COガスを発生させる。その際に、コークス熱間強度C
SRが低いと炉内降下中に粉状となる傾向にあり、その
ぶん反応しやすい状態となって炉内でのガス化が促進さ
れる。この関係を第2図に示−j□ ILIまたこのカ
ーボンソリューションロス反応量、コークスの直接投入
量に支配されるが、実際には、高炉操業因子である送風
湿分や送風温度、スラグ比、処理鉱比、コークス灰分、
焼結鉱中FeOなどの変更によってコークス投入量も変
るから、これl)ら操業因子の変更に対応したコークス
投入量を求める必要がある。そこで真のコークス投入量
とも言うべき補正燃料比を求め、これとCSRとの関係
について調査した。その結果を第8図に示す。
800℃の温度帯でコークスと次のように反応し、 a 十CO,→200 COガスを発生させる。その際に、コークス熱間強度C
SRが低いと炉内降下中に粉状となる傾向にあり、その
ぶん反応しやすい状態となって炉内でのガス化が促進さ
れる。この関係を第2図に示−j□ ILIまたこのカ
ーボンソリューションロス反応量、コークスの直接投入
量に支配されるが、実際には、高炉操業因子である送風
湿分や送風温度、スラグ比、処理鉱比、コークス灰分、
焼結鉱中FeOなどの変更によってコークス投入量も変
るから、これl)ら操業因子の変更に対応したコークス
投入量を求める必要がある。そこで真のコークス投入量
とも言うべき補正燃料比を求め、これとCSRとの関係
について調査した。その結果を第8図に示す。
上記第2図および第8図の示すところから、補正2.1
燃料比(OF R) #/Q−p s ソリューション
ロス反応1に消費されるカーボン量(082)について
は、それぞれ次式(1)、(2)のように表わすことが
できる。
燃料比(OF R) #/Q−p s ソリューション
ロス反応1に消費されるカーボン量(082)について
は、それぞれ次式(1)、(2)のように表わすことが
できる。
OF R=−0,28・CSR+$69.5 ・・・
(1)032 =−0,258・CSR+K ・・・
(2]式中のKは他の操業条件により決まる定数上式に
よれば、溶鉱炉に用いるコークスに関してその装入前に
コークス熱間強度CSRを測定し1・・ておくことによ
り、炉内に装入した後のカーボンソリューションロス反
応を正確に予測することができ、その結果高炉操業条件
としての他の要因:送風量や原料装入量、溶銑成分、ダ
スト発生量等が予め設定できれば、炉頂ガス発生量の正
確な推l一定が可能になることが判った。以下にその手
順を示す。
(1)032 =−0,258・CSR+K ・・・
(2]式中のKは他の操業条件により決まる定数上式に
よれば、溶鉱炉に用いるコークスに関してその装入前に
コークス熱間強度CSRを測定し1・・ておくことによ
り、炉内に装入した後のカーボンソリューションロス反
応を正確に予測することができ、その結果高炉操業条件
としての他の要因:送風量や原料装入量、溶銑成分、ダ
スト発生量等が予め設定できれば、炉頂ガス発生量の正
確な推l一定が可能になることが判った。以下にその手
順を示す。
(1)上記(1)式より補正燃料比(OFR)および(
2)式よりソリューションロスカーボン量C082)を
求め、ダスト比および溶銑成分を仮定して、上・。
2)式よりソリューションロスカーボン量C082)を
求め、ダスト比および溶銑成分を仮定して、上・。
述した01,02,088を求め、それらより 108
1を得る。
1を得る。
DSTR:ダスト比(k17/l−p )、DS’I’
o:タス’ト 中0 (%) 02=(0%〕×10 ・・・(4) 088=9.695X (P%)+ 8.5151 [
Si%]+2.186X(Kn%〕・・・(5) 式中の(p) 、 (Si) 、 (In) 、 (C
)は銑中P。
o:タス’ト 中0 (%) 02=(0%〕×10 ・・・(4) 088=9.695X (P%)+ 8.5151 [
Si%]+2.186X(Kn%〕・・・(5) 式中の(p) 、 (Si) 、 (In) 、 (C
)は銑中P。
Si 、 In 、 O(チ〕
000:コークス中C(係)
OHO:装入カーボン量(髪t−p)
081=OHO−02−038−082・・・ (7)
(2)上記081および設定送風湿分B M (117
Hm8)より次式を計算して送風原単位B V R(N
m’/l−、、)を求める。
!・((〕) (8)上記より炉頂ガス量T G R(Nm8/1−p
