JP4452372B2 - 鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法及び免震構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造(以下、RC造という場合がある。)柱の柱脚部の免震構法及び免震構造の技術分野に属し、更に云えば、前記ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造柱の柱脚部で実施する免震構法及び免震構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アスペクト比が大きく、地震時のロッキング振動に伴う浮き上がり現象を発生する建物に作用する地震入力を低減させる免震構法及び免震構造の技術としては、例えば、実公平6−18996号公報、特許第2631486号公報(平成9年7月16日発行)等に種々開示されて公知である。
【0003】
前記公報に開示された従来技術はいずれも、図4Aに示したように、建物aが水平方向に大きく変位することを許容する技術思想に立脚しており、上下方向にはできるだけ変位を生じさせないため、建物aとこれを支持する基礎bとの接点を上下方向に緊結した構造を基本としている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アスペクト比が大きい建物の場合、地震時の建物の動きは、図4Bに示したように、上下方向の変位を基本とするロッキング振動が支配的となり、免震装置cに大きな引張り軸力が作用する。そのため前記従来技術のように建物aと基礎bとを緊結した構造の場合には、前記引張り軸力に耐える免震装置c及び基礎bが必要となり、多数の棒状部材で結合したり、或いは転倒防止用の積層ゴム体を併用するほかない。その上、建物aの柱にも同様な引張り軸力が作用するから当該柱もそれなりに高強度な構造に構築する必要がある。
【0005】
また、都市部の建物のように隣接する建物との間隔が少ない場合には、免震層が大変形を起こすと地表部分において隣接する建物へ衝突し二次災害を起こす危険性もある。
【0006】
ところで、近年、本出願人は、特願平11−42759号(平成11年2月22日付け出願)に開示しているように、アスペクト比が大きい建物とこれを支持する支持版との接点を上下方向に緊結せず、上下方向の変位を基本とするロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造を実施する免震構法と免震構造を開発した。この原理思想は、出願明細書の段落[0017]〜[0021]と図面の図4に記載したとおりである。
【0007】
しかしながら、前記ロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造柱で実施した技術は、未だ開発されていない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、特にアスペクト比が大きい建物を対象とし、地震時のロッキング振動に伴う浮き上がり許容構造をRC造柱で実施することができる鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0009】
本発明の次の目的は、建物と基礎とを緊結しないで、建物への地震入力に対して建物の浮き上がりを許容して地震力の低減化を図る技術、そして、積層ゴム等の免震装置を使用する必要がなく、地震が終了したときには残留変位がない、鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0010】
本発明の更なる目的は、建物のRC造柱に引張り軸力が発生しないため、その設計を簡略に行え、ひいては既存建物の建て替えに際して、基礎部の設計、施工の大幅な合理化を図れる、鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法及び免震構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明にかかる鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法は、
地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法であって、
前記鉄筋コンクリート造柱を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部を設けた底型枠兼用鋼板を、当該鉄筋コンクリート造柱に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリートへ定着させ、前記底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に縁切り処置を施し、前記底型枠兼用鋼板をベースに柱の型枠を設置すると共に配筋を行い、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造柱を構築することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法において、底型枠兼用鋼板は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により緊結することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法において、底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に、剥離用のシート張り付け、剥離剤の塗布などの縁切り処置を施すことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法において、底型枠兼用鋼板の上面に、衝撃緩衝用シートなどの衝撃緩衝材を設置することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法において、底型枠兼用鋼板の立ち上がり部の天端に衝撃緩衝材を設置し、その上に埋殺し型枠を組み立てて鉄筋コンクリート造柱を構築することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載した発明にかかる鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造は、地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造であって、
