JPH0221015A - ねじ - Google Patents
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- JPH0221015A JPH0221015A JP17133488A JP17133488A JPH0221015A JP H0221015 A JPH0221015 A JP H0221015A JP 17133488 A JP17133488 A JP 17133488A JP 17133488 A JP17133488 A JP 17133488A JP H0221015 A JPH0221015 A JP H0221015A
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- different diameter
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Links
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Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えばねじ込み形のガス管用電気絶縁継手の
ねじ部に好適に用いられるねじに関する。
ねじ部に好適に用いられるねじに関する。
[従来の技術]
上記のような電気絶縁管継手においては、従来、各々ガ
ス管接続部にガス管を螺着させるための所定の標準径ね
じを形成した外筒と内筒とを、両筒の嵌合部分にアルミ
ナセメント等の電気絶縁性の充填物を充填させることに
よって、電気的に絶縁させた状態で嵌合−像化するよう
にしていたが、このようなものは、構造が極めて複雑で
部品点数も多く、したがって軽量且つコンパクトなもの
となし得ないと共に、安価に提供し得ないといった問題
があった。
ス管接続部にガス管を螺着させるための所定の標準径ね
じを形成した外筒と内筒とを、両筒の嵌合部分にアルミ
ナセメント等の電気絶縁性の充填物を充填させることに
よって、電気的に絶縁させた状態で嵌合−像化するよう
にしていたが、このようなものは、構造が極めて複雑で
部品点数も多く、したがって軽量且つコンパクトなもの
となし得ないと共に、安価に提供し得ないといった問題
があった。
このため、本願出願人は、特開昭61−153091号
公報に開示されるように、金属製の継手本体に、接続す
る管を螺着させうる所定の標準径ねじと径の異なる異径
ねじを形成するとともに、この異径ねじの表面に、これ
を補正すべく、高分子材と無機質繊維材との電気絶縁性
を有する複合材からなるねじ管状の電気絶縁部材を螺合
状に接着させたガス管用電気絶縁管継手を提案している
。
公報に開示されるように、金属製の継手本体に、接続す
る管を螺着させうる所定の標準径ねじと径の異なる異径
ねじを形成するとともに、この異径ねじの表面に、これ
を補正すべく、高分子材と無機質繊維材との電気絶縁性
を有する複合材からなるねじ管状の電気絶縁部材を螺合
状に接着させたガス管用電気絶縁管継手を提案している
。
このようにしたガス管用電気絶縁管継手によれば、部品
点数を大幅に削減し且つ構造を極めてシンプルにし、さ
らに大幅に軽量でコンパクトとする等種々の効果を奏す
る事ができる。
点数を大幅に削減し且つ構造を極めてシンプルにし、さ
らに大幅に軽量でコンパクトとする等種々の効果を奏す
る事ができる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記のごときガス管用電気絶縁管継手の
ように強固な接続を要求されるねじ部には、接続時にき
わめて大きな機械的応力がかかるため、機械的強度の低
い電気絶縁部材では、接続時点で破壊されてしまったり
、接続後に接続管に対してかかる荷重により経年劣化し
て破壊されてしまう恐れがある。
ように強固な接続を要求されるねじ部には、接続時にき
わめて大きな機械的応力がかかるため、機械的強度の低
い電気絶縁部材では、接続時点で破壊されてしまったり
、接続後に接続管に対してかかる荷重により経年劣化し
て破壊されてしまう恐れがある。
また、上記のごときガス管用電気絶縁管継手のように可
燃性の気体等を流通させる管を接続するねじ部を有する
