JPS61146577A - 記録装置 - Google Patents
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- JPS61146577A JPS61146577A JP26740384A JP26740384A JPS61146577A JP S61146577 A JPS61146577 A JP S61146577A JP 26740384 A JP26740384 A JP 26740384A JP 26740384 A JP26740384 A JP 26740384A JP S61146577 A JPS61146577 A JP S61146577A
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- motor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、シリアルプリンタ等の記録装置に関し、特に
印字ヘッドを移動させるキャリアの駆動制御手段に関す
るものである。
印字ヘッドを移動させるキャリアの駆動制御手段に関す
るものである。
一般にこの種の記録装置では、印字ヘッドを移動させる
キャリアと、モータと、このモータの回転軸に固定した
プーリと、このプーリに巻掛げられてモータの駆動力を
キャリアに伝えてキャリアを移動させるベルトとを有し
ている。 プーリとベルトとの間に働く摩擦力によって、ベルトを
介してモータの駆動力がキャリアに伝えられ、かくして
キャリアは移動し、例えば、目的とする印字位置上にキ
ャリアが停止する。 しかしながら、従来の記録装置においては、プーリとベ
ルトとの間に働く摩擦力の変動については全く考慮され
ていない、このため、この摩擦力の変動によって、キャ
リアの移動速度を適切に制御し難くなり、その結果、キ
ャリアの移動停止に要する時間が多くかかってしまい、
適切な印字動作が行えなくなるというおそれがあった。 このことは、ベルトをモータの回転軸に直接巻掛けるよ
うにした記録装置についても同様であり、さらにベルト
の代りにワイヤ等の伝動手段を使用した記録装置につい
ても同様である。 〔目的] そこで、本発明の目的は、上述の問題を解消して、最短
時間でキャリアを停止させることができる記録装置を提
供することにある。 【実施例1 品下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。 第2図は本発明装置の一例としてのシリアルプリンタに
おけるキャリアの駆動機構例を示す、ここで、1はモー
タ(直流モータ)、2はこのモータlの回転軸に固定し
たプーリである。3はベルトであって、プーリ2および
ガイドプーリ6に巻掛けられ、モータlの駆動力をキャ
リア4に伝えてキャリア4を図の矢印の操作方向に移動
させる。またベルト3の両端は、キャリア4の両側面に
設けた結合部5に結合されている。 キャリア4は印字ハンマ8および活字ホイール9とを有
している。印字ハンマ8によってプラテン7上の用紙(
被記録用紙) 7Aに対して活字ホイール叩打し、これ
により用紙7A上に印字をする。 10はキャリア4の位置と、移動方向および移動速度と
を検出する検出手段としてのロータリエンコーダである
。このロータリエンコーダ10は。 モータ1の回転軸に固定した円板10Aを有し、この円
盤10Aの周方向に形成された2つのスリット列101
Aおよび1つのスリット102Aとを間にはさんで各々
対向するように3組の発光素子10Bおよび受光素子1
0Gとが配置されている。 モータ1の回転で円板10轟が回転することによって、
2つの受光素子10Gからは、第3図(A)に示す様に
ほぼ正弦波の波形をもつ検出信号AおよびBとが各々出
力される。また、モータ1が1回転することによって残
りの一つの受光素子IOCからは第3図(B)に示すご
とく1つの検出信号Cが検出される。 上述の検出信号AおよびBは互いに80度位相がずれて
いる。なお、検出信号Aの波形において電圧零の位置が
印字中心位置に対応している。 第4図は、上述のキャリッジ駆動用モータ1を制御する
回路の構成例を示したものである。第4図において、U
はキャリア4を回転させるモータlの2つの回転速度を
制御するデジタル速度サーボ制御器である。このデジタ
ル速度サーボ制御器11は上述したようにモータ1の回
転軸に結合されたロータリエンコーダ10から出される
信号A、BおよびCを受信する。 次に、デジタル速度サーボ制御器11は上述の信号A、
BおよびCに基づいて、印字位置に対するキャリア4の
位置を検出し、この検出結果に基づいて、まず目的の印
