JPS61136625A - 高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法 - Google Patents
高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法Info
- Publication number
- JPS61136625A JPS61136625A JP25886384A JP25886384A JPS61136625A JP S61136625 A JPS61136625 A JP S61136625A JP 25886384 A JP25886384 A JP 25886384A JP 25886384 A JP25886384 A JP 25886384A JP S61136625 A JPS61136625 A JP S61136625A
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- JP
- Japan
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- cold rolling
- hot
- heat treatment
- silicon steel
- rolled plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
Ｓｌを１．０ｖｒｔ％以上含有する高けい素鋼熱延板を
冷間圧延するまでの間の前処理方法の改良に関し、この
明細書で述べる技術内容は、とくに冷間圧延に供する該
熱延板の有効な省工種的前処理についての開発成果を提
案するところにある。
冷間圧延するまでの間の前処理方法の改良に関し、この
明細書で述べる技術内容は、とくに冷間圧延に供する該
熱延板の有効な省工種的前処理についての開発成果を提
案するところにある。
（従来の技術）
一般にＳｉを２Ａｖｒｔ％以上含有する高けい素鋼熱′
延板（以下単に熱延板という）の前処理は、次のような
工程を経て冷間圧延に供していた。すなわち、 熱間圧延◆焼準化熱処理→酸洗→脱ガス処理今冷間圧延
である。この点については一般的な工程であり、その解
説をした文献はない。
延板（以下単に熱延板という）の前処理は、次のような
工程を経て冷間圧延に供していた。すなわち、 熱間圧延◆焼準化熱処理→酸洗→脱ガス処理今冷間圧延
である。この点については一般的な工程であり、その解
説をした文献はない。
通常、熱間加工においてスラブ加熱の際に成長した粗大
結晶や連続鋳造時に発生した柱状晶結晶を、熱延工種で
完全に分裂、破壊することは困難であり、その後の冷間
圧延、焼鈍工程を通して最終製品までその影響が残存し
、いわゆる部分的な再結晶不良（電磁特性不良）やりジ
ンクが生じるため、冷間圧延前処理にて熱延板の焼準化
熱処理が行われていた。
結晶や連続鋳造時に発生した柱状晶結晶を、熱延工種で
完全に分裂、破壊することは困難であり、その後の冷間
圧延、焼鈍工程を通して最終製品までその影響が残存し
、いわゆる部分的な再結晶不良（電磁特性不良）やりジ
ンクが生じるため、冷間圧延前処理にて熱延板の焼準化
熱処理が行われていた。
ところが、焼準化熱処理は一般に酸素リッチな炉中雰囲
気中にて実施されるため、熱延板の酸化スケールの発生
が不可避で、脱スケールのため通常、焼準化熱処理終了
後に、謔酸、塩酸又は蝋ふつ酸などで酸洗処理を施す必
要があった。
気中にて実施されるため、熱延板の酸化スケールの発生
が不可避で、脱スケールのため通常、焼準化熱処理終了
後に、謔酸、塩酸又は蝋ふつ酸などで酸洗処理を施す必
要があった。
しかし、この酸洗処理では熱延板鋼中に水素が侵入し、
高けい素鋼本来の脆弱さの上にさらに水［ｅ化の影響が
加わるため、熱延板は一層破断し嶋くなり、冷間圧延を
困難にする原因となっていた。そこで通常は、酸洗後に
熱延板を２００ ”Ｃ以上に加熱保持して脱ガス処理を
施し、水素素性対策をとる必要があった。つまり暁準化
熱処理後の酸洗による水素脆性の問題に加え、前処理工
程が煩雑となって操業上、作業性などの問題があった。
高けい素鋼本来の脆弱さの上にさらに水［ｅ化の影響が
加わるため、熱延板は一層破断し嶋くなり、冷間圧延を
困難にする原因となっていた。そこで通常は、酸洗後に