ものでは、このねじ部が火災等によって焼損してしまう
と、前記気体等が外部に流出してしまう恐れがあり、こ
うした流出が生じると、この流出した気体に火が引火し
て爆発を起こす等の二次災害が誘発される恐れがある。
燃性の気体等を流通させる管を接続するねじ部を有する
ものでは、このねじ部が火災等によって焼損してしまう
と、前記気体等が外部に流出してしまう恐れがあり、こ
うした流出が生じると、この流出した気体に火が引火し
て爆発を起こす等の二次災害が誘発される恐れがある。
したがって、上記特開昭61−153091号公報にお
ける電気絶縁層は、十分に高い耐熱性を有するものであ
る必要がある。
ける電気絶縁層は、十分に高い耐熱性を有するものであ
る必要がある。
従って、上記特開昭61−153091号公報における
電気絶縁層は、十分に高い機械的強度と耐熱性を有する
ものである必要がある。しかるに、この特開昭61−1
53091号公報に開示されるものでは、電気絶縁層を
形成する部分に無機質繊維材と高分子材でなる複合材を
用、いることが示されているだけであり、このような複
合材によって形成される電気絶縁層を有したねじでは、
機械的強度や耐熱性をより信頼性の高いものとするには
限度があった。
電気絶縁層は、十分に高い機械的強度と耐熱性を有する
ものである必要がある。しかるに、この特開昭61−1
53091号公報に開示されるものでは、電気絶縁層を
形成する部分に無機質繊維材と高分子材でなる複合材を
用、いることが示されているだけであり、このような複
合材によって形成される電気絶縁層を有したねじでは、
機械的強度や耐熱性をより信頼性の高いものとするには
限度があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、
ガス管用電気絶縁継手のねじ部を始めとする種々の絶縁
を必要とするねじを、機械的強度及び耐熱性のより高い
電気絶縁層を有するものとし、その品質を向上させるこ
とを目的としている。
ガス管用電気絶縁継手のねじ部を始めとする種々の絶縁
を必要とするねじを、機械的強度及び耐熱性のより高い
電気絶縁層を有するものとし、その品質を向上させるこ
とを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本発明によるねじは上記目的を達成するために、金属製
のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異径ねじを形成
し、この異径ねじの表面に、セラミックス繊維と芳香族
ポリアミド繊維でなる混織布を積層させて接着し、この
混織布によりなる電気絶縁層により、前記異径ねじを前
記所望の標準径ねじに補正してあることを特徴としてい
る。
のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異径ねじを形成
し、この異径ねじの表面に、セラミックス繊維と芳香族
ポリアミド繊維でなる混織布を積層させて接着し、この
混織布によりなる電気絶縁層により、前記異径ねじを前
記所望の標準径ねじに補正してあることを特徴としてい
る。
また、上記目的を達成するために本発明ねじはさらに、
金属製のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異径ねじ
を形成し、この異径ねじの表面に、セラミックス繊維と
芳香族ポリアミド繊維でなる混織布と熱硬化性高分子材
とを有する複合材を積層させて接着し、この複合材によ
りなる電気絶縁層により、前記異径ねじを前記所望の標
準径ねじに補正してあることを特徴としている。
金属製のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異径ねじ
を形成し、この異径ねじの表面に、セラミックス繊維と
芳香族ポリアミド繊維でなる混織布と熱硬化性高分子材
とを有する複合材を積層させて接着し、この複合材によ
りなる電気絶縁層により、前記異径ねじを前記所望の標
準径ねじに補正してあることを特徴としている。
さらに、本発明のねじは、金属製のねじ本体に所望の標
準径ねじと異なる異径ねじを形成し、この異径ねじの表
面に、ガラス繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布
