JPS61151358A - スチフナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明はスチフナー、更に詳細にはコンクリート建造物
の社用の鉄骨の凹部に溶接される水平のスチフナーの改
良に関する。

（２）従来の技術 従来のスチフナーは略長方形状でその上下面が平行な金
属板からなるのを一般としている。

（３）発明が解決しようとする問題点 この従来のスチフナーを鉄骨の凹部にその長手方向に直
角に予め固着した該鉄筋を立設し、該鉄骨の周囲に型枠
をセットして該型枠内にコンクリートを打設し、その硬
化後該型枠を撤去して鉄骨コンクリート柱を形成してい
たが、鉄骨を立設することにより前記スチフナーの下面
が水平立設された鉄骨において前記スチフナーが水平状
態となっており、型枠内にコンクリートが打設されると
該コンクリート中に気泡が上昇して前記水平のスチフナ
ーの下面でその上昇が妨げられて滞り、該下面に空隙が
形成される。かくてコンクリートの硬化後該空隙により
水平のスチフナーの下面とコンクリートの上面とが結着
されていない状態となり柱として十分な強度が得られな
い問題点があった。

本発明はこのような問題点を解消し、鉄骨を立設したと
きスチフナーの下面の空隙を生じさせないスチフナーを
提供することを目的とする。

（４）問題点を解決するための手段 この目的を達成すべく本発明は下面をその先端に向って
上り勾配の傾斜面に形成したことを特徴とする。

（５）作用 前述の如く鉄骨コンクリート柱の形成において、型枠内
にコンクリートを打設して該コンクリート中の気泡が上
昇して水平状態のスチフナーの下面に滞ろうとしても、
気泡は先端部に向って上り勾配の傾斜面の前記下面に沿
って移動してから該下面の先端に沿って上昇し、かくて
前記スチフナーの下面には空気の空隙が生じない。

（６）実施例 本発明の１実施例を図面に従って説明する。

（１）はスチフナーを示し、該スチフナー（１）は第２
図示の如く長方形状の金属板で第１図示の如くその下面
（１ａ）が先端（ｌｂ）に向って上り勾配の傾斜面に形
成されている。

ここでこの勾配は例えば５〜１０度位が好ましい。

次にこの実施例のスチフナ−（１）を例えば形鋼の鉄骨
（２）の凹部（２ａ）の所定個所に予め溶接した該鉄骨
（２）を用いての鉄骨コンクリート柱の施工を説明する
。

先ず該鉄骨（２）を所定個所に立設してからその周囲に
主筋（３）・・・（３）やフープを組立て、その後これ
らの周囲に型枠（４）をセットして第３図示の状態にす
る。そして該型枠（４）内にコンクリート（５）を打設
して第４図示の状態になる。ここで該コンクリート（５
）中の気泡が上昇してスチフナ−（１）の下面に至ると
気泡は同図矢印の如く該スチフナー（１）の下面（Ｉａ
）に沿って移動してからその先端（ｉｂ）に沿ってと昇
して上方に逃げていくので、該スチフナ−（１）の下面
（ｌａ）には空気の空隙が形成されない。

コンクリート（５）の硬化後型枠（４）を撤去するとス
チフナー（１）の下面にもコンクリ−）（５）が強固に
結着した鉄筋コンクリート柱が得られる。

（７）発明の効果 このように本発明スチフナーによると下面をその先端に
向って上り勾配の傾斜面に形成したので、該スチフナー
を凹部に溶接した鉄骨を立設してその周囲にセットした
型枠内にコンクリートを打設した場合にスチフナーの下
方のコンクリート中の気泡は先端に向って上り勾配の傾
斜面に形成したスチフナーの下面に沿って移動してから
その先端に沿って上昇して逃げ、かくて該スチフナーの
下面に空気の空隙が生ずることがなく、従ってコンクリ
ートの硬化後該コンクリートと前記スチフナーとが強固
に結着して強度の大なる鉄筋コンクリート柱が得られる
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明スチフナーの１実施例の正面図、第２図
はその平面図、第３図はこのスチフナーを適用して鉄骨
コンクリート柱の施工においてコンクリートの打設前の
状態を示す１部を截除した斜視図、第４図はコンクリー
トの打設後の状態を示す断面図である。 （１）・・・スチフナー　　（ｌａ）・・・下面（１ｂ
）・・・先端 第１図　　　　第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下面をその先端に向って上り勾配の傾斜面に形成したこ
   とを特徴とするスチフナー。