JPS61143136A - 樹脂製ガラス板 - Google Patents
樹脂製ガラス板Info
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- JPS61143136A JPS61143136A JP26474484A JP26474484A JPS61143136A JP S61143136 A JPS61143136 A JP S61143136A JP 26474484 A JP26474484 A JP 26474484A JP 26474484 A JP26474484 A JP 26474484A JP S61143136 A JPS61143136 A JP S61143136A
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- Japan
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- resin
- glass plate
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- resin glass
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は樹脂製ガラス板の改良に関し、特に自動車用の
樹脂製ガラス板に適用できるものに関する。
樹脂製ガラス板に適用できるものに関する。
[従来の技術]
従来のガラス板特に自動車用ガラス板には無機材料から
成る無機系のガラス板が使用されている。
成る無機系のガラス板が使用されている。
しかしこの無機系ガラス板には破損しやすく、飛散しや
すい欠点がある。この点を改良するために、ポリビニル
ブチラールの如きゴム状弾性体を無機ガラスの間に積層
した合せガラスが開発されてきた。しかし、合せガラス
は破損に対しては貫通性という点で、十分ではない。
すい欠点がある。この点を改良するために、ポリビニル
ブチラールの如きゴム状弾性体を無機ガラスの間に積層
した合せガラスが開発されてきた。しかし、合せガラス
は破損に対しては貫通性という点で、十分ではない。
そこで上記欠点を改良することと、および自動車の軽量
化を図ること等から、無機ガラスに代え、合成樹脂製の
ガラスを用いることが考えられている。しかし合成樹脂
製のガラスでは硬さに難点があり、表面が傷付き易く、
又洗車後のワックス塗りにおいてそのワックスが付着し
た場合の拭き取りが容易でない等の問題がある。そこで
一般に合成樹脂製のガラスにソーダ硝子等の成分を有す
る硝子皮膜をスプレ一方式、DIP方式、スパッタリン
グ方式、蒸着方式により表面処理を行なっていた。しか
しこの方法では、製造工程が煩雑であり、しかも該硝子
皮膜の樹脂表面への密着が必ずしも十分でないという欠
点がある。
化を図ること等から、無機ガラスに代え、合成樹脂製の
ガラスを用いることが考えられている。しかし合成樹脂
製のガラスでは硬さに難点があり、表面が傷付き易く、
又洗車後のワックス塗りにおいてそのワックスが付着し
た場合の拭き取りが容易でない等の問題がある。そこで
一般に合成樹脂製のガラスにソーダ硝子等の成分を有す
る硝子皮膜をスプレ一方式、DIP方式、スパッタリン
グ方式、蒸着方式により表面処理を行なっていた。しか
しこの方法では、製造工程が煩雑であり、しかも該硝子
皮膜の樹脂表面への密着が必ずしも十分でないという欠
点がある。
また一方、表面にハードコート層を有する熱可塑性プラ
スチックフィルム等を有する、射出成形された合成樹脂
成形品についての発明が知られている〈特開昭57−1
93331)。しかしこの合成樹脂成形品は、(1)外
装材、例えば自動車においては各種ランプカバー、レン
ズ、ミラー等を対象としていること、(2)合成樹脂成
形品は射出成形品であること、〈3)フィルムに着色剤
、紫外線吸収剤を単に浸漬させて、該フィルムに着色性
または耐紫外線性を付与するにすぎないことの特徴を有
する。
スチックフィルム等を有する、射出成形された合成樹脂
成形品についての発明が知られている〈特開昭57−1
93331)。しかしこの合成樹脂成形品は、(1)外
装材、例えば自動車においては各種ランプカバー、レン
ズ、ミラー等を対象としていること、(2)合成樹脂成