と熱可塑性高分子材とを有する複合材を積層させて接着
し、この複合材によりなる電気絶縁層により、前記異径
ねじを前記所望の標準径ねじに補正してあることを特徴
としている。
準径ねじと異なる異径ねじを形成し、この異径ねじの表
面に、ガラス繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布
と熱可塑性高分子材とを有する複合材を積層させて接着
し、この複合材によりなる電気絶縁層により、前記異径
ねじを前記所望の標準径ねじに補正してあることを特徴
としている。
そしてさらに本発明は、上記各ねじにおけるセラミック
ス繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布を、平m、
ui織もしくは朱子織するようにしたことを特徴として
いる。
ス繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布を、平m、
ui織もしくは朱子織するようにしたことを特徴として
いる。
[作 用]
上記のように、セラミックス繊維と芳香族ボリアミド繊
維の混織布で異径ねじを補正して標準径ねじとすること
により1、ねじの表面に電気絶縁層が形成され、捩じ込
み作業を行うだけで、接続物間を絶縁状態にすることが
できる。また、上記混織布は、芳香族ポリアミド繊維が
織り込まれることによって、この芳香族ポリアミド繊維
が織り込まれた方向の機械的強度が向上し、且つセラミ
ックス繊維が織り込まれることによって耐熱性が向上す
る。
維の混織布で異径ねじを補正して標準径ねじとすること
により1、ねじの表面に電気絶縁層が形成され、捩じ込
み作業を行うだけで、接続物間を絶縁状態にすることが
できる。また、上記混織布は、芳香族ポリアミド繊維が
織り込まれることによって、この芳香族ポリアミド繊維
が織り込まれた方向の機械的強度が向上し、且つセラミ
ックス繊維が織り込まれることによって耐熱性が向上す
る。
また、上記混織布と熱硬化性高分子材とを有する複合材
で前記異径ねじを補正して標準径ねじとすることにより
、電気絶縁層を形成する部分の被成型性が良くなる。
で前記異径ねじを補正して標準径ねじとすることにより
、電気絶縁層を形成する部分の被成型性が良くなる。
また、上記混織布と熱可塑性高分子材とを有する複合材
で前記異径ねじを補正して標準径ねじとすることによっ
ても、電気絶縁層を形成する部分の被成型性が良くなる
。
で前記異径ねじを補正して標準径ねじとすることによっ
ても、電気絶縁層を形成する部分の被成型性が良くなる
。
さらに、上記混織布を平織にすることによって、特に芳
香族ポリアミド繊維を混繊した方向の機械的強度が向上
する。
香族ポリアミド繊維を混繊した方向の機械的強度が向上
する。
上記混織布をM織にすることによって、縦方向の強度が
向上し、したがって芳香族ポリアミド繊維を横方向に混
繊するだけで混織布全体の強度が向上する。
向上し、したがって芳香族ポリアミド繊維を横方向に混
繊するだけで混織布全体の強度が向上する。
上記混織布を朱子織にすることによって、混織布の強度
は上記ui織とした場合と比べてより向上する。
は上記ui織とした場合と比べてより向上する。
[実施例]
以下、本発明を図示した実施例を参照しながら説明する
。ここでは、ガス管用電気絶縁管継手のねじ部に本発明
を適用した例を示す。
。ここでは、ガス管用電気絶縁管継手のねじ部に本発明
を適用した例を示す。
すなわち、第1図及び第2図に示すように、この実施例
のガス管用電気絶縁管継手1は、可鍛鋳鉄等の金属材か
らなる円筒状の継手本体2の各端内周部に、当該各ガス
管5のねじ部を螺着させうる所定の標準径ねじ3よりも
径の大きな異径ねじ2aを形成するとともに、各異径ね
じ2aの表面に、外周形状を異径ねじ2aに密に螺合し
うるねじ形状とし且つ内周形状を標準径ねじ3に一致す
るねじ形状としたねじ管状の電気絶縁層4を螺合状に接
着することのよって、各ガス管接続部1aに雌ねじであ
る標準径ねじ3を形成したものである。
のガス管用電気絶縁管継手1は、可鍛鋳鉄等の金属材か
らなる円筒状の継手本体2の各端内周部に、当該各ガス
管5のねじ部を螺着させうる所定の標準径ねじ3よりも
径の大きな異径ねじ2aを形成するとともに、各異径ね
