JPS61140532A - 塩水からのグリセリンの回収方法 - Google Patents
塩水からのグリセリンの回収方法Info
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- JPS61140532A JPS61140532A JP60276656A JP27665685A JPS61140532A JP S61140532 A JPS61140532 A JP S61140532A JP 60276656 A JP60276656 A JP 60276656A JP 27665685 A JP27665685 A JP 27665685A JP S61140532 A JPS61140532 A JP S61140532A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/74—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
- C07C29/76—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
- C07C29/80—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by distillation
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、グリセリンを含有する塩水(salinew
ater)からのグリセリンの回収方法に関する。この
方法は、エポキシ樹脂を製造する際に生ずる塩含有の廃
水を処理するのに特に適している。
ater)からのグリセリンの回収方法に関する。この
方法は、エポキシ樹脂を製造する際に生ずる塩含有の廃
水を処理するのに特に適している。
汚染量のグリセリン及びポリグリセライドとを含有する
廃水流は、たとえばエポキシ樹脂の製造におけるような
各種の工業工程で発生する。この種の廃水流を受入河川
中へ放出しつるためには、有機成分を相当に減少させて
法的規制基準に合致させねばならない。たとえば、エピ
クロルヒドリンとビスフェノールとの反応によるエポキ
シ樹脂の製造は、少量のグリセリン及びポリグリセライ
ドだけでなくアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の無機塩をも含有する廃水流を生ずることがある。
廃水流は、たとえばエポキシ樹脂の製造におけるような
各種の工業工程で発生する。この種の廃水流を受入河川
中へ放出しつるためには、有機成分を相当に減少させて
法的規制基準に合致させねばならない。たとえば、エピ
クロルヒドリンとビスフェノールとの反応によるエポキ
シ樹脂の製造は、少量のグリセリン及びポリグリセライ
ドだけでなくアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の無機塩をも含有する廃水流を生ずることがある。
この種の廃水流の処分は、焼却による廃棄に対する腐蝕
/汚染問題を引き起こす金属塩の存在、および生物分解
に対し耐性であるポリグリセライド(グリセリンのテロ
マー)の存在によって困難かつ高価となる。さらに、多
量の価値あるグリセリンを回収することも極めて望まし
い。
/汚染問題を引き起こす金属塩の存在、および生物分解
に対し耐性であるポリグリセライド(グリセリンのテロ
マー)の存在によって困難かつ高価となる。さらに、多
量の価値あるグリセリンを回収することも極めて望まし
い。
米国特許第4,164,507号明細書は、ポリグリセ
ライドと塩とよりなるグリセリン製造の際の重要な最終
廃棄物からn−ブタノールでの処理により塩を分離する
ことに関するものであることが注目される。
ライドと塩とよりなるグリセリン製造の際の重要な最終
廃棄物からn−ブタノールでの処理により塩を分離する
ことに関するものであることが注目される。
本発明の目的は、多量に排出されるグリセリンの回収方
法を提供することである。
法を提供することである。
したがって、本発明は、グリセリン含有の塩水供給流か
らグリセリンを回収するに際し、(a)前記供給流を蒸
発させてこの供給流中に存在する水の少なくとも約90
%を除去することにより供給流の塩含有量の幾分かを沈
澱させて、液体の塩水グリセリン濃縮物流と沈澱した塩
とを得、 (b)工程(a)からの濃縮物流を1−ペンタノールよ
り実質的になるまたはペンタノールの混合物よりなるペ
ンタノールと約115〜160℃の温度にて約1:1〜
約5:1のペンタノール対供給物の重量比で接触させる
ことにより、濃縮物流中に溶解している多量の塩を沈澱
させると共に液体の濃縮物−ペンタノール混合物を生成
し、(c)液体の濃縮物−ペンタノール混合物を沈澱し
た塩から分離し、 (d)工程(c)からの前記液体の濃縮物−ペンタノー
ル混合物を少なくとも1つのフラッシュ帯域に導入して
、実質的にペンタノールと少量の水とからなる頂部フラ
