JPS61148181A - Fr―900506物質およびその製造法 - Google Patents

Fr―900506物質およびその製造法

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JPS61148181A
JPS61148181A JP27204285A JP27204285A JPS61148181A JP S61148181 A JPS61148181 A JP S61148181A JP 27204285 A JP27204285 A JP 27204285A JP 27204285 A JP27204285 A JP 27204285A JP S61148181 A JPS61148181 A JP S61148181A
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hydroxy group
hydroxy
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Masakuni Okuhara
奥原 正国
Hirokazu Tanaka
田中 洋和
Toshio Goto
後藤 俊男
Toru Kino
亨 木野
Hiroshi Hatanaka
洋 畑中
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は薬理活性を有するトリシクロ化合物またはそ
の塩、その製造法およびそれを含有する医薬組成物に関
する。
さらに詳細には、この発明は免疫抑制活性、抗菌活性等
のような薬理活性を有する新規なトリシクロ化合物また
はその塩、その製造法、それを含有する免疫抑制剤およ
び抗菌剤に関する。
すなわち、この発明の一つの目的は、移植による拒絶反
応、骨髄移植による移植片対宿主病、自己免疫疾患、感
染症等の治療および予防に有用な新規トリシクロ化合物
またはその医薬として許容される塩を提供することであ
る。
この発明のもう一つの目的は、醗酵法および合成法によ
るトリシクロ化合物またはその塩の製造法を提供するこ
とである。
この発明のさらにもう一つの目的は、有効成分としてト
リシクロ化合物またはその医薬として許容される塩を含
有する免疫抑制剤および抗菌剤を提供することである。
この発明は4種の新規化合物であるFR−900506
物質、FR−900520物質、FR−900523物
質およびFR−900525物質が初めて見い出きれた
ことに基づくものである。
さらに詳細には、FR−900506物質、FR−90
0520物質、FR−900523物質およびFR−9
00525物質は、ストレプトミセス(狂正匹四た朋)
Bに属する新菌種を醗酵することにより得られる培養ブ
ロスから純粋な形で初めて分離されたものである。
そして、FR−900506物質、FR−900520
物質、FR−900523物質およびFR−90052
5物質の化学構造を明らかにするため鋭意研究した結果
、この発明の発明者等はそれらの化学構造を決定し、そ
れらの化合物の誘導体の合成に成功した。
この発明の新規なトリシクロ化合物は下記一般式で示す
ことができる。
(式中、R1はヒドロキシ基または保護されたヒドロキ
シ基、R2は水素、ヒドロキシ基または保護されたヒド
ロキシ基、R3はメチル基、エチル基、プロピル基また
はアリル基、nは1または2の整数、実線と点線により
表わされる記号は単結合または二重結合を意味する) 目的化合物(1)のうち、下記4種の化合物が醗酵によ
り産生されることが見出された。
(1)RおよびR2がそれぞれヒドロキシ基、R3がア
リル基、nが整数2、実線と点線により表わされる記号
が単結合を意味する化合物(I)(FR−900506
物質と命名) (2)RおよびRがそれぞれヒドロキシ基、R3がエチ
ル基、nが整数2、実線と点線により表わされる記号が
単結合を意味する化合物(1)[(FR−900520
物質と命名(別名: WS7238A物質)]1   
   2 。
(3)RおよびRかそれぞれヒドロキシ基、R3がメチ
ル基、nが整数2、実線と点線により表わされる記号が
単結合を意味する化合物(I)[FR−900523物
質と命名(別名: W57238B物質)](4)R’
およびR2がそれぞれヒドロキシ基、R3がアリル基、
nが整数1、実線と点線により表わされる記号が単結合
を意味する化合物(I)(FR−900525物質と命
名) この発明のトリシクロ化合物(1)において、フンホー
マーあるいは不斉炭素原子および二重結合に起因する光
学異性体および幾何異性体のような1対以上の立体異性
体対が存在することがあり、そのようなフンホーマーあ
るいは異性体もこの発明の範囲内に包含きれる。
この発明の目的化合物であるトリシクロ化合物(■)ま
たはその塩は、下記に示す製造法により製造することが
できる。
[I]蚊匠基 FR−900525物質 (以下余白) [1[]倉球羞 (1)製造法1(ヒドロキシ保護基の導入)町町 (2)製造法2(ヒドロキシ保護基の導入)I−Iu′
i3町 (3)製jE陳」−(二重結合の形成)(4) k産羞
1(ヒドロキシエチレン基の酸化)(5)製造法5(ア
リル基の還元) 1還元 (式中、R1、R2、R3、nおよび実線と点線により
表わされる記号はそれぞれ前と同じ意味であり、Rおよ
びR2はそれぞれ保護されたヒトa         
  a ロキシ基、R2は脱離基を意味する) 上記定義の具体例およびその好ましい実施態様を以下詳
細に説明する。
この明細書において使用される「低級」なる語は、特に
指示がなければ、炭素原子1〜6個を意味する。
「保護されたヒドロキシ基」における好適なヒドロキシ
保護基としては、 例えばメチルチオメチル、エチルチオメチル、プロビル
チオメチル、イソプロピルチオメチル、ブチルチオメチ
ル、インブチルチオメチル、ヘキシルチオメチル等の低
級アルキルチオメチル基のような1−(低級アルキルチ
オ)(低級)アルキル基、さらに好ましいものとして0
1〜C4アルキルチオメチル基、最も好ましいものとし
てメチルチオメチル基; 例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリブチ
ルシリル、第三級ブチルチオメチルシリル、トリ第三級
ブチルシリル等のトリ(低級)アルキルシリル、例えば
メチル−ジフェニルシリル、エチル−ジフェニルシリル
、プロピル−ジフェニルシリル、第三級ブチル−ジフェ
ニルシリル等の低級アルキル−ジアリールシリル等のよ
うなトリ置換シリル基、さらに好ましいものとしてトリ
(C1〜C4)アルキルシリル基およびC1〜C4アル
キル−ジフェニルシリル基、最も好ましいものとして第
三級ブチル−ジメチルシリル基および第三級ブチル−ジ
フェニルシリル基; カルボン酸およびスルホン酸から誘導される脂肪族アシ
ル基、芳香族アシル基および芳香族基で置換された脂肪
族アシル基のようなアシル基;等が挙げられる。
脂肪族アシル基としては、例えばホルミル、アセチル、
プロピオニル、ブチリル、インブチリル、バレリル、イ
ソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、カルボキシア
セチル ピオニル、カルボキシブチリル サノイル等の、カルボキシのような適当な置換基を1個
以上有していてもよい低級アルカノイル基、例えばシク
ロプロピルオキシアセチル、シクロブチルオキシプロピ
オニル、シクロへブチルオキシブチリル、メンチルオキ
シアセチル、メンチルオキシプロピオニル、メンチルオ
キシブチリル、メンチルオキシペンタノイル、メンチル
オキシヘキサノイル等の、低級アルキルのような適当な
置換基を1個以上有していてもよいシクロ(低級)アル
コキシ(低級)アルカノイル基、カンファースルホニル
基等が挙げられる。
芳香族アシル基としては、例えばベンゾイル、トルオイ
ル、キシロイル、ナフトイル、ニトロベンゾイル、ジニ
トロベンゾイル、ニトロナフトイル等の、ニトロのよう
な適当な置換基を1個以上有していてもよいアロイル基
、例えばベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル、キ
シレンスルホニル、ナフタレンスルホニル、フルオロベ
ンゼンスルホニル、クロロベンゼンスルホニル、ブロモ
ベンゼンスルホニル、ヨードベンゼンスルホニル等の、
ハロゲンのような適当な置換基を1個以上有していても
よいアレーンスルホニル基等が挙げもれる。
芳香族基で置換された脂肪族アシル基としては、1列え
ばフェニルアセチル、フェニルプロピオニル、フェニル
ブチリル、2−トリフルオロメチル−2−メトキシ−2
−フェニルアセチル、2−エチル−2−トリフルオロメ
チル−2−フェニルアセチル、2−トリフルオロメチル
−2−プロポキシ−2−フェニルアセチル等の、低級ア
ルコキシおよびトリハロ(低級)アルキルのような適当
な置換基を1個以上有していてもよいアル(低級)アル
カノイル基等が挙げられる。
上記アシル基中、さらに好ましいアシル基としては、カ
ルボキシを有していてもよい01〜C4アルカノイル基
、シクロアルキル部分に(01〜C)アルキルを2個有
するシクロ(05〜C6)ア″キ″オキ′(01〜C4
)ア″力′イ″基・        、。
カンファースルホニル基、ニトロを1個または2個有し
ていてもよいベンゾイル基、ハロゲンを有するベンゼン
スルホニル基、01〜C4アルフキシとトリハロ(01
〜C4)アルキルを有するフェニル(C1〜C4)アル
カノイル基が挙げられ、それらのうち、最も好ましいも
のとしては、アセチル、カルボキシプロピオニル、メン
チルオキシアセチル、カンファースルホニル、ベンゾイ
ル、ニトロベンゾイル、ジニトロベンゾイル、ヨードベ
ンゼンスルホニルおよび2−トリフルオロメチル−2−
メトキシ−2−フェニルアセチルが挙げられる。
好適な「脱離基」としては、ヒドロキシ基、アシル部分
が上記で例示したようなものであるアシルオキシ基等が
挙げられる。
この発明のトリシクロ化合物(1)の製造法を以下詳細
に説明する。
[I]1匪迭 この発明のFR−900506物質、FR−90052
0物質、FR−900523物質およびFR−9005
25物質は、ストレプトミセス・ツクバエンシス(5t
re tom cestsukubaensis ) 
P&19993およびストレプトミセス・ハイグロスフ
ビカス・サブスプ・ヤクシマエンシス(5tre to
m ces h  rosco 1cus 5ubsp
akushimaensis ) Na 7238のよ
うなストレプトミセス属に属する、FR−900506
、FR−900520、FR−900523および/ま
たはFR−900525物質−生産菌株を培地中で醗酵
させることにより生産することができる。
FR−900506物質、FR−900520物質、F
R−900523物質およびFR−900525物質の
醗酵による生産について以下に説明する。
[A]この発明のFR−900506物質、FR−90
0520物質およびFR−900525物質は、ストレ
プトミセス・ツタバエンシスNa9993のようなスト
レプトミセス属に属する、FR−900506、FR−
900520および/またはR−900525物質−生
産菌株を培地中で醗酵させることにより生産できる。
聚工碧 FR−900506物質、FR−900520物質およ
び/またはFR−900525物質の生産に使用される
菌は、ストレプトミセス属に属するFR−900506
、FR−900520および/またはFR−90052
5物質−生産菌株であり、それらのうちストレプトミセ
ス・ツクバエンシス歯9993が茨城県筑波郡豊里町で
採取された土壌試料から新たに分離された。
この新たに分離されたストレプトミセス・ツタバエンシ
ス&9993の凍結乾燥標本は、工業技術院微生物工業
技術研究所(茨城県筑波郡矢田部町東1丁目1−3)に
1984年10月5日付で寄託番号微工研菌寄第788
6号として寄託され、次いで1985年lθ月19日付
で新しい寄託番号微工研条寄第927号として同寄託機
関のブダペスト条約ルートに切り換えられた。
新規なFR−900506物質、FR−900520物
質および/またはFR−900525物質の生産におい
て、この明細書に記載した菌は単に説明のためにのみ掲
げたものであり、それに限定きれるものではない、この
発明にはまた、自然突然変異菌ならびにX線照射、紫外
線照射、N−メチル−N′−二トローN−二トロソグア
ニジン、2−アミノプリン等による慣用の処理によって
つくられる人工突然変異菌をも含む、 FR−9005
06物質、 FR−900520物質および/またはF
R−900525物質を産生できるいかなる突然変異菌
を使用する場合も含まれる。
ストレプトミセス・ツクバエンシス& 9993は下記
のような形態学的性質、培養特性、生物学的および生理
学的特徴を有する。
[1]形態学的性質 主に、シャーリング(Shirling)およびゴツト
リープ(Gottlieb)に記載の方法[シル−リン
グ・イー・ビーおよびディー・ゴットリープ:メソッズ
・フォー・キ〜ラクテリゼーション・オブ・ストレプト
ミセス・スペシーズ(インターナショナル・ジャーナル
・才プ・システマチック拳バクテリオロジー) (Me
thods for characterizatio
n ofStra tow ces 5pecias、
 International Journalof 
Systematic Bacteriology)第
16巻、第313〜340頁、1966年]を分類学的
検討に用いた。
形態学的観察は、オートミール寒天、イースト・マルト
エキストラクト寒天および無機塩・スターチ寒天上、3
0℃で14日間生育させた培養物を用い、光学および電
子顕微鏡を用いて行った。
成熟胞子体は各胞子鎖に10〜50個または50個を超
える数の胞子を有する直鎖状または波状(Receif
lexibtles )を形成した。電子顕微鏡での観
察によ・ればこの胞子は楕円形の円筒状で、大きさは0
.5〜0.7X0.7〜0.8−である、胞子表面は滑
らかであった。
[2コ培養特性 培養特性は上記シャーリングおよびゴツトリープ、なら
びにワクスマン(Waksman) [ワクスマン・ニ
ス・エー:ザ・アクチノマイセッツ、第2巻、タラシフ
ィケーション・アイデンティフィケーション・アンド・
デスクリプジョン・才ブ・ゼネラ・アンド・スペシーズ
、ザ瞼ウィリアムス・アンド・ウィルキンス・カンパニ
ー、バルチモア、1961年(Waksman、S、A
、 :Ihe actinomycetes。
Vol、2 : C1assification、 1
dentification anddescript
ion of genera and 5pecies
