JP4588836B2 - 鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造(以下、RC造という場合がある。)壁の免震構法及び免震構造の技術分野に属し、更に云えば、前記ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造壁で実施する免震構法及び免震構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アスペクト比が大きく、地震時のロッキング振動に伴う浮き上がり現象を発生する建物に作用する地震入力を低減させる免震構法及び免震構造の技術としては、例えば、実公平6−18996号公報、特許第2631486号公報(平成9年7月16日発行)等に種々開示されて公知である。
【0003】
前記公報に開示された従来技術はいずれも、図6Aに示したように、建物aが水平方向に大きく変位することを許容する技術思想に立脚しており、上下方向にはできるだけ変位を生じさせないため、建物aとこれを支持する基礎bとの接点を上下方向に緊結した構造を基本としている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アスペクト比が大きい建物の場合、地震時の建物の動きは、図6Bに示したように、上下方向の変位を基本とするロッキング振動が支配的となり、免震装置cに大きな引張り軸力が作用する。そのため前記従来技術のように建物aと基礎bとを緊結した構造の場合には、前記引張り軸力に耐える免震装置c及び基礎bが必要となり、多数の棒状部材で結合したり、或いは転倒防止用の積層ゴム体を併用するほかない。その上、建物aの柱、壁にも同様な引張り軸力が作用するから当該柱、壁もそれなりに高強度な構造に構築する必要がある。
【0005】
また、都市部の建物のように隣接する建物との間隔が少ない場合には、免震層が大変形を起こすと地表部分において隣接する建物へ衝突し二次災害を起こす危険性もある。
【0006】
ところで、近年、本出願人は、特願平11−42759号(平成11年2月22日付け出願)に開示しているように、アスペクト比が大きい建物とこれを支持する支持版との接点を上下方向に緊結せず、上下方向の変位を基本とするロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造を実施する免震構法と免震構造を開発した。
この原理思想は、出願明細書の段落[0017]〜[0021]と図面の図4に記載したとおりである。
【0007】
しかしながら、前記ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造壁で実施した技術は、未だ開発されていない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、特にアスペクト比が大きい建物を対象とし、地震時のロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造壁で実施することができる鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0009】
本発明の次の目的は、建物と基礎とを緊結しないで、建物への地震入力に対して建物の浮き上がりを許容して地震力の低減化を図る技術、そして、積層ゴム等の免震装置を使用する必要がなく、地震が終了したときには残留変位がない、鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0010】
本発明の更なる目的は、建物のRC造壁に引張り軸力が発生しないため、その設計を簡略に行え、ひいては既存建物の建て替えに際して、基礎部の設計、施工の大幅な合理化を図れる、鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明にかかる鉄筋コンクリート造壁の免震構法は、
地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造壁の免震構法であって、
ダボ筋を基礎コンクリートの上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出させ、
前記基礎コンクリートの上面へ、当該鉄筋コンクリート造壁を支持し、前記ダボ筋を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材を、前記貫通孔を前記ダボ筋へ通して載置し
前記衝撃緩衝用部材における当該鉄筋コンクリート造壁の当接部分、及びダボ筋の立ち上がり部分に、それぞれ剥離材による縁切り処置を施し、
前記衝撃緩衝用部材をベースに壁の配筋を行うと共に型枠を組立て、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造壁を構築することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法において、前記基礎コンクリートにおける衝撃緩衝用部材の載置部位を、建物外部から内部へ向かって一定角度の傾斜面に形成することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法において、前記衝撃緩衝用部材の長手方向に、略鉛直に立ち上がる水板を設け、該水板に縁切り処置を施すことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法において、前記衝撃緩衝用部材は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により定着させることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載した発明にかかる鉄筋コンクリート造壁の免震構造は、
地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造壁の免震構造であって、
ダボ筋が基礎コンクリートの上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出されていること、