クションとグリセリン含有の底部フラクションとを分離
し、 (e)工程(d)からの頂部フラクションの少なくとも
1部を水除去工程に通して、工程(d)からの頂部フラ
クションよりも実質的に水含有量の少ない乾燥頂部フラ
クションを得、 (f)工程(e)からの乾燥頂部フラクションを前記接
触工程(b)へ循環し、かつ (0)工程(d)からの底部フラクションを減圧分溜に
より蒸溜して、グリセリンを頂部フラクションとして得
る ことを特徴とするグリセリンの回収方法を提供する。
らグリセリンを回収するに際し、(a)前記供給流を蒸
発させてこの供給流中に存在する水の少なくとも約90
%を除去することにより供給流の塩含有量の幾分かを沈
澱させて、液体の塩水グリセリン濃縮物流と沈澱した塩
とを得、 (b)工程(a)からの濃縮物流を1−ペンタノールよ
り実質的になるまたはペンタノールの混合物よりなるペ
ンタノールと約115〜160℃の温度にて約1:1〜
約5:1のペンタノール対供給物の重量比で接触させる
ことにより、濃縮物流中に溶解している多量の塩を沈澱
させると共に液体の濃縮物−ペンタノール混合物を生成
し、(c)液体の濃縮物−ペンタノール混合物を沈澱し
た塩から分離し、 (d)工程(c)からの前記液体の濃縮物−ペンタノー
ル混合物を少なくとも1つのフラッシュ帯域に導入して
、実質的にペンタノールと少量の水とからなる頂部フラ
クションとグリセリン含有の底部フラクションとを分離
し、 (e)工程(d)からの頂部フラクションの少なくとも
1部を水除去工程に通して、工程(d)からの頂部フラ
クションよりも実質的に水含有量の少ない乾燥頂部フラ
クションを得、 (f)工程(e)からの乾燥頂部フラクションを前記接
触工程(b)へ循環し、かつ (0)工程(d)からの底部フラクションを減圧分溜に
より蒸溜して、グリセリンを頂部フラクションとして得
る ことを特徴とするグリセリンの回収方法を提供する。
以下、添附図面を参照して本発明を実施例につきより詳
細に説明する。
細に説明する。
本発明によれば、約1〜約7重量%という少量のグリセ
リンを含有する塩水流を処理して、グリセリンを経済的
に回収すると共に残余の流れの廃棄に関する問題を相当
に減少させる。たとえば塩化ナトリウムおよび塩化カル
シウムのようなアルカリ金属および/またはアルカリ土
類金属の金属塩を著量に含有するこのような廃水流の処
分は、少量であるが認めうるmのたとえばグリセリンの
ような水溶性有機物質が存在するため困難かつ高価とな
る。さらに、たとえばアルキド樹脂、タバコ、セロファ
ン、薬品および化粧品などの各種の用途に有用である価
値あるグリセリンの回収および販売は、廃棄問題に関す
る全経費を節減する。
リンを含有する塩水流を処理して、グリセリンを経済的
に回収すると共に残余の流れの廃棄に関する問題を相当
に減少させる。たとえば塩化ナトリウムおよび塩化カル
シウムのようなアルカリ金属および/またはアルカリ土
類金属の金属塩を著量に含有するこのような廃水流の処
分は、少量であるが認めうるmのたとえばグリセリンの
ような水溶性有機物質が存在するため困難かつ高価とな
る。さらに、たとえばアルキド樹脂、タバコ、セロファ
ン、薬品および化粧品などの各種の用途に有用である価
値あるグリセリンの回収および販売は、廃棄問題に関す
る全経費を節減する。
本方法は、たとえばエピクロルヒドリンとビスフェノー
ルAとの反応によるエポキシ樹脂の製造から生ずる塩水
廃棄流を処理するのに特に適している。この種の廃棄流
は、少量(たとえば約1〜約1重量%)のグリセリンを
若干のグリセリンテγ、−および約2〜約17重世%の
ような著量のアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の塩と共に含有する。代表的塩類はたとえばナトリ
ウム、カリウム、リチウム、カルシウムおよびバリウム
のような金属の炭酸塩、塩化物および臭化物である。一
般に、この方法は効率の高い蒸発装置と手法とを用いる
ことにより水を除去して多量(すなわち少なくとも約8
5重量%)の無機塩含有物を沈澱させる。この蒸発技術
は本発明の1部でなく、当業者に周知である。代表的技
術は単式もしくは多重短管式効用缶(カランドリャ)を
包含し、これらは典型的には減圧下で操作される。一般
に、単式効用缶と多重効用缶との間の最も経済的な選択
は、水蒸気の経費と全蒸発負荷とに依存する。
ルAとの反応によるエポキシ樹脂の製造から生ずる塩水
廃棄流を処理するのに特に適している。この種の廃棄流
は、少量(たとえば約1〜約1重量%)のグリセリンを
若干のグリセリンテγ、−および約2〜約17重世%の
ような著量のアルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の塩と共に含有する。代表的塩類はたとえばナトリ
ウム、カリウム、リチウム、カルシウムおよびバリウム
のような金属の炭酸塩、塩化物および臭化物である。一
般に、この方法は効率の高い蒸発装置と手法とを用いる
ことにより水を除去して多量(すなわち少なくとも約8