、 TheWilliams and Wilkins
 Co、 、 Baltimore、 1961) ]
に記載の10種類の培地で観察した。
30℃で14日間培養した。この研究で使用した色名は
新色冬枯(東京、日本色彩研究所の手引書)に基づいた
。オートミール寒天、イースト・マルトエキストラクト
寒天および無機塩・スターチ寒天上で成育啓せた場合、
コロニーは灰色系に属していた。可溶性色素はイースト
・マルトエキストラクト寒天で生成したが、他の培地で
は生成しなかった。結果を表1に示す。
表1.菌株&、9993およびストレプトミセス・ミサ
キエンシスIF012891  (兆匹匹四匹朋m1s
akiensis IFO12891)の培養特性略号
二G−生育、A−気菌糸の色 R−裏面の色、S−可溶性色素 細胞壁組成分析を、ベラカー等の方法[ベラカー・ビー
・、エム・ピー拳しシウ0アリエル、アール・イー・ゴ
ートンおよびエイチ・ニー・レシウ°アリエル:ラピッ
ド・ディフェレンシエーション・ビトウ0 イーン・ノ
カルジアおよびストレプトミセス・パイ・ベーパークロ
マトグラフィー・才ブ・ホール・セル・ヒドロリゼーツ
:アプライド・マイクロバイオロジー(Beaker。
B、、 M、P、Lechevalier、 R,E、
Gordon and H,A。
Lechevalier:Rapid differe
ntiation betweenNocardia 
and 5tre tow ces by paper
         1chroa+atography
 of whole cell hydrolysat
es:Appl、Microbiol、 )第12巻、
第421〜423頁、1964年]および山口の方法[
山口、ティー・:フンバリジン・才ブ・ザ・セルΦウオ
ール曝コンポジション・才プ・モルホロジカリー・ディ
ステインクト・アクチノマイセッツ:ジャーナル・オブ
・バクテリオロジー(Yamaguchi、T、 :C
o+nparison ofthe cell wal
l composition of morpholo
gicallydistinct actinomyc
atas:J、Bacteriol、 )第89巻、第
444〜453頁、1965年]の方法によって行った
菌株1& 9993の全細胞加水分解物の分析結果は、
LL−ジアミノピメリン酸が存在することを示した。従
ってこの菌株の細胞壁はタイプ■に属すると考えられる
[3コ生物学的および生理学的性質 菌株& 9993の生理学的性質は、前記シャーリング
およびゴツトリープに記載きれている方法によって測定
した。その結果を表2に示す、生育温度範囲および生育
至適温度は、イースト・マルトエキストラクト寒天上、
温度勾配培養器(東洋化学産業株式会社製)を使用して
測定した。生育温度範囲は18〜35°Cで、生育至適
温度は28℃であった。ミルクのペプトン化およびゼラ
チン液化は陽性であった。メラニン色素の産出は陰性で
あった。
表2.菌株& 9993およびストレプトミセス・ミサ
キエンシスIF012891の生理学的性質炭素源の利
用性をプリドハムおよびゴツトリープの方法[プリドハ
ム・ティー・ジー・およびディー−ゴツトリープ:ザ・
ユーティライゼーション・オブ・カーボン・フンパウン
ズ・バイ・サム・アクチノマイセッテールズ・アズ・ア
ン・エイド・フォー・スペシーズ・デターミネーション
:ジ〜−ナル・オプ・バタテリオロジー(Pridha
m、 T、 G、 and D、 Gottlieb:
The utilizationof  carbon
  compounds  by  some  Ac
tinomycetalesas an aid fo
r 5pecies determination:J
Bacteriol、 )第56巻、第107〜114
頁、1948年]によって試験した。30℃で14日間
培養後に、生育状況を観察した。
この菌株の炭素源の利用性を表3にまとめて示す、グリ
セリン、マルトースおよびフハク酸ナトリウムは菌株N
C19993により利用された。さらにまた、D−グル
コース、シュークロース、D−マンノースおよびサリシ
ンは多少利用する。
(以下余白) 表3.菌株N19993およびストレプトミセス・ミサ
キエンシスIF012891の炭素源利用性記号 十:
良く利用する ±:多少利用する m:利用しない 菌株NcL9993の顕微鏡学的観察および細胞壁組成
分析の結果から、この菌株が7クスマン(Waksma
n)およびヘンリシ(Henrici)、1943年、
によるストレプトミセス属に属することが明らかとなっ
た。
すなわら、この菌株を公表されている性状〔インターナ
ショナル・ジャーナル・オプφシステマティック・バク
テリオロジ−(International、Tour
nal of Systematic Bacteri
ology)第18巻、第69〜189貞、第279〜
392頁、1968年および第19巻、第391〜51
2頁、1969年、ならびにパージエイズ・マニュアル
・才プ・デターミネイディプ・バクテリオロジ−(Be
rgey ’ s Manual ofDetermi
native Bacteriology )第8版、
1974年]に照らして、ストレプトミセス属の種々の
種と比較した。
比較の結果、菌株& 9993はストレプトミセス・ア
ブラウ゛イエンシス・ニジムラ等(Stra tow 
casaburaviensis NishN15hi
 et、al、 )、ストレプトミセス・アウ゛エラネ
ウス・バルダッシおよびグレイン(5tre tom 
cas avellaneus Ba1dacci a
rxlGrain )およびストレプトミセス・ミサキ
エンシス・ナカムラに類似していると考えられる。
従って菌株Nc9993の培養特性を、対応するストレ
プトミセスΦアブラウ6イエンシスIF012830、
ストレブトミセス・アウゝエラネウスIFO13451
およびストレプトミセス・ミサキエンシスIF0128
91と比較した。その結果菌株1’h9993はストレ
プトミセス・ミサキエンシスIF012891に最も類
似していた。従って菌株NQ9993をさらに上記表1
.2および3に示したストレプトミセス・ミサキエンシ
スIFO12891と詳細に比較した。この結果から、
菌株Nu 9993はストレプトミセス・ミサキエンシ
スIF012891と下記の点で区別することができ、
従って菌株Nu 9993はストレプトミセスの新種で
あると考えられ、この微生物が茨城県筑波郡で採取した
土壌にちなんでストレプトミセス・ツタバエンシス・ス
ブ・ノブ(5tre tow ass tsukuba
ensis sp。
nov、 )と命名された。
ストレプトミセス争ミサキエンシスIF012891と
の菌株Nc 9993の培養特性は、ストレプトミセス
・ミサキエンシスIF012891とは、オートミール
寒天、イーストΦマルトエキストラクト寒天、グルコー
ス・アスパラギン寒天、スザペツク寒天およびポテト・
デキストロース寒天を用いて培養したとき異なる。
菌株& 9993のスターチ加水分解は陰性であるが、
ストレプトミセス・ミサキエンシスIF012891の
場合は陽性である。
菌株Na 9993のゼラチン液化は陽性であるが、ス
トレプトミセス・ミサキエンシスIF012891の場
合は陰性である。
炭素源の利用性においては、菌株& 9993はグリセ
リン、マルトースおよびコハク酸ナトリウムを利用する
が、ストレプトミセス・ミサキエンシスIF01289
1はこれらを利用しない、さらに、菌株尚9993はD
−ガラクトースおよびイヌリンを利用しないが、ストレ
プトミセス・ミサキエンシスIFOI2891はこれら
を利用できる。
この発明の新規なFR−900506物質、FR−90
0520物       1質およびFR−90052
5物質は、例えばストレプトミセス・ツクバエンシスN
Q9993、(寄託1号: 微工研条寄第927号)の
ようなストレプトミセス属に属するFR−900506
、FR−900520および/またはFR−90052
5物質生M菌株を培地中で培養することにより産生でき
る。
一般的には、FR−900506物質、FR−9005
20物質および/またはFR−900525物質は、F
R−900506、FR−900520および/または
FR−900525物質生産菌株を、同化しうる炭素源
および窒素源を含有する水性培地中で、好ましくは例え
ば振とう培養、深部培養等の好気性条件下で培養するこ
とにより産生できる。
培地の好ましい炭素源としては、グルコース、キシロー
ス、ガラクトース、グリセリン、スターチ、デキストリ
ン等のような戻水化物が挙げられる。他の炭素源として
はマルトース、ラムノース、ラフィノース、アラビノー
ス、マンノース、サリンン、コハク酸ナトリウム等が挙
げられる。
好ましい窒素源としてはイースト嗜エキストラクト、ペ
プトン、グルテンミール、綿実粉、大豆粉、コーン・ス
テイープ・リカー、乾燥イースト、小麦胚芽、羽毛粉、
落花生粉等、ならびに例えば硝酸アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、燐酸アンモニウム等のアンモニウム塩、尿
素、アミノ酸等のような無機または有機窒素化合物が挙
げられる。
炭素源および窒素源は好ましくはそれらの組合わせで使
用されるが、微量の生育因子および相当lの無機栄養素
を含有していれば純度の低い物質も使用でき、必ずしも
純粋な形で使用する必要はない。所望により培地に炭酸
ナトリウムまたは炭酸カルシウム、燐酸ナトリウムまた
は燐酸カリウム、塩化ナトリウムまたは塩化カリウム、
沃化ナトリウムまたは沃化カリウム、マグネシウム塩、
銅塩、コバルト塩等の無機塩を冷加してもよい。
特に培養培地が著しく発泡する場合には、必要により液
状パラフィン、脂肪油、植物油、鉱油またはシリコンの
ような消泡剤を添加してもよい。
FR−900506物質、FR−900520物質およ
びFR−900525物質を大量生産する条件としては
、深部好気培養が好ましい、少量生産にはフラスコまた
はびん中で振とう培養または表面培養が行われる。
さらにまた、大型タンク内で生育を実施する場合には、
FR−900506物質、FR−900520物質およ
びFR−900525物質の生産工程における生育遅延
を回避するために、微生物の前培養を用いて生産タンク
中に菌を接種するのが好ましい、すなわち、比較的少量
の培養培地に微生物の胞子または菌糸を接種し、その接
種培地を培養して微生物の前培養接種物をまず生産し、
次いで培養した前培養接種物を無菌的に大型タンクに移
すのが望ましい、この前培養接種物を生産する培地は、
FR−900506物質、FR−90O520物質およ
びFR−900525物質の生産に使用される培地と実
質的に同じであってもよく、また異なってもよい。
培養混合物の攪拌および通気は種々の方法で行うことが
できる。攪拌はプロペラまたはこれに準する攪拌装置を
用いるか、醗酵器を回転させるかまたは振とうするか、
種々のポンプ装置を用いるか、または培地中に滅菌空気
を通すことによっても行うことができる0通気は滅菌空
気を醗酵混合物中を通過させることにより行ってもよい
醗酵は通常、約20℃〜40℃の温度範囲、好ましくは
25〜35℃で、約50〜150時間行われるが、醗酵
条件および醗酵規模によって適宜変化させればよい。
このようにして生産きれたFR−900506物質、F
R−900520物質およびFR−900525物質は
、他の既知の生物学的活性物質の回収に通常使用される
慣用の方法で培養培地から回収することができる。生産
されたFR−900506物質、FR−900520物
質およびFR−900525物質は、培養菌糸中および
濾液中に見出され、従ってFR−900506物質、F
R−900520物質およびFR−900525物質は
、培養ブロスの濾過または遠心分離によって得られる菌
糸および濾液から、減圧濃縮、凍結乾燥、常用の溶媒に
よる抽出、pH,調整、例えば陰イオン交換樹脂または
陽イオン交換樹脂、非イオン性吸着樹脂等の常用の樹脂
による処理、例えば活性次、ケイ酸、シリカゲル、セル
ロース、アルミナ等の常用の吸着剤による処理、結晶化
、再結晶化等の慣用の方法によって分離、精製すること
ができる。
上記醗酵法によって生産されたFR−900506物質
、FR−900520物質およびFR−900525物
質は下記の物理化学的性質を有する。
■ヨ襄狙四生月 (1)形状および色調: 白色粉末 (2)元素分析値: C,64,72%、H:8.78%、N:1.59%6
4、59%  8.74%  1.62%(3)呈色反
応: 陽性;硫酸セリウム反応、硫酸反応、エールリッヒ反応
、ドラーゲンドルフ反応、沃素蒸気反応陰性:塩化第二
鉄反応、ニンヒドリン反応、モーリッシュ反応 (4)溶解性: 可溶:メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル
、クロロホルム、ジエチルエーテル、ベンゼン l!I溶;ヘキサン、石油エーテル 不溶二本 (5〉融点: 85〜90℃ (6)比旋光度: [α]乙3.−73°C(C=0.8.CHCl3)(
7)紫外線吸収スペクトル: 末端吸収 <8)赤外線吸収スペクトルニ ジCHCl3: 3680.3580.3520.29
30.2870゜ax 2830、1745.1720.1700.1645゜
1450、1380.1350.1330.1310゜
1285、1170.1135.109G、 1050
゜1030、1000.990.960 (sh)。
918 cffim’ (9) 13c核磁気共鳴スペクトル:84.41  
(d)。
39.40 (t)、   31.58 (t)、  
 30.79 (t)。
上記スペクトルのチャートを図1に示す。
(10)1H核磁気共鳴スペクトル: 上記スペクトルのチャートを図2に示す。
<11)薄層クロマトグラフィー: (12)物質の性質: 中性物質 FR−900506物質に関して、13Cおよび1H核
磁気共鳴スペクトルの測定の際、この物質は種々の化学
シフトにおいてそれぞれ1対のシグナルを示す。
このような特徴を有するFR−900506物質は、さ
らに下記の性質を有する。
(1)13C核磁気共鳴スペクトルを25°Cおよび6
0℃において測定したところ、それぞれ1対のシグナル
の強度比が変化する。
(“)ffJi17tff”″57“−#−−*17 
    。
ロマトグラフイーを測定したところ、FR−90050
6物質はそれぞれ薄層クロマトグラフィーでは単一スポ
ットとして、高速液体クロマトグラフィーでは単一ピー
クとして現れる。
FR−900506物質のこの白色粉末はアセトニトリ
ルから再結晶すると結晶の形状に変化し、この結晶は下
記の物理化学的性質を市する。