前記鉄筋コンクリート造柱を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部を設けた底型枠兼用鋼板が、当該鉄筋コンクリート造柱に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリートへ定着されていること、前記鉄筋コンクリート造柱は、前記底型枠兼用鋼板へ浮き上がり可能に縁切りして設置されていることを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載した発明は、請求項6に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造において、底型枠兼用鋼板は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により緊結されていることを特徴とする。
【0018】
請求項8に記載した発明は、請求項6又は7に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造において、底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に、剥離用のシート張り付け、剥離剤の塗布などの縁切り処置が施されていることを特徴とする。
【0019】
請求項9に記載した発明は、請求項6〜8のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造において、鉄筋コンクリート造柱と底型枠兼用鋼板との間隙中に衝撃緩衝用シートなどの衝撃緩衝材が設けられていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】
図1A,Bは、請求項1記載の発明にかかる鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法の実施形態を示している。この鉄筋コンクリート造柱1の柱脚部の免震構法は、地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物を構築するために実施される。
【0021】
先ず、前記鉄筋コンクリート造柱1を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱1の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部2aを設けた底型枠兼用鋼板2を、当該鉄筋コンクリート造柱1に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリート3へ定着させる。次に、前記底型枠兼用鋼板2における鉄筋コンクリート造柱1との当接面に縁切り処置を施し、前記底型枠兼用鋼板2をベースに柱の型枠12を設置すると共に柱主筋4と帯筋5で配筋を行い、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造柱1を構築することにより行う(請求項1記載の発明)。
【0022】
よって、前記RC造柱1とこれを支持する底型枠兼用鋼板2とは完全に分離されており、両者は上下方向には一切緊結しない構造とされている。また、隣合うRC造柱1との間隔は、設計浮き上がりが発生する地震の大きさに応じて調整する。
【0023】
前記底型枠兼用鋼板2は、ロッキング振動に伴う浮き上がり時に支持点となる場合でも、RC造柱1からの上載荷重に耐えられ、しかもRC造柱1の落下衝撃力にも耐えられる強度とされる。また、前記底型枠兼用鋼板2は略床レベルで設置され、その形状は、RC造柱1に作用する水平方向のせん断力を基礎コンクリート3へ確実に伝達できるように、略中央部を、下に凸のテーパーがついた角錐台形状としている。
【0024】
なお、前記底型枠兼用鋼板2の形状はこれに限定されず、RC造柱1に作用する水平方向のせん断力を基礎コンクリート3へ確実に伝達できる形状であれば良い。例えば、略中央部を、下に凸の円錐台、角柱、円柱、半球などの形状とする底型枠兼用鋼板2でも略同様に実施できる。また、図3に示したように、前記底型枠兼用鋼板2を基礎コンクリート3中に埋め込む態様で実施する場合は、従来一般の型枠でも略同様に実施できる。
【0025】
前記底型枠兼用鋼板2における鉄筋コンクリート造柱1との当接面は、図示は省略するが、剥離剤を塗布することにより、前記鉄筋コンクリート造柱1と縁切り処置を施している(請求項3記載の発明)。よって、図2に示したように、RC造柱1は地震時のロッキング振動の際に、これを支持する底型枠兼用鋼板2と切り離して浮き上がり現象を生じさせることができる。なお、前記当接面に剥離用のシートを張り付けても略同様の作用効果を奏することができる。
【0026】
前記底型枠兼用鋼板2は、基礎コンクリート3へ、スタッド6等の定着用治具により緊結している(請求項2記載の発明)。よって、前記底型枠兼用鋼板2を強固に基礎コンクリート3へ緊結することができ、図2に示したように、ロッキング振動に伴うRC造柱1の浮き上がり時に、底型枠兼用鋼板2が上方にずり動くことは一切ない。
【0027】
前記柱主筋4は、図1Aに示したように、底型枠兼用鋼板2の立ち上がり部分2aの内側面近傍位置に沿ってバランス良く計8本配設されているが、配置及び本数はもちろんこれに限定されない。前記帯筋5は、図1Bに示したように、構造設計上、RC造柱1の柱脚部分を密に配することが好ましい。
【0028】
更に、本実施形態では、底型枠兼用鋼板2の上面に、RC造柱1における上下方向の落下衝撃力を緩和する衝撃緩衝用シート7などの衝撃緩衝材を設置している(請求項4記載の発明)。前記衝撃緩衝材には、厚さが数cm程度の積層ゴムシート、或いは鉛板などを使用する。
【0029】
ところで、前記鉄筋コンクリート造柱1の柱部分を埋殺し型枠12により構築する場合は、底型枠兼用鋼板2の立ち上がり部2aの天端に衝撃緩衝材8を設置し、その上に埋殺し型枠12を組み立てて鉄筋コンクリート造柱を構築する(請求項5記載の発明)。
【0030】
上述した免震構法により構築した鉄筋コンクリート造柱1の柱脚部の免震構造は、鉄筋コンクリート造柱1を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱1の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部2aを設けた底型枠兼用鋼板2が、当該鉄筋コンクリート造柱1に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリート3へ定着されている。前記鉄筋コンクリート造柱1は、前記底型枠兼用鋼板2へ浮き上がり可能に縁切りして設置されている(請求項6記載の発明)。
【0031】
また、前記底型枠兼用鋼板2は、基礎コンクリート3へ、スタッド6により緊結されている(請求項7記載の発明)。底型枠兼用鋼板2における鉄筋コンクリート造柱1との当接面には剥離剤が塗布されている(請求項8記載の発明)。前記鉄筋コンクリート造柱1と底型枠兼用鋼板2との間隙中には衝撃緩衝用シート7が設けられている(請求項9記載の発明)。