5重量%)の無機塩含有物を沈澱させる。この蒸発技術
は本発明の1部でなく、当業者に周知である。代表的技
術は単式もしくは多重短管式効用缶(カランドリャ)を
包含し、これらは典型的には減圧下で操作される。一般
に、単式効用缶と多重効用缶との間の最も経済的な選択
は、水蒸気の経費と全蒸発負荷とに依存する。
エネルギー経費が極めて高価となる場合、水蒸気再圧縮
技術を使用するのが適している。
技術を使用するのが適している。
蒸気圧縮蒸発法を使用することができる。この方法の各
工程は水除去の程度に関して限界があるので蒸気圧縮蒸
発の数工程を直列で用い、或いは少な(とも1個の蒸気
圧縮装置に続いて1個もしくはそれ以上の蒸発効用缶を
使用するのが適している。
工程は水除去の程度に関して限界があるので蒸気圧縮蒸
発の数工程を直列で用い、或いは少な(とも1個の蒸気
圧縮装置に続いて1個もしくはそれ以上の蒸発効用缶を
使用するのが適している。
蒸発により沈澱した塩は、ペンタノールとの接触前に、
或いは所望に応じてペンタノールと接触させた後に分離
することができる。通常、蒸発後の液相はa1度のグリ
セリンと恐らく有機物質(たとえばグリセリンテロマー
など)のため極めて粘稠になっている。有利には、蒸発
工程からの全流出物とペンタノールとの接触は混合物の
粘度を相当に低下させると同時に、さらに塩をも沈澱さ
せて塩の良好な分離を1工程で可能にする。
或いは所望に応じてペンタノールと接触させた後に分離
することができる。通常、蒸発後の液相はa1度のグリ
セリンと恐らく有機物質(たとえばグリセリンテロマー
など)のため極めて粘稠になっている。有利には、蒸発
工程からの全流出物とペンタノールとの接触は混合物の
粘度を相当に低下させると同時に、さらに塩をも沈澱さ
せて塩の良好な分離を1工程で可能にする。
沈澱した塩は、公知技術たとえば濾過、遠心分離、デカ
ンテーションなどにより液相から分離して、そのまま廃
棄したり或いは所望に応じてさらに処理することができ
る。
ンテーションなどにより液相から分離して、そのまま廃
棄したり或いは所望に応じてさらに処理することができ
る。
本発明によれば蒸発工程からの流出物を、実質的にペン
タノール類であるアルカノール流と接触させる。市販の
ペンタノール類の異性体混合物が適しているが、粗製(
90垂量%)1−ペンタノールを用いれば良好な結果が
得られる。原理的にはたとえばブタノールもしくはヘキ
サノールのような他のフルカノール類も使用しうるが、
本発明により水性流を処理するには、これら他のフルカ
ノール類の高い溶解性/混和性は、不当な損失および/
またはより高いかつより経費のかかる操作温度を避ける
ために、面倒な回収工程を必要とすることが判明した。
タノール類であるアルカノール流と接触させる。市販の
ペンタノール類の異性体混合物が適しているが、粗製(
90垂量%)1−ペンタノールを用いれば良好な結果が
得られる。原理的にはたとえばブタノールもしくはヘキ
サノールのような他のフルカノール類も使用しうるが、
本発明により水性流を処理するには、これら他のフルカ
ノール類の高い溶解性/混和性は、不当な損失および/
またはより高いかつより経費のかかる操作温度を避ける
ために、面倒な回収工程を必要とすることが判明した。
ペンタノールを、存在するほぼ全ての塩を沈澱させるの
に充分な量で且つペンタノールおよびグリセリン含有相
の完全な混和を確保するのに充分高い温度にて、蒸発工
程の液体スラリー流出物と接触させかつ混合する。一般
に、115℃〜約160℃の範囲の温度で充分であるが
、有利にはこの接触工程のための温度範囲は約120〜
約155℃である。塩を沈澱させるのに必要なペンタノ
ールの量は、存在するグリセリン、塩、水およびその他
の有機物質の相対量に応じて若干変化する。一般に、存
在する塩のほぼ完全な沈澱は、ペンタノールを濃縮物流
へ約1:1〜約5:1のペンタノール対流出物重量比に
て添加すれば達成することができ、有利な具体例におい
ては約2.5:1〜約4.5:1の比である。5:1よ
りも大きいペンタノール対濃縮物流の重量比をも勿論使
用しうるが、そのような高い比率の使用はエネルギー的
にも資本要求の点でもこの方法の経費を増大させる。
に充分な量で且つペンタノールおよびグリセリン含有相
の完全な混和を確保するのに充分高い温度にて、蒸発工
程の液体スラリー流出物と接触させかつ混合する。一般
に、115℃〜約160℃の範囲の温度で充分であるが
、有利にはこの接触工程のための温度範囲は約120〜
約155℃である。塩を沈澱させるのに必要なペンタノ
ールの量は、存在するグリセリン、塩、水およびその他
の有機物質の相対量に応じて若干変化する。一般に、存
在する塩のほぼ完全な沈澱は、ペンタノールを濃縮物流
へ約1:1〜約5:1のペンタノール対流出物重量比に
て添加すれば達成することができ、有利な具体例におい
ては約2.5:1〜約4.5:1の比である。5:1よ
りも大きいペンタノール対濃縮物流の重量比をも勿論使
用しうるが、そのような高い比率の使用はエネルギー的