(1)形状および色調: 無色のプリズム状結晶 (2)元素分析値: C:64.30%、H:8.92%、N:1.77%6
4、20%、   8.86%、   1.72%(3
)融点: 127〜129℃ (4)比旋光度: [α]Pニー84.4@(C=1.02.CHCl3)
(5) 13C核磁気共鳴スペクトル:上記スペクトル
のチャートを図3に示す。
(6) 1H核磁気共鳴スペクトル: 上記スペクトルのチャートを図4に示す。
その他の物理化学的性質、すなわちFR−900506
物質の無色のプリズム状結晶の呈色反応、溶解性、紫外
線吸収スペクトル、赤外線吸収スペクトル、薄層クロマ
トグラフィーおよび物性の性質は、白色粉末のそれらと
同じであった。
上記物理化学的性質およびX線解析から、FR−900
506物質は下記の化学構造を有することがわかった。
17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−12−E 2
−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−
1−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,
19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ
サ−4−アザトリシクロ[22,3、1、0’°9]オ
クタコスー18−エンー2.3.10.16−チトラオ
ン 胆」匹契次1 この化合物の物理化学的性質は後に述べる。
■j襲狙競焦ヌ (1)形状および色調: 白色粉末 (2)元素分析値: C:65.17%、H:8.53%、N:1.76%(
3)呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、硫酸反応、エールリッヒ反応
、ドラーゲンドルフ反応、沃素蒸気反応 陰性:塩化第二鉄反応、ニンヒドリン反応、モーリッシ
ュ反応 (4)溶解性: 可溶:メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル
、クロロホルム、ジエチルエーテル、ベンゼン Iii溶:ヘキサン、石油エーテル 不溶二本 (5)融点: 85〜89℃ (6)比旋光度: [α]’e、3 、−s8° (C=1.0.CHCl
3)(7)紫外線吸収スペクトル: 末端吸収 (8)赤外線吸収スペクトルニ ジ”C13: 3680.3580.3475.334
0.2940゜11ax 2880、283G、 1755.17G5.1635
゜1455、1382.1370.1330.131G
1273、1170.1135.1093.1050゜
1020、995.970.920.867 cm−’
(9) 13C核磁気共鳴スペクトル:上記スペクトル
のチャートを図5に示す。
(10)IH核磁気共鳴スペクトル: 上記スペクトルのチャートを図6に示す。
(11)薄層クロマトグラフィー: (12)物質の性質: 中性物質 FR−900525物質に関して、13Cおよび1H核
磁気共鳴スペクトルの測定の際、この物質は種々の化学
シフトにおいてそれぞれ1対のシグナルを示したが、薄
層クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィ
ーを測定したところ、FR−900525物質はそれぞ
れ薄層クロマトグラフィーで単一スポット、高速液体ク
ロマトグラフィーでは単一ピークを示した。
上記物理化学的性質およびFR−900506物質の化
学構造が決定きれたことにより、FR−900525物
質は下記の化学構造を有することが判明した。
16−アリル−1,13−ジヒドロキシ−11−[2−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−1
−メチルビニル]−22,24−ジメトキシ−12,1
8,20,26−テトラメチル−10,2フーシオキサ
ー4−アザトリシクロ[21,3,1,0’°8]ペプ
タコス−17−エン−2,3,9,15−テトラオン [Bコこの発明のFR−900520物質およびFR−
900523物質は、ストレプトミセス・バイグロスコ
ピカス・サブスプ・ヤクシマエンシスNa 7238の
ようなストレプトミセス属に属するFR−900520
および/またはFR−900523物質−生産菌株を、
培地中で醗酵させることにより生産できる。
象よ句 FR−900520物質および/またはFR−9005
23物質の生産に使用される菌は、ストレプトミセス属
に属するFR−900520および/またはFR−90
0523物質−生産菌株であり、それらのうちストレプ
トミセス・バイグロスコピカス・サプスプ・ヤクシマエ
ンシスNo 7238が鹿児島県屋久島で採取された土
壌試料から新たに分離された。
この新たに分離されたストレプトミセス・バイグロスコ
ピカス・サプスプ・ヤクシマエンシス尚7238の凍結
乾燥標本は、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託番
号微工研菌寄第8043号として、1985年1月12
日付で寄託され、次いで1985年10月19日付で新
しい寄託番号微工研条寄第928号として同寄託機関の
ブダペスト条約ルートに切り換えられた。
新規なFR−900520物質およびFR−90052
3物質の生産におい−C1この明細書に記載した菌は単
に説明のためにのみ掲げたものであって、それに限定さ
れるものではない、この発明にはまた、自然突然変異菌
ならびにX線照射、紫外線照射、N−メチル−N’−二
トローN−二トロソグアニジン、2−アミノプリン処理
等のような慣用の処理によってつくられる人工突然変異
菌をも含む、FR−900520物質および/またはF
R−900523物質を産生できるいかなる突然変異菌
を使用する場合も含まれる。
ストレプトミセス・バイグロスコピカス・サプスプ・ヤ
クシマエンシス& 7238は下記のような形態学的性
質、培養特性、生物学的および生理学的特徴を有する。
[11形態学的特徴 前述のシル−リングおよびゴツトリープによって記載き
れている方法を主としてこの分類学上の研究に用いた。
形態学的観察は、オートミール寒天、イースト・マルト
エキストラクト寒天および無機塩・スターチ寒天上、3
0℃で14日間生育させた培養物を用い、光学および電
子顕微鏡により行った。成熟胞子体は幾分短かく、それ
ぞれの鎖に約20個の胞子を有する錐状(旺見二臼旦■
虹且)およびら旋状(陀に畦閂)を形成していた。吸湿
性の胞子塊がオートミール寒天および無機塩・スターチ
寒天上の気菌糸に見られた。胞子表面の不揃いの凹凸は
非常に短くて太い鯨といぼとの間の中間の形状であった
[2コ培養特性 培養特性は、上記シャーリングおよびゴツトリープ、な
らびに前述のワクスマンに記載の10種類の培地上で観
察した。
30℃で14日間培養した。この研究で使用した色名は
前記新色冬枯に基づいた。
オートミール寒天、イースト・マルトエキストラクト寒
天および無機塩・スターチ寒天上で生育させた場合、コ
ロニーは灰色系に属していた。可溶性色素は試験した培
地中では産生されなかった。結果を表4に示す。
表4.菌株Nn 7238、ストレプトミセス轡アンチ
マイコティクス(Stre tom ces anti
micoticus)IFO12839およびストレプ
トミセス・バイグロスコピカス・サブスプ・グレボスス
(Stre tom cesh  rosco 1cu
s 5ubsp、4)UFO13786の培養特性 略号:G−生育  A−気菌糸の色、 R=表裏面色、 S−可溶性色素、 細胞壁分析を前述のベラカー等および山口の方法によっ
て行った。菌株Nu 7238の全細胞加水分解物の分
析結果は、LL−ジアミノピメリン酸の存在を示してい
た。従ってこの菌株の細胞壁はタイプIに属すると考え
られる。
[3コ生物学的および生理学的性質 菌株No、7238の生理学的性質は、前記シャーリン
グおよびゴツトリーブ記載の方法に従って測定した。そ
の結果を表5に示す、生育温度範囲および生育至適温度
は、イースト・マルトエキストラクト寒天上、温度勾配
培養器(東洋化学産業株式会社製)を使用し又測定した
。生育温度範囲は18〜36°Cで、至適温度は28℃
であった。スターチ加水分解およびゼラチン液化は陽性
であった。メラニン色素は産生されなかった。
表5.菌株Na7238、ストレプトミセス・アンチマ
イコティクスIFO12839およびストレプトミセス
・ハイグロスコピ力スーサブスブ嗜グレボススIF01
3786の生理学的性質炭素源の利用性を前述のブリド
ハムおよびゴツトリープの方法によって試験した。生育
状態を30°Cで14日間培養した後観察した。
この菌株の炭素源利用性を表6にまとめて示す。
D−グルコース、シュークロース、ラクトース、マルト
ース、D−トレハロース、イノシトール、イヌリンおよ
びサリシンが菌株Nn 7238により利用された。
表6.m株&7238、ストレプトミセス・アンチマイ
コティクスIFO12839およびストレプトミセス・
バイグロスコピカス・サプスプ・グレボススIF013
786の炭素源利用性記号  十:良く利用する ±:多少利用する −:利用しない 閑株隔7238の顕微鏡学的観察および細胞壁組成分析
結果から、この菌株がワクスマンおよびヘンリシ、19
43年によるストレプトミセス属に属することが明らか
となった。
従って、この菌株を公表きれた性状[インターナショナ
ル・ジャーナル・オブ・システマテイツク・バクテリオ
ロジ−(International Journal
of Systematic Bacteriolog
y)  第18巻、69〜189頁、279〜392頁
、1968年および第19巻、391〜512頁、19
69年ならびにパージエイズ・マニュアル・才プ・デタ
ーミネーテイプ・バクテリオロジー第8版、1974年
(Bergey’s Manual ofDeterm
inative Bacteriology 8th 
Edition。
1974) ]に照らして種々のストレプトミセス属に
属する種と比較した。
比較の結果、菌株P&17238はストレプトミセス・
アンチマイコティクス・ワクスマン1957およびスト
レプトミセス・バイグロスコピカス・サブスブ・ダレボ
ススオオモリ等に類似していると考えられる。従って菌
株NQ7238の培養特性を、さらに対応するストレプ
トミセス・アンチマイコティクスIFO12839およ
びストレプトミセス・バイグロスコピカス・サプスプφ
グレボススIF013786と、表4.5および6に示
したように比較した。この詳細比較の結果から、菌株N
a 7238はストレプトミセス拳アンチマイコティク
スIFO12839およびストレプトミセス・バイグロ
スコピカス・サブスプ・グレポススUFO13786と
は下記の点で区別することができた。
菌株NQ 7238の培養特性は、ストレプトミセス・
アンチマイコティクスIF012839とは、イースト
・マルトエキストラクト寒天、グルツース・アスパラギ
ン寒天、グリセリンアスパラギン寒天、ポテト・デキス
トロース寒天およびチロシン寒天を用いて培養したとき
異なる。
炭素源の利用性では、菌株& 7238はマルトースを
利用するが、ストレプトミセス・アンチマイコディクス
IF012839は利用しない、さらに、菌株嵐723
8はグリセリン、D−フルクトース、ラムノース、ラフ
ィノース、D−ガラクトース、D−マンノース、マンニ
トールおよびコハク酸ナトリウムを利用しないが、スト
レプトミセス・アンチマイコティクスIF012839
は利用する。
菌株NQ 7238の培養特性は、ストレプトミセス・
バイグロスコピカス・サブスプ・ダレボススエ■137
86とは、イースト・マルトエキストラクト寒天、ポテ
ト・デキストロース寒天およびチロシン寒天を用いて培
養したとき異なる。
菌株Nc 723gのミルクペプトン化は陰性であるが
、ストレプトミセス−バイグロスコピカス・サプスブ・
グレボススUFO13786は陽性である。菌株No 
723gは7%NaC1の存在下に生育しうるが、スト
レプトミセス・バイグロスコピカス・サブスプ・グレボ
ススIF013786は同条件下には生育しない。
炭素源の利用性では、菌株Nu 7238はラクトース
、イヌリンおよびサリシンを利用しうるが、ストレプト
ミセス・バイグロスコピカス・サブスプ・グレボススU
FO13786はそれらを利用しない、また、菌株!1
&17238はグリセリン、D−キシロース、D−フル
クトース、ラフィノース、D−ガラクトース、D−マン
ノース、マンニトールオヨヒコハク酸ナトリウムを利用
しないが、ストレプトミセス・パイグロスコピカス書す
ブスブ・グレボススIF013786はそれらを利用す
る。
しかしながら、菌株No、7238はオートミール寒天
および無機塩スターチ寒天で気菌糸に吸湿性胞子塊を形
成し、さらに菌株N17238の形態学的特徴および培
養特性はストレプトミセス・バイグロスコピカス・サブ
スプ・グレボススIFO13786に類似している。従
って菌株No、7238はストレプトミセス・バイグロ
スコピカスに属し、この公知の菌株がストレプトミセス
・バイグロスコピカスの亜種中では菌株No、7238
に最も類似しているけれども、菌株NO7238はスト
レプトミセス・バイグロスコピカス・サブスプ・グレポ
ススUFO1378f3とは異なる。
以上の事実から菌株No 7238は、ストレプトミセ
ス・バイグロスコピカスの新亜種であると考えられ、微
生物が屋久島の土壌から分離きれたことにちなんで、ス
トレプトミセス・バイグロスコピカス・サブスジ拳ヤク
シマエンシス(兆昼匹恕圧!h゛rosco 1cus
 5ubsp、 akushimaensis)と命名
された。
FR−900520物 およびFR−900523質の
産生この発明の新規なFR−900520物質および/
またはFR−900523物質は、例えばストレプトミ
セス・バイグロスコピカス・サプスプ・ヤクシマエンシ
スNo 7238 (寄託番号:微工研条寄第928号
)のようなストレプトミセス属に属するFR−9005
20および/またはFR−900523物質生産菌株を
培地で培養することにより産生できる。
一般的には、FR−900520物質および/またはF
R−900523物質は、FR−900520および/
またはFR−900523物質生産菌株を同化しうるj
i2素源および窒素源を含む水性栄養培地中、好ましく
は例えば振とう培養、深部培養等の好気性条件下に培養
することによって産生できる。
培地中の好ましい次素源としては、グルコース、シュー
クロース、ラクトース、グリセリン、スターチ、デキス
トリン等のような炭水化物が挙げられる。その他培地中
に含まれていてもよい次素源としては、マルトース、D
