JPS61144603A - 親水性共重合体、生物医学材料としてのその使用及びそれから製造した接触視力補正製品 - Google Patents

親水性共重合体、生物医学材料としてのその使用及びそれから製造した接触視力補正製品

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JPS61144603A
JPS61144603A JP60277091A JP27709185A JPS61144603A JP S61144603 A JPS61144603 A JP S61144603A JP 60277091 A JP60277091 A JP 60277091A JP 27709185 A JP27709185 A JP 27709185A JP S61144603 A JPS61144603 A JP S61144603A
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lenses
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オツト‐クリスチヤン・ガイヤー
フランク・ビングラー
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F226/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen
    • C08F226/06Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen by a heterocyclic ring containing nitrogen
    • C08F226/10N-Vinyl-pyrrolidone
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はN−ビニルピロリドン、N−アルキル−N−ビ
ニルカルボン酸アミド、メタクリル酸エステル及び場合
によってはさらに他の共重合するモノマーから成る、特
定の組成の架橋した光学的に透明な相互貫入網状共重合
体(interpenetra−ting netwo
rk copolymer)及びその製造方法に関する
ものである。この共重合体は、水和した状態に基づいて
、重量で約80パーセントに至るまでの吸水能力を有し
、かつ使用中に生体組織と接触する成形製品の製造に対
して適している。
その例は、高い機械的強度を有する、特に長時間の装着
のための薄層乃至きわめて薄層のソフトコンタクトレン
ズ及び翠膜レンズを包含する。
メタクリル酸ヒドロキシエチル(HBMA)から成る軟
質の親水性コンタクトレンズは1963〜1965年に
わたって開発された(特にチェツコスロバキアにおいて
)。コンタクトレンズの装着者は、この種のレンズの装
着時の感触が良いことから、それをきわめて迅速に受は
入れた。角膜組織に対する機械的なストレスは、ソフト
レンズにおいてはハードレンズよりも低く、その上、角
膜の代謝に対する影響も比較的少ない。
簡単な順応、慣れるまでに要する短かい時間及び装着時
の安楽性は、軟質の親水性レンズが短かい間に市場の大
きな割合を占めるに至った決定的な要因である。
しかしながら、HEMAレンズによる10年以上にわた
る経験後に、この種の材料の欠点が見出されるに至った
。すなわち、長期間にわたる親水性HBMA レンズの
装着後に適合性が損なわれる。
その理由は主として保護剤中に含まれる保存剤、レンズ
材料と結合する保護剤及び材料自体の有害作用である。
HBMA材料は眼に対して毒性の損傷を生じさせるおそ
れがある。臨床的に言えば−このような損傷は、コンタ
クトレンズの装着者が示す主観的な不快感に加えて、角
膜縁の領域における充血及び多かれ少なかれ強く生じる
角膜導管化による周辺輪状血管網の拡大として認識する
ことができる。角膜の導管化は不可逆的であって、不快
感の自覚なしに、まれでなく生じる。これには残留モノ
マーと架橋剤も役割を果す。
同様な現象はHEMA共重合体から成るコンタクトレン
ズを装着する場合にも認められる。
たとえばポリビニルピロリドンまたはビニルピロリドン
/メタクリル酸メチルのような”OEMA−非含有”重
合体又は共重合体が高度に親水性のコンタクトレンズと
して一時弔いられ、これらはHEMA レンズよシも眼
に対する適合性が大きいものと推定される。これらのい
わゆるヒドロゲルレンズは水溶性モノマーに基づく親水
性重合体網状組織から成シ、水利状態に基づいて、重量
で25係から701を超える水の吸収が可能であシ、且
つ水の吸収によって軟化する。ポリアリル架橋剤と組み
合わせたN−ビニルラクタムは、水溶性モノマーの中で
も大きな重要性を獲得している。