熱延板を２００ ”Ｃ以上に加熱保持して脱ガス処理を
施し、水素素性対策をとる必要があった。つまり暁準化
熱処理後の酸洗による水素脆性の問題に加え、前処理工
程が煩雑となって操業上、作業性などの問題があった。
（発明が解決しようとする問題点）
前述したような熱延板の冷間圧延前処理工程の簡略化、
とくに脱ガス処理工程の省略を、水素脆化の不利なく効
果的に実現し、これによって操業上、作業性の諸問題点
を解決することがこの発明の目的である。
とくに脱ガス処理工程の省略を、水素脆化の不利なく効
果的に実現し、これによって操業上、作業性の諸問題点
を解決することがこの発明の目的である。
（問題点を解決するための手段）
この発明は、Ｓｉを２．０ｖｒｔ％以上含有する高け”
い素鋼熱延板を、その後の焼準化熱処理を経て冷間圧延
に供する際１ 、焼準化熱処理に先立ってまず酸洗してから、無酸化雰
囲気中で焼準化熱処理を施すことを特徴とする高けい素
鋼熱延板の冷間圧延前処理方法である。
い素鋼熱延板を、その後の焼準化熱処理を経て冷間圧延
に供する際１ 、焼準化熱処理に先立ってまず酸洗してから、無酸化雰
囲気中で焼準化熱処理を施すことを特徴とする高けい素
鋼熱延板の冷間圧延前処理方法である。
（作用）
発明者らは、前述したような熱延板の酸洗による水脆化
への影響と、脱水素処理に要する操業上の過大なエネル
ギの消費を防ぐべき冷間圧延前処理について種々調査、
実験の結果、焼準化熱処理において、熱延板の酸化スケ
ールの発生を極力低減するよう制御することで、従来必
要とされていた焼準化熱処理後の酸洗、脱ガス処理を省
略しても冷間圧延が可能であることを新規に知見した。
への影響と、脱水素処理に要する操業上の過大なエネル
ギの消費を防ぐべき冷間圧延前処理について種々調査、
実験の結果、焼準化熱処理において、熱延板の酸化スケ
ールの発生を極力低減するよう制御することで、従来必
要とされていた焼準化熱処理後の酸洗、脱ガス処理を省
略しても冷間圧延が可能であることを新規に知見した。
第１図は、熱延板の焼準化熱処理における炉中雰囲気が
、冷間圧延に際してどのような圧延性を示すか調べた結
果につき比較したグラフである。
、冷間圧延に際してどのような圧延性を示すか調べた結
果につき比較したグラフである。
第１図において（Ａｌは、酸洗処理後に冷間圧延を行っ
た場合であり、（Ｂ）は酸素リッチな焼準化熱処理後に
冷間圧延を行った場合、また＋０１は無酸化焼準化熱処
理後に冷間圧延を行った場合である。
た場合であり、（Ｂ）は酸素リッチな焼準化熱処理後に
冷間圧延を行った場合、また＋０１は無酸化焼準化熱処
理後に冷間圧延を行った場合である。
ここで（Ｂ）および＜Ｃ）は、熱間加工で発生した酸化
スケールを取り除く目的で焼準化熱処理前に酸洗してい
るが、酸素リッチな暁準化熱処理後に冷間圧延を行った
場合（Ｂ）と嗜洗後に冷間圧延を行った場合ｆＡｌを比
較した時、著しく冷間圧延性が低下している。しかし、
無酸化焼準化熱処理後冷間圧延を行った場合（Ｃ） Ｋ
ついては、無酸化焼串比熱処理中に、脱水素効果および
低酸素′雰囲気中での酸化スケールの発生を極力防止す
るため、無酸化焼準化熱処理後の酸洗を省略しても、冷
間圧延性の低下はほとんど見られない。
スケールを取り除く目的で焼準化熱処理前に酸洗してい
るが、酸素リッチな暁準化熱処理後に冷間圧延を行った
場合（Ｂ）と嗜洗後に冷間圧延を行った場合ｆＡｌを比
較した時、著しく冷間圧延性が低下している。しかし、
無酸化焼準化熱処理後冷間圧延を行った場合（Ｃ） Ｋ
ついては、無酸化焼串比熱処理中に、脱水素効果および
低酸素′雰囲気中での酸化スケールの発生を極力防止す
るため、無酸化焼準化熱処理後の酸洗を省略しても、冷
間圧延性の低下はほとんど見られない。
なお無酸化焼準化熱処理において、炉中を無酸化雰囲気
にするためには加熱源として例えば電気、ラジアントチ
ューブを用い、’ｔ＝ｓ＆％保護ガスとして例えばＮ、
ＡＸ、ＨＡＸ 、 ＤＸなどを用いるととくより達成で
きる。
にするためには加熱源として例えば電気、ラジアントチ
ューブを用い、’ｔ＝ｓ＆％保護ガスとして例えばＮ、
ＡＸ、ＨＡＸ 、 ＤＸなどを用いるととくより達成で
きる。
（実施例）
この発明に基づ〈実施例について、ｓｌを８ ｗｔ１含
有する高けい素鋼熱延板を用いて説明する。