−トレハロース、イノシトール、イヌリン、サリシン等
が挙げられる。
好ましい窒素源としてはイースト・エキス1−ラクト、
ペプトン、グルテンミール、綿実粉、大豆粉、コーンΦ
ステイープ・リカー、乾燥イースト、小麦胚芽、羽毛粉
、落花生粉等、ならびに例えば硝酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム、燐酸アンモニウム等のアンモニウム塩、
尿素、アミノ酸等のような無機または有機窒素化合物が
挙げられる。
戻素源および窒素源は好ましくはそれらの組合■ わせで使用されるが、微量の生育因子および相当量の無
機栄養素を含有していれば純度の低い物質も使用でき、
必ずしも純粋な形で使用する必要はない。所望により培
地に炭酸ナトリウムまたは炭酸カルシウム、燐酸ナトリ
ウムまたは燐酸カリウム、塩化ナトリウムまたは塩化カ
リウム、沃化ナトリウムまたは沃化カリウム、マグネシ
ウム塩、銅塩、コバルト塩等の無機塩を添加してもよい
特に培養培地が著しく発泡する場合には、必要により液
状パラフィン、詣肪油、植物油、鉱油またはシリコンの
ような消泡剤を添加してもよい。
FR−900520物質およびFR−900523物質
を大量生産する条件としては、深部好気培養が好ましい
、少量生産にはフラスコまたはびん中で振とう培養また
は表面培養が行われる。さらにまた、大型タンク内で生
育を実施する場合には、FR−900520物質および
FR−900523物質の生産工程における生育遅延を
回避するために、微生物の前培養を用いて生産タンク中
に菌を接種するのが好ましい。すなわら、比較的少量の
培養培地に微生物の胞子または菌糸を接種し、その接種
培地を培養して微生物の前培養接種物をまず生産し、次
いで培養した前培養接種物を無菌的に大型タンクに移す
のが望ましい、この前培養接種物を生産する培地は、F
R−900520物質およびFR−900523物質の
生産に使用される培地と実質的に同じであってもよく、
また異なってもよい。
培養混合物の攪拌および通気は種々の方法で行うことが
できる。攪拌はプロペラまたはこれに準rる撹拌装置を
用いるか、醗酵器を回転させるかまたは振とうするか、
種々のポンプ装置を用いるか、または培地中に滅菌空気
を通すことによっても行うことができる0通気は滅菌空
気を醗酵混合物中を通過させることにより行ってもよい
醗酵は通常、約20℃〜40℃の温度範囲、好ましくは
25〜35°Cで、約50〜150時間行われるが、醗
酵条件および醗酵規模によって適宜変化させればよい。
このようにして生産されたFR−900520物質およ
びFR−900523物質は、他の既知の生物学的活性
物質の回収に通常使用される慣用の方法で培養培地から
回収することができる。生産されたFR−900520
物質およびFR−900525物質は、培養菌糸中およ
び濾液中に見出きれ、従ってFR−900520物質お
よびFR−900523物質は、培養ブロスの濾過また
は遠心分離によって得られる菌糸および濾液から、減圧
濃縮、凍結乾燥、常用の溶媒による抽出、p)lH14
整、例えば陰イオン交換樹脂または陽イオン交換!II
4詣、非イオン性吸着樹脂等の常用の樹脂による処理、
例えば活性炭、ケイ酸、シリカゲル、セルロース、アル
ミナ等の常用の吸着剤による処理、結晶化、再結晶化等
の慣用の方法によって分離、精製することができる。
特に、FR−900520物質およびFR−90052
3物質は、醗酵によって産生きれた両生酸物を含む物質
を、酢酸エチル、n−ヘキサン等のような適切な溶媒に
溶解し、次いでその溶液をクロマトグラフィー、例えば
、シリカゲルを使用するカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチルおよびn −ヘキサン、またはそれらの
混合物のような適切な溶媒で溶出することにより分離す
ることができる。また、このようにして分離されたFR
−900520物質およびFR−900523物質はそ
れぞれ、例えば再結晶、再クロマトグラフィー、高速液
体クロマトグラフィー等の常法によってさらに精製する
ことができる。
(1)形状および色y4= 無色の板状結晶 (2)元素分析値: C:  64.81%、 )l : 8.82%、 N
 : 1.55%(3)呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、硫酸反応、エールリッヒ反応
、ドラーゲンドルフ反応、沃素蒸気反応 陰性:塩化第二鉄反応、ニンヒドリン反応、モーリッシ
ュ反応 (4)溶解性: 可溶:メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル
、りrJ Oホルム、シュデルエーテル、ベンゼン 難溶:n〜ヘキサン、石油エーテル 不溶:水 (5)融点: 163〜165℃ (6)比旋光度: 23゜ [α]D ・ −84,1@(C= 1.0. CHC
l3)(7)紫外線吸収スペクトル: 末端吸収 (8)赤外線吸収スペクトルニ ジCHCl3: 3680.3575.3520.29
40.2875゜ax 2825、1745.1725.1700.1647゜
1610(sh)、 1452.1380.1350゜
1330、1285.1170.1135.1090゜
1030、1005.990. 980(sh)。
168.85 (s)   165.97 (s>  
 139.53 (s)上記スペクトルのチャートを図
7に示す。
(10)lH核磁気共鳴スペクトル: 上記スペクトルのチャートを図8に示す。
(11)薄層クロマトグラフィm: (12)物質の性質: 中性物質 FR−900520物質に関して、13Cおよび1H核
磁気共鳴スペクトルの測定の際、この物質は種々の化学
ンブトにそれぞれ1対のシグナルを示すが、薄層クロマ
トグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーを測定
したところ、FR−900520物質は薄層クロマトグ
ラフィーで単一スポットを、高速液体クロマトグラフィ
ーで単一ピークをそれぞれ示した。
L2物理化学的性質およびFR−900506物質の化
学構造が決定きれたことにより、FR−900520物
質は下記の化学構造を有することが判明した。
17−エテル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロへキシル)−1
−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,1
9,21,27−チトラメテルー11゜2B−ジオキサ
−4−アザトリシクロ[22,3。
、04.9コ才クタフス−18−エン−2,3゜10、
16−チトラオン 門世躍l             ((1)形状およ
び色u4: 無色の針状結晶 (2)元素分析値: C:64.57%、)l:8.84%、N:1.81%
(3)呈色反応: 陽性二硫酸セリウム反応、硫酸反応、エールリッヒ反応
、ドラーゲンドルブ反応、沃素蒸気反応 陰性:酸化第二鉄反応、ニンヒドリン反応(4)溶解性
: 可溶:メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル
、クロロホルム、ジエチルエーテル、ベンゼン 難溶:n−ヘキサン、石油エーテル 不m:水 (5〉融点: 152〜154℃ (6)比旋光度: [αコ23ニー73.0’   (C=0.65.  
CHCl3)(7)紫外線吸収スペクトル: 末端吸収 (8)赤外線吸収スペクトル: CI(C1 vl、111x3: 3670.3580.3510.
2930.2875゜2g25.1745.1722.
1700.1647゜1450、1380.135G、
 1330.1307゜1285、1170.1135
.1G90.1050゜1030、1000.990.
978.960゜930、915.888.870.8
50 cm−’(9)13C核磁気共鳴スペクトル: (9°64 (Q) 10.04 (q) 上記スペクトルのチャートを図9に示す。
(10)lH核磁気共鳴スペクトル: 上記スペクトルのチャートを図10に示す。
(以下余白) (11)薄層クロマトグラフイm: (12)物質の性質: 中性物質 FR−900523物質に関して、13Cおよび1H核
磁気共鳴スペクトルの測定の際に、この物質は種々の化
学シフトにそれぞれ1対のシグナルを示すが、薄層クロ
マトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーの測
定の場合には、FR−900523物質はそれぞれ薄層
クロマトグラフィーで単一スポットを、高速液体りaマ
ドグラフィーで単一ピークを示した。
上記物理化学的性質およびFR−900506物質の化
学構造が決定されたことにより、FR−900523物
質は下記の化学構造を有することが判明した。
1.14−ジヒドロキシ−12−[2−(4−ヒドロキ
シ−3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチルビニル
]−23,25−ジメトキシ−13、17,19,21
,27−ベンタメデルー11.28−ジオキサ−4−ア
ザトリシクロ[22,3、1。
04.9]才クタコス−18−エン−2、3,10゜1
6−チトラオン [I[]魚ス迭: (1)製造法1:(ヒドロキシ保護基の導入)化合物(
Ib)またはその塩は、化合物(Ia)またはその塩に
ヒドロキシ保護基を導入することによって製造できる。
この反応において使われるヒドロキシ保護基の導入剤と
しては慣用のもの、例えばジメチルスルホキシド、エチ
ルメチルスルホキシド、プロピルメチルスルホキシド、
イソプロピルメチルスルホキシド、ブチルメチルスルホ
キシド、イソブチルメチルスルホキシド、ヘキシルメチ
ルスルホキシド等の低級アルキルメチルスルホキシドの
ようなジ(低級)アルキルスルホキシド;例えば塩化ト
リメチルシリル、臭化トリニブルシリル、塩化トリブチ
ルシリル、塩化t−ブチルジメチルシリル等のトリ(低
級)アルキルシリルハロゲン化物、例えば塩化メチル−
ジフェニルシリル、臭化エチル−ジフェニルシリル、塩
化プロピル−ジトリルシリル、塩化t−ブチル−ジフェ
ニルシリル等の低級アルキル−ジアリールシリルハロゲ
ン化物のような三置換シリル化合物;前記アシル基を導
入することのできるカルボン酸、スルホン酸および、例
えば酸ハロゲン化物、酸無水物、活性アミド、活性エス
テルなどのこれらの反応性誘導体のようなアシル化剤等
を挙げることができる。このような反応性誘導体の適切
な例としては、酸塩化物、酸臭化物、例えばジアルキル
燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸
、ハロゲン化燐酸等の置換燐酸、ジアルキル亜燐酸、亜
硫酸、チオ硫酸、硫酸、例えば炭酸メチル、炭酸エチル
、炭酸プロピル等のアルキル炭酸エステル、例えばピバ
リン酸、ペンタン酸、イソペ’y−1)ン酸、2−エチ
ルブチル酸、トリクロロ酢酸、トリクロロ酢酸等の脂肪
族カルボン酸、例えば安息香酸等の芳香族カルボン酸の
ような酸との混合酸無水物、対称型酸無水物、イミダゾ
ール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、ト
リアゾール、テトラゾールのようなイミノ基を含有する
複素環式化合物との活性酸アミド、例えばp−二トロフ
ェニルエステル、2.4−’;ニトロフェニールエステ
ル、トリクロロブエニルエステル、ペンタクロロフェニ
ルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフ
ェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフ
ェニルチオエステル、p−タレジルチオエステル、カル
ボキシメデルチオエステル、ピリジルエステル、ピペリ
ジルエステル、8−キノリルチオエステルまたはN。
N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2
−(IH)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド
、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール、1−ヒドロキシ−6−クロロベンゾトリ
アゾールのようなN−ヒドロキシ化合物とのエステル等
の活性エステル等が挙げられる。
この反応において、ジ(低級)アルキルスルホキシドが
ヒドロキシ保護基の導入剤として使用される場合、反応
は、通常無水酢酸のような無水低級アルカン酸の存在下
に行われる。           1きらに、三置換
シリル化合物がヒドロキシ保護基の導入剤として使用さ
れる場合、反応は、イミダゾール等のような慣用の縮合
剤の存在下に行うことが好ましい。
さらには、アシル化剤がヒドロキシ保護基の導入剤とし
て使用される場合、反応は、例えばリチウム、ナ!・リ
ウム、カリウム等のアルカリ金属、例えばカルシウム等
のアルカリ土金属、例えば水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属水素化物、例えば水素化カルシウム等のアルカリ
土金属水素化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、例えば炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸
水素塩、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アル
コキシド、例えば酢酸ナトリウム等のアルカリ金属アル
カン酸、例えばトリエチルアミン等のトリアルキルアミ
ン、例えばピリジン、ルチジン、ピコリン、4−N、N
−ジメチルアミノピリジン等のピリジン化合物、キノリ
ンのような有機または無機塩基の存在下に行うのが好ま
しい。
この反応において、アシル化剤が遊離の酸またはその塩
の形で使用する場合、反応は、例えばN、N’−ジシク
ロへキシルカルボジイミド、N−シクロへキシル−N’
 −(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイ
ミド、N、N’ −ジエチルカルボジイミド、N、N’
 −ジイソプロピルカルボジイミド、N−エチル−N’
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド等の
カルボジイミド化合物、例えばN、N’ −カルボニル
ビス(2−メチルイミダゾール)、ペンタメチレンケテ
ン−N−シクロヘキシルイミン、ジフェニルケテン−N
