JPS6114842A - 物品移送台の位置決め停止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、物品の移送台を所定位置のステーションに停
止させて移送台で保持した物品に所定の加工を施す如き
機構に広く適用可能な物品移送台の位置決め停止機構に
関するものである。

従来の技術 物品の加工装置に対し、移送台に被加工材を載置固定し
て各ステーションに順次移動することにより、被加工品
に研削、切断、溶接等の複合加工を一連の工程で施すこ
とが広く行われている。このような一連の工程では、定
位置に設置された加工装置に対して移送台を正確な位置
に対応停止させることが所望通りの加工を施す上で極め
て重要な要因である。

従来、この種の位置決め停止機構としては、移送台の移
動路上で移送台を停止する位置に駆動シリンダで上下動
する突出ビンを配置し、その突出ビンの駆動シリンダを
リミットスイッチで作動するようにし、リミットスイッ
チが移送台の移動を検知すると駆動シリンダを作動させ
て突出ビンを移送台の適宜個所に設けた保合孔に嵌入さ
せることにより移送台を停止するものが一般に用いられ
ている。

発明が解決しようとする問題点 然し、この位置決め停止機構では移送台上に載置する被
加工材が重い場合などに移送台のイナーシアが大きくな
るため：突出ピンに加わる衝撃力が大きく、変型なる使
用で突出ビンが摩耗したりまた係合孔が変形してしまっ
て移送台を正確な位置に停止させることができなくなっ
てしまう。

これに代え、近時、加工装置に視覚センサを取付けて移
送台が所定位置に停止しなくとも加工装置側の移動で位
置ズレを補正するものが注目されているが、これは制御
が複雑で製作コストも高価になるため、未だ実用的では
ない。

問題点を解決するための手段 本発明は移送台が重量的に重いときでもイナーシアの影
響を受けずに正確な位置に機械的に停止させ得る移送台
の位置決め停止機構を提供するものであり、物品移送台
の進行方向前方に昇降動可能なストッパプレートを立上
げ配置し、そのストッパプレートにショックアブソーバ
を物品移送台の進行方向と対向させて突出装着し、更に
ショックアブソーバで停止した物品移送台の適宜個所を
背後からストッパプレートとの間で押えるロックアーム
をストッパプレートに偏心回動可能に軸承装着するよう
構成されている７ 作　　用 このように構成する物品移送台の位置決め停止機構では
、物品移送台の動きをシ、ツクアブソーバで緩衝させて
停止し、その停止した移送台をストッパプレートで受け
ると共に、そのストッパプレートとの間で移送台の適宜
個所を背後側からロックアームで挾込むことにより、移
送台がスト７パプレートで規制する停止位置を確実に保
持し得るようになっている。

実施例 以下、添付図面を参所して説明すれば、次の通りである
。

この位置決め停止機構は、被加工材の搭載から切断、溶
接等を９０°方向回転毎に周囲に配置した加工装置（図
示せず）で一連に行うターンテーブルを移送台１とし、
その移送台ｌを各加工装置の配置位置に対応して夫々停
止するべく設置されるもので゛ある。

その位置決め停止機構は、移送台ｌの進行方向前方に昇
降動可能に立上げ配置したスト７ノクプレート２を備え
ている。このストッパプレート２はベース板３に装着し
た駆動シリンダ２１で昇降動するもので、各側辺がスラ
イド支枠２２，２３で摺動可能に嵌合支持されている。

そのスライド支枠２２．２３はベース板３に植立固定し
た背板２４に取付けられ、この背板２４とスト・ソバプ
レート２との間にはリニアベアリング等を配置すること
により相互の摩擦を少なくしてストンノくプレート２が
円滑に昇降動できるようにされている。背板２４は上端
縁から板面を略Ｕ字に切欠いだ開口２５を持ち、その開
口２５を通路として後述するショックアブソーバや移送
台の突出片等が移動可能になっている。また、この背板
２４１まベース板３から立上げ装着した当て板２６　、
２７で支持され、直立姿勢を強固に保つよう取付けられ
ている。

ストンパブレート２には、板面上端寄りにショックアブ
ソーバ４が取付けられている。そのショックアブソーバ
４はストッパビン４１を移送台ｌの進行方向に対向させ
て突出装着され、また本体４２側が前述した背板２４の
開口２５内に配置されてストッパプレート２の昇降動に
伴って開口２５の内側を上下に移動し得るようになって
いる。また、　ストッパプレート２にはショックアブソ
ーバ４のストッパビン４１を突出させた板面側にブラケ
ットプレート５１を介してロックアーム５が取付けられ
ている。そのロックアーム５はブラケットプレー）５１
にビン５２で偏心軸承されていると共に、ブラケットプ
レート５１から突出させた支持アーム５３で軸支した駆
動シリンダ５４と連結装着されている。駆動シリンダ５
４はシリンダロッド５５の先端をロックアーム５の一端
部に軸承枢着され、その作動でビン５２を中心にしてロ
ックアーム５を偏心回動するようになっている。

