JPS61140640A - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

Info

Publication number
JPS61140640A
JPS61140640A JP26084184A JP26084184A JPS61140640A JP S61140640 A JPS61140640 A JP S61140640A JP 26084184 A JP26084184 A JP 26084184A JP 26084184 A JP26084184 A JP 26084184A JP S61140640 A JPS61140640 A JP S61140640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
toothed belt
tooth
belt
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26084184A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mimura
尚 三村
Kenji Yabe
矢部 健次
Masahiro Yamagishi
山岸 正弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP26084184A priority Critical patent/JPS61140640A/ja
Publication of JPS61140640A publication Critical patent/JPS61140640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯付ベルト(タイミングベルト)の改良に関し
、更に詳しくは、潤滑性、高温時の走行性、消音性が優
れ、かつベルト成型時の金型離形性、歯形成形性の改良
された歯付ベルトに関するものである。
〔従来の技術〕
各種機械、自動車、事務用機器などの動力伝達用歯付ベ
ルトとして従来、歯の最外層に補強用繊維編織物を設け
たもの(例えば特公昭56−48021号公報)や補強
用繊維編織物の上に熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂上被覆
したもの(例えば実公昭47−14819号公報)が知
られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の歯付ベルトは9次のごとき問題点を
有していた。
すなわち、歯の最外層1m用繊維編織物を設けたものは
消音性が悪く、またその編織物の上に被覆層を設けたも
のは自動車のエンジンルームに使用された場合、高温時
(例えば80〜120℃)における走行性が低下したり
、消音性が不充分であったりした。更にベルト成形時に
おける金型離型性、歯型成型性が悪かったり煩雑であっ
たりした。
本発明は上記欠点のないもの、すなわち、高温時の走行
性、潤滑性、消音性に優れ、かつベルト成形時の金型離
形性、歯形成形性が良好である歯付ベルトを提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため次の構成、すなわち、
抗張体を備えたゴム弾性体よりなるベルト本体と該ベル
ト本体の一表面に形成されたゴム弾性体の歯列と歯列の
歯体および歯みぞを覆う伸縮性編織物からなる歯付ベル
トにおいて、該伸縮性編織物の表面に、保護層として融
点が165℃以上の熱可塑性ポリエステルエーテル共重
合体を主体とし、かつ厚みが50〜300μ、初期引張
り弾性率が4〜40 kg/rrrmの層が積層されて
なる歯付ベルトを特徴とするものである。
本発明でいう歯付ベルトとは、公知歯付ベルトで特に限
定されないが抗張体の一面に設けられたゴム弾性体層よ
りなるリング状のベルト本体の他面にゴム弾性体からな
る歯体を設けたものをいい。
歯体と歯みぞがほぼ等間隔に取付けられた歯列を有する
ものである。
の高剛性を有する繊維状のものが好ましく用いられ、具
体例としてはガラス繊維、カーボン繊維。
スチール繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維などが特に好ましい。なお、これらの抗張体にカーボ
ンブラック、シリカなどの無機微粒子、顔料、染料ある
いは耐熱剤、耐候剤などが分散されていても良い。
本発明におけるゴム弾性体とは、特に限定されないが、
JIS硬度60〜90°の合成ゴム、エラストマーなど
ベルト基材にとって公知の各種素材が用いられる。具体
例としてはクロロプレン、クロルスルホン化ポリエチレ
ン、エピクロルヒドリン、塩素化ポリエチレンなどであ
る。