字位置の付近にキャリア4が到達するようにモータ1の
回転速度を制御する。 さらに、デジタル速度サーボ制御器11はモータ2の回
転速度に関して信号Aが電圧零になった時点と信号Bが
電圧零になった時点との間の時間間隔、すなわち、信号
AおよびBの各零クロスの間隔(第3図(A)参照)を
測定することによって、例えば第5図の実線L4に示す
ような予め設定された速度曲線に従った速度が得られる
ように、モータlの回転速度を制御するためのデジタル
値を持つ制御信号をデータバスDBを介してD/A変換
器12に出力する。 D/A変換器12では、デジタル速度サーボ制御器11
からの制御信号のデジタル値をアナログ電圧値に変換し
、さらに抵抗R1,スイッチ13および増幅器14を介
して駆動回路15に出力する。駆動回路15は、入力さ
れた増幅器!4からの信号に対応するように一対のトラ
ンジスタTRIおよびTR2のベース電流を制御してモ
ータ1を駆動制御する。 次いで、デジタル速度サーボ制御器11は、キャリア4
の印字位置の付近に移動させる際に、第8図に示すよう
に、ロータリエンコーダ10からのモータ1の回転位置
を示すモータ位置信号轟のうちの目的の印字位置に該当
する部分(一周期分)における活字中心位置の1/4周
期手前の時点tiで、モータ停止信号SτOpをスイッ
チ13に送出する。この信号5TOPを受けてスイッチ
13は後述する期間制御系としての微小位置サーボ制御
系側に切替る。 この微小位置サーボ制御系の一部を構成する微小位置制
御回路17は、キャリア4が目的の印字位置付量に到達
した直後、すなわちスイッチ13が微小位置サーボ制御
系側に切替って、デジタル速度サーボ制御器11による
モータlの制御が終了した直後に、キャリア4が目的の
印字位置に停止するようにモータ1の回転位置を微小制
御する。この微小位置制御回路17は1例えば、本図の
ように出力側に抵抗R3が接続された反転器17Aと、
出力側に抵抗R4が接続された微分回路17B′とを並
列に接続して構成できる。 微小位置制御回路17においては、その入力端子から信
号^が入力され、また、この回路17の出力信号がスイ
ッチ13を介して微小位置サーボ制御系の一部を構成す
る増幅器14に入力する。このとき、抵抗R3は、増幅
器14に並列に接続された抵抗R2との比(R2/R3
)により、増幅器14に対してゲイン(利得)Gl(−
R2/R3)を設定し、抵抗R4は同様にゲインG2
(=R2/R4)を設定する。したがって、微小位置サ
ーボ制御系のループゲインは抵抗R2)R3およびR4
によって決定される。 また、反転器17Aに入力されたモータlの回転位置を
示す信号ムは、逆相となって反転器1?Aから抵抗R3
を介して増幅器14に入力され、上述のゲインG1を有
する信号−CIAとして増幅器14から駆動回路15に
出力される。また、微分回路17Bに入力された信号A
は1例えばこの信号Aを As1nωtと表現したとす
ると、微分されてA cosωtの信号となってこの微
分回路17Bから出力される0次いで、信号真の傾きに
比例したゲインG2を有する信号G2A’ を増幅器1
4から駆動回路15に出力して上述の信号−CIAを進
相補償する。 上述したこれらの各信号の関係は図示すると第6図に示
すようになる0本図に示すように、キャリア4が印字位
置の付近に至った時刻tlで、第4図に示したスイッチ
13が切替り、この時刻tl以後、−CIA+02轟′
ゼ表わされる合成信号によりモータ1は停止し、キャリ
ア4が目的の印字位置に停止し、信号Aの電圧は一定値
1例えば零に収束する。このように、微小位置制御回路
17によりモータlの回転を制御する場合には、キャリ
ア礁に対するモータ10回転の位置に基づいてその制御
が行われる。 第1rI4は本発明装置の要部であるデジタル速度サー
ボ制御器の構成例を示し、その他の構成部分は上述の第
4図の回路構成と同様であるの!、その詳細な説明は省
略する。第1図において、21は回転検出手段としての
ロータリエンコーダ10(第2図参照)からの信号A、
Hの上述した零クロス間隔の時間を計測するカウンタ、
22は信号轟、Bの零りロク時毎にカウンタ21の値を
読み、零クロスから零クロス間のカウント数を演算する
演算部である。このカウント数は中央処理部24に知ら
せるようになっている。この中央処理部24は後述のよ
うに、電流値の検知手段、速度曲線の選定手段、モータ
回転の制御手段に該当する。 また、この演算部22では、ロータリエンコーダlOか
らの信号Cが第3図(B)に示すようにプラス値になっ
たことを知ると、中央処理部24を通じてカウンタ21
にカウント内容をクリアするよう命令する。23はRO