−シクロヘキシルイミン等のケテンイミン化合物、例え
ばエトキシアセチレン、β−シクロビニルエチルエーテ
ル等のオレフィンまたはアセチレン系エーテル化合物、
例えハ1− (4−’70ロベンゼンスルホニル才キシ
)−6−10ローIH−ベンゾトリアゾール等のN−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール誘導体のスルホン酸エステ
ル等の慣用の縮合剤の存在下に行うことが好ましい。
反応は、通常、水、アセトン、ジクロロメタン、例えば
メタノール、エタノール等のアルコーノ呟テトラヒドロ
フラン、ピリジン、N、N−ジメチルホルムアミド等ま
たはこれらの混合溶媒のようなこの反応に悪影響を与え
ない慣用の溶媒中で行われ、さらに、塩基またはヒドロ
キシ保護基の導入剤が液体の場合は、これらも溶媒とし
て使用することができる。
反応温度は特に限定されず、通常冷却下ないし加熱下で
行われる。
この反応において、化合物(Ia)のR2で示されるヒ
ドロキシ基が保護されたヒドロキシ基に転換することも
あり、このような場合もこの製造法に包含される。
さらに、この反応において、無水低級アルカン酸の存在
下ジ(低級)アルキルスルホキシドをヒドロキシ保護基
導入剤として使用する際、ある)で示される部分構造を
有する化合物(Ia)ドロキシである)で示される部分
構造を有する目的化合物(Ib)を得ることがあり、こ
のような場合も、この製造法の範囲に包含される。
(2)製造法2:(ヒドロキシ保護基の導入)化合物(
Id)またはその塩は、化合物(r c)またはその塩
にヒドロキシ保護基を導入することによって製造できる
この反応は、製造法1と実質的に同様の方法で行う2と
ができ、従って、例えば塩基、縮合剤、溶媒、反応温度
等の反応条件は、製造法1を援用できる。
この反応において、化合物(Ic)のR1におけるヒド
ロキシ基が目的化合物(Id>では対応する保護された
ヒドロキシ基へ転換することがあり、このような場合も
、この製造法の範囲に包含される。
(3)製造法3:(二重結合の形成) 化合物(If)またはその塩は、化合物(Ie)または
その塩に塩基を反応させることによって製造できる。
この反応で使用きれる塩基としては、製造法1で例示し
た塩基をそのまま挙げることができる。
この反応は、また、R2がヒドロキシである化合物(I
e)またはその塩に、塩基の存在下アシル化剤と反応さ
せることによっても製造できる。
この反応は、水、アセトン、ジクロロメタン、例えばメ
タノール、エタノール、プロパツール等のアルコール、
テトラヒドロフラン、ピリジン、N、N  ’、;メチ
ルホルムアミド等またはその混合溶媒のようなこの反応
に悪影響を与えない慣用の溶媒中で行われ、さらに、塩
基が液体である場合には、これらも溶媒として使用する
ことができる。
反応温度は特に限定されず、通常冷却下ないし加熱下で
行われる。
(4〉製造法4:(ヒドロキシエチレン基の酸化)化合
物(Ih)またはその塩は、化合物(Ig)またはその
塩を酸化することによって製造できる。
この反応で使用される酸化剤としては、製造法1で示し
たようなジ(低級)アルキルスルホキシドを挙げること
ができる。
この反応は、通常無水酢酸のような無水低級アルカン酸
の存在下に、アセトン、ジクロロメタン、酢酸エチル、
テトラヒドロフラン、ピリジン、N、N−ジメチルホル
ムアミド等またはその混合溶媒のようなこの反応に悪影
響を与えない慣用の溶媒中で行われ、きらに、無水低級
アルカン酸が液体の場合には、これらも溶媒として使用
することができる。
反応温度は特に限定されず、通常冷却下ないし加熱下で
行われる。
この製造法は、反応の途中で、原料化合物(1g)のR
1で示されるヒドロキシ基が目的化合物(I h)にお
いて1−(低級アルキルチオ)(低級)アルコキシ基へ
転換することがあり、このような場合もこの製造法の範
囲内に包含される。
(5)製造法5:(アリル基の還元) 化合物(Ij)またはその塩は、化合物(Ii)または
その塩を還元することによって製造できる。
この製造法における還元は、接触還元等のようなアリル
基をプロピル基に還元できる常法によって行うことがで
きる。
接触還元で使用される触媒としては、例えば白金板、白
金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線等の
白金触媒、例えばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化
パラジウム、パラジウム・炭素、コロイドパラジウム、
パラジウム・硫酸バリウム、パラジウム・炭酸バリウム
等のパラジウム触媒、例えば還元ニッケル、酸化ニッケ
ル、ラネーニッケル等のニッケル触媒、例えば還元コバ
ルト、ラネーコバルト等のコバルト触媒、例えば還元鉄
、ラネー鉄等の鉄触媒、例えば還元銅、ラネー銅、ウル
マン鋼等の銅触媒等のような慣用のものが挙げられる。
この還元は、通常、水、メタノール、エタノール、プロ
パツール、ピリジン、酢酸エチル、N。
N−ジメチルホルムアミド、ジクロロエタンまたはその
混合溶媒のようなこの反応に悪影響を与えない慣用の溶
媒中で行われる。
この還元の反応温度は特に限定されず、通常冷却下ない
し加温下の範囲で行われる。
上記に説明した製造法1〜5によって得られるトリシク
ロ化合物(I)は、例えば抽出、沈澱、分別結晶化、再
結晶化、クロマトグラフィ等の常法により単離、精製で
きる。
化合物(I)および(Ia)〜(lにおける塩としては
、無毒の、医薬として許容される慣用の塩であり、例え
ばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、例え
ばカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土金属塩
、アンモニウム塩、例えばトリエチルアミン塩、N−ベ
ンジル−N−メチルアミン塩等のアミン塩のような無機
または有機塩基との塩が挙げられる。
前記の製造法1〜5の反応またはその反応混合物の後処
理中において、出発化合物および目的化合物のフンホー
マーおよび不斉次素原子または二重結合による立体異性
体が、他のフンホーマーおよび立体異性体に転換される
ことがあり、このような場合もこの発明の範囲に包含き
れる。
この発明のトリシクロ化合物(I)は、免疫抑制作用、
抗菌作用等のような薬理作用を有し、従って、心臓、腎
臓、肝臓、骨髄、皮膚等の臓器あるいは組織の移植に対
する拒絶反応、骨髄移植によって起る移植片対宿主反応
、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、橋本甲
状腺炎、多発性硬化症、重症筋無力症、I型糖尿病、ブ
ドウ膜炎等の自己免疫疾患、病原菌によって起る感染症
等の治療および手助に有用である。
このような薬理作用を有することを示すため、トリシク
ロ化合物(1)の薬理試験データを以下に示す。
区勝ユ 試験管内混合リンパ球反応(MLR)におけるトリシク
ロ化合物(1)の抑制効果 各ウェルにC57BL/6応答細胞(H−2b> 5 
X 105個と、マイトマイシンC処理(マイトマイシ
ンC255g/meで37℃で30分間処理しRPM1
1640培地で3回洗浄すル) 1.、 タBA1.B
/C刺激細J]fi(H−2d) 5 X 105m 
ヲ0.2mlの10%牛脂仔血清加RPM11640培
地[炭酸水素ナトリウム2mM、ペニシリン(50単位
/ff1ll)およびストレプトマイシン(50[/f
l1M )を添加コに加えたマイクロタイタープレート
中でMLR試験、を行う。
湿度100%、二酸化炭素5%、空気95%に保った培
養器内で、37℃で、68時間、細胞を培養し、4時間
3H−チミジ’、(0,5μCi)でパルスして、細胞
を集める。この発明の目的化合物をエタノールに溶解し
、RPM11640培地に希釈し、培養物に添加し最終
濃度を0.18!/IIIQ以下になるようにする。
結果を表7〜10に示す、この発明のトリシクロ化合物
は、マウスMLRを抑制した。
(以内余白ン に艶1 トリシクロ化合物(1)の抗菌活性 各種真菌に対するトリシクロ化合物(りの抗菌活性を、
サブロー寒天中、寒天倍々希釈法によって測定した。3
0℃で24時間培養した後、最小発育阻止濃度(MIC
)を(/戚で表わす。
この発明のトリシクロ化合物は、真菌、例えばアスペル
ギルス・フミガーツスIFO5840およびフサリウム
・オキシスボルムIFO5942に対して、表11およ
び12に記載するような抗菌活性を示した。
表uニトリシクロ化合物(I>のアスペルギルス・フミ
ガーツスIFO5840に対するMIC値(肩/−)表
12ニトリシクロ化合物(I)のフサリウム・オキシス
ポルムに対するMIC値(に/誠)ラットにおける同種
皮膚移植片生存に対するトリシクロ化合物(I)の効果 ドナー(フィッシャー)ラットの腹部皮膚移植片を、レ
シピエンド(WKA ’)ラットの外側胸部に移植する
。58目に包帯を除去する。移植片上皮の90%以上が
壊死する拒絶反応があるまで、移植片を毎日検査する。
FR−900506物質をオリーブ油に溶解し、移植日
より毎日14日間連続筋肉内投与する。
表13に示すように、オリーブ油を14日間連続筋肉内
投与したラットにおいて、皮膚同種移植片は8日以内に
すべて拒絶されるが、FR−900506物質で毎日処
置したものは、皮膚同種移植片生存が明らかに延長した
表13 、 FR−900506物質の同種皮膚移植片
生存に対する効果 10  5 56.61.82.85.89ラツトにお
ける■型コラーゲン誘発関節炎に対するトリシクロ化合
物(I)の効果 コラーゲンを2mg/IQの濃度になるよう冷0.01
M酢酸に溶解する。溶液を等容量の不完全フロインドア
ジュバント中で乳化する。総量o、 5ntiのこの乳
化物を雌性ルイス系ラットの背中の数ケ所と尾の1.2
ケ所に皮内注射する。 FR−900506物質をオリ
ーブ油に溶解し、経口投与する。同量の■型コラーゲン
で免疫した対照ラットには、オリーブ油のみを経口投与
する。関節炎の発現率を観察する。
試験結果を表14に示す。■型コラーゲン免疫化と同し
日から14日間オリーブ油で処理したラット全てに、関
節炎が誘発された。
FR−900506物質を14日間毎日投与すると、3
週間の観察期間中、関節炎の誘発を完全に抑制した。
表14=ラットにおけるフラーゲン誘発関節炎に対する
FR−900506物質の効果 投与量(mg/kg/日) 関節炎の発現率SJL/J
系マウスにおける実験的アレルギー性脳を髄炎(EAE
)に対するトリシクロ化合物(1)の効果 SJL/J系マウスよりを髄ホモジネートをm*す  
      する、を髄を通気法で取り出し、約等容量
の水と混合し、4℃でホモジネートする0等容量のこの
冷水モジネート(10mg/ill )をマイフバクテ
リウム・ラベルクローシスH37RA O,6mg/−
を含有する完全フロインドアジュバント(CFA )で
乳化する。SJL/J系マウスに、を髄−CFAエマル
ジョン0.2ffiQを、08目と13日口の二回注入
し、EAEを誘発させる。この試験に使用した全マウス
について、EAEの臨床的徴候を毎日評価、判定する。
EAEの程度は、下記の判定基準によった。グレード1
:尾緊張低下、グレード2:ぎこちない歩行、グレード
3:1本以上の四肢の脱力、グレード4:対麻痺または
対麻痺。
FR−900506物質をオリーブ油に溶解し、0日日
(初回免疫の日)より19日間経口投与する0表15に
示すように、FR−900506物質は、EAHの徴候
の出現を明らかに阻止した。
表15 : SJL/J系マウスにおける実験的アレル
ギー性脳を髄炎に対するFR−900506物質の効果
マウスにおける局所的移植片対宿主反応(GvHR)に
対するトリシクロ化合物(1)の効果C57BL/6 
)?ナー、k ’)得り生牌細胞(I X107個)を
、BDF工糸マウスの右後肢足蹟に皮下注射する。
7日後にマウスを層殺し、右(注射した足)および左(
注射していない足)両あの原素リンパ節(PLN)の重
量を測る。GvHRを左右PLNの重量差で表わす。
FR−900506物質をオリーブ油に溶解し、感作臼
より5日間経口投与する。
FR−900506物質の局所的移植片対宿主反応抑制
のED5−は、19mg/kg−cある。
に験l トリシクロ化合物(I)の急性毒性 ddyマウスにおける腹腔内投与によるFR−9005
06、FR−900520、FR−900523、FR
−900525物質の急性毒性に関する試験を行い、い
ずれの場合にも投与量100mg/kgで死亡は観察さ
れなかった。
この発明の医薬組成物は、外用、内服または非経口投与
に適した有機または無機の担体もしくは賦形剤と混合し
て、この発明のトリシクロ化合物(I)を有効成分とし
て含有する、例えば固体状、半固体状もしくは液状の医
薬製剤の形で使用することができる。有効成分は、錠剤
、ペレット剤、カプセル剤、半割、液剤、エマルジョン
、懸濁液およびその他の適切な形で使用でき、例えば、
通常の無毒で、医薬として許容される担体と混合しても
よい、使用し得る担体は、水、グルコース、ラクトース
、アカシアフ゛ム、ゼラチン、マンニトーノ呟でん粉ペ
ースト、三ケイ酸マグネシウム、タルク、コーンスター
チ、ケラチン、コロイドシリカ、バレイショでん粉、尿
素、および他の固体状、半固体状または液状の製剤を製
造するのに適した担体であり、さらに、賦形剤、安定化
剤、粘稠化剤、着色剤、香料を使用してもよい。
目的化合物は、疾患の経過または状態により、所望の効
果を発揮するのに十分な量が医薬製剤中に含有される。
この医薬組成物をヒトに用いる場合は、非経口投与ある
いは内服で使用することが好ましい。
トリシクロ化合物(1)の治療有効量は、治療する患者
側々の年齢および疾病の程度により変化するが、通常、
有効成分1日約0.01〜1000mg、好ましくは0
.1〜500mg、さらに好ましくは0.5〜100m
gが疾患の治療に用いられ、一般に1回平均約0.5m
g。
1mg、 5mg、 10mg、 50mg、 100
mg、 250mg、 500n@が投与される。
以下、実施例に従って、この発明を説明する。
以下に示す平板希釈法を用いてストレプトミセス・ツタ
バエンシスNo 9993を分離した。
茨城県筑波郡豊里町で採取した約1グラムの土壌を無菌
試験管に入れ、滅菌水を加え、容量5m1lとする。混
合物をチューブブザーで10秒間混合し、10分間放置
する。上澄液を滅菌水で順次100倍希釈する。希釈液
(o、 tmn )を塩酸チアミン添加スザペツク寒天
(サッカロース30g、硝酸ナトリウム3g1リン酸二
力リウム1g1硫酸マグネシウム0.5g、塩化カリウ
ム0.5&、硫酸第1鉄0゜01g1塩酸チアミン0.