)は次の各項の合計で得られる0 ■ 送風により羽口先で生成するOO及び送風中■ 送
風湿分BMの分解によって発生するCO+2 ・・・
(10) ■ P 、 Si 、 Inが溶銑中に還元されること
に・・・ (1υ ■ カーボンソリューションロス反応によってよって、
TGR=■+■+■+■ 従って、コークス熱間強度CSRが得られれば送風原単
位BVR、炉頂ガス量TGRが予測できる。すなわち現
状の高炉操業状態から新しい熱間強度CSRを有するコ
ークスに切替えた場合 ゛・の操業では、次のようにな
る。
(2)上記081および設定送風湿分B M (117
Hm8)より次式を計算して送風原単位B V R(N
m’/l−、、)を求める。
!・((〕) (8)上記より炉頂ガス量T G R(Nm8/1−p
)は次の各項の合計で得られる0 ■ 送風により羽口先で生成するOO及び送風中■ 送
風湿分BMの分解によって発生するCO+2 ・・・
(10) ■ P 、 Si 、 Inが溶銑中に還元されること
に・・・ (1υ ■ カーボンソリューションロス反応によってよって、
TGR=■+■+■+■ 従って、コークス熱間強度CSRが得られれば送風原単
位BVR、炉頂ガス量TGRが予測できる。すなわち現
状の高炉操業状態から新しい熱間強度CSRを有するコ
ークスに切替えた場合 ゛・の操業では、次のようにな
る。
(1)時間当りのガス量TGv(Nm8/m、n)を確
保しようとする場合、次式の解を求めると、出銑量op
< /(1)、送風指定量B V (NmB/m、i
、)とも自動的に決まる。
1噸)(2) またある出銑f(OP)を
確保しようとする場合、その時の指定送風量BV 、時
間当りのガス量’[’GVは次のようにして得られる。
保しようとする場合、次式の解を求めると、出銑量op
< /(1)、送風指定量B V (NmB/m、i
、)とも自動的に決まる。
1噸)(2) またある出銑f(OP)を
確保しようとする場合、その時の指定送風量BV 、時
間当りのガス量’[’GVは次のようにして得られる。
さてソリューションロスカーボン量に変更が生じるよう
な場合には、高炉内熱バランスのくずれから装入物の降
下の乱れ、溶銑温度成分の変動にへよる炉況の不安定化
につながりやすいことが知られているが、ソリューショ
ンロスカーボン−iが明確な場合には予め熱バランスを
計算して必要熱量を確保することも可能になシ安定した
高炉操業が実現できる。この場合の熱バランスを参考の
ため10に示す。
な場合には、高炉内熱バランスのくずれから装入物の降
下の乱れ、溶銑温度成分の変動にへよる炉況の不安定化
につながりやすいことが知られているが、ソリューショ
ンロスカーボン−iが明確な場合には予め熱バランスを
計算して必要熱量を確保することも可能になシ安定した
高炉操業が実現できる。この場合の熱バランスを参考の
ため10に示す。
Δ HL =jBVRX BTX OB −・
・ (17)式中、ΔHL:送風顕熱変化分(K0
&l/1−p)ΔBVR:送風原単位変化分 BT:送風温度 OB:送風比熱(= 0 、84 ) (KoaIlo
、 Hrn8 )ΔHLO= 2862 XΔ081
・・・(18)式中、ΔHLO:コークス燃焼−変化分
t KOa匂−、ノ2゜ΔH3QL= 8240 X
j 08g ・・・ (19)式中、ΔH80L :
ソリューションロス熱変化弁CKOaJ/1−p) ΔHT=ΔTGRX TGTX OT ・・・(20)
式中、ΔHT: 炉頂ガス顕熱変化分< KOal、
(−p yΔTGR: 炉頂ガス量変化分 子GT: 炉頂ガス温度 OT: 炉頂ガス比熱< KOal/c、NmB )
+。
・ (17)式中、ΔHL:送風顕熱変化分(K0
&l/1−p)ΔBVR:送風原単位変化分 BT:送風温度 OB:送風比熱(= 0 、84 ) (KoaIlo
、 Hrn8 )ΔHLO= 2862 XΔ081
・・・(18)式中、ΔHLO:コークス燃焼−変化分
t KOa匂−、ノ2゜ΔH3QL= 8240 X
j 08g ・・・ (19)式中、ΔH80L :
ソリューションロス熱変化弁CKOaJ/1−p) ΔHT=ΔTGRX TGTX OT ・・・(20)
式中、ΔHT: 炉頂ガス顕熱変化分< KOal、
(−p yΔTGR: 炉頂ガス量変化分 子GT: 炉頂ガス温度 OT: 炉頂ガス比熱< KOal/c、NmB )
+。
(ご0.889 )