M (リードオンリメモリ)であり。 第8図に示すような本発明に係る制御手順を格納してい
るとともに、キャリア礁の移動距離(モー−タlの回転
量)とその時のモータの目標速度(制御の基準となる速
度)との関係を示す第5図に示したような速度曲線であ
って、それぞれ互いに異なっている速度曲線を複数個あ
らかじめ記憶している。 これらの複数の速度曲線は、モータlとキャリア4間の
摩擦力、主にプーリ2,8とベルト3間に働く摩擦力の
値に対応して、微小位置制御に要する時間を含めてキャ
リア礁の移動時間が常に一定になるように、実験値等を
参考にモータ2への指示電流値(デジタルデータ)であ
らかじめ設定したものである。つまり、第5図のモータ
の回転量とモータの回転速度が、それぞれモータの回転
開始後の経過時間と、モータへの指示電流値に対応する
第5図示のような曲線のデジタルデータがROW 23
内にあらかじめ格納されているものとする。 また、上述の中央処理部24は、演算部22の出力に基
づいてカウンタ21からのカウンタの値が送られてくる
まで指示電流をDBを介して徐々にデジタル的に大きく
していく、モしてカウンタ値が演算部22から送られて
くると、中央処理部24はキャリア4が動いたことを知
り、ROM23にあらかじめ記憶された複数個の速度曲
線の中からその時の指示電流値に対応する所望の一本を
選び、その速度曲線のROに23に於ける先頭アドレス
をRAN 25に書き込む、すなわち、この所望の一本
の速度曲線の選択方法は、上述のキャリア番が動いた時
の指示電流値を基に、第7図に示すようなテーブルに当
てはめて所望の一本を選択することにより実行される。 以後、デジタル速度サーボ制御器11は、RAM 25
の先頭アドレスの情報により選択された速度曲線に基づ
いてモータl(第2図参照)の回転速度を制御する。な
お、第7図の指示電流値(mA)は駆動回路15への実
際の電流値を示し、データバスDBに出力する中央処理
!s24の出力データはこの指示電流値が得られるよう
に設定したデジタルデータである。 以上のように構成された本実施例に於いては。 上述の速度曲線の選択はイニシャル動作時に行われる。 すなわち、このイニシャル動作時において第3図(B)
に示したような信号Cがロータリエンコーダ3から発せ
られるような基準位置にキャリッジ4がセットされる。 この時点で、デジタル速度サーボ制御器11は、上述し
た通りに制御を実行する。この実行動作手順を第8図の
フローチャートに示す。 まず、イニシャル動作時においてプラス値の信号Cが発
せられる基準位置にキャリア4を移動する(ステップS
1)、この基準位置にキャリア4が到達したことをロー
タリエンコーダ3の信号Cにより演算部22が検知する
と、中央処理部24を介してカウンタ21のカウント値
をクリアすると共に、キャリア4をその基準位置に停止
させる(ステップS2)。 次いで、中央処理部24からバスDBを介して第4図の
D/A変換器12へあらかじめ定めた指示電流データを
流す(ステップS3)、この初期の指示電流データは零
レベルに近いものとする。続いて。 カウンタ21の値が変化したか否かを、すなわちキャリ
ア4が動いたか否かを、演算部22の出力により判定す
る(ステップS4)、キャリア4が動いていない旨の否
定判定のときには、上述の指示電流値をさらに大きくシ
(ステップS5)、再びステップS4に戻り、上述の処
理を繰り返す、このように、カウンタ21からカウンタ
値が演算部22に送られ、その旨を通知する演算部21
の出力を受信するまで、中央処理部24はバスDBを通
じて出力する指示電流値をデジタル的に徐々に大きくし
ていく。 次に、カウンタ21からカウンタ値が演算部22に送ら
れ、その旨を通知する演算部21の出力を中央処理部2
4が受信すると、ステップS4は肯定判定となって、ス
テップS8に進み、ここで、キャリア4が動いた時の指
示電流値と第7図のテーブル上の指示電流値を比較して
、一致した所の対応する速度曲線をそのテーブルから選
択し、選択した速度曲線の先頭アドレスをRAM25に
書き込む0次いで、その選択した速度曲線の指示電流値
をRoxi3から順次読み出しバスDBを通じてD/A
変換器12側へ出力する。 この結果、通常動作中において、キャリアの停止に際し
てキャリアは最短時間で停止する。したがって、キャリ
アのきわめて高い停止精度が得られる。 [効果] 以上説明したように、本発明によれば、モータとキャリ
アとの間の摩擦力に対応した最適なモータの速度曲線を
選択し、この選択した速度曲線に基づいてモータを制御
するようにしたので、キャリアのきわめて高い停止精度