1g、寒天20g1水道水100100O; pH7,
2)を含有するペトリ皿上に広げる。30℃で21日間
インキュベートし、プレート上に生育させたコロニーを
斜面培地[酵母−麦芽エキス寒天(ISP培地2)]に
移し、30℃で10日間培養する。分離したコロニーの
中にストレプトミセス・ツクバエンシスNc 9993
を見い出した。
逸菫 グリセリン(1%)、可溶性でん粉(1%)、グルコー
ス(0,5%)、綿実粉(0,5%)、乾燥酵母(0,
5%)、コーンスターブリ力−(0,5%)、炭酸カル
シウム(0,2%)を含有する培地(160mQ ) 
(pH6,5に調りを、各4500mQのエルレンマイ
ヤーフラスコ20個に入れ、120℃で30分間滅菌す
る。ストレプトミセス・ツタバエンシスN119993
(寄託番号:微工研条寄第927号)の斜面培養物の1
白金耳を各培地に接種し、回転振盪機上、300Cで4
日間培養する。得られる培養物を、あらかじめ120℃
で20分間滅菌した200リツトルのジャーファーメン
タ−に入れた可溶性でん粉(4,5%)、コーンスター
プリ力−(1%)、乾燥酵母(1%)、炭酸カルシウム
(0,1%)、アデカノール(消泡剤、商品名、旭電化
製)(0,1%)を含有する培地(150リツトル)に
接種し、30℃で、通気(150リットル/分)、攪拌
(250rpm)下に4日間培養する。
!1ノb口り仇量 このようにして得られる培養プロスをケイソウ±(5k
g)を用いて濾過する。菌糸体の塊をメタノール(50
リツトル)で抽出し、抽出液50リツトルを得る。菌糸
体より得られるメタノール抽出液と濾液とを合わせ、非
イオン性吸着樹脂rダイアイオンHP−20,(商品名
、三菱化成社製)(10リツトル)のカラムに通す、水
(30リツトル)および水性メタノール(30リツトル
)で洗浄した後、メタノールで溶出する。溶出液を減圧
下に蒸発させ、残量を2リツトルとする。これを酢酸エ
チル(2リツトル)で抽出する。酢酸エチル抽出液を減
圧濃縮し、油性残留物を得る。油性残留物を二倍重量の
酸性シリカゲル(特殊シリカゲル、グレード=12、富
士デビノン製)と混合し、この混合物を酢酸エチル中で
スラリー化する。溶媒を留去後、得られる乾燥粉末を、
n−ヘキサンで上記と同じ酸性シリカゲル(800mm
 )を充填したカラムを用いるクロマトグラフィに付す
、カラムをn −ヘキサン(3リツトル)、n−ヘキサ
ンと酢酸エチルの混合物(9: lv/v、 3リット
ル;4:1v/v、 3リツトル)および酢酸エチル(
3リツトル)で展開する。目的化合物を含む画分を集め
、減圧濃縮して、油性残留物を得る。油性残留物をn−
−\キサンと酢酸エチルとの混合物(1:1v/v、3
QmQ )に溶解し、同じ溶媒系でシリカゲル(230
〜400メソシユ、メルク社製) (soomi )を
充填したカラムを用いるクロマトグラフィに付す。
n−ヘキサンと酢酸エチルとの混合物(1:1v/v、
2リットル;↓:2v/v、1.5リツトル)で溶出す
る。最初の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮し、
黄色の油状物を得る。この油性残留物を二倍重量の酸性
シリカゲルと混合し、この混合物を酢酸エチル中でスラ
リー化する0I媒を留去後、得られる乾燥粉末をn−ヘ
キサンで酸性シリカゲルを充填したカラムにか(す、n
−ヘキサンで展開する。目的化合物を含む両分を集め、
減圧濃縮し、粗FR−900506物質(1054mg
 )を白色の粉末として得る。
この粗生成物100mgを高速液体クロマトグラフィに
付す、リクロソルブ(Lichrosorb ) 5I
  60(商品名、メルク社製)を担体とするカラム(
8φx 500mm )を用いて溶出する。このクロマ
トグラブイは、Uv検出器で波長230nmにてモニタ
ーし、移動相は塩化メチレン−ジオキサン混液(85:
15v/v)を流速5絨/分で用い、活性画分を集め、
蒸発濃縮する。この高速液体クロマトグラフィを繰り返
して、精製FR−900506物質14mgを白色の粉
末として得る。
さらに、酢酸エチル(1,5リツトル)で溶出を続けて
行い、第二の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮し
て、粗FR−900525物質(30rng)を黄色の
油状物として得る。
犬菖輿1 逸酸 グリセリン(1%)、コーンスターチ(1%)、グルコ
ース(0,5%)、綿実粉(1%)、コーンスターブリ
カー(0,5%)、乾燥酵母(0,5%)、炭酸カルシ
ウム(0,2%)を含有するpH6,5の前培養培地(
100IIQ )を500−のエルレンマイヤーフラス
コに入れ、120℃で30分間滅菌する。
ストレプトミセス・ツタバエンシスNci9993の斜
面培養物の1白金耳を培地に接種し、30℃で4日間培
養する。得られる培養物を、あらかじめ120℃で30
分間滅菌した30リツトルのジャーファーメンタ−中の
前培養培地(20リツトル)に移す、培養物を30℃で
2日間インキュベートして、前培養物16リツトルを、
あらかじめ120℃で30分間滅菌した2トンタンクに
入れた可溶性でん粉(4,5%)、コーンスタープリカ
ー(1%)、乾燥酵母(1%)、炭酸カルシウム(0,
1%)、アデカノール(消泡剤、商品名、旭電化製)(
0,1%)を含有するpH6,8の睨酵培地(1600
リツトル)に接種し、30℃で4日間培養する。
!簾上主旦■1 このようにして得られる培萎ブロスを、ケイソウ±(2
5kg )を用いて濾過する。菌糸体の塊をアセトン(
500リツトル)で抽出し、抽出液500リツトルを得
る。このアセトン抽出液と濾液(1350リツトル)と
を合わゼ、非イオン性吸着樹脂「ダイアイオンHP−2
0J(商品名、三菱化成社製)(100リツトル)のカ
ラムに通す、水(300リツトル)および50%水性ア
セトン(300リツトル)で洗浄した後、75%水性ア
セトンで溶出する。溶出液を減圧下に蒸発させ、残量を
300リツトルとする。
これを酢酸エチル(20リツトル)で3回抽出する。
酢酸エチル抽出液を減圧濃縮し、油性残留物を得る。こ
の油性残留物を二倍重量の酸性シリカゲル(特殊シリカ
ゲル、グレード12、富士デビノン製)と混合し、この
混合物を酢酸エチル中でスラリー化する。溶媒を蒸発許
せ、得られる乾燥粉末を、n−ヘキサンで上記と同じ雌
性シリカゲル(8リツトル)を充填したカラムクロマト
グラフィに付す、カラムをn−ヘキサン(30リツトル
)、n−へギサンー酢酸エチル混液(4: lv/v、
 30リツトル)、酢酸エチル(30リツトル)で展開
する。
目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮して油性残留物
を得る。この油性残留物を二倍重量の酸性シリカゲルと
混合し、混合物を酢酸エチル中でスラリー化する。溶媒
の留去後、得られる粉末を、n−ヘキサンで充填した酸
性シリカゲル(3,5リツトル)のカラムを用いるクロ
マトグラフィに再度付す、カラムをn−ヘキサン(10
リツトル)、n−ヘキサン−酢酸エチル混液(4:1v
/v、10リツトル)、酢酸エチル(10リツトル)で
展開する。目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮して
、黄色の油状物を得る。この油性残留物をn−ヘキサン
−酢酸エチル混液(1: 1 v/v、 300IQ 
)に溶解し、同じ溶媒系で充填したシリカゲル(230
〜400メツシユ、メルク社製)(2リツトル)のカラ
ムを用いるクロマトグラフィに付す、n−ヘキサン−酢
酸エチル混液(1: lv/v、 10リットル; 1
 : 2V/V% 6リツトル)および酢酸エチル(6
リツトル)で溶出する。
最初の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮して、F
R−900506物質を白色粉末(34g)として得る
。この白色粉末をアセトニトリルに溶解し、減圧濃縮す
る。濃縮液を5°Cで一夜放置してプリズム状結晶(2
2,7g)を得る。同じ溶媒で再結晶して精製FR−9
00!i06物質(13,6g)を無色プリズム状結晶
として得る。
さらに、第二の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮
して、祖FR−900525物質(314mg)を黄色
の粉末として得る。
衷蓋透I グリセリン(1%)、コーンスターチ(1%)、グルコ
ース(0,5%)、綿実粉(1%)、乾燥酵母(0,5
%)、コーンステーブリカー(0,5%)、炭酸カルシ
ウム(0,2%)を含有する培地(160+1111 
)(pH6,5に調!1)を各々500Inlノ工ルレ
ンマイヤーフラスコ10個に入れ、120℃で30分間
滅菌する。
ストレプトミセス・ツクバエンシスNa9993の斜面
培養物の1白金耳を各培地に接種し、回転振盪機上、3
0°Cで4日間培養する。得られる培養物を、あらかじ
め120℃で20分間滅菌した200リツトルのジャー
ファーメンタ−に入れた可溶性でん粉(5%)、ピーナ
ツ粉(0,5%)、乾燥酵母(0,5%)、グルテンミ
ール(0,5%)、炭酸カルシウム(0,1%)、アデ
カノール(消泡剤、商品名、旭電化製)(0,1%)を
含有する培地(150リツトル)に接種し、30°Cで
、通気(150リットル/分)、攪拌(250rpm>
下に4日間培養する。
監夷旦去り韮l このようにして得られる培養ブロスをケイソウ±(5k
g)を用いて濾過する。菌糸体の塊をアセトン(50リ
ツトル)で抽出し、抽出液50リツトルを得る。菌糸体
より得られるアセトン抽出液と濾液(135リツトル)
とを合わせ、非イオン性吸着樹脂「ダイアイオンIP−
20,(商品名、三菱化成社製)(10リツトル)にカ
ラムを通す、水(30リツトル)および50%水性アセ
トン(30リツトル)で洗浄し、75%水性アセトンで
溶出する。溶出液(30リツトル)を減圧下に蒸発濃縮
し、残量を2リツトルし、酢酸エチル(2リツトル)で
3回抽出する。酢酸エチル抽出液を減圧濃縮し、油性残
留物を得る。この油性残留物を二倍重量の酸性シリカゲ
ル(特殊シリカゲル、グレード12、富士デビノン製)
と混合し、混合物を酢酸エチル中でスラリー化する。溶
媒を留去し、得られる乾燥粉末を、n−ヘキサンで上記
と同じ酸性シリカゲル(8QOmn )を充填したカラ
ムを用いるクロマトグラフィに付す、カラムをn−ヘキ
サン(3リツトル)、n−ヘキサン−酢酸エチル混液(
4:1v/v、3リツトル)、酢酸エチル(3リツトル
)で展開する。目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮
して、油性残留物を得る。この油性残留物をn−ヘキサ
ン−酢酸エチル混液(1:1v/v、301nQ )に
溶解し、同じ溶媒系で充填したシリカゲル(230〜4
00メツシユ、メルク社製) (500m1! )のカ
ラムを用いるクロマトグラフィに付す、n−ヘキサン−
酢酸エチル混液(1:1v/v、2リットル;1: 2
v/v、 1.5リツトル)および酢酸エチル(1,5
リツトル)で溶出する。
最初の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮して、粗
FR−900506物質(3g)を黄色の粉末として得
る。
さらに、第二の目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮
して、油性残留物を得る。この油性残留物をシリカゲル
クロマトグラフィに再度付し、黄色の油状物を得る。こ
の油性残留物を二倍重量の酸性シリカゲルと混合し、混
合物を酢酸エチル中でスラリー化する。溶媒を留去して
、得られる乾燥粉末を、n−ヘキサンで酸性シリカゲル
(100m11)を充填したカラムを用いるクロマトグ
ラフィに付し、n−ヘキサンで展開する。目的化合物を
含む画分を集め、減圧濃縮して、FR−900525物
質を淡黄色の粉末(380+ng)として得る。この粉
末をn−ヘキサン−酢酸エチル混液(1: 2v/v、
 5−)に溶解し、同じ溶媒系で充填し洗浄した酸性シ
リカゲル(特殊シリカゲル、グレード922、富士デビ
ノン製) (100nQ )のカラムを用いるクロマト
グラフィに付す、酢酸エチルで溶出する。活性画分を集
め、減圧下に蒸発させて、精製したR−900525物
質(230mg )を白色粉末として得る。
以下に示す平板希釈法によって、ストレプトミセス・バ
イグロスコピカス・サプスプ拳ヤクシマエンシス動72
38を分離する。
鹿児島県屋久島で採取した土壌約1グラムを無菌試験管
に入れ、滅菌水を加えて容量を5mQとす↓ る、混合物をチューブブザーで10秒間混合し、10分
間放置する。上澄液を滅菌水で順次100倍希釈する。
希釈液(0,111111)を塩酸デアミン添加スザペ
ツク寒天(サッカロース30g1硝酸ナトリウム3g1
 リン酸二カリウム1g、硫酸マグネシウム0.5g、
塩化カリウム0.5g、硫酸第一鉄o、 ot g 。
塩酸チアミンo、tg、寒天20g、水道水10100
O。
pH7,2)を含有するペトリ皿上に広げる。30℃で
21日間インキュベートし、プレート上に生育させたコ
ロニーを斜面培地[酵母−麦芽エキス寒天(IsP−培
地2)]に移し、30°Cで10日間培養する。
分離したコロニーの中に、ストレプトミセス・バイグロ
スコピカス・サブスプ・ヤクシマエンシス陽7238を
見い出した。
逸y グリセリン(1%)、可溶性でん粉(1%)、グルコ−
ス(0,5%)、綿実粉(0,5%)、乾燥酵母(0,
5%)、フーンスチーブリ力−(0,5%)、炭酸カル
シウム(0,2%)を含有する培地(160111Q)
(pH6,5にmvi)を、各々500rnQノ工ルレ
ンマイヤーフラスコ20個に入れ、120℃で30分間
滅菌する。
ストレプトミセス・バイグロスコピカス・サプスプ・ヤ
クシマエンシスNo、7238(寄託番号:微工研条寄
第928号)の斜面培養物の1白金耳を各培地に接種し
、回転振盪機上、30℃で4日間培養する。
得られる培養物を、グルコース(4,5%)、コーンス
チープリ力−(1%)、乾燥酵母(1%)、グルテンミ
ール(1%)、麦芽(0,5%)、炭酸カルシウム(0
,1%)、アデカノール(消泡剤、商品名、旭電化製)
(0,1%)を含有する、あらかじめ120℃で20分
間滅菌した200リツトルのジャーファーメンタ−中の
培地(150リツトル)に接種し、30℃、通気(15
0リットル/分)、攪拌(250rpm )下に4日間
培養する。
監簾旦主旦韮l このようにして得られる培養プロスを、ケイソウ土(5
kg)を用いて濾過する。菌糸体の塊をアセトン(50
リツトル)で抽出し、抽出液50リツトルを得る。菌糸
体より得られるアセトン抽出液と濾液(135リツトル
)とを合わせ、非イオン性吸着樹脂1ダイアイオンHP
−20J(商品名、三菱化成社製)(10リツトル)の
カラムに通す、水(30リツトル)および水性アセトン
(30リツトル)で洗浄した後、アセトンで溶出する。
溶出液を減圧下に蒸発濃縮し残量を2リツトルとし、こ
れを酢酸エチル(4リツトル)で抽出する。酢酸エチル
抽出液を減圧濃縮し、油性残留物を得る。この油性残留
物を二倍重量の酸性シリカゲル(特殊シリカゲルグレー
ド12、富士デビノン製)と混合し、この混合物を酢酸
エチル中でスラリー化する。溶媒を留去した後、得られ
る乾燥粉末をn−ヘキサンで充填した同じ酸性シリカゲ
ル(80011111)のカラムを用いるクロマトグラ
フィに付す、カラムをn−ヘキサン(3リツトル)、n
−ヘキサン−酢酸エチル混液(4: lv/v、 3リ
ツトル)、酢酸エチル(3リツトル)で展開する。 F
R−900520およびFR−900523物質を含む
画分を集め、減圧濃縮して油性残留物を得る。この油性
残留物をn−ヘキサン−酢酸エテル混液(1: 1 v
/v、 5011111 )に溶解し、同じ溶媒系で充
填したシリカゲル(70〜230メツシユ、メルク社製
) (100100O)のカラムを用いるクロマトグラ
フィに付す、n−ヘキサン−酢酸エチル混液(1: l
v/v、 3リットル;1:2v/v、3リツトル)お
よび酢酸エチル(3リツトル)で溶出する。目的化合物
を含む画分を集め、減圧濃縮して、黄色の粉末(4,5
g)を得る。
この粉末をメタノール(201d )に溶解し、水(1
0mlりと混合する。混合物をメタノール−水混液(4
: lv/v)で充填し、これで展開する逆相シリカゲ
ル’ YMCJ (60〜200メツシユ)(5001
nQ)(商品名、山村化学研究新製)のカラムを用いる
クロマトグラフィに付す。
FR−900520物質を含む画分を集め、減圧濃縮し
て、FR−900520物質の粗生成物(1,8g)を
淡黄色の粉末として得る。この粉末を少量のジエチルエ
ーテルに溶解する。−夜装置した後、沈澱する結晶を濾
取し、ジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥する。ジエ
チルエーテルで再結晶して、精製R,900520物質
600mgを無色の板状晶として得る。
同じ溶媒系を用いる逆相シリカゲルクロマトグラフィを
続けて行い、FR−900523物質を含む次の画分を
集め、減EE濃縮して、FR−900523物質の粗生
成物(0,51g)を淡黄色の粉末として得る。この粗
生成物をアセトニトリル(3誠)に溶解し、アセトニト
リル−テトラヒドロフラン−50mMリン酸緩衝液混液
(pH2,0>(3: 2 : 5v/v)で充填し、
これで展開する逆相シリカゲル’ YMCJ (7Qm
ll )を用いるクロマトグラフィに付す、目的化合物
を含む画分を酢酸エチルで抽出する。この抽出液を減圧
濃縮して、黄白色の粉末(190mg)を得る。
この黄白色の粉末を逆相シリカゲル’YMCJ上で再び
クロマトグラフィに付し、白色粉末(”80mg)を得
る。この白色粉末を少量のジエチルエーテルに溶解し、
室温で一夜放置して結晶56mgを得る。
ジエチルエーテルで再結晶して、FR−900523物
質の無色の針状晶34mgを得る。
K及傅1 FR−900506物質(10,4mg)のジクロロメ
タンC0,2m1t)中溶液にとリジン(0,1111
11)および無水酢酸(0,05mA )を室温で加え
、混合物を5時間攪拌する。溶媒を減圧下に除去する。
残留物をシリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:
ジエナルエーテルージクロロメタン、  1 : 2v
/v) ニ付して、12− [2−(4−アセトキシ−
3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチルビニル]−
17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−23,25−
ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−
11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22,3
、1、0’°9]オクタコスー18−エンー2.3.1
0.16−チトラオン(6,0鵬g)を得る。
IRν(CHCL3) ’ 3520.1728.17
05(sh)、 1640゜1095 am−1 衷11」− FR−900506物質(52,5mg )のジクロロ
メタン(IIIIQ)中溶液に、ピリジン(0,5m1
l )および無水酢酸(0,311111)を室温で加
え、混合物を室温で9時間攪拌する。溶媒を減圧下に除
