JPS61145132A - 1,2‐ジクロルエタンの製法 - Google Patents

1,2‐ジクロルエタンの製法

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Publication number
JPS61145132A
JPS61145132A JP60281264A JP28126485A JPS61145132A JP S61145132 A JPS61145132 A JP S61145132A JP 60281264 A JP60281264 A JP 60281264A JP 28126485 A JP28126485 A JP 28126485A JP S61145132 A JPS61145132 A JP S61145132A
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JP
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chlorine
reactor
ethylene
reaction
recycle stream
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Application number
JP60281264A
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Inventor
ベルンハルト・ピオトロフスキー
ローランド・シルトハウアー
クルト・デーゼルエルス
ヴオルフガング・メルケル
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Dynamit Nobel AG
Original Assignee
Dynamit Nobel AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/013Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens
    • C07C17/02Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens to unsaturated hydrocarbons

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第1項の前提部に記載された
種類の方法、即ち高めた圧力下にある触媒含有の、塩素
化炭化水素からなる熱い液状循環流に塩素を吸収させ、
液相に溶解している塩素とガス状エチレンとを反応させ
ることにより、1つの反応器中で1.2−ジクロルエタ
ンを製造する方法に関する。
従来の技術 エチレンの1.2−ジクロルエタン(I D C)への
塩素化は発熱反応であって、その際遊離する反応熱はE
DCl トンあたり約1トンの水華気を発生するのに適
当である(ヨーロッパ特許出願公開第0075742号
明細書)。
できるだけ高いEDC収量、高いエチレン変換率および
高い空時収量でこの反応熱を回収するために、公知方法
では種々の方法が記載されている(西ドイツ国特許出願
公開第2935884号明細書、西ドイツ国特許出願公
開第2427045号明細書)。それで反応熱は、反応
器中で反応器内に取付けられた冷却装置および反応器内
容物の蒸発冷却によ名か、あるいは反応器外部で生成物
冷却および蒸発忙よって排出される。
別の相違は、反応物塩素およびエチレンの反応系中への
供給および反応系の構造形式および1!iDoへの所望
の付加反応を促進するための触媒、および好ましくない
置換反応、たとえば1゜1.2−トリクロルエタンおよ
び他の高沸点の塩素化炭化水素の形成を減少するための
抑制剤の使用形式にある。
反応熱の回収のための許容しうる費用に関する要求には
殊に、反応を100°Cより上で6バ一ル以上の圧力下
にかつ反応系を生成物循環路中へ接続して実施するよう
な方法がある。この場合、触媒含有生成物循環路からの
触媒不含生成物排出は、一般に放圧蒸発によって行なわ
れる。
一般に公知であるように、エネルギー回収の際の効率お