を有する記録装置を提供することができる。
キャリアと、モータと、このモータの回転軸に固定した
プーリと、このプーリに巻掛げられてモータの駆動力を
キャリアに伝えてキャリアを移動させるベルトとを有し
ている。 プーリとベルトとの間に働く摩擦力によって、ベルトを
介してモータの駆動力がキャリアに伝えられ、かくして
キャリアは移動し、例えば、目的とする印字位置上にキ
ャリアが停止する。 しかしながら、従来の記録装置においては、プーリとベ
ルトとの間に働く摩擦力の変動については全く考慮され
ていない、このため、この摩擦力の変動によって、キャ
リアの移動速度を適切に制御し難くなり、その結果、キ
ャリアの移動停止に要する時間が多くかかってしまい、
適切な印字動作が行えなくなるというおそれがあった。 このことは、ベルトをモータの回転軸に直接巻掛けるよ
うにした記録装置についても同様であり、さらにベルト
の代りにワイヤ等の伝動手段を使用した記録装置につい
ても同様である。 〔目的] そこで、本発明の目的は、上述の問題を解消して、最短
時間でキャリアを停止させることができる記録装置を提
供することにある。 【実施例1 品下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。 第2図は本発明装置の一例としてのシリアルプリンタに
おけるキャリアの駆動機構例を示す、ここで、1はモー
タ(直流モータ)、2はこのモータlの回転軸に固定し
たプーリである。3はベルトであって、プーリ2および
ガイドプーリ6に巻掛けられ、モータlの駆動力をキャ
リア4に伝えてキャリア4を図の矢印の操作方向に移動
させる。またベルト3の両端は、キャリア4の両側面に
設けた結合部5に結合されている。 キャリア4は印字ハンマ8および活字ホイール9とを有
している。印字ハンマ8によってプラテン7上の用紙(
被記録用紙) 7Aに対して活字ホイール叩打し、これ
により用紙7A上に印字をする。 10はキャリア4の位置と、移動方向および移動速度と
を検出する検出手段としてのロータリエンコーダである
。このロータリエンコーダ10は。 モータ1の回転軸に固定した円板10Aを有し、この円
盤10Aの周方向に形成された2つのスリット列101
Aおよび1つのスリット102Aとを間にはさんで各々
対向するように3組の発光素子10Bおよび受光素子1
0Gとが配置されている。 モータ1の回転で円板10轟が回転することによって、
2つの受光素子10Gからは、第3図(A)に示す様に
ほぼ正弦波の波形をもつ検出信号AおよびBとが各々出
力される。また、モータ1が1回転することによって残
りの一つの受光素子IOCからは第3図(B)に示すご
とく1つの検出信号Cが検出される。 上述の検出信号AおよびBは互いに80度位相がずれて
いる。なお、検出信号Aの波形において電圧零の位置が
印字中心位置に対応している。 第4図は、上述のキャリッジ駆動用モータ1を制御する
回路の構成例を示したものである。第4図において、U
はキャリア4を回転させるモータlの2つの回転速度を
制御するデジタル速度サーボ制御器である。このデジタ
ル速度サーボ制御器11は上述したようにモータ1の回
転軸に結合されたロータリエンコーダ10から出される
信号A、BおよびCを受信する。 次に、デジタル速度サーボ制御器11は上述の信号A、
BおよびCに基づいて、印字位置に対するキャリア4の
位置を検出し、この検出結果に基づいて、まず目的の印
字位置の付近にキャリア4が到達するようにモータ1の
回転速度を制御する。 さらに、デジタル速度サーボ制御器11はモータ2の回
転速度に関して信号Aが電圧零になった時点と信号Bが
電圧零になった時点との間の時間間隔、すなわち、信号
AおよびBの各零クロスの間隔(第3図(A)参照)を
測定することによって、例えば第5図の実線L4に示す
ような予め設定された速度曲線に従った速度が得られる
ように、モータlの回転速度を制御するためのデジタル
値を持つ制御信号をデータバスDBを介してD/A変換
器12に出力する。 D/A変換器12では、デジタル速度サーボ制御器11
からの制御信号のデジタル値をアナログ電圧値に変換し
、さらに抵抗R1,スイッチ13および増幅器14を介
して駆動回路15に出力する。駆動回路15は、入力さ
れた増幅器!4からの信号に対応するように一対のトラ
ンジスタTRIおよびTR2のベース電流を制御してモ
ータ1を駆動制御する。 次いで、デジタル速度サーボ制御器11は、キャリア4
の印字位置の付近に移動させる際に、第8図に示すよう
に、ロータリエンコーダ10からのモータ1の回転位置
を示すモータ位置信号轟のうちの目的の印字位置に該当