形品は射出成形品であること、〈3)フィルムに着色剤
、紫外線吸収剤を単に浸漬させて、該フィルムに着色性
または耐紫外線性を付与するにすぎないことの特徴を有
する。
従って従来の該ハードコート層を有する合成樹脂成形品
には、(1)樹脂製ガラス板への応用が意図されていな
いこと、(2〉射出成形可能の材料により成形されるの
で該成形品の機械的強度、耐熱性等は必ずしも十分でな
いこと、(3)着色剤、紫外線吸収剤のフィルムへの浸
入によりフィルムへこれらの機能を付与するので、該フ
ィルムへの浸入不能の物質による機能を付与することは
できないし、該フィルムの強度も十分でなくなること等
の欠点がある。
には、(1)樹脂製ガラス板への応用が意図されていな
いこと、(2〉射出成形可能の材料により成形されるの
で該成形品の機械的強度、耐熱性等は必ずしも十分でな
いこと、(3)着色剤、紫外線吸収剤のフィルムへの浸
入によりフィルムへこれらの機能を付与するので、該フ
ィルムへの浸入不能の物質による機能を付与することは
できないし、該フィルムの強度も十分でなくなること等
の欠点がある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、上記欠点を克服するものであり、ガラスの飛
散防止を図り、機械的および耐熱性に優れ、かつ特にガ
ラスに必要とされる各種の機能が自由に付与された樹脂
製ガラス板を提供することを目的とする。
散防止を図り、機械的および耐熱性に優れ、かつ特にガ
ラスに必要とされる各種の機能が自由に付与された樹脂
製ガラス板を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明の樹脂製ガ・ラス板は、フィルム基体と該フィル
ム基体の表面に形成されたハードコート膜とから成る樹
脂製フィルムと、該フィルム基体の裏面側に、注型成形
により一体内に形成された注型樹脂板と、から構成され
ることを特徴とする。
ム基体の表面に形成されたハードコート膜とから成る樹
脂製フィルムと、該フィルム基体の裏面側に、注型成形
により一体内に形成された注型樹脂板と、から構成され
ることを特徴とする。
〈1)樹脂製フィルム
本発明の樹脂製ガラス板の構成要素の1つは、フィルム
基体と、該フィルム基体の表面に形成されたハードコー
ト膜とから成る樹脂製フィルムである。
基体と、該フィルム基体の表面に形成されたハードコー
ト膜とから成る樹脂製フィルムである。
上記フィルム基体の材質、形状等は特に限定されず、目
的、用途により種々のものが選択される。
的、用途により種々のものが選択される。
この材質には、例えばポリメタルメタクリレート、ポリ
カーボネート、メチルメタクリレート−スチレンブタジ
ェン共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリスチレン等が
用いられる。このうちポリカーボネートが好ましい。機
械的性質、透明性およびフィルム形成の容易性等のため
である。この厚さは、通常200μm程度である。
カーボネート、メチルメタクリレート−スチレンブタジ
ェン共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリスチレン等が
用いられる。このうちポリカーボネートが好ましい。機
械的性質、透明性およびフィルム形成の容易性等のため
である。この厚さは、通常200μm程度である。
上記ハードコート膜の材質、厚さ、形状等は、特に限定
されず、目的、用途により種々のものが選択される。こ
の材質には、通常、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、
アミノ樹脂系、ポリシロキサン系等のハードコート剤が
用いられる。なお該材質には、上記フィルム基体表面へ
の接着性の大きいものが好ましい。この厚さは通常3〜
10μm程度である。また該ハードコート膜が上記フィ
ルム基体の表面へ十分に密着しない場合には、イの中間
に所望のプライマー塗膜が形成される。
されず、目的、用途により種々のものが選択される。こ
の材質には、通常、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、
アミノ樹脂系、ポリシロキサン系等のハードコート剤が