有する高けい素鋼熱延板を用いて説明する。
まず熱間圧延により得られた鋼板を一１焼準化熱処理に
先立って次の条件にて酸洗した。
先立って次の条件にて酸洗した。
８％（Ｈｃ！ｌ ）水溶液
酸溶液温度 ８０−９０’Ｃ
酸洗時間 ０．５〜２分
ついで、無酸化（保護ガスとしてＡＩガス使用）した炉
中雰囲気中へ熱延板を導入し、炉中温度９００″Ｃのも
とて８分間の無酸化焼準化熱処理を行った。
中雰囲気中へ熱延板を導入し、炉中温度９００″Ｃのも
とて８分間の無酸化焼準化熱処理を行った。
続いてこの熱延板を通常の冷間圧延に供し、冷間圧延終
了後鋼板の破断の有無について調べた結果、とくに水素
脆化による鋼板の異常は見られなかった。
了後鋼板の破断の有無について調べた結果、とくに水素
脆化による鋼板の異常は見られなかった。
従来法による熱延板の前処理は、前述したように焼準化
熱処理後に酸洗、脱ガス処理を行うため、前処理にかか
る時間として常温で４８ Ｈｒ又は１５０’ｃ ８Ｈ
ｒ必要であるの対し、この発明では前処理が不要となっ
た。
熱処理後に酸洗、脱ガス処理を行うため、前処理にかか
る時間として常温で４８ Ｈｒ又は１５０’ｃ ８Ｈ
ｒ必要であるの対し、この発明では前処理が不要となっ
た。
（発明の効果）
この発明によれば、従来熱延板の前処理に必要不可欠で
あった焼準化熱処理後の酸洗、脱ガス処理を省略するこ
とができ、これによってライン稼動率の向上を図ること
が可能となり、省エネルギ上の効果は非常に大きい。
あった焼準化熱処理後の酸洗、脱ガス処理を省略するこ
とができ、これによってライン稼動率の向上を図ること
が可能となり、省エネルギ上の効果は非常に大きい。
１ｉＥ１図は、焼準化熱処理炉中雰囲気と、冷間圧延性
の関係を示したグラフである。
の関係を示したグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、Ｓｉを２．０ｗｔ％以上含有する高けい素鋼熱延板
を、その後の焼準化熱処理を経て冷間圧延に供する際、 焼準化熱処理に先立つてまず酸洗してから 無酸化雰囲気中で焼準化熱処理を施すことを特徴とする
高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25886384A JPS61136625A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25886384A JPS61136625A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61136625A true JPS61136625A (ja) | 1986-06-24 |
Family
ID=17326077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25886384A Pending JPS61136625A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 高けい素鋼熱延板の冷間圧延前処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61136625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989008729A1 (en) * | 1988-03-10 | 1989-09-21 | Nkk Corporation | Process for pickling electrical steel sheet |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP25886384A patent/JPS61136625A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989008729A1 (en) * | 1988-03-10 | 1989-09-21 | Nkk Corporation | Process for pickling electrical steel sheet |
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