する部分(一周期分)における活字中心位置の1/4周
期手前の時点tiで、モータ停止信号SτOpをスイッ
チ13に送出する。この信号5TOPを受けてスイッチ
13は後述する期間制御系としての微小位置サーボ制御
系側に切替る。 この微小位置サーボ制御系の一部を構成する微小位置制
御回路17は、キャリア4が目的の印字位置付量に到達
した直後、すなわちスイッチ13が微小位置サーボ制御
系側に切替って、デジタル速度サーボ制御器11による
モータlの制御が終了した直後に、キャリア4が目的の
印字位置に停止するようにモータ1の回転位置を微小制
御する。この微小位置制御回路17は1例えば、本図の
ように出力側に抵抗R3が接続された反転器17Aと、
出力側に抵抗R4が接続された微分回路17B′とを並
列に接続して構成できる。 微小位置制御回路17においては、その入力端子から信
号^が入力され、また、この回路17の出力信号がスイ
ッチ13を介して微小位置サーボ制御系の一部を構成す
る増幅器14に入力する。このとき、抵抗R3は、増幅
器14に並列に接続された抵抗R2との比(R2/R3
)により、増幅器14に対してゲイン(利得)Gl(−
R2/R3)を設定し、抵抗R4は同様にゲインG2
(=R2/R4)を設定する。したがって、微小位置サ
ーボ制御系のループゲインは抵抗R2)R3およびR4
によって決定される。 また、反転器17Aに入力されたモータlの回転位置を
示す信号ムは、逆相となって反転器1?Aから抵抗R3
を介して増幅器14に入力され、上述のゲインG1を有
する信号−CIAとして増幅器14から駆動回路15に
出力される。また、微分回路17Bに入力された信号A
は1例えばこの信号Aを As1nωtと表現したとす
ると、微分されてA cosωtの信号となってこの微
分回路17Bから出力される0次いで、信号真の傾きに
比例したゲインG2を有する信号G2A’ を増幅器1
4から駆動回路15に出力して上述の信号−CIAを進
相補償する。 上述したこれらの各信号の関係は図示すると第6図に示
すようになる0本図に示すように、キャリア4が印字位
置の付近に至った時刻tlで、第4図に示したスイッチ
13が切替り、この時刻tl以後、−CIA+02轟′
ゼ表わされる合成信号によりモータ1は停止し、キャリ
ア4が目的の印字位置に停止し、信号Aの電圧は一定値
1例えば零に収束する。このように、微小位置制御回路
17によりモータlの回転を制御する場合には、キャリ
ア礁に対するモータ10回転の位置に基づいてその制御
が行われる。 第1rI4は本発明装置の要部であるデジタル速度サー
ボ制御器の構成例を示し、その他の構成部分は上述の第
4図の回路構成と同様であるの!、その詳細な説明は省
略する。第1図において、21は回転検出手段としての
ロータリエンコーダ10(第2図参照)からの信号A、
Hの上述した零クロス間隔の時間を計測するカウンタ、
22は信号轟、Bの零りロク時毎にカウンタ21の値を
読み、零クロスから零クロス間のカウント数を演算する
演算部である。このカウント数は中央処理部24に知ら
せるようになっている。この中央処理部24は後述のよ
うに、電流値の検知手段、速度曲線の選定手段、モータ
回転の制御手段に該当する。 また、この演算部22では、ロータリエンコーダlOか
らの信号Cが第3図(B)に示すようにプラス値になっ
たことを知ると、中央処理部24を通じてカウンタ21
にカウント内容をクリアするよう命令する。23はRO
M (リードオンリメモリ)であり。 第8図に示すような本発明に係る制御手順を格納してい
るとともに、キャリア礁の移動距離(モー−タlの回転
量)とその時のモータの目標速度(制御の基準となる速
度)との関係を示す第5図に示したような速度曲線であ
って、それぞれ互いに異なっている速度曲線を複数個あ
らかじめ記憶している。 これらの複数の速度曲線は、モータlとキャリア4間の
摩擦力、主にプーリ2,8とベルト3間に働く摩擦力の
値に対応して、微小位置制御に要する時間を含めてキャ
リア礁の移動時間が常に一定になるように、実験値等を
参考にモータ2への指示電流値(デジタルデータ)であ
らかじめ設定したものである。つまり、第5図のモータ
の回転量とモータの回転速度が、それぞれモータの回転
開始後の経過時間と、モータへの指示電流値に対応する
第5図示のような曲線のデジタルデータがROW 23
内にあらかじめ格納されているものとする。 また、上述の中央処理部24は、演算部22の出力に基
づいてカウンタ21からのカウンタの値が送られてくる
まで指示電流をDBを介して徐々にデジタル的に大きく
していく、モしてカウンタ値が演算部22から送られて