本発明の伸縮性編織物とは、公知のポリエステル、ポリ
アミドのような合成繊維、あるいは天然繊維の中から任
意に選ばれるが耐衝撃性の点でポリアミド繊維が好まし
く用いられる。またベルト成型時の伸長を考慮してベル
トの長手方向には伸縮性のある繊維を用い、巾方向には
高強力糸を用いたものが好ましい。具体的にはポリアミ
ド系繊維、ポリエステル湊肴系繊維のフィラメント糸を
経糸、緯糸のどちらか一方に用い、伸縮性ポリウレタン
繊維、あるいはウーリー加工を施したポリアミド系繊維
、ポリエステル系繊維など牽他方に使用し、綾織、平織
、朱子織で織成した織布、または編物である。
編織物を構成する繊維には本発明の目的をそこなわない
範囲で着色剤、側熱剤、耐候剤などが分散配合されてい
ても良い。
伸縮性編織物の厚みは0.2〜1.!+mm、好ましく
は0.3〜1.0mmであり0.2−に満たない場合に
は消音性が悪く、また1、3=を超える場合には走行中
に保護層が剥離したりする欠点がある。
本発明におけるポリエステルエーテル共重合体(以下ポ
リマーAと略称する)とは、ポリエステルセグメントと
ポリエーテルセグメントより成り該融点が165°C以
上、好ましくは185℃以上であり、それ自身溶融成形
できる高分子量物(少なくとも分子量1万以上)である
。ポリエステルセグメントは、その構成成分だけで重合
体を形成した場合の融点が180℃以上のものでありポ
リテトラメチレンテレフタレートセグメント、ポリテト
ラメチレンテレフタレート・イソフタレートセグメント
、ポリエチレンテレフタレートセグメント、ポリエチレ
ンテレフタレート・イン7タレートセグメントなどの芳
香族ポリエステルがその代表例である。
ポリエステルセグメントを形成するジカルボン酸は、テ
レフタル酸、イソフタル酸の他、アジピン酸、セバシン
酸、ナフタレンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸な
どを使用することができる。
またジオールとしては、テトラメチレングリコ、−ルの
他、エチレングリコール、トリメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、シ
クロヘキサンジメタツールなどを使用することができる
ポリエーテルセグメントはポリテトラメチレングリコー
ルが好ましく、ポリエチレングリコール。
ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドの共重合グリコール、工チレンオキサ
イドとテトラヒドロフランとの共重合グリコールなども
使用できる。ポリエーテルセグメントは通常分子量40
0〜10000が一般的であり、好ましくは700〜6
000である。
特に好ましくは9分子量800〜2000のポリテトラ
メチレングリコールである。このポリエーテルの割合は
ポリエステルエーテルブロック共重合体の20〜60w
t%、好ましくは25〜55wt係である。そして本発
明でいうポリマAの代表例としては、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート・ポリテトラメチレングリコールブロ
ック共重合体(PBT−PTMGと略称する)ポリテト
ラメチレンテレフタレートOイソフタレートOポリテト
ラメチレンクリコールブロック共重合体(PBT/I−
PTMGと略称する)、ポリエチレンテレフタレート・
ポリテトラメチレングリコールブロック共重合体(PF
jT−PTMGと略称する)、ポリエチレンテレフタレ
ート・イソフタレート・ポリテトラメチレングリコール
ブロック共重合体(PKLF/I−PTMGと略称する
)、ポリテトラメチレンテレフタレート・ポリエチレン
グリコールブロック共重合体(P R’r、−p E 
Gと略称する)、ポリエチレンテレフタレート拳ポリエ
チレングリコールブロック共重合体(P Rj T−P
 E Gと略称する)などを挙げることができる。
な詔、これらの中でP B T−P ’I’ M Gが
高温時の走行性、潤滑性の点で好ましい。本発明の明細
書中、ポリマAの成分を明確にするためにポリエステル
セグメント部分、ポリエーテルセグメント部分に分゛け
て次のように表示する。例えばPBT、−PTMG(1
00−40)はテレフタル酸と1゜4−テトラメチレン
グリコールから成るセグメント1 ’OOw t %と
P T M G  40wt%からなることを示す。
ポリマーAの融点は、165″Q以上であることが必要
であり、165℃未満では高温時の走行性。
潤滑性が悪かったり、ベルト成形時の金型離形性が悪く
なる。
本発明の保護層は、上記のポリマーAを主体としたもの
、好ましくはポリマーAが80wt%以上のものである
この保護層の厚みは、50〜300μ、好ましくは10