上記熱量の変化を送風温度BTで補償するには、その送
風温度BTの変更量jBTは次式で示される0この補償
は他の高炉操業条件設定因子を変動させることによシ行
うことができる0 以上要するに上記計算式を用いると、装入直前のコーク
スの熱間強度O8Hさえ測定されれば、そ2・・れに応
じた任意のガス発生量を電子計算機による1設定計算に
よって自由に求めることができ、その結果発生ガス量一
定制御もまた高炉の操業を悪くすることのない任意のガ
ス量を発生させるような操業もできる。その際の発生ガ
ス量制御時に用い−・るデータ処理フローを第1図に示
す。
風温度BTの変更量jBTは次式で示される0この補償
は他の高炉操業条件設定因子を変動させることによシ行
うことができる0 以上要するに上記計算式を用いると、装入直前のコーク
スの熱間強度O8Hさえ測定されれば、そ2・・れに応
じた任意のガス発生量を電子計算機による1設定計算に
よって自由に求めることができ、その結果発生ガス量一
定制御もまた高炉の操業を悪くすることのない任意のガ
ス量を発生させるような操業もできる。その際の発生ガ
ス量制御時に用い−・るデータ処理フローを第1図に示
す。
(実施例〕
高炉内に装入するコークスの熱間強度CSRを、60%
より50係に変化した場合に、時間当りの炉頂ガス発生
量を一定に制御した実施例を説明すIllる。第1表に
そのときの操業データの変化を示す0コ一クス熱間強度
CSRが50%になった時の補正燃料比を(1)式より
求め、燃料比補正項目が08R60チ期と同一として実
績の燃料比と補正燃料比の差を08R50%期にも同じ
値を用いて燃料比15の予測値を得る。また、O8Hの
変化分10%(60→50〕を(2)式に代入して、C
SR60チ期ノ実績ソリューションロスカーボン量より
03R30%期ノソリューションロスカーボン量を予測
する。これらの予測値及び第1表に示す操業デーりを用
いて、(8)〜(8)式より送風原単位、(9)1〜(
12)式より炉頂ガス量を求める。
より50係に変化した場合に、時間当りの炉頂ガス発生
量を一定に制御した実施例を説明すIllる。第1表に
そのときの操業データの変化を示す0コ一クス熱間強度
CSRが50%になった時の補正燃料比を(1)式より
求め、燃料比補正項目が08R60チ期と同一として実
績の燃料比と補正燃料比の差を08R50%期にも同じ
値を用いて燃料比15の予測値を得る。また、O8Hの
変化分10%(60→50〕を(2)式に代入して、C
SR60チ期ノ実績ソリューションロスカーボン量より
03R30%期ノソリューションロスカーボン量を予測
する。これらの予測値及び第1表に示す操業デーりを用
いて、(8)〜(8)式より送風原単位、(9)1〜(
12)式より炉頂ガス量を求める。
さらにコークス熱間強度CSR60%期と同じ炉頂ガス
発生面(Nm/mi、n ’を得るため(18℃式よシ
得た送風量を設定することにより、tlぼ予測通5シの
ガス発生量が得られた。すなわち、この例では2.7%
の減産を予め予測して同じ炉頂ガス量を確保できた例で
ある。また(17)〜(2υ式の計算結果より88℃の
送風温度の上昇が熱バランスを維持するために必要と予
測され、移行時にアクシミ10ンをとったがこれによp
炉況を安定に維持できた。
発生面(Nm/mi、n ’を得るため(18℃式よシ
得た送風量を設定することにより、tlぼ予測通5シの
ガス発生量が得られた。すなわち、この例では2.7%
の減産を予め予測して同じ炉頂ガス量を確保できた例で
ある。また(17)〜(2υ式の計算結果より88℃の
送風温度の上昇が熱バランスを維持するために必要と予
測され、移行時にアクシミ10ンをとったがこれによp
炉況を安定に維持できた。
そして上記ガス発生量の一定化制御による冷間圧延工場
の焼鈍炉の熱量原単位変化の様子を第4図に示す。第4
図よシ明らかなように、ガス発生量の制御により圧力変
動が低減し熱量原単位も低15滅し顕著な効果が得られ
た。また、ガス発生量が容易に予測できるので、ガス量
一定のみならずガスの使用側の要求量、操業状態に応じ
て炉頂発生ガス量の増減を制御できるようになったので
精度の良い需給管理が可能となった。
211第1表 (発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、正確な高炉炉頂ガ
ス発生量の制御ができ、ひいては工場内でのガス需給バ