これらだついての文献としては、たとえば、米国特許第
4,158.089号、4.361.657号及び4、
341.198号並びにヨーロッパ特許第79.720
号、79,721号、106,650号及び轡シェル、
ポリ−r −(Polymer)、第7巻(1983)
、第3号、60〜71頁が含まれる。低い吸水能力を有
する硬質および半硬質材料、たとえば、ポリメタクリル
・凌メチル、ポリメタクリル酸シリル、アセト酪・浚セ
ルロースなどと比較して、軟質のヒドロゲルレンズは、
その軟らかさと適合性のために、当初は装着による不快
感がないけれども、機械的に容易に損傷を受けやすいと
いう欠点を有している。それ故、引張強さを増大させる
ために、モノマー混合物に対して重量で0.9251の
メタクリル酸を添加することが提案された(ヨーロッパ
特許第106.650号)。しかしながら、コンタクト
レンズ材料中に残留するモノマー状のメタクリル酸は著
るしい毒性の作用を有しており、そのためにメタクリル
酸を添加せずに高い機械的強度を達成する方策を見出す
必要がある。コモノマーとしてのメタクリル酸は蛋白質
及びその他の眼の代謝物に対する重合体の親和性を増大
させる。
そのために、このような材料から成るコンタクトレンズ
の場合には、一般に6ゼリーパンプ”(jelly b
ump)と呼ばれる付着物が容易に生成する。
N−ビニルラクタムモノマーを含有する重合体から成る
レンズにおいては、長期にわたる装着後に、僅かな曇シ
と褐色の変色がしばしば認められる。
不発明によって、 A) 重電で28〜70部、好ましくは45〜65部の
N−ビニルピロリドン、 B) 重量で2〜20部、好ましくは4〜15部の一般
式 %式% 式中でR及びR′は独立的に01〜C4−アルキル基、
好ましくはメチルを表わす、のN−ビニルアミド、 C) 重量で10〜70部、好ましくは20〜51部の
、アルコール部分中に1〜8、好ましくは1〜6の炭素
原子を含有する、メタクリル酸エステル、特にメタクリ
ル酸メチル、D) 重量で0〜1部、好ましくは0.1
〜0.6部の多官能(メタ)アクリル酸エステル架橋剤
、E) 重量で0.01〜1.5部、好ましくは0.1
〜1.0部の多官能ビニル又はアリル架橋剤、及び場合
によっては F) 重−欲で0〜30部の、A)、B)及びC)と共
重合する、モノマー から成ることを特徴とする、親水性架橋共重合体が見出
された。
本発明(Cよる共重合体は、モノマー成分の量的割合に
依存して、水和状態に基づいて重−騎で25乃至約80
4の吸水能力を有している。
これらの新規共重合体は接触視力補正製品(conta
ct−optical  articles)としての
使用″のために、特に長期にわたるLlrのための薄層
乃、至きわめて薄層のレンズのために適している。
その高い含水基と中心部における僅かな厚づのために、
これらのレンズはQ素の良好な輸送を許L5且つ同時に
高い機械的安定性を有している。これは眼の上で曇りを
生じることなく、長期間の装着後に褐色に変ることがな
く且つ毒性の副作用を有していない。
本質的な要素は、メタクリル酸エステル並ヒに多官能(
メタ)アクリル酸エステル及び多官能ビニル及びアリル
化合物に基づく架橋剤を伴なう、N−ビニルピロリドン
及びN−アルキル−N−ビニルアミドである。
上記の重合体組成物は、本発明(Cよる材料から製造し
た接触−視力補正製品の性質の一様な釣合いに対して、
%+’t:水利状態における光に対する高い透過性と高
い安定性に対して、特に有利である。
特に、1:0.03乃至1:0.7の重量比における2
種の水溶性モノマー、ビニルピロリドンA)とN−ビニ
ルアミドB)の組み合わせ、及び多官能ビニル及びアリ
ル架橋剤E)の含有が水利状態における透明性と半径安
定性に対して必要である。
酢酸、プロピオン酸及び酪酸のN−メチル−N−ビニル
アミドが成分B)として好適である。N−メチル−N−
ビニルアセトアミドが特に好適である。
脂肪族、脂環族、芳香族及び芳香脂肪族メタクリル酸エ
ステルが成分C)として適している。メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−1+−及び
t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸フェニル及びメタクリル酸ベンジルが好適である。メ
タクリル酸メチルが特に好適である。
本発明において適当な七ツマ−D)は、(メタ)アクリ
ル酸エステル基に加えて少なくとも1つの他の同−又は
異なるオレフィン性不飽和基を含有する公知の化合物で
ある。これらの化合物と17では、たとえば、エチレン
グリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、1.