0〜200μである。厚みが5.0p未満の場合には接
着力が不足して歯型成形時にポリマーA層が剥離したり
、消音性が悪くなったりするし、600μを超す場合に
は伸縮性編織物が硬くなり歯型成形性が悪い。
また、保護層の初期弾性率は、4〜40 kg/wrm
である。初期弾性率が4檀/−未満の場合には歯表劣〕
たものとなる。
なお、保護層には、潤滑性1着色、高温時の走行性、ベ
ルト成形性改良、接着性改良などの目的で必要に応じて
無機微粒子(例えば硫化モリブデン、グラファイトなど
の潤滑剤)、顔料、染料。
ポリエステルやポリオレフィンなどの樹脂、フッ素系微
粉末、シリコーンオイル、耐熱剤、耐候剤などを配合す
ることができる。
特にポリマーA中に平均粒子径1〜30μの4フツ化ポ
リエチレン樹脂や相対粘度50〜100゜000センチ
ストークスのシリコーンオイルを1〜15wt%分散配
合した場合にはベルト成形性。
潤滑性、高温時の走行性が更に優れたものを得ることが
できる。
次に9本発明の一実施態様を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の歯付ベルトの断面図で1図の中央下側
が歯体部9図の両端下側が歯みぞを示す。
また第2図は第1図のA @+ A/断面(歯体部所面
)を示す。図において、1は抗張体、2はゴム弾性体、
3は伸縮性編織物、4は保護層である。 ・本発明の歯
付ベルトは図示したように歯体および歯みぞの表面を被
覆した伸縮性編織物3の上に保護層4を積層したもので
ある。
次に本発明の歯付ベルトの製造方法について説明する。
この方法はすでに公知の溶融押出しラミネート法、およ
びベルト成形法により製造されるものであるが、これら
の製造方法に限定されるものではない。
(1)溶融押出しラミネーターの押出機より保護層形成
用ポリマを溶融押出しし巻出機より伸縮性編織物を送り
出しプレスロールで圧着一体化して〔伸縮性編織物/保
護層〕の積層体を得る。接着力を調整するため更にこの
積層体を加熱圧着することもできる。上記ポリマーの溶
融押出温度はそのポリマーの融点以上9分解温度以下に
おいて任意に設定されるが通常200〜280℃、好ま
しくは220〜270℃が織物への接着の点で望ましい
本発明の歯付ベルトは公知の方法によって製造され9例
えば所定の歯型を有する金型の上に上記積層体を金型面
に保護層が接触するように置き。
抗張体、ゴム弾性体を顆次積層し加圧下に加熱。
好ましくは50kg/cm以上、かつ少なくとも150
℃〜160℃で加硫することにより得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明は歯付ベルト本体の歯体側表面を被覆する伸縮性
編織物上に、ポリマーAを主体とした保護層を形成させ
たことにより次のごとき優れた効果を奏するものである
(1)走行時の潤滑性、消音性に優れ、かつ、高温時に
おける走行性が良好である。
(2)ベルト成形時の金型離形性、歯型成形性が優れて
いる。
なお本発明の特性および効果は次の方法によって測定し
たものである。
(1)  ポリマーAの融点 差動走査熱量計(DSC)により試料10mg窒素気流
中20℃/minの昇温速度で測定した融解ピーク温度
。このDSC融点が不鮮明な場合には試料を80℃、1
5時間熱処理した後、ペネトロメーターで直径0.5−
のピン(荷重5g)が2 −50μ貫入した温度を融点
とした。
/winの測定により求めた応力E(kg)e試料中h
 (−o ) 、試料厚みd (+io )から次式に
よって求めた。
初期引張り弾性率(糟/mm  ) = E / h 
X dただし、試料の採取および厚みdの測定は以下の
方法によった。
歯付ベルトより伸縮性編織物と保護層との積層体を剥離
しポリマーAの可溶な溶媒を上記編織物と保護層の間に
しみ込ませ保護層を剥離後、80℃で24時間真空乾燥
し試料とした。また試料の厚みは試料の断面写真を撮影
し、その写真から最小厚みdを測定した。
(3)保護層、伸縮性編織物の厚み 歯付ベルトより歯部、歯みぞ部の厚み方向断面写真を撮
影しその写真から次の方法で厚みを算出する。すなわち
保護層の最大厚みおよび最小厚みをそれぞれ10点測定
し、最大厚みの平均値をTITlax、最小厚みの平均
値Tm1n  とした時にTmax”Tm1n / 2
をポリマーAの厚みとした。
また伸縮性編織物の厚みについても上記方法と同様にし
て測定した。
(4)消音特性 歯付ベルトより伸縮性編織物と保護層との積層体を剥離
し、厚み1. Oyn 、巾15m、長さ200=の鋼
板に貼りつけ小野測器製FFTアナライザー、ブルーア
ンドケア社(オランダ)製発振器。
大きいもの程消音効果が大きいと判定した。
(5)潤滑性 歯付ベルトより伸縮性編織物と保護層との積層体を剥離