ランス調整が容易になり、またカーボンソリューション
ロス反応が正確に推定でき′・るので高炉の安定した操
業を行うのに役立つという効果がある。
の焼鈍炉の熱量原単位変化の様子を第4図に示す。第4
図よシ明らかなように、ガス発生量の制御により圧力変
動が低減し熱量原単位も低15滅し顕著な効果が得られ
た。また、ガス発生量が容易に予測できるので、ガス量
一定のみならずガスの使用側の要求量、操業状態に応じ
て炉頂発生ガス量の増減を制御できるようになったので
精度の良い需給管理が可能となった。
211第1表 (発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、正確な高炉炉頂ガ
ス発生量の制御ができ、ひいては工場内でのガス需給バ
ランス調整が容易になり、またカーボンソリューション
ロス反応が正確に推定でき′・るので高炉の安定した操
業を行うのに役立つという効果がある。
第1図は、本発明による炉頂ガス発生量制御フローの図
、 第2図は、コークス熱間強度とソリューションカーボン
量との関係を示すグラフ、 第8図は、コークス熱間強度と補正燃料比との関係を示
すグラフ、 第4図は、本発明実施前後における焼鈍炉燃料I。 原単位の変動について示すグラフである。 1・・・高炉 2・・・炉頂装入原料データ採取、設定点8・・・羽口
送風条件データ採取、設定点4・・・操業設定値計算装
置 5・・・CSR測定装置 6・・・操業条件設定器 特許出願人 川崎製鉄株式会社 1゜(始?l
すl訃ルdイ丑T 11、 今4 1直
、 第2図は、コークス熱間強度とソリューションカーボン
量との関係を示すグラフ、 第8図は、コークス熱間強度と補正燃料比との関係を示
すグラフ、 第4図は、本発明実施前後における焼鈍炉燃料I。 原単位の変動について示すグラフである。 1・・・高炉 2・・・炉頂装入原料データ採取、設定点8・・・羽口
送風条件データ採取、設定点4・・・操業設定値計算装
置 5・・・CSR測定装置 6・・・操業条件設定器 特許出願人 川崎製鉄株式会社 1゜(始?l
すl訃ルdイ丑T 11、 今4 1直
Claims (1)
- 1、高炉内に鉄鉱石とともにコークス他の炭材を装入し
炉内で還元を起させて溶銑を製造すると同時に炉頂より
は可燃性ガスを発生させて回収する際に、高炉内に装入
すべきコークスの熱間強度CSRを予め測定し、この熱
間強度値にもとづき炉内におけるカーボンソリユーシヨ
ン反応を正確に予測することにより、所望の高炉炉頂ガ
ス発生量を得るための高炉操業条件設定を行うことを特
徴とする高炉の炉頂ガス発生量の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28136184A JPS61153215A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 高炉の炉頂ガス発生量の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28136184A JPS61153215A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 高炉の炉頂ガス発生量の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61153215A true JPS61153215A (ja) | 1986-07-11 |
Family
ID=17638038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28136184A Pending JPS61153215A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 高炉の炉頂ガス発生量の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61153215A (ja) |
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1984
- 1984-12-27 JP JP28136184A patent/JPS61153215A/ja active Pending
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