JPS61142265A - 耐震壁 - Google Patents
耐震壁Info
- Publication number
- JPS61142265A JPS61142265A JP26289684A JP26289684A JPS61142265A JP S61142265 A JPS61142265 A JP S61142265A JP 26289684 A JP26289684 A JP 26289684A JP 26289684 A JP26289684 A JP 26289684A JP S61142265 A JPS61142265 A JP S61142265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- column
- deformation
- earthquake
- columns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、中小地震時にクラックが生じない耐震壁に関
する。
する。
(従来の技術)
従来の耐震壁は、柱及び梁と一体であるので、中小の地
震時でも水平力が壁に伝えられて、クラックが生じる。
震時でも水平力が壁に伝えられて、クラックが生じる。
この従来例の壁及び柱に作用する水平力と柱、梁、壁の
変形と壁のクラックとの関係を第3図に示すグラフで説
明する。従来例を示す曲線口は、水平力Pが増すと変形
δはこれに比例して大きくなるから上昇し、クラック時
変形δ。
変形と壁のクラックとの関係を第3図に示すグラフで説
明する。従来例を示す曲線口は、水平力Pが増すと変形
δはこれに比例して大きくなるから上昇し、クラック時
変形δ。
に至るとA点でクラックが発生し、さらに変形が大きく
なりA点から曲線はさらに上昇し、降伏時変形に至ると
、降伏を開始し、曲線は次第に緩るやかになり、破壊に
至る。
なりA点から曲線はさらに上昇し、降伏時変形に至ると
、降伏を開始し、曲線は次第に緩るやかになり、破壊に
至る。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、壁にクラックが入ると、その補修等のメ
ンテナンスが面倒であり、中小の地震時にクラックを生
じさせることなく対処できる耐震壁が期待されていた。
ンテナンスが面倒であり、中小の地震時にクラックを生
じさせることなく対処できる耐震壁が期待されていた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、壁外周面が柱3及び梁4との間で所定幅Wの
間隙をあけて縁切ジしてあり、壁1の両側上部は柱に連
結手段6により連結している。この連結手段は圧縮力を
柱3から壁1に伝えない構成としである。間隙5の幅W
は、耐震壁の高さケH1柱・壁接触変形角をθ1とする
と、w=Hxθ1である。間隙5は、柱及び梁との縁切
りをするためであるから、空隙であっても、この空隙に
例えばロックウールのような軟質部材を充填したもので
あっても、いずれでもよい。さらに柱3と壁1とが接触
して、壁が柱からの水平力を受けるようになった後に於
ける大地震時のエネルギー吸収能力’?C?4めるため
に、壁に補強筋2を通常の壁補強筋の他に配筋すること
が望ましい○ (実施例) 耐震壁1は、高さHが3000間のプレキャストコンク
リート部材(pc部材)からなり、内部中央部にせん断
補強筋及び大地震時のエネルギー吸収材としてのワイヤ
メツシュ2が埋設しである。
間隙をあけて縁切ジしてあり、壁1の両側上部は柱に連
結手段6により連結している。この連結手段は圧縮力を
柱3から壁1に伝えない構成としである。間隙5の幅W
は、耐震壁の高さケH1柱・壁接触変形角をθ1とする
と、w=Hxθ1である。間隙5は、柱及び梁との縁切
りをするためであるから、空隙であっても、この空隙に
例えばロックウールのような軟質部材を充填したもので
あっても、いずれでもよい。さらに柱3と壁1とが接触
して、壁が柱からの水平力を受けるようになった後に於
ける大地震時のエネルギー吸収能力’?C?4めるため
に、壁に補強筋2を通常の壁補強筋の他に配筋すること
が望ましい○ (実施例) 耐震壁1は、高さHが3000間のプレキャストコンク
リート部材(pc部材)からなり、内部中央部にせん断
補強筋及び大地震時のエネルギー吸収材としてのワイヤ
メツシュ2が埋設しである。
耐震壁1の外周面は柱3,3及び梁4との間に所定幅W
の間隙5をあけである。間隙の幅WはH×柱・壁接触時
変形角であり、この変形角” 200とすれば、W=3
000X−!−=15咽である。耐震壁1の両側上部は
、柱3から壁1に向かう圧縮力を云えない2〜3本の連
結鉄筋(第1図では3本の鉄筋全図示)6によジ柱と連
結している。連結鉄筋6は10謳径のもの全使用してい
る。耐震壁1の下部の両側は、それぞれ3本の連結鉄筋
6aで下階の梁と連結している。
の間隙5をあけである。間隙の幅WはH×柱・壁接触時
変形角であり、この変形角” 200とすれば、W=3
000X−!−=15咽である。耐震壁1の両側上部は
、柱3から壁1に向かう圧縮力を云えない2〜3本の連
結鉄筋(第1図では3本の鉄筋全図示)6によジ柱と連
結している。連結鉄筋6は10謳径のもの全使用してい
る。耐震壁1の下部の両側は、それぞれ3本の連結鉄筋
6aで下階の梁と連結している。
さらに第3図に示す水平力と変形との関係を示す曲線イ
を参照して本例の特徴を明確にする。本例では間隙5の
存在により当初壁自体には水平力が加わらず、6点で壁
1が柱3及び梁4と接触するものであるから、曲線イは
、6点までは柱3の変形δlに至るまでの曲線を示し、
この間、壁には変形は生じない。6点は壁と柱・梁との