し保護層面とクロムメッキ鋼板との動摩擦係数C以下μ
dと略称する)をASTM−D−1894−65に準じ
て測定し、μdの小さいものが潤滑性が良好であると判
定した。
(6)  高温下での走行性 ピッチ型式H型の歯付ベルトを作製し、この歯付ベルト
を20歯の駆動ギヤーと40歯の従動ギヤーの間に装着
し、120℃雰囲気で初期張力20襠/c11.駆動側
回転数1l1000rpで100時間の走行テストを行
なった後の歯体および歯みぞの表面状態を次の基準で判
定した。
◎:衣表面ほとんど異常を認めない。
O:表面の保護層が若干損傷している。
△:表面の保護層の損傷が大きい。
X:表面の保護層の損傷が非常に著しい。
(7)金型離形性 歯型成形時に金型から歯付ベルトを離形する時の状態を
次の基準で判定した。
◎:金型への粘着がまったくない。
○:若干の粘着性を示すが剥離可能。
Δ::型剤を塗布すれば剥離できる。
×:離型剤を塗布しても剥離不可。
(8)  歯型成形性 金型から離形した歯付ベルトの保護層の状態を次の基準
で判定した。
◎:白白化浮浮などがまったくない。
○::干白化が認められる。
Δ:白化が著しい。
X:保護層が浮き上がっている。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1〜3 経糸にナイロン66フィラメント糸70デニール/3を
、緯糸にナイロン66伸縮加工糸70デニール/2×2
を使用し、織密度をそれぞれ2541間に経糸90本、
緯糸80本を2/2綾織り組織で織成した後、精練およ
びリラックス処理を行なった厚み0.45 rrtnの
伸縮性編織物を用意する。
保護層用ポリr−とり、で’XpaT−P’rMG(1
00−39)(オルソクロロフェノール中25℃で測定
した固有粘度(xv):1.901(特性値は表1に示
す)を用意し、120℃で4時間真空乾燥した後、40
−φ押出機に供給し、260℃で360■巾ダイスから
溶融押出しして前記伸縮性織物とキャストドラム上で線
圧10kg/−でニップし、保護層の厚みを90μ(実
施例1)、150μ(実施例2)、250μ(実施例3
)とした積層体を得る。これらの積層体の保護層が歯部
表面となるようにガラス繊維よりなる抗張体とクロロプ
レンゴムを使用して150℃、、50kg/−”の条件
で加硫しピッチ型式H型の歯付ベルトを作成した。
これらの積層体および歯付ベルトを用いて評価した結果
を表1に示す。これらの積層体はベルト成形性が良好で
あった。またこれらの積層体を使用して作った歯付ベル
トの潤滑性、高温時の走行性も良好なものであった。
比較例1〜3 実施例1における保護層の厚みのみを35μ(比較例1
 )e 370μ(比較例2)とした積層体を作成した
。それらの積層体を用い実施例1と同様にして歯付ベル
トを作成した。また伸縮性織物のみを保護層とした(ポ
リマーAを主体とした層のないもの)歯付ベルトも作成
(比較例3)した。
評価結果を表1に示す。比較例3は消音性が悪く、ポリ
マーAを主体とした層、すなわち、保護層の厚みが50
μに満たない比較例1では歯型成形性が著しく劣り消音
効果もないものであった。
また保護層の厚みが600μを越える比較例\において
も歯型成型性が悪いものであった。
実施例4 保護層用ポリマーとしてP B T/I−P T M 
G(78/22−51)(オルソクロロフェノール中2
5℃で測定した固有粘度(IV)1.83)(特性値は
表1に示す)を使用した以外は実施例2と同様にして積
層体、および歯付ベルトを作成した。
評価結果を表1に示した。この歯付ベルトは消音特性に
優れベルト成形性、高温時の走行性も良好なものであっ
た。
比較例4〜6 保護層用ポリマーとしてPBT/I−PTMG(70/
3Q、−50)(オルソクロロフェノール中25℃で測
定した固有粘度(zv)1.82)(特性値は表1に示
す)を使用(比較例4)、またはP、BT−PTMG(
100−18)(オルソクロロフェノール中25℃で測
定した固有粘度(zv)1.98)C%性値は表1に示
す)を使用(比較例5)した以外は実施例2と同様の方
法で積層体および歯付ベルトを作製した。また伸縮性織
物の上に保護層として低密度ポリエチレン〔融点110
℃。
メルトインデックス7g/10分(JIS−に−676
0−1971)、密度0.920 )を積層した歯付ベ
ルト(比較例6)を作製した。これらの評価結果を表1
に示す。
低融点および低い弾性率を示す比較例4の歯付ベルトは
金型から離型する時に著しく粘着し、かつ織物から剥離
した。また潤滑性が劣り高温時の走行においては歯付プ
ーリーに粘着し損傷が大きいものであった。初期引張り
弾性率が40kg/mmを越える比較例5では歯型成形
性が劣り保護層が白化したり剥離したりする。保護層と
