JPS61151873A - ねじ締結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はフレキシブルディスク駆動装置用両面盤ヘッド
の如く、下へラドアッセンブリに上へラドアッセンブリ
を位置ずれ碌く締結することを必要とする場合に好適な
ねじ締結構造に関する。

〔発明の背景〕

フレキシブルディスク駆動装置用の両面製ヘッドの如き
ものは下ヘツドアッセンブリと上へラドアッセンブリと
を位置ずれなく組付けることが必要とされる。位置ずれ
が生ずると上記へラドアッセンブリに設けられる磁気ヘ
ッドのトラックずれ等が生じ正確な記録再生ができなく
なる欠点が生ずる。

特公昭５Ｂ−４５８２６に示す可動基台すなわちヘッド
アームは固定基台すなわちキャリッジにねじ止めによっ
て締結されるが、締結時にねじ締めによる回転トルクに
より位置が位置ずれが生じ易く、磁気ヘッド間にトラッ
クずれ等が生ずる恐れがある。

従来技術では、この位置ずれを防止するために、ねじ締
結時のずれ量を予め見込して位置合わせを行う手段や、
ねじ頭部と上ヘツドアッセンブリ間に金属板等を介設し
、上ヘツドアッセンブリの平゛面方向の移動を防止する
手段が採用されてい九が前者は熟練を要する欠点があり
、後者は位置ずれを完全に防止し得ない欠点があつた。

〔発明の目的〕

本発明は上記欠点等を解決するもので、その目的は、簡
便の手段により位置ずれを確実に防止すると共に熟練を
要することなく締結作業ができ作業効率と歩留を高め、
信頼性を向上し得るねじ締結構造も提供することにある
。

〔発明の概要〕

本発明は上記目的を達成するために、下部材に上記部材
が緩挿し得る凹溝を形成し、該凹溝の底面の平坦部に上
記上部材を面接触せしめると共に、上記凹溝内に、該凹
溝幅よりもやや広幅の薄板片を上記上部材の締結位置を
覆って配設し、上記薄板片を介して頭付ねじにより上記
部材を締結すべく形成されるねじ締結構造を特徴とした
ものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する０ まず、本実施例の概要を説明する。

第１図に示す如く、両面型フレキシブルディスク駆動装
置の下ヘツドアッセンブリ１には凹溝１ａが形成される
。上へラドアッセンブリ２の平板部２＆は凹溝１ａ内に
緩挿され面接触して配設される。また凹溝１ａ内にはこ
の溝幅よりもやや広幅の薄板片３が挿入され、頭付ねじ
４は薄板片３を介して上ヘツドアッセンブリ２ヲ下へラ
ドアッセンブリ１に締結する。薄板片３と凹ｊＮＪ１ａ
との摩擦抵抗により、ねじ締結時の位置ずれが防止され
る。

次に、本実施例を更に詳細に説明する。

ｉ１％１図に示す如く、両面型フレキシブルディスク駆
動装置は下へラドアッセンブリ１とこれにねじ締結され
る上へラドアッセンブリ２等とから構成され、両者には
図示しない磁気ヘッドが設けられ、ディスク（図示せず
）の記録、再生を行う。

上ヘツドアッセンブリ２には、これを下へラドアッセン
ブリ１に締結するための平坦な平板部２ａが形成される
。一方、下へラドアラセンプリ１には平板部２ａが緩挿
し得る凹溝１ａが形成され、平板部２ａは凹溝１ａの底
面の平坦部中央に面接触して係合する。なお第２図に示
す如く、平板部２ａと凹溝１ａにはねじ締結のための穴
２ｂおよびねじ穴１ｂがそれぞれ形成される。

第１図および第２図に示す如く、薄板片Ｓは凹＄１ａの
溝幅よりもやや広幅に、かつ薄肉厚の平板から形成され
、平板部２ａの穴２ｂを覆う位置において凹溝１ａ内に
挿設される。

また薄板片３には頭付ねじ４のねじ部５が緩挿し得る穴
３ａが貫通形成される。

頭付ねじ４は薄板片３に当接し、薄板片３を介して平板
部２ａを凹溝１ａ内に締結すべく機能する。

次に、本実施例の作用を説明する。

第２図に示す如く、薄板片３は凹溝１ａ内に挿設され、
頭付ねじ４のねじ部５が穴５　ａ、　２ａを貫通し凹溝
１ａのねじ穴１ｂに螺合する。上記の如く、薄板片３は
凹溝１ａより広幅に形成されているため、凹溝１ａ内に
挿設され、かるくねじ締めされるとその両端側を凹溝１
ａに圧接し。凹状に変形する。この状態では第２図に示
す如く、平板部２ａと薄板片３間には隙間６が形成され
、平板部２ａは締結されない。

次に、第３図に示す如く、更に頭付ねじ４を締めつける
と、頭付ねじ４は図の下方に移動するが、薄板片３は上
記の如く凹溝１ａに両端部側圧接しているため摩擦力が
作用し、薄板片３は中央側のみが更に凹曲する。従って
薄板片５の移動は拘束され、頭付ねじ４は薄板片３にそ
の頭部を常に接触せしめた状態でねじ締が行われる。す
なわち、ねじ締付時の回転トルクが薄板片３によりさえ
ぎられ、平板部２ａには回転トルクが作用しない。第５
図は隙間６が零になった締結状態を示すもので、平板部
２ａは移動することなく凹溝１ａの所定位置に締結され
ることになる。

以上の如く、広幅の薄板片３を介してねじ締めするだけ
の簡便手段により、特に熟練を要することなく、迅速、
かつ確認なねじ締めが行われ、上記の如く位置ずれが生
じない。これにより作業効率９歩留の向上が図れる。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかな如く、本発明によれば簡便
の手段により、位置ずれを確実に防止し、作業効率、信
頼性を向上し得る効果が上げられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図の
１［−Ｉ［線拡大断面図、第３図は実施例の作用を説明
する第２図と同一断面位置における断面図である。 １・・・下ヘツドアッセンブリ １ａ・・・凹溝 ２・・・上ヘツドアッセンブリ ２ａ・・・平板部　　　　３・・・薄板片４・・・頭付
ねじ 躬１図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下部材の平坦部に、上部材の平坦部を面接触せしめ、頭
   付ねじで両部材を締結するねじ締結構造において、上記
   下部材に上記上部材が綬挿し得る凹溝を形成し、該凹溝
   の底面の平坦部に上記上部材を面接触せしめると共に、
   上記凹溝内に、該凹溝幅よりもやや広幅の薄板片を上記
   上部材の締結位置を覆つて配設し、上記薄板片を介して
   上記頭付ねじを締結すべく形成されることを特徴とする
   ねじ締結構造。