用いられる。なお該材質には、上記フィルム基体表面へ
の接着性の大きいものが好ましい。この厚さは通常3〜
10μm程度である。また該ハードコート膜が上記フィ
ルム基体の表面へ十分に密着しない場合には、イの中間
に所望のプライマー塗膜が形成される。
本発明の樹脂製ガラス板においては、上記樹脂製フィル
ムは、第1図に示すように注型樹脂板4の一方の面一ヒ
に形成させることもできるし、第2図に示すように注型
樹脂板4の両方の面上に形成させることもできる。また
通常は該IHWt製フィルムは該注型樹脂板の全面に形
成されるが、目的に応じてその一部の面に形成させるこ
ともで声る。
ムは、第1図に示すように注型樹脂板4の一方の面一ヒ
に形成させることもできるし、第2図に示すように注型
樹脂板4の両方の面上に形成させることもできる。また
通常は該IHWt製フィルムは該注型樹脂板の全面に形
成されるが、目的に応じてその一部の面に形成させるこ
ともで声る。
上記樹脂製フィルムの製造方法は、通常、押出成形によ
り形成された所定厚の熱可塑性樹脂フィルムの表面に必
要に応じてプライマー塗装を行い、プライマー塗膜を形
成し、該プライ7−塗膜表面にハードコート剤を塗布し
、硬化処理をし、ハードコート膜を形成するものである
。
り形成された所定厚の熱可塑性樹脂フィルムの表面に必
要に応じてプライマー塗装を行い、プライマー塗膜を形
成し、該プライ7−塗膜表面にハードコート剤を塗布し
、硬化処理をし、ハードコート膜を形成するものである
。
(2)注型樹脂板
本発明の樹脂製ガラス板の他の構成要素は、例えば第1
図に示すように、上記説明の樹脂製フィルム1のフィル
ム基体2の裏面側に注型成形により一体内に形成された
注型樹脂板4である。
図に示すように、上記説明の樹脂製フィルム1のフィル
ム基体2の裏面側に注型成形により一体内に形成された
注型樹脂板4である。
該注型樹脂板の材質、厚さ、形状等は特に限定されず、
目的、用途により種々のものが選択される。この材質と
しては、通常、ポリメチルメタクリレート、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、6−ナイロン、アリルジグリコ
ールカーボネート等が用いられる。これらのうちポリメ
チルメタクリレートが好ましい。機械的強度、透明性、
耐候性、耐キズ付性等に優れるからである。
目的、用途により種々のものが選択される。この材質と
しては、通常、ポリメチルメタクリレート、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、6−ナイロン、アリルジグリコ
ールカーボネート等が用いられる。これらのうちポリメ
チルメタクリレートが好ましい。機械的強度、透明性、
耐候性、耐キズ付性等に優れるからである。
(3)機能皮膜
第3図に示すように、フィルム基体2の裏面にには機能
皮1t!J 5が形成され、注型樹脂板4は該機能皮膜
50反対側表面に注型成形により形成されているものと
することができる。
皮1t!J 5が形成され、注型樹脂板4は該機能皮膜
50反対側表面に注型成形により形成されているものと
することができる。
該機能皮膜は、樹脂製ガラス板としての機能を高める皮
膜であれば良く、特に限定されない。例えば該機能皮膜
としては、発熱して防曇機能を有する導電性皮膜、熱線
反射膜、所定の模様、図形等を人に知覚させる装飾性皮
膜等がある。
膜であれば良く、特に限定されない。例えば該機能皮膜
としては、発熱して防曇機能を有する導電性皮膜、熱線
反射膜、所定の模様、図形等を人に知覚させる装飾性皮
膜等がある。
−7一
本樹脂製ガラス板においては、例えば、第4図および第
5図に示すようにフィルム基体2の裏面に導電性皮膜を
形成させた構成とすることができる。該導電性皮膜の材
質としては、例えば、インジウムススオキサイド(丁n
203−8n Ot >、二酸化錫(Sn02)、酸
化インジウム((nz03)等の透明材料等を用いるこ
とができ、通常インジウムスズオキサイドが用いられる
。またこれらの導電性皮膜はスパッタリング等の方法に
より形成される。また該導電性皮膜のフィルム基体への
接着性が不十分のときは、第4図に示すように該導電性
皮膜51と該フィルム基体2の中間にプライマー塗膜5