じ2aの表面に、外周形状を異径ねじ2aに密に螺合し
うるねじ形状とし且つ内周形状を標準径ねじ3に一致す
るねじ形状としたねじ管状の電気絶縁層4を螺合状に接
着することのよって、各ガス管接続部1aに雌ねじであ
る標準径ねじ3を形成したものである。
電気絶縁層4の厚みは、異径ねじ2aの谷深さよりも小
さい略均−な厚みに設定されており、0,1〜0.8胴
とされている。
さい略均−な厚みに設定されており、0,1〜0.8胴
とされている。
電気絶縁層4は、第3図に示すように、セラミックス繊
維4aaと芳香族ポリアミド繊維4abでなる混織布4
aに、いまだ熱硬化されていない熱硬化性高分子材41
)を含浸させた複合材(プリプレグ処理クロス)を筒状
にし、これを前記異径ねじ2aの表面に加工することに
よってねじ形状に形成されている。このように、プリプ
レグ処理を施した状態とした複合材を異径ねじ2aの表
面に加圧接着するようにすれば、加工性がよいため接着
加工がし易い。尚、セラミックス繊維4aaとしては、
例えばアルミナセラミックス繊維を使用し、芳香族ポリ
アミド繊維としては、例えばデュポン社のケブラー49
繊維を使用する。
維4aaと芳香族ポリアミド繊維4abでなる混織布4
aに、いまだ熱硬化されていない熱硬化性高分子材41
)を含浸させた複合材(プリプレグ処理クロス)を筒状
にし、これを前記異径ねじ2aの表面に加工することに
よってねじ形状に形成されている。このように、プリプ
レグ処理を施した状態とした複合材を異径ねじ2aの表
面に加圧接着するようにすれば、加工性がよいため接着
加工がし易い。尚、セラミックス繊維4aaとしては、
例えばアルミナセラミックス繊維を使用し、芳香族ポリ
アミド繊維としては、例えばデュポン社のケブラー49
繊維を使用する。
前記混織布4aは、第4A図に示すような平織にされて
おり、例えば縦糸(図において網がけ状に示した)及び
横糸のそれぞれ3本のうち1本に芳香族ポリアミド繊維
4abを採用し、他の2本をセラミックス繊維4aaと
している。この平織の場合、縦横で各繊維の混繊比を変
えると、芳香族ポリアミド繊維を多く含む方の引っ張り
強さが強くなるので、前記異径ねじ2aの表面への電気
絶縁層4の形成時に引っ張り強さの方向性を無視するこ
とができるようにするためには、セラミックス繊維と芳
香族ポリアミド繊維の混繊比は縦横同比率とするのがよ
い。
おり、例えば縦糸(図において網がけ状に示した)及び
横糸のそれぞれ3本のうち1本に芳香族ポリアミド繊維
4abを採用し、他の2本をセラミックス繊維4aaと
している。この平織の場合、縦横で各繊維の混繊比を変
えると、芳香族ポリアミド繊維を多く含む方の引っ張り
強さが強くなるので、前記異径ねじ2aの表面への電気
絶縁層4の形成時に引っ張り強さの方向性を無視するこ
とができるようにするためには、セラミックス繊維と芳
香族ポリアミド繊維の混繊比は縦横同比率とするのがよ
い。
尚、前記混織布4aは上記のような平織とする他、第4
B図に示すような綾織や第4C図に示すような朱子織と
してもよい。
B図に示すような綾織や第4C図に示すような朱子織と
してもよい。
第4B図に示すような綾織は、上記平織のように縦糸と
横糸が交耳に交錯せず、はっきりした斜線がみえる密度
の高い織り方で、平織よりも柔軟性に富み且つ強度、殊
に第4B図における縦方向の引っ張り強度が高い織り方
である。このような綾織とした混織布4aでは、第4B
図における横糸の一部もしくは全部に芳香族ポリアミド
繊維を採用し、他の部分にはセラミックス繊維を採用す
ることにより、縦横両方向における引っ張り強度を略均
−なものとすることができる。すなわち、このような綾
織にした混織布4aは、織り方そのものにより縦方向の
引っ張り強度を高くする一方、横糸に芳香族ポリアミド
繊維を採用することにより横方向の引っ張り強度を高く
しており、その結果布全体として高強度なものとなって
いる。但し、用途に応じて、綾織の特性すなわち第4B
図における縦方向の強度が高いという特性を強調すべく
縦糸に芳香族ポリアミド繊維を混繊した混織布としても
よい。
横糸が交耳に交錯せず、はっきりした斜線がみえる密度
の高い織り方で、平織よりも柔軟性に富み且つ強度、殊
に第4B図における縦方向の引っ張り強度が高い織り方