くると、中央処理部24はキャリア4が動いたことを知
り、ROM23にあらかじめ記憶された複数個の速度曲
線の中からその時の指示電流値に対応する所望の一本を
選び、その速度曲線のROに23に於ける先頭アドレス
をRAN 25に書き込む、すなわち、この所望の一本
の速度曲線の選択方法は、上述のキャリア番が動いた時
の指示電流値を基に、第7図に示すようなテーブルに当
てはめて所望の一本を選択することにより実行される。 以後、デジタル速度サーボ制御器11は、RAM 25
の先頭アドレスの情報により選択された速度曲線に基づ
いてモータl(第2図参照)の回転速度を制御する。な
お、第7図の指示電流値(mA)は駆動回路15への実
際の電流値を示し、データバスDBに出力する中央処理
!s24の出力データはこの指示電流値が得られるよう
に設定したデジタルデータである。 以上のように構成された本実施例に於いては。 上述の速度曲線の選択はイニシャル動作時に行われる。 すなわち、このイニシャル動作時において第3図(B)
に示したような信号Cがロータリエンコーダ3から発せ
られるような基準位置にキャリッジ4がセットされる。 この時点で、デジタル速度サーボ制御器11は、上述し
た通りに制御を実行する。この実行動作手順を第8図の
フローチャートに示す。 まず、イニシャル動作時においてプラス値の信号Cが発
せられる基準位置にキャリア4を移動する(ステップS
1)、この基準位置にキャリア4が到達したことをロー
タリエンコーダ3の信号Cにより演算部22が検知する
と、中央処理部24を介してカウンタ21のカウント値
をクリアすると共に、キャリア4をその基準位置に停止
させる(ステップS2)。 次いで、中央処理部24からバスDBを介して第4図の
D/A変換器12へあらかじめ定めた指示電流データを
流す(ステップS3)、この初期の指示電流データは零
レベルに近いものとする。続いて。 カウンタ21の値が変化したか否かを、すなわちキャリ
ア4が動いたか否かを、演算部22の出力により判定す
る(ステップS4)、キャリア4が動いていない旨の否
定判定のときには、上述の指示電流値をさらに大きくシ
(ステップS5)、再びステップS4に戻り、上述の処
理を繰り返す、このように、カウンタ21からカウンタ
値が演算部22に送られ、その旨を通知する演算部21
の出力を受信するまで、中央処理部24はバスDBを通
じて出力する指示電流値をデジタル的に徐々に大きくし
ていく。 次に、カウンタ21からカウンタ値が演算部22に送ら
れ、その旨を通知する演算部21の出力を中央処理部2
4が受信すると、ステップS4は肯定判定となって、ス
テップS8に進み、ここで、キャリア4が動いた時の指
示電流値と第7図のテーブル上の指示電流値を比較して
、一致した所の対応する速度曲線をそのテーブルから選
択し、選択した速度曲線の先頭アドレスをRAM25に
書き込む0次いで、その選択した速度曲線の指示電流値
をRoxi3から順次読み出しバスDBを通じてD/A
変換器12側へ出力する。 この結果、通常動作中において、キャリアの停止に際し
てキャリアは最短時間で停止する。したがって、キャリ
アのきわめて高い停止精度が得られる。 [効果] 以上説明したように、本発明によれば、モータとキャリ
アとの間の摩擦力に対応した最適なモータの速度曲線を
選択し、この選択した速度曲線に基づいてモータを制御
するようにしたので、キャリアのきわめて高い停止精度
を有する記録装置を提供することができる。
第1図は本発明装置の要部であるデジタル速度サーボ制
御器の内部構成例を示すブロック線図、 第2図は本発明に係るキャリアの駆動機構例を示す斜視
図。 第3図(A)および(B)は第2図のロータリエンコー
ダの出力信号A、BおよびCの信号波形を示す波形図、 第4図は、そ−、夕を駆動制御する本発明に係る制御回
路例を示す回路図、 第5図は上述のモータの回転速度を決定するための速度
曲線群の一例を示す特性曲線図、第6図は第4図のロー
タリエンコーダからのモータの回転位置を示す信号とモ
ータの駆動電流との関係の一例を示す信号波形図、 第7図は第5図に示す速度曲線の選択用テーブルの一例
を示す説明図、 第8図は第1図の本発明装置の制御動作手順を示すフロ
ーチャートである。 1・・・モータ、 2.8 ・・・プーリ、 3・・・ベルト、 4・・・キャリア、 10・・・ロータリエンコーダ、 11・・・デジタル速度サーボ制御器、15・・・駆動
回路、 21・・・カウンタ、 22・・・演算部、 23・・・ROM、 24・・・中央処理部、 25・・・RAM 。 第5図 第7図 (L4〜L1+を第5図1:示を速雇幽課で−ある)り
々ト制憚し陶