して低密度ポリエチレンを使用した比較例6の歯付ベル
トは金型離形性に問題があり、かつ高温時の走行におい
ては歯付プーリーに著しく粘着が起り損傷が大きかった
実施例5 実施例2の保護層に平均粒子径7μの4フツ化ポリエチ
レン樹脂粉末を5 wt、%分散配合したものを使用し
実施例2と同様の方法で積層体および歯付ベルトを作製
した。評価結果を表1に示した。
この歯付ベルトは高温時の走行性、歯型成形性に優れ、
消音特性、潤滑性も良好なものであった。
実施例6 実施例2の保護層に、相対粘度io、oooセンチスト
ークスのジメチルポリシロキサンよりなるシリコーンオ
イルを2 wt%分散配合させたものを使用した以外は
実施例2と同様の方法で積層体および歯付ベルトを作製
した。評価結果を表1に示す。この積層体より作った歯
付ベルトは潤滑性。
高温時の走行性、ベルト成型性、消音性のいずれも良好
なものであった。
実施例7 実施例2のポリマー80wt%に、コポリエステル〔テ
レフタル酸/アジピン酸(56/44 )・エチレング
リコール/1.4−71’タンジオール〔32/68)
(共重合モル比)分子量23000.融点113℃〕を
20wt%ブレンドしたポリマーブレンド体を保護層と
して用い、他は実施例2と同様にして積層体詔よび歯付
ベルトを作製した。
評価結果を表1に示す。この歯付ベルトは消音性、高温
時の走行性が良好でベルト成形性にも問題はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の歯付ベルトの断面図、第2図は第1図
のA −A/断面を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 抗張体を備えたゴム弾性体よりなるベルト本体と、該ベ
    ルト本体の一表面に形成されたゴム弾性体の歯列と、歯
    列の歯体および歯みぞを覆う伸縮性編織物からなる歯付
    ベルトにおいて、該伸縮性編織物の表面に、保護層とし
    て融点が165℃以上の熱可塑性ポリエステルエーテル
    共重合体を主体とし、かつ厚みが50〜300μ、初期
    引張り弾性率が4〜40kg/mmの層が積層されてな
    ることを特徴とする歯付ベルト。
JP26084184A 1984-12-12 1984-12-12 歯付ベルト Pending JPS61140640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26084184A JPS61140640A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 歯付ベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26084184A JPS61140640A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 歯付ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61140640A true JPS61140640A (ja) 1986-06-27

Family

ID=17353499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26084184A Pending JPS61140640A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 歯付ベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61140640A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0695627A1 (en) * 1994-08-02 1996-02-07 DAYCO PTI S.p.A. Device for transmitting motion with a reduced noisiness and belts suitable for the purpose
JP2002039276A (ja) * 2000-05-23 2002-02-06 Dayco Europe Srl 歯付きベルト
WO2004005750A1 (en) * 2002-07-03 2004-01-15 The Gates Corporation Belt and method of marking
US6770004B1 (en) * 1999-03-26 2004-08-03 The Goodyear Tire & Rubber Company Electrically conductive timing belt