1aを形成させることができるし、また第5図に示すよ
うに該フィルム基体2の裏面側をプラズマ処理をして該
プラズマ処理!l!51bの裏面側に該導電性皮膜51
を形成させることもできる。 □ 本樹脂製ガラス板においては、例えば、第6図に示すよ
うに、フィルム基体2の裏面に装飾性皮膜52を形成さ
せた構成とすることができる。該装飾性皮膜としては、
所望の図柄、色彩等を有する樹脂製フィルムを用いるこ
とができる。該装飾性皮膜52は、通常接着剤を用いて
フィルム基体2の裏面に貼付される。
5図に示すようにフィルム基体2の裏面に導電性皮膜を
形成させた構成とすることができる。該導電性皮膜の材
質としては、例えば、インジウムススオキサイド(丁n
203−8n Ot >、二酸化錫(Sn02)、酸
化インジウム((nz03)等の透明材料等を用いるこ
とができ、通常インジウムスズオキサイドが用いられる
。またこれらの導電性皮膜はスパッタリング等の方法に
より形成される。また該導電性皮膜のフィルム基体への
接着性が不十分のときは、第4図に示すように該導電性
皮膜51と該フィルム基体2の中間にプライマー塗膜5
1aを形成させることができるし、また第5図に示すよ
うに該フィルム基体2の裏面側をプラズマ処理をして該
プラズマ処理!l!51bの裏面側に該導電性皮膜51
を形成させることもできる。 □ 本樹脂製ガラス板においては、例えば、第6図に示すよ
うに、フィルム基体2の裏面に装飾性皮膜52を形成さ
せた構成とすることができる。該装飾性皮膜としては、
所望の図柄、色彩等を有する樹脂製フィルムを用いるこ
とができる。該装飾性皮膜52は、通常接着剤を用いて
フィルム基体2の裏面に貼付される。
本樹脂製ガラス板においては、例えば第7図に示すよう
にフィルム基体2の裏面に熱線反射1! 53を形成さ
せた構成とすることができる。該熱線反射膜53の材質
には、通常二酸化チタン(TiOx)−銀(A(J >
−Ti Otの三層皮膜が用いられる。これらの薄膜は
、通常スパッタリングにより形成される。
にフィルム基体2の裏面に熱線反射1! 53を形成さ
せた構成とすることができる。該熱線反射膜53の材質
には、通常二酸化チタン(TiOx)−銀(A(J >
−Ti Otの三層皮膜が用いられる。これらの薄膜は
、通常スパッタリングにより形成される。
本樹脂製ガラス板においては、例えば第8図に示すよう
にフィルム基体2の裏面に形成された熱線反射膜53の
裏面に、さらに装飾性成p!52を形成させた構成とす
ることができる。
にフィルム基体2の裏面に形成された熱線反射膜53の
裏面に、さらに装飾性成p!52を形成させた構成とす
ることができる。
本樹脂製ガラス板の製造方法は、通常以下の通りである
。即ち、まず所望の樹脂製フィルム(目的により上記の
機能皮膜が形成されている。)を選択し、所望の寸法に
打ち扱く。次いで樹脂製ガラス成形型に該フィルムをセ
ットし、所定のキャビティ内に注型樹脂を流し込み、重
合させ熱処理を行ない、冷却後樹脂製ガラス板を離型し
、本樹脂製ガラス板をIIJ造する。
。即ち、まず所望の樹脂製フィルム(目的により上記の
機能皮膜が形成されている。)を選択し、所望の寸法に
打ち扱く。次いで樹脂製ガラス成形型に該フィルムをセ
ットし、所定のキャビティ内に注型樹脂を流し込み、重
合させ熱処理を行ない、冷却後樹脂製ガラス板を離型し
、本樹脂製ガラス板をIIJ造する。
以下、実施例により本発明を説明゛する。
本実施例により製造された樹脂製ガラス板の一部断面図
を第7図に示した。本樹脂製ガラス板は、フィルム基体
2と、該フィルム基体2の表面に形成されたハードコー
ト膜3と、該フィルム基体2の裏面に形成された熱線反
射膜53とから成る樹脂製フィルムと、該熱線反射膜5
3の裏面に注型成形により一体内に形成された注型樹脂
板4とから構成される。
を第7図に示した。本樹脂製ガラス板は、フィルム基体
2と、該フィルム基体2の表面に形成されたハードコー
ト膜3と、該フィルム基体2の裏面に形成された熱線反
射膜53とから成る樹脂製フィルムと、該熱線反射膜5
3の裏面に注型成形により一体内に形成された注型樹脂
板4とから構成される。
該樹脂製ガラス板は自動車のルーフ、オペラウインド、
リヤウィンド等に用いられるガラス板(1500ms、
横800Il111厚す5IlllIl)テアル。