にも資本要求の点でもこの方法の経費を増大させる。
接触は任意の慣用の混合法で行なうことができ、ペンタ
ノールと濃縮物流とを塩を沈澱させるのに充分な時間に
わたり緊密接触させる。ペンタノールと濃縮物流とを完
全混合した後に塩沈澱が極めて急速に生ずるので、バッ
チ式または連続式のいずれの混合も適当に使用すること
ができる。プラント規模の操作については、たとえばパ
イプラインまたは静置ミキサのような連続接触法を使用
することができる。
ノールと濃縮物流とを塩を沈澱させるのに充分な時間に
わたり緊密接触させる。ペンタノールと濃縮物流とを完
全混合した後に塩沈澱が極めて急速に生ずるので、バッ
チ式または連続式のいずれの混合も適当に使用すること
ができる。プラント規模の操作については、たとえばパ
イプラインまたは静置ミキサのような連続接触法を使用
することができる。
接触は撹拌容器において適当に行なうことができ、この
場合ペンタノールと濃縮物流とを別々に或いは一緒に容
器底部よりも上方の個所から容器中に添加し、沈澱した
塩とペンタノールと濃縮物流との混合物を容器の底部か
らスラリーとして抜き取る。
場合ペンタノールと濃縮物流とを別々に或いは一緒に容
器底部よりも上方の個所から容器中に添加し、沈澱した
塩とペンタノールと濃縮物流との混合物を容器の底部か
らスラリーとして抜き取る。
ペンタノールと濃縮物流とを接触させた後、沈澱した塩
を含有する生成スラリー混合物をスラリーとして固体−
液体分離帯域へ移送し、ここで沈澱塩を分離して殆んど
塩を含有しない液体の濃縮物−ペンタノール混合物を得
る。
を含有する生成スラリー混合物をスラリーとして固体−
液体分離帯域へ移送し、ここで沈澱塩を分離して殆んど
塩を含有しない液体の濃縮物−ペンタノール混合物を得
る。
ペンタノールの使用により、沈澱塩の分離は接触工程の
温度とほぼ同じ温度、たとえば約115℃〜160℃、
特に約120〜約155℃にて行なうことができる。本
発明の方法におけるこの工程で使用するのに適した慣用
の固体−液体分離法は遠°心分離、重力分離および濾過
を包含する。たとえば窒素もしくは二酸化炭素などの不
活性気体を使用する加圧濾過が、液体の濃縮物、−ペン
タノール混合物を急速分離するのに有利である。一般に
、分離された塩は極く少量(約10重量%未満、たとえ
ば約5重量%未満)の有機含有物を含み、そのまま廃棄
したり或いは所望に応じてさらに精製することができる
。
温度とほぼ同じ温度、たとえば約115℃〜160℃、
特に約120〜約155℃にて行なうことができる。本
発明の方法におけるこの工程で使用するのに適した慣用
の固体−液体分離法は遠°心分離、重力分離および濾過
を包含する。たとえば窒素もしくは二酸化炭素などの不
活性気体を使用する加圧濾過が、液体の濃縮物、−ペン
タノール混合物を急速分離するのに有利である。一般に
、分離された塩は極く少量(約10重量%未満、たとえ
ば約5重量%未満)の有機含有物を含み、そのまま廃棄
したり或いは所望に応じてさらに精製することができる
。
固体の塩沈澱物から液体の濃縮物−ペンタノール混合物
を分離した後、この液体混合物を低圧(たとえば約30
〜約150にPa)で操作されるフラッシュ帯域中へ導
入して、このフラッシュ帯域へ供給された液体混合物中
に存在する水の少なくとも多量(たとえば約75重量%
以上)とペンタノールの実質的部分とからなる頂部フラ
クションを、実質的にペンタノールとグリセリンと若干
のグリセリンテロマーと極めて少量(それぞれ約1重量
%未満)の水および塩とよりなる底部フラクションから
分離する。
を分離した後、この液体混合物を低圧(たとえば約30
〜約150にPa)で操作されるフラッシュ帯域中へ導
入して、このフラッシュ帯域へ供給された液体混合物中
に存在する水の少なくとも多量(たとえば約75重量%
以上)とペンタノールの実質的部分とからなる頂部フラ
クションを、実質的にペンタノールとグリセリンと若干
のグリセリンテロマーと極めて少量(それぞれ約1重量
%未満)の水および塩とよりなる底部フラクションから
分離する。
フラッシュ帯域は、1個または直列配置された複数の容
器から構成することができる。1個、2個またはそれ以
上のフラッシュ容器を使用するかどうかの選択は、たと
えばユーティリティ経費、資本などを実際に考慮して決
定される。直列で2個のフラッシュ容器を使用する1具
体例においては、第1容器からの頂部フラクションを共
沸蒸溜帯域へ移送して、ここで約95重量%もしくはそ
れ以上の水と約5重塁%未満のペンタノールとを含有す
る頂部フラクションとして水を分離する。この共沸蒸溜
により分離される水の量は極めて少量であるため、除去
された水の有機含有物は慣用の生物処理施設に直接廃棄
することができ、しかもこの生物処理に対し不当な負荷
を生ぜしめない。
器から構成することができる。1個、2個またはそれ以
上のフラッシュ容器を使用するかどうかの選択は、たと
えばユーティリティ経費、資本などを実際に考慮して決