である。このような綾織とした混織布4aでは、第4B
図における横糸の一部もしくは全部に芳香族ポリアミド
繊維を採用し、他の部分にはセラミックス繊維を採用す
ることにより、縦横両方向における引っ張り強度を略均
−なものとすることができる。すなわち、このような綾
織にした混織布4aは、織り方そのものにより縦方向の
引っ張り強度を高くする一方、横糸に芳香族ポリアミド
繊維を採用することにより横方向の引っ張り強度を高く
しており、その結果布全体として高強度なものとなって
いる。但し、用途に応じて、綾織の特性すなわち第4B
図における縦方向の強度が高いという特性を強調すべく
縦糸に芳香族ポリアミド繊維を混繊した混織布としても
よい。
一方、第4C図に示すような朱子織とした混織布は、上
述のような綾織とした混織布と比べてさらに表面が平滑
に仕上げられ密度が高いため、全体的な強度も高い、こ
うした朱子織にした混織布は、平織と同様に縦糸と横糸
に所望の比率で芳香族ポリアミド繊維を採用し、他の部
分にセラミックス繊維を採用することにより、セラミッ
クス繊維と芳香族ポリアミド繊維の混繊比が同様である
平織あるいは綾織にした混織布の場合より高強度の混織
布となる。
述のような綾織とした混織布と比べてさらに表面が平滑
に仕上げられ密度が高いため、全体的な強度も高い、こ
うした朱子織にした混織布は、平織と同様に縦糸と横糸
に所望の比率で芳香族ポリアミド繊維を採用し、他の部
分にセラミックス繊維を採用することにより、セラミッ
クス繊維と芳香族ポリアミド繊維の混繊比が同様である
平織あるいは綾織にした混織布の場合より高強度の混織
布となる。
以上のような混織布4aを採用することにより、前記電
気絶縁層4はセラミックス繊維単体の無機質繊維材を用
いた場合に比べ、高い機械的強度を得ることができる。
気絶縁層4はセラミックス繊維単体の無機質繊維材を用
いた場合に比べ、高い機械的強度を得ることができる。
また、混織布4aをいずれの織り方とするにしても、混
織布4a中におけるセラミックス繊維の混繊率を高くす
るのに伴って、この混織布4aすなわち電気絶縁層4の
耐熱性は向上する。
織布4a中におけるセラミックス繊維の混繊率を高くす
るのに伴って、この混織布4aすなわち電気絶縁層4の
耐熱性は向上する。
上記のようにしてなる混織布の引っ張り強度は、各セラ
ミックス繊維および芳香族ポリアミド繊維の太さにも左
右されるものであり、実際の製造においては、それらの
点も考慮される必要がある。
ミックス繊維および芳香族ポリアミド繊維の太さにも左
右されるものであり、実際の製造においては、それらの
点も考慮される必要がある。
尚、上記のようにして電気絶縁層4を、混織布4aと熱
硬化性高分子材4bでなる複合材で形成すると、こうし
た複合材が高分子材を多量に含浸するため、異径ねじに
接着する際にこの異径ねじとの接着面に別途接着剤を塗
布する必要がないという利点がある。しかし、本発明で
は、異径ねじ2aとの接着面にエポキシ樹脂等の接着剤
を塗布して前記混織布4aを前記異径ねじ2aの表面に
加圧接着するようにし、電気絶縁層4を混織布4aだけ
で形成してもよい。
硬化性高分子材4bでなる複合材で形成すると、こうし
た複合材が高分子材を多量に含浸するため、異径ねじに
接着する際にこの異径ねじとの接着面に別途接着剤を塗
布する必要がないという利点がある。しかし、本発明で
は、異径ねじ2aとの接着面にエポキシ樹脂等の接着剤
を塗布して前記混織布4aを前記異径ねじ2aの表面に
加圧接着するようにし、電気絶縁層4を混織布4aだけ
で形成してもよい。
さらに、上述したものでは、電気絶縁層を複合材で形成
した場合、混織布に含浸させる高分子材として、耐熱性
が高く加工もし易いことから熱硬化性高分子材を使用し
ているが、特に耐熱性を要求されない場合は、前記熱硬
化性高分子材に代えて熱可塑性高分子材を使用してもよ
い。
した場合、混織布に含浸させる高分子材として、耐熱性
が高く加工もし易いことから熱硬化性高分子材を使用し
ているが、特に耐熱性を要求されない場合は、前記熱硬
化性高分子材に代えて熱可塑性高分子材を使用してもよ
い。
尚、本発明によるねじは全て、上記実施例におけるよう
なガス管用電気絶縁管継手のねじ部のみならず、接続物
