JPS61152311A - 熱可塑性樹脂部材の切削研磨方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性樹脂の厚板を所望形状に型切１１　し
た後、その切断端面を一度の切削加工により鏡面に仕上
げることの出来る熱り塑性樹脂部材の切削ｆ７ＦＩＰ１
方法に関する。

〔従来技術〕

表面に研１査仕］二げが要求されるディスプレイ用の熱
可塑性ｕ１脂製の板状或はブロック状部材は、熱可塑性
樹脂の厚板を型切Ｑｌｆｉによって型切りし、２２切り
した部材の切断面をカンナ盤で平滑にし、更に該平滑面
にバフ掛けを施して鏡面【こ仕上げている。

〔従来技術の問題点〕

部材の切断面をカンナ盤で削り放した侵では細い切削傷
が残り、鏡面とはならない６ 部材の切断面に直にバフ掛けした場合、切削傷は滑らか
になるが、やはり鏡面に仕上がらない。

従って切断面を鏡面にするには該切断面をカンナ盤で平
滑に切削し、更にバフ掛けする必要があり手間が掛かる
問題がある。

〔従来技術の問題、直を解決する手段〕本発明は一度の
作業で切削と研磨効果が同時に得られるものであり、熱
可塑性部材（３）に対して逃げ角が略０度になる様に切
削刃（２）を当で切削を行う。

〔作用及び効果〕

上記切削により、部材（３）の表面は鏡面状態に仕上が
り、バフ掛けの必要は全くない。

鏡面状態に仕上がる理由は明らかではないが、次のこと
が考えられる。

切削刃（２）が部材に食い込む瞬間の摩擦熱によって部
材は刃が食い込む部分が局部的に軟化し、僅が膨張する
。

切削刃の逃げ角は０度であるため、切削刃は核力の厚み
方向の全長に亘って部材に接触する。

前述の様に刃の食い込みにより、局部的に軟化し僅か膨
張しようとする部材表面は切断刃の切れ刀（２１）の後
部即ち、逃げ面によって押圧されることになり、切れ刃
によって生ずる切削傷を押し潰す。この現象が連続する
ことにより、肉眼では全く切削傷のない鏡面に仕上げる
ことが出来る。

以下図面に示す実施例に基づき本発明を具体的に説明す
る。

第３図はスロー７ウエ一式の切削刃（２）を取り付けた
７ライス（１）であり、該切削刃（２）はセラミックに
て形成され、−辺が約１３ｍｍ、厚み約５１の正方形状
を呈し、各コーナ部は曲率半径３ｍ＋ａ程度に丸く形成
されている。

切削刃（２）の表裏両面には適当なすくい角を形成する
ための溝（２２）がコーナ部から切断刃の辺に沿って設
けられ、溝（２２）の開口端と切削刃（２）のコーナ部
との交差部が切れ刃（２１）となっている。

（２）・・・切削刃　　　　（３）・・・熱可塑性部材
上記切削刃（２）を第３図、第４図に示す如く、１つの
切れ刃（２１）を相手樹脂部材（３）に向け、且つ第１
図の如く該相手部材（３）に対して逃げ角が０度となる
様に７ライス本体（１１）に取り付ける。

切削すべき相手部材（３）はメタアクリル酸樹脂の透明
厚板である。

７ライスを３０００　ｒｐｍで回転させ、部材（１１）
を３００ｍｍ／分の速度で送りながら切り込み深さ約０
．５ｍｍで切削した。

部材（３）の表面は肉眼で全く傷のない鏡面に仕上げる
ことが出来だ。又、他の実施例では７ライスを６０００
　ｒｐｍで回転させ、部材（３）を５００ｍｍ／分の速
度で送りながら切り込み深さ約０．５１で切削した。

部材（３）の表面は前記同様の鏡面に仕上がった。

【図面の簡単な説明】

第１図は部材に対する切削刃の当たり状態を示す説明図
、第２図は切削刃の斜面図、第３図は７ライスの斜面図
、第４図は切削刃の取付正面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱可塑性樹脂部材（３）に対し、逃げ角が略０度となる
   様に切削刃（２）を当てて切削する熱可塑性樹脂部材の
   切削研磨方法。