去する。残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィ(R開
溶媒ニジエチルエーテル−ヘキサン、3 : 1 v/
v) t、:付して、14−アセトキシ−12−[2−
(4−アセトキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−1
−メチルビニル]−17−アリル−1−ヒドロキシ−2
3,25−ジメトキシ−13,19,21,27−チト
ラメチルー11゜28−ジオキサ−4−アザトリシクロ
[22,3、1。
04,9]才クタコス−18−エン−2,3,10,1
6−チトラオン(48,0mg )および12− [2
−(4−アセトキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−
1−メチルビニル]−17−アリル−1−ヒドロキシ−
23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ
トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシク
ロ[22゜3.1.0”9]オクタコサ−14,18−
ジエン−2゜3.10.16−チトラオン(5,4mg
 )を得る。
前記化合物 IRν(CHCla) ’ 1730.1720(sh
)、1640 cm″″1後記化合物 IRν(CHCI ) : 1730.1690.16
40.1627 cm−1(以下余白) 実施例7 FR−900506物質(9,7mg )のジクooメ
タン(0,2m11 )およびピリジン(0,full
 )中溶液に、塩化ベンゾイル(504)を室温で加え
、混合物を室温で2時間攪拌する。溶媒を減圧下に除去
し、粗油状物を得る。この油状物をシリカゲル薄層クロ
マトグラフィ(展開溶媒:ンエチルエーテルーヘキサン
、2 二lv/v)で精製して、17−アリル−12−
[2−(4−ベンゾイルオキシ−3−メトキシシクロヘ
キシル)−1−メチルピニルコー1.14−ジヒドロキ
シ−23,25−ジメトキシ−13゜19.21.27
−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリ
シクロ[22,3、1、0’°9コオクタコスー18−
エンー2.3.10.16−チトラオン(8,0mg)
を得る。
IRl/ (CHCla) ’ 3500.1735(
sh)、 171G、1640゜1600 cm−” 夾臭■I FR−900506物質(30,5mg )のピリジン
(1mm)中溶液に、塩化p−ニトロベンゾイル(約1
00mg)を加え、混合物を室温で2時間攪拌する。反
応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、水、IN塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、水、塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、乾燥
する。得られる溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィで精製して、17−アリル−1,
14−ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13,
19,21,27−チトラメテルー12−[2−[4−
(p−ニトロベンゾイルオキシ)−3−メトキシシクロ
へキシルコー1−メチルビニル]−11,28−ジオキ
サ−4−アザトリシクロ[22,3、1、0’°9]オ
クタコスー18−エンー 2 、3.10.16−チト
ラオン(37,7mg )を得る。
IRν(CHCI3) : 1720.1640.16
10゜1530−1520 cm−1 火轟■ユ 実施例8の方法に準じて、FR−900506物質(3
0,6mg )と塩化3.5−ジニトロベンゾイル(3
3mg)とをピリジン(0,5m1)中で反応させるこ
とによって、17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−
23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−チ
トラメチルー12−[2−[4−(3,5−ジニトロベ
ンゾイルオキシ)−3−メトキシシクロへキシル]−1
−メチルビニル]−11,28−ジオキサ−4−アザト
リシクロ[22,3,1,0’°9]才クタコス−18
−エン−2、3,1G、16−チトラオン(36,Om
g )を得る。
IRν(CHCI3) ? 1730.1640.16
1G。
1530−1520 cm−’ 哀産五迎 実施例8の方法に準じて、ピリジン(0,5I111 
)中でFR−900506物質(48mg)を塩化2−
1−メンチルオキシアセチル(0,08ffll )と
反応させることによって、17−アリル−1,14−ジ
ヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−12−[2−[
4−(2−j!−メンチルオキシアセトキシ)−3−メ
トキシシクロへキシル]−1−メチルビニルコー13.
19.21゜27−テトラメチル−11,28−ジオキ
サ−4−アザトリシクロ[22,3、1、0’°9]オ
クタコスー18−エンー2 、3.1O,16−チトラ
オン(50,9mg )を得IRν (ニー))  ’
  3520.  1760.  1740(sh)。
1720(sh)、 1652 am−1衷1!l。
(−)−2−トリフルオロメチル−2−メトキシ−2−
フェニル酢酸(51mg)の酢酸エテル(10m11 
)中溶液に、室温で、N、N’ −ジシクロへキシルカ
ルボジイミド(47mg)を加える。室温で1.5時間
攪拌した後、FR−900506物質(25,0mg 
)および4−(N、N−ジメチルアミノ)ピリジン(l
1mg)を加え、室温で3.5時間攪拌する。得られる
溶液を濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルに取
り、次いで、塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液、塩化ナ
トリウム水溶液で順次洗浄する。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロ
マトグラフィ(展開溶媒ニジクロロメタン−ジエチルエ
ーテル、10: lv/v)に付して、17−アリル−
12−[2−[4−[(−)−2−トリフルオロメチル
−2−メトキシ−2−フェニルアセトキシ]−3−メト
キシシクロへキシル]−1−メチルビニル]−1,14
−ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13,19
,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−
4−アザトリシクロ[22,3、1、0’°9]オクタ
コスー18−エンー2.3.10.16−テト2オン(
6,5mg)および17−アリル−14−[(−)−2
−トリフルオロメチル−2−メトキシ−2−フェニルア
セトキシ]−12−[2−[4−[(−)−2−トリフ
ルオロメチル−2−メトキシ−2−フェニルアセトキシ
]−3−メトキシシクロへキシル]−1−メチルビニル
]−1−ヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13,
19,21,27−チトラメチルー11゜28−ジオキ
サ−4−アザトリシクロ[22,3、1。
04′9コオクタコス−18−エン−2、3,10,1
6−チトラオン(20,2mg )を得る。
腹星立遣勿 IRν (ニート)  :  3510. 1750.
  1730(sh)、   1710゜1652、1
500 am−1 聚星上澄1 1Rν (ニー))  :  1750. 172G、
   1652.  1500  am−’X菖五旦 FR−900506物質(248mg )のピリジン(
7絨)中溶液を攪拌しながら、これに無水フハク酸(t
asmg)および4−(N、N−ジメチルアミノ)ピリ
ジン(7mg)を加え、得られる混合物を室温で18時
間攪拌する0反応混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチ
ルを用いるシリカゲル(20g)のクロマトグラフィに
付し、17−アリル−12−[: 2− C4−(3−
カルボキシプロピオニルオキシ)−3−メトキシシクロ
へキシルツー1−メチルビニル]−1,14−ジヒドロ
キシ−23,25−ジメトキシ−13゜19.21.2
7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザト
リシクロ[22,3、1、0’°9]オクタフスー18
−エンー2.3.10.16〜テトラオン(90mg 
)を得る。
IRν(CuCl2) 73500.3100−230
0.1720゜1705(sh)、 1635 cm−
1に直輿封 FR−900506物質(100,7mg ) 0)ピ
リジン(3mQ)中溶液に、塩化p−ヨードベンゼンス
ルホニル(500mg)を加え、混合物を室温で36時
間攪拌する。溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、水、塩化ナトリウム水溶液で洗浄す
る。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃
縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(展開溶媒
ニジエチルエーテル−ヘキサン、3 : lv/v)に
付し、17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−t2−
[2−[4−(p−ヨードベンゼンスルホニルオキシ)
−3−メトキシシクロへキシル]−1−メチルビニル]
−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−
テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ
クロ[22,3,1,0’°9]才クタフス−18−エ
ン−2,3,10,16−チトラオン(61mg)およ
び17−アリル−1−ヒドロキシ−12−[2−C4−
(p−ヨードベンゼンスルホニルオキシ)−3−メトキ
シシクロへキシルツー1−メチルビニルコー23.25
−ジメトキシ−13,19,21゜27−テトラメチル
−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22,
3、1、0’°9コ才クタコサ−14゜18−ジエン−
2,3,10,16−チトラオン(12mg)を得る。
訓星±立碧 1Rν(CHCL3) : 3470.1?30.17
17.1692゜1635、1568 am’ 7.60 (2H,a+)、 7.90 (2H,m)
Xl最旦 実施例13の方法に準じて、ピリジン(0,61111
1)中でFR−900506物質(27mg)を塩化d
−カン7フースルホニル(97mg>と反応させること
によって、17−アリル−12−[2−(4−a−カン
ファースルホニルオキシ−3−メトキシシクロヘキシル
)−1−メチルビニルコー1.14−ジヒドロキシ−2
3゜25−ジメトキシ−13,19,21,27−チト
ラメチルー11.28−ジオキサ−4−アザトリシクロ
[22,3,1゜04°9]才クタコス−18−エン−
2,3,10,16−チトラオン(34mg)を得る。
IRν (ニート)  :  3500. 1747.
 1720(sh)。
1710(sh)、 1655 cm−1衷五逍長 FR−900506物質(89,7mg )のジクロロ
メタン(31111)中溶液を攪拌しながら、これにイ
ミダゾール(118mg)および塩化t−ブチル−ジフ
ェニルシリル(52,2a+g )を加える。混合物を
室温で2時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液で希
釈し、ジエチルエーテルで3回抽出する。抽出液を水お
よび塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧乾燥する。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン、1 :
 3v/v)で精製し、17−アリル−12−[2−(
4−t−ブチル−ジフェニルシリルオキシ−3−メトキ
シシクロヘキシル)−1−メチルビニル]−1,14−
ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,
21,27−テトラメチル        1−11.
28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22,3。
1.04°9]才クタフス−18−エン−2,3,10
,16−チトラオン(107m&)を得る。
IRl/  (ニー))  :  3520. 174
2. 1705. 1650  am−’哀直血長 実施例15の方法に準じて、イミダゾール(15ff1
g)の存在下に、N、N−ジメチルホルムアミド(1m
Il)中で、FR−900506物質(80mg)を塩
化t−ブチル−ジメチルシリル(17mg)と反応きせ
ることによって、17−アリル−12−[2−(4−t
−ブチル−ジメチルシリルオキシ−3−メトキシシクロ
ヘキシル)−1−メチルビニル]−1,14−ジヒドロ
キジー23.25−ジメトキシ−13,19,21,2
7−チトラメテルー11.28−ジオキサ−4−アザト
リシクロ[22,3、1、0’°9]オクタフスー18
−エンー 2 、3.10.16−チトラオン(85m
g)を得る。
IRv (CHCL3) : 1735.1720(s
h)、 1700゜1640 crtr−’ 罠産血■ FR−900506物質(100mg)のジメチルスル
ホキシド(1,5mQ)中溶液に、無水酢酸(1,5m
gを加゛  え、混合物を室温で14時間攪拌する。反
応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム、水溶液、水、塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄する
。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、減圧濃縮す
る。残渣をシリカゲルの薄層クロマトグラブイ(展開溶
媒ニジエチルエーテル)に付し、17−アリル−1,1
4−ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13,1
9,21,27−チトラメチルー12−[2−(4−メ
チルチオメトキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−1
−メチルビニル]−11,28−ジオキサ−4−アザト
リシクロ[22,a 、 t 、 o ’°9]オクタ
コサー14.18−ジエン−2,3,10,16−チト
ラオン(51mg)、17−アリル−1−ヒトaキシ−
12−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘ
キシル)−1−メチルビニル]−23,25−ジメトキ
シ−13,19,zi、g7−チトラメチルー11.2
8−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22,3、1。
04°9]才ククコサ−14,18−ジエン−2,3,
10,16−チトラオン(18mg)および17−アリ
ル−1,14−ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ
−13,19,21゜27−チトラメチルー12− [
2−(4−メチルデ才メトキシ−3−メトキシシクロヘ
キシル)−1−メチルビニル]−11,28−ジオキサ
−4−アザトリシクロ[22,3,1,0’°9]オク
タコス−18−エン−2、3,10,16−チトラオン
(10a+g)を得る。
二豊亘五立皇璽 IRV (CHCla) ’ 347G、1730.1
635,1630(sh)。
1580(sh) am−に 豊亘五豆澄碧 IRν(CHCIs) =1728.1640.109
0 am″″1旦豊亘五ユ介膣 IRV (CHCla) : 3480.1735.1
710.1640 am−1寒A五長 17−アリル−12−[:2−(4−t−ブチル−ジメ
チルシリルオキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−1
−メチルビニル]−1,14−ジヒドロキシ−23,2
5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ
ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22
゜3.1.0”9]オクタフス−18−エン−2,3,
10゜16−チトラオン(39,9mg) (1)ピリ
ジン(1,5111Q )中溶液に無水酢酸(0,51
11ffi)を加え、混合物を室温で6時間攪拌する。
溶媒を減圧下に除去して粗油状物を得、これをシリカゲ
ル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒ニジエチルエーテル
−ヘキサン、1 : lv/v)に付し、14−アセト
キシ−17−アリル−12−[2−(4−t−ブチル−
ジメチルシリルオキシ−3−メトキシシクロへキシル)
−1−メチルビニル]−1−ヒドロキシ−23,25−
ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−
11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22,3
,1,0”9]オクタコス−18−エン−2,3,10
,16−チトラオン(26,5岨)を得る。
IRν(CHCIs) ’ 1728,1715(sh
)、 1635 am−11五且卦 実施例18の方法に準じて、ピリジン(0,2111)
中で17−アリル−12−[2−(4−t−ブチル−ジ
フェニルシリルオキシ−3−メトキシシクロヘキシル)
−1−メチルビニル]−1,14−ジヒドロキシ−23
,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラ
メチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[
22,3、1、0’°9]オクタフスー18−エンー2
゜3.10.16−チトラオン(10,6mg )を無
水酢酸(0,1mg)と反応させることによって、14
−アセ 、トキシー17−アリル−12−[2−(4−
t−ブチル−ジフェニルシリルオキシ−3−メトキシシ
クロヘキシル)−1−メチルビニル]−1−ヒドロキシ
−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−
テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ
クロ[22,3,1,0’°9]才クタフス−18−エ
ン−2゜3.10.16−チトラオン(10mg)を得
る。
IRl/ (CHCla) ’ 3500,1730.