4−ブタンジオールジメタクリレー)、1.6−ヘキサ
ンジオールメタクリレート、トリメチロールプロパンジ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、ペンタエリトリトールトリー及びテトラメタク
リレート、メチル−1,5−ベンタンジオールジメタク
リレート、ネオヘンチルグリコールジメタクリレート、
メチレンビス−メタクリルアミド、及びジヒドロジシク
ロペンタジェニルモノメタクリレート、メタクリル酸ア
リル、メタクリル酸ビニル、とスーフェノールーA−ジ
メタクリレート及び相当するアクリル酸エステルのよう
な、2〜20C−原子を含有する多官能アルコールのア
クリル酸及びメタクリル酸エステルを包含する。
架橋剤E)は少なくとも2個のオレフィン性不飽和基(
ビニル又はアリル基)を有するが(メタ)アクリル酸エ
ステル基を含有していない。これらの公知のモノマーの
例は、ブタンジオールジビニルエーテル、ジビニルエタ
ン尿素、ジビニルプロピレン尿素、3.3−エチリデン
−ビス−(N−ビニル−2−ピロリドン)、アジピン酸
ジビニル、ジビニルベンゼン、フタル酸ジビニル、シア
ヌル酸トリアリル、インシアヌル酸トリアリル、ジエチ
レングリコールジアリルカーボネート、マレイン酸ジア
ルキル、イタコン酸ジアリル、トリメチロールプロパン
ジー及びトリアリルエーテル、′トリメリド酸トリアリ
ル、N、N−ジアリルメラミンなどを包含する。架橋剤
D)及びE)の組み合わせは共重合体から製造したレン
ズ又は殻の透明性と半径安定性のために重要であり、且
つ水によって僅かな割合の材料が抽出されるに過ぎない
ようにするためにも重要である。
A)及びB)と共重合し且つ共重合体の意図する用途を
害することがない、重量で30係に至るまでの他の公知
のモノマーF)を、好ましくはC)の一部の代シに、共
重合体の製造の間に使用することができる。その例とし
ては、特に、アクリル酸又はメタクリル酸の01〜C1
,アルキル又はシクロアルキルエステル、(メタ)アク
リル酸のモノヒドロキシ又はジヒドロキシ−〇、〜C0
−アルキルエステル、並びにそれらのアルキルエーテル
、たとえば、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2.3−ジ
ヒドロキシプロピル、1.4−ブタンジオールモノアク
リレート、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリ
ル酸グリシジル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラ
ウリル酸ビニル及びバルサテン酸ビニルがある。共重合
体中のF)のC)に対する重量による比率は1:0.5
の値を超えてはならない。
モノマー人)乃至F)の架橋共重合は、たとえば、加熱
、電子線照射、光によって、またはラジカル生成開始剤
によって開始する、ラジカル重合の通常の方法によって
遂行することができる。電子線照射および光重合はイン
ド・ヒム(Int、Ch−im) 1983、第242
号、121〜126頁及びドイツ特許公開筒3.300
.345号中に詳細に記されているようにして行なうこ
とが好ましい。
重合はプレート室中でいわゆる塊状重合として行なうこ
とができるが、ガラス管又はプラスチックカップ中で行
なうこともできる。カップは、製造すべき成形製品に相
当する形態、たとえば、コンタクトレンズ半製品又は最
終レンズの形態を有することができる。重合はA)乃至
F)に基づいて、重量で2004に至るまでのエチレン
グリコールの添加によって行ない、次いでこれを水によ
って洗い去ることもできる。
本発明による重合体は一般に、乾燥状態で、1と=1.