定される。直列で2個のフラッシュ容器を使用する1具
体例においては、第1容器からの頂部フラクションを共
沸蒸溜帯域へ移送して、ここで約95重量%もしくはそ
れ以上の水と約5重塁%未満のペンタノールとを含有す
る頂部フラクションとして水を分離する。この共沸蒸溜
により分離される水の量は極めて少量であるため、除去
された水の有機含有物は慣用の生物処理施設に直接廃棄
することができ、しかもこの生物処理に対し不当な負荷
を生ぜしめない。
共沸蒸溜からの底部フラクションは実質的にペンタノー
ルであり、これを本方法の接触工程へ循環することがで
きる。第1フラッシュ容器からの底部フラクションを第
2フラッシュ容器へ導入して、ここでペンタノールと事
前に除去されていない水(もし存在すれば)との残部と
を頂部から抜き取って、これを本方法の接触工程へ循環
する。有利な具体例において、第1フラッシュ容器から
の底。
ルであり、これを本方法の接触工程へ循環することがで
きる。第1フラッシュ容器からの底部フラクションを第
2フラッシュ容器へ導入して、ここでペンタノールと事
前に除去されていない水(もし存在すれば)との残部と
を頂部から抜き取って、これを本方法の接触工程へ循環
する。有利な具体例において、第1フラッシュ容器から
の底。
部フラクションと第2フラッシュ容器からの頂部フラク
ションとを混合して、本方法の接触工程へ循環する。
ションとを混合して、本方法の接触工程へ循環する。
他の具体例においては、実質的にペンタノールからなる
第1フラッシュ容器の頂部フラクションを間接熱交換に
より凝縮させて、これを単独で或いは下部水フラクショ
ンからペンタノールを相分離させる後続の乾燥工程から
生ずる1つもしくはそれ以上のペンタノール流と一緒に
接触帯域へ循環する。この具体例においては、第1フラ
ッシュ容器からの底部フラクションを外部の冷却源との
間接的熱交換によりさらに約80℃以下の温度まで冷却
し、先金相分離に充分な滞留時間(約20分間乃至数時
間)を与えるのに適する寸法の相分離容器へ移送する。
第1フラッシュ容器の頂部フラクションを間接熱交換に
より凝縮させて、これを単独で或いは下部水フラクショ
ンからペンタノールを相分離させる後続の乾燥工程から
生ずる1つもしくはそれ以上のペンタノール流と一緒に
接触帯域へ循環する。この具体例においては、第1フラ
ッシュ容器からの底部フラクションを外部の冷却源との
間接的熱交換によりさらに約80℃以下の温度まで冷却
し、先金相分離に充分な滞留時間(約20分間乃至数時
間)を与えるのに適する寸法の相分離容器へ移送する。
次いで、上部ペンタノール相を相分離容器から除去し、
これを単独で或いはフラッシュ帯域及びその後の蒸溜帯
域とからの他のペンタノール流と一緒にして本方法の接
触工程へ循環する。相分離器からのペンタノール−グリ
セリン−水含有の底部混合物を分溜にかけて、ペンタノ
ールおよび水の全部を頂部フラクションとして分離しか
つグリセリンとグリセリンテロマーと微量の塩との底部
混合物を減圧蒸溜帯域へ移送する。
これを単独で或いはフラッシュ帯域及びその後の蒸溜帯
域とからの他のペンタノール流と一緒にして本方法の接
触工程へ循環する。相分離器からのペンタノール−グリ
セリン−水含有の底部混合物を分溜にかけて、ペンタノ
ールおよび水の全部を頂部フラクションとして分離しか
つグリセリンとグリセリンテロマーと微量の塩との底部
混合物を減圧蒸溜帯域へ移送する。
分溜帯域からの頂部フラクションを約45℃以下の温度
まで冷却し、第2相分離帯域へ移送して相分離を完結す
る。第2相分離の後、上部アルコール相を単独で或いは
フラッジユニ程および第1相分離から生ずるペンタノー
ル流と一緒にして本方法の接触工程へ循環する。
まで冷却し、第2相分離帯域へ移送して相分離を完結す
る。第2相分離の後、上部アルコール相を単独で或いは
フラッジユニ程および第1相分離から生ずるペンタノー
ル流と一緒にして本方法の接触工程へ循環する。
当業者には明らかなように、接触工程の温度は、添加す
るペンタノールの温度を調整して適当に調節することが
できる。さらに、本方法における少量のペンタノール損
失を補うには、少はのペンタノールを循環ペンタノール
と一緒に加えて本方法の接触工程におけるペンタノール
対濃厚物の所望比を維持する。一般に、補給ペンタノー
ルの量は、本方法の接触工程に添加するペンタノールの
約3重量%未満である。
るペンタノールの温度を調整して適当に調節することが
できる。さらに、本方法における少量のペンタノール損
失を補うには、少はのペンタノールを循環ペンタノール
と一緒に加えて本方法の接触工程におけるペンタノール
対濃厚物の所望比を維持する。一般に、補給ペンタノー
ルの量は、本方法の接触工程に添加するペンタノールの
約3重量%未満である。
次いで、分溜基からの塔底フラクションを減圧分溜にか
けて、少量のグリセリンテロマーを含有するグリセリン
を塔頂フラクションとして分離し、この塔頂フラクショ
ンを貯蔵或いは所望に応じさらに精製するため移送する
。
けて、少量のグリセリンテロマーを含有するグリセリン