よび殊に、工業上使用しうる蒸気を発生させる方法は、
全生成物循環流の温度レベルが増加するにつれて大きく
なる。さらに、反発器中および生成物循環路中の湿度が
増加するにつれて、副生成物、つまりたとえば置換反応
およびBDOの脱塩化水素分解によるFiDCの収量減
少が促進されることも一般に公知である。
たとえば触媒、抑制剤のような相応する影響ファクタを
有するこの反応技術的態様のほかに、エチレン塩素化に
おいて技術的に達成しうる最高温度およびそれとともに
反応圧は、塩素幅圧の高さによって定められる。この場
合、塩素は通常直接に塩素・アルカリ電解からの電槽塩
素として約6パールに圧縮した後に反応器中へ導入され
る。
EDC製造の際の塩素初圧を〉6バールの値に高め、そ
れに応じて〉100°Cの反応温度を得るための手段は
、工業的に浪費でコスト高である塩素をさらに圧縮する
ことによる塩素初圧の直接増加によるか、あるいはBD
O中への塩素の吸収による塩素初圧の間接的増加および
液体の場合工業的に一般に適用されるポンプによる圧力
増加に基づく。
冷生成物流中への塩素吸収、引続き圧力増加させるこの
技術的に簡単で低順なこの方法は、EDOにおける従来
公知の結果によればたとえば蒸気発生によるような反応
熱の最適エネルギー回収およびこの方法における副生成
物の問題に対する満足な解決を示さない。
従来公知の、塩素吸収・圧力増加法の適用の重要な欠点
は、次のものである: この場合に望ましい塩素吸収を実施するために必要な、
生成物循環流を40℃より低い温度に冷却し、引続き塩
素含有EDCを加熱するのがかなりのエネルギー消費を
必要とすること。
塩素吸収の際8重量%よりも大きいBDO中の比較的高
い塩素濃度により、たとえば酸素のような抑制剤使用の
場合でも、殊に置換反応により、この溶液を反応湿度付
近まで高温加熱するため、およびそれに伴なう、塩素吸
収と反応     1開始との間の反応器中での長い滞
留時間のため、     “好ましくない副生成物形成
をさけることができないこと。
この従来満足でない塩素吸収・圧力増加法の適用は、も
う1つの不利な効果を有する。この塩素含有FiDO溶
液をほとんど反応温度に加熱する場合、KD(!からの
塩素の逃失ば不可避である。相界面に高い塩素濃度およ
び高い温度を有する2相流動が形成する。これにより、
上述した副反応が有利になる。
100℃より上の反応温度における副反応を減少するた
めの従来公知の手段は、反応系中での適当な触媒および
抑制剤の有利な使用のほかに決定的に流動力学的影響フ
ァクタによる。たとえば、反応体を非常に細かくかつで
きるだけ均一に分配することにより、たとえば塩素とエ
チレン気泡とが衝突する際に生起しうるような濃度およ
び温度の不均一をさけることが試みられた。これは、ガ
ス状反応物塩素とエチレンとの衝突を、有利に塩素をE
DC!に溶解し、この溶液をガス状の、できるだけ細分
されたエチレンと反応させることによって、できるだけ
十分に排除する努力とも理解しうる。
相界面におけるこの反応実施は、たとえばヨーロッパ特
許出願公開第0075742号明細書および西ドイツ国
特許第3340624号明細書に取上げられている。こ
の目的を実施するために、双方の場合に、ループ形バブ
ル反応器の典型的特徴、たとえば反応器の下部でそれに
特徴的な流動経過(つまり中心の内管中を上方へ、外側
部分で下方へ)で生成物送入および内管の混合ゾーン中
でたとえば60〜200kg/s 、nL2または0.
1 m/sよりも大きい、十分に大きい流動循環速度を
有する反応器が通釈される。
ここに挙げた方法例は、目的とする相界面での反応実施
を部分的にしか達成しない。実際にこの実施例の反応器
ではエチレン気泡の微細分配は主として、反応器の底に
ある相応するノズル中およびループ形バブル反応器の内
管中で行なわれるが、触媒および塩素含有液状反応相の
反応性相界面からその下方にある、蒸気状EDCj塩素
および殊にエチレンのような未反応反応物ならびに他の
不活性のガス状成分からなるガス空間中へエチレン気泡
が逃れるのを、記載せる循環流の速度にも拘らず、完全
にさけることはできない。殊に、沸騰反応器を使用する
場合、液状反応相の上部に蒸気泡形成が起きるため、こ