1720(sh)。
1660(sh)、 1640.1620(sh)。
1100 cm−1 夫直斑毅 14−アセトキシ−17−アリル−12−[2−(4−
t−プチルージプエニルシリルオキシー3−メトキシシ
クロヘキシル)−1−メチルビニルツー1−ヒドロキシ
−23,25−ジメトキシ−13,19,21゜27−
ナトラメデル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ
クロ[22,3,1,0’°9]才クタコス−18−エ
ン−2,3,10,16−チトラオン(43,8mg 
)のテトラヒドロフラン(1,5IQ)中溶液に、炭酸
カリウム(約100mg)を室温で加え、混合物を同温
で3時間攪拌する0反応混合物をジエチルエーテルで希
釈し、得られる溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液、水
、塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥する。得られる溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒ニジエチルエーテ
ル−ヘキサン、3:2v/v)で精製して、17−アリ
ル−12−[2−(4−t−/チルージフェニルシリル
オキシー3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチルビ
ニル]−1−ヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−1
3,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
オキサ−4−アザトリシクロ[22,3,1,0’°9
]オクタフサ−14、18−ジエン−2、3,10,1
6−チトラオン(30mg)を得る。
IRl/  (CHCla)   ’  1733. 
1720(sh)、  1685゜1640(sh)、
 1620 cm″″1東直孤里 FR−900506物質(50mg)の酢酸エチル(2
−)中溶液を、10%パラジウム−炭素(10mg)を
用いて、大気圧下、室温で、20分間接接触覚する0反
応混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固し、薄層クロマトグ
ラフィで精製する。クロロホルム−アセトン混液(s 
: IV/V)で展開して、1.14−ジヒドロキシ−
12−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘ
キシル)−1−メチルビニル]−23,25−ジメトキ
シ−13,19,21,27−テトラメチル−1フーブ
ロビルー11.28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[
: 22.3 、1 、0 ’°9コオクタコスー18
−工”/ −2、3,10,16−チトラオン(50,
0mg )を得る。
IRV (CHCla) ’ 3480.1735(s
h)、1717.1700゜1650(sh)、 16
25 cm−1哀五偲召 実施例1と同様の醗酵法により得られたFR−9005
06物質の粗白色粉末(1g)をアセトニトリル(5r
nQ)に溶かし、高滓LC4A(商標、高滓製作所社製
)の高速液体クロマトグラフィーに付す。
YMC−5343(ODS ) (商標、島久薬品株式
会社製)を充填したスチールカラム(内径25m、長さ
250■)を用い、12戚/分の流速で溶出する。移動
相は28%アセトニトリル水溶液、10%n−ブタ/ 
−ル、0.075%燐酸、3.75mMドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)の混液を用い、Uvで2101にて
検出する。1回につき100PfLのサンプルを注入し
、この高速液体クロマトグラフィーを50回繰り返し、
すべての量のサンプルをクロマトグラフィーに付す、8
5分〜90分の保持時間で溶出される画分を集め、等容
量の酢酸エチル(3,6ffi)で抽出する。
酢酸エチル層を分取し、1%炭酸水素ナトリウム(2i
)で洗浄した後減圧で少量まで濃縮する。
析出するSDSを濾去し、得られる粗粉末を100mg
/−の濃度になるようにアセトニトリルに溶かし、さら
に高速液体クロマトグラフィーに付す、移動相として1
2.5%アセトニトリル水溶液、9.75%n−5%n
−ブタノール075%燐酸、3.75mM SDSを用
い6、ヵ、、、、よ1゜m11/e(7)fi*’t’
*ヨオ6.131カ〜    i・143分の保持時間
で溶出きれる画分を集め、等容量の酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を1%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
減圧下で少量まで濃縮する。a!縮の際析出するSDS
を濾去する。
得られる粗粉末を少量の酢酸エチルに溶解し、シリカゲ
ル(Kiasel gel、230−400メツシユ)
(メルク社製)を用いたカラムクロマトグラフィーに付
す、カラムをn−ヘキサンと酢酸エチルの混液(301
nQ) (1: lv/v)、次いでn−ヘキサンと酢
酸エチルの混液(somu) (1: 2V/V )で
洗浄する。さらにカラムを酢酸エチルで溶出し、各画分
を3−づつ集める。1g−24の画分を合し、減圧下で
濃縮すると、FR−900520物質(24mg)を得
る。
【図面の簡単な説明】
図1はFR−900506物質の白色粉末の130核磁
気共鳴スペクトルを表わす。 図2はFR−900506物質の白色粉末の1H核磁気
共鳴スペクトルを表わす。 図3はFR−900506物質の無色のプリズム状結晶
の130核磁気共鳴スペクトルを表わす。 図4はFR−900506物質の無色のプリズム状結晶
の1H核磁気共鳴スペクトルを表わす。 図5はFR−900525物質の130核磁気共鳴スペ
クトルを表わす。 図6はFR−900525物質の1H核磁気共鳴スペク
トルを表わす。 図7はFR−900520物質の130核磁気共鳴スペ
クトルを表わす。 図8はFR−900520物質の1H核磁気共鳴スペク
トルを表わす。 図9はFR−900523物質の13c核磁気共鳴スペ
クトルを表わす。 図10はFR−900523物質の1H核磁気共鳴スペ
クトルを表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はヒドロキシ基または保護されたヒドロ
    キシ基、R^2は水素、ヒドロキシ基または保護された
    ヒドロキシ基、R^3はメチル基、エチル基、プロピル
    基またはアリル基、nは1または2の整数、実線と点線
    により表わされる記号は単結合または二重結合を意味す
    る) で示される化合物またはその医薬として許容される塩。 2)下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はヒドロキシ基または保護されたヒドロ
    キシ基、R^2はヒドロキシ基または保護されたヒドロ
    キシ基、R^3はメチル基、エチル基、プロピル基また
    はアリル基を意味する) で表わされる特許請求の範囲第1)項記載の化合物。 3)R^3がアリル基である特許請求の範囲第2)項記
    載の化合物。 4)R^1がヒドロキシ基、1−(低級アルキルチオ)
    (低級)アルコキシ基、トリ置換シリルオキシ基または
    アシルオキシ基である特許請求の範囲第3)項記載の化
    合物。 5)R^1がヒドロキシ基、低級アルキルチオメトキシ
    基、トリ(低級)アルキルシリルオキシ基、低級アルキ
    ル−ジアリールシリルオキシ基、カルボキシを有してい
    てもよい低級アルカノイルオキシ基、シクロアルキル部
    分に低級アルキルを2個有していてもよいシクロ(低級
    )アルコキシ(低級)アルカノイルオキシ基、カンファ
    ースルホニルオキシ基、1個もしくは2個のニトロを有
    していてもよいアロイルオキシ基、ハロゲンを有してい
    てもよいアレーンスルホニルオキシ基、または低級アル
    コキシおよびトリハロ(低級)アルキルを有していても
    よいアル(低級)アルカノイルオキシ基、R^2がヒド
    ロキシ基または低級アルカノイルオキシ基である特許請
    求の範囲第4)項記載の化合物。 6)17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−12−[
    2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル)
    −1−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13
    ,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオ
    キサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.0^4^.
    ^9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−
    テトラオンである特許請求の範囲第5)項記載の化合物
    。 7)R^1が低級アルカノイルオキシ基であり、R^2
    がヒドロキシ基または低級アルカノイルオキシ基である
    特許請求の範囲第5)項記載の化合物。 8)12−[2−(4−アセトキシ−3−メトキシシク
    ロヘキシル)−1−メチルビニル]−17−アリル−1
    ,14−ジヒドロキシ−23,25−ジメトキシ−13
    ,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオ
    キサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.0^4^.
    ^9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−
    テトラオンである特許請求の範囲第7)項に記載の化合
    物。 9)14−アセトキシ−12−[2−(4−アセトキシ
    −3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチルビニル]
    −17−アリル−1−ヒドロキシ−23,25−ジメト
    キシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,
    28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.
    0^4^.^9]オクタコス−18−エン−2,3,1
    0,16−テトラオンである特許請求の範囲第7)項記
    載の化合物。 10)17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−
    [2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル
    )−1−メチルビニル)−23,25−ジメトキシ−1
    3,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[22,3,1,0^4^
    .^9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16
    −テトラオンである特許請求の範囲第2)項記載の化合
    物。 11)1,14−ジヒドロキシ−12−[2−(4−ヒ
    ドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチル
    ビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,17
    ,21,27−ペンタメチル−11,28−ジオキサ−
    4−アザトリシクロ[22,3,1,0^4^.^9]
    オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラ
    オンである特許請求の範囲第2)項記載の化合物。 12)R^1がヒドロキシ基、低級アルキルチオメトキ
    シ基、低級アルカノイルオキシ基またはハロゲンを有し
    ていてもよいアレーンスルホニルオキシ基、R^2が水
    素またはヒドロキシ基、nが整数2、実線と点線により
    表わされる記号が二重結合である特許請求の範囲第1)
    項記載の化合物。 13)16−アリル−1,13−ジヒドロキシ−11−
    [2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシクロヘキシル
    )−1−メチルビニル]−22,24−ジメトキシ−1
    2,18,20,26−テトラメチル−10,27−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[21,3,1,0^4^
    .^8]ヘプタコス−17−エン−2,3,9,15−
    テトラオンである特許請求の範囲第1)項記載の化合物
    。 14)(a)ストレプトミセス属に属するFR−900
    506物質、FR−900520物質および/またはF
    R−900525物質−生産菌株を培地に培養し、得ら
    れる培養物からFR−900506物質、FR−900
    520物質および/またはFR−900525物質を分
    離採取することを特徴とするFR−900506物質、
    FR−900520物質および/またはFR−9005
    25物質を得る方法; (b)ストレプトミセス属に属するFR−900520
    物質および/またはFR−900523物質−生産菌株
    を培地に培養し、得られる培養物からFR−90052
    0物質および/またはFR−900523物質を分離採
    取することを特徴とするFR−900520物質および
    /またはFR−900523物質を得る方法; (c)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) (式中、R^2は水素、ヒドロキシ基または保護された
    ヒドロキシ基、R^3はメチル基、エチル基、プロピル
    基またはアリル基、nは1または2の整数、実線と点線
    により表わされる記号は単結合または二重結合を意味す
    る) で示される化合物またはその塩にヒドロキシ保護基を導
    入して、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I b) (式中、R^2、R^3、nおよび実線と点線により表
    わされる記号はそれぞれ前と同じ意味であり、R^1_
    aは保護されたヒドロキシ基を意味する)で示される化
    合物またはその塩を得る方法;(d)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I c) (式中、R^3、nおよび実線と点線により表わされる
    記号はそれぞれ前と同じ意味であり、R^1はヒドロキ
    シ基または保護されたヒドロキシ基を意味する) で示される化合物またはその塩にヒドロキシ保護基を導
    入して、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I d) (式中、R^1、R^3、nおよび実線と点線により表
    わされる記号はそれぞれ前と同じ意味であり、R^2_
    aは保護されたヒドロキシ基を意味する)で示される化
    合物またはその塩を得る方法;(e)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I e) (式中、R^1、R^3およびnはそれぞれ前と同じ意
    味であり、R^2_bは脱離基を意味する)で示される
    化合物またはその塩に塩基を作用させ、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I f) (式中、R^1、R^3およびnはそれぞれ前と同じ意
    味) で示される化合物またはその塩を得る方法;(f)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I g) (式中、R^1、R^3およびnはそれぞれ前と同じ意
    味) で示される化合物またはその塩を酸化して、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I h) (式中、R^1、R^3およびnはそれぞれ前と同じ意
    味) で示される化合物またはその塩を得る方法;(g)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I i) (式中、R^1、R^2、nおよび実線と点線により表
    わされる記号はそれぞれ前と同じ意味) で示される化合物を還元して、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I j) (式中、R^1、R^2、nおよび実線と点線により表
    わされる記号はそれぞれ前と同じ意味) で示される化合物またはその塩を得る方法からなる、一
    般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3、nおよび実線と点線
    により表わされる記号はそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物の製造法。 15)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はヒドロキシ基または保護されたヒドロ
    キシ基、R^2は水素、ヒドロキシ基または保護された
    ヒドロキシ基、R^3はメチル基、エチル基、プロピル
    基またはアリル基、nは1または2の整数、実線と点線
    により表わされる記号は単結合または二重結合を意味す
    る) で示される化合物またはその医薬として許容される塩を
    含有する免疫抑制剤または抗菌剤。 16)微生物ストレプトミセス・ツクバエンシスNo.
    9993の生物学的純粋培養物。 17)微生物ストレプトミセス・ハイグロスコピカス・
    サブスプ・ヤクシマエンシスNo.7238の生物学的
    純粋培養物。
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