なお、移送台ｌの下面には所望停止位置に対応して突出
片１１が取付けられ、その突出片１１がショックアブソ
ーバ４と当接すると共にスト７ノ（プレート２とロック
アーム５との間で挾持する個所として設定されている。

また、移送台ｌの下面には突出片１１と所定間隔をへだ
ててドック１２が装着され、このドック１２がロックア
ーム５の駆動シリンダ５４を作動するリミットスイッチ
５６と当接するよう構成されている。

このように構成する物品移送台の位置決め停止機構では
、ターンテーブルを移送台ｌとして駆動モータで回動す
る場合、所望停止位置よりも手前で駆動モータの電源を
切っても慣性でそのまま回転する移送台を所定位置で停
止するよう作用することができる。まず、移送台ｌが回
動してくる以前に適宜位置に配置したリミットスイッチ
（図示せず）が移送台ｌを検出し、その指令に応答して
駆動シリンダ２１が作動することによりストッパプレー
ト２が上昇動じ、ショックアブソーバ４も背板２４の開
口２５内で上方に移動して移送台ｌの進行方向前方に位
置するようになる。この状態で、移送台ｌが回動してく
ると、その進行方向に対向して突出させたショックアブ
ソーバ４のストッパビン４１が移送台１の突出片１１に
当接し、このストッパビン４１が衝突時のイナーシアを
吸収しながら後退する。ストッパビン４１が完全に下死
点に達すると、突出片ｌｌがストッパプレート２に当接
することにより移送台ｌが停止する。それと同時にドッ
ク１２かリミットスイッチ５６に接触し、このスイッチ
５６からの指令で駆動シリンダ５４を作動する。そ゛の
シリンダ５４が作動すると、ロックアーム５がビン５２
を中心に偏心回動じてアーム先端を突出片１１の背面側
に当接させ、ストッパプレート２との間で突出片１１を
挾持することにより移送台１を完全に停止固定させる。

この状態で被加工材に所定の加工が施された後、その作
業終了を検知するリミットスイッチ（図示せず）で駆動
シリンダ５４をストローク後退させてロックアーム５を
鎖錠解除し、それと共に駆動シリンダ２１をストローク
後退させることによりストッパプレート２を降下させる
。この降下に伴って、ショックアブソーバ４が背板２４
の開口２５内で下降し、移送台１を再回動可能にする。

移送台１が回動すると、突出片１１並びにドック１２は
背板２４の開口２５を通過して移動する。当該突出片１
１並びにドック１２が移動し終ると、ストッパプレート
２が再度上昇して次の停止時期まで待機するようになる
。

なお、上述した実施例ではターンテーブルｌを移送台と
して説明したが、直線的に移動するコンベア等にも適用
できる。また、移送台ｌは突出片１１で停止する場合に
限らず、複数個に移送台を分離するときには移送台その
ものをストッパプレート２とロックアーム５で挾持する
よう構成することができる。また、ロックアームは本実
施例に記載した偏心回動可能なものに限定されずロック
アームを上下方向に移動させて物品移送台の適宜個所を
ストッパとの間で押えるようにしてもよいし或いは背後
から水平方向に移動させて物品移送台の適宜個所をスト
ッパとの間で押えるようにしてもよい。

発明の効果 以上の如く、本発明に係る物品移送台の位置決め停止に
機構に依れば、簡単な機構でしかも移送台のイナーシア
の影響を受けずに正確に移送台を位置決め停止できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る移送台の位置決め停止機構を示す
側面図、第２図は同機構の平面図、第３．４図は同機構
の動作説明図である。 ｌ二物品移送台、２：ストツバプレート、４：ショック
アブソーバ、５：ロックアーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 物品移送台の進行方向前方に昇降動可能なストッパプレ
   ートを立上げ配置し、そのストッパプレートにショック
   アブソーバを物品移送台の進行方向と対向させて突出装
   着し、更にショックアブソーバで停止した物品移送台の
   適宜個所を背後からストッパプレートとの間で押えるロ
   ックアームをストッパプレートに装着したことを特徴と
   する物品移送台の位置決め停止機構。