5000〜1.5500.好ましくは1.5100〜1
.5300の屈折率を有している。
本発明による重合体は110X10の寸法とI順の厚さ
を有する円板を使用して測定して、生理的食塩水中にお
込て2〜5時間、好ましくは3〜4時間以内に平衝含水
量に達する。
本発明による共重合体は親水性及び疎水性重合体から成
り且つ同時的な重合によって生じる相互貫入網状構造の
形態にある。
相互貫入網状共重合体内の親水性重合体成分は主として
モノマーA)及びB)から成っている。
モノマーA)及びB)は類似の共重合反応性比を有し且
つランダム共重合体を生じる。相互貫入網状共重合体中
の疎水性重合体成分は主としてモノマーC)から成って
いる。本発明の重合体は架橋作用を有する多官能モノマ
ーD)及びE)によって架橋するから、親水性及び疎水
性重合体成分は相互に貫入しており分離することができ
ない。相互貫入網状構造は乾燥状態では硬質である。ガ
ラス状態からゴム弾性状態への転移は90℃より高い。
重合体は水中で膨潤し、それによってそ自体の重さの4
倍に至るまでの水を吸収することかできる。水和した状
態に基づいて、吸水能力は重量で40〜804、好まし
くは55〜70%である。
本発明による親水性架橋共重合体の製造方法もまた見出
されたが、この方法は 人) 重量で28〜70部のN−ビニルピロリドン、 B) 重量で2〜20部の一般式 %式% 式中でR及びR′は独立的に01〜Cl4−アルキル基
を表わす、 のN−ビニルアミド、 C) 重量で10.0〜70部の、アルコール部分中に
1〜8、好ましくは1〜6C−原子を含有する、メタク
リル酸のエステル、 D) 重量で0〜1部の多官能(メタ)アクリル酸エス
テル架橋剤、 E) 重量で0.01〜1.5部の多官能ビニル又はア
リル架橋剤、及び場合によっては F) 重量で0〜30部の、A)、B)及びC)と共重
合する、モノマー を20〜120℃の範囲の温度でラジカル重合させるこ
とを特徴としている。
この方法は一方において親水性のモノマーA)及びB)
また他方において疎水性のモノマーC)の同時的な架橋
重合から成っている。両モノマーグループA)とB)及
びC)のラジカル共重合に対する反応性常数はA)及び
B)のC)との共重合がほとんど不可能であるようなも
のである。たとえば、メタクリル酸メチル(1)とN−
ビニルピロリドン(2)のモノマー混合物の共重合にお
ける反応性比はr、に対して4.7、r、に対して0.
005であシ(これに関してはJ、R,ボーク及びり、
 E、コールマン、ジャーナルオプポリマーサイエンス
、43.413/1960参照)、メタクリル酸メチル
(1)とN−メチルビニルアセトアミド(2)のモノマ
ー混合物に対する反応性比はと、に対して4.9、ヒ、
に対してo、oosである(G、P、フィッシャー及ヒ
S、レージンガー、マクロモレキュラーレヒエミー、1
84.1247(1983)参照)。
理論的にはビニルピロリドン又はN−メチルビニルアセ
トアミドはメタクリル酸メチルが完全に消費されるまで
は共重合体中に導入されないものと予想される。実際に
は、架橋した網状構造は重合の初期に既に結合したかな
シの量のビニルピロリドンとN−メチルビニルアセトア
ミドを含有する。
本発明による重合は一般にラジカル形成体によって開始
する。
考慮しつるラジカル形成体は、たとえば、過ピパリン酸
t−ブチル、ベルオキシジ炭酸ジーシクロヘキシル、過
酸化ベンゾイル、過オクタン酸t−ブチル、過酸化ラウ
リル、過酸化水素、過酸化ジ−t−ブチルのような過酸
化物及びたとえばアゾジイソ酪酸ジニトリルのようなア
ゾ化合物である。ラジカル形成開始剤は、モノマー混合
物に基づいて、重量で0.01〜0.14の量で使用す
る。
その他のラジカル形成体は、たとえば、ベンゾインイン
ブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール及びカン7
アーキノンのような、光開始剤である。いうまでもなく
、光を用いてラジカル生成を開始させることもまた可能
である。
重合は20〜80℃、好ましくは30〜50℃の温度に
お込て5時間乃至6日にわたって行なわれる。
重合は、たとえばエチレングリコール、メチルピロリド
ン、エタノール、ジメチルスルホキシドまたはジメチル
アミドのような膨潤剤の存在において行なうこともでき
る。
する、広く一般的な性質の製品を製造することができる
。その例としては歯科治療におけるライニング材料また