前記基礎コンクリートの上面に、当該鉄筋コンクリート造壁を支持し、前記ダボ筋を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材が、前記貫通孔を前記ダボ筋に通して載置されていること、
前記衝撃緩衝用部材における当該鉄筋コンクリート造壁の当接部分、及びダボ筋の立ち上がり部分は、それぞれ剥離材による縁切り処置が施され、ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造とされていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】
図1は、請求項1記載の発明にかかる鉄筋コンクリート造壁の免震構法の実施形態を示している。この鉄筋コンクリート造壁1の免震構法は、地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物を構築するために実施される。
【0017】
先ず、ダボ筋2を基礎コンクリート3の上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出させる。次に、前記基礎コンクリート3の上面へ、当該RC造壁1を支持し、前記ダボ筋2を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材4を、前記貫通孔を前記ダボ筋2へ通して載置する。前記衝撃緩衝用部材4における当該RC造壁1の当接部分、及びダボ筋2の立ち上がり部分に、それぞれ剥離材6による縁切り処置を施す。前記衝撃緩衝用部材4をベースに壁筋5の配筋を行うと共に型枠を組立て、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造壁を構築する(請求項1記載の発明)。
【0018】
前記ダボ筋2は、前記RC造壁1の長手方向へ沿って略中央に配設し、前記RC造壁1に作用する水平方向のせん断力を基礎コンクリート3へ確実に伝達できる本数とする。また、前記ダボ筋2の突き出し高さは前記ロッキング振動による建物の設計浮き上がり高さより高く設定して実施している。
【0019】
前記衝撃緩衝用部材4は、前記ロッキング振動に伴う浮き上がり時に支持点となる場合でも、RC造壁1からの上載荷重に耐えられ、しかもRC造壁1の落下衝撃力にも耐えられる強度とされ、床レベルに設置されている。例えば、厚さが数cm程度の積層ゴムシート、或いは鉛板、鋼板などが好適に使用される。
【0020】
また、前記衝撃緩衝用部材4の基礎コンクリート3への定着性を高めるべく、スタッド等の定着用治具(図示省略)により基礎コンクリート3へ定着させて実施することもできる(請求項4記載の発明)。以下の実施形態についても同様の技術的思想とする。
【0021】
前記衝撃緩衝用部材4における当該RC造壁1の当接部分とダボ筋2の立ち上がり部分に施す剥離材による縁切り処置は、前記衝撃緩衝用部材4についてはその上面に剥離剤を塗布することにより行い、ダボ筋2の立ち上がり部分については剥離用シート6を張り付けることにより行う。なお、縁切り処置はこれに限定されず、剥離剤の塗布のみで行っても良いし、剥離用シート6の張り付けのみで行っても良い。もちろん、前記衝撃緩衝部材4については剥離用シート6を張り付けることにより行い、ダボ筋2の立ち上がり部分については剥離剤を塗布することにより行っても良い。
【0022】
もちろん、剥離材による縁切り処置は、前記剥離用シート6の張り付け、剥離剤の塗布に限定されない。ダボ筋2の立ち上がり部分については、該立ち上がり部分全体を覆う鞘管をかぶせて実施しても略同様の効果を奏することができ、前記衝撃緩衝部材4については、衝撃緩衝用シートを設置しても略同様の効果を奏することができる。
【0023】
前記壁筋5は、格別新規なものではない。但し、前記ダボ筋2と衝突しないよう留意してバランス良く配筋を行う。
【0024】
上述した免震構法により構築した鉄筋コンクリート造壁1の免震構造は、ダボ筋2が基礎コンクリート3の上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出されている。前記基礎コンクリート3の上面に、当該鉄筋コンクリート造壁1を支持し、当該ダボ筋2を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材4が、前記貫通孔を前記ダボ筋2に通して載置されている。前記衝撃緩衝用部材4における当該鉄筋コンクリート造壁1の当接部分、及びダボ筋2の立ち上がり部分は、それぞれ剥離材による縁切り処置が施され、ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造とされている(請求項5記載の発明)。
【0025】
よって、上記免震構造は、前記剥離材による縁切り処置により、図2に示したように、RC造壁1は地震時のロッキング振動の際にこれを支持する衝撃緩衝用部材4と切り離して浮き上がり現象を生じさせることができる。
【0026】
したがって、地震時にロッキング振動が生じると、前記RC造壁1が、これを支持する衝撃緩衝用部材4から切り離されて上下方向に変位し、それに伴い建物重心が上下に動き、もって地震により建物に入るエネルギーを消費させるのである。
【0027】
以上要するに、上記免震構造は、前記RC造壁1に作用する上下方向の圧縮力を前記衝撃緩衝用部材4を介して基礎コンクリート3へ確実に伝達させ、水平方向のせん断力を前記ダボ筋2を介して基礎コンクリート3へ確実に伝達させるが、上下方向の引張り力は基礎コンクリート3へ一切伝達させない構造とされている。
【0028】
図3A、Bは、前記請求項1と請求項5に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造の異なる実施形態を示している。この実施形態は、前記実施形態と比して、基礎コンクリート3における衝撃緩衝部材4の載置部位を、建物外部から内部へ向かって一定角度の傾斜面に形成していること(請求項2記載の発明)のみ相違する。この構造により、前記実施形態の作用効果に加えて、建物がロッキング振動により浮き上がった場合にも、雨水等の建物内部への侵入を防ぐことができる。なお、図示例では、建物内部から外部へ向かって緩やかに増厚する形態で実施しているが、これに限定されず、建物外部から内部に向かって緩やかに増厚する形態で実施しても良い。傾斜角度は、特に限定されない。