こに存在するエチレン気泡は増強された程度で連行され
、それとともに相界面における所望の反応が失なわれる
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、公知方法を改良して、高い温度におけ
る塩素吸収が、上述した不利な冷却および引続く生成物
の加熱を実施しなければならないことなしに、極めて僅
かな副生酸物形成下に実施することができるようにする
ことであった。さらに、分散気液相とその上方にあるが
ス状相への相分離をさけることにより相界面における有
利な反応のための適当な条件を見出す課題も生じた。
問題点を解決するための手段 これらの課題は、特許請求の範囲第1項の特徴部の記載
により、 a)ガス状エチレンとの反応に必要な全塩素量を、反応
器7の外部で循環流21に吸収させ、溶液の形で反応器
中へ導入し、 b)循環流への塩素の吸収を、90°Cより上の温度、
4バールよりも大きい圧力で、120秒よりも少ない平
均滞留時間で行ない、 C)ガス状エチレンを反応器中へ導入し、d)ガス状エ
チレンと塩素含有液状循環流とから、反応器中で混合ゾ
ーンおよび流動取付物を用いて分散液をつくり、その相
界面で0.05〜1000 kw/m3のエネルギー散
逸密度、90〜200°Cの温度および7〜20バール
の圧力で、エチレンと塩素との間の反応を進行させ、e
)未反応のガス状成分は、循環流中に分散されて反応器
を去り、 f)反応器7からの循環流11中の塩素濃度は少なくと
も100重量ppmであり、 g)触媒は金属塩化物または金属塩化物含有化合物から
なることにより解決される。特許請求の範囲第2項〜第
11項には、本発明の有利な実施態様が示されている。
塩素吸収および引続く高い温度での塩素含有EDC溶液
の輸送ないしは貯蔵の際には、好ましくない副生酸物形
成を小さくするために、特定の条件を維持しなければな
らないことが判明した。それでたとえば、塩素吸収およ
び100°Cで塩素含有EDO溶液を輸送する場合、ガ
ス状塩素の導入個所と反応器との間の循環流中で6重量
%よりも少ない塩素濃度を維持するのが有利である。さ
らに、循環流中で、吸収のため塩素の添加からエチレン
との反応開始までに120秒よりも僅かな平均滞留時間
を維持すべきである。さらに、副生酸物形成を阻止する
ため抑制剤の付加的使用が有利である。たとえば酸素の
添加は置換反応、つまり1,1.2−トリクロルエタン
および他の高沸点塩化炭化水素の形成を抑制する。抑制
剤としては酸素または酸素含有ガスが、0□として計算
して、反応に使用される塩素量に対して0.05〜0.
6重量%の割合で有利に使用されることが判明した。
たとえばクレゾールのような他の公知抑制剤も、本発明
による方法では単独かまたは酸素と一緒に使用すること
ができる。
本発明方法では、塩素とエチレンとの間の1゜2−ジク
ロルエタンを得る反応には公知触媒(西ドイツ国特許出
願公開第2935884号明細書およびヨーロッパ特許
出願公開 第0111203号明細書参照)を使用することができ
る。殊に、触媒として塩化鉄(III)または塩化鉄(
III)含有化合物の使用が有利であることが立証され
た。触媒は、反応系をF、DCで充填する場合、溶解槽
を介して添加される。
とくに触媒は、FeCA3として計算して、30〜30
00重量ppmの量で循環流中に含有されている。本発
明方法において必要な、塩素をEDOに吸収させる場合
の制限された滞留時間を得ることができるようにするた
め、この工程に対し、mま たとえば噴射洗浄器のような少なくとも10’−。
の比交換面を有する物質交換装置がとくに適当である。
本発明の根底をなす課題を解決するためのもう1つの寄
与は、収量ならびに反応の温度および濃度の経過に対し
、つまり比較的高い温度における選択性に対しても、反
応器中に適当なエネルギー散逸密度、即ちガス状エチレ
ンと塩素含有液状循環物とからつくられた分散液の相界
面において0.05〜1000 kw/m3のエネルギ
ー散逸密度が支配しなければならな(・という認識に存
する。記載した大きさのエネルギー散逸密度は、本発明
方法におけるエチレン気泡の比表面は均一に分配される
ので必要である。本発明により定められたエネルギー散