リヤウィンド等に用いられるガラス板(1500ms、
横800Il111厚す5IlllIl)テアル。
該フィルム基体2はポリカーボネートから成り、厚さは
約200μ書である。該ハードコート膜3はシリコーン
系から成り、厚さは約3〜10μ−である。該熱線反射
膜53は、Tidy−AU−Ti0zの三層から成り、
その厚さは約800〜1000人である。なお該熱線反
射膜53は、アクリル系又はシリコーン系プライマー塗
膜(厚さ約2〜4μm)を介してフィルム基体2の裏面
に接着して形成されている。注型樹脂板4はポリメチル
メタクリレートから成り、その厚さは4〜8IIIll
である。
約200μ書である。該ハードコート膜3はシリコーン
系から成り、厚さは約3〜10μ−である。該熱線反射
膜53は、Tidy−AU−Ti0zの三層から成り、
その厚さは約800〜1000人である。なお該熱線反
射膜53は、アクリル系又はシリコーン系プライマー塗
膜(厚さ約2〜4μm)を介してフィルム基体2の裏面
に接着して形成されている。注型樹脂板4はポリメチル
メタクリレートから成り、その厚さは4〜8IIIll
である。
上記の樹脂製ガラス板は以下のようにして製造された。
まず上記のハードコート膜を有するフィルム基体2から
成る市販のフィルム(三菱ガス化学(株)製)のフィル
ム基体裏面上に上記プライマー塗膜を形成せしめ、その
表面上にTidy、AOさらにはTi0zの各薄膜を順
次スパッタリングさせて、熱線反射膜53を形成させた
。この熱線反射膜53を有する樹脂製フィルムを、上記
の自動車用ガラスの平面形状と一致する形状に打ち扱い
た。該打ち抜かれた樹脂製フィルムを、所定形状のキャ
ビティを有する成形型の一端に配置し、ガスケット、締
め金具等を用いて該樹脂製フィルムを固定する。その後
ポリメチルメタクリレ−トの注型樹脂シラツブ5Y10
5(三菱レイヨン(株)製、なお該シラツブは触媒を含
む。)を該キャビティ内に注入し、60℃の水槽中で重
合させ、その後冷却し該成形型から注型成形品を取り出
し、樹脂製ガラス板を製造した。
成る市販のフィルム(三菱ガス化学(株)製)のフィル
ム基体裏面上に上記プライマー塗膜を形成せしめ、その
表面上にTidy、AOさらにはTi0zの各薄膜を順
次スパッタリングさせて、熱線反射膜53を形成させた
。この熱線反射膜53を有する樹脂製フィルムを、上記
の自動車用ガラスの平面形状と一致する形状に打ち扱い
た。該打ち抜かれた樹脂製フィルムを、所定形状のキャ
ビティを有する成形型の一端に配置し、ガスケット、締
め金具等を用いて該樹脂製フィルムを固定する。その後
ポリメチルメタクリレ−トの注型樹脂シラツブ5Y10
5(三菱レイヨン(株)製、なお該シラツブは触媒を含
む。)を該キャビティ内に注入し、60℃の水槽中で重
合させ、その後冷却し該成形型から注型成形品を取り出
し、樹脂製ガラス板を製造した。
上記により製造された樹脂製ガラス板においては、三次
元縮合させたシリコーン樹脂から成るハードコート膜3
、所定の熱線反射l!!I53を有し、フィルム基体2
はポリカーボネートにより形成された樹脂製フィルムを
有する。従って該樹脂製ガラス板は、その表面が傷付き
にクク、第9図に示すように熱線反1)1 機能をする
ので室内の熱線による温度上昇を防止でき、また機械的
強度の大きな樹脂製フィルムを注型樹脂板上に有するの
で該樹脂製ガラスは破損しにくくかつ破損した場合の破
損物の飛散が少ない。
元縮合させたシリコーン樹脂から成るハードコート膜3
、所定の熱線反射l!!I53を有し、フィルム基体2
はポリカーボネートにより形成された樹脂製フィルムを
有する。従って該樹脂製ガラス板は、その表面が傷付き
にクク、第9図に示すように熱線反1)1 機能をする
ので室内の熱線による温度上昇を防止でき、また機械的
強度の大きな樹脂製フィルムを注型樹脂板上に有するの
で該樹脂製ガラスは破損しにくくかつ破損した場合の破
損物の飛散が少ない。
また該樹脂製ガラス板においては、フィルム基体の裏面
側に注型成形により一体内に形成されたポリメチルメタ
クリレートから成る注型樹脂板を有する。従って該樹脂
製ガラス板は、その強度および透明性、耐候性に優れ、
また上記フィルムとの密着性に優れる。故に該樹脂製ガ