御器の内部構成例を示すブロック線図、 第2図は本発明に係るキャリアの駆動機構例を示す斜視
図。 第3図(A)および(B)は第2図のロータリエンコー
ダの出力信号A、BおよびCの信号波形を示す波形図、 第4図は、そ−、夕を駆動制御する本発明に係る制御回
路例を示す回路図、 第5図は上述のモータの回転速度を決定するための速度
曲線群の一例を示す特性曲線図、第6図は第4図のロー
タリエンコーダからのモータの回転位置を示す信号とモ
ータの駆動電流との関係の一例を示す信号波形図、 第7図は第5図に示す速度曲線の選択用テーブルの一例
を示す説明図、 第8図は第1図の本発明装置の制御動作手順を示すフロ
ーチャートである。 1・・・モータ、 2.8 ・・・プーリ、 3・・・ベルト、 4・・・キャリア、 10・・・ロータリエンコーダ、 11・・・デジタル速度サーボ制御器、15・・・駆動
回路、 21・・・カウンタ、 22・・・演算部、 23・・・ROM、 24・・・中央処理部、 25・・・RAM 。 第5図 第7図 (L4〜L1+を第5図1:示を速雇幽課で−ある)り
々ト制憚し陶
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)記憶ヘッド移動用キャリアにモータの駆動力を伝達
して移動する記録装置において、 前記モータの回転を検出する検出手段と、 該検出手段の検出出力により前記キャリアが基準位置か
ら動き出すのを判定する判定手段と、該判定手段の判定
出力により前記モータへの制御電流値を検知する検知手
段と、 前記モータと前記キャリア間の摩擦力に対応して複数設
定した前記モータの速度曲線を予め記憶する記憶手段と
、 前記検知手段から得た前記電流値に応じて前記記憶手段
から前記速度曲線の1つを選択する選択手段と、 該選択手段により選択された前記速度曲線に基いて前記
モータの回転速度を制御する制御手段とを具備したこと
を特徴とする記録装置。 2)特許請求の範囲第1項記載の装置において、 前記キャリアが基準位置から動き出すのに必要な前記電
流値を検知する前記検知手段は、電流値を零レベルから
徐々に増大して行き、前記キャリアが動き出すときの電
流値を検知して出力することを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26740384A JPS61146577A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26740384A JPS61146577A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146577A true JPS61146577A (ja) | 1986-07-04 |
Family
ID=17444355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26740384A Pending JPS61146577A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112181A (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-17 | Oki Electric Ind Co Ltd | シリアルプリンタの印字速度制御方法 |
US5158379A (en) * | 1988-02-09 | 1992-10-27 | Citizen Watch Co., Ltd. | Printing starting position controller for serial printer |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP26740384A patent/JPS61146577A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112181A (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-17 | Oki Electric Ind Co Ltd | シリアルプリンタの印字速度制御方法 |
US5158379A (en) * | 1988-02-09 | 1992-10-27 | Citizen Watch Co., Ltd. | Printing starting position controller for serial printer |
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