を塔頂フラクションとして分離し、この塔頂フラクショ
ンを貯蔵或いは所望に応じさらに精製するため移送する
。
減圧分溜帯域からの塔底フラクションは主としてグリセ
リンテロマーおよびその他の有機物からなるが、極めて
少量のグリセリンおよび塩を含み、たとえば焼却または
湿式酸化のような塩汚染からの問題を生じない廃棄手段
に移送することができる。
リンテロマーおよびその他の有機物からなるが、極めて
少量のグリセリンおよび塩を含み、たとえば焼却または
湿式酸化のような塩汚染からの問題を生じない廃棄手段
に移送することができる。
グリセリンを塩水流から回収する本発明の有利な実施例
の概略フローダイヤグラムを示す図面につき説明する。
の概略フローダイヤグラムを示す図面につき説明する。
この図面は、典型的な方法に存在する慣用の装備および
弁を示すことを目的としない。 たとえばビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリンとの反応によるエポキシ樹脂
の製造から生じ、約1〜約7重量%のグリセリンを含有
するグリセリン含有の塩水供給流を経路4を介して蒸発
帯域8へ導入し、ここで供給流に元来存在する水の約9
5重量%を数段階で約100〜約65℃の温度かつ約1
00〜20にPaの圧力にて除去する。水を経路6を介
して頂部から除去して、沈澱塩と約5重量%未満の水と
を含有する液体の濃厚物流を生成させる。経路10を介
して移送した濃縮物流を、経路12を介して添加された
ペンタノールと4;1のペンタノール対濃厚物重聞比に
て接触させ、かつ混合物を経路14を介して約150℃
の温度の沈澱装置16中へ移送し、濃厚物流中に存在す
る塩の少なくとも約85重量%を沈澱させる。濃厚物と
ペンタノールとの完全接触および塩の沈澱を行なうのに
充分な滞留時間、たとえば5分間乃至2時間保った後、
濃厚物流とペンタノールと沈澱塩との混合物を、経路1
8を介し沈澱容器の底部からスラリー状として除去する
。濃厚物とペンタノールとの液体混合物を次いで遠心分
離器にて固体の沈澱塩から分離し、経路24を介して2
個の連続する容器26および46(それぞれ第1および
第2フラッシュ装置)からなるフラッシュ帯域へ移送す
る。遠心分離器20からの塩は経路22を介して廃棄ま
たは所望に応じ再使用するために除去される。
弁を示すことを目的としない。 たとえばビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリンとの反応によるエポキシ樹脂
の製造から生じ、約1〜約7重量%のグリセリンを含有
するグリセリン含有の塩水供給流を経路4を介して蒸発
帯域8へ導入し、ここで供給流に元来存在する水の約9
5重量%を数段階で約100〜約65℃の温度かつ約1
00〜20にPaの圧力にて除去する。水を経路6を介
して頂部から除去して、沈澱塩と約5重量%未満の水と
を含有する液体の濃厚物流を生成させる。経路10を介
して移送した濃縮物流を、経路12を介して添加された
ペンタノールと4;1のペンタノール対濃厚物重聞比に
て接触させ、かつ混合物を経路14を介して約150℃
の温度の沈澱装置16中へ移送し、濃厚物流中に存在す
る塩の少なくとも約85重量%を沈澱させる。濃厚物と
ペンタノールとの完全接触および塩の沈澱を行なうのに
充分な滞留時間、たとえば5分間乃至2時間保った後、
濃厚物流とペンタノールと沈澱塩との混合物を、経路1
8を介し沈澱容器の底部からスラリー状として除去する
。濃厚物とペンタノールとの液体混合物を次いで遠心分
離器にて固体の沈澱塩から分離し、経路24を介して2
個の連続する容器26および46(それぞれ第1および
第2フラッシュ装置)からなるフラッシュ帯域へ移送す
る。遠心分離器20からの塩は経路22を介して廃棄ま
たは所望に応じ再使用するために除去される。
濃厚物−ペンタノール混合物は経路24を介し約150
℃の温度かつ約130にPaの圧力にて操作される第1
フラッシュ容器26に流入して、少なくとも約80重量
%のペンタノールと第1フラッシュ装置に流入する流れ
に存在する水の大部分(90重量%以上)と典型的には
約5重量%未満のグリセリンとからなる頂部フラクショ
ンを分離する。この頂部フラクションを経路28により
共沸蒸溜塔30を例とする乾燥帯域へ移送し、ここで全
部の水を塔頂フラクションとして除去すると共に、極め
て少量のグリセリンを含有するペンタノール塔底フラク
ションを経路40を介し塔底フラクションとして除去し
、経路50および12を介し循環させて経路10におい
て追加濃縮物と接触させる。他の有利な実施例において
、共沸蒸溜塔30からの塔頂フラクションを経路32、
冷却器33および経路34を介し約40℃の温度で操作
される相分離容器35中へ移送する。
℃の温度かつ約130にPaの圧力にて操作される第1
フラッシュ容器26に流入して、少なくとも約80重量
%のペンタノールと第1フラッシュ装置に流入する流れ
に存在する水の大部分(90重量%以上)と典型的には