ラス板は、耐衝撃性に強く、自動車室内の明るさを維持
できる。
側に注型成形により一体内に形成されたポリメチルメタ
クリレートから成る注型樹脂板を有する。従って該樹脂
製ガラス板は、その強度および透明性、耐候性に優れ、
また上記フィルムとの密着性に優れる。故に該樹脂製ガ
ラス板は、耐衝撃性に強く、自動車室内の明るさを維持
できる。
本発明の樹脂製ガラス板は、フィルム基体と該フィルム
基体の表面に形成されたハードコート膜とから成る樹脂
製フィルムと、該樹脂製フィルム基体の裏面側に、注型
成形により一体内に形成された注型樹脂板と、から構成
されることを特徴とする。
基体の表面に形成されたハードコート膜とから成る樹脂
製フィルムと、該樹脂製フィルム基体の裏面側に、注型
成形により一体内に形成された注型樹脂板と、から構成
されることを特徴とする。
従って本樹脂製ガラス板においては、樹脂製フイ。ムを
有する樹脂製ガラ、ス板のため、無機系の合せガラスと
比べて、破損しがたく、破損してもその破損物の飛散が
低減される。
有する樹脂製ガラ、ス板のため、無機系の合せガラスと
比べて、破損しがたく、破損してもその破損物の飛散が
低減される。
本樹脂製ガラス板は、ハードコート層を有する樹脂製フ
ィルムを用いて一体注型成形により製造されるので、従
来のように塗装工程、成形品のアニール処理、等を必要
とせず生産工程を簡略化できるし、また樹脂製フィルム
の注型樹脂板への接着強度が大きく、かつ従来の射出成
形用材料と異なり機械的強度の大ぎい材料を使用できる
ので、耐衝撃性にも優れる。また本樹脂製ガラス板にお
いては、従来の射出成形による場合と比べ、深絞り等の
複雑な形状に成形できるし、また注型樹脂本樹脂製ガラ
ス板においては、種々の機能皮膜を有する樹脂製フィル
ムを自由に選択できるので、従来のガラス板と比べて付
加価値の高い樹脂製ガラス板とすることができる。
ィルムを用いて一体注型成形により製造されるので、従
来のように塗装工程、成形品のアニール処理、等を必要
とせず生産工程を簡略化できるし、また樹脂製フィルム
の注型樹脂板への接着強度が大きく、かつ従来の射出成
形用材料と異なり機械的強度の大ぎい材料を使用できる
ので、耐衝撃性にも優れる。また本樹脂製ガラス板にお
いては、従来の射出成形による場合と比べ、深絞り等の
複雑な形状に成形できるし、また注型樹脂本樹脂製ガラ
ス板においては、種々の機能皮膜を有する樹脂製フィル
ムを自由に選択できるので、従来のガラス板と比べて付
加価値の高い樹脂製ガラス板とすることができる。
本樹脂製ガラス板においては、従来の、単に浸漬処理に
より樹脂製フィルムに所定の機能を付加する方法と比べ
て、機能皮膜を別個に形成させるので、樹脂製フィルム
の本来の物性を損うことがない。
より樹脂製フィルムに所定の機能を付加する方法と比べ
て、機能皮膜を別個に形成させるので、樹脂製フィルム
の本来の物性を損うことがない。
第1図はハードコート膜を有する樹脂製フィルムが注型
樹脂板の一方の面に形成されて成る樹脂製ガラス板の一
部断面図である。第2図はバー゛ドコート膜を有する樹
脂製フィルムが注型樹脂板の両面に形成されてなる樹脂
製ガラス板の一部断面図である。 第3図は機能皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図
である。第4図はブライマー塗膜を介して形成された導
電性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である。 第5図はプラズマ処理層を介して形成された導電性皮膜
を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である。第6図は
装飾性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である
。第7図は実施例により製造され、熱線反射膜を有する
樹脂製ガラス板の一部断面図である。第8図は熱線反射
膜および装飾性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面
図である。 第9図は実施例に係る樹脂製ガラス板において3・・・
ハードコート膜 4・・・注型樹脂板5・・・機能
皮膜 51・・・導電性皮膜51a・・・プライマ