は透明な外傷被覆を包含する。そのほかの用途は、特に
食品のための、包装フィルムの製造である。本発明によ
る材料は薄層乃至きわめて薄層の長期にわたる装着レン
ズの製造のために特に適している。薄層乃至きわめて薄
層のレンズという表現は、その中心において、マイナス
レンズ(近視矯正用)のための設計においては0.03
〜0.15 tu Sプラスレンズ(遠視矯正用)にお
いては0.08〜0.3m、及び無水晶体レンズ(無水
晶体症の矯正)においては0.1〜0.4uの厚さを有
するレンズを包含する。レンズの内側表面の縁の区域を
平らKする(非球面設計)ことによって、既存のハード
レンズの場合に今日可能であるように、涙液の交換を増
大させ、それによって眼に対するレンズの適合性を増大
させることが可能である。レンズに達成できる薄い厚さ
は酸素に対する透過性を増大させるが、これは特に長期
にわたって装着するレンズにおいて有利である。
薄層乃至きわめて薄層のレンズの製造の間に、出発モノ
マー混合物に対して、のちの含水量に相当し且つ重合後
に水によって交換することができる量の、たとえばエチ
レングリコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、エタノール、などのような水溶性膨潤剤を加
えることもまた可能である。特に平滑な表面を有するレ
ンズは、たトエばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン−1、ポリアミド、芳香族ポリエステル
などのような射出成形した不活性材料から成る、いわゆ
る1ワンウエイ”、すなわちプラスチックカップ中の重
合によって、取得することができる。しかしながら、い
うまでもなく乾燥半完成品を公知のように旋盤切削方法
によって製造することもできる。
本発明による共重合体から製造したソフトレンズの特別
な有利性は、長期間の装着後にすら、眼の上で曇ること
がカく、褐色に変色することもなく且つ卓越した眼に対
する適合性に加えて特に良好な半径安定性及び光安定性
を有するという事実にあり、且つメタクリル酸含有重合
体と異なって、これらは長期間の装着後に1ゼリーバン
プ”付着物を生じることがない″。
N−ビニルピロリドンに基づく市販のコンタクトレンズ
と異なって、本発明に従って製造されるレンズは、水で
抽出される重要な成分を有していない(抽出物含量は重
量で0.5憾未満である)。
乾燥半加工品を用いる切削方法によって本発明による重
合体から製造した接触視力補正製品(たとえばレンズ)
は驚くべきことに再現できるように水利状態に変化させ
ることができる。
製造実施例 実施例1 下表に示す組成を有するモノマー混合物を、真空下に注
意深く脱気したのちに、密封ねじを備えた、250X2
50X5mの寸法のガラス板室中に、N2下に入れて、
紫外螢光灯によって6日間照射した。板を80℃で24
時間、次いで140℃で2時間熱処理した。この板から
12.5mjの直径を有する半加工品を打ち抜−て脱イ
オン水中で6日間透析した。半加工品を乾燥したのち、
異なる厚さのコンタクトレンズをそれから切削して研磨
した。
実施例2 下表に示すモノマー組成を有するモノマー混合物を真空
中で脱気し、管中に0.4パールの加圧を存在させるこ
とができるようKばねで留めたプランジャーを備えた、
125m×6αの寸法のポリプロピレン製の管中に気泡
がないように入れた。
この管を40℃の空気浴温度の循環空気による恒温器中
で3日間螢光灯によって照射し、その後80℃で24時
間熱処理し、流し出したのち、半加工品を水中で膨潤さ
せた。膨潤した半加工品を円板状に切υ、それを乾燥し
て吸水率を測定した。乾燥した半加工品から切削により
、水中で膨潤してソフトレンズとなるコンタクトレンズ
を得た。
実施例3 実施例1及び2からの重合体I〜■から製造した、中心
における0、08IIJまでの厚さを有するコンタクト
レンズの内側半径の測定は、良好な半径安定性(変動(
0,1ma )を示す。スリットランプ試験中に汚れや
曇シは認められなかった。
実施例4 光透過率は47闘の層の厚さで90係であった。
水抽出性の成分を測定するために、厚さ5藺の小板を脱
イオン流水下に6日間貯蔵し、次いで80℃で24時間
、140℃で2時間乾燥したのち再秤量した。重量減は
何れの場合も0.5係未満であった。
実施例5 ウサギの眼に対する動物試験は21日の連続装着後にす