約5重量%未満のグリセリンとからなる頂部フラクショ
ンを分離する。この頂部フラクションを経路28により
共沸蒸溜塔30を例とする乾燥帯域へ移送し、ここで全
部の水を塔頂フラクションとして除去すると共に、極め
て少量のグリセリンを含有するペンタノール塔底フラク
ションを経路40を介し塔底フラクションとして除去し
、経路50および12を介し循環させて経路10におい
て追加濃縮物と接触させる。他の有利な実施例において
、共沸蒸溜塔30からの塔頂フラクションを経路32、
冷却器33および経路34を介し約40℃の温度で操作
される相分離容器35中へ移送する。
ペンタノール上相を共沸蒸溜へ循環する一方、極めて少
量(約5重量%未満)のペンタノールを含有する水性下
相を慣用の生物処理施設で直接に処理したり、或いは所
望に応じさらに精製することができる。
量(約5重量%未満)のペンタノールを含有する水性下
相を慣用の生物処理施設で直接に処理したり、或いは所
望に応じさらに精製することができる。
第1フラッシュ容器からの主としてグリセリンとペンタ
ノールとグリセリンテロマーと極めて少量の水および塩
とを含有する底部フラクションを、経路44を介し約1
70℃の温度かつ約60にPaの圧力にて操作される第
2フラッシュ容器46へ移送する。
ノールとグリセリンテロマーと極めて少量の水および塩
とを含有する底部フラクションを、経路44を介し約1
70℃の温度かつ約60にPaの圧力にて操作される第
2フラッシュ容器46へ移送する。
このフラッシュ容器46からの頂部フラクションは、主
として全てのペンタノールと第1フラッシュ容器26か
らの底部フラクションに残留した全ての水とよりなって
いる。約3重量%までの水を含有しうるフラッシュした
蒸溜塔頂フラクションを経路48を介し除去して、経路
50および12を介し本方法の接触工程へ循環する。主
としてグリセリンと他の有機物質と極めて少量の塩とよ
りなる第2フラッシュ容器46からの残部フラクション
を、経路56を介し約2〜約5にpaの減圧かつ約19
0℃の塔底温度で操作される減圧蒸溜帯域58へ移送す
る。グリセリンを経路60を介し塔頂減圧蒸溜物として
得、これは少量のグリセリン関連有機物質を含有するこ
とがある。僅か約2〜3重量%の塩を含有する減圧蒸溜
塔58からの塔底フラクションを、経路62を介してた
とえば焼却または湿式酸化などの廃棄処分のため除去し
、しばしば高温含有量に伴なう問題を惹起しない。
として全てのペンタノールと第1フラッシュ容器26か
らの底部フラクションに残留した全ての水とよりなって
いる。約3重量%までの水を含有しうるフラッシュした
蒸溜塔頂フラクションを経路48を介し除去して、経路
50および12を介し本方法の接触工程へ循環する。主
としてグリセリンと他の有機物質と極めて少量の塩とよ
りなる第2フラッシュ容器46からの残部フラクション
を、経路56を介し約2〜約5にpaの減圧かつ約19
0℃の塔底温度で操作される減圧蒸溜帯域58へ移送す
る。グリセリンを経路60を介し塔頂減圧蒸溜物として
得、これは少量のグリセリン関連有機物質を含有するこ
とがある。僅か約2〜3重量%の塩を含有する減圧蒸溜
塔58からの塔底フラクションを、経路62を介してた
とえば焼却または湿式酸化などの廃棄処分のため除去し
、しばしば高温含有量に伴なう問題を惹起しない。
以上の説明および添付図面から、当業者には本発明の種
々の改変をなしうることが明らかであろう。これらの改
変も本発明の範囲内に包含される。
々の改変をなしうることが明らかであろう。これらの改
変も本発明の範囲内に包含される。
図面は本発明による好適実施例の略流れ図である。
8・・・蒸発帯域 16・・・沈澱装置20・・
・遠心分離器 26・・・第1フラツジl容器30
・・・共沸蒸溜塔 33・・・冷W器35・・・相
分離容器 46・・・第2フラッシュ容器58・・
・減圧蒸溜塔
・遠心分離器 26・・・第1フラツジl容器30
・・・共沸蒸溜塔 33・・・冷W器35・・・相
分離容器 46・・・第2フラッシュ容器58・・
・減圧蒸溜塔
Claims (7)
- (1)グリセリン含有の塩水供給流からグリセリンを回
収するに際し、 (a)前記供給流を蒸発させてこの供給流中に存在する
水の少なくとも約90%を除去することにより供給流中
の塩成分の幾分かを沈澱させて、液体の塩グリセリン濃
縮物流と沈澱した塩とを得、(b)工程(a)からの濃
縮物流を1−ペンタノールより実質的になるまたはペン
タノールの混合物よりなるペンタノールと約115〜1
60℃の温度にて約1:1〜約5:1のペンタノール対
供給物の重量比で接触させることにより、濃縮物流中に
溶解している塩の大部分を沈澱させると共に液体の濃縮
物−ペンタノール混合物を生成し、(c)液体の濃縮物
−ペンタノール混合物を沈澱した塩から分離し、 (d)工程(c)からの前記液体の濃縮物−ペンタノー
ル混合物を少なくとも 1つのフラッシュ帯域に導入し
て、実質的にペンタノールと少量の水とからなる頂部フ
ラクシヨンとグリセリン含有の底部フラクシヨンとを分