間で電気絶縁が必要なあらゆるねじに採用することが可
能である0例えば第5図に示すような管Bとフランジ部
C間を電気絶縁する必要があれば、管Bに設けられた雄
ねじ部11あるいはフランジ部Cに設けられた雌ねじ1
2に採用すればよい、雄ねじに本発明を採用する場合に
は、ねじ本体に標準径ねじより径の小さな異径ねじを形
成し、電気絶縁層によって外周形状を標準径ねじに補正
すればよい。
なガス管用電気絶縁管継手のねじ部のみならず、接続物
間で電気絶縁が必要なあらゆるねじに採用することが可
能である0例えば第5図に示すような管Bとフランジ部
C間を電気絶縁する必要があれば、管Bに設けられた雄
ねじ部11あるいはフランジ部Cに設けられた雌ねじ1
2に採用すればよい、雄ねじに本発明を採用する場合に
は、ねじ本体に標準径ねじより径の小さな異径ねじを形
成し、電気絶縁層によって外周形状を標準径ねじに補正
すればよい。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明によるねじによ
れば、従来と同一形状の極めて簡単な構造で接続物間を
電気的に絶縁することができ、軽量且つコンパクトな構
成で電気絶縁機能を備えることができる。
れば、従来と同一形状の極めて簡単な構造で接続物間を
電気的に絶縁することができ、軽量且つコンパクトな構
成で電気絶縁機能を備えることができる。
また、セラミックス繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる
混織布で電気絶縁層を形成したことにより、こうした電
気絶縁層をセラミックス繊維材単体とした場合と比ベコ
ストが低減されるにも拘らず、芳香族ポリアミド繊維の
耐火性の低さが補われ、セラミックス繊維の持つ高強度
、高剛性、高絶縁性、高耐火性等の性能が維持される。
混織布で電気絶縁層を形成したことにより、こうした電
気絶縁層をセラミックス繊維材単体とした場合と比ベコ
ストが低減されるにも拘らず、芳香族ポリアミド繊維の
耐火性の低さが補われ、セラミックス繊維の持つ高強度
、高剛性、高絶縁性、高耐火性等の性能が維持される。
しかも、芳香族ポリアミド繊維の混入により、この芳香
族ポリアミド繊維のもつ耐衝撃性が付与される。
族ポリアミド繊維のもつ耐衝撃性が付与される。
また、本発明によるねじは、前記混織布と熱硬化性高分
子材もしくは熱可塑性高分子材とを有する複合材で電気
絶縁層を形成したことにより、こうした高分子材を用い
ない場合と同様の効果に加え、この複合材による電気絶
縁層の加工が容易になるという効果をも奏する。また、
特に熱硬化性高分子材を用いた場合には耐熱性も向上す
る。
子材もしくは熱可塑性高分子材とを有する複合材で電気
絶縁層を形成したことにより、こうした高分子材を用い
ない場合と同様の効果に加え、この複合材による電気絶
縁層の加工が容易になるという効果をも奏する。また、
特に熱硬化性高分子材を用いた場合には耐熱性も向上す
る。
さらに、前記混織布を平織、綾織もしくは朱子織とする
ことによって、芳香族ポリアミド繊維の混繊比率を任意
に選択して縦横の方向の引っ張り強度を強化することが
できる。
ことによって、芳香族ポリアミド繊維の混繊比率を任意
に選択して縦横の方向の引っ張り強度を強化することが
できる。
第1図は本発明の一実施例であるガス管用電気絶縁管継
手の断面図、第2図は第1図のガス管用電気絶縁管継手
の要部拡大図、第3図は同じく電気絶縁層の拡大概略断
面図、第4A図は混織布を平織とした場合の一部平面図
、第4B図は混織布を綾織とした場合の一部平面図、第
4C図は混織布を朱子織とした場合の一部平面図、第5
図は他の実施例の使用状態を示す説明図である。 訃・・継手本体(ねじ本体) 2a・・・異径ねし 3・・・標準径ねじ 4・・・電気絶縁層 4a・・・混織布 4aa・・・セラミックス繊維 4ab・・・芳香族ポリアミド繊維 4b・・・熱硬化性高分子材
手の断面図、第2図は第1図のガス管用電気絶縁管継手
の要部拡大図、第3図は同じく電気絶縁層の拡大概略断
面図、第4A図は混織布を平織とした場合の一部平面図
、第4B図は混織布を綾織とした場合の一部平面図、第
4C図は混織布を朱子織とした場合の一部平面図、第5