逸密度は、反応器中へエチレンを導入する際に細かい気
泡が大きい気泡に凝集する傾向に反対方向の作用をし、
それとともに、エチレンの大きい比表面積積を反応に利
用するのに寄与する。さらに、本発明によるエネルギー
散逸密度によって、エチレン気泡の凝集により惹起され
る反応器の上部でのガス状相と反応器の下部での不均一
な気・液相とへの相分離がさけられる。
本発明によるエネルギー散逸密度は、既に液状の塩素含
有循環流中にガス状エチレンを分散する際、これに適し
た装置、たとえば静的ミキサーまたは噴射ノズル中でつ
くられ、維持される。場合により添加される抑制剤を反
応器の混合ゾーン中へ導入し、ここで10〜1000 
kw/m’のエネルギー散逸密度で分配させるのが有利
であることが立証された。さらに驚くべきことに、循環
流中の溶解した塩素の濃度が反応器からの出口で少なく
とも100重量ppmである場合、上記の凝集傾向を減
少させることができる、つまりエチレン気泡は比較しう
る流体動力学的条件においてより長く安定にとどまるこ
とが判明した。
たとえば静的ミキサー中での上述したエチレンの分散の
場合、これは同時に反応ゾーンとして役立つ、つまり反
応物エチレンと塩素の主要部は既に混合装置中で反応し
て1,2−ジクロルエタンになる。
引続き高分散反応相は、反応器中に存在する中心の衝撃
交換管中へ、管内流動中および管の外縁において口、0
5〜1000 kw/m”のエネルギー散逸密度が生じ
るように導入される。こうして運動せしめられるこの気
・液分散液は、転向装置により上部で反応器から流出し
、その際反応器中で相分離が出現することはない。この
場合、60分よりも少ない平均滞留時間の場合、はとん
ど大部分のエチレンが塩素と反応してEDCになった。
残留する気泡中の未反応のエチレン部分は、反応器に後
接された放圧容器中で形成したガス状KDCと一緒に触
媒含有循環流から分離することができる。ガス状EDC
を他のガス状成分から回収するのは、凝縮器中で水また
は塩水で冷却することによって行なわれる。触媒を有し
ないEDCは場合により別の後処理1稈に供給されるが
、なお残留するガス状成分は場合により後反応工程また
は直接に廃ガス処理に供給される。
放圧容器からのガス状EDCの凝縮によるエネルギー回
収のほかに、本発明による方法では遊離する反応熱の大
部分は直接に、触媒含有KDC循環流から、適当な熱交
換によって蒸気発生のためおよび蒸留塔の塔底液加熱の
ために取出される。
EDO循環流からのエネルギー回収のためのとくに有利
な本発明による他の実施例はガス状EDCの付加的圧縮
に基づくもので、この場合循環流18からの生産された
EDOの一部ないし数倍までもう1つの放圧容n 12
 a中で蒸発し、4絖き圧縮によって高い温度にもた゛
らされ、たとえば水蒸気の発生により冷却1〜、凝縮さ
れる。この場合驚くべきことに、165°Cおよび相応
する蒸気圧でのBDOの熱処理は30分の時間内には好
ましくない副生成物を形成しなかったことが見出された
触媒含有の液状P2DC!循環流は、塩素吸収に戻され
る。
次に、本発明を図面および実施例につき詳述する。
たとえば塩素・アルカリ電解からの、10容量チまでの
不活性ガス含量(主として窒素、水素および二酸化炭素
からなる)および約6.2バールの圧力を有する塩素ガ
ス1に空気2aを加え、液体ジェット洗浄器3中で少な
くとも4バールの圧力下に、90°Cよりも熱い、60
0重量ppmよりも大きい触媒を含有しかつポンプ23
により少なくとも5バールの推進噴射圧にもたらされた
、主としてEDCからなる循環流21と、 さきに説明した塩素吸収のための要求(少なくとも1o
3 rn2/、3の比交換面および洗浄器3中での塩素
添加と静的ミキサー8中でのエチレンとの反応開始との
間の120秒よりも小さい平均滞留時間における物質交
換)が満足されるように接触させる。殊に、電解塩素中
の不活性がス含分が高い場合、洗浄器3の上部における
導管3aにより、この場合1nDC中ないしは循環流中
に溶解しなかった不活性ガスを排出することができる。
6重量%よりも少ない塩素を有するEDC循環流4は、
ポンプ5により約6バールよりも大きいそれぞれの反応
器圧(有利な反応器圧は7〜20バール)よりモ約2.