ー塗膜 51b・・・プラズマ処理層
樹脂板の一方の面に形成されて成る樹脂製ガラス板の一
部断面図である。第2図はバー゛ドコート膜を有する樹
脂製フィルムが注型樹脂板の両面に形成されてなる樹脂
製ガラス板の一部断面図である。 第3図は機能皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図
である。第4図はブライマー塗膜を介して形成された導
電性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である。 第5図はプラズマ処理層を介して形成された導電性皮膜
を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である。第6図は
装飾性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面図である
。第7図は実施例により製造され、熱線反射膜を有する
樹脂製ガラス板の一部断面図である。第8図は熱線反射
膜および装飾性皮膜を有する樹脂製ガラス板の一部断面
図である。 第9図は実施例に係る樹脂製ガラス板において3・・・
ハードコート膜 4・・・注型樹脂板5・・・機能
皮膜 51・・・導電性皮膜51a・・・プライマ
ー塗膜 51b・・・プラズマ処理層
Claims (5)
- (1)フィルム基体と該フィルム基体の表面に形成され
たハードコート膜とから成る樹脂製フィルムと、 該フィルム基体の裏面側に、注型成形により一体内に形
成された注型樹脂板と、から構成されることを特徴とす
る樹脂製ガラス板。 - (2)フィルム基体の裏面には機能皮膜が形成され、注
型樹脂板は該機能皮膜の反対側表面に注型成形により形
成されている特許請求の範囲第1項記載の樹脂製ガラス
板。 - (3)機能皮膜は装飾性皮膜である特許請求の範囲第2
項記載の樹脂製ガラス板。 - (4)機能皮膜は導電性皮膜である特許請求の範囲第2
項記載の樹脂製ガラス板。 - (5)機能皮膜は熱線反射膜である特許請求の範囲第2
項記載の樹脂製ガラス板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26474484A JPS61143136A (ja) | 1984-12-15 | 1984-12-15 | 樹脂製ガラス板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26474484A JPS61143136A (ja) | 1984-12-15 | 1984-12-15 | 樹脂製ガラス板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143136A true JPS61143136A (ja) | 1986-06-30 |
Family
ID=17407573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26474484A Pending JPS61143136A (ja) | 1984-12-15 | 1984-12-15 | 樹脂製ガラス板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143136A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63137017A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 模様付枠部一体クォータウインド |
-
1984
- 1984-12-15 JP JP26474484A patent/JPS61143136A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63137017A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 模様付枠部一体クォータウインド |
JPH0513848B2 (ja) * | 1986-11-28 | 1993-02-23 | Aisin Seiki |
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