接触始点であジ、6点から8点1では壁と柱、梁とが一
体となって変形するため壁、柱、梁の変形を示す曲線と
なる。
を参照して本例の特徴を明確にする。本例では間隙5の
存在により当初壁自体には水平力が加わらず、6点で壁
1が柱3及び梁4と接触するものであるから、曲線イは
、6点までは柱3の変形δlに至るまでの曲線を示し、
この間、壁には変形は生じない。6点は壁と柱・梁との
接触始点であジ、6点から8点1では壁と柱、梁とが一
体となって変形するため壁、柱、梁の変形を示す曲線と
なる。
本例の曲線イと従来例の曲線口とを比較する。
曲線イは、変形δ2までは曲線口よりも下方に位置し、
同じ大きさの水平力が掛る場合を考えると従来の柱・梁
と一体型の耐震壁に比較して変形が犬となる。しかるに
従来例では変形δ。のとき、すなわちA点で壁にクラン
クが生ずるのに対して、本例では間隙5の存在により壁
自体には水平力が加わっておらず、変形は起っていない
ため、壁にクラックは生じない。しかし両回線イ1口は
B点付近からほぼ同一軌跡を描き、大地震時には有効な
耐震壁として働く。
同じ大きさの水平力が掛る場合を考えると従来の柱・梁
と一体型の耐震壁に比較して変形が犬となる。しかるに
従来例では変形δ。のとき、すなわちA点で壁にクラン
クが生ずるのに対して、本例では間隙5の存在により壁
自体には水平力が加わっておらず、変形は起っていない
ため、壁にクラックは生じない。しかし両回線イ1口は
B点付近からほぼ同一軌跡を描き、大地震時には有効な
耐震壁として働く。
耐震壁1と柱3との連結手段の他の例を第4A図乃至第
4D図を参照して説明する。この連結手段は、いずれも
壁3の両側部に設け、壁が壁の面内方向に自由に動くこ
とができるように壁と柱と全連結している。
4D図を参照して説明する。この連結手段は、いずれも
壁3の両側部に設け、壁が壁の面内方向に自由に動くこ
とができるように壁と柱と全連結している。
第4A図示の例では、柱3に予め取り付けである鉄板か
らなる連結部材16の端部側が、耐震壁1の側端面に切
込んだルーズ穴la内に壁との相対的関係において移動
可能に位置している。この例において、連結部材は板体
に代えて鉄筋等であってもよい。また連結部材16を壁
1側に取り付け、ルーズ穴を柱3側に設けてもよい。
らなる連結部材16の端部側が、耐震壁1の側端面に切
込んだルーズ穴la内に壁との相対的関係において移動
可能に位置している。この例において、連結部材は板体
に代えて鉄筋等であってもよい。また連結部材16を壁
1側に取り付け、ルーズ穴を柱3側に設けてもよい。
第4B図示の例では、柱3の側面に所定間隙をあけてア
ングルからなる連結部材26.26t”対向的に取υ付
け、両部材間に耐震壁1の側端部の連結部1bi差入れ
、この連結部と連結部材とをボルト27で連結している
。壁1の移動を妨げないように両連結部材26.26に
横長のルーズ穴26a、26a(i7設け、この穴内金
ボルトが移動可能としている。
ングルからなる連結部材26.26t”対向的に取υ付
け、両部材間に耐震壁1の側端部の連結部1bi差入れ
、この連結部と連結部材とをボルト27で連結している
。壁1の移動を妨げないように両連結部材26.26に
横長のルーズ穴26a、26a(i7設け、この穴内金
ボルトが移動可能としている。
第4C図示の例では、耐震壁1の側端面にはね性を有す
る断面ひし形状の鉄板からなる連結部材36が位置し、
この連結部材の一方の側面中央部に突片36aが突設し
、これが壁内に埋入しである。突片36aにアンカー筋
36bが取り付けてあり、突片の取付けを確実にしてい
る0連結部材36の他方の側面中央部の突片36a1は
柱3の側面に形成した溝3a内に移動可能に位置してい
る。
る断面ひし形状の鉄板からなる連結部材36が位置し、
この連結部材の一方の側面中央部に突片36aが突設し
、これが壁内に埋入しである。突片36aにアンカー筋
36bが取り付けてあり、突片の取付けを確実にしてい
る0連結部材36の他方の側面中央部の突片36a1は
柱3の側面に形成した溝3a内に移動可能に位置してい
る。
なお、溝3aの内面全カバー37で保護し、このカバー
はアンカー筋37aで柱に固定しである。
はアンカー筋37aで柱に固定しである。
さらに第4D図示の例では、断面N字形状のばね板から
なる連結部材46の一端の突片46aが、壁1の側面に
取り付け、アンカー筋46bで固定し、他端の突片46
a1は柱3の溝3a内に移動可能に位置している046
は保護カバー、46aはアンカー筋である。
なる連結部材46の一端の突片46aが、壁1の側面に
取り付け、アンカー筋46bで固定し、他端の突片46
a1は柱3の溝3a内に移動可能に位置している046
は保護カバー、46aはアンカー筋である。
(発明の効果)
本発明では、中小の地震時に壁にクラックが生ずること
がなく、従来のようなりラックを生ずることに伴う不都
合を除去できる。
がなく、従来のようなりラックを生ずることに伴う不都
合を除去できる。
第1図は施工状態を示す一部切欠正面図、第2図は第1
図n−n線に沿う断面図、第3図は本例と従来例とにお
ける柱・梁と壁とを合わせた場合の水平力と変形との関
係を示すグラフ、 第4A図乃至第4D図は連結手段の他の実施例をそれぞ
れ示し、第4A図及び第4B図は平面断面図、第4C図
及び第4D図は縦断面図である。 1・・耐震壁、3・・・社、4・・・粱、 5・・・間
隙、6,1a、16+26+26a、27,36,3a
+46・・・連結手段、W・・・間隙幅。 以上 特許出願人 清水建設株式会社 第1図
図n−n線に沿う断面図、第3図は本例と従来例とにお
ける柱・梁と壁とを合わせた場合の水平力と変形との関