5バール高い圧力にもたらされ、それとともに静的ミキ
サー8中、衝撃交換管9中の少なくとも0.05に′W
/L3のエネルギー散逸密度が反応器7中で循環流10
を調節するために達成される。反応器入口における流れ
4と比較可能な高い初圧を用いると、塩素とほぼ等質量
のエチレンを静的ミキサー8を経て反応器7中へ、反応
器出口でEDO循環流11中に塩素100ないし約60
0重量ppmの僅かな塩素濃度が生じるように導入され
る。抑制剤として作用する空気を、反応物塩素およびエ
チレンが静的ミキサー8中へ入る前およびこの場合に生
じる成分の均質化前に循環流4中へ導入するのが有利で
あることが立証された。反応は、温度90〜200°C
5とくに120〜160°C5圧カフ〜20バールおよ
び0.05〜1000 kw/−3のエネルギー散逸密
度で行なわれる。反応器中の相応する取付物および反応
器中およびこれからの出入を適当に選択することにより
、相分離を阻止する反応器中での流体動力学を調節する
。内管9および転量装置24によって循環流10がつく
られる。はとんど完全に反応した反応混合物は、反応器
7中への流入から放圧容器12中での相分離までのエチ
レンの、60分よりも小さい、とくに2〜60分の滞留
時間後、気液分散液11となって反応器7を去り、放圧
容器12中へ導入される。
ここで、ガス状相と液状相への相分離が行なわれる。ガ
ス状相は原料の不活性ガス含分および抑制剤、未反応の
反応物塩素およびエチレン、易揮発性反応生成物および
EDC蒸気からなり、該蒸気は上述した物質とここに存
在する操作条件下で平衡状態にある。液状相は、少割合
の溶解した反応物を有する触媒含有P2DCからなる。
循環流11中の塩素濃度は、反応器7からの出口で有利
に100〜200重量pDmである。放圧弁13により
、放圧容器中の圧力は、上述した条件下に、反応器T中
に形成すると丁度同量のEDCが蒸発する程度に低下さ
せる。ガス流14からのがス状KDCを廃ガス流15と
原料EDC流17とに分けるのは、たとえば直接または
間接的に1回または数回凝縮することによって行なわれ
る。第1図および第2図において、凝縮はたとえば1回
の間接的な形で熱交換器16中で行なわれる。エネルギ
ー回収の難点とともに、ガス流14からの粗製EDCO
分、離の最適形態にとり重要である廃ガス処理および粗
製EDCの後処理の思想が存在する。放圧容器12中で
のEDC蒸発によりほんの僅か冷却されるKDC循環流
18は、エネルギー回収段、たとえば蒸気製造装置また
は蒸留の塔底液加熱装置に供給される。この工程は、た
とえば幾つかの適当な熱交換器19および20(第1図
参照)からなる。本方法のとくに有利な実施態様では製
造されたEDCの一部ないし数倍までは、間の放圧容器
12a(第2図参照)中で循環流18から蒸発し、圧縮
機12b中で圧縮することにより高い温度にもたらされ
、引続き熱交換器12C中で、たとえば水蒸気の発生に
より冷却1、かつ凝縮される。
この場合、熱交換器12C中で反応器7からED O循
環流11の出口温度に相当するよりも高圧の蒸気が生じ
る。KDC循環流18Cは熱交換器19および20によ
ってとくに、洗浄器3中で塩素3重!−%までが吸収さ
れるような温度にもたらされる。
循環流21からの部分量22の不連続的搬出は、1,1
.2−トリクロルエタンおよび他の高沸点塩素化炭化水
素の含量が1重量%に等しいかまたはこれよりも大きく
かつ2000重量pDm塩化鉄(m)の触媒濃度を上廻
るときには常に必要である。
実施例 例1(第1図) 第1図に略示した装置に、最純二塩化エチレン(gDc
)2200に9を満たした。この循環物質中には、mD
cikyあたり触媒として塩化鉄(III)1000I
n9が既に溶解されていた。触媒溶液の一画は2.4で
あった。
液体ジェット洗浄器3中での塩素吸収のために、洗浄器
の吸込み管中へ導管2aにより、不活性ガス含量5容量
チを有する電解塩素1400IV/hおよび空気2kg
/hと一緒に導入し、ここでE D C22t、/hの
循環流中に、洗浄器内の圧力5バール、温度99°Cで
約50秒内に溶解した。この場合、循環流はいわゆる噴
出流として使用され、この目的のためにボンf23で7
.5バールの初圧にもたらさねばならなかった。
塩素含有循環流4はポンプ5で10バールの圧力にもた
らされ、反応器7に入る前に導管2bKより空気1kg