【0032】
よって、上記免震構造は、前記剥離剤の塗布により、図2、図3Cに示したように、RC造柱1は地震時のロッキング振動の際にこれを支持する底型枠兼用鋼板2と切り離して浮き上がり現象を生じさせることができる。
【0033】
したがって、地震時にロッキング振動が生じると、前記RC造柱1が、これを支持する底型枠兼用鋼板2から切り離されて上下方向に変位し、それに伴い建物重心が上下に動き、もって地震により建物に入るエネルギーを消費させるのである。
【0034】
以上要するに、上記免震構造は、前記RC造柱1に作用する上下方向の圧縮力を前記衝撃緩衝用シート7を介して基礎コンクリート3へ確実に伝達させ、水平方向のせん断力を前記底型枠兼用鋼板2を介して基礎コンクリート3へ確実に伝達させるが、上下方向の引張り力は基礎コンクリート3へ一切伝達させない構造とされている。
【0035】
【本発明が奏する効果】
請求項1〜9に記載した発明に係る鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法及び免震構造によれば、従来技術のように免震ゴムなどの免震装置を使用しないで、アスペクト比が大きい建物の免震化を実現でき、そうした装置類の設置を前提とする免震層は殆ど零に近く縮小化でき、建物の有効利用度が高くなる。しかも地震が終了したときには残留変位が発生しない。
【0036】
地震時に建物の浮き上がりが発生すると、同建物に作用する地震力はそれ以上に増加しない。従って、建物に作用する地震力の上限を定めることが可能となり、想定地震以上に大きい地震が作用した場合にも、建物の損傷を一定のレベル以下にできる。
【0037】
建物の柱に引張り軸力が作用しないので、その検討の必要がなく、柱の設計を簡略化できる。
【0038】
既存建物を建て替える場合には、既存の基礎及び下部躯体も残して、その上に接点を設けて新築建物を構築することにより、基礎部の設計や施工の大幅な合理化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明の実施形態を示した平面図であり、Bは同立面図である。
【図2】RC造柱の柱脚部に浮き上がり現象が発生した状態を示した立面図である。
【図3】Aは本発明の異なる実施形態を示した平面図であり、Bは同立面図であり、Cは浮き上がり現象が発生した状態を示した立面図である。
【図4】Aは従来の、Bは本発明による地震エネルギーの低減化原理の説明図である。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリート造柱
2 底型枠兼用鋼板
2a 立ち上がり部
3 基礎コンクリート
4 柱主筋
5 帯筋
6 スタッド
7 衝撃緩衝用シート
8 衝撃緩衝材
12 型枠
Claims (9)
- 地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法であって、
前記鉄筋コンクリート造柱を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部を設けた底型枠兼用鋼板を、当該鉄筋コンクリート造柱に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリートへ定着させ、前記底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に縁切り処置を施し、前記底型枠兼用鋼板をベースに柱の型枠を設置すると共に配筋を行い、コンクリートを打設してロッキング振動に伴う浮き上がりを生じる鉄筋コンクリート造柱を構築することを特徴とする、鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法。 - 底型枠兼用鋼板は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により緊結することを特徴とする、請求項1に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法。
- 底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に、剥離用のシート張り付け、剥離剤の塗布などの縁切り処置を施すことを特徴とする、請求項1又は2に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法。
- 底型枠兼用鋼板の上面に、衝撃緩衝用シートなどの衝撃緩衝材を設置することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法。
- 底型枠兼用鋼板の立ち上がり部の天端に衝撃緩衝材を設置し、その上に埋殺し型枠を組み立てて鉄筋コンクリート造柱を構築することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構法。
- 地震時にロッキング振動に伴う浮き上がりを生じさせて地震力を低減する建物の鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造であって、
前記鉄筋コンクリート造柱を支持し、前記鉄筋コンクリート造柱の水平方向の変位を拘束するに足る立ち上がり部を設けた底型枠兼用鋼板が、当該鉄筋コンクリート造柱に作用する水平方向のせん断力と上下方向の圧縮力を伝達できるように基礎コンクリートへ定着されていること、前記鉄筋コンクリート造柱は、前記底型枠兼用鋼板へ浮き上がり可能に縁切りして設置されていることを特徴とする、鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造。 - 底型枠兼用鋼板は、基礎コンクリートへ、スタッド等の定着用治具により緊結されていることを特徴とする、請求項6に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造。
- 底型枠兼用鋼板における鉄筋コンクリート造柱との当接面に、剥離用のシート張り付け、剥離剤の塗布などの縁切り処置が施されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造。
- 鉄筋コンクリート造柱と底型枠兼用鋼板との間隙中に衝撃緩衝用シートなどの衝撃緩衝材が設けられていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1項にに記載した鉄筋コンクリート造柱の柱脚部の免震構造。
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