係を示すグラフ、 第4A図乃至第4D図は連結手段の他の実施例をそれぞ
れ示し、第4A図及び第4B図は平面断面図、第4C図
及び第4D図は縦断面図である。 1・・耐震壁、3・・・社、4・・・粱、 5・・・間
隙、6,1a、16+26+26a、27,36,3a
+46・・・連結手段、W・・・間隙幅。 以上 特許出願人 清水建設株式会社 第1図
Claims (1)
- 壁外周面が柱及び梁との間で所定幅の間隙をあけて縁切
りしてあり、壁の両側部が柱に、この柱から壁へ圧縮力
を伝えない連結手段で、連結していることを特徴とする
耐震壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26289684A JPS61142265A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐震壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26289684A JPS61142265A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐震壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61142265A true JPS61142265A (ja) | 1986-06-30 |
Family
ID=17382118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26289684A Pending JPS61142265A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐震壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61142265A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295504A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造 |
JP2006194007A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ohbayashi Corp | 鉛直力を低減した耐震壁及び鉛直力を低減した耐震壁の構築方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432532A (en) * | 1977-08-18 | 1979-03-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method of calcining raw powder material using solid fuel |
JPS569546A (en) * | 1979-07-04 | 1981-01-31 | Fuji Sash Kogyo Kk | Method of constructing coupling section of pillar and wall |
JPS5811250A (ja) * | 1981-07-09 | 1983-01-22 | 北嶋総合株式会社 | 壁体絶縁用伸縮継手 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP26289684A patent/JPS61142265A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432532A (en) * | 1977-08-18 | 1979-03-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method of calcining raw powder material using solid fuel |
JPS569546A (en) * | 1979-07-04 | 1981-01-31 | Fuji Sash Kogyo Kk | Method of constructing coupling section of pillar and wall |
JPS5811250A (ja) * | 1981-07-09 | 1983-01-22 | 北嶋総合株式会社 | 壁体絶縁用伸縮継手 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295504A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造 |
JP4588836B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2010-12-01 | 株式会社竹中工務店 | 鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造 |
JP2006194007A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ohbayashi Corp | 鉛直力を低減した耐震壁及び鉛直力を低減した耐震壁の構築方法 |
JP4706259B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2011-06-22 | 株式会社大林組 | 鉛直力を低減した耐震壁及び鉛直力を低減した耐震壁の構築方法 |
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