/hが加えられた。この塩素含有循環流に対し、11バ
ールの初圧を有するエチレン約1531V/hが静的ミ
キサー8を経て、EDCで完全に満たされた反応器7中
へ導入された。エチレン流6の精密制御装置により、K
DO循環流11中の塩素濃度は約200重量    、
、ppm K調節された。反応器中で気液分散液中で 
   ・進行する。F、DCへのエチレンの塩素化反応
は、反応器容積1,1m3.反応器中のエネルギー散逸
密度約1にψ3および反応圧8バールの場合、反応器の
出口における温度162℃が生じた。
この温度で、十分に反応した循環流11は放圧容器12
中へ流入する。レベル制御装置を用い、放圧弁13によ
りガス状成分とともに、放圧容器中に一定のレベルが生
じるような量のKDOを蒸発させた。熱交換器16中で
凝縮により廃ガスから粗製EDCを分離する際に遊離し
た熱量は、たとえばボイラ給水子熱のために利用された
。約128℃に冷却した循環流18は熱交換器19およ
び20中で99°Cに冷却された。この場合、118°
c、  i、sバールの飽和水蒸気が発生する。
評価で次の結果が生じた: エチレンの変換率   99.6% そのうちEDCへの変換率   98.9係得られる収
率     98.5チ (理論値の) 例2 例1とは異なり、比較可能な実験条件において、反応体
塩素1の質量流は200 喀4、エチレン6の質量流は
77 kihに減少させ、ならびに相応するさきに挙げ
た空気流2aおよび2bは外に減少させた。
一定の反応条件、たとえば充填量2200kl?、触媒
濃度1000重量ppm、  ’l D C22t、/
hのEDC循環流、例1におけると同じ圧力の場合、た
んにEDC循環流21中の温度がさき099°Cから1
20°Cに増加したにすぎない。これらの吸収および反
応条件下で、反応器の出口において135℃の温度が生
じた。
放圧容器12中で蒸発により形成するEDCを分離した
後、循環流18中のKDC循環温度136℃が生じた。
熱交換器19および20中で120℃に冷却された循環
流21は、122°Cの温度および約2バールの圧力を
有する飽和水蒸気の製造のために使用された。
評価で次の結果が得られた: エチレンの変換率    99.9% そのうちEDCへの変換率    99.6チ得られる
収率      99.2チ (理論値の) 例3(第2図) 例2におけると同じ条件下で実施した例3の実験は、放
圧容器12a中で逃し弁13aにより22 t/hのE
DC循環流18からBD O約1.5t/hを蒸発させ
、蒸気圧縮機12bに供給した点で相違する。EDC蒸
気は、5.8バールの圧力に圧縮され、約150°Cの
温度で圧縮機を去り、次いで熱交換器12c中で凝縮さ
せ、触媒含有流18bと合流させた。この循環流18C
は、既述したように、熱交換器19および20を通過し
た。この際発生した飽和水蒸気は、例2と異なり、約1
バールだけ高い6バールの圧力を有していた。
エチレン変換率およびEDC収率は、この手段によって
影響されず、例2に述べた値に一致していた。
例4 例2とは異なり、比較可能な実験条件下で、例1と比較
可能な塩素濃度において塩素吸収の際および反応器中の
平均滞留時間を相応に高めるために、循環流21を同様
に%に減少させた。それに応じて、洗浄器3中および反
応器の出口において例1におけると同様の温度において
、エネルギー散逸密度が例1〜例6において選択された
値の約%に減少することを考慮すれば、評価により次の
結果が得られた:エチレンの変換率    99.4% そのうちEDCへの変換率    98.0 %得られ
る収率      97.4チ (理論値の)。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本方
法の略示系統図であり、第2図は付加的エネルギー回収
装置の図示によって補足した第1図による略示系統図で
ある。 1・・・塩素がス、2・・・空気、2a+  2b・・
・導管、3・・・液体ジェット洗浄器、4・・・NDC
循環流、5・・・ポンプ、6・・・エチレン、7・・・
反応器、8・・・静的ミキサー、9・・・衝撃交換管、
10・・・循環流、11・・・EDC循環流、12,1
2a・・・放圧容器、12b・・・蒸気圧縮器、12C
・・・熱交換器、13゜13a・・−放圧弁、14・・
・ガス気流、15・・・廃ガス流、16・・−熱交換器
、17・・・粗製EDC流、18・・・EDC循環流、
