JPS61153091A

JPS61153091A - ガス管用電気絶縁管継手

Info

Publication number: JPS61153091A
Application number: JP28160484A
Authority: JP
Inventors: 寛森田; 松本　清一; 永野　茂文; 猛吉川; 善昭南出; 宇野　善二; 西田　秀平
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd; Nippon Kokan Keishiyu KK
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd; Nippon Kokan Keishiyu KK
Priority date: 1984-12-26
Filing date: 1984-12-26
Publication date: 1986-07-11
Also published as: JPH039359B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ねじ込み形のガス管用電気絶縁管継手に関す
るものである。

（従来の技術）従来のこの種電気絶縁管継手として、各々ガス管接続部
にガス管を螺着させるための所定の標準径ねじを形成し
た外筒と内筒とを、両筒の嵌合部分にアルミナセメント
等の電気絶縁性の充填物を充填させることによって、電
気的に絶縁させた状１ｇで嵌合一体化してなるものがよ
く知られている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、このようなものは、構造が極めて複雑な
ものであり１部品点数も多く、したがって軽量且つコン
パクトなものとなし得ないと共に、安価に提供し得ない
といった問題があった。

本発明は、従来のガス管用電気絶縁管継手における上記
問題を解決することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明のガス管用電気絶縁管継手は、少なくとも一のガ
ス管接続部において、金属製の継手本体に、当該ガス管
と螺着させうる所定の標準径ねじと径の異なる異径ねじ
を形成すると共に、この異径ねじの表面に、これを前記
標準径ねじに補正すべく、高分子材と無機質繊維材との
電気絶縁性を有する複合材からなるねじ管状の電気絶縁
部材を螺合状に接着させたものである。より具４的には
、ガス管接続部が雌ねじ部である場合には異径ねじを標
準径ねじよりも大きい径のねじとし、また雄ねじ部であ
る場合には異径ねじを標準径ねじよりも小さい径のねじ
として、異径ねじと標準径ねじとの差部分を電気絶縁部
材で補填させることによって、ガス管接続部に所定の標
準径ねじを形成するようにしたものである。電気絶縁部
材の厚みは、異径ねじの谷深さよりも小さな略均一な厚
みとしておくことが望ましく、０．１　＝０．８ｍｍで
あることが好ましい、電気絶縁部材の構成材、つまり高
分子材と無機質繊維材との複合材としては電気絶縁性を
有するものが選択されるが、より好ましくは一耐熱、耐
火性を有する無機質繊維材を含むものが選択される。

（作用）かかる構成によれば、少なくとも一のガス管接続部のね
じ表面部分が電気絶縁部材で構成されているから、この
ガス管接続部に螺着させたガス管は他のガス管接続部に
螺着させたガス管から電気的に絶縁される。そして、電
気絶縁部材を異径ねじの谷深さより小さな厚みのものと
しておけばガス管接続部からの引抜きが有効に阻止され
る。又、火災により電気絶縁部材が板金燃焼したとして
も、ガス管のねじ部は金属製継手本体に形成された異径
ねじに係合せしめられるから、ガス管の電気絶縁部材の
構成部材たる無機質繊維材が耐火性を有する酸化アルミ
ナ繊維等であるときには、かかる耐火物が、また燃焼に
よって生じる炭化物が、ガス管のねじ部と異径ねじとの
間に残存することから１両者間はかかる残存物によって
シールされることになり、ガス管接続部からのガス漏洩
が極力防止される。

（実施例）以下、本発明の一実一例を第１図及び第２図について説
明する。

すなわち、この実施例のガス管用電気絶縁管継手１は、
可鍛鋳鉄等の金属材からなる円筒状の継手本体２の各端
内周部に、当該各ガス管５のねじ部を螺着させうる所定
の標準径ねじ３よりも径の大きな異径ねじ２ａを形成す
ると共に、各異径ねじ２ａの表面に、外周形状を異径ね
じ２ａに密に螺合しうるねじ形状とし且つ内周形状を標
準径ねじ３に一致するねじ形状としたねじ管状の電気絶
縁部材４を螺合状に接着することによって、各ガス管接
続部１ａに雌ねじである標準径ねじ３を形成したもので
ある。

電気絶縁部材４の厚みは、異径ねじ２ａの谷深さよりも
小さい略均一な厚みに設定されており、０゜１〜０．８
■厘とされている。

電気絶縁部材４は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂等の高分子材とガラス繊維、酸化アルミ
ナ＃ａ維等の無機質繊維材との電気絶縁性を有する複合
材からなる。より具体的には、例えば、高分子材を含浸
させた無４１！ＩＩＪ、繊維クロスを基材として加圧成
形することによって得ることができる。この場合、クロ
スは、電気絶縁部材４の厚みに応じて一枚若しくは複数
枚を積層して用い、成形上、プリプレグ処理されたもの
及びある程度伸縮性を有するニット織りされたものが好
ましい。また不織布であってもよい。さらに成形素材と
しては、前記複合材をシート状にしたもの、例えば無機
質材を含有するエンジニアリング。

プラスチックシート等を用いることができる。その他、
ＢＭＣ、ＳＭＣ等を用いてもよい。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば第３図に示す如く、電気絶縁部材４を継手本体２
の内周全面に接着させる形状のものとなすこともできる
。