ら眼に対するこの材料の良好な生物学的適応性を示した
実施例6 市販のポリビニルピロリドンコンタクトレンズに対して
1ゼリーバンプ”の付着に対する特定の傾向を有してい
る選択した被験者について試験するとき、長期間にわた
る装着(数ケ月)後にすら付着に対する著るしく低下し
た傾向が認められた。
実施例7 重合体の屈折率(乾燥状態)と吸水平衡時間を測定して
次の結果を得た: 重合体■:屈折1〜=1.5165、 生理的食塩溶液中で厚さ111Jの円板を用いて測定す
ると3時間後に平衡吸水に達した。
重合体■:屈折率ζ=1.5231 生理的食塩溶液中で厚さ1+uの円板を用いて測定する
と3.5時間後に平衡吸水に達した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A)重量で28〜70部のN−ビニルピロリドン、 B)重量で2〜20部の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中で R及びR′は相互に独立的にC_1〜C_4−アルキル
    基を表わす、 のN−ビニルアミド、 C)重量で10.0〜70部の、アルコール部分中に1
    〜8のC原子を含有する、メ タクリル酸のエステル、 D)重量で0〜1部の多官能(メタ)アク リル酸エステル架橋剤、 E)重量で0.01〜1.5部の多官能ビニル又はアリ
    ル架橋剤、及び場合によつては F)重量で0〜30部の、A)、B)及び C)と共重合する、モノマー から成る親水性架橋共重合体。 2、成分A)の含量は重量で45〜65部であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の共重合体。 3、成分B)の含量は重量で4〜15部であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1又は2項記載の共重合体
    。 4、成分C)の含量は重量で20〜51部であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項記載の共重合体
    。 5、成分D)の含量は重量で0.1〜0.6部であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1〜4項記載の共重
    合体。 6、成分E)の含量は重量で0.1〜1.0部であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1〜5項記載の共重
    合体。 7、成分B)はN−メチル−N−ビニルアセトアミドで
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜6項記載
    の共重合体。 8、成分C)はメタクリル酸メチルであることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1〜7項記載の共重合体。 9、使用の間に生体組織と接触する製品、特に接触視力
    補正製品の製造のための特許請求の範囲第1〜8項記載
    の共重合体の使用。 10、特許請求の範囲第1〜8項記載の共重合体から成
    ることを特徴とする、親水性ソフトレンズ。 11、A)重量で28〜70部のN−ビニルピロリドン
    、 B)重量で2〜20部の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中でR及びR′は独立的にC_1〜C_4−アルキル
    基を表わす、 のN−ビニルアミド、 C)重量で10.0〜70部の、アルコー ル部分中に1〜8の炭素原子、好まし くは1〜6の炭素原子を含有する、メ タクリル酸のエステル、 D)重量で0〜1部の多官能(メタ)ア クリル酸エステル架橋剤、 E)重量で0.01〜1.5部の多官能ビニル又はアリ
    ル架橋剤、及び場合によつ ては F)重量で0〜30部の、A)、B)及 びC)と共重合する、モノマー を20〜120℃の範囲の温度におけるラジカル重合に
    よつて重合させることを特徴とする、親水性、架橋共重
    合体の製造方法。 12、ラジカル形成体として過酸化物、アゾ化合物、光
    開始剤又は光を使用することを特徴とする、特許請求の
    範囲第11項記載の方法。
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