19.20・・・熱交換器、21・・・循環流、22・
・・部分量、23・・・ポンプ、24・・・転向装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高めた圧力下にある、触媒含有の、塩素化炭化水素
    からなる熱い液状循環流に塩素を吸収させ、液相に溶解
    している塩素とガス状エチレンとを反応させることによ
    り、1つの反応器中で1,2−ジクロルエタンを製造す
    る方法において、 a)ガス状エチレンとの反応に必要な全塩素量を、反応
    器(7)の外部で循環流(21)に吸収させ、溶液の形
    で反応器中へ導入し、b)循環流への塩素の吸収を、9
    0℃より上の温度、4バールよりも大きい圧力で、12
    0秒よりも少ない平均滞留時間で行ない、 c)ガス状エチレンを反応器中へ導入し、 d)ガス状エチレンと塩素含有液状循環流とから、反応
    器中で混合ゾーンおよび流動取付物を用いて分散液をつ
    くり、その相界面で 0.05〜1000Kw/m^3のエネルギー散逸密度
    、90〜200℃の温度および7〜20バールの圧力で
    エチレンと塩素との間の反応を進行させ、 e)未反応のガス状成分は、循環流に分散されて反応器
    を去り、 f)反応器(7)からの循環流(11)中の塩素濃度は
    少なくとも100重量ppmであり、g)触媒は金属塩
    化物または金属塩化物含有化合物からなることを特徴と
    する、1,2−ジクロルエタンの製法。 2、エチレンと塩素との間の反応を、20〜160℃の
    温度で行なう、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、触媒として塩化鉄(III)または塩化鉄(III)含有
    化合物を、FeCl_3として計算して、30〜300
    0重量ppmの量で循環流中に含有されている、特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の方法。 4、エチレンと塩素との間の反応において、付加付に副
    生成物形成を阻止するために1種または数種の抑制剤が
    存在する、特許請求の範囲第1項から第3項までのいず
    れか1項記載の方法。 5、抑制剤として酸素または酸素含有ガスを、O_2と
    して計算して、反応のために使用した塩素量に対して0
    .05〜0.3重量%の量で使用する、特許請求の範囲
    第4項記載の方法。 6、抑制剤を反応器(7)の混合ゾーン中へ導入し、こ
    こで10〜1000kw/m^3のエネルギー散逸密度
    で分配する、特許請求の範囲第4項または第5項記載の
    方法。 7、循環流(21)中に不溶の、使用した塩素ガスなら
    びに抑制剤の成分を、反応器(7)の反応ゾーン中へ入
    る前に除去する、特許請求の範囲第1項から第6項まで
    のいずれか1項記載の方法。 8、循環流中に分散分配されたエチレンが、反応器(7
    )中へ入つてから放圧容器(12)中での相分離までの
    平均滞留時間が60分よりも少ない、特許請求の範囲第
    1項から第7項までのいずれか1項記載の方法。 9、反応器(7)からの出口における循環流(11)中
    の塩素濃度が100〜200重量ppmである、特許請
    求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項記載の方
    法。 10、未反応のエチレンおよび塩素量、抑制剤および使
    用された塩素ガスの不溶成分ならびに易揮発性反応生成
    物と、生成物含有循環流 (21)との分離を放圧容器(12)中で行なう、特許
    請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項記載の
    方法。 11、循環流(18)から製造されたEDCの一部ない
    し数倍部を別の放圧容器(12a)中で蒸発させ、引続
    き圧縮によつて高い温度にもたらし、たとえば水素気の
    発生によつて冷却し、凝縮する、特許請求の範囲第1項
    から第10項までのいずれか1項記載の方法。
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