また、本発明が適用される管継手は、前記各実施例の如
きソケット形のものに限定されず、エルボ形のものや丁
字形のものであってもよい、電気絶縁部材４によって形
成される標準径ねじ３は、テーパねじであっても平行ね
じであってもよく。

また雄ねじであってもよい、ＪＩねじである場合には、
継手本体２に標準径ねじ３より径の小さな異径ねじ２ａ
を形成し、電気絶縁部材４の外周形状を標準径ねじ３に
一致するねじ形状としておく。

また、ソケット形やエルボ形の管継手のように二つのガ
スＶ接続部１ａ、Ｉａを備えたものにおいては、必ずし
もすべてのガス管接続部１ａ、ｌａに本発明の構成を適
用しておく必要はない、何故なら。

二つのガス管５，５を互いに電気的に絶縁させておくた
めには、少なくとも一方のガス管が管継手に電気的に絶
縁された状態で接続されればよいからである。このこと
は、丁字形の管継手等においても同様である。

また、異径ねじ２ａと電気絶縁部材４との接着は、必要
に応じて、接着剤を用いて行ってもよいし、焼付けによ
り行ってもよい。

さらに、電気絶縁部材４の厚みは、ガス管５の引抜き力
に対して十分な機械的強度を有する場合には、異径ねじ
２ａの谷深さより小さくしておくことは必ずしも必要で
はないが、このようにしておくと、電気絶縁部材４のね
じ強度が金属製継手本体２の異径ねじ２ａによって補強
されるから、電気絶縁部材４自体の機械的強度をガス管
５の螺着時に部材４が削り取られない程度としておくだ
けで、ガス管５の接続強度を十分に確保しておくことが
でき、しかも電気絶縁部材４が燃焼した場合にもガス管
５の引抜きを阻止することができるのであって、電気絶
縁部材４の構成材の選択範囲を広くすることができて、
有利である。

（発明の効果）本発明によれば、ガス管を電気的に絶縁した状態で良好
に接続しうるにも拘すらず、従来のものに比して１部品
点数を大巾に削減し且つ構造を極めてシンプルにし、さ
らに大巾に軽量でコンパクトとしたガス管用電気絶縁管
継手を提供できる。

しかも、本発明のガス管用電気管継手は、継手本体に形
成した異径ねじと標準径ねじどの差部分を電気絶縁部材
で補填させたもので、外観上電気絶縁機能を有しないも
のと同一形状となるものであるから、ガス管を接続させ
た場合における外観体裁もよく、また作業性もよいもの
である。

さらに、電気絶縁部材の厚みを異径ねじの谷深さよりも
小さくしておくと、板金電気絶縁材の一部若しくは全部
が火災により燃焼せしめられた場合にも、ガス管の引抜
きが異径ねじによって阻止され、しかも電気絶縁材の炭
化物若しくはこれに含まれた耐火物の存在により、ガス
漏れが極力防止されるから、火災発生の予想される架空
配管用としても好適に用いうる。しかも、電気絶縁部材
が異径ねじによって補強されることになり、電気絶縁部
材の機械的強度がさほど大きくない場合にも、ガス管の
接続強度を十分確保しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るガス管用電気絶縁管継手の一実施
例を示す縦断側面図、第２図は第１図の１１部の拡大図
であり、第３図は他の実施例を示す縦断側面図である。１・・・管継手ｌａ・・・ガス管接続部２・・・継手本体２ａ・・・異径ねじ３・・・標準径ねじ４・・・電気絶縁部材５・・・ガス管特許出願人　　　　大阪瓦斯株式会社日本鋼管継手株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも一のガス管接続部において、金属製の
継手本体に、当該ガス管を螺着させうる所定の標準径ね
じと径の異なる異径ねじを形成すると共に、この異径ね
じの表面に、これを前記標準径ねじに補正すべく、高分
子材と無機質繊維材との電気絶縁性を有する複合材から
なるねじ管状の電気絶縁部材を螺合状に接着させたこと
を特徴とするガス管用電気絶縁管継手。
（２）前記異径ねじが標準径ねじよりも径の大きな雌ね
じであり、前記電気絶縁部材の内周ねじ形状が標準径ね
じとされていることを特徴とする、特許請求の範囲第１
項に記載のガス管用電気絶縁管継手。
（３）前記異径ねじが標準径ねじよりも径の小さな雄ね
じであり、前記電気絶縁部材の外周ねじ形状が標準径ね
じとされていることを特徴とする、特許請求の範囲第１
項に記載のガス管用電気絶縁管継手。
（４）前記電気絶縁部材の厚みが、略均一であり且つ前
記異径ねじの谷深さよりも小さいことを特徴とする、特
許請求の範囲第２項又は第３項に記載のガス管用電気絶
縁管継手。
（５）前記電気絶縁部材の厚みが０．１〜０．８ｍｍで
あることを特徴とする、特許請求の範囲第４項に記載の
ガス管用電気絶縁管継手。
（６）前記電気絶縁部材が、高分子材と耐熱性を有する
無機質繊維材との複合材からなることを特徴とする、特
許請求の範囲第２項、第３項、第４項又は第５項に記載
のガス管用電気絶縁管継手。
（７）前記電気絶縁部材が、高分子材と耐火性を有する
無機質繊維材との複合材からなることを特徴とする、特
許請求の範囲第２項、第３項、第４項又は第５項に記載
のガス管用電気絶縁管継手。