離し、 (e)工程(d)からの頂部フラクシヨンの少なくとも
1部を水除去工程に通して、工程(d)からの頂部フラ
クシヨンよりも実質的に水含有量の少ない乾燥頂部フラ
クシヨンを得、 (f)工程(e)からの乾燥頂部フラクシヨンを前記接
触工程(b)へ循環し、かつ (g)工程(d)からの底部フラクシヨンを減圧分溜に
より蒸溜して、グリセリンを頂部フラクシヨンとして得
る ことを特徴とするグリセリンの回収方法。 - (2)ペンタノール流が実質的に1−ペンタノールであ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3)工程(b)においてペンタノール対供給物の重量
比が2.5:1〜4.5:1の重量比である特許請求の
範囲第1項記載の方法。 - (4)工程(e)において水除去工程が共沸蒸溜からな
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (5)塩水供給流が約1〜約7重量%のグリセリンを含
有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (6)塩水供給流が約2〜約17重量%のアルカリ金属
および/またはアルカリ土類金属の無機塩を含有する特
許請求の範囲第1項記載の方法。 - (7)工程(d)においてフラッシュ帯域が直列に配置
された少なくとも2個のフラッシュ容器からなり、第1
フラッシュ容器からの底部フラクシヨンを第2フラッシ
ュ容器に供給物として移送し、かつ第1容器からの頂部
フラクシヨンを水除去工程(e)に通した後に水除去工
程にかけられていない第2フラッシュ帯域からの頂部フ
ラクシヨンと混合して混合流を生成させ、この混合流を
接触工程(b)へ循環する特許請求の範囲第1項記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US679773 | 1984-12-10 | ||
US06/679,773 US4560812A (en) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | Recovery of glycerine from saline waters |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140532A true JPS61140532A (ja) | 1986-06-27 |
JPH0558610B2 JPH0558610B2 (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=24728310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60276656A Granted JPS61140532A (ja) | 1984-12-10 | 1985-12-09 | 塩水からのグリセリンの回収方法 |
Country Status (9)
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EP (1) | EP0184880B1 (ja) |
JP (1) | JPS61140532A (ja) |
CN (1) | CN1004695B (ja) |
AT (1) | ATE37020T1 (ja) |
CA (1) | CA1248971A (ja) |
DE (1) | DE3564801D1 (ja) |
ES (1) | ES8701704A1 (ja) |
ZA (1) | ZA859394B (ja) |
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- 1985-11-20 EP EP85201923A patent/EP0184880B1/en not_active Expired
- 1985-11-20 AT AT85201923T patent/ATE37020T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-11-21 CA CA000495851A patent/CA1248971A/en not_active Expired
- 1985-12-07 CN CN85109000.1A patent/CN1004695B/zh not_active Expired
- 1985-12-09 ES ES549714A patent/ES8701704A1/es not_active Expired
- 1985-12-09 ZA ZA859394A patent/ZA859394B/xx unknown
- 1985-12-09 JP JP60276656A patent/JPS61140532A/ja active Granted
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