【0029】
前記雨水等の建物内部への侵入を防ぐ構造として、図4と図5に示したように、前記衝撃緩衝用部材4の長手方向に、略鉛直に立ち上がる水板7を一体的に設け、該水板7に剥離剤の塗布等の縁切り処置を施して実施することもできる(請求項3記載の発明)。ちなみに、図4の符号8は、ダボ筋2を貫通させる貫通孔を示している。前記水板7の立ち上がり部は、前記ダボ筋2と同様に前記ロッキング振動による建物の設計浮き上がり高さより高く設定している。
【0030】
よって、この免震構造は、前記縁切り処置により、図5Bに示したように、RC造壁1(建物)は地震時のロッキング振動の際にこれを支持する衝撃緩衝用部材4と切り離して浮き上がり現象を生じさせることができ、建物が浮き上がった場合にも、前記水板7によりRC造壁1(建物)と基礎コンクリート3との間に外観上一切の隙間を生じさせないので、雨水等の建物内部への侵入を完全に防ぐことができる。
【0031】
なお、前記水板7は、基礎コンクリート3への定着性を高めるべく、図4に示したように、衝撃緩衝用部材4の下方へ突設部を設けて実施しているが、これに限定されず、前記衝撃緩衝用部材4の上面から立ち上がる形態で実施することもできる。
【0032】
【本発明が奏する効果】
請求項1〜5に記載した発明に係る鉄筋コンクリート造壁の免震構法及び免震構造によれば、従来技術のように免震ゴムなどの免震装置を使用しないで、アスペクト比が大きい建物の免震化を実現でき、そうした装置類の設置を前提とする免震層は殆ど零に近く縮小化でき、建物の有効利用度が高くなる。しかも地震が終了したときには残留変位が発生しない。
【0033】
地震時に建物の浮き上がりが発生すると、同建物に作用する地震力はそれ以上に増加しない。従って、建物に作用する地震力の上限を定めることが可能となり、想定地震以上に大きい地震が作用した場合にも、建物の損傷を一定のレベル以下にできる。
【0034】
建物の壁に引張り軸力が作用しないので、その検討の必要がなく、壁の設計を簡略化できる。
【0035】
既存建物を建て替える場合には、既存の基礎及び下部躯体も残して、その上に接点を設けて新築建物を構築することにより、基礎部の設計や施工の大幅な合理化を図れる。
【0036】
更に、水板等により防水処置を施した場合には、地震時に建物の浮き上がりが発生した場合においても、外観上、一切の隙間を生じさせないので、雨水等が建物内部へ侵入することは皆無である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示した立面図である。
【図2】 図1に示した実施形態について、RC造壁の浮き上がり状態を示した立面図である。
【図3】 Aは本発明の異なる実施形態を示した立面図であり、Bは同実施形態について、RC造壁の浮き上がり状態を示した立面図である。
【図4】 水板が設けられた衝撃緩衝用部材を示した斜視図である。
【図5】 Aは本発明の異なる実施形態を示した立面図であり、Bは同実施形態について、RC造壁の浮き上がり状態を示した立面図である。
【図6】Aは従来の、Bは本発明による地震エネルギーの低減化原理の説明図である。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリート造壁柱
2 ダボ筋
3 基礎コンクリート
4 衝撃緩衝用部材
5 壁筋
6 剥離用シート
水板
8 貫通孔

Claims (5)

  1. 地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造壁の免震構法であって、
    ダボ筋を基礎コンクリートの上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出させ、
    前記基礎コンクリートの上面へ、当該鉄筋コンクリート造壁を支持し、前記ダボ筋を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材を、前記貫通孔を前記ダボ筋へ通して載置し
    前記衝撃緩衝用部材における当該鉄筋コンクリート造壁の当接部分、及びダボ筋の立ち上がり部分に、それぞれ剥離材による縁切り処置を施し、
    前記衝撃緩衝用部材をベースに壁の配筋を行うと共に型枠を組立て、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造壁を構築することを特徴とする、鉄筋コンクリート造壁の免震構法。
  2. 前記基礎コンクリートにおける衝撃緩衝用部材の載置部位を、建物外部から内部へ向かって一定角度の傾斜面に形成することを特徴とする、請求項1に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法。
  3. 前記衝撃緩衝用部材の長手方向に、略鉛直に立ち上がる水板を設け、該水板に縁切り処置を施すことを特徴とする、請求項1又は2に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法。
  4. 前記衝撃緩衝用部材は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により定着させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造壁の免震構法。
  5. 地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造壁の免震構造であって、
    ダボ筋が基礎コンクリートの上面から建物の浮き上がり量に応じた必要長さ分だけ突き出されていること、
    前記基礎コンクリートの上面に、当該鉄筋コンクリート造壁を支持し、前記ダボ筋を貫通させる貫通孔を設けた衝撃緩衝用部材が、前記貫通孔を前記ダボ筋に通して載置されていること、
    前記衝撃緩衝用部材における当該鉄筋コンクリート造壁の当接部分、及びダボ筋の立ち上がり部分は、それぞれ剥離材による縁切り処置が施され、ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造とされていることを特徴とする、鉄筋コンクリート造壁の免震構造。
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