図は他の実施例の使用状態を示す説明図である。 訃・・継手本体(ねじ本体) 2a・・・異径ねし 3・・・標準径ねじ 4・・・電気絶縁層 4a・・・混織布 4aa・・・セラミックス繊維 4ab・・・芳香族ポリアミド繊維 4b・・・熱硬化性高分子材
Claims (6)
- (1)金属製のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異
径ねじを形成し、この異径ねじの表面に、セラミックス
繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布を積層させて
接着し、この混織布によりなる電気絶縁層により、前記
異径ねじを前記所望の標準径ねじに補正してあることを
特徴とするねじ。 - (2)金属製のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異
径ねじを形成し、この異径ねじの表面に、セラミックス
繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布と熱硬化性高
分子材とを有する複合材を積層して接着し、この複合材
によりなる電気絶縁層により前記異径ねじを前記所望の
標準径ねじに補正してあることを特徴とするねじ。 - (3)金属製のねじ本体に所望の標準径ねじと異なる異
径ねじを形成し、この異径ねじの表面に、セラミックス
繊維と芳香族ポリアミド繊維でなる混織布と熱可塑性高
分子材とを有する複合材を積層して接着し、この複合材
によりなる電気絶縁層により前記異径ねじを前記所望の
標準径ねじに補正してあることを特徴とするねじ。 - (4)前記混織布が平織された混織布であることを特徴
とする請求項1、2又は3記載のねじ。 - (5)前記混織布が綾織された混織布であることを特徴
とする請求項1、2又は3記載のねじ。 - (6)前記混織布が朱子織された混織布であることを特
徴とする請求項1、2又は3記載のねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17133488A JPH0221015A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17133488A JPH0221015A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ねじ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221015A true JPH0221015A (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=15921302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17133488A Pending JPH0221015A (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | ねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221015A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9858906B2 (en) | 2014-07-07 | 2018-01-02 | Narongsak Visesnut | Musical instrument case having an adjustable supporting means |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP17133488A patent/JPH0221015A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9858906B2 (en) | 2014-07-07 | 2018-01-02 | Narongsak Visesnut | Musical instrument case having an adjustable supporting means |
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