EP1643158A3 (en) * 2004-09-29 2006-12-20 Tsubakimoto Chain Co. Toothed belt
JP2010210088A (ja) * 2009-02-13 2010-09-24 Gates Unitta Asia Co 歯付きベルト
EP2604389A3 (de) * 2011-12-16 2014-04-30 HILTI Aktiengesellschaft Eintreibvorrichtung

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0695627A1 (en) * 1994-08-02 1996-02-07 DAYCO PTI S.p.A. Device for transmitting motion with a reduced noisiness and belts suitable for the purpose
US6770004B1 (en) * 1999-03-26 2004-08-03 The Goodyear Tire & Rubber Company Electrically conductive timing belt
JP2002039276A (ja) * 2000-05-23 2002-02-06 Dayco Europe Srl 歯付きベルト
US6739997B2 (en) * 2000-05-23 2004-05-25 Dayco Europe S.R.L. Toothed belt
JP4703035B2 (ja) * 2000-05-23 2011-06-15 ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 歯付きベルト
WO2004005750A1 (en) * 2002-07-03 2004-01-15 The Gates Corporation Belt and method of marking
EP1643158A3 (en) * 2004-09-29 2006-12-20 Tsubakimoto Chain Co. Toothed belt
JP2010210088A (ja) * 2009-02-13 2010-09-24 Gates Unitta Asia Co 歯付きベルト
EP2604389A3 (de) * 2011-12-16 2014-04-30 HILTI Aktiengesellschaft Eintreibvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3547403B2 (ja) 耐摩耗性ベルト並びにその製造プロセス
US10018247B2 (en) Fabric for toothed power transmission belt and belt
JP5914202B2 (ja) 伝動ベルト用カバー布および歯付ベルト
JP6059111B2 (ja) 摩擦伝動ベルト
US6352772B1 (en) Papermaking belts comprising striated monofilaments
WO2020075566A1 (ja) 摩擦伝動ベルトおよびその製造方法
JP2002538327A5 (ja)
CN101684851A (zh) 动力传输带
JPH0141723B2 (ja)
JPS6132187Y2 (ja)
JPS61140640A (ja) 歯付ベルト
WO2018074207A1 (ja) 摺動布帛
EP0049131B1 (en) Power transmission belt manufacture
WO2008069296A1 (ja) エアバッグ用基布及びエアバッグ
US11168759B2 (en) Fabric for toothed power transmission belt and belt
JP2000346138A (ja) 歯付ベルト、この歯付ベルト用歯付プーリ及び歯付ベルト伝動装置、並びに歯付ベルト製造装置及び歯付ベルト製造方法
JP6846283B2 (ja) 樹脂製ベルト
JPS6139189B2 (ja)
WO2022230872A1 (ja) 歯付ベルト
JP3694101B2 (ja) 自然分解性複合繊維及びその応用製品
JP2002147537A (ja) 歯付ベルト
WO2023129433A1 (en) Reinforced-elastomer article with microporous polymeric film
JPH0570737B2 (ja)
JP2007231977A (ja) 歯付ベルトおよびこれに用いる歯部補強材
JPH09273605A